★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年12月 > 21日07時25分 〜
 
 
2021年12月21日07時25分 〜
記事 [政治・選挙・NHK284] 国交省の統計データ「改ざん」を「書き換え」の見出しに大きな違和感(まるこ姫の独り言)

※補足 2021年12月16日 朝日新聞1面トップ


国交省の統計データ「改ざん」を「書き換え」の見出しに大きな違和感
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/12/post-7463ac.html
2021.12.20 まるこ姫の独り言


やっぱりおかしい。

この度、国交省の統計データの改ざんが明るみに出てきたが、どこのメディアも「書き換え」と見出しにしている。

見事といってよい程、大メディアから小メディアまであまねく「書き換え」の見出しはなんなのか。

最近、流行しているのだろうか。

私から見たら、国交省のデータの二重計上は「書き換え」などと言う生易しいものではなく、「改ざん」としか見えないが。

例えば森友学園の場合、ウィキペディアには
>翌2018年(平成30年)3月2日、朝日新聞が「森友文書 書き換えの疑い」と報じた。報道内容は「2016年6月の売買契約の当時の文書には記載されていた『特例』などの文言が、翌2017年2月に疑惑が発覚された後に財務省が提出した文書からは削除または改竄されている」というものであった

当初朝日新聞は「書き換えの疑い」と報じているが、その後「改ざん」に変わっている。

私は、森友学園以外にも各省庁の統計データや文書の書き換えが発覚するたびに「改ざん」」したのか。と思ってきたが、最近のメディアは「改ざん」とは言わず「書き換え」と言い換えている。

どうしてはっきり「改ざん」にしないのか。

メディア同士で、「書き換え」にすると協定でも結んでいるのかと思うほど、見出しが「書き換え」ばかり。

違和感ありまくりで慣れないし、権力者への対応が生易しく見えて仕方がない。

今回の統計データも永年保存されているというが、多くが書き換え後のものである事や、書き換え前の正しいデータが行政側に残っていないことなど、単なるミスや「書き換えレベル」」ではなく確信犯的な「改ざんレベル」だ。

読者にズバッと刺さる見出しにしないと、国民は事の重大性を理解できないのはないか。

政府や官僚に対しても、メディア側が「改ざん」を強調して、文書やデータの改ざんが、国家的犯罪だとの重大性を認識させる必要があると私は思っている。

岸田は謝罪したようだが、国家のデータや文書改ざんを謝罪して終わりにしてはいけない。
(岸田は少しも主体性がないし、クリンチ作戦に徹するつもりか)

きちんと責任を取らせないと。


http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/682.html

記事 [政治・選挙・NHK284] 大阪ビル放火が起きても登庁せずコメントなし…松井市長のサボりぶりに批判! 市民の安全に無関心な態度は過去の災害でも(リテラ)
大阪ビル放火が起きても登庁せずコメントなし…松井市長のサボりぶりに批判! 市民の安全に無関心な態度は過去の災害でも
https://lite-ra.com/2021/12/post-6102.html
2021.12.20 大阪ビル放火が起きても登庁せずコメントなし…松井市長のサボりぶりに批判 リテラ 

    
    大阪市HPより

 またも痛ましい事件が起こった。先週17日の午前10時すぎ、大阪市北区の雑居ビル4階の心療内科クリニックから出火し24人が死亡。警察は殺人と放火の疑いで捜査している男性の氏名を公表したが、その容疑者も火災で重体の状態だ。

 詳しい動機などについては今後の捜査の進展が待たれるが、今回の事件は2019年に京都アニメーションで起こった放火殺人事件を彷彿とさせる無差別の放火テロであり、大阪市でいえば2008年に発生した個室ビデオ店放火事件の死亡者16人を超える惨事となった。

 ところが、これほどの事件が発生したというのに、スルーしつづけていた男がいる。大阪市の首長である松井一郎市長だ。

 火災は前述したように17日の午前10時すぎに発生し、11時前には日本テレビが「大阪・北新地でビル火災「逃げ遅れ」情報も」と報道。11時半前後にはNHKをはじめ各社がビル火災の速報を出し、一時は「心肺停止27人」とも伝えられていた。

 さらに同日夕方には、ぶら下がり取材に応じた岸田文雄首相が「大変悲惨な事件が発生した。まずは実態をしっかり把握し、原因・経緯について明らかにすることによって再発防止に努めなければならない」「亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、負傷や被害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げる」とコメント。19日には金子恭之総務相が、全国の消防に対して同じような雑居ビル3万棟を対象に避難経路などを点検するよう要請した。

 しかし、事件が発生した当の大阪市の市長である松井氏は、事件発生日の17日、午前11時18分と11時21分の2回、〈維新の会国会議員の皆さん、文通費の使途公開はマストです〉などと文書通信交通滞在費についてのツイートをしただけ。その後も会見がおこなわれることはなかった。

 また、この週末も、松井市長は毎日新聞などの調査で日本維新の会に「期待する」と答えた人が48%、支持率が22%にのぼったことを伝える記事を引用リツイートし、〈維新の会国会議員の皆さん、今の日本維新の会支持率はあくまでも期待値です!!先ずは文通費改革実行で実績を積み上げて下さい〉と投稿しただけだった。

 自分が首長をつとめる市で世間を震撼させる火災が起こったというのに、それを無視して国政の文通費問題、維新アピールを発信しつづける……。しかも、消防の動きはおろか、被害者へのお悔やみや動揺する市民へのメッセージは一切なく、だ。

 いや、もっと言えば、火災発生当日に松井市長が文通費についてTwitterに投稿した時刻は、この火災で「逃げ遅れた人がいる」とメディアが伝えていた、まさにそんな緊迫した状況下だった。その上、大阪市HPで公開されている市長の日程では、17日は「公務日程なし」となっていたのだが、夕方になっても夜になっても松井市長のコメントや動向がメディアで伝えられることがなかったことからも、松井市長が火災事件を受けても登庁することはなかったと考えられるのだ。

■松井一郎大阪市長は週明けようやく登庁し「対応がうまくいったんだろうなと思っていた」と他人事

松井市長といえば、週に1回も登庁していないこともザラにあり、その実態が明らかになると「税金泥棒はどっちだ?」という批判の声も上がってきたが、まさかこんな緊急事態が起きてもサボり続けるとは……。

 実際、本日午後になってようやく松井市長はカメラの前に姿を現し、今回の火災について「痛ましい事件」として被害者にお悔やみの言葉を口にしたが、自らは再発防止策について発言することはなし。記者からは「先週の金曜日(松井市長には)公務がなかったので、あらためて伺いたいのだが、実際に火災のあとにどういうふうに報告があり、どういう指示を出されたのか」という質問が飛んだのだが、すると、松井市長はこう答えたのだ。

「まず、すぐに、えー、所管のほうから連絡いただいて、そのときは『30分で消し止められた』という報告でした。だから、まあ、30分なんでね、早期に初期の対応うまくいったんだろうな思ってましたけど、その後、報道等でもあるようにね、大勢の方が亡くなったっていう報告を受けました。で、我々とすれば、犯罪被害者のみなさんに、被害者のみなさんにいかに寄り添えるかということを考えて、いま対応しているということです」

 たしかに大阪市消防局によると、火災について覚知したのは17日の10時18分、鎮圧は10時46分となっている。だが、前述したようにその後には逃げ遅れた人の救出活動がおこなわれ、また前述したように20人以上の人が心肺停止という深刻な状態にあることも1時間もしないうちに報じられ、さらに居合わせた人の証言から事件性も指摘されはじめていた。にもかかわらず、松井市長は「(鎮圧まで)30分で対応がうまくいったんだろうなと思っていた」などと悠長に答えたのだ。

 しかも、記者が「公務がなかったからあらためて伺うが」と言及したことを考えても、「大勢の方が亡くなった」という報告を受けても松井市長は登庁してマスコミに情報発信することもせず、いまごろになって「被害者にいかに寄り添えるか対応している」など言い出したのだ。繰り返すが、文通費問題や維新への期待が高まっているというニュースについては反応する暇があったというのに、である。

 言っておくが、2008年に個室ビデオ店放火事件が起こった際には、午前3時ごろに火災が発生したが、同日午前8時半すぎには当時の平松邦夫・大阪市長が現場を視察し、「大変たくさんの方が亡くなられたので現状を確認するためにきた」「これまで聞いた限りでは、この店に消防法や建築基準法など法令上の違反は見当たらないということだったが、避難経路や火災報知器の設置状況などがどういう状態だったのか確認したい。また、大阪市として同じようなビデオ店にすぐにでも一斉に立ち入り検査をして問題がないか調査したい」と語るなど、すぐさま対応をおこなっていた。松井市長とは雲泥の差だろう。

 それだけではない。記者からの「市の消防局も当時動いていたと思うが、市長のほうはどのような報告を受けていたのか」という問いに松井市長は「まず消防のほうからは、現在、小規模な複数のテナントが入る、そして入口が一カ所である、そういうビルについては約5400件、今回の火災を受けて、避難経路等のみなお……(言い直して)確認を、していただくということで、いまもう動き出しております」などと回答したが、これについて別の記者が「5400件というのは金子総務大臣が言った6万件のうち5400件が大阪市ということか」「総務省の指示を受けてではなく大阪市として独自で(確認を)やっているのか」と質問。だが、松井市長は「どっちがどっちでもいいんじゃないの? うん。総務省から指示されたのはもちろんやっています」などと回答。まるで他人事のような態度をとったのだ。

 もちろん、再発防止には法改正などが必要になってくることも考えられるかもしれず、松井市長の対応だけではどうにもならない部分もあるかもしれない。だが、検証を通して国に対し再発防止策を提言することは当然できるし、そのためにも平松市長のように現場を視察することも重要な仕事だ。だが、そうした市長の仕事をまるでせず、党勢拡大のための発信しかしていなかったのである。

■大阪府知事時代には台風対応を放り出し、沖縄で選挙応援→万博のためヨーロッパ外遊に出かけた松井一郎

 市民の命と安全を守ることには目を向けることもなく、党勢拡大で頭がいっぱい──。あまりにも市長として無責任だと言わざるを得ないが、松井氏の「市民・府民軽視」はいまにはじまった話ではもちろんない。

 実際、松井氏が大阪府知事を務めていた2018年9月には、大阪は台風21号の直撃を受け、家屋倒壊や冠水、停電や倒木などの被害に見舞われたが、松井氏はとくに南部で大きな被害が出た同月4日まで目立った情報発信をほとんど何もせず、自ら陣頭指揮を取るべき災害対策本部も設置せず。さらには、府内で停電がつづくなど多くの府民が不自由な生活環境に置かれているさなかに、松井氏はなんと沖縄県知事選の自公候補・佐喜真淳氏を応援するために沖縄入りし、挙げ句、9日からは万博開催地投票対策と称してイタリア、デンマーク、ハンガリーの3カ国を回る1週間の外遊に出かけてしまったのだ。しかも、台風被害により関西国際空港が使えないため、わざわざ愛知の中部国際空港セントレアから出発したのである。

 さらに、記憶に新しいように、大阪では昨年の10月下旬からコロナの新規感染者数が右上がりとなっていたというのに、松井市長は吉村洋文・大阪府知事と一緒になってわずか5年前に否決されたばかりの「都構想」の2度目の住民投票の運動にかまけ、案の定、11月には人口比でいえば東京を上回る感染拡大を招いた。

 しかも、松井市長が言語道断なのは、このように市民の命と安全を守るという責務を果たそうともしないくせに、市民に要請しているコロナ対策を破って「維新30人大宴会」に参加していた件について、いまだに市民に対して謝罪の一言も口にせず開き直っていることだ。

 一体どうしてこのような男やその輩どもが支持されてしまうのか──。大阪市をめぐっては、カジノ建設予定地である夢洲の土壌改良などに約800億円を市が負担するという概算をまとめたというが、大阪市民はこの男にお灸をすえなければ、ますます増長し、安全面でも経済的にも市政は取り返しがつかないことになるだろう。そして、これが維新代表の実態なのだということを、全国の有権者は忘れないでほしい。

(編集部)

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/683.html
記事 [政治・選挙・NHK284] OECD1970年以降ワーストで“日本沈没”に出口なし 「コロナ禍回復」もビリから4番手(日刊ゲンダイ)



OECD1970年以降ワーストで“日本沈没”に出口なし 「コロナ禍回復」もビリから4番手
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298920
2021/12/19 日刊ゲンダイ


先進国のフリはやめたら(C)ロイター

「すごいニッポン」が大好物のネトウヨはまたヒリヒリしそうだ。日本生産性本部が発表したOECD(経済協力開発機構)のデータに基づく2020年の日本の労働生産性は、時間当たりも1人当たりも比較可能な1970年以降で最低だった。当然G7ワーストだ。

 生産性は1人の労働者が一定の時間でどれだけのモノやサービスを生み出すかを示す指標。日本の1時間当たりの生産性は49.5ドル(約5086円)で、19年から2つ順位を下げて加盟38カ国中23位。OECD平均(59.4ドル)も下回った。首位アイルランド(121.8ドル)の約4割。7位の米国(80.5ドル)の約6割に当たり、88年とほぼ同水準だという。

 1人当たりの生産性は7万8655ドル(約809万円)で38カ国中28位。OECD平均(10万799ドル)をこれまた大きく下回り、ポーランド(7万9418ドル)やエストニア(7万6882ドル)といった東欧・バルト諸国と同水準。後ろには10カ国しかいない。韓国(8万3373ドル)には18年に逆転され、後塵を拝している。非正規雇用が半数近くを占め、低賃金・長時間労働がちっとも是正されないのだから無理もない。

 コロナ禍からの回復を見ても厳しい。21年4〜6月期は19年同期比2.8%減で、35カ国中ワースト4位に沈んでいる。一方、半数を超える19カ国がプラスで、米国は5.6%増、韓国は2.4%増だった。ワクチン接種の遅れや、緊急事態宣言発令だけでこの国の劣化は説明がつかない。

「アベノミクスによる円安誘導で、購買力平価が下落している影響も大きい。かたや円安の恩恵で儲ける大企業は賃金を抑制し、内部留保を貯め込んでいる。国内に研究開発費や設備投資費を投じず、海外に振り向けてもいます。岸田首相は口では経済政策の転換を言いますが、負のスパイラルから抜け出す腕力は期待できない。金融緩和を縮小し、金利を上げて円高へ補正すれば、国債の大量発行で1000兆円に上る国の借金は膨れ上がるし、国債を買い入れている日銀も巨額の損失を抱えることになる」(立教大大学院特任教授の金子勝氏=財政学)

「世界の真ん中で輝く日本」とか言っていた安倍元首相が「やばいニッポン」の張本人なのは紛れもない事実だ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/684.html
記事 [政治・選挙・NHK284] 立憲起死回生だ 赤木比例1位:予算委で首相直接対決 
立憲起死回生だ 赤木比例1位:予算委で首相直接対決
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/52000668.html
2021年12月21日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


立憲では逢坂先生が1番 心が澄んでいると思い
この文を届けます

岸田首相は 裁判係争中だから と逃げてます

札束で赤木さんの「心」を溶かそうとし
火に油となりました

***

拉致被害者の会を見てください
被害者の「弟」親族が会長です

森友被害者は「奥様」赤木雅子様です
が国内政治犯罪ですので
対決解決が保障されてるのが国会です

被害者でない国会議員が
質問しても遠隔ボクシングとなり
ダメージ0どころか
佐川氏に至っては「せせら笑い答弁」で死者への冒涜三昧です

***

@赤木雅子さんに 立憲比例1位で立候補要請します--国民はびっくり喜びます
だらだら続いた森友問題に 最後の大舞台が用意されるのです
視聴率は50%を超えるでしょう

隠ぺいする側と 殺された=賠償を認めた側が
政治の場で直接睨みあうのです


立憲は 堕落したお喋り政党と世間は見下しています
全てが曖昧だからです
原発 消費税 安保 何から何まで
あ〜でもないこうでもないばかりです


日本一曖昧でない人が赤木雅子さんです
夫への愛を貫いているからです

立憲民主党は直ちに気を引き締め
この気高さを見習い
一致団結すべきです


http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/685.html

記事 [政治・選挙・NHK284] 大阪カジノ予定地の土壌汚染対策に公金800億円! “公約”違反の松井市長は詭弁で否定(日刊ゲンダイ)




大阪カジノ予定地の土壌汚染対策に公金800億円! “公約”違反の松井市長は詭弁で否定
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299019
2021/12/21 日刊ゲンダイ


土壌汚染対策に800億円公金投入(大阪湾の人工島・夢洲)/(C)共同通信社

 大阪府市が誘致を進める、カジノを含む統合型リゾート(IR)の予定地「夢洲」が“泥沼”化している。土壌汚染対策などに800億円もの公金がつぎ込まれるというのだ。21日、府市が主催する副首都推進本部会議で正式発表される。誘致を主導してきた「日本維新の会」代表の松井一郎大阪市長は「(開業前に)不備が発見できてよかった」などとうそぶいているが、見通しが甘すぎないか。今後、さらに巨額の税金が費やされる可能性がある。

 ◇  ◇  ◇

「IR(そのもの)に対して市が負担するわけではない」「IRとして(事業者に)長期の定借をしていただく土地に不備があるから、その土地を改良するということ」

 20日の会見で松井市長は、夢洲の土地改良に800億円もかかることに対してこう反論。苦々しげな表情で「市民の税金で負担するわけではない」としきりに強調した。要するに、市税収入がメインの「一般会計」ではなく、市有地の売却、賃貸収入などからなる「公営企業会計」から拠出するため、「市民負担じゃない」と強弁しているわけだが、公金を使うことに変わりない。

 詭弁を弄して「市民負担」を否定したのにはワケがある。松井市長は過去に「税金はかからない」と“公約”していたのだ。

 2016年12月22日に大阪市平野区内で行われた説明会で、市民から「カジノ誘致に税金を使っていいのか」などと指摘されると、当時、府知事だった松井市長はこう答えていた。

「特定の政党が間違った情報を流布してますけど、これだけははっきり言っときます。IR、カジノに税金は一切使いません。民間事業者が大阪に投資してくれるんです」

 ここまで“ハッキリ”と言ってしまったからこそ、慌てて取り繕っているわけだ。そもそも松井市長は、税金がかかるとは思っていなかったようだ。

 府市のIR推進局によると、市の負担800億円は、土壌汚染対策費、液状化対策費、地下埋設物の撤去費の3点に大別される。いずれも発覚したのは、19年末のIR事業者の公募以降だという。つまり、松井市長は16年の説明会時点で、夢洲の土地の不備に想像が至っていなかったわけだ。

「豊洲市場」の二の舞は必至


見通しが甘過ぎる(大阪の松井一郎市長)/(C)共同通信社

 これでは、整備費に総額約6000億円もかかった東京都の「市場移転問題」の二の舞いになる恐れがある。旧築地市場の移転先となった豊洲市場用地も元は埋め立て地で、土壌汚染や液状化リスク、地下埋設物への対策費が莫大にかさんだ。最終的に、独立採算の「市場会計」では賄い切れず、一般会計から巨額の都税をつぎ込むに至ったのだった。

 建築エコノミストの森山高至氏はこう言う。

「夢洲も豊洲市場用地と同様に埋め立て地ですから、冷静に考えれば液状化リスク、地下埋設物の存在が想像できるはずです。ところが、府市は『IR誘致ありき』で拙速に計画を進めた結果、土地に潜むリスクを見逃したのではないか。イベント会場といった簡易的な仮設施設を建設する程度なら、地盤対策も簡素で済みます。しかし、実際の計画では高層ビル建築や、会場への地下鉄延伸まで想定されている。地盤改良の手間やコストはさらに膨張する恐れがある」

「身を切る改革」が金看板の維新だが、カジノに税金投入で市民の身を切ってどうする。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/686.html
記事 [政治・選挙・NHK284] 1日で100万円文通費温存を決定(植草一秀の『知られざる真実』)
1日で100万円文通費温存を決定
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-9d64e6.html
2021年12月21日 植草一秀の『知られざる真実』


今国会で論議の対象になった「1日で100万円文通費」の見直しが行われない見通しになった。

文通費は文書通信交通滞在費のことで国会議員の給与やボーナスとは別に国会議員1人あたり毎月100万円が支払われるもの。

しかし、使いみちの基準や範囲はあいまい。

税金がかからず、領収書の提出義務もないため、国会議員の「第2の給与」と呼ばれている。

10月31日の衆院選で初当選した「日本維新の会」小野泰輔議員がSNSで「告発」したことから論議が拡大した。

小野議員は「国会の常識、世間の非常識」のタイトルで投稿。

10月31日当選なので、10月の在任期間が1日しかないにもかかわらず、10月分の文通費が満額の100万円支給されたことを暴露した。

現行法では、国会議員の給与である歳費は日割り支給だが、文通費には日割りが適用されていない。

世間の最低賃金は時給820円。

ひと月に1日しか働かなければ、当然、1日分の賃金しかもらえない。

ところが、国会議員は正規の給与である歳費とは別に文通費をもらうことができ、しかも、在任期間が1日なのに1ヵ月分の文通費を丸々受領できる。

「世間の常識」と「国会の常識」はかけ離れている。

実態が暴露されたことで各政党は対応に追われた。

文通費を日割りにすることについては同意が示された。

制度を改正するための法改正が論じられたのだが、今国会での法改正が見送られることになった。

その理由は、問題が「日割り」だけにあるわけではないからだ。

「日割り」の問題は任期が切れる月だけのもので特殊なもの。

衆議院の任期は原則4年だから、4年に1度か2度しか問題は発生しない。

より重要な問題は使途が不明朗であること。

領収書不要で公開の義務もないから、何にどう使われているか分からない。

文通費は国費だから財源は税金だ。

国民の代表者として公務員として働いているのだから、国費の使い道については国民の前に明らかにする義務がある。

「日割り」の問題に加えて「使途公開」と使い残した場合の「国庫への返納」の問題が提起された。

「日割り」問題がより本質的な「使途公開」、「国庫への返納」の問題に広がることになった。

このことに対して明らかに背を向けたのは自民党。

自民党は、臨時国会では「日割り」だけを実現する法改正を行い、「使途公開」、「国庫への返納」については継続議論にするとの方向を示した。

自民党は12月21日の会期末を前に、「日割り」以外について、

「早急に合意が得られるよう最大限の取り組みをすすめる」

「このための各党会派による協議の枠組みを立ち上げるものとする」

と記された文書を野党に提示したが、自民党の主張に変化はなく、野党は応じなかった。

要するに自民党に「改革」の意思はない。

不明朗な文通費受け取りを継続したいとの意向が鮮明に浮かび上がる。

これに対して「維新」などが正義の味方を演じ、「維新」の宣伝を担当するマスメディアが「維新」の宣伝を大々的に行うが、「維新」が正義の味方であるわけがない。

国会では通常、多数決で法律が制定されるが、国会議員の「待遇」に関わることは「全会一致」で採決することが慣例だと主張される。

我田引水の議論そのもの。

自分たちの利権減少を阻止しようという考えを言い換えただけのものだ。

国民の目線に立って正当な制度変更であるなら、多数決で堂々と制度変更を断行するべきだ。

「維新」などの「強い」発言は、「全会一致原則」を念頭に、自民党が反対して制度変更が実現しないことを見越しての「パフォーマンス」である疑いが強い。

文通費の使途公開よりも重大な問題がある。

それが「政策活動費」や「組織活動費」の使途公開だ。

この問題について「維新」が積極的な発言をしたことを寡聞にして知らない。

政治資金の明朗化は日本政治浄化の一丁目一番地。

「改革」を実現するには主権者である国民が積極的な行動を示す必要がある。

鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」)
https://bit.ly/39BTgmd

10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a

のご高覧も賜りたい。


http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/687.html

記事 [政治・選挙・NHK284] 沖縄キャンプ・ハンセンで186人巨大クラスター 米軍基地発オミクロン株感染爆発の恐怖(日刊ゲンダイ)



沖縄キャンプ・ハンセンで186人巨大クラスター 米軍基地発オミクロン株感染爆発の恐怖
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299022
2021/12/21 日刊ゲンダイ


「不安解消に全力」とは言うが…(沖縄を訪れた松野官房長官=19日)/(C)共同通信社

 米軍基地がオミクロン株の震源地になるのか──。沖縄県の玉城知事は20日、米軍基地「キャンプ・ハンセン」で発生した新型コロナウイルスのクラスターが計186人に上ったと明らかにした。日米地位協定により米軍は日本のコントロール外。「感染者数」以外の基地内の状況は見えないが、オミクロン株が流行している可能性が高まっている。

 沖縄はコロナを抑え込んでいる。今月の累計感染者数は20日までに68人と1日平均わずか3.4人。元の賑わいが戻りつつある中での大規模クラスターに、県民はウイルスが基地外に拡散しないか気が気でない。

 在沖海兵隊は「地域住民との接触は一切ない」と説明しているが、キャンプ・ハンセンの近隣住民は「そんなことはあり得ない。クラスター発表後も米兵は基地外にマスクなしで出歩いています」と答えた。

 沖縄のオミクロン感染はすべてキャンプ・ハンセン関連だ。20日までに確認された4人のうち、3人がキャンプ・ハンセンに勤務し、1人はその夫。県内の医療機関で陽性が判明し、ゲノム解析によりオミクロン株が判明した。

「オミクロン株ははしか並みに感染するようです。感染の広がり方からして、キャンプ・ハンセン内でも流行しているとみていいでしょう」(医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏)

 玉城知事も「基地内でオミクロンの感染が広がっている恐れがある」と危機感を示している。186人の基地内の感染者もゲノム解析でオミクロンかどうかを調べるべきだが、県はお手上げだ。

米軍は個人情報を盾に情報非公開


危機感を示す玉城デニー沖縄県知事(C)日刊ゲンダイ

「米軍支配下の軍関係者は必要に応じて検体を本国に送付しゲノム解析を行っていると承知していますが、実際に実施しているかは分かりません。解析結果は個人情報を盾に県には教えてくれない。基地内でのオミクロン株の感染は推測することしかできないのです」(県コロナ対策本部)

 昨年、感染者がほぼゼロだった沖縄は米軍基地のクラスターから真夏の感染爆発を招いた苦い経験がある。

「米兵が独立記念日前後にパーティーや大規模なバーベキュー大会を行い、感染が広がったと指摘されました。あの時と状況がそっくりです」(前出の近隣住民)

 このままでは米軍基地からオミクロンの第6波が広がりかねない。

 松野官房長官は20日、「引き続き、米側に対し、感染症拡大防止のための措置を一層徹底するように求めた」と語ったが、弱々しい。岸田首相がバイデン大統領に直訴するくらい本気でやらなきゃマズい。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/688.html
記事 [政治・選挙・NHK284] 国交省・統計不正問題は「岸田首相がネタ元」と囁かれるワケ…安倍晋三氏との関係悪化が背景に(FLASH)

※週刊FLASH 2022年1月4日・11日・18日合併号 紙面クリック拡大


国交省・統計不正問題は「岸田首相がネタ元」と囁かれるワケ…安倍晋三氏との関係悪化が背景に
https://smart-flash.jp/sociopolitics/166849
2021.12.21 06:00 FLASH編集部 Smart FLASH 週刊FLASH 2022年1月4日・11日・18日合併号


安倍氏への “チクチク戦略” が本格化!

「旧政権のことだから、自分に火の粉は及ばないと思ったんだろう。それにしてもあっさり認めすぎやしないか。いまの関係を考えると、首相ないしその近辺が『統計不正』をリークしたんじゃないかと思ってしまうね」(永田町関係者)

 12月15日、「朝日新聞」のスクープで発覚した国土交通省の統計不正問題。GDP算出にも用いられる「建設工事受注動態統計」のデータが2013年度から書き換えられ、数値がかさ上げされていたが、岸田文雄首相(64)はその日の国会で即座にこの事実を認め、真相解明を指示した。

 この統計不正で争点となるのが、2012年12月からの安倍晋三元首相(67)による第2次政権で掲げた「アベノミクス」との関連性だ。この問題は幾度も官僚の「忖度」が取りざたされた安倍政権批判の “蒸し返し” に繋がりかねない。冒頭の永田町関係者が「岸田首相がネタ元」説を勘ぐる背景には、2人の関係悪化がある。

「総裁選後、露骨に岸田首相は安倍さんを “無視” する方向へ舵を切った。閣僚人事でも、総選挙の候補者調整でも安倍さんは言うことを聞いてもらえず、いらだっている。そんな岸田首相への挑発のためにも『台湾有事は日本有事』発言をしたのだろう」(自民党関係者)

 とはいえ、政治部デスクは「安倍さんを追い詰められるといっても、さすがにリーク元は岸田首相ではないでしょう」と話す。デスクが続ける。

「今回の統計不正は、朝日新聞から幾度も取材を受けた結果、国交省が官邸側に『認めざるを得ない』と報告を上げた結果と聞きました。しかし、岸田首相の最近の対応について、安倍派の議員から不満が多いのは事実。

 森友学園問題の公文書改ざんで自死した赤木俊夫さん遺族からの訴訟を、国が『認諾』して敗訴で終わらせたのも『野党に攻めさせる根拠を与えた』と、自民党内では怨嗟の声が出ています」

 12月15日には岸田内閣の松野博一官房長官(59)が、いまだ倉庫に眠る約8000万枚もの “アベノマスク” について「希望自治体への配布」を明言し、処分に乗り出すことを決めた。こうした安倍元首相へのチクチクとした攻勢の裏に岸田首相を助ける大物の存在が――。

「岸田さんは、いま他派閥も取り込んだ『大宏池会』実現のために、麻生太郎自民党副総裁(81)と距離を近づけています」と自民党中堅議員は話す。麻生副総裁は、ついこの間まで安倍元首相と “盟友” といわれていた。なぜ変節したのか。

 これには安倍元首相の身の振り方が関係するという。

「もともと2人は “戦略的同盟” でした。とはいえ、以前まで安倍さんは麻生さんを “兄貴分” と慕っていた。しかし、首相を辞めた安倍さんはいま、自分が “キングメーカー” になろうとしている。麻生さんと地位争いをしている状況なんです。

 麻生さんとしては、そこに『大宏池会構想』を持つ岸田首相が現われたのは好都合でした。麻生派、谷垣グループとの結集で大宏池会となるが、実現したら岸田首相は初代会長に宏池会出身の麻生さんを据えるはず。麻生さんにとっても大宏池会は長年の悲願。『向こう10年は宏池会から総裁を出す』と自信を深めています」(同前)

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は岸田政権をこう分析する。

「安倍政権から続く強権的な政権と違い、ソフト路線です。これは強硬姿勢の岸信介政権から交代した池田勇人政権が『低姿勢』と『寛容と忍耐』でいったのと同じ。そして、その池田氏が宏池会の始祖ですよ」

 秀才の岸田首相は歴史に学ぶーー。

(週刊FLASH 2022年1月4日・11日・18日合併号)

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/689.html
記事 [政治・選挙・NHK284] 悪評ふんぷん「アベノマスク」の深すぎる闇…検品に税金ジャブジャブ「不良品15%」の意味不明(日刊ゲンダイ)
悪評ふんぷん「アベノマスク」の深すぎる闇…検品に税金ジャブジャブ「不良品15%」の意味不明
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299056
2021/12/21 日刊ゲンダイ


総事業費500億円を投じるも…(C)日刊ゲンダイ

 使い物にならない不良品に多額の保管料と検品料……。国民の税金を何だと思っているのか。

 岸田文雄首相は21日の参院本会議で、安倍政権時代に新型コロナウイルス対策として配布された布マスク「アベノマスク」が大量に在庫となっている問題に触れ、厚労省の検品で「約15%が不良品だった」と明らかにした。

 立憲民主党の杉尾秀哉議員に対する答弁で、岸田首相はさらに、厚労省や納入事業者の検品費用などとして新たに計20億9200万円を要したと説明した。

 総事業費500億円を投じた「アベノマスク」をめぐっては、今年3月時点で約115億円分のマスクが倉庫に保管されていたことが判明。保管料として年間約9億円かかることが問題視されている。政府は介護施設や保育所などへ配布を始め、在庫を減らそうとしてはいるものの、なかなか進んでいない状況だ。

「不自然なカネの流れはないのか」


15%が不良品だった(ゴミが混入した状態で配布されたアベノマスク)/(C)日刊ゲンダイ

 それにしても、国の調達事業で、それも「医療・衛生品」のマスクに1割を超える不良品が見つかったとは驚きではないか。さらに言えば、検品は通常、納品業者側が行うものだろう。なぜ、国側が税金を使って検品するのかも分からない。

 福田赳夫元首相の秘書を務めた中原義正氏もこう言う。

「不良品の保管や検品費用として、国がなぜ多額の税金を投じる必要があるのか。不良品なのだから、本来は納品業者に損害賠償を請求するのが筋だろう。まるで、盗人に追い銭のような話ではないか。『アベノマスク』の問題は、マスク自体が使えないということ以上に、誰が、いつ、どのように判断して受注業者を決めたのか。不自然なカネの流れはないのかを精査する必要がある。まだまだ何か隠されていることがあるのではないか」

「アベノマスクの闇」は深い。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/690.html
記事 [政治・選挙・NHK284] 経済板リンク:リニア中央新幹線工事 “地域住民の不安払しょくを” 国交相(御国が乗り出せば解決?)
経済板に投稿しました。

■リニア中央新幹線工事 “地域住民の不安払しょくを” 国交相(御国が乗り出せば解決?)
http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/632.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2021 年 12 月 21 日 21:28:25: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/691.html

記事 [政治・選挙・NHK284] <安倍も菅も「どのツラ下げて」が国民感情>この国ではなぜ、政権をブン投げた連中がのさばるのか(日刊ゲンダイ)

※2021年12月21日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年12月21日 日刊ゲンダイ2面



※文字起こし

 権力を私物化して国家を食い物にし、この国をとことんダメにした元首相2人の厚かましさといったらない。言うまでもなく、安倍元首相と菅前首相だ。岸田首相が割におとなしいのをいいことに、あっちこっちで言いたい放題。安倍にしろ、菅にしろ、「どのツラ下げて」が国民感情だ。この国ではなぜ、政権をブン投げた連中がのさばるのか。

「最大の試練だった衆院選で261議席という大勝を収め、安定政権となる基盤ができたのではないか。これからは実行力が問われる」

「おおむね国民にも評価されていると思う。感染力の強いものは完全に防ぐのは難しくなる可能性がある。ワクチン、治療薬の開発と承認をスピードアップしていく必要がある」

 岸田の政権運営や新型コロナウイルス対策について、時事通信(19日配信)のインタビューでこう答えていたのが安倍。「実行力」だの「おおむね評価」だの、一体どの口が言うのか。自民党の党則を変更してまで総裁に3選して首相のイスにしがみついたくせに、モリカケ桜疑惑にコロナ失策が重なって追い込まれると、2度目も政権をブン投げるマサカの大失態を演じた。人並みの羞恥心があれば表には出てこられないであろうに、キングメーカー気取りで影響力の誇示に躍起。計画通りに党内最大派閥の清和会の会長に就いて以降、明らかにハッスルしている。

 だいたい、憲政史上最長まで引き延ばした7年8カ月の安倍政権が「実行」したのは国民生活の劣化、民主主義や立憲主義の破壊だ。円安株高で大企業とカネ持ちだけが潤うアベノミクスによって格差は拡大し、コロナ禍でそれは深刻を極めている。安倍が掲げた「GDP600兆円」という無理筋の目標を実現するため、国の基幹統計である厚労省の「毎月勤労統計」や国交省の「建設工事受注動態統計」の書き換えや二重計上が横行していたのは疑いようがない。森友疑惑をめぐり、安倍が「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」と国会でタンカを切ったことに端を発し、財務省が民主主義の根幹をなす公文書の隠蔽・改ざんに走ったのと同じ構図である。

検察に向けて吹く必死のラッパ

 そうして、積み上がる疑惑の追及にビビった安倍は、憲法53条に基づく野党の臨時国会召集要求を「国会がお決めになること」とうそぶいて徹底無視。デタラメな法解釈の変更で検察庁法を改正し、“官邸の守護神”と呼ばれた元東京高検検事長の黒川弘務氏を検事総長にねじ込もうとして失敗した一方、世論の大半が反対する安保法制を通し、集団的自衛権を行使して米国と一緒に戦争のできる国につくり替えた。かたや、「内閣の最重要課題」に掲げ続けた北朝鮮による拉致問題は解決の糸口をつくるどころか、政権維持を優先してひねり潰した。つまるところ、人気取りに利用していただけなのだ。安倍がデカい顔をする理由はひとつも見当たらない。

 政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。

「安倍元首相の振る舞いを見る限り、マトモな精神構造をしているとは思えない。不明を恥じて蟄居するのが筋なのに、まるで権力欲の化け物です。公金私物化が疑われる桜を見る会をめぐり、公選法違反などで再捜査中の東京地検特捜部に対して権勢を見せつけ、萎縮させる思惑で必死にラッパを吹いているのでしょう。このところ『台湾有事』を盛んにたきつけ、対中危機をあおっているのも目くらましです。嫌中ネトウヨの支持を高め、財界のオトモダチの支援も得続けようという魂胆なのでしょう。安全保障が脅かされているとのシナリオで、自民党が目指す防衛費のGDP比2%以上が既成事実化されようとしています。2021年度補正予算には過去最高の7738億円もの防衛費が盛り込まれ、当初予算の歳出額と合わせて初めて6兆円を突破した。これにニンマリなのが、安倍元首相と近い三菱重工業をはじめとする防衛産業なのです」

 どおりで中国にまた拳を振り上げるわけだ。

「救急車のサイレンが不安で眠れない」という菅の“実像”

 安倍の片棒をさんざん担いで後継となったものの、デルタ株の感染爆発を招いてたった1年で政権から引きずり降ろされた菅も、反省の色ゼロで露出を増やし始めている。右寄りで知られる月刊誌「Hanada」(2月号)の表紙には「退任後初の独占インタビュー 菅義偉 私は間違っていなかった」の大見出し。TBS系の「報道の日」(19日放送)にも出演し、コロナ対策をめぐって何かと対立していた政府分科会について「メンバーが多すぎた」「議論する時というのは、15人とか20人くらいじゃないでしょうか。それよりはるかに多くなっていたと思います」と混乱の責任を押し付け。日経新聞電子版(20日付)のインタビューでも、見切り発車で発表した「ワクチン1日100万回接種」の目標について「省庁は縦割りで、役所は常に責任を考える。役所では目標をたてられない」と居直り、地方交付税を握る総務省を使った圧力についても「市町村をあげて取り組まなければならないのが課題だった」と正当化。衆院選の応援演説で「ワクチンが切り札となり、あれだけ猛威を振るっていたデルタ株の勢いがなくなった」とドヤ顔を見せていたのは本心だったようだ。

 菅の番記者を6年あまり務めたという日本テレビ政治部の柳沢高志記者がまとめた著書「孤独の宰相 菅義偉とは何者だったのか」には、お盆休み返上をめぐるくだりがある。医療崩壊が現実になり、自宅療養者が10万人を超えた時期。疲労困憊を見かねてホテル静養を提案する秘書官に対し、菅はこう応じたという。

〈秘書官に優しく言い聞かせるように諭した。

「夜になると、宿舎にいても救急車のサイレンが聞こえてくるんだ。そうすると、もしかしたら搬送先がなくて、たらい回しになっているんじゃないかと不安で、眠れなくなってしまう。国民がそんな状況のときに、私だけホテルで休むなんてできないんだよ」〉

憲法に縛られず、強まる思い上がり

 国民に平然と「自助」を強要した菅が、そんなに国民の命をおもんぱかっていたのだろうか。東京五輪の熱狂に乗じて衆院選で勝利を収め、総裁選で無投票再選を果たし、政権基盤を強固にする「楽観シナリオ」に固執していた人間と同一人物なのだろうか。15日に出演したBS11の番組で「派閥をつくるのか」と問われ、「へへっ」と下卑た笑いを漏らした後、「いろいろ言われるが、政策を実現するには賛同してくれる人が必要だ。政策を掲げて、そこに集まって物事を進めていく方が大事だ」とはぐらかしていたが、タイミングの問題だ。

 それにしても不思議な国だ。自らの無能と破廉恥によって政権運営に行き詰まり、政権を投げ出した失格政治家がノド元過ぎるとしゃしゃり出てくる。ひとりは派閥会長に収まり、もうひとりは派閥立ち上げの噂も飛び交っているが、あり得ない話だ。

「永田町の常識は世間の非常識とはよく言ったもの。首相の座を離れれば憲法に縛られることなく、『元首相』あるいは『派閥領袖』の権威を押し出し、これまで以上に好き勝手ができると思い上がっているのでしょう。自民党内にたしなめるような人物も見当たらない。とりわけ安倍元首相についてはもう一度挽回したいとの思いも透けて見える。だからこそ、あらゆる問題に絡んで発言し、サビついていないと殊更にアピールし、隙あらば返り咲きを狙っているのではないか。彼らの発言を無批判に垂れ流すマスコミもそうした思惑に加担し、つけあがらせている」(立正大名誉教授の金子勝氏=憲法)

 ケジメをつけられない無責任国家はこうして朽ち果てていく。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/692.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年12月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。