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2019年12月29日01時20分 〜
記事 [政治・選挙・NHK268] 小泉進次郎氏の不倫報道をワイドショーがスルーするワケ(日刊ゲンダイ)
小泉進次郎氏の不倫報道をワイドショーがスルーするワケ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/266935
2019/12/28 06:00 更新日:2019/12/28 15:38 日刊ゲンダイ


小泉進次郎環境相(C)日刊ゲンダイ

 いつもの歯切れの良さはどこに消えたのか。

 週刊文春で〈進次郎政治資金で「不倫ホテル代」〉と報じられた小泉進次郎環境相(38)。12月27日の閣議後会見で、記事について問われると、「個人の事柄については、私からお話しすることはありません」「政治資金の使用はないと理解しています。事務所にも確認し、法令に従って適正に処理していると認識している」と、用意した紙を見ながら答えるのがやっとだった。

 文春の記事によると、進次郎氏は2015年6月、実業家で子持ちの人妻と不倫関係になり、軽井沢で密会を重ねていたという。この女性は進次郎氏にのめり込み、結局、夫婦は離婚してしまうのだが、見逃せないのが、不倫で使ったホテル代を進次郎氏が政治資金で支払っていた疑いがある点だ。

 年末のネタ枯れ時に報じられた国会議員の不倫と怪しいカネの流れ……とくれば、テレビのワイドショーは大騒ぎしてもおかしくないはずだ。しかも、渦中の人物は進次郎氏で、相手の女性は妻でタレントの滝川クリステルさん(42)とも親しかったというのだから、お茶の間の関心を集めるのは間違いない。

 ネット上では、文春記事の写真をもとに女性も特定されていて、すでに“祭り状態”となっているのだが、どういうわけか民放各局とも静かなまま、まったく進次郎氏のネタを扱う気配がない。一体、どういうことなのか。民放キー局のディレクターがこう明かす。

「進次郎さんの不倫ネタを扱えば、もしかしたら自分の局にもブーメランになりかねない。というのも、どの局の女子アナも進次郎さんと頻繁に合コンしていたため、ヘタに放送すると身内から何が出てくるのか分らないのです。ベテラン政治部記者ですら知らない進次郎さんの携帯電話の番号を、若い女子アナが知っていたことがあり、局内でも問題になったことがありましたからね。絶対、数字(視聴率)は取れるのにスルーしているのは、そういう理由もあるのです」

 進次郎氏の危機管理能力が高かったということか?
























http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/525.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 池袋・神戸・四ッ谷暴走殺人事件の奇妙な相違(植草一秀の『知られざる真実』)
池袋・神戸・四ッ谷暴走殺人事件の奇妙な相違
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-f18d12.html
2019年12月28日 植草一秀の『知られざる真実』


上級国民・下級国民という言葉が浸透しているが、これは単なるやっかみの言葉ではない。

日本の刑事司法のゆがみとリンクする言葉なのだ。

2019年4月19日、東京池袋では87歳の男性が運転する乗用車が暴走。

30代の女性と3歳の娘がはねられて死亡した。

わずか2日後の4月21日、神戸で市営バスが暴走し、巻き込まれた20代の男女2人が死亡した。

ともに歩行者が青信号で横断歩道を歩行中に起きた事故だったが、池袋の暴走事故を引き起こした飯塚幸三氏は逮捕されず、事故発生当時の報道では「さん」という敬称付きで報じられた。

他方、神戸の事故を引き起こした64歳のバス運転手は自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で現行犯逮捕され、「容疑者」という呼称付きで報道された。

同じく横断歩道を青信号で歩行中に起きた死亡事故がもう1件ある。

本年8月18日、午前10時40分頃、JR四ツ谷駅前の交差点の横断歩道を青信号で横断していた4歳の男の子が、警視庁新宿警察署のパトカーにはねられて重体になった。

男の子は9月13日に死亡した。

4歳の男の子が交差点の横断歩道を青信号で歩行しているときに、警察車両によって跳ね飛ばされて死亡した重大事件だ。

報道は、警察車両が時速40キロのスピードで交差点内を走行したと伝えている。

警察車両は警視庁新宿警察署のパトカーで、薬物事件容疑者の尿検体を運搬するために緊急走行していた。

横断歩道上を青信号で歩行している4歳男児を跳ね飛ばした緊急自動車は警視庁新宿警察署のパトカーだったが、道路交通法第38条および第41条は、緊急自動車であっても、「横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。」と規定している。

新宿警察署パトカーは道路交通法に違反して4歳男児を跳ね飛ばして死亡させた。

暴走殺人事件と表現して過言でない。

これら三件の重大事件の刑事上の取り扱い、報道上の取り扱いに天地の開きがある。

神戸のバスによる死亡事故ではバス運転手が現行犯逮捕され、実名も公表された。

池袋の暴走殺人事件では、加害者の飯塚幸三氏が元工業技術院院長でクボタ副社長を歴任した人物であることが伝えられ、飯塚氏は未だに逮捕、勾留されていない。

四ツ谷駅前交差点で横断歩道を青信号で歩行していた4歳男児が跳ね飛ばされて死亡した事件では、加害者の男性の実名すら公表されていない。

メディアはこの問題をほとんど報道していない。

事故発生時、男児死亡時、加害運転手書類送検時に、事実関係だけが簡単に報道されたのみである。

パトカーを運転していた警視庁新宿警察署地域課の男性巡査部長(51)は11月26日に自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で書類送検された。

しかし、ほとんど詳しい報道がない。

池袋事件、神戸事件を大きく報道したテレビメディアが四ッ谷の青信号での横断歩道歩行中の4歳男児跳ね飛ばし殺人事件をほとんど報道していない。

大きな交差点で防犯カメラ映像があるはずだ。

他の事件であれば警察は防犯カメラ映像を民間メディアに提供する。

ところが、この事件では報道自体がほとんどない。

青信号を歩行中の4歳男児がパトカーに跳ね飛ばされて死亡した事故、事件であり、テレビメディアが競って大報道を展開するような事件だ。

しかし、報道はほとんどなく、加害男性の実名すら報道されていない。

農水省元事務次官の熊沢英昭氏は長男を殺害し、12月16日、東京地裁は懲役6年の実刑判決を示した。

殺人で実刑判決を受けた被告の保釈が認められることは通常ない。

だが、裁判所は熊沢氏の保釈を許可した。

裁判の最終弁論で熊沢氏は「この罪を償うことが大きな務めと考えている」と話したが、その熊沢氏が判決を不服として控訴した。

審理は控訴審に移行し、高裁判決が示されるまでには新たに長い時間が経過する。

日本の刑事司法は完全に腐敗し切っている。

このような状況を放置してよいのか。

最終的に問われるのは主権者国民の対応だ。

国民がゆるい対応を続けている限り、この腐敗は決して是正されない。

腐敗はさらに進行することになるだろう。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/526.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 米国とイランにいい顔 安倍政権ヒタ隠す中東派遣のリスク(日刊ゲンダイ)
 


米国とイランにいい顔 安倍政権ヒタ隠す中東派遣のリスク
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266986
2019/12/28 日刊ゲンダイ


官邸前では抗議が…(C)日刊ゲンダイ

 安倍政権は27日、海上自衛隊の中東派遣を閣議決定した。同盟国の米国と友好国のイランの板ばさみとなった結果、中東でのシーレーン(海上交通路)の安全確保に向けた情報収集強化を名目とした玉虫色の派遣。イランへの配慮により、活動海域からホルムズ海峡とペルシャ湾が除かれた。

 菅官房長官は27日の会見で「今後、国民に丁寧に説明する」と繰り返したが、通常国会の召集は来年1月20日の予定。海自の一部はすでに現地に向かっている。中東派遣を既成事実化することで、3つのリスクについてはダンマリで通すつもりなのか。

 防衛省出身で内閣官房副長官補(安全保障担当)を務めた柳澤協二氏がこう指摘する。

「自衛隊にどんな任務があるのか曖昧なまま派遣が決まりました。情報収集が理由ですが、派遣される海域の洋上の危険性は海賊対策で散々調べている。日本関係船舶に対する陸上からの脅威を調べるとなると、洋上任務が効果的かは疑問です」

 今回の中東派遣は防衛省設置法4条の「調査・研究」に基づく。ソマリア沖アデン湾で海賊対処活動にあたるP3C哨戒機2機のうち、1機を使って来年1月下旬から活動を始め、哨戒ヘリ搭載の護衛艦「たかなみ」1隻を同2月上旬に派遣。約260人の隊員が同12月26日までの1年間、オマーン湾やアラビア海北部、アデン湾の3海域に限定し、公海上で活動する。

 菅官房長官は「日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集体制を強化することが必要」の一点張りで、「調査・研究」の詳細についてはゴニョゴニョ。日本籍船が襲われるなどの不測の事態には武器使用も伴う「海上警備行動」が発令されるものの、安全を守る手だてはないという。

「海上警備行動を発令しても相手が『国や国に準じる組織』の場合、憲法や国際法に違反する恐れがある。海賊が襲ってきた場合は警察権を行使できますが、『国や国に準じる組織』からはタンカーを守ることができない。対抗すれば、イランとの衝突につながる恐れもあります」(柳澤協二氏)

 そもそも、トランプ米大統領の顔色をうかがい、政治的アリバイづくりで派遣決定したこと自体が問題だという。米国に妥協したことで「米国主導の有志連合の参加を断れなくなる可能性がある」(柳澤協二氏)からだ。

 衆院安全保障委員会の閉会中審査が同1月17日に予定されているが、一体どんな言い訳をするつもりなのか。










http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/527.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 中東派遣「当然だ」「無用な刺激に」 自衛官の声、様々(国会議論なしになし崩し!?)
 強盗に襲われそうな者の警備なら解るが。「情報収集」との理由で、しかも強盗の居ない所に軍事力派遣。国会に掛ければ揉めるから嫌だ、と閣議決定のみ。不測の事態なら「正当防衛」と称して殺し合うこともできるとは。
 無駄な危険にさらされる自衛隊員から、不安の声が聞こえないのはなぜだろう。

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中東派遣「当然だ」「無用な刺激に」 自衛官の声、様々
https://digital.asahi.com/articles/ASMDV52H1MDVUTIL03B.html?pn=6

伊藤嘉孝、贄川俊 2019年12月27日20時51分

*護衛艦「たかなみ」=2017年4月、神奈川県横須賀市https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20191227002865_commL.jpg

中東への自衛隊派遣が27日、閣議決定された。「当然だ」「危険では」。現役自衛官らの受け止めは様々だ。

●自衛隊の中東派遣、政府が閣議決定 安全確保へ情報収集
 「指示があれば、任務を果たすだけ。文民統制ですから」。自衛隊幹部のひとりは防衛省内でこう話した。別の中堅隊員は「石油資源が通るシーレーン(海上交通路)は日本の生命線。自衛隊が守るのは当然」と言った。

 ただ、懸念を抱く隊員もいる。今回、上空からの情報収集は、アフリカ東部のジブチを拠点に海賊対処をしているP3C哨戒機が兼務する。パイロット経験がある幹部自衛官は「海賊と、別のリスクとが同時に起きた場合、現場は迷いかねない。危険につながる」と不安視する。「現場の安全より、日程ありきで物事が決まった印象」と話す自衛官もいた。

 政府が、現状について、ただちに日本関係船舶の防護が必要な状況にはない、としていることを踏まえ、「あえて行く必要があるのか。無用な刺激になるのでは」との声もあった。

 北朝鮮のミサイルや、中国の海洋進出への警戒など、自衛隊が直面する課題は多い。幹部のひとりは「今もぎりぎりの人員と船で回しているのに……」とぼやいた。

 首相官邸前では27日朝、派遣に反対する人たちが集まり、「国会で議論するなということか」「軍事的緊張を拡大する」などと声を上げた。日本弁護士連合会の菊地裕太郎会長は「防衛省設置法や恒久平和主義、立憲主義の趣旨に反するおそれがある」との反対声明を出した。学者や弁護士からなる6団体は今月19日の声明で、「紛争に巻き込まれ、武力行使の危険を招く」と訴えた。

 一方、海運業界は派遣を歓迎する。日本の海運会社は独自の対策を続けており、日本郵船は6月にタンカーが攻撃されたホルムズ海峡付近の海域は全速力で通過するようにしている。商船三井は、イラン領海を迂回(うかい)させている。

 派遣決定を受け、日本船主協会は「当該海域を航行する船舶の乗組員は不安を抱えながら業務をおこなっている。自衛隊が得た情報が提供されることとなれば、日本商船隊の安全航行に資することになり、乗組員の安心感を増すことにつながる」とのコメントを出した。ある海運関係者は「周辺国を刺激するリスクは否定しないが、現状は何もしなくても攻撃を受ける可能性もある。中東にエネルギー供給を頼らざるをえない現実を考えると、政府には安全に航行できるような法整備を進めてほしい」と話した。(伊藤嘉孝、贄川俊)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)


http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/528.html

記事 [政治・選挙・NHK268] カジノ汚職の背後に「安倍・麻生vs菅・二階」権力闘争激化(日刊ゲンダイ)
 


カジノ汚職の背後に「安倍・麻生vs菅・二階」権力闘争激化
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266987
2019/12/28 日刊ゲンダイ


権力闘争激化(C)日刊ゲンダイ

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、衆院議員の秋元司容疑者が収賄容疑で逮捕された一件が、自民党内で疑心暗鬼を生んでいる。背景に「安倍・麻生」連合と「菅・二階」ラインの権力闘争があるとみられているのだ。

 官邸内の権力闘争激化がまことしやかに語られる理由は、臨時国会以降、菅官房長官に関係する政権スキャンダルが相次いでいることだ。まず、菅氏の側近として知られる菅原経産相と河井法相が立て続けに「政治とカネ」で辞任。菅氏と急接近していた小泉環境相も、今週発売の「週刊文春」に人妻の実業家との不倫や、政治資金の不透明な使途を報じられた。

 9月の内閣改造で菅氏がねじ込んだ“菅人事”とされる3人が、いずれも週刊誌のターゲットになり、さらには菅氏の腹心の部下である和泉首相補佐官までもが、厚労省の女性官僚との“不倫出張疑惑”をスッパ抜かれている。「令和おじさん」でポスト安倍に躍り出た菅氏を追い落とすため、安倍首相の周辺がスキャンダルをリークしているとみる向きは少なくない。

「側近のスキャンダルで失速した菅長官にとっては、IR疑獄の事件化も追い打ちです。IRの旗振り役が菅長官と二階幹事長だった。しかも、逮捕された秋元議員は二階派で、二階幹事長にも大きなダメージです」(自民党中堅議員)

 そんな折も折、菅氏と二階幹事長が26日に会食。森山国対委員長やタレントの杉良太郎らも同席したというが、IR疑獄で渦中の2人が直接会い、いったい何が話し合われたのか。

「会食は二階幹事長が呼びかけて実現したそうです。表向きは、年明けの通常国会の運営などについて、国対委員長も交えて意見交換する名目ですが、当然、IR疑獄の広がりや見通しも話し合われた。麻生副総理と対立関係にある菅官房長官は、二階幹事長と連携して、ポスト安倍を取りにいくとみられていました。このタイミングでの会食は臆測を呼んでいます」(自民党国対関係者)

政権つぶしと「桜」隠し

 秋元議員は9月まで内閣府の副大臣としてIRを担当していた。任命責任は安倍首相にあるはずなのに、この事件で安倍首相が他人事のような顔をしているのも気になる。秋元議員の逮捕についてダンマリを決め込んできた安倍首相は、27日のBS番組の収録で初めて、「副大臣を経験した現職の国会議員が逮捕されたことは誠に遺憾だ」と事件に触れた。

「事件が大きくなれば首相も無傷では済まないでしょうが、秋元議員の逮捕でメディアがIR疑獄に飛びつき、結果として『桜を見る会』の疑惑は下火になった。桜を見る会は首相自身の疑惑なので、メディアや野党は継続して追及していく必要があるでしょう。また、IR疑獄は秋元議員ひとりの問題で終わってしまうのか。今後の特捜部の動きにも注目です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 特捜部は決して正義の味方ではない。これまで安倍首相の取り巻き連中の疑惑はことごとく見逃してきたのだ。小沢一郎衆院議員の陸山会事件や日産のゴーン事件でも分かるように、恣意的な捜査や政治的な忖度はお家芸と言っていい。

「安倍・麻生」連合と結託した特捜部が、政敵潰しに動いた可能性を否定できないのが、今の日本の情けないところだ。










http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/529.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 政治の使命に反する安倍政権 我々は明らかに貧しくなった ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)
  


政治の使命に反する安倍政権 我々は明らかに貧しくなった ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266981
2019/12/29 日刊ゲンダイ

 政治の使命は主権者国民大衆を幸福にすることである。その幸福の条件は「自由」と「豊かさ」と「平和」である。

 安倍政権に懐柔されたメディアと忖度官僚のせいで、私たちは、主権者として当然な情報も与えられず、知る権利が著しく害されている。また、選挙演説にヤジを飛ばすと私服警官に排除される、表現の自由のない後進国のようになってしまった。

 アベノミクスは失敗に終わり、労働法制の改悪と増税と医療と年金・福祉の切り下げで、私たちは明らかに貧しくなった。

 憲法9条2項が「軍隊」と「交戦権」を禁じているために、政府見解でも海外に戦争に行けない国だとされていたのに、安倍政権下で、「平和安全法制」という人を食ったような名称の法律で海外派兵が許される(?)ことになったという。戦争の危険である。

 揚げ句の果てが、国費でお友達をたくさん接待する「桜を見る会」や、側近議員と親しい業者に大学の統一入試を丸投げする。まさに国家の私物化「安倍王朝」状態である。

 これは、一度政権交代を行えば、官僚機能が復活し、政権の悪事の証拠が役所から公開されて犯罪にけじめをつけることができる。

 今の選挙制度の下で自・公が一体化している以上、野党も各区で一本化しない限り、そもそも勝ちようがない。安倍政権の傍若無人に呆れ果てた国民が、この期に及んで譲り合えない旧民主党の「商売野党」ぶりに愛想を尽かし政治から離れ、結果として自公政権を延命してしまったことに気付かないほどに旧民主党は愚かである。彼らは、あの希望の党騒動の時に、政策を度外視して右往左往して、「議席=報酬」が第一関心事であることを国民に見抜かれてしまった。

 しかし、そんな彼らでも、政権交代を果たすためには「安倍チルドレン」でないだけましなことは自明である。だから、今さら「政策が一致しなければ……」「共産党だけは……」などと言わずに、「政権交代による人心一新」を合言葉に野党は協力して有権者の希望を回復させて総選挙で勝利すべきである。その上で、政策は、自公のように論点ごとに協議を重ねて決めていけばいいのである。



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)













http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/530.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 大中東で益々活動的になりつつある日本(マスコミに載らない海外記事) :国際板リンク 
大中東で益々活動的になりつつある日本(マスコミに載らない海外記事)

http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/118.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/531.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 本人は「ウヨじゃない」というが…吉本芸人「ほんこん」のサムすぎるネトウヨぶり! 安倍応援団化は売れない芸人の再生装置か(リテラ)
本人は「ウヨじゃない」というが…吉本芸人「ほんこん」のサムすぎるネトウヨぶり! 安倍応援団化は売れない芸人の再生装置か
https://lite-ra.com/2019/12/post-5171.html
2019.12.29 吉本芸人「ほんこん」のサムすぎるネトウヨぶり! リテラ

    
    自身のYouTubeチャンネルで「桜を見る会」を扱った「ほんこん」


 本サイトで日々お伝えしているように、吉本芸人の“安倍応援団化”や“ネトウヨコメンテーター化”がどんどん進行しているなか、「ネトウヨ芸人」として注目されている人物がいる。お笑いコンビ130Rのほんこんだ。関西では数年前から情報番組で安倍応援団丸出しのコメントを連発。時折、話題になっていたが、今年はyoutubeや活字にも進出。正真正銘の「ネトウヨ芸人」になってしまったようだ。

 Twitterでは百田尚樹や有本香氏、高須克弥院長といった極右文化人、あるいはネトウヨアカウントやネトウヨまとめサイトの投稿をリツイートしまくり、少し前にが「ほんこんのなに聞きたい?」なるYouTubeのチャンネルも開設。バーを舞台にしてネトウヨ受けする発言を繰り返している。最近も「桜を見る会」問題を扱って、こんなことを語っていた。

「僕ねえ、これねえ、なにをしてんのかな〜とか思うねん。政治家たるもの、うん、国策をしなさいよ。桜見るのもええし、ええけども、ちゃんと政策で議論したらええのに、国会でこういうことを。1日国会でかかんのにね3億って聞くもんね。これ、金額で言うたら5000万いうけど、5000万も税金やからダメなんですけど、みんな、よう聞いてくれよ、安倍総理を擁護なんかしてないで。してないねんけど、してるようになぜ見えるかというたら、申し訳ないけど、野党が安倍総理を擁護してんねん。サポーターやて。野党がちゃんとこういう桜を見る会も追及すんねんやったら追及したらええけど、国会でせんとちゃうとこでして。ほんで野党の支持率をあげるのは、やっぱりGSOMIAを継続ってなったやん、破棄かどうかって言ってたときに、それでもコレやってたりとか、ウン、北朝鮮がミサイル撃ってんのにコレやってるとか、もう違うねん。シュレッダーを見に行く? 桜を見る会からシュレッダーを見る会? ウン、これ余談なるけど(以下略)」(12月28日)

 まさに居酒屋でクダを巻いている保守オヤジそのもの(というか、本当に酒を飲んで喋ってるのだろう)。「国会でせんとちゃうとこでして」って、野党の国会審議要請を拒否してるのは与党なんですけど……。あらかじめ言っておけばよかったが、だらだらだらだらとクソつまらないので、視聴する価値などない。ある意味、このトーク力のなさは2000年代にメッキリ売れなくなった頃のほんこんと同じである。

 まあ、それはともかくとして、だ。

 ほんこん本人は「安倍御用芸人」とか「ネトウヨ芸人」とか言われるのがイヤらしい。数日前にもTwitterで、一般ユーザーが「完全にウヨ芸人まっしぐら」などと指摘するツイートを見つけて、自分から〈何をもってウヨ芸人なのか?私はただ日本が好きなだけ 貴方様は嫌いなのですか?〉などと噛み付いておいて最終的にブロックしてしまったことが、ネット上でちょっとした話題になっていた。

 しかし、最近のほんこんの発言をあらためてチェックすると、やっぱり「ネトウヨ芸人」と言われても仕方がない、というか、ネトウヨに大向こう受けする発言を繰り返し、自分で「保守」をウリにしているのが現実だ。

 たとえば、ほんこんは最近、あの極右雑誌「正論」(産経新聞社)2020年1月号の対談に登場。相手は『ニュース女子』(DHCテレビ)の沖縄ヘイトデマ回の“主犯”で知られる自称・ジャーナリストの井上和彦氏だ。「桜を見る会とか追及してる場合ちゃうで」なるタイトルで、ほんこんはこんな発言を連発していた。

「安倍政権では民主主義が危ぶまれるとか言いますけど、ほんなら共産主義とか社会主義の国の人権のこと言うてみいと」

「(あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」は)あれ、自分らのお金でやったらええのに、公金じゃないですか。メディアも慰安婦像の所だけ切り取るけど、天皇陛下の写真焼いたらあかんでしょ」

「慰安婦の問題も、軍の関与はないけど、慰安婦は実在したから、色々言われても我慢してきたんですが、レーダー照射問題でぶち切れましたね」

「常に戦争はやってはいけないと思いますけど、戦争が起きた場合の事を考えて何が悪いんでしょうか。野党のみなさんは、そう言うんやったら、自分の家の施錠もすんなよ、警備もおくなよと言いたいですわ」

 既視感のあるイチャモンばっかり……。ようは、有象無象のネトウヨが言っていることをさらに希釈して喋っているだけなので、いちいちつっこむ気にもなれないが(いちおう一つだけ正しておくと、慰安婦問題への軍関与は公的な史料で証明されている)、いずれにしてもこの薄っぺらさ。「ネトウヨ芸人」と呼ばれても仕方ないだろう。

■ほんこんのオリジナリティのなさ、「ゆる〜い独裁国家がいい」も小藪千豊のパクリ

 そんなほんこんは今年、ちゃっかり本まで出している。『日本のミカタ ボク、この国のことを愛しているだけやで!』(ワニブックス)なる新書だ。最後まで読んだ上で言うが、これまた中身がスカスカすぎて論評する気も失せる。

 たとえば、ほんこんは〈別に過激でもなんでもないし、当たり前なこと言うてるだけ。ただ、誰も「おかしいことをおかしい」と言わないせいか、ボクのこうした発言がネットやSNSで注目されて、ボクのことを「ネトウヨだ」「安倍シンパだ」と攻撃する人も増えてきました〉などと被害者ヅラし、〈ネトウヨが、芸名で「ほんこん」なんて外国の地名、名乗るかい! 本当にネトウヨなら「せんかく」とか「えとろふ」にでも改名するわって話や(笑)〉などと書いている。

 (笑)って、いや、死ぬほどサムいが、さらに読み進めていくと、その無自覚な“ネトウヨ的薄っぺらさ”に本気の寒さを覚えること必至だ。

〈でも、ま、「保守」なら「保守」でいいのかなと思いますけどね。だって、この国に住んでんねんから!
 それが違うという人らは、何らかの理由でこの国を貶めようと思ってる方々なんでしょうか。もしかしたら、戦後の自虐史観をすり込まれた可哀そうな人たちかもしれないですけど、やってることは結果的に他国を利することばかりでしょ。〉(『日本のミカタ』)

 あえて、ほんこんの特徴をあげるとすれば、こうした言論の“オリジナリティのなさ”かもしれない。たとえば〈あくまでも民主主義ではあるんですけど、ある程度強引なこともしなければ国を動かすのは難しいので、ゆる〜い独裁国家がいいなと個人的には思っています〉などと書いているのだが、コレ、同じ吉本の小籔千豊がテレビ番組で「僕はライト独裁(がいい)」「民主主義独裁です」などと主張していたものとほぼ同じ話(参考https://lite-ra.com/2015/10/post-1578.html)。まったく、なんだかなーって感じである。

 もうひとつの特徴は、すでに読者諸賢もお気づきだろう。とにかく議論が雑であることだ。本人は「安倍応援団」であることも否定するが、リベラル系の野党を叩き、現政権を擁護するのが基本路線。とりわけ、安倍首相を褒めるときの表現の雑さは笑えるレベルである。

〈ふたりが仲良くする、あの絵がすごい効果を生んでるんですよ。ふたありで一緒にゴルフをやってる、一緒に食事をしてる、一緒に護衛艦「かが」に乗ってる……これが全部、世界へのメッセージ。つまり、中国、ロシア、北朝鮮に対する抑止力になるんです。〉(『日本のミカタ』)

 ところが、こうした雑さが、かえってネトウヨに受けているらしい。ほんこんがネトウヨや極右界隈で注目され始めたのは、著書のタイトルにもサンプリングされている関西ローカル番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(朝日放送)への出演からだ。この番組でほんこんは、韓国や北朝鮮批判、野党バッシングなどを繰り返してきた。そのたびにSNSでは、ネトウヨたちが「ほんこんよく言った」「ほんこん無双!」などと快哉を叫んでいるという始末である。

■安倍応援団になれば、売れない芸人でもコメンテーターとして起用される状況

 しかし、ほんこんは、今のようにネトウヨばりの極論を振りかざす芸人ではなかった。というか、政治や社会問題に言及するようなタイプですらなかった(まあ、ほんこんの論理で行けば、だからほんこんなんて芸名をつけたのだろう)。それが、なんでこうなったのか。ちょっと振り返ってみれば自ずと見えてくる。

 もともと、1990年代に相方の板尾創路とともに人気番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』のレギュラーを務めた頃、ほんこんの芸風(唯一の持ちネタと言ってもいい)といえば、自分で「ブサイク」であるということをウリにし、周囲からイジられるというものだった。知名度は全国区レベルになり、それなりの人気も得た。

 ところが、『ごっつ』が終わってからというもの、ほんこんの存在感は消えてしまった。もともとコンビで何かをすることが少なかった130Rだが、相方の板尾が“個性派俳優”としての進路を見つけ、独特の地位を築いていったのとは対照的に、せいぜい「ブサイクネタ」ぐらいしかネタがなく、トーク力もイマイチだったほんこん。有り体にいえば、お茶の間から飽きられてしまったのだろう。

 そんなほんこんが、いつのまにか「保守系」の主張を雑にぶちまけるコメンテーターとして再生し、「正論」のような極右雑誌からラブコールがかかるまでになった。まさしく“ネトウヨ文化人”として復活したケント・ギルバートを彷彿とさせるパターンである(参考
https://lite-ra.com/2015/12/post-1761.html)。

 つまるところ、「ネトウヨ言論人」や「安倍応援団」というのは、フェイドアウトしかけた芸能人や文化人が復帰するのにお誂え向きの舞台なのだろう。それは、彼らの議論の雑さや言論の質の低さからもわかる。民主党政権が倒れ、安倍政権が権勢を振るうなか、反権力的なリベラルよりも政府に睨まれない保守系のほうが、メディア側は扱いやすい。政権から陰に陽に圧力を受け続けているテレビ局ならなおさらだ。

 そうした連中は一様に「国を愛する気持ちを語って何が悪い」とか「自分はリベラル派とは違って空気を読まない」とか「誰にも忖度せずに正論を言っているだけ」などと嘯く。なにか「タブー」を打ち破っているかのような話だが、実際にはまったくの逆だ。

 第二次安倍政権以降、強力すぎる安倍政権を援護し、野党を適当に叩きさえすれば、簡単に「勝ち馬」に乗れる。メディアからも声が掛かる。どんなに議論が雑で教養がなくても、いっぱしのコメンテーター扱いされ、論壇誌に呼ばれたり、本だって出せてしまう。そうした状況が「安倍応援団」と呼ばれる文化人やコメンテーターを急増させているのだ。

「愛国心とはならず者たちの最後の逃げ場である」という警句がある。だが、「ネトウヨ文化人」たちに文学的な言葉はふさわしくない。連中はもっと単純だ。「愛国」とはビジネスである。「保守」とはお追従である。「正論」とは安倍晋三賛歌である。いいかげんにしろ。

(宮島みつや)













http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/532.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 沖縄の誇りを踏みにじりつづけているのはどこのどいつじゃ 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)
 


沖縄の誇りを踏みにじりつづけているのはどこのどいつじゃ 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266872
2019/12/27 日刊ゲンダイ


首里城視察後、取材に応じる菅官房長官(C)共同通信社

「首里城は沖縄の誇りだ。被害の大きさを実感し、復元に向けて全力を尽くす決意を新たにした」(菅義偉官房長官)

 なんでも菅さんは21日、沖縄県を訪れて首里城を視察したという。そこで彼は、首里城復元に向けた県との連携をアピールし、そう語った。

 産経新聞によると、このことについて、政府関係者が、

「首里城は県と信頼関係をつくれるかどうかの試金石だ」

 といってるらしい。わかりやすくいえば、

「県民が辺野古新基地建設を容認するのは、首里城に金を出してやるための試金石」

 っていってる。

 おかしくない? 首里城はこの国の観光名所で、国民の財産。それが燃えてしまったんだから、ふつうにお金を出したらいいじゃん。

 しかも、その出すといっているお金、税金でしょ。安倍政権の人たちの金じゃない。なんでこんなに偉そうなのか?

 だいたい菅氏はよく「沖縄の誇り」なんていえたよな。ええ、あたしは忘れちゃいませんとも。お亡くなりになった翁長知事が官邸を訪れたとき、何回も面会を拒否ったこと。

 昨年9月の知事選、今年の2月の県民投票、4月の衆院補選、7月の参院選と、はっきりと辺野古新基地建設反対の民意は示されているのに、無視しつづけていること。

 そしてなにより酷いのは、米海兵隊が普天間飛行場を使いつづけていること。2年前、普天間の小学校に米軍のヘリコプターの窓が落ちたというのに。

 よく「沖縄の誇り」なんていえたもんだ。それを踏みにじりつづけているのは、いったいどこのどいつじゃ。

 なんか反社会的勢力の人たちみたいだな。彼らがいう試金石という取引は、むちゃくちゃな言い分である。なのに、それを押し通そうとするとことかさ。自分のものじゃない税金を、くれてやるみたいに言い出すところも。なにより、困ってる人間につけ込むなんて。



室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。



菅官房長官が沖縄・首里城を視察

2019/12/21  テレ東NEWS

菅官房長官は火災で正殿などが焼失した沖縄の首里城を視察しました。

菅長官は「首里城復元のための関係閣僚会議」の責任者として火災後、初めて首里城を視察しました。

視察では、復元に向けた今後の取り組みに活かそうと沖縄県の玉城知事や公園管理者から焼失の状況や復元への課題を聞いていました。

政府は防火対策強化を盛り込んだ復元への具体的な工程表を来年3月までに策定する方針です。

















http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/533.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍氏は忘年会の際、番記者に“自分には死期が迫っている”とつぶやいたらしい:来年早々、健康上の理由で是非とも辞表を出して欲しい!(新ベンチャー革命)
安倍氏は忘年会の際、番記者に“自分には死期が迫っている”とつぶやいたらしい:来年早々、健康上の理由で是非とも辞表を出して欲しい!
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/5407054.html
新ベンチャー革命2019年12月29日 No.2559


1.安倍氏は忘年会で番記者に“自分には死期が迫っている”と衝撃告白

 2019年12月28日、安倍官邸は官邸担当のマスコミ番記者を招待して忘年会をやったそうですが、その席にて、安倍氏が聞き捨てならない一言を呟いたそうです。それは “自分には死期が迫っている”と告白したとのことです(注1)。

 安倍氏の死期について、その解釈は二通りあります、

1)首相としての辞任が迫っている

2)ホンモノの死期が迫っている

 本ブログでは、2)ではないかとにらんでいます、なぜなら、1)の首相辞任に“死期”という言葉はどこか、ピッタリ来ないからです。

2.安倍氏には潰瘍性大腸炎という難治性の持病がある

 安倍氏は、2006年に1回目の首相になり、翌2007年9月に、突如、辞任していますが、そのときの辞任理由はオモテムキ、持病の潰瘍性大腸炎が悪化したためということになっています。

 そして、2012年9月、2回目の自民総裁になった直後の10月に、国民に広く知られていた安倍氏の持病・潰瘍性大腸炎は、アサコールという特効薬の出現にて、首相に再復帰できるほど回復したと、安倍氏自ら、マスコミに公表しています(注2)。

 上記の事実から、安倍氏が、難病の潰瘍性大腸炎の持病を有しているのはほんとうであるとみなせます。

 ただし、1回目の首相のとき、就任後わずか1年で、突如、辞任した真の理由は、持病悪化というより、日本を属国支配する米国戦争屋CIAジャパンハンドラーから、失格扱いされたためと観ています。

 なぜ、彼ら米戦争屋CIAジャパンハンドラーは当初、安倍氏を失格にしたでしょうか、それは、前任の小泉氏に比べて、対米売国能力(演技力も含む)が劣っていたからと本ブログでは観てきました。

 その後、安倍氏は隷米性を徹底することを条件に二回目の首相をやらしてもらっているのです。その意味で、彼こそ、日本一の真性売国奴なのです。

3.首相というポストは想像以上に重圧であり、そのストレスで、安倍氏の持病が再び、悪化している可能性は否定できない

 安倍氏は、2012年暮れ、2回目の首相に就任していますが、その後、2019年暮れの今日まで、7年も首相を続けています。

 安倍氏が潰瘍性大腸炎の持病を有しているのが事実とすれば、特効薬・アサコールのおかげで、持病の悪化が抑えられてきたため、7年も首相を続けられたと思われます。

 しかしながら、最近、安倍氏の顔色は悪い上、顔のむくみもハンパではありません。

 そう言えば、2018年7月、安倍氏は股関節周囲炎に罹ったことがありますが(注3)、この病気は、ステロイド常用者が罹るようです(注4)。

 いずれにしても、安倍氏の顔つきは、決してよくありません。

 そして、今では、国民の多くが、安倍氏の続投を望んでいないのは確かです。

 是非とも、来年早々、健康を理由に辞表を出してもらいたいと願って已みません。

注1:日刊ゲンダイ“首相と番記者の「ごっつあん忘年会」記念撮影に今年も長蛇”2019年12月28日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266985

注2:NEWSポスト“潰瘍性大腸炎に苦しんだ安倍総裁 1日トイレ30回以上証言も”2012年10月4日
https://www.news-postseven.com/archives/20121004_147321.html

注3:本ブログNo.2074『右足のはずなのに左足をかばう安倍氏の股関節周囲炎は仮病ではないかもしれない:芸能活動休止中のタレント・坂口憲二に倣って、安倍氏も次期自民総裁選出馬を是非とも見送って欲しい!』2018年7月16日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/2018-07-16.html

注4:難病情報センター“特発性大腿骨頭壊死症(指定難病71)”
https://www.nanbyou.or.jp/entry/160


関連記事
首相と番記者の“ごっつあん忘年会” 記念撮影に今年も長蛇 「死期が迫っている」に一瞬ギョッ!(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/514.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/534.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 京大・山中伸弥教授を恫喝 霞ヶ関を牛耳る“最悪カップル”(FRIDAY)

※FRIDAY 2020年1月3日号 画像クリック拡大


京大・山中伸弥教授を恫喝 霞ヶ関を牛耳る“最悪カップル”
https://friday.kodansha.co.jp/article/87095
2019年12月29日 『FRIDAY』2020年1月3日号


’17年7月、加計学園の獣医学部新設問題で文部科学省に圧力をかけたとされ、国会に参考人として招致された和泉補佐官(左)

「いま、医療に携わる人間の中で、最も評判が悪いのが、大坪寛子・厚生労働省大臣官房審議官(52)でしょう。彼女は慈恵会医科大学から厚労省に入った医系技官ですが、医師としての実力はたいしたことはありません。ところが、菅義偉官房長官の信頼が厚い和泉洋人・首相補佐官(66)と極めて近い関係になったことで、とんでもない権力を握ってしまったのです」(厚労省の行政に詳しい医師)

今年8月に和泉補佐官と大坪氏は、山中伸弥教授が所長を務める京都大学iPS細胞研究所を訪問。予算削減を一方的に通達し、山中教授を「恫喝した」と医薬専門メディアで報じられた。一方の山中教授は会見を開いて予算削減の理不尽を訴え、最終的に削減は見送られる見通しになった。そこに週刊文春が二人の京都旅行と銀座デートを報じたのだ。

「和泉補佐官と大坪氏の『ただならぬ関係』が厚労省内で噂されるようになったのは、夏頃でした。内閣官房に出向していた大坪氏は7月に厚労省に戻ってきて、審議官に抜擢されます。しかし、課長になったことのない大坪氏が、なぜ(課長よりも上の)審議官をやるのかと話題になり、和泉補佐官と『昵懇(じっこん)の仲』だったことが判明した」(全国紙厚労省担当記者)

前出の医師が続ける。

「山中教授と同じような手口で予算をカットされた『被害者』の話はよく耳にします。厚労省には自由に使える数十億円規模の『調整費』というものがあり、大坪氏がその予算を握っている。そのため、彼女の傍若無人な振る舞いを知っていながら、誰も表立って批判することができないのです。ただ、疑問なのが、なぜ彼女はそんなに権力を行使したいのか、ということ。威張りたいだけで日本の医療行政がねじ曲げられているとしたら、彼女の罪は大きいと思います」

それにしても、この「最悪カップル」がこれほどの権力を握っているのはなぜか――。『官邸官僚』の著書があるジャーナリストの森功氏はこう説明する。

「和泉補佐官は菅官房長官の腹心と言われ、その威光を背景に自分の好きなように政策を進めてきました。元々は国土交通省の技官ですから、国土交通分野の政策には以前から強かったのですが、最近はそれに限らず、『官邸官僚』として省庁に関係なく首を突っ込んでいて、医療分野まで牛耳ろうとしているのです」

無能な人物が能力以上の権力を握ると組織を根っこから腐らせる――。そんな恐ろしい状況が、この国の中枢で進行しているようだ。

『FRIDAY』2020年1月3日号より

撮影:鬼怒川 毅






















http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/535.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「野党共闘で保革伯仲を」  中村喜四郎衆院議員インタビュー(上)(共同通信)
「野党共闘で保革伯仲を」 中村喜四郎衆院議員インタビュー(上)
https://this.kiji.is/579578682677331041?c=39546741839462401
2019/12/24 07:00 (JST)12/26 10:09 (JST) 西野 秀 共同通信社編集局デジタル編成部編集委員 株式会社全国新聞ネット

 自民党を離党後、長年無所属だった中村喜四郎衆院議員が、自民党に対抗する野党勢力結集のために、汗をかいています。安倍1強を許し続けてきた弱体野党の体質改善に取り組む“キーマン”に11月26日、話を聞きました。インタビューしたのは、共同通信政治部野党クラブの、佐伯健太郎記者、大塚卓キャップ、松浦基明政治部長です。このロングインタビューの編集は、デジタル編成部の西野秀編集委員がやりました。


衆院議員会館の自室で11月26日、インタビューに答える中村喜四郎衆院議員

 ―長く自民党に所属し、離党後も無所属を貫いていましたが、最近は野党勢力の結集のため努力しています。どうしてですか。

 「 いろんなことを考えながら無所属の時代を続けてきた。こうして動こうと考えたのは、第2次安倍内閣ができあがってからこの6年、選挙のたびに投票率が下がってきた。選挙のたびに投票率が下がるとは、一体どういうことか考えた。簡単に言えば、国民に政治を諦めさせている。諦めさせているということは、国が壊れていく。民主主義が崩壊していく深刻な事態になっている。そういう考え方が非常に強くなってきた」

 ―国民が政治を諦めているとすると…。

  「民主主義が壊れる。こういう流れが、権威主義的な流れとして非常に顕著になっている。その権威主義というのは、安倍政権で言えば『選挙権威主義』といえる。勝つためなら何でもやる。それが、どういうことをもたらしているかが問題だ」

 「2014年の衆院解散は、消費税を上げないための解散だった。いったい何だったのか。消費税を上げると言って解散するなら、国民は賛否の意見を持って選挙に参加できるが、上げないという選挙にわざわざ行けるわけがない。上げた方がいいという人は投票に行かない形になる。だけど、この国の財政は1100兆円もの借金を持っている。国民一人あたり728万円もの借金を持っている国で、消費税を上げない解散なんて、とても常識的には考えられない」


安倍晋三首相と国会議事堂、訓練中の自衛隊のコラージュ

 「さらに2017年は、北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)に搭載できる核兵器の実験を行った直後に、国難突破解散といって衆院を解散した。国難突破解散とは、いったい何なのか。何をどうしようとしているのか。そんなこと国民に判断しろと言っても、判断できることではない。こういうことを解散の理由にし、選挙に勝てばいいと考えている。とてもまともな政治のやり方とは思えない」

■憲法改正急ぐ必要なし

 ―大義がない衆院解散が繰り返されてきたという認識ですね。一方、安倍晋三首相は、18年の参院選後、憲法改正に前のめりです。

 「そういったことが重なってくると、たとえば、憲法改正といった問題に、非常に熱心に取り組むことになる。何が何でも憲法改正をやるんだと言っている背景は、日本会議の人たちが集めた、憲法改正を進めるべしという100万の人たちの動きが、一つの理由だと思う。だけど、憲法を急いで改正しろなどと言っている国民が、果たしてどのくらいいるのか。とても急いでやらなくちゃならない必要があるとは思えない」


「日本会議国会議員懇談会」の設立20周年記念大会=2017年11月

 「それよりは、皇位継承の問題に早く決着をつけなければならないでしょう。女性宮家も早くやらなくちゃいけないのではないか。2017年の天皇陛下の退位特例法の付帯決議に書かれていて、それは待ったなし。今の状況の中で一刻も早くやらなくちゃという問題はできていない。なぜ、こんなに遅れているのか。それは神道政治連盟の人たちの活動と、密接に関係があるのではないかと思われる。こうしたことは、『非自由主義的民主主義』と言うことができると考えている」

 ―閣僚が不祥事で相次いで辞めたり、国会がヤジで荒れたり。政治の質がどんどん、落ちているとは感じませんか。

 「形式的には民主主義はあるけれど、勝てば何やってもいいというようなことになっている。実際、河井克行法相の妻の公選法違反の問題、菅原一秀経産相の公選法違反の問題など、いろんな問題が起きても、いつの間にかうやむやになって片が付いてしまう」

 「そして、安倍首相が予算委員会で質問している人をやじったり、『民主党の時代のような悪夢に戻っていいか』と堂々と言ったりする。あるいは選挙の時に、政党の名前を忘れたとうそぶく。とてもまともな政治とは言いがたい」

 「私が知っていた自民党はそういう政党ではなかった。みんなの意見はちゃんと聞くし、反対意見が出れば、何日間でも議論してまとめようという努力をしてきた。下の人の言い分も良く聞いた」

■子どものけんか

 ―それでは、かつての自民党はどうだったのでしょうか。


自民党の金丸信副総裁。1992年6月

 「忘れもしないが、私が自民党の独禁法調査会長代理をやっていた、1991年ころの話だ。米国からの課徴金をダブルで上げるということに対して、当時の公取委(公正取引委員会)の委員長に厳しく反対意見を言った。すると、金丸信自民党副総裁から『公取委の委員長が頼みに来た。反対しているらしいな』と言われた。私は『私も副総裁も同じ国会議員だ。選挙民に選ばれている。正しいと思って発言していることに対して、副総裁だ、派閥の会長だと言って、議論を封じ込めるのは、やめてもらいたい』と言い返した。そしたら、金丸さんは、にやっと笑ってそれ以上言わなかった。それが昔の自民党だった」

 「だから活気があった。上も下もない。派閥は選挙の時に応援したりする互助会であり、あるいはポストを取る部分での役割はあっても、国会議員は選挙民に選ばれたという意味では対等だ、俺たちも国会議員なんだと。なんで頭を下げて唯々諾々と言いなりにならなくちゃいけないのか、と、そういう考え方があった」

 「田中派を割ることになった政治改革問題でも、当時の小沢一郎さんと激しくぶつかって、派閥を割った。命がけで信じたことをきちんと主張した」

 ―その気風は今の自民党には全く感じられません。


報道陣に囲まれる野田毅自民党税調会長2014年4月

 「今の自民党は議論がないまま、反対意見を言った野田毅税調会長が更迭されたり、船田元・憲法改正推進本部長が学識経験者を呼んできたらとんでもない発言をしたために更迭されたり。正しいことを言っている人の首が飛ばされるという、むちゃくちゃなことを、安倍首相が平気でやっていて、誰もそれをおかしいとも言わない」

 「首相に対抗し、総裁候補に出た石破茂さんが人事などで、がんじがらめにされて全く立ち上がれない状況にして、それを喜んでいる。誰も近づかない方がいい、ああなったら大変だ、みたいな、子供のけんかと同じようなことを政治家がやっている。こんなことをやっていたら、国民はどんどん政治から離れてしまう」


石破茂衆院議員

 ―どうしたら、こんな状況を変えられるのでしょうか。

 「だからなんとか、そういうことを止めるために、かつての自民党や政権の事情を知っている人が発言したり、行動したりする時期ではないかと考えた。そのために20年間、無所属の経験をする中で、いつかタイミングがあれば動かなければならないと、タイミングを見計らっていたが、今がこのときだと判断して動きだした」

■野党は政権チェックができてない

 ―安倍首相の在任期間は憲政史上最長になりました。いろいろ問題点は多いが、これだけ長く続いた原因はどこにあると分析していますか。

 「まずは、政策の出し方だ。次から次へと目先を変えてくる。このやり方に野党がきちっと検証、対抗できてきたかというと、そうではない。ほとんど垂れ流し的な情報をうのみにせざるを得ないような議論を重ねてきた」


日銀の黒田東彦総裁

 「アベノミクスは(日銀による)『大胆な金融緩和』『機動的な財政運営』『成長戦略』と言ったので、それじゃあと思って期待した。その結果が出ないうちに、今度は『希望を生み出す強い経済』『夢を育む子育て支援』『安心につながる社会保障』、そのことの結論が出ないうちに今度は『働き方改革』だ、『生産性革命』だ、『人づくり改革』だ、『1億総活躍社会』だと。」

 ―野党が政権をチェックする役割を果たせていないということでしょうか。

 「安倍政権の経済政策は、財政を拡大させ、金融を緩和し、円安に誘導して日銀と一緒になって成長戦略をやった。だが、それがどういう結果をもたらしているのか。野党がきちっと国会で、議論してきたとは思わない」。

 「第2次安倍内閣以降、平成25年(2013年)から4年半の首相の発言の特徴を調べてみた。衆院と参院で『もうデフレではない』と発言したのは63回。そして『プライマリーバランス(基礎的財政収支)を2020年までに黒字化する』。これを何回言ったか、国会図書館で調べたら、衆院本会議で8回、衆院予算委員会で8回、参院本会議で9回、参院予算委員会で5回、合わせて30回言った。それがどうなったか」  

 「あるいは『消費税を10%にしたら社会保障に充てるという三党合意は必ず守る』と、4年半の衆参両院で何回言ったか。なんと、154回言った」

■財政再建、首相は何もいっていない

―しっかり調べていますね。その結果、何が明らかになりましたか。

 「154回言ったり、63回言ったり、30回言ったことが果たしてどういう形になったのかといったら、2020年のプライマリーバランス黒字化はできない。そして10%に上げた消費税は、教育にも使うんだと言い出して、いつの間にか社会保障の話と平行する話にすり替えられた」

 「『デフレはない』と言い切ったけど、この6年間の間に目標の2%の物価達成できているかといえば、できていない。実質2%もできない。名目3%もできない。そして600兆円のGDPもできない。出生率1・8もできない。何もできない」

 「残念だけど調査した4年半で、国と地方の借金が178兆円増え、124兆円が企業の内部留保に回っている。日銀が319兆円国債を引き受けた」

 ―野党は数字を基に、しっかり批判できていないという認識ですね。

 「この国の財政はどうするのか。安倍首相は『悪夢のような民主党政権』などと言っているが、1千兆円の借金をどうするのか。どうやったら返せるのか。野党を批判する前に、責任ある政党としてその辺のところをきちんとしたことを言っているか。何も言っていないじゃないか」

 「だから国民はおかしいと思って、あきれかえって、選挙に行かないし、政治にも関心を持たない。こういうことになっているのではないか」

 ―それを打破していくため、野党は何をすべきでしょうか。

 「消費税を下げるとか下げないとか、そういう議論に入っちゃうから、国民はまたしてもかと、あきれている。借金返しをどうするかとか、痛みを伴う改革をどうするかとか、『一番嫌なことだけど、そういうことを野党がいうようになったよね』、『そうじゃなくちゃだめだよね、本当のことを言っているのは野党だよね』と、言ってもらえるような主張をしてきたか。そこに非常に臆病ではないか」

■本当のことを言わなくては

 ―外交や安全保障については、どう考えていますか。

 「外交や、安全保障問題にしっかりと意見を言える野党になっていけば、国民は安心して政権を任せられる。外交の安倍なんて言っているけど、今年の7月23日、中国とロシアの爆撃機が、日本海で領空侵犯してきた。1993年にロシアと中国の軍事協定が結ばれて、2012年から6年間の間に7回も合同軍事演習をやっている。こういう事実を踏まえた上で、北方領土を返してくれという運動をやっているのか。4島一括返還論を諦めて、2島先行返還だと本当に、返ってくると思って言っているのか。プーチンとファーストネームで呼び合っているから返してくれるなんて思い違いだ」

 「そういうときに韓国との関係がこじれてしまった。どうやって日本の国の安全を守るのか。北朝鮮はトランプを完全に手玉に取るようなことまで言い出した。そうなったら北朝鮮、中国、ロシア、完全に包囲されている日本が、集団的自衛権を行使したり、ホルムズ海峡に海上自衛隊を派遣したりということをやっていれば、米国が守ってくれるということを、私たちは本当に信用していいのか」


米国のトランプ大統領

 「トランプ大統領は、米国に届かない短距離弾道ミサイルはかまわないと、言っている。私たち日本国民が射程圏に置かれていても構わないと言っている発言を、私たちは軽視できないのではないか」

 「そういうことこそ、野党が言うべきだ。そこで野党と与党が防衛問題、安全保障問題、外交問題だって外務省と話が付いてやっているのかと。ロシアの問題でも北方領土の問題でも、首相官邸が、外務省を飛び越えてやっている動きが最近非常に目に余る」

 ―官邸主導の外交と、安倍政権は誇っています。

 「『安倍さん、すごいよね』、と能天気なことを言っていたら、大変なことになっちゃうんじゃないかと。誰かが言わなくてはいけない」


共産党の志位和夫委員長

 「それは、野党が言うべきでしょう。この間、私は、共産党の志位和夫委員長に会ったときに『志位さん、北方領土のことを言わなくちゃダメだ』と言った。それに対し、志井さんは、千島がどうたらこうたらとか、尖閣諸島のことを言い出したから、『違う。北方領土のことを言わなくちゃダメだ』と意見した。『共産党が、どういうかみんな見ているよ』と」

 「そういうことから逃げて、議論をしようとしたって、国民は付いてこない。本当のことを言わなくちゃ、国民に注目してもらうためには、野党はいいことだけを言っていたんじゃダメだ」

 「本当のことを言って、いちかばちか、国民が離れちゃうかもしれないと勝負に出たときに、初めて意見をみんな聞こうとする。『消費税を下げます』『福祉を良くします』みたいな話をいつまでもしているだけで、野党に国民が関心を向けると思ったら大間違いだ。残念ながら国民は冷静に見ている。こういうふうに私は言っている」

■衆院小選挙区で候補者調整を

 ―2019年秋の臨時国会から野党の共同会派ができました。国会運営で新たな会派ができた効果はどうご覧になっていますか。

 「人数は増えるだけで政治ですから、大変、活気は出てくる。政策に対しての協力もできてくるようになったし、いろんなことができる。『桜を見る会』の追及チームとか、あんな問題も起きてきて、みんなで立ち向かっていかなくちゃいけないよねという考え方が育ってきた。バラバラよりは、二つのグループが一つになったことによって、認識を共有できるようになったことはいいことじゃないか」

 ―次の衆院選をにらんで、立憲民主、国民民主を中心に合流する動きが具体化してきました。幹事長会談も持たれました。一つの党になった方がいいのか、それとも緩やかに会派レベルで、選挙協力にとどめた方がいいのか、どう思いますか。

 「まず大切なことは、国民に説明できるようなことをやらないとダメだ。野党がくっついても分かれても、何やっているか分からない。国民にすれば、くっついたのは何のためにくっついたんだと。分かれたのは何のために分かれたんだということを国民に説明できるようなことをやっていますか、と問われている」

 「国民のことを忘れちゃって、国会の中でくっついたり分かれたりということをやっているんじゃないか。そこが野党から国民が離れている一つの大きな理由だ」

 「私は一つになるためには条件があると言っている。第1番目に衆院の選挙が近づいている。各小選挙区で候補者調整できますかと。きちんとできることが最低の条件だ」

 「あとは、参院選でいろいろとトラブったしこりが残っている。立憲民主党と国民民主党の参院が一緒にやるかやらないとかその辺も解決できますかと」

 ―「野合」批判が心配ですね。

 「政策が違うか、違わないかは、違う政党なんだから違ってもいい。だけど選挙が戦えないような人たちがくっついたり、分かれたりしていたって、それは国民を無視した茶番だと映ってしまう。だから、一緒になる努力をする。努力をするんだけど、努力したからいいってもんじゃない。結果が出てこなくちゃダメだ。結果というのは、最低でもそういう条件をまずクリアできますかと。それができてからの方が、私はいいと思いますよ」

 「それができないでやるとまた割れますよ。そうすると、談合して割れて、談合して割れて、こんなことをやっていたのでは、まだ野党より与党の方がいいと言われちゃうんじゃないですか。そういうのはそろそろ卒業しなくちゃいけませんよねと」

■政権取りは時間掛けて

 ―知事選では、選挙協力が始まっています。

 「国会のそうした動きと、並行して選挙協力をきちんとやっていかないといけない。新潟の知事選、埼玉の知事選、高知の知事選。こうした知事選を、協力してしっかり戦っていく、ということだ。何でかと言えば、たまたま2009年、民主党は力もないのに政権を取った。風が吹いたから政権を取った。取ったと言うだけですぐ離れた。今後取るときにはどうしたらいいか」

 「時間をかけて取りに行くべきだと今は言っている。どういう時間の過ごし方かと言うと、まず47都道府県知事選をちゃんと戦う。相手は政権与党ですから、知事選はどうしたって与党に有利だから、1勝2敗でいい。3回のうち1回勝てばいい。1勝2敗で10年間やれば、必ず2勝2敗になる」

 「そうなれば、政令指定都市も戦う。県庁所在地も戦う。オール野党で与党と戦っていけばいい。そうすれば、力が付いていく。力が付いて政権を取っていけば、安定した政権交代ができる」

 ―地方の足腰が弱い、旧民主党系政党の体質改善になりますね。

 「自民党が強いわけではない。自民党に群がっている人たちが、既得権益を守りたいという人が支えているだけだから、力勝負で倒せば、あっという間に離れていく。それを一番知っているのは自民党の国会議員だ」


高知県知事選前に候補者応援に入った野党各党の幹部

 ―では政権交代は次の衆院選ではなく、ある程度時間がかかっても仕方ないという考えですか?

 「そんなことを考えて無理なことをやるから、どんどん国民が愛想をつかせちゃう。それよりは、次の選挙で例えば、小選挙区で、オール野党で今より50議席勝ったらどうなりますか? 50近く増えたということになれば、与党が50減るので、100の効果がありますよ。一遍に保革伯仲ですよ。そうなったら自民党、こんなこと言ってられますか?」

 「権威主義だの、物言えば唇寒しだなんて言ってられますか? とんでもないと、このままだと、落っこちちゃうと。もう何としても自民党を変えなくちゃいけないという動きが出てくる。それだけだって、今よりずっと良いですよ。保革伯仲にすれば。そうすると昔の、私が知っていた自民党に戻るかもしれない」

 ―もし、自民党がまともに戻らなかったときは

 「倒しに行くと、いうことです。だから、10年ぐらいのスパンで物事を考えていかないと」

■昔の自民はカジノに反対

 ―野党の閣僚経験者や党幹部も務めた人材が、次々と自民党に入っています。

 「もう一回政権取ってポストもらって、政策を実現したいみたいな、そんな夢みたいなこと言っているから、いつも夢疲れして、駄目だなといって諦めて、そしたらそれを今度は受け入れる自民党の人がいて、こっち来い、こっち来いと言って」

 「でも、昔の自民党はやりませんでしたよ。そんな人の懐に手を突っ込んでね、裏切ってこいと、そしてこっちに入れてやると。これはねぇ。まあちょっと、えげつないというか。こんなの地方議会がやっていても、あんまり程度が良くないと言われるのを、国政でやっているのかと」

 ―昔の自民党では、やりそうになかったことは、他にありますか。

  「カジノを含む統合型リゾート施設整備法。ああいうのだって、昔の自民党は絶対やらないですよ。こんなことをやったら国がつぶれちゃうと、とんでもないと言って、みんなでそういうことは止めましたよ」


米国のカジノ

 「ところが、何もかもやりたい放題でしょ。それは何でかっていったら、野党が弱いからですよ。だけどなんで弱いかと言ったら、戦わないからですよ。別に急に強くならなくたって良いんですよ。戦えば良いんですよ」

 「今度、高知の県知事選で約6万2千票の差ができたけど、オール野党で戦っていったら、自民党は慌てた。戦ってくれば、慌てるに決まっているんですよ。何万票差つけたって、戦ってくるのは怖いんですよ。今度ひっくり返されるかもしれないと。当然そう思いますよ」(続く)



















http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/536.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍政権:嘘もタガが外れて誰も信じない。政権の末期状態。(かっちの言い分)
安倍政権:嘘もタガが外れて誰も信じない。政権の末期状態。
https://31634308.at.webry.info/201912/article_21.html

官房長官の記者会見で、記者が以前は桜を見る会の総理決済が行われていたが、現在はどの段階で決済することになっているか?と質問した。
それに対して、菅長官が
「桜を見る会の招待手続きは毎年の慣行の中で決裁を行わないことにした」と答えた。

お役所の判子仕事で、決済の承認(判子)を押さないで決済することはあり得ない。6000万円程度のお金を湯水のように金を承認なしに出すことはない。こんな嘘を省庁のトップが平気で述べる。もう嘘を言うのもタガが外れて、めちゃくちゃ状態である。菅はこんな話が世の中でまともに通じるとでも思っているのなら、もう頭がおかしいと言わざるを得ない。

その諸悪の原因は全て安倍である。以下の記事のように「桜」招待者名簿の破棄した記録もないという。

「公文書管理のルールを定めた政府のガイドラインは、文書廃棄時に行政文書ファイル名や廃棄日などを廃棄簿に記載することを義務づけている」という。その義務もやっていない。これも誰も信じない。役人は規則で仕事をする。規則が決まっていれば必ずその通りに行う。

加計学園の理事が官邸に来たか来ないかを質問され、日本中枢の公館に出入りした入室者、退出者の記録を破棄したのでわからないと述べた。セキュリティの基本中の基本の情報を捨てることは嘘と思っている。こんな大嘘を平気で言う政府は末期状態で政治をやる資格はない。

「桜」招待者名簿の廃棄記録なし 内閣府 政府ガイドライン違反
会員限定有料記事 毎日新聞2019年12月29日

「桜を見る会」の招待者名簿を廃棄した大型シュレッダーが置かれている内閣府本府(手前)=東京都千代田区で2019年11月20日、野口武則撮影
 首相主催で毎年春に開かれてきた「桜を見る会」を巡り、2017年度まで5年間の招待者名簿や各省庁への招待者の推薦依頼文書の廃棄記録を内閣府が残していなかったことが判明した。公文書管理のルールを定めた政府のガイドラインは、文書廃棄時に行政文書ファイル名や廃棄日などを廃棄簿に記載することを義務づけているが、内閣府はガイドライン違反を認めた。記録を残していないため、実際に廃棄されたのか裏付けられない状況になっている。
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/537.html

記事 [政治・選挙・NHK268] IRで胡散臭いのは中国ルートだけか。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/12/ir.html
12月 29, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐり、収賄容疑で逮捕された衆院議員秋元司容疑者(48)。

 たびたび資金疑惑が取り沙汰され、東京地検特捜部は「複数の線」で内偵を進めてきた。10年ぶりの国会議員逮捕となったIR汚職。秋元容疑者は不正を全面否定しており、特捜部は増援態勢を維持し、解明に当たる>(以上「時事通信」より引用)


 上記記事は超大作のほんの一部だけだ。マスメディアは必死ぶりにある種の違和感を覚えるのは私だけだろうか。どうやら検察とマスメディアは中国企業のIR利権参入ルートを潰に掛かっている、としか思えない。

 改めて指摘するまでもない。特捜部はGHQの肝煎で「赤狩り」のために設置された部署だ。今でも「御上は米国」との遺伝子が生きている。だから米国抜きで中国との関係を修復した田中角栄氏が米国からの「コーチャン」情報で失脚させられた。

 小沢一郎氏も「陸山会政治資金報告書」の「期ズレ」で捜査され、東京地検とマスメディアの「政治とカネ」のプロパガンダの大合唱で殆ど手中にしていた総理大臣の椅子を奪われた。しかし、田中氏も小沢氏も結局は無罪になっている。

 秋元氏は無罪にはならないだろうが、安倍氏が「桜を見る会」の5,000万円以上の公金で開催された大園遊会で私的な後援会員を「おもてなし」していたのと比べればケタが一つ少ない可愛いものだ。

 中国企業ルートが暴かれたなら、IRに触手を動かしているもう一つのルート・米国のものはどうなっているのか。突如として横浜市長が誘致を宣言した竹下埠頭こそ安倍氏がトランプ氏と約束し、官房長官が動いた米国ルートだ。そこに贈収賄は皆無なのだろうか。

 そして大阪の埋め立て地にIRを誘致しようとしている維新の党の連中も米国ルートを想定している。しかしいずれにせよ、地方経済活性化どころか、治安の悪化やホームレス対策などで税の出費だけが増える愚策・カジノリゾートなど中止すべきだ。

 もっと健全な経済活性策を政治家は打ち出すべきだ。駅前博奕場のパチンコや競輪・競馬、競艇にオートレースに宝くじと、日本中に博奕場の地方自治体だらけなど、先進国では日本だけではないか。

 江戸時代、博奕はご法度だった。勤勉こそが貴ばれた。安易な財源として政府は博奕に寛容だ。しかし博奕が日本国民を根底から蝕んでいることを忘れてはならない。

 IR法で生活を破綻させ、身を持ち崩すのは多くは日本国民だ。こんな悪法は潰すに限る。もっと健全な方法で地方創生すべきで、経済成長に資さない博奕場を経済成長の柱の一つに据える安倍自公亡国政権も潰すに限る。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/538.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 河井元法相の妻に検察捜査+和泉首相補佐官が電力会社と密約か+木更津にオスプレイが常駐配備(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28774157/
2019年 12月 29日

【今日29日には、大井競馬場でダートGI「東京大賞典」が行なわれる。何と、今年は、史上初めて地上波でフジTVがナマ中継をしてくれることに。(@@)
 今年は、JRAが(かつては禁じ手だった)前日開催を行なったので、大賞典の売り上げが心配なのだけど。競馬ファンの皆さま、どうかお近くの方は大井競馬場に。遠方の方は、ネット馬券(即PATも購入可)でご参加下さいませ。m(__)m

 JRAでは28日、2歳GI・ホープフルSが行なわれ、ディープっ子のコントレイルwith福永が、新馬戦から3連勝で優勝した。(*^^)v祝
 実は昨日は仕事があったので、参戦しておらず。まだレースも見てない。そもそもホープフルSがいつGIになったのか、まだピンと来てなかったりして。^^;
 ただ、このレースは、当初から長距離を意識した馬が出走するため、それこそG3のラジオたんぱ賞の時代から、優勝馬がクラシックでちょこちょこ活躍するので、コントレイルの名前も覚えておこう。(・・)<ごヒイキだったドリジャニの子・ヴェルトライゼンデが2位に。(名前が難しくえ覚えられないよ。^^;)来年、活躍できるかな〜? o(^-^)o>】

* * * * * 

 ここまでそこそこ順調だった安倍政権だが。今年9月に内閣改造を行なってから、何だか潮目が変わって来たような感じに。

 そのきっかけになったのが、10月の菅原経産大臣と河井法務大臣の辞任だった。(・・)

 2人とも、様々な疑惑が報じられたことで辞任した(させられた?)のであるが。説明責任を果たすと言いながら、国会から消えたままで、まだ一言も説明していない。(-_-;)

 そんな中、ついに広島地検が、河井法務大臣の妻・案里氏が公選法違反を犯していた件で、捜査を始めたというニュースが出ていた。

<河井案里氏は、7月の参院選に出馬した際に、うぐいす嬢に(偽造の領収書を使って?)法定の2倍の金額を払っていた疑いが持たれている。夫の克行氏(元法務大臣)も、選挙活動を手伝っていたと言われている。>

『河井案里議員の運動員を聴取“法定超える報酬”か?

 自民党の河井案里参議院議員の事務所が7月の参議院議員選挙の際、運動員に法外な手当を支払っていたなどと報じられた問題で、広島地検が運動員らから事情を聴いたことが分かりました。

 河井議員の事務所は参議院議員選挙で運動員に法定の上限を超える報酬を支払ったと報道され、市民団体などが河井議員と夫の克行衆議院議員について公職選挙法違反の疑いで広島地検に告発しています。関係者によりますと、広島地検は複数の運動員から任意で事情を聴いたということです。この問題を巡っては夫の克行議員が10月末に法務大臣を辞任していたほか、約2カ月間、夫婦ともに公の場に姿を現していません。(テレビ朝日19年12月29日)』
 
『地検は案里氏の選挙に関わった関係者から資料の提供も受けており、立件の可否を慎重に見極めるとみられる。

 告発状では選挙カーでアナウンスする車上運動員13人に対し、日当として法定上限の1万5千円を超える3万円を支払ったなどとしている。(共同通信19年12月29日)』

<ちなみに河井案里氏は、参議院に「適応障害」の診断書を出して、国会を休んでいる。> 

 検察に真相を解明して欲しいものだが。その前に、河井夫妻に、きちんと国会に来て、説明責任を果たして欲しいと思うし。安倍首相&総裁には、説明をさせる責任があるのではないかとも思う。(**)

 さて、ここに来て、今度は安倍首相が官邸で頼りにしている和泉洋人首相補佐官(66)に関する問題が、次々と報じられている。(@@)

 和泉首相補佐官と言えば、加計学園の獣医学部新設計画を巡って、当時の前川喜平元文部科学事務次官に「総理は自分の口からは言えないから」と手続きを促したとされている人物なのだが。

 今月初めには、週刊文春が和泉洋人首相補佐官が8月に大坪寛子厚労省大臣官房審議官(52)を連れて、「京都不倫出張」を行なっていたと報道。

 この時、2人は午前中に京都大学iPS細胞研究所(CiRA)を訪れて山中伸弥所長と面会。医療用のiPS細胞を備蓄する「iPS細胞ストックプロジェクト」に関して、山中氏と意見が合わなかったところ、「20年度から国費をゼロにする」と恫喝したと言われている。

 で、その午後に、京都市内の甘味処や神社などで、時に手をつなぎながらデートをしていた写真がとられていたのである。(-"-)

* * * * *

 その和泉首相補佐官が、今度は、沖縄の米軍ヘリパッドに関して、便宜を打診したのではないかという疑惑が持たれている。

 16年に沖縄の米軍ヘリパッドの建設が難航していた際、大手電力会社の電源開発(Jパワー、本社・東京)に助力を求め、見返りに「海外案件は何でも協力します」と持ち掛けたというのだ。(゚Д゚)

『高江工事、企業に協力迫る 16年首相補佐官 電源開発に便宜約束か

 沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド建設に関し、和泉洋人首相補佐官が2016年、米政府に成果を示すことを最優先し、電源開発(Jパワー、本社東京)に協力を求め、見返りに便宜を図る約束をしていたことを記すJパワーの内部文書を本紙は27日までに入手した。文書には「何とか年内、オバマ政権のうちにケリをつけたい。海外案件は何でも協力しますから」と記されていた。文書は和泉補佐官とJパワーの北村雅良会長が同年9月14日に首相官邸で面談した際の発言録。高江のヘリパッド建設や辺野古新基地建設を主導してきた官邸が便宜をちらつかせて企業に協力を迫った可能性がある。

 和泉首相補佐官は沖縄の基地問題を担当する菅義偉官房長官の下で実務を担う官邸の中心人物。和泉首相補佐官室は本紙の取材に対し「米軍北部訓練場のヘリパッド建設事業は沖縄防衛局所管の事業ですので、同局に問い合わせください」と回答。面談や発言内容の事実関係について言及を避けた。

 Jパワーが協力を求められたのは、ヘリパッド建設予定地に隣接するJパワー所有の「沖縄やんばる海水揚水発電所」(国頭村、16年7月に廃止)の施設の貸し出し。実際に施設は沖縄防衛局職員の作業や宿泊所として完成まで3カ月間使用された。

 Jパワーは本紙の取材に、沖縄防衛局からの協力要請に基づいて「施設の一部分の使用を認めた」と回答した。一方、首相官邸での北村会長と和泉首相補佐官の面談や内部文書の事実関係については「回答を差し控えたい」とし、海外事業で政府が便宜を図った事実があるかについては「ない」とした。(琉球新報19年12月28日)』

 沖縄タイムスが、Jパワーの内部文書であるメモを全文、載せていたので、*1にアップする。

『本件は、何とか年内、オバマ政権のうちにケリをつけたい。』『本件は官邸で官房長官直結で私が仕切っており、一省庁の問題ではなく、国の問題。沖縄県も「歓迎」とは言わないが、水面下では本件はやってくれ、となっている。反対は活動家だけ。』などと書かれている。

 全国ニュースでは、ほとんど取り上げていないのであるが。もっと問題視すべき事案だろう。(`´)

 暮れになって、mewが「え〜?」と思ったニュースがもう一つある。

 安倍内閣は、米国に言われるがままに、安全性や騒音で問題のあるオスプレイを17機も購入する約束。<1機100億円以上もするのよ!>
 当初は、佐賀空港に配備をする予定で、協議を進めていた。

 しかし、佐賀では自衛隊のへりが民家に墜落する事故が起きたこともあって、県民から不安視する声が続出。また新たな施設の建設が漁業に影響するとして漁業組合も、配備に反対をしているため、現時点では、配備できるメドが立っていない。

 そこで防衛省は、本来「機体の整備だけを行なう」「常駐配備はしない」という約束で、オスプレイが来るのを認めた木更津に、配備することになったという。

 木更津市は、「5年だけ」という約束で引き受けることにしたそうだが。その場しのぎのウソやごまかしばかりの安倍内閣や防衛省が、約束を守るかは「???」だ。(ーー)

『オスプレイ、木更津市が受け入れ表明 期間「5年目標」

 陸上自衛隊の輸送機オスプレイを陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備する計画をめぐり、河野太郎防衛相は25日、防衛省内で渡辺芳邦・木更津市長と面会し、配備期間は5年を目標にすると伝えた。これを受け、渡辺氏は計画を受け入れる意向を表明した。

 市側はこれまで防衛省側に対し、配備期間の明示を再三要求してきた。市議会も今月、期間を「5年」とする意見書を採択し、省側に提出していた。

 河野氏は面会で「暫定配備期間は5年を目標とし、しっかり対応できるよう頑張ってまいりたい」と述べた。市側が求めた安全対策の徹底や、市民の懸念について協議する場の設置にも応じる意向を示した。

 陸自オスプレイの本来の配備先は佐賀空港(佐賀市)だが、新たに必要となる施設を建設するための地権者の同意が得られていない。このため防衛省は今年5月、木更津市に対し、木更津駐屯地への暫定配備の方針を伝え、理解を求めていた。(伊藤嘉孝)(朝日新聞19年12月25日)』

* * * * *

 覚えているだろうか?2010年に日本に初めて米軍オスプレイが到着して、山口県の岩国基地から沖縄県の普天間基地まで飛行することになった時のことを。

 日本のTVメディアは(「トンデモないものが来た」と言わんばかりに?)大騒ぎをして、TVでオスプレイが飛び立つシーンを生中継したものだった。(・・)

 オスプレイが、トンデモないものであることには、今も変わりはないはずなのだけど。

 いまや、東京の米軍横田基地にも、オスプレイ5機が常駐して。お腹に響くような振動音を立てて。飛び回っていると言うし。日本のオスプレイ導入、配備も、ほとんど騒がなくなっちゃっているし。

 こういう問題に対して、国民やメディアの感覚が鈍麻して行くことほど恐ろしい(日本がアブナくなる)ことはないわけで。心あるメディアには、もっと警戒警報を鳴らすような報道をして欲しいと思うmewなのである(@_@。

 THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/539.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 首相と記者のごっつあん忘年会、恥ずかしげもなく今年もやったんだ…(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/12/post-142691.html
2019.12.29


どこまでさもしいんだろう。

権力者の暴走を批判したり監視したりする方が、まんまとその術中に飛び込んでいくとは。

首相と番記者の“ごっつあん忘年会” 記念撮影に今年も長蛇
         日刊ゲンダイ 公開日:2019/12/28 14:50 

>国費で賄われるのが慣例のこの会は第2次安倍政権発足以降、グレードアップ。毎年、有名寿司店の腕利きの板前がトロやイクラを握り、公邸お抱えシェフがとろけるようなローストビーフを切り分けるなど、豪華メシが振る舞われていた。もちろんアルコールも完備。タダ酒タダ飯を大盤振る舞いする“ごっつあん忘年会”なのだ。8回目となった今年はどうだったのか。

本当にすごいわ・・・・

ここまで大盤振る舞い接待が、記者連中に行われて来たとは。

有名寿司店?

銀座の九兵衛ではあるまいな?


公邸お抱えシェフが豪華飯を振る舞ったり、アルコールも完備とあっては、その誘惑に勝てなかったのか。

情けない。

どころか、そこに積極的に参加しているとあっては、そりゃあ、記者の筆も鈍るというものだ。

第二次安倍政権になってから、欠かさず8年も毎年行われて来たという事は、安倍首相も記者を接待していたら情が絡んで批判ができない事を良く知っているという事か。

しかもこれ税金じゃないか?

安倍首相は自分のポケットマネーから出すのを死ぬほど嫌なのか、ほとんどが公的資金だ。

皆で税金に群がれば怖くないってことかも知れない。

いくらなんでも、「桜を見る会」税金私物化がバレた今年は、世間の批判を恐れてこの忘年会を中止すると思いきや、図々しく開催している。

記者も記者だ!

なんで断らなかったのか。さもしい連中だ。


しかも
>中には「令和」と揮毫された色紙を持参して菅長官とフレームに収まる記者や、安倍首相とも菅長官とも握手でポーズを決める記者もいたという。大手メディアの記者たちが官邸に抱き込まれているのがアリアリ。

なに、このミーハー的な対応は。

自分達の使命は何なのか分かっていないのだろうか。


忘年会ならずも、懇親会と称して各社のキャップ連中もしょっちゅう会食に参加していると言われているから、下っ端記者だけではなく、キャップ連中も安倍政権と親しくしていると何らかの見返りが来ると考えての行動なんだろうか。

そんなに安倍首相(権力者)と仲良しになることがジャーナリストの誉れなのか。

私には狂っているとしか思えない。

そして、これだけ政権が長期化した原因は、メディアが安倍政権のアシストを積極的にやって来たからこそだ。

これだけ長期政権でも何の成果もないどころか税金を私物化、食いつぶして来た安倍政権は、黒歴史に残るんじゃないか




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/540.html

記事 [政治・選挙・NHK268] バブル崩壊から30年でも浮上できぬ日本経済(植草一秀の『知られざる真実』)
バブル崩壊から30年でも浮上できぬ日本経済
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-284bf9.html
2019年12月29日 植草一秀の『知られざる真実』


30年前の今日、1989年12月29日、日経平均株価は38915円で引けた。

これが日本の株価史上最高値である。

30年が経過した2019年12月27日の日経平均株価終値は23837円。

30年前の株価より4割も低い。

これが日本経済30年間の総決算だ。

1994年の名目GDPを100として、その後の推移を検証すると、米英の名目GDPは250から300の水準に拡大した。

独仏では200の水準に到達している。

ただ日本だけが1994年の水準からほとんど浮上できずにあえいでいる。

日本の名目GDPは2009年に中国に抜かれた。

日本は世界第2位の経済大国から転落した。

中国のGDPは1995年には日本の7分の1の水準だった。

それが14年で追い抜かれ、さらに6年後の2015年に日本の名目GDPが中国の半分以下になるまで水を空けられた。

1人当たりGDPの水準で日本は2000年に世界第2位の地位にあった。

そのランキングが2018年には世界第26位に凋落した。

韓国のランキングは2000年が35位、2018年が31位である。

安倍内閣は韓国敵視政策を推進する。

米国に対するひれ伏す姿勢の裏返しとして韓国に対して居丈高に振る舞う姿は哀れでもある。

2000年時点では日本と韓国の一人当たりGDPの水準に大きな開きがあったが、いまやほぼ同列に転じている。

次世代通信技術5Gの特許出願件数では中国が34%を占めて独走し、次いで韓国が25%のシェアを確保している。

次いでフィンランドと米国が15%を確保、スウェーデンが8%と続き、日本は5%の6位に低迷している。

しかも、特許を出願している日本企業の資本の過半が外国資本に握られている。

第2次安倍内閣が発足したのが、いまから7年前。

日経平均株価は8000円の水準に低迷していた。

その株価が24000円にまで上昇したから、第2次安倍内閣が発足してから株価は3倍の水準に上昇したことになる。

これが、安倍内閣がアピールする唯一の成果と言ってもよい。

株価が上昇した背景に企業利益の増加がある。

法人企業統計に基づくと、日本の法人企業(全産業・全規模)の当期純利益は2012年度から2017年度までの5年間で2.3倍の水準に激増した。

企業収益が激増し、これを反映して株価が3倍水準に上昇したのである。

これだけを見ると安倍内閣の経済政策が成功したとの錯覚を生み出してしまう。

しかし、そうではない。

2012年に株価が超低迷していたのは、菅直人内閣と野田佳彦内閣の責任だ。

この二つの内閣が主権者との約束を踏みにじって消費税増税を強行制定した。

財務省の言いなりになって超緊縮財政運営を展開した。

安倍内閣が発足当初に超緊縮財政を修正したことは正しかったが、その後は消費税大増税路線に転換してしまった。

安倍内閣の下で企業収益が激増し、株価が大幅上昇したのは事実だが、肝心の日本経済全体を見ると悲惨な現実が浮かび上がる。

四半期毎に発表される日本の実質GDP成長率(年率換算)の単純平均値では、第2次安倍内閣発足以降は+1.3%になる。

これは民主党政権時代の+1.7%を大幅に下回る。

菅内閣、野田内閣の下での日本経済は、文字通り真っ暗闇だった。

超低迷だったが、安倍内閣下の日本経済の超低迷はこれを上回る。

戦後日本で最悪の経済状況が続いていると言って間違いない。

その経済低迷下で企業利益が倍増し、株価が3倍水準に上昇した。

国民が素直に喜ぶことの出来る株価上昇ではない。

安倍内閣は主権者国民の大多数の身上である労働者の処遇を劣悪化することによって大企業利益を激増させた。

株価上昇は経済好調の反映ではなく、労働者の苦しみの反映なのだ。

それでもその株価がバブルのピークよりも4割も低い水準にとどまっているのだ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/541.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 小池都政の嘘と隠蔽 名建築・葛西臨海水族園が排除の危機 水ぜんぶ抜く(日刊ゲンダイ)



小池都政の嘘と隠蔽 名建築・葛西臨海水族園が排除の危機
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266836
2019/12/27 日刊ゲンダイ


保存の声をガン無視(C)日刊ゲンダイ

 日本有数の名建築が「排除」の危機だ。小池都政が約243億円をかけ、都立「葛西臨海水族園」の近隣に新たな建物を建築する報告書の原案をまとめた。

 同園は世界的建築家の谷口吉生氏が手掛け、1989年に開館。大きなガラスドームが特徴で、数多くの建築賞を受賞。

 日本を代表する建築家の槇文彦氏が「非常に広いオープンスペースがある水族“園”。軽やかなテント群の向こうに東京湾が見えてくる。これだけ重層した風景を経験できる場所はない。東京にとって欠くことのできない景観だ」と激賞するほど、文化的価値が極めて高い施設だ。

 通算来園者は5500万人超。多くの思い出が蓄積された景観をたった30年でブッ壊す計画が浮上したのは2017年。都は同園の「あり方検討会」を5回開き、18年10月に「改築」を基本とする構想をまとめた。

 そのパブリックコメントを募集すると改築反対が89%に上り、都は「改築」という表現を修正。「水族園機能を(新水族園に)移設後、施設状態を調査の上、在り方を検討」としたが、水槽の水を抜いた後に解体する可能性は残る。

 都が挙げる理由は老朽化だ。「バリアフリーじゃない」「ろ過設備の更新ができない」と指摘するが、いずれも嘘。バリアフリー化は07年に都の委託により改修実施設計が完了済み。ろ過設備の更新も19日の日本建築学会主催のシンポジウムで、同園の設備設計者だった森村設計の村田博道副社長が「大型ろ過器を運び出す開口部を用意し、当初から更新に配慮してある」と証言した。

 23日に報告書原案をまとめた検討会も建て替えの結論ありき。都庁で傍聴した建築エコノミストの森山高至氏が言う。

「建築専門の委員が『施設保存と長寿命化を求めてきた意見が議事録に残っていない』と疑義を挟んでも、担当課長が遮って関西弁で取り仕切り、原案をまとめました」

 日本建築学会やエール大、ハーバード大の両教授らが保存の要望書を提出しても、小池知事は無視し続けている。

 小池都政は嘘と隠蔽のブラックボックスに逆戻り。「水ぜんぶ抜く」なら再選は遠のくだけである。














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記事 [政治・選挙・NHK268] <ここ数日で一番の良記事!>本気の思いつなぎ新局面つくる れいわ新選組全国ツアーに同行して 記者座談会(長周新聞が熱い!)




本気の思いつなぎ新局面つくる れいわ新選組全国ツアーに同行して 記者座談会
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/14988
2019年12月28日 長周新聞


 山本太郎率いるれいわ新選組は7月の参議院選を経て、9月の北海道を皮切りに、九州、沖縄、東北、北信越、東海、近畿、そして12月の関東まで街頭や屋内で人人との対話をくり広げながら全国を回った。本紙はすべてのツアーに記者を派遣し、山本代表が訴える政策とともに、全国各地の人人が抱いている政治的な問題意識や思い、それぞれの地域が直面している問題についても注目しながら同行取材を続けてきた。全国ツアーでは、新自由主義的な政策のもとで衰退してきた地方の現実や、訴える先のない人人の切実な思いや要求が表にあらわれ、既存政党の枠をこえて人人の手によって新しい政治勢力を生み出すことに活路を求める機運が全国各地に脈打っていることを実感させるものだった。同行した記者たちで座談会を持ち、ツアー全体の特徴を出し合った。

          ◇      ◇



  山本代表の「街頭記者会見」や「おしゃべり会」(屋内)は、全国どこでもその場に集まった人たちから無差別に質問や疑問、提言などを受け付け、それに山本代表が全力で答えるというスタイルでおこなわれる。駅前の雑踏の中、白熱した論議が始まると、その真剣さに道行く人たちも足を止めてたちまち黒山の人だかりになる。反響の広がりから、回を重ねるごとにその規模が増していき、凍えるような寒さのなかで2、3時間ぶっ続けでも人が減らない。

 参議院議員時代に蓄積した数万におよぶ資料のなかから、即座に議題に関連する資料をモニターに映して応える対応力の高さには驚かされるが、「たかだか山本太郎。わからないことはみなさんから知恵を授けていただきたい」という柔軟なスタンスで、自分が答えることができない場合はてらいなく聴衆に委ねる。政治家の主張を一方通行で聞かせるのではなく、幅広い経験を持つ人人と相互に意見を交換して正しい解決策を見出していく手法は「政治の主役はこの国に生きる人人」という山本代表の信条を体現している。そのやり方が歓迎され、記者会見の場ではどこでも時間内に収まらないほど人人から発言の機会を求める挙手が止まなかった。みんなは決して「政治に無関心」なのではなく、発言の場を求め、本気の論議を求めているのだということがわかる。

 聴衆からの質問や意見は多岐にわたる。労働や賃金格差、外国人労働者、税金問題、奨学金、教育、障害者の孤立、生活保護、医療、介護、食品、健康、原発や放射能汚染、農漁業振興、災害対応、憲法や軍事、外交問題……どれもこの20年来の新自由主義的な政策によって破壊されてきた人人の生活からの声であり、生き死ににかかわる切実感があった。

 また福島や福井、新潟などの原発立地地域の問題に加え、北海道、東北、東海、近畿などの各地では国策として進める大規模再エネ(風力やメガソーラー)、核廃棄物の処分場づくり、静岡ではリニア新幹線による環境破壊、宮城や浜松では水道民営化など、大企業が地方を食い物にする略奪的ビジネスが横行していることも浮き彫りになった。長崎県対馬では、日韓関係の悪化で観光客の9割を占める韓国人観光客が激減して地域経済が危機に瀕しているという切迫した声もあった。政治に対する幻滅が広がるなかで、下からの力を結集して政治を変えなければ、生きることも、安心して暮らせるコミュニティも奪われる。その危機感があるし、下から横につながって変えたいという意欲が充満していた。



  関東では、山本代表が「ブラック企業でどんな働き方をしてきたのか話してほしい」と参加者に呼びかけ、みんながリレー方式でこれまでの働き方を証言する場面もあった。派遣切りにあって再就職ができず引きこもった経験、最低賃金ギリギリで残業代もつかないサービス労働を強いられていること、職を転転としたあげくに身内が自死した経験、パートを掛け持ちして子どもを育てる苦しさ……など、一度つまずけばたちまち貧困の連鎖に突き落とされる社会のなかでみんなが必死でもがいているし、現役世代や学生たちもこれまで「仕方がない」と思わされてきた過酷な労働環境への疑問を訴えていた。経済的な困窮を背景にした家庭崩壊や虐待、引きこもり、精神疾患、自殺など、まさに「死にたくなるような社会」の現実が想像をこえて蔓延していることを実感した。



 これらの現状を踏まえて山本代表は「なぜ年間2万人が自殺するような社会になっているのか考えなければいけない。もはや奴隷を通り過ぎて、人をとりかえのきく部品としか企業側はみなしていない」と強調し、経団連を中心とした一握りの大企業や米国に支えられてその要求を丸呑みしてきた自民党政治を正面から批判しながら、「全有権者のわずか3割の得票でここまで好き放題できるなら、投票権を捨てている5割の人たちとつながってひっくり返せば、真逆の政治を実現できる。その先頭に立たせてほしい」と熱をこめてくり返していた。こうした論議は、れいわ新選組の政策を知らせるだけでなく、人人がお互いの経験や苦悩を共有し、個個バラバラにされてきた人たちを横につなげていく過程でもあった。

  山本代表は、れいわ新選組が掲げる消費税廃止などの政策とあわせて、従来の「財源がないから増税」「赤字なのだから緊縮財政は避けられない」などといった既成概念を覆し、「政府の借金=民間の黒字」の仕組みや自国通貨発行権を持つ日本は税収にかかわらず大胆な国債発行が可能であること、税は過剰なインフレを抑制する景気安定装置であり、デフレから脱却するためには大衆課税を軽減して消費を喚起する必要があることについてくり返し説いていた。

 世界一生産性の高い国でありながら、カネのために人間が縛られ、部品のように消費され、命まで奪われる異常な搾取の構図にメスを入れ、その支配からみんなの頭を解放することに力点を置いていたと思う。対話を重ねるたびに「政治とはこの国に生きる人人を救うために機能すべきものだ。争うのは労働者同士でもなく、外国人労働者でもなく、人人を政治からはじきだすことによって政治を好き勝手にコントロールしているわずか1%の財界とその代理人だ」という方向性を鮮明に訴えていたし、そのために団結できるすべての人と力を合わせていくというスタンスがより強固なものになっていると感じた。対話のなかでの聴衆との相互の響き合いがそうさせていると思えた。

  街宣会場では、マスクをしたサラリーマンが「仕事の関係上、公には活動しにくいのでマスクをとれないのが心苦しいが、底辺から底上げしていくという政策に非常に励まされる。いずれは堂堂と活動したい。頑張ってくれ」と声を掛けてきたり、「自営業者だが、取引先が廃業したり、地域全体の購買力が落ちていけば私たちも苦しくなる。社会を変えなければ自分たちの生活もよくならない」(男性)、「友だちにシングルマザーが多く、バイトを掛け持ちしながら子育てをして苦労している。明日は我が身だと思うし、子どもたちの将来のためにも親である自分から動こうと思った」(母親)など、幅広い人たちが居ても立ってもいられない思いをもって集まっていた。単独で旗揚げしたことで国会内勢力やメディアにとっては「目障りな少数派」になったが、国会の外側では明らかに多数派になっている。なにもないところから自力で政党要件をこじ開けた参院選を経て、さらに多くの人を惹きつけている。

旧勢力と違う斬新な質 5割に働きかける努力



  全国ツアーでは、ネットやSNSだけに頼るのではなく、人人と「リアルにつながっていく」ことを重視していた。SNSは便利だが、実際に相手の顔を見て、膝をつき合わせて対話することがなければなにも始まらない。一人一人が置かれている境遇も、抱える問題意識も個別具体的だからだ。山本代表みずから生活の場に足を踏み入れて、意見の違う人たちとも心を通わせるよう努力する姿を見て励まされ、「自分にもなにかできないかを考えるようになった」という人は多かった。

 演説途中では「応援したがなにも変わらないじゃないか!」「消費税廃止などできるわけがない」などと否定的な意見も飛んでくるが、そんなときこそ相手がどんな生活をし、なにを考えているのかを知り、本気の論議でそれに応えながら一致点を探っていく。とかく古い市民活動家や革新政党を支援してきた人ほど頭ごなしにマウントをとったり、「我こそは」と自己主張の説教をして嫌われる傾向があるが、そうではなく、政治に幻滅している人、意見の違う人にこそ誠意を持って語りかけ、まず相手の生活を知り、粘り強く理解してもらえるように努力するという姿勢にこれまでの左翼との違いがある。「選挙を捨てた5割」とつながろうとする本気度がある。

  演説を聞いたみんなもそれぞれの場で行動している。各地域でおこなわれるポスター活動はボランティアの醍醐味だと思う。SNSで発信される情報にもとづいて、見ず知らずの人たちが集合場所に集まる。3〜4人ほどのグループで地域を分担して散らばり、一軒ずつインターホンを鳴らして「お願いします」とポスター掲示を依頼していく。「思いもよらないところで貼ってくれた」ということもあるが、2時間、3時間回っても1枚も貼れないときだってある。でも、はじめは緊張していた人たちも一日経験してみるとみんな晴れ晴れとした表情に変わっていた。

 活動後に集合し、れいわ新選組のスタッフに促されて一人一人感想を交流すると、「はじめはインターホンを押す手も震えたけど、次第に慣れて話ができるようになった」「断られて心が折れそうになるときもあるけど、直に声をかけていくことで知ってもらえるし、次につながると感じることができた」「知らない土地で一軒ずつ戸を叩いて人人と話をしてみると、ポスターを貼らせてもらえることの方が珍しいし、れいわ新選組や山本代表のことを知らない人もいる。ネット上や仲間内では盛り上がっていても、まだまだ知名度の低いことがわかる。自分が動かなければなにも始まらないことがわかった」と口口に語っていた。


ポスター活動を終えてみんなで感想を交流する

  地域の特殊性だったり、政治的ポジションの違いで一回では理解してもらえないことも多多あるが、諸事情でポスターは貼れないけれど内心では応援してくれる人もいる。そうやって地域や人人を理解し、複雑な感情の機微にも触れながら、汗を流して行動した分だけ自分の言葉も行動も磨かれていく。次第に慣れていくと、地域の人人の生活や思いがわかり、「お年寄りが戦争体験を話してくれ、“あんなことは二度とくり返してはいけない”と声をかけてくれた。地域の歴史を知ることもできた」「頑張れと声を掛けてくれた」など新しい出会いや発見も生まれ、「こんなにおもしろかったのか」とみんな楽しみながらいきいきとやっている。経験を交流し合いながらボランティア同士の横のつながりもできる。いわゆるトップダウンの組織ではなく、本気でやる気の人たちが勝手連として下から動き出し、誰も止められない流れになっていると感じた。

  集まる人にもそれぞれ得意分野があって、営業経験のある人からは、お宅訪問で断られてもちゃんと頭を下げてお礼をいうなど礼儀作法について教えられる。地元の人であれば土地勘や地域の事情に明るい。手仕事にたけた人はポスター掲示用のボードをつくってきたり、データ処理ができる人は名簿を整理し、デザインが上手い人は独自の配布物をつくるなど、それぞれがアドバイスをしたり、強みを生かしてお互いに補い合う関係ができている地域もあった。女性が多い地域はつながりも強く、とくに活発だった。短い言葉で相手にわかりやすく伝えるためにはどんな言葉がいいか、反論してくる人の意見も丁寧に耳を傾けて次回から教訓にしようとか、お互いに話し合いながら進化していく。自分が「一支援者」というだけではそこ止まりだが、実際に当事者として動くことで関係も緊密になり、一人一人がみんなのために働く運動体になっていく。社会を変えるために自分を変え、周りを変えていく。ポスター活動がそれを促していると思った。

  「一人で何かしようと思っても無理なことが多く、いろいろ頭で考えていてもなにも動かない。いろんな人の意見や力や知恵を集めていけば変えていける。安冨歩さんが“山本代表を使って自己実現していく”と話していたが、実際にボランティアに参加してみて、みんな偽善や自己満足のために運動しているのではなく、みんなのためでもあるけど、自分のために世の中を変えていこうとしているし、そういう人たちがたくさん集まり始めていることに気付いた」(40代・母親)、「母親が認知症の祖父母の介護で精神的に追い詰められていたため、夢を諦めて帰郷した。同じような苦しみを持つ人たちがいるのにつながることもなく、周囲に理解してもらえる人も少なかった。思いを共有できない根っこを考えると政治に行き着き、山本さんの動画を見てみんなが協力できる社会に変えていきたいと思った。思っているだけでは変わらないので一歩踏み出してみると、みんな普通の人たちで暖かくサポートしてくれ、やる気の人たちの集まりだと感じた。自分が動くことで、例えれいわを支持してくれなくても政治に関心を持ってくれる人を増やしたい」(20代・女性)など、それぞれが一歩踏み出して新しい境地を開いていた。

  れいわ新選組のスタッフたちも、各地のボランティアとのかかわりのなかで相当に鍛えられている印象だ。一日の休みもなく日本列島を縦断するようなツアーの行程を献身的に支えていた。昼間ははじめて赴く地で地元の人たちにレクチャーしながら一緒にポスター行動で汗を流し、街宣の始まる3時間前には現地入りしてステージや機材の設置、そして会場整理や宣伝材料を配布するボランティアをとりまとめる。街宣後の片付けまで含めると大変な作業だ。それでも疲労の顔色一つみせず、集まってくる人たちの意見を聞き、励まし、さまざまな突発的なトラブルにも対応する。自己主張や旗を振り回すだけの自己満足でできる活動ではなく、あくまでも「縁の下の力持ち」としての立ち居振る舞いに徹しているのが印象的だった。彼ら彼女らがボランティアのお手本のようになっているし、そのように組織の中核が私心なく結束しているからこそ幅広い人たちの自由な活動を保証できるのだと思う。こういう人たちが各地に生まれていけば、相当に強力な運動体になっていくと感じた。

みんなの行動が情勢を動かす 新勢力が台頭する機運



  ツアー後半になるに従って、衆院選を含めた今後のたたかい方についての質問も多かった。野党共闘についての意見はさまざま出たが、山本代表の「消費税5%の共通政策で一致できる場合は捨て石になるが、できない場合は独自で勝手にやる」という訴えにはどこでも強い拍手が沸いた。外野からは「野党共闘を分断する気か」などの声も聞こえるが、「政策を横においてふんわりと手をつなぐことはできないし、ただ塊になるだけでは政権交代などできない。消費税5%で一致できなければ、旧勢力vs新勢力のたたかいをするしかない」という姿勢が支持されていた。有権者を裏切って見放された勢力が束になって勝てるほど甘くはないし、そんなこと続きで5割が票を捨てているのだ。

  「政治は信じるものではない。宗教でもアイドルでもない。政治家は期間限定の雇われ人に過ぎない。この国の主人はみなさんであり、政治はしっかり監視して動かしていくものだ」(山本太郎)の言葉に集約されると思う。この間の国政の動きを見ても、「桜騒動」の陰で日米FTAは米国要求通りのスケジュールで国会承認され、野党にも体を張って止めるという気概はなかった。聴衆からは「隠れ自民党」「与野党のプロレスを見せられている」「連立政権になっても内側から裏切る」「主導権争いにしか関心がない野党と調整し合うくらいなら独自でやってほしい」などの厳しい意見があいついだ。与野党問わず既存政党の性根が見抜かれているし、だからこそ下から「まったく新しい政党をつくろう」の機運が高まっている。

 自民党でも公明党でも、他の野党でも、れいわ新選組であっても、支持者は「信者」や「応援団」になるのではなく、政治を動かす「主人公」であり「当事者」であるべきと山本代表は強く訴えていた。そうでなければ政権をとったとしてもすぐにひっくり返される。それだけがんじがらめの支配の仕掛けがあり、圧力だけでなく懐柔もある。したがって下から有権者が政治家のお尻を叩き、永田町で起きている裏切りや圧力も全部公開して、相互に意見を交わしながら誤解やズレを正していくというスタンスだ。「野党だから無条件に支持するべき」とか「有権者は政治家の応援団」という関係ではない。「お前になにができる!」という人にも、「山本さんを信じてます!」という人にも「政治は信じてついていくものではなく、疑って監視しながら動かしていくもの。一緒に変えていこう!」と呼びかけていた。

 メディアや既成政党は「ポピュリズム」「子ども染みている」などと揶揄するが、議場から有権者を見下し、「永田町の論理」を絶対視する干からびた脳味噌では理解できない。人人の生活に足場を置くならすべてあたりまえの主張であり、振りまかれてきた諦めをとり除き、みんのために機能する政治を望む人たちの力を束ねていくなら岩盤を突き破れる。そのことをみんなが確信していけば巨大な力になっていく。

  限られた選択肢の中から「どこを支持するか」では消去法にしかなりえないのが現状だ。自分たちが望む社会に向かって能動的に政治にかかわり、永田町を下から揺さぶるくらいの強力な国民世論をつくることが求められるし、れいわ新選組がその動きをつくり出す起点になっている。「桜」どころではない大がかりな私物化と売り飛ばしがおこなわれてきたのがこの20年来の政治であり、その大きな構図について有権者とともに論議し、正面突破していく気概なくして政治を動かすことなどできない。国会での茶番やメディアの目くらましは見抜かれ、政治の本質をめぐる有権者の目は鋭くなっている。だからこそ街頭で本気の論議がこれほど盛り上がるのだと思う。この本気の流れが強まることは、スキャンダルの炎上騒ぎ以上に既存の権力にとって脅威だ。例えトップの首が挿げ替えられたとしても、みんなが白けて寝ていてくれたら3割支配は安泰なのだから。

  メディアが垂れ流す支持率調査などに一喜一憂していても始まらない。「放送禁止物体」として扱われるのも、それだけ権力にとって脅威になっていることの裏返しでもある。政治に幻滅した5割に働きかける彼らの挑戦はまだ始まったばかりで、政権にリーチする道は甘くはないが、逆にいえば伸びしろしかない。「与党vs野党」「右vs左」「保守vs革新」等等の古い枠組みでは分類できないところまで、社会を食い潰す1%と、食われる99%との分化が進んでおり、欺瞞が剥がれ落ちている。情勢は行動によっていくらでも動かせる。諦めや分断に晒されてきた人人を横につなぐ努力を各自が足元から進めていくなら、これまで見えなかったまったく新しい展開が生まれてくると思う。

 れいわ新選組は、来春早早から中・四国、さらに岐阜や滋賀など対話ができなかった地域、さらに候補者を擁立する地域を重点的に回るという。本紙も、この下から始まった本気のたたかいに密着しながら、新しい政治を生み出す全国的なエネルギーの胎動をしっかり発信していきたい。







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