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[近代史5] ブチャの虐殺はネオナチの仕業か? 中川隆
1. 中川隆[-13355] koaQ7Jey 2022年4月06日 07:31:16 : IM7Ti0TGto : ZWxnaEFMTEc0bGs=[1]
YouTubeでアップロードされた「動く死体」の映像
ウクライナの放送局 ESPRESO のニュース:
https://www.youtube.com/watch?v=Mx9JlNu_H1Y&t=30s  
https://www.youtube.com/watch?v=mj6cQgKZkzY


2022年04月04日
動く死体? / ロシア軍の虐殺を糾弾せよ!
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68893422.html


プロパガンダ戦争に惑わされる日本人

Putin 6623Zelensky 645Biden 7732

(左 : 「皇帝」のようなプーチン / 中央 : 「漫才師」だったゼレンスキー / 右 : ピザを喉に詰まらせる"お爺ちゃん")

  今月、日本のマスコミは「ロシア軍が首都キエフから撤退したぞ !」と騒いでいたが、歐米の主流メディアは"ロシア軍の蛮行"を大々的に取り上げていた。ウクライナのキエフ州には「ブチャ(Bucha)」という都市があって、ここもロシア軍の侵攻によって被害を受けてしまい、地元民が大量に殺されたそうだ。

  「ロシア軍による虐殺」と聞けば、「またか !」と思ってしまうのが西歐と日本の民衆だ。「残虐行為」とくれば、「オイラの出番だ !!」と戦場カメラマンや特派員は大はしゃぎ。火事と花火が大好きな江戸っ子と同じく、黙っちゃいられないのが羽織ゴロ。(昔の日本では、新聞記者は"羽織を着たゴロツキ"と呼ばれていた。) 早速、アメリカやヨーロッパの主流メディアが現地の惨状を伝え始めた。ロシア軍によって蹂躙された街は廃墟と化し、道路には黒焦げになった自動車がゴロゴロ。それと一緒に住民の死体が横たわっていたんだから実に恐ろしい。たぶん、ウクライナ軍の将兵による撮影と思われるが、軍用車両に乗ったウクライナ兵は、破壊された家屋や残骸、路面に倒れている"死体"を映像に収めていた。

  このビデオ動画は特筆に値する。一部の西側メディアはこの衝撃動画をしたから、歐米の一般国民はビックリ仰天。SNS上で拡散する人も出てきた。しかし、この映像をよぉぉ〜く見てみると、「あれっ!!」と驚く瞬間がある。歐米には注意深く検証した人がいたようで、道路に転がっている幾つかの"死体"に目を附け、特殊な"死体"の動きに気がついた。ウクライナ兵の軍用車両は、道路に散乱する死体を避けながら走行していたのだが、何と、ある"死体"だけは"そっと"手を動かしていたのだ !!

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( 左 : 路上の死体を運ぶウクライナ人 / 右 : 一瞬だけ「手が動く」死体 )

  日本の一般人が目にすれば、思わず「えぇぇぇ〜! ウクライナには"ゾンビ"がいるのか ?! 」と叫んでしまい、「まるで、人気TVドラマの『ウォーキングデッド』みたいじゃないか!!」と驚いてしまうだろう。しかし、歐米の軍事アナリストは"ニャリ"と微笑む。なぜなら、戦争報道には"しばしば"、巧妙な「偽情報」が飛び交い、真実のような「捏造記事」ばかりじゃなく、世論操作のために"敢えて"流す「ヤラセ映像」が混じっているからだ。

Ukraine dead body 213Bucha dead bodies 3


( 左 : 手首を縛られたウクライナ人の犠牲者 / 右 : 地中に埋められた死体 )

  おそらく、話題となった"死体の男性"は誰かに雇われた"戦場役者"で、「ロシア軍に殺されたウクライナ人」という役を演じていたのだろう。彼は自動車が近づいてきたから、道路に広げていた右手を"そっ"と動かし、タイヤで轢かれないよう腹の上に置くことにした。確かに、いくら"死体"役でも、自動車のタイヤに右腕を轢かれたら堪らないだろう。どれくらいの"ギャラ"を貰ったのか分からないが、撮影隊が来るまで、冷たい道路にずっと横たわっているのは大変だ。

(上動画 / YouTubeでアップロードされた「動く死体」の映像。)

 「ヤラセ報道」に関しては、TBSとかテレ朝、フジテレビ、電通の社員に訊けば、詳しく教えてくれるだろう。よく民放テレビの報道局は、有楽町駅前とか渋谷の繁華街で"街頭インタビュー"を行うが、期待する「答え」を一般人から得るのは非常に困難なので、彼らは友人や同僚に電話を掛け、例えば「夕方5時くらいに、新橋の駅前に来てくれよ ! 俺さぁ、今、"通行人"の役が見つからなくて困っているんだよぉ〜」と頼み込む。以前、TBSの報道番組が重宝する「常連の一般人」が話題になったけど、あれは局員の左翼仲間だろう。自民党批判や反軍報道の際には、テレビ局の左翼社員が仲間に動員をかけるらしい。何も知らない一般視聴者は「普通の通行人」と思ってしまうが、テレビ局が紹介する「一般国民の声」というのは、プロデューサーやディレクターの「主張」である。

ロシア軍による「戦争犯罪」?!

Bucha dead bodies 93Bucha dead bodies 5

( 写真 / ブチャで発見された虐殺死体)

  日本人は歐米の大手メディアを信用しがちだが、西側のニュース番組といえども怪しい報道は少なくない。左翼メディアの代表格であるCNNは、「まだCNN独自の検証はしていません」との"逃げ道"を作っていたが、信じられない「ロシア軍の非道」を紹介していた。

  例えば、CNNは「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW / Human Richts Watch)」の報告を取り上げ、2月27日から3月14日にかけて、キエフやチェルニヒウ、ハリコフといった占領地域で、婦女強姦や銃殺による処刑、不条理な暴力、脅迫などがあったと報じている。ロシア軍が占領したブチャでは、3月4日、五人の住民が手を背中で縛られ、その内の一人が処刑されたそうだ。ある目撃者によれば、ロシア兵は何人かの男を捕まえ、路上に跪かせた。彼らのうち一人が選ばれ、後頭部を銃で撃たれて即死となる。2月27日、チェルニヒウにあるスタリ・ビキフ(Staryi Bykiv)という村では、六名の人々が拘束され、後に処刑されたそうだ。(Tara John, Jonny Hallam and Nathan Hodge, 'Bodies of executed people strewn across street in Bucha as Ukraine accuse Russia of war crimes', CNN, April 3, 2022.)

  ハリコフにあるマラヤ・ロハン(Malaya Rohan)という村では、あるロシア兵による婦女強姦があったらしい。3月13日、このロシア兵は家族と一緒に学校に隠れていた女性を見つけ、彼女を何度も陵辱したという。被害者女性がHRWに語った話によれば、強姦魔のロシア兵は、彼女を殴り倒し、ナイフで顔や首、髪を斬りつけたそうだ。翌日、彼女はハリコフへ逃れた。

Ukraine dead bodies 83Bucha mass grave 8


(左 : 戦闘で犠牲になった民間人の遺体 / 右 : 残骸が散乱するウクライナの市街地 )

  キエフの北西約31マイルのところには、「ヴォルツェル(Vorzel)」という村があって、ロシア兵は地下室に隠れていた村人を発見する。残酷なロシア兵は、その地下室に催涙弾を投げ込み、苦しくなって出てきた女性と14歳の子供を撃ち殺したという。ヨーロッパと中央アジアを管轄するHRWのヒュー・ウィリアムソン(Hugh Williamson)氏は、ロシア軍による強姦、殺人、暴力が頻発していると述べ、戦争犯罪として調査されるべき、と訴えていた。

  戦場における「虐殺事件」の検証は難しく、戦争が終結してからじゃないと、正確な捜査というものは出来ない。しかし、「特ダネ」を生き甲斐とする主流メディアは、"とりあえず"衝撃的な「惨殺レポート」を垂れ流す。ブチャでは理由もなく民間人がロシア兵によって殺されていたそうで、ハナ・ヘレガ(Hanna Herega)という住民は、ロシア軍の恐ろしい蛮行を述べていた。彼女の家の隣に住む男性は、暖炉用の薪を取りに森へ向かったが、そこでロシア兵に見つかってしまい、突然、銃で撃たれたという。彼は踵(かかと)のちょっと上を撃たれて骨が砕けてしまい、そのまま倒れてしまった。すると、あるロシア兵は彼の胸を目がけて数発の弾丸を撃ち込み、別の兵卒は彼の頭にトドメの一発を撃ち込んだらしい。('Ukraine accuses Russia of massacre in Bucha as 410 bodies found, Zelensky says corpses mined by retreating Russian forces', ABC News.au, 4 April 2022.)

  ロシア軍の蛮行は各地で行われたようで、キエフ近郊では夥しい死体が見つかったそうだ。痛ましいことに、410名の死体が地中に埋められていたという。ウクライナ政府は掘り起こした遺体を公表し、歐米諸国の一般人にロシア軍による「戦争犯罪」を追求するよう訴えた。ウクライナの内務相デニス・モナツィルスキー(Denys Monastyrskiy)は、「何百名もの民間人が殺された事は明らかだ」と断言した。ゼレンスキー大統領も怒りを露わにし、「これはジェノサイドだ !」と言い放つ。大統領のアドヴァイザーを務めるオレクシー・アレストヴィッチ(Oleksiy Arestovych)氏も、ロシア軍による冷血行為を糾弾し、西側の同情を引こうとした。「ロシア軍はウクライナ人女性を殺す前に強姦し、殺害後に遺体を燃やしたんだぞ !」と彼は糾弾した。

Denys Monastyrsky 1Oleksiy Arestovych 02Vitali Klitschko 0443


(左 : デニス・モナツィルスキー / 中央 : オレクシー・アレストヴィッチ / 右 : ヴィタリ・クリチコ )

  キエフ市長を務める元ボクサーで、日本でも有名な元ヘビー級チャンピオンのヴィタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)も激怒した一人だ。「外国政府はロシアからのガスを輸入するな ! 1ペニーでもロシアに渡してはならない ! これは人々を殺すことに使われる血塗れの金なんだ !ガスと石油の全面禁止を即座に実行せよ !」と訴えかけていた。たぶん、劣勢になったウクライナの政治家は、ロシアからのガスを輸入し続けるドイツが憎いんだろう。(ABC News 上掲記事。)

Dymtro Kuleba 1(左 / ディムトロ・クレバ )
  ディムトロ・クレバ(Dymtro Kuleba)外務大臣もロシアの悪行を非難し、「これはISISよりも酷い」と述べていた。ブチャやイルピン、ホストメルでの「戦争犯罪」は、既に「既成事実」になったようで、歐米のマスコミによると、ロシア軍は街を逃げ出す人々に火を附けて焼き殺し、手当たり次第に銃を撃ちまくったそうだ。43歳のタラス・シェフチェンコ(Taras Schevchenko)という現地人によれば、ロシア軍は「人道回廊」を通って逃げようとする人々を堰き止め、空き地を通って避難する人々を撃ち殺したそうだ。遺体は路上に散乱し、何名かの死体は戦車で踏み潰されたという。77歳になるタラスの母親イェフドキア(Yevdokia)は、ある老人がロシア兵と言い争いになり、夫人の目の前で射殺されたのを目撃したそうだ。(Jennifer Rankin and Daniel Boffey, 'Killing of civilians in Bucha and Kyiv condemned as terrible war crime', The Guardian, 3 April 2022.) だたし、この「目撃証言」は検証されていないという。

西側からの非難が吹き荒れる

  確かに、様々な"蛮行"を耳にすれば、西側の政治家はロシアを非難するしかない。国連のアントニオ・グッテレス(Antonio Guterres)事務総長は、民間人の犠牲に哀悼の意を表し、独立調査グループによる検証が必要である、と述べていた。ブリテンの駐ウクライナ大使であるメリンダ・シモンズ(Melinda Simmons)もロシア軍による「戦争犯罪」を咎め、「母親が子供達の前で強姦され、少女が家族の前で強姦された」と語っていた。ブリテンのボリス・ジョンソン首相も対露強硬派の一人であるから、ロシアの戦争犯罪を声高に叫んでいた。

Antonio Guterres 3Melinda Simmons 1Boris Johnson 1


(左 : アントニオ・グッテレス / 中央 : メリンダ・シモンズ / 右 : ボリス・ジョンソン )

  人権意識の強いドイツでは、ロシアからガスを輸入していても、ロシアを非難するのが鉄則となっている。オラフ・ショルツ首相はブチャの映像を目にして、「おぞましく、恐ろしいことだ」と漏らしていた。アンナレーナ・ベアボック(Annalena Baerbock)外相もブチャの虐殺を「耐えがたい」と評し、自身のツイッターで「プーチンの気違いじみた暴力は無辜の家族を抹殺している」と書き込んでいる。ヨーロッパ委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン(Ursula von der Leyen)委員長も衝撃を受けたそうで、ロシア軍が撤退した地域を目にして、「言葉に出来ない恐怖」と述べていた。(The Guardian、上掲記事。)

Olaf Scholz 1Annalena Baerbock 1Ursula von der Leyen 12John Mearsheimer 1

(左 : オラフ・ショルツ / アンナレーナ・ベアボック / ウルスラ・フォン・デア・ライエン / 右 : ジョン・ミアシャイマー )

  当然ながら、西側からの非難を受けたロシア政府は反論した。ロシアの国防省はブチャでの映像を「フェイク」と評して斥け、ロシア軍は人道的配慮を怠らず、現地の民間人へ452トンにも及ぶ人道援助を届けている、と宣伝した。これは「焼け石に水」というか、白熱した西歐のロシア批判に対しては微々たる冷や水に過ぎない。確かに、数々の「虐殺」には個別な検証が必要だ。しかし、反ロシア・キャンペーンが花盛りの歐米だと、冷静な検証作業なんて当分の間は無理だろう。何しろ、テレビや新聞、雑誌、インターネットでは、「反ロシア」の情報が溢れかえっている。プーチン大統領の言い分やロシアの危機意識を理解する者は、直ちに「ロシアの手先」と呼ばれてしまうのだ。有名な政治学者であるジョン・ミアシャイマー(John J. Mearsheimer)は、NATOの東方拡大を強行した米国を批判したから、アメリカの学会で相当叩かれている。(でも、地政学や政治力学の点では、ミアシャイマー教授の方が正常というか"まとも"だ。)

  日本の保守派メディアも意見や立場で分かれており、DHCの虎ノ門ニュースは反ロシア一色であるらしい。まぁ、ナザレンコ・アンドリーをゲスト・コメンテーターに招いているくらいだから、藤井厳喜も正直な見解を述べることは困難だ。それに、番組の常連である有本香が完全にウクライナ支援者に廻っているから、今回の「動く死体」に関するニュースは取り上げまい。百田尚樹も今回だけは歐米に阿っている。報道によれば、ウクライナ紛争は交渉段階に入ったそうだが、停戦合意が締結されるかどうか分からない。また、ウクライナ紛争が別の局面に展開し、違った騒動になるかも知れないので、一時的な「平穏状態」に安心しないことが肝要だ。

  ロシア人全部とは言わないが、ロシア軍の野蛮性は昔から連綿と続いているので、ロシア兵による虐殺や暴行が無かったとは言いがたい。また、信じたくはないが、戦争だと味方による"ヤラセ"事件も有り得る。例えば、ウクライナ人を狙った虐殺が、必ずしもロシア人の犯行とは限らない。ロシア軍に見せかけた「インサイド・ジョブ(内部の陰謀)」だって考えられるのだ。そもそも、ウクライナには色々な人物が潜り込んでいるから、戦闘行為が全て正規軍同士の衝突とは言いがたい。ロシアが持ち込んだ傭兵軍団のみならず、歐米勢力が密かに派遣した傭兵部隊とか、闇組織が送り込んだ工作員が跋扈しているはずだ。したがって、「戦争犯罪」といっても、誰が仕掛けて誰が犯したのか判らない。数年後に判明する虐殺事件もあれば、永遠に判らない迷宮事件だってある。そう言えば、「カチンの森事件」も当初はドイツ軍の仕業と言われていたが、後にソ連軍による虐殺だと判明したから、主流メディアで報道される「大事件」を聞いたら、眉の辺りに唾を附けた方がいい。

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68893422.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1554.html#c1

[番外地10] ブチャの虐殺を討議する国連安保理を開催するよう露国が求めたが、英国は拒否 中川隆
1. 中川隆[-13354] koaQ7Jey 2022年4月06日 08:42:42 : IM7Ti0TGto : ZWxnaEFMTEc0bGs=[2]
ウクライナのブチャにおいて住民が虐殺されたとされる情報が流れている。ウクライナだけでなく欧米の政府がロシア軍の仕業だと非難しているが、それに対してロシア政府は国連安全保障理事会で討議するように要求した。その要求をイギリス政府は拒否したとロシア外務省のマリア・ザハロワは自身のテレグラムで明らかにした。

 ブチャからロシア軍は数日かけ、3月30日に撤退を完了させ、​31日には市の職員がフェイスブックで喜びを伝えている​が、虐殺の話は出ていない。テレグラムのチャンネル、ブチャ・ライブでも31日まで虐殺の話は出てこない。

 しかし、4月1日夜にツイッターへアップされた自動車から撮影されたビデオには、ヤブロンスカヤ通りに死体がある様子が映されている。現地を取材したAFPの記者はその通りで24体を、またAPの記者は20体を確認したという。

 ロシア軍が撤退した後、ブチャへの砲撃があり、戦乱の廃墟を作り上げた。​BBCが4月3日に公開した映像にはアスファルトに食い込んだ迫撃弾が映っていて​、その状態から発射地点は南側だと推定されている。つまりウクライナ軍がいる場所だ。

 4月2日にはネオ・ナチを主体に編成された親衛隊の大隊(アゾフ特殊作戦分遣隊)がブチャに入っているとニューヨーク・タイムズ紙には報じたが、アゾフと同じネオ・ナチでライバル関係にあるというボッツマンのチームも4月2日には現場へウクライナ警察の特殊部隊と入っているという。ボッツマンのチームはウクライナ軍を示す青い腕章をつけいない人物の射殺を許可されていた。ロシア軍に処刑された人びとだとして公開された写真の複数の遺体には白い腕章が巻かれている。

 その2日、​ウクライナ国家警察は自分たちが行った掃討作戦の様子をインターネット上に公開した​。そこには大破した自動車の中に死体が映っていたものの、そのほかに死体は見当たらない。そこで、国家警察は死体を隠したのではないかと疑う人もいる。国家警察はブチャで親衛隊と行動をともにしていたので何が起こったかを知っていたが、その死体を親衛隊が何に使うつもりかを知らなかった可能性がある。

 アゾフの母体になった右派セクターは2013年11月に創設したのはドミトロ・ヤロシュとアンドリー・ビレツキー。昨年11月2日、ゼレンスキー大統領はヤロシュをウクライナ軍のバレリー・ザルジニー最高司令官の顧問に据えた。この段階でウクライナ軍はヤロシュの指揮下に入ったと言えるだろう。そのヤロシュはネオ・ナチというだけでなく、NATOの秘密部隊ネットワークに属している。つまり米英情報機関がウクライナ軍を動かす態勢ができたわけだ。

 2010年のウクライナ大統領選挙でビクトル・ヤヌコビッチと争い、敗れたユリア・ティモシェンコは「オレンジ革命」で大統領の座を奪ったビクトル・ユシチェンコの下で首相を務めた人物。

 クリミアで2014年3月16日にロシアとの統合を求める住民投票が実施され、80%以上の住民が参加、95%以上が加盟に賛成している。その2日後に電話で​ティモシェンコはネストロ・ショフリッチと会話、ロシア人を殺したいと口にし、核兵器を発射したいとも語っている​。それがアメリカの手先として活動、富豪になった人物の本音だろう。

 今回の虐殺事件が伝えられる前、バイデン親子は厳しい状況に陥っていた。特に息子のハンター・バイデンはピンチで、大統領は恩赦を考えているとも言われている。

 ​ニューヨーク・ポスト紙は2020年10月14日、バイデン家がウクライナの天然ガス会社ブリスマ・ホールディングス(本社はキプロス)や中国のエネルギー会社CEFCとの取り引きでいかに稼いでいるかを示す電子メールが存在すると報じた​。ブリスマの件はウクライナの検察当局が捜査、それを父親が圧力をかけて揉み消したとも伝えられている。

 ここにきて注目されているのはロズモント・セネカ・パートナーズという投資ファンド。ハンターのほかクリストファー・ハインツとデボン・アーチャーが2009年に創設した。ハインツはジョン・ケリー元国務長官の義理の息子で、アーチャーはエール大学でハインツのクラスメート。バイデンとアーチャーは2014年にブリスマの重役に就任するが、その時、このふたりとビジネス上の関係をハインツは絶ったとされている。

 ウクライナでロシア軍が回収した文書の中に、ロズモント・セネカとジョージ・ソロスのオープン・ソサエティがウクライナにある生物化学兵器の研究開発施設へ資金を提供していることを示すものが含まれていたという。

 こうした施設にアメリカの国防総省や同省の国防総省のDTRA(国防脅威削減局)が協力していたことは明らかにされているが、そのほか国務省、USAID(米国国際開発庁)、USAMRIID(米国陸軍伝染病医学研究所)、WRAIR(ウォルター・リード陸軍研究所)、そしてアメリカの民主党が仕事を請け負い、さらに国防総省はメタバイオタ、ブラック・アンド・ビーチ、そしてCH2Mヒルが仕事をしている。

 メタバイオタは生物学的な脅威の評価したり管理する仕事をしている会社で、ウイルス学者のネイサン・ウルフによって創設された。2014年から​エコヘルス同盟​のパートナーになっているが、その背後にはUSAIDの「PREDICTプロジェクト」がある。

 エコヘルス同盟はアンソニー・ファウチが所長を務めるNIAID(国立アレルギー感染症研究所)から武漢病毒研究所へ資金を提供する仲介役を演じてきたことでも知られている組織。このため、ウクライナの研究所はCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)にも関係しているという疑いが生じた。

 また、ロシア軍はウクライナ側の軍事作戦に関する文書も回収している。​ロシア国防省によると、そうした文書の中にドンバスを攻撃する作戦に関するものがあった​。ニコライ・バラン上級大将が1月22日に指令書へ署名、攻撃する準備が始まり、2月中に準備を終えたとされている。攻撃は3月に始めることになっていたという。この作戦はゼレンスキーが1月18日に出した指示に基づいて立てられたという。

 マリウポリから脱出した市民の証言も西側の政府や有力メディアの宣伝にとって大きなダメージになりかかっていた。「市長」の発言を垂れ流し、市民を取材しないメディアが少なくないが、その理由はその辺にあるだろう。

 市民の証言は西側の政府や有力メディアが描いてきた「勇敢な市民が邪悪な侵略軍に立ち向かい、勝利する」という「ダビデとゴリアテ」的なストーリーが事実でないことを明らかにしている。(例えば、​ココ​や​ココ​)

 ​脱出して間もない市民の声が外へ伝えらているのは現地で取材していいる記者がいるから​である。例えば、ドンバス・インサイダーの記者によると、彼女はフランスの有力メディアTF1やRFIのほか、ロシアやイタリア人の記者とマウリポリへ入ったとしている。

 ​早い段階で記事も出ている​が、脱出した人の証言映像をツイッターに載せていた人もいたが、その人のアカウントをツイッターは削除した。知られたくない事実だからだろうが、​一部の映像はインターネット上にまだ残っている​。

 アメリカが始めたロシアに対する「経済制裁」は世界、特にEUへ大きなダメージを与え始めている。ロシアのウラジミル・プーチン大統領は同国の天然ガスを購入する場合、非友好国はロシアの通貨ルーブルで支払うように求めていたが、ドイツをはじめEUはその要求を拒否。​4月1日にヤマル-ヨーロッパ・パイプラインでドイツへ流していた天然ガスを止め、東側へ流れを変えた​。これは大陸国だけでなく、イギリスにも大きなダメージになる。人びとの不満が爆発するのは時間の問題。その爆発を抑えるためには人びとにショックを与える新たな話が必要だった。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202204060000/
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【伊藤貫の真剣な雑談】第5回「米露関係破綻の原因は何か?」[桜R4/3/31]
https://www.youtube.com/watch?v=mARfK3-Crkg

この番組は、米ワシントンに30年以上在住で、外交・国際関係・金融問題に定評のある国際政治アナリストの伊藤貫氏が、月並みな時事解説とは一線を画す真剣な雑談を、毎月1回のペースでお送りいたします。
出演:伊藤貫(国際政治アナリスト)
http://www.asyura2.com/21/ban10/msg/417.html#c1

[番外地10] ブチャの虐殺を討議する国連安保理を開催するよう露国が求めたが、英国は拒否 中川隆
2. 中川隆[-13353] koaQ7Jey 2022年4月06日 08:45:52 : IM7Ti0TGto : ZWxnaEFMTEc0bGs=[3]
ウクライナのブチャにおいて住民が虐殺されたとされる情報が流れている。ウクライナだけでなく欧米の政府がロシア軍の仕業だと非難しているが、それに対してロシア政府は国連安全保障理事会で討議するように要求した。その要求をイギリス政府は拒否したとロシア外務省のマリア・ザハロワは自身のテレグラムで明らかにした。

 ブチャからロシア軍は数日かけ、3月30日に撤退を完了させ、​31日には市の職員がフェイスブックで喜びを伝えている​が、虐殺の話は出ていない。テレグラムのチャンネル、ブチャ・ライブでも31日まで虐殺の話は出てこない。

 しかし、4月1日夜にツイッターへアップされた自動車から撮影されたビデオには、ヤブロンスカヤ通りに死体がある様子が映されている。現地を取材したAFPの記者はその通りで24体を、またAPの記者は20体を確認したという。

 ロシア軍が撤退した後、ブチャへの砲撃があり、戦乱の廃墟を作り上げた。​BBCが4月3日に公開した映像にはアスファルトに食い込んだ迫撃弾が映っていて​、その状態から発射地点は南側だと推定されている。つまりウクライナ軍がいる場所だ。

 4月2日にはネオ・ナチを主体に編成された親衛隊の大隊(アゾフ特殊作戦分遣隊)がブチャに入っているとニューヨーク・タイムズ紙には報じたが、アゾフと同じネオ・ナチでライバル関係にあるというボッツマンのチームも4月2日には現場へウクライナ警察の特殊部隊と入っているという。ボッツマンのチームはウクライナ軍を示す青い腕章をつけいない人物の射殺を許可されていた。ロシア軍に処刑された人びとだとして公開された写真の複数の遺体には白い腕章が巻かれている。

 その2日、​ウクライナ国家警察は自分たちが行った掃討作戦の様子をインターネット上に公開した​。そこには大破した自動車の中に死体が映っていたものの、そのほかに死体は見当たらない。そこで、国家警察は死体を隠したのではないかと疑う人もいる。国家警察はブチャで親衛隊と行動をともにしていたので何が起こったかを知っていたが、その死体を親衛隊が何に使うつもりかを知らなかった可能性がある。

 アゾフの母体になった右派セクターは2013年11月に創設したのはドミトロ・ヤロシュとアンドリー・ビレツキー。昨年11月2日、ゼレンスキー大統領はヤロシュをウクライナ軍のバレリー・ザルジニー最高司令官の顧問に据えた。この段階でウクライナ軍はヤロシュの指揮下に入ったと言えるだろう。そのヤロシュはネオ・ナチというだけでなく、NATOの秘密部隊ネットワークに属している。つまり米英情報機関がウクライナ軍を動かす態勢ができたわけだ。

 2010年のウクライナ大統領選挙でビクトル・ヤヌコビッチと争い、敗れたユリア・ティモシェンコは「オレンジ革命」で大統領の座を奪ったビクトル・ユシチェンコの下で首相を務めた人物。

 クリミアで2014年3月16日にロシアとの統合を求める住民投票が実施され、80%以上の住民が参加、95%以上が加盟に賛成している。その2日後に電話で​ティモシェンコはネストロ・ショフリッチと会話、ロシア人を殺したいと口にし、核兵器を発射したいとも語っている​。それがアメリカの手先として活動、富豪になった人物の本音だろう。

 今回の虐殺事件が伝えられる前、バイデン親子は厳しい状況に陥っていた。特に息子のハンター・バイデンはピンチで、大統領は恩赦を考えているとも言われている。

 ​ニューヨーク・ポスト紙は2020年10月14日、バイデン家がウクライナの天然ガス会社ブリスマ・ホールディングス(本社はキプロス)や中国のエネルギー会社CEFCとの取り引きでいかに稼いでいるかを示す電子メールが存在すると報じた​。ブリスマの件はウクライナの検察当局が捜査、それを父親が圧力をかけて揉み消したとも伝えられている。

 ここにきて注目されているのはロズモント・セネカ・パートナーズという投資ファンド。ハンターのほかクリストファー・ハインツとデボン・アーチャーが2009年に創設した。ハインツはジョン・ケリー元国務長官の義理の息子で、アーチャーはエール大学でハインツのクラスメート。バイデンとアーチャーは2014年にブリスマの重役に就任するが、その時、このふたりとビジネス上の関係をハインツは絶ったとされている。

 ウクライナでロシア軍が回収した文書の中に、ロズモント・セネカとジョージ・ソロスのオープン・ソサエティがウクライナにある生物化学兵器の研究開発施設へ資金を提供していることを示すものが含まれていたという。

 こうした施設にアメリカの国防総省や同省の国防総省のDTRA(国防脅威削減局)が協力していたことは明らかにされているが、そのほか国務省、USAID(米国国際開発庁)、USAMRIID(米国陸軍伝染病医学研究所)、WRAIR(ウォルター・リード陸軍研究所)、そしてアメリカの民主党が仕事を請け負い、さらに国防総省はメタバイオタ、ブラック・アンド・ビーチ、そしてCH2Mヒルが仕事をしている。

 メタバイオタは生物学的な脅威の評価したり管理する仕事をしている会社で、ウイルス学者のネイサン・ウルフによって創設された。2014年から​エコヘルス同盟​のパートナーになっているが、その背後にはUSAIDの「PREDICTプロジェクト」がある。

 エコヘルス同盟はアンソニー・ファウチが所長を務めるNIAID(国立アレルギー感染症研究所)から武漢病毒研究所へ資金を提供する仲介役を演じてきたことでも知られている組織。このため、ウクライナの研究所はCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)にも関係しているという疑いが生じた。

 また、ロシア軍はウクライナ側の軍事作戦に関する文書も回収している。​ロシア国防省によると、そうした文書の中にドンバスを攻撃する作戦に関するものがあった​。ニコライ・バラン上級大将が1月22日に指令書へ署名、攻撃する準備が始まり、2月中に準備を終えたとされている。攻撃は3月に始めることになっていたという。この作戦はゼレンスキーが1月18日に出した指示に基づいて立てられたという。

 マリウポリから脱出した市民の証言も西側の政府や有力メディアの宣伝にとって大きなダメージになりかかっていた。「市長」の発言を垂れ流し、市民を取材しないメディアが少なくないが、その理由はその辺にあるだろう。

 市民の証言は西側の政府や有力メディアが描いてきた「勇敢な市民が邪悪な侵略軍に立ち向かい、勝利する」という「ダビデとゴリアテ」的なストーリーが事実でないことを明らかにしている。(例えば、​ココ​や​ココ​)

 ​脱出して間もない市民の声が外へ伝えらているのは現地で取材していいる記者がいるから​である。例えば、ドンバス・インサイダーの記者によると、彼女はフランスの有力メディアTF1やRFIのほか、ロシアやイタリア人の記者とマウリポリへ入ったとしている。

 ​早い段階で記事も出ている​が、脱出した人の証言映像をツイッターに載せていた人もいたが、その人のアカウントをツイッターは削除した。知られたくない事実だからだろうが、​一部の映像はインターネット上にまだ残っている​。

 アメリカが始めたロシアに対する「経済制裁」は世界、特にEUへ大きなダメージを与え始めている。ロシアのウラジミル・プーチン大統領は同国の天然ガスを購入する場合、非友好国はロシアの通貨ルーブルで支払うように求めていたが、ドイツをはじめEUはその要求を拒否。​4月1日にヤマル-ヨーロッパ・パイプラインでドイツへ流していた天然ガスを止め、東側へ流れを変えた​。これは大陸国だけでなく、イギリスにも大きなダメージになる。人びとの不満が爆発するのは時間の問題。その爆発を抑えるためには人びとにショックを与える新たな話が必要だった。

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【伊藤貫の真剣な雑談】第5回「米露関係破綻の原因は何か?」[桜R4/3/31]
https://www.youtube.com/watch?v=mARfK3-Crkg

この番組は、米ワシントンに30年以上在住で、外交・国際関係・金融問題に定評のある国際政治アナリストの伊藤貫氏が、月並みな時事解説とは一線を画す真剣な雑談を、毎月1回のペースでお送りいたします。
出演:伊藤貫(国際政治アナリスト)
http://www.asyura2.com/21/ban10/msg/417.html#c2

[番外地10] ブチャの虐殺を討議する国連安保理を開催するよう露国が求めたが、英国は拒否 中川隆
3. 中川隆[-13352] koaQ7Jey 2022年4月06日 09:56:16 : IM7Ti0TGto : ZWxnaEFMTEc0bGs=[4]
ウクライナのブチャにおいて住民が虐殺されたとされる情報が流れている。
 ブチャからロシア軍は数日かけ、3月30日に撤退を完了させ、​31日には市の職員がフェイスブックで喜びを伝えている​が、虐殺の話は出ていない。テレグラムのチャンネル、ブチャ・ライブでも31日まで虐殺の話は出てこない。

 しかし、4月1日夜にツイッターへアップされた自動車から撮影されたビデオには、ヤブロンスカヤ通りに死体がある様子が映されている。現地を取材したAFPの記者はその通りで24体を、またAPの記者は20体を確認したという。

 ロシア軍が撤退した後、ブチャへの砲撃があり、戦乱の廃墟を作り上げた。​BBCが4月3日に公開した映像にはアスファルトに食い込んだ迫撃弾が映っていて​、その状態から発射地点は南側だと推定されている。つまりウクライナ軍がいる場所だ。

 4月2日にはネオ・ナチを主体に編成された親衛隊の大隊(アゾフ特殊作戦分遣隊)がブチャに入っているとニューヨーク・タイムズ紙には報じたが、アゾフと同じネオ・ナチでライバル関係にあるというボッツマンのチームも4月2日には現場へウクライナ警察の特殊部隊と入っているという。ボッツマンのチームはウクライナ軍を示す青い腕章をつけいない人物の射殺を許可されていた。ロシア軍に処刑された人びとだとして公開された写真の複数の遺体には白い腕章が巻かれている。

 その2日、​ウクライナ国家警察は自分たちが行った掃討作戦の様子をインターネット上に公開した​。そこには大破した自動車の中に死体が映っていたものの、そのほかに死体は見当たらない。そこで、国家警察は死体を隠したのではないかと疑う人もいる。国家警察はブチャで親衛隊と行動をともにしていたので何が起こったかを知っていたが、その死体を親衛隊が何に使うつもりかを知らなかった可能性がある。

 アゾフの母体になった右派セクターは2013年11月に創設したのはドミトロ・ヤロシュとアンドリー・ビレツキー。昨年11月2日、ゼレンスキー大統領はヤロシュをウクライナ軍のバレリー・ザルジニー最高司令官の顧問に据えた。この段階でウクライナ軍はヤロシュの指揮下に入ったと言えるだろう。そのヤロシュはネオ・ナチというだけでなく、NATOの秘密部隊ネットワークに属している。つまり米英情報機関がウクライナ軍を動かす態勢ができたわけだ。

 2010年のウクライナ大統領選挙でビクトル・ヤヌコビッチと争い、敗れたユリア・ティモシェンコは「オレンジ革命」で大統領の座を奪ったビクトル・ユシチェンコの下で首相を務めた人物。

 クリミアで2014年3月16日にロシアとの統合を求める住民投票が実施され、80%以上の住民が参加、95%以上が加盟に賛成している。その2日後に電話で​ティモシェンコはネストロ・ショフリッチと会話、ロシア人を殺したいと口にし、核兵器を発射したいとも語っている​。それがアメリカの手先として活動、富豪になった人物の本音だろう。

 今回の虐殺事件が伝えられる前、バイデン親子は厳しい状況に陥っていた。特に息子のハンター・バイデンはピンチで、大統領は恩赦を考えているとも言われている。

 ​ニューヨーク・ポスト紙は2020年10月14日、バイデン家がウクライナの天然ガス会社ブリスマ・ホールディングス(本社はキプロス)や中国のエネルギー会社CEFCとの取り引きでいかに稼いでいるかを示す電子メールが存在すると報じた​。ブリスマの件はウクライナの検察当局が捜査、それを父親が圧力をかけて揉み消したとも伝えられている。

 ここにきて注目されているのはロズモント・セネカ・パートナーズという投資ファンド。ハンターのほかクリストファー・ハインツとデボン・アーチャーが2009年に創設した。ハインツはジョン・ケリー元国務長官の義理の息子で、アーチャーはエール大学でハインツのクラスメート。バイデンとアーチャーは2014年にブリスマの重役に就任するが、その時、このふたりとビジネス上の関係をハインツは絶ったとされている。

 ウクライナでロシア軍が回収した文書の中に、ロズモント・セネカとジョージ・ソロスのオープン・ソサエティがウクライナにある生物化学兵器の研究開発施設へ資金を提供していることを示すものが含まれていたという。

 こうした施設にアメリカの国防総省や同省の国防総省のDTRA(国防脅威削減局)が協力していたことは明らかにされているが、そのほか国務省、USAID(米国国際開発庁)、USAMRIID(米国陸軍伝染病医学研究所)、WRAIR(ウォルター・リード陸軍研究所)、そしてアメリカの民主党が仕事を請け負い、さらに国防総省はメタバイオタ、ブラック・アンド・ビーチ、そしてCH2Mヒルが仕事をしている。

 メタバイオタは生物学的な脅威の評価したり管理する仕事をしている会社で、ウイルス学者のネイサン・ウルフによって創設された。2014年から​エコヘルス同盟​のパートナーになっているが、その背後にはUSAIDの「PREDICTプロジェクト」がある。

 エコヘルス同盟はアンソニー・ファウチが所長を務めるNIAID(国立アレルギー感染症研究所)から武漢病毒研究所へ資金を提供する仲介役を演じてきたことでも知られている組織。このため、ウクライナの研究所はCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)にも関係しているという疑いが生じた。

 また、ロシア軍はウクライナ側の軍事作戦に関する文書も回収している。​ロシア国防省によると、そうした文書の中にドンバスを攻撃する作戦に関するものがあった​。ニコライ・バラン上級大将が1月22日に指令書へ署名、攻撃する準備が始まり、2月中に準備を終えたとされている。攻撃は3月に始めることになっていたという。この作戦はゼレンスキーが1月18日に出した指示に基づいて立てられたという。

 マリウポリから脱出した市民の証言も西側の政府や有力メディアの宣伝にとって大きなダメージになりかかっていた。「市長」の発言を垂れ流し、市民を取材しないメディアが少なくないが、その理由はその辺にあるだろう。

 市民の証言は西側の政府や有力メディアが描いてきた「勇敢な市民が邪悪な侵略軍に立ち向かい、勝利する」という「ダビデとゴリアテ」的なストーリーが事実でないことを明らかにしている。(例えば、​ココ​や​ココ​)

 ​脱出して間もない市民の声が外へ伝えらているのは現地で取材していいる記者がいるから​である。例えば、ドンバス・インサイダーの記者によると、彼女はフランスの有力メディアTF1やRFIのほか、ロシアやイタリア人の記者とマウリポリへ入ったとしている。

 ​早い段階で記事も出ている​が、脱出した人の証言映像をツイッターに載せていた人もいたが、その人のアカウントをツイッターは削除した。知られたくない事実だからだろうが、​一部の映像はインターネット上にまだ残っている​。

 アメリカが始めたロシアに対する「経済制裁」は世界、特にEUへ大きなダメージを与え始めている。ロシアのウラジミル・プーチン大統領は同国の天然ガスを購入する場合、非友好国はロシアの通貨ルーブルで支払うように求めていたが、ドイツをはじめEUはその要求を拒否。​4月1日にヤマル-ヨーロッパ・パイプラインでドイツへ流していた天然ガスを止め、東側へ流れを変えた​。これは大陸国だけでなく、イギリスにも大きなダメージになる。人びとの不満が爆発するのは時間の問題。その爆発を抑えるためには人びとにショックを与える新たな話が必要だった。

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【伊藤貫の真剣な雑談】第5回「米露関係破綻の原因は何か?」[桜R4/3/31]
https://www.youtube.com/watch?v=mARfK3-Crkg

この番組は、米ワシントンに30年以上在住で、外交・国際関係・金融問題に定評のある国際政治アナリストの伊藤貫氏が、月並みな時事解説とは一線を画す真剣な雑談を、毎月1回のペースでお送りいたします。
出演:伊藤貫(国際政治アナリスト)
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[近代史5] ブチャの虐殺はネオナチの仕業か? 中川隆
2. 2022年4月06日 12:53:24 : IM7Ti0TGto : ZWxnaEFMTEc0bGs=[5]
松田学のニュース解説 『4/5現在 ウクライナ危機状況分析』*当該事案は急激な状況変化がございます。その点最新状況はご自身でご確認下さい。


http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1554.html#c2

   

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