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【教育勅語】全否定 gXmLs4jnkrqM6oF6kVOU25Lo コメント履歴 No: 100000
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[政治・選挙・NHK223] <驚愕>教育勅語を容認、政府が答弁書を閣議決定!「教材として否定されることではない」 赤かぶ
34. 【教育勅語】全否定[1] gXmLs4jnkrqM6oF6kVOU25Lo 2017年4月04日 06:22:39 : VB9VIAwhOI : jGcfo9QyXyM[1]
【教育勅語】は全否定する以外に断じてない!。

その理由は、そもそも【教育勅語】が書かれた理由にある。

【教育勅語】とは作者の【井上毅】が、福沢諭吉の「学問のすゞめ」の示す啓蒙思想・自由主義を完全に否定し、【反啓蒙思想・反自由主義】の【儒教思想・全体主義】の【国体】教育に日本国民を教導し【思考停止】に貶める為の【洗脳装置】として書かれたからだ。

だから明治の段階で【教育勅語】に危機感を抱いた西園寺公望や秋山好古らが、啓蒙思想・自由主義を基本とする『世界之日本』人に立脚した『第二の教育勅語』を明治天皇に進言するも、【井上毅】らの抵抗に遭い頓挫した。

つまり明治に【教育勅語】が出来た段階で、既に啓蒙思想・自由主義の立場からは否定されていたのが【教育勅語】であり、そもそも当時ですら【国家】が一般国民の一般道徳に口を挟むなど、それは【国家の越権行為】であり、そもそも【教育勅語】は天皇の詔勅(勅語)だから、その段階で【道徳律】となり、福沢諭吉の率いた時事新報がいみじくも『脱亜論』で【道徳さえ地を拂ふて殘刻不廉恥を極め】と否定した、その【儒教道徳】の再現に他ならないからだ。

そして現代に於いて【国家】が【道徳律】を掲げて【国民】を教導しようなどとする国家こそ、今の【北朝鮮】に他ならない。

従って【教育勅語】とは、その【徳目】の全てを含めて全面否定する以外に無い。

明治時代に既に【教育勅語】の危険性が理解されていたが、啓蒙思想・自由主義が日本人に浸透する前に、『脱亜論』が否定した【儒教】汚染に拠り日本が完全に支配されてしまう。

其の結果、それまで【儒教】の一部だけを取り上げて利用していた日本人が、日本史上、初めて【教育勅語】に拠り【儒教思想・全体主義】に支配される結果となった。

その結末は誰もが知る、帝国の敗北だ。

戦後、教育基本法を作るにあたり、当時の文部省はその点に留意し、『教育基本法の解説』の中で次の様に反省している。
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「国家を唯一の価値の基準とし、国家を越え普遍的政治道徳を無視する教育を行った結果、自国の運命を第一義的に考え国際間の紛争を武力をもって解決しようとする武力崇拝の思想が教育の中に侵入してきた」
「この様な教育は、わが国をして世界を相手とする戦争にまで追いこみ、今日の敗戦の災いを招くに至った有力な一因をなした」
===
だから戦後、直ぐに【教育勅語】は否定された。

さらに日本国憲法の前文にある『人類普遍の原理』は【国体】を否定する。

従って【国体】中心の【教育勅語】は、如何なる【詭弁】を用いても【反面教師】としてしか教材に成り得ない。

そもそも【国家】が一般国民に一般道徳を説くこと、其れ事体が越権行為であり、道徳とは『個人の思想の自由』に含まれる概念だ。

従って【徳目】を教材として教える事態が既に【違憲】なのだ。

【教育勅語】は全面否定しかない。

その為にも、明治に既に書かれていた『第二の教育勅語』草案を挙げる。
見れば判るが『世界之日本』人に必要な技能について書かれているが、【徳目】などは書かれておらず、当然に【忠心愛国】【忠孝】なんてことも書かれていない。

参考)
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立命館大学編『西圏寺公望伝』別巻二>『第二の教育勅語』の草案
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教育ハ盛衰治乱ノ係ル所ニシテ国家百年ノ大猷ト相ヒ伴ハザル可カラズ。
先皇国ヲ開キ朕大統ヲ継キ旧来ノ陋習ヲ破リ、知識ヲ世界ニ求メ上下一心孜々トシテ怠ラズ。
此ニ於テ乎開国ノ国是確立一定シテ、復タ動ス可カラザルヲ致セリ。
朕嚢キニハ勅語ヲ降タシテ教育ノ大義ヲ定ト雖(いえど)モ、民間往々生徒ヲ誘掖シ後進ヲ化導スルノ道ニ於テ其歩趨ヲ誤ルモノナキニアラズ。
今ニ於テ之ガ矯正ヲ図ラズンパ他日/大悔ヲ来サザルヲ保セズ。
彼ノ外ヲ卑ミ内ニ誇ルノ陋習ヲ長ジ、人生ノ模範ヲ衰世逆境ノ士ニ取リ其危激ノ言行ニ仿(さまよ)ハントシ、朋党比周上長ヲ犯スノ俗ヲ成サントスルカ如キ、凡如此ノ類ハ皆是青年子弟ヲ誤ル所以ニシテ恭倹己レヲ持シ、博愛衆ニ及ホスノ義ニ非ズ。
戦後努メテ驕泰ヲ戒メ謙抑ヲ旨トスルノ意ニ悖(もと)ルモノナリ。
今ヤ列国ノ進運ハ日一日ヨリ急ニシテ東洋ノ面白ヲ一変スルノ大機ニ臨ム。
而(しか)シテ条約改訂ノ結果トシテ与国ノ臣民ガ来テ生ヲ朕ガ統治ノ下ニ托セントスルノ期モ亦目下ニ迫レリ。
此時ニ当リ朕ガ臣民/与国ノ臣民ニ接スルヤ丁寧親切ニシテ、明ラカニ大国寛容ノ気象ヲ発揮セザル可力ラズ。
抑モ今日ノ帝国ハ勃興発達ノ時ナリ。
藹然社交ノ徳義ヲ進メ、欣然各自ノ業務ヲ励ミ、責任ヲ重シ、軽騒ノ挙ヲ戒メ、学術技芸ヲ煉磨シ、以テ富強ノ根柢ヲ培ヒ、女子ノ教育ヲ盛ニシテ其地位ヲ嵩メ夫ヲ輔ケ子ヲ育スルノ道ヲ講セサル可力ラズ。
是レ実ニ一日モ忽諸ニ付ス可カラサルノ急務ナリ。
朕ガ日夜軫念ヲ労スル所以ノモノハ、朕ガ親愛スル所ノ臣民ヲシテ文明列国ノ間ニ伍シ、列国ノ臣民ガ欣仰愛慕スルノ国民タラシメント欲スルニ外ナラズ。
爾有衆父兄タリ、師表タリ。
或ハ志ヲ教育ニ懐クモノハ深ク朕カ深衷ニ顧ミ百年国猷ノ在ル所ニ遵由シテ教育ノ方向ヲ誤ルコトナキヲ勉メヨ。
−−−
『第二の教育勅語』の草案のポイント)
1.「忠君愛国」「忠孝」の語がない。
2.民間の「誘掖」「化導」の誤りを指摘し、その原因を「衰世逆境ノ士」を人生の模範とする教育にあるとし、その弊害の是正を説く。
3.「大国寛容ノ気象」を発揮せよと説く。
4.「社交ノ徳義ヲ進メ」「業務ヲ励ミ」「責任ヲ重シ」「軽騒ノ挙ヲ戒メ」「学術技芸ヲ煉磨シ」、これらを通じて国家富強の基盤を形成し、「女子ノ教育ヲ盛ニシテ」女子の地位向上を説く。
5.日本国民に対し、文明列国に伍し、対等に向き合える国民に成長することを求めている。
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