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http://www.asyura2.com/acat/w/we/wej/WEJmYkJudGoxRjI=/100000.html
[リバイバル3] マークレビンソン 中川隆
5. 2023年2月19日 04:44:15 : ZYtW5DPL1k : WEJmYkJudGoxRjI=[1]
2月 16th, 2023
Xというオーディオの本質(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=39406

瀬川先生が「いま、いい音のアンプがほしい」で書かれていたこと、
ほんとうにそのとおりだと実感している。
     *
 そうであっても、若い鋭敏な聴感の作り出す音には、人生の深みや豊かさがもう一歩欠けている。その後のレヴィンソンのアンプの足跡を聴けばわかることだが、彼は結局発狂せずに、むしろ歳を重ねてやや練達の経営者の才能をあらわしはじめたようで、その意味でレヴィンソンのアンプの音には、狂気すれすれのきわどい音が影をひそめ、代って、ML7Lに代表されるような、欠落感のない、いわば物理特性完璧型の音に近づきはじめた。かつてのマランツの音を今日的に再現しはじめたのがレヴィンソンの意図の一端であってみれば、それは当然の帰結なのかもしれないが、しかし一方、私のように、どこか一歩踏み外しかけた微妙なバランスポイントに魅力を感じとるタイプの人間にとってみれば、全き完成に近づくことは、聴き手として安心できる反面、ゾクゾク、ワクワクするような魅力の薄れることが、何となくものたりない。いや、ゾクゾク、ワクワクは、録音の側の、ひいては音楽の演奏の側の問題で、それを、可及的に忠実に録音・再生できさえすれば、ワクワクは蘇る筈だ──という理屈はたしかにある。そうである筈だ、と自分に言い聞かせてみてもなお、しかし私はアンプに限らず、オーディオ機器の鳴らす音のどこか一ヵ所に、その製品でなくては聴けない魅力ないしは昂奮を、感じとりたいのだ。
 結局のところそれは、前述したように、音の質感やバランスを徹底的に追い込んでおいた上で、どこかほんの一ヵ所、絶妙に踏み外して作ることのできたときにのみ、聴くことのできる魅力、であるのかもしれず、そうだとしたら、いまのレヴィンソンはむろんのこと、現在の国産アンプメーカーの多くの、徹底的に物理特性を追い込んでゆく作り方を主流とする今後のアンプの音に、それが果して望めるものかどうか──。
 だがあえて言いたい。今のままのアンプの作り方を延長してゆけば、やがて各社のアンプの音は、もっと似てしまう。そうなったときに、あえて、このアンプでなくては、と人に選ばせるためには、アンプの音はいかにあるべきか。そう考えてみると、そこに、音で苦労し人生で苦労したヴェテランの鋭い感覚でのみ作り出すことのできる、ある絶妙の味わいこそ、必要なのではないかと思われる。
     *
音のバランスと音のアンバランス。
バランスのとれた音を出すのは、そう容易いことではない。
アンバランスな音を出すのは、簡単といっていい。

ここでの瀬川先生がゾクゾク、ワクワクするような魅力は、
全きバランスのとれた音ではなく、そこからちょっとだけアンバランスにした音。
《音の質感やバランスを徹底的に追い込んでおいた上で、どこかほんの一ヵ所、絶妙に踏み外して作ることのできた》音。

あくまでもバランスをとったうえでのアンバランスな音である。
バランスをとることができずに、ただのアンバランスな音であっては、
そこにほんとうの意味でのゾクゾクもワクワクもない。

同時に、未知の音と既知の音のバランスということもある。
http://audiosharing.com/blog/?p=39406

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1178.html#c5

[近代史4] れいわ新選組 大西つねき 中川隆
23. 2023年2月19日 08:53:15 : ZYtW5DPL1k : WEJmYkJudGoxRjI=[2]
生産性の高い社会のゆくすえ - 内田樹の研究室
2023-02-15

 若い経済学者が高齢化について「唯一の解決策ははっきりしている」として、「高齢者の集団自決」を提言したことが話題になっている。「人間は引き際が重要だと思う」ということも、「過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎる」ということも事実の適示としては間違っていない。でも、この人が「解決」と呼んでいるものは、やってもたぶん「解決」にはならないと思う。
 似たようなロジックでかつてドイツは「ユダヤ人問題の最終的解決」を企てた。問題そのものをなくすことで問題が解決できると信じてホロコーストを始めたのである。だが、いくらユダヤ人を殺してもドイツの国運は向上しなかった。やむなく、「チャーチルもルーズベルトもスターリンも世界ユダヤ政府の走狗だ」と「ユダヤ人」概念を拡大解釈することで問題が解決しない理由を説明しようとした。それでも戦況はさらに悪化するばかりだった。最後は「政権の中枢にユダヤのエージェントがいて、政策を失敗に導いている」と言い出す者さえ出てきて体制が滅びた。
 たぶんこの経済学者やそれに賛同する人たちもいずれ同じことを言い出すような気がする。「誤解している人が多いが、『高齢者』というのは生物学的概念ではなくて、社会的概念である。つまり私たちは日本をダメにしている人たちのことを年齢とは無関係に比喩的に『高齢者』と呼んのだ」と「高齢者」概念の拡大を図るのである。
 でも、仮にそうやって「無能な人間」たちを社会から組織的に排除し、発言権を認めず、行政コストもかけない仕組みを作ったとしても、やはり日本の国運の衰退は止まらないだろう。そうなると次には「無能者の排除」を声高に主張している人たち自身のうちに「隠れ無能者」がいて、社会の停滞を引き起こしているのだと言い出す人が出てくるからだ。
 でも、「社会的に有害無益なメンバー」の摘発と排除にどれほど資源を投じてもそれは価値を創り出すことにはならない。社是に「フリーライダーをゼロにすること」を掲げ、全社員がひたすら「働きのないやつ」の摘発と排除業務に励んでいる会社は遠からず売り上げがゼロになるのと同じことである。
(AERA1月26日)
http://blog.tatsuru.com/2023/02/15_1817.html

http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/793.html#c23

[近代史7] 大西つねきの世界 中川隆
7. 中川隆[-12783] koaQ7Jey 2023年2月19日 08:53:55 : ZYtW5DPL1k : WEJmYkJudGoxRjI=[3]
生産性の高い社会のゆくすえ - 内田樹の研究室
2023-02-15

 若い経済学者が高齢化について「唯一の解決策ははっきりしている」として、「高齢者の集団自決」を提言したことが話題になっている。「人間は引き際が重要だと思う」ということも、「過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎる」ということも事実の適示としては間違っていない。でも、この人が「解決」と呼んでいるものは、やってもたぶん「解決」にはならないと思う。
 似たようなロジックでかつてドイツは「ユダヤ人問題の最終的解決」を企てた。問題そのものをなくすことで問題が解決できると信じてホロコーストを始めたのである。だが、いくらユダヤ人を殺してもドイツの国運は向上しなかった。やむなく、「チャーチルもルーズベルトもスターリンも世界ユダヤ政府の走狗だ」と「ユダヤ人」概念を拡大解釈することで問題が解決しない理由を説明しようとした。それでも戦況はさらに悪化するばかりだった。最後は「政権の中枢にユダヤのエージェントがいて、政策を失敗に導いている」と言い出す者さえ出てきて体制が滅びた。
 たぶんこの経済学者やそれに賛同する人たちもいずれ同じことを言い出すような気がする。「誤解している人が多いが、『高齢者』というのは生物学的概念ではなくて、社会的概念である。つまり私たちは日本をダメにしている人たちのことを年齢とは無関係に比喩的に『高齢者』と呼んのだ」と「高齢者」概念の拡大を図るのである。
 でも、仮にそうやって「無能な人間」たちを社会から組織的に排除し、発言権を認めず、行政コストもかけない仕組みを作ったとしても、やはり日本の国運の衰退は止まらないだろう。そうなると次には「無能者の排除」を声高に主張している人たち自身のうちに「隠れ無能者」がいて、社会の停滞を引き起こしているのだと言い出す人が出てくるからだ。
 でも、「社会的に有害無益なメンバー」の摘発と排除にどれほど資源を投じてもそれは価値を創り出すことにはならない。社是に「フリーライダーをゼロにすること」を掲げ、全社員がひたすら「働きのないやつ」の摘発と排除業務に励んでいる会社は遠からず売り上げがゼロになるのと同じことである。
(AERA1月26日)
http://blog.tatsuru.com/2023/02/15_1817.html

http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/162.html#c7

[近代史5] 高齢者は死んでいいのか _ 大西つねき「命、選別しないと駄目だと思いますよ」 中川隆
36. 中川隆[-12782] koaQ7Jey 2023年2月19日 08:54:42 : ZYtW5DPL1k : WEJmYkJudGoxRjI=[4]
生産性の高い社会のゆくすえ - 内田樹の研究室
2023-02-15

 若い経済学者が高齢化について「唯一の解決策ははっきりしている」として、「高齢者の集団自決」を提言したことが話題になっている。「人間は引き際が重要だと思う」ということも、「過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎる」ということも事実の適示としては間違っていない。でも、この人が「解決」と呼んでいるものは、やってもたぶん「解決」にはならないと思う。
 似たようなロジックでかつてドイツは「ユダヤ人問題の最終的解決」を企てた。問題そのものをなくすことで問題が解決できると信じてホロコーストを始めたのである。だが、いくらユダヤ人を殺してもドイツの国運は向上しなかった。やむなく、「チャーチルもルーズベルトもスターリンも世界ユダヤ政府の走狗だ」と「ユダヤ人」概念を拡大解釈することで問題が解決しない理由を説明しようとした。それでも戦況はさらに悪化するばかりだった。最後は「政権の中枢にユダヤのエージェントがいて、政策を失敗に導いている」と言い出す者さえ出てきて体制が滅びた。
 たぶんこの経済学者やそれに賛同する人たちもいずれ同じことを言い出すような気がする。「誤解している人が多いが、『高齢者』というのは生物学的概念ではなくて、社会的概念である。つまり私たちは日本をダメにしている人たちのことを年齢とは無関係に比喩的に『高齢者』と呼んのだ」と「高齢者」概念の拡大を図るのである。
 でも、仮にそうやって「無能な人間」たちを社会から組織的に排除し、発言権を認めず、行政コストもかけない仕組みを作ったとしても、やはり日本の国運の衰退は止まらないだろう。そうなると次には「無能者の排除」を声高に主張している人たち自身のうちに「隠れ無能者」がいて、社会の停滞を引き起こしているのだと言い出す人が出てくるからだ。
 でも、「社会的に有害無益なメンバー」の摘発と排除にどれほど資源を投じてもそれは価値を創り出すことにはならない。社是に「フリーライダーをゼロにすること」を掲げ、全社員がひたすら「働きのないやつ」の摘発と排除業務に励んでいる会社は遠からず売り上げがゼロになるのと同じことである。
(AERA1月26日)
http://blog.tatsuru.com/2023/02/15_1817.html

http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/220.html#c36

   

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