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2022年6月24日04時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK286] <維新倍増、れいわ0〜1>「自民大勝」でも笑えない 2022 参院選大予測 タレント候補、大物議員が大量落選危機(週刊ポスト)

※週刊ポスト 2022年6月26日号 各誌面クリック拡大





※誌面抜粋


※週刊ポスト、一部文字起こし

 [どこよりも早い緊急シミュレーション]


 タレント候補、大物議員が大量落選危機


 「自民大勝」でも笑えない


 2022 参議院選大予測


元おニャン子、ものまねタレント、漫画家、美魔女……

国会議事堂まで辿り着けるのは誰だ!?


 元おニャン子クラブの生稲晃子氏が選挙区を飛び回り、演歌歌手の中条きよし氏が声を張り上げ れば、女子マラソンの松野明美氏は全国を走る⸻。

 参院選挙(6月9日公 示、7月10日投開票見込み)に向けて各候補が動き出した。

 今回は往年のアイドルからお笑い芸人、ものまねタレント、売れっ子漫画家まで著名人候補が盛りだくさんだ。たとえ地盤はなくても「知名度が高い即戦力」として、各党が競って選挙区、比例 代表にタレント候補を擁立する。

 人気のあるタレント候補はまさに「選挙の華」といっていい。政党の注目度はアップするし、有権者の関心も高まる。

 だが、名前が知られているからといって票が入るわけではない。

 選挙情勢分析に定評がある政治ジャーナリスト・ 野上忠興氏が指摘する。

「以前は芸能界出身などの目玉候補は限定的だっ たが、近年、参院選に多くのタレント候補が出馬するようになった。しかし、結果は芳しくありま せん。前回参院選では当選したのは格闘家の須藤元気氏くらいで、元『モ ーニング娘。」の市井紗耶香氏をはじめ、俳優やタレント候補が軒並み落選しました。そもそも追い風が吹いている政党の候補者でなければ、知名度が集票力につながらない。 参院選はとくに、最後にものをいうのは政党の支持の高さです」

 本誌は野上氏の協力で 参院選の全選挙区、比例代表の情勢を分析した。結果は自民党が議席を伸 ばして躍進と出た(各党 の議席予測は27ページの表参照)。

 では、彼らが看板として担ぎ出したタレント候補たちの誰が泣き、誰が笑うのか。現時点の情勢を選挙区と比例でみていこう。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/841.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 安倍「 金利引き上げは悪夢の時代に戻る」無能な悪魔がなにを言うか(まるこ姫の独り言)
安倍「 金利引き上げは悪夢の時代に戻る」無能な悪魔がなにを言うか
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/06/post-f7347f.html
2022.06.23 まるこ姫の独り言

安倍が、この期に及んでもアベノミクスが成功したかのように必死で弁護。

そしてその自己弁護の中身は「悪夢のような時代に戻る」

本当に執拗だ。

安倍元首相、金利引き上げは「悪夢のような時代に戻る」 アベノミクス見直しに反発  
 6/22(水) 22:17配信 スポーツ報知

>21日の討論会で、立民の泉健太代表が金融緩和策「アベノミクス」路線の見直しに言及したことについて、安倍氏は「金利を上げるべきだと言っており、驚がくした。逆に引き締めると“悪夢”のような時代に戻ってしまう」などと批判した。安倍氏は物価高で、たびたび巻き起こるアベノミクス批判については神経をとがらせている。安倍氏は首相時代から「悪夢のような民主党政権」を使い、反発を受けていた。

この男はとにかく他者へのレッテル貼りで自分を正当化させてきた人間で、総理時代もしつこく「悪夢の民主党政権」を繰り返して来た。

アベノミクス政策を9年も10年もやってきて、まったく賃金は増えず、社会保障費は増え続けていて可処分所得はどんどん下がり続けて来た。

そして今では円安物価高で庶民の生活は大打撃を受けている。

庶民の悲鳴を受けてアベノミクスの見直しに言及した野党に対して安倍は「金利を上げるべきだと言っており、驚がくした」とまた野党を小馬鹿にしたような発言をしている。

本当に性根の腐った人間だ。

進むも地獄、退くも地獄状態になってしまっているのは、アベノミクスを推進し続けた自民党政権と日銀黒田と、その取り巻きの学者のせいであると言っても過言ではないのに、見直すと言う発想は一切ないらしい。

これでもアベノミクスをよしとして日本だけ異次元の金融緩和、マイナス金利で突っ走れば、ますます円安は加速して行き、庶民はかつてない程の物価高騰で生き地獄になる恐れ十分なのに、自分の政策が少しでも批判されると激怒するってなんなのか。

今は未曽有の危機と言っても過言ではない程、物価高騰が国民生活を圧迫し、生きるのに必死の状態だ。

それなのに国民の暮らしより、自分の政策が非難されるのが我慢ならないとは。

こんな器の小さい人間をメディアは過大評価して来た。

「外交の安倍」「拉致の安倍」。。。。。

外交は夫婦で外遊に出かけばらまき放題、拉致問題は一ミリも進まず、かつてのトランプ大統領ににお願いするだけ。

北方領土問題でも安倍とプーチンの良好な関係?を毎日テレビで報道し続けて来たが、結果は3000億円もプーチンにボッタクラレ、北方領土はロシアに取られたも同然の状態になっている。

メディアがむやみやたらに持ち上げてきた結果、安倍は自分を有能な人間と勘違いしてしまっているのではないか。

だから「悪夢の民主党政権」が安倍の売りにり、それに扇動されたネトウヨが何かにつけて民主党政権時代を貶める。

今はアベノミクスが悪夢になっているよなあ。

しかし自分が言う「悪夢の民主党」は問題なくて、他人に言われる「アベノミクス見直し」にこれほど激怒したり反発する神経が分からない。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/842.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 安倍元首相はお呼びじゃない? 参院選で自民盤石区ばかり“押し掛け応援”のウラ事情(日刊ゲンダイ)

安倍元首相はお呼びじゃない? 参院選で自民盤石区ばかり“押し掛け応援”のウラ事情
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/307254
2022/06/24 日刊ゲンダイ


選挙の大好きな安倍元首相、あちこち顔出し一席をぶっているが…(C)日刊ゲンダイ

 選挙が大好きな安倍元首相が張り切っている。参院選(7月10日投開票)であちこちに顔を出して一席をぶっているのだが、激戦区は安倍派がらみが中心。それ以外はどういうわけか自民党が盤石な選挙区ばっかりだ。やっぱりお呼びじゃないのか。

【写真】この記事の関連写真を見る(22枚)

 公示された22日、安倍元首相は東京選挙区入り。安倍派が推す新人の生稲晃子氏と菅前首相がプッシュする現職の朝日健太郎氏への支援を呼びかけ、その足で埼玉選挙区に向かい、5選が確実の関口昌一参院議員会長の弁士を務めた。

「JR大宮駅西口で安倍さんが演説を始めたところ、聴衆の一部が『帰れコール』を始め、その様子を収めた動画がSNS上で話題になっています。大事には至りませんでしたが、周辺はヒヤヒヤ。安倍さんは、2017年の都議選でやらかしましたから。ラストサタデーの演説中に鳴り響いた帰れコールにブチ切れ。聴衆を指さし〈こんな人たちに負けるわけにいかない!〉とイキリ立ち、都議選大敗につながった」(自民党関係者)

 アベノミクスが引き起こしている円安物価高が庶民の暮らしを直撃する中、過激なヤジにさらされても不思議じゃない。

うっかり激戦区に入って敗北でもしたら…


またブチ切れるのか?(こんな人たちに負けるわけにいかない!=2017年都議選での安倍元首相)/(C)日刊ゲンダイ

 安倍元首相は23日は新潟選挙区、24日は自民が強い福岡選挙区入り。2議席確保が濃厚な千葉選挙区にも入る予定だという。

「東京の生稲さんは安倍派がバックアップしていますし、野党候補と競り合う新潟の県連会長が安倍派の高鳥修一衆院議員ですから、いずれも応援要請があったようです。安倍派以外の選挙区については、どうやら必ず勝てるところに半ば押し掛けているらしい。うっかり激戦区に入って敗北したら目も当てられないし、大恥。〈安倍さんが来たせいで負けた〉と陰口を叩かれかねません」(与党関係者)

 岸田政権がなんだかんだで高支持率をキープし、“生みの親”の安倍元首相の存在感はどんどん薄くなっている。目立ちたがり屋にとって耐えがたい展開なのだろうが、セコイ計算をするところがいかにもだ。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/843.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 岸田総理の安倍派パージ第一弾は「実弟・岸防衛相」という衝撃 直談判も無視! 参院選後に政局が訪れる(FRIDAY)
岸田総理の安倍派パージ第一弾は「実弟・岸防衛相」という衝撃 直談判も無視! 参院選後に政局が訪れる
https://friday.kodansha.co.jp/article/250044
2022年06月24日 FRIDAYデジタル


衆議院本会議に臨む岸防衛相(左)と岸田総理

6月17日に発表された次官級人事が永田町に衝撃を与えている。

「岸田文雄総理(64)率いる官邸主導によるロコツな”安倍派パージ”が行われました。安倍晋三元総理(67)の腹心である防衛省の島田和久事務次官(60)の退任が決まったのです。島田氏は、12年12月から安倍元総理の秘書官を約6年半務め、次官就任後は防衛費を5年でGDP比2%の増額を目指す、旗振り役となった”省内随一のキレ者”。特に今年は参院選でも争点の一つとなる、防衛力の抜本的強化に伴い、年末までに戦略3文書改定の議論をまとめる必要があり、島田氏の次官留任が既定路線とみられていました。ところが官邸から示された人事には、後任として既に”あがりポスト”に収まっていた鈴木敦夫防衛装備庁長官(61)の名前があったのです。次官級の装備庁長官からの横滑りは異例で、鈴木氏自身も今回の人事には驚きを隠せなかったといいます」(防衛省関係者)

安倍元総理の実弟で防衛大臣の岸信夫氏(63)ら防衛省側は、官邸から示された島田氏の退任人事に対して「現下の厳しい安全保障環境をかんがみ、今回の戦略3文書改定は最も重要となる。年末の文書改定までは島田次官を続投させたい」と継続性の観点から強く反対したが、官邸の意向は変わらなかった。

官邸関係者が内情を明かす。

「栗生俊一内閣官房副長官(63)は『次官の就任2年での交代は慣例』『決定事項ですので』と電話一本で冷たく切り捨てたそうです。今回の人事を主導したのは栗生副長官と木原誠二内閣官房副長官、そして財務省の面々です。そもそも、安倍元総理は今年の経済財政運営の指針『骨太の方針』で、防衛費の大幅増額を主張。原案では『GDP2%』を本文に入れ、必要額達成までの年限を『5年以内』と明記させた。その立役者こそ安倍元総理の腹心である島田次官でした。この動きを苦々しく思っていた財務省は、島田氏を議論から排除することが念願だったのです。安倍元総理の骨太に関する発言を受け、文言を修正するハメとなった岸田総理は周囲に恨み節を吐いており、今回の人事はその意趣返しという側面があります」

今回の官邸の反逆に安倍元総理はすぐ反応。議員会館事務所に岸田総理を呼び、島田次官を続投させるよう直談判したのだが……。

「岸田総理の答えは『もう決まったみたいなんで』とまるで他人事だったそうです。この話を聞いた木原副長官は『安倍総理もよくやりますよね』と勝ち誇ったように笑っていたとか。国防族議員からは『あり得ない判断だ』、与党幹部からは『今回の件で岸田総理が安全保障に関して全く興味が無いことがわかった』という声があがっていますよ。元々、岸田総理には”ビジョン”が無い。2019年にテレビ番組内で総理になったら最もやりたいことを問われ『人事』と答えていましたから(笑)」(自民党秘書)

人事を差配した栗生副長官は着任当時から、「とにかく安倍派をパージしたいという岸田総理の意向を受けて動いていた」(自民党ベテラン秘書)という。

「岸防衛相は安倍元総理の実弟ですからロコツですよね。島田次官に今回の人事を説明するにあたって、栗生副長官は『岸田総理に島田次官の留任を3度お願いしたが翻意して頂けなかった。申し訳ないが退任を受けてほしい』と説得していたそうです。安倍元総理が岸田総理に直談判したと聞くや、栗生副長官は島田次官に電話を入れて『引き続きこの界隈で仕事したいなら余計なことをするな』とクギをさしたといいます。岸防衛相は参与として島田次官を残そうと動きましたが、これも栗生&木原コンビに潰されるでしょう」(同前)

島田次官の働きぶりを熟知している新聞各紙の防衛省担当記者が一斉に官邸の不可解人事の記事を出すと、岸田総理は6月20日に共同通信社のインタビューで、「(島田次官の人事は)所管大臣の了承を得ている」と、岸防衛相へ責任をなすりつけた。

防衛族議員が憤る。

「岸さんが今回の人事に反対していたのは、防衛省の人間なら全員知ってますよ。それでもあえて岸さんに責任をおしつけたということは、参院選後にも行われる次の組閣で岸さんを切る腹づもりでしょう。春先から、岸さんの体調不良説が流れていますが、これも官邸発ではないかと言われている。防衛省ポストを清和会(清和政策研究会。安倍派)から召し上げ、自らが属する宏池会の寺田稔さん(64)を後任に据えるプランがあると聞きます。人事を握って浮かれる気持ちはわかりますが、宏池会の議員は総じてハト派で、安全保障政策については素人が多い。国益無視はいただけない」

次は誰が切られるのか。真夏の霞ヶ関に不穏な空気が漂う中、参院選をむかえる岸田政権。夏が終われば、仁義なき政局が始まる。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/844.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 岸田内閣は感染症対策も組織いじりで「やってるフリ」のお粗末さ 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)

岸田内閣は感染症対策も組織いじりで「やってるフリ」のお粗末さ 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/307147
2022/06/23 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


新型コロナウイルスの相談電話を受ける保健所職員(C)共同通信社

 コロナ禍との2年半に及ぶ戦いの総括として、内閣官房に首相直轄の「内閣感染症危機管理庁」が、厚労省に「感染症対策部」とその下の「日本版CDC」が新設されることになった。CDCは「疾病対策センター」のことで、世界的に有名な米国の同名組織の真似である。コロナ対策に携わってきた医療関係者に「どうなの?」と聞くと……。

「日本って、いつもこうなんだ。何かがうまくいかないとすぐに部署をつくったり統廃合したり、上の方から組織いじりをやって、いかにも取り組んでいる格好だけしておしまい。本当に深刻な問題は下の方で噴き出しているのに」と言う。

 下の方とは何か。例えば、地域の公衆衛生の担い手である保健所は、1991年には全国に852カ所あったのが、今では半分近い468にまで減らされた。しかも、他の福祉行政機能と一緒にされて「地域健康福祉センター」などと名称も変わり、専任の医師や保健師がいないところもあって、コロナ禍の下では単に他の医療機関を紹介するだけの電話相談センターの役目しか果たせなかったところが多い。

 自治体病院も、91年から2017年までに133施設が閉鎖させられている。合理化・民営化の名の下に30年がかりで進められてきたこのような地域医療の荒廃化に、ここでストップをかけ、土台から立て直すのでなければ日本の医療の先行きはない。

 どうして日本はいつもこうなってしまうのか。

「それは日本がみみっちい根性の官僚どもに食い物にされている国家だからだ」と彼は言う。

 政治家は何の知恵もなく官僚に頼りっきりなので、それをいいことに官僚は自分らの権限やポストが増えるよう焼け太りを図る。

 本気でやるなら、米CDCのように1兆円規模の予算と1万人の職員を備えるくらいの構想を描いてもらいたいものだが、日本版CDCのベースとなる国立感染症研究所と国立国際医療研究センターは合わせても予算規模600億円、人員2700人。「日本版CDC」と名乗るのも恥ずかしい貧弱さで、これでは到底、コロナ禍を完全終息させ、次にどんな感染症が襲ってきても大丈夫だと、国民を安心させるだけの態勢は築けない。

 岸田内閣の口先だけの「やってるフリ」政治にだまされてはいけない。


高野孟  ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/845.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 生活保護訴訟、減額取り消し 国側敗訴、東京地裁(東京新聞・共同)
2022年6月24日 18時34分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/185409?rct=national

 国が生活保護費を引き下げたのは生存権を保障する憲法に違反するとして、東京都内の受給者ら約30人が都内12区6市に対する減額処分の取り消しと国への慰謝料を求めた訴訟の判決で、東京地裁(清水知恵子裁判長)は24日、生活保護法に違反するとして処分を取り消した。引き下げの判断の過程に過誤や欠落があり、裁量権の逸脱または乱用だと認定した。
 同種訴訟は29都道府県で起こされ11件目の判決。取り消しは大阪地裁、熊本地裁に続き3例目になり、生活保護の在り方を問う司法判断が相次いでいる。違憲性については判断せず、国への請求は棄却した。
http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/846.html
記事 [政治・選挙・NHK286] 戦争と覚醒剤いま強姦魔<本澤二郎の「日本の風景」(4484)「岸の孫は、米国留学中に麻薬を覚えた。現地で捕まったことも」… 
戦争と覚醒剤いま強姦魔<本澤二郎の「日本の風景」(4484)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/33229567.html
2022年06月24日 jlj0011のblog

<元中学教員相加文代・共同通信記者真下周が世に出した死にゆくヒロヒト特攻兵とヒロポン=この世の地獄>

 大英帝国の野蛮な手口は、戦後アメリカ政府に継承されたと見られているが、中国の清を打倒する時はインドで作ったアヘンで戦争を仕掛け、香港を割譲させた。戦争とアヘンは、日本の傀儡政権・満洲国でも重用、そこで活躍したアヘン王・里見機関を動かして莫大な資産を溜め込んだ岸信介の暴政の土台となった。残酷極まりない教訓から中国の麻薬対策は、ひどく厳しい。それを承知で麻薬に手を出す日本人!現在も「愛知県稲沢市の元市議会議員、桜木琢磨被告(78)は、2013年に中国南部、広東省広州の空港で覚醒剤3キロ余りをスーツケースの中に隠し持ち密輸しようとした罪に問われている」!

 「岸の孫は、米国留学中に麻薬を覚えた。現地で捕まったことも」とは、安倍晋太郎のライバル・田中龍夫事務所の金庫番・中内節子さんから直接聞かされたものだ。

 覚醒剤について全く知らなかったが、ついに「木更津レイプ殺人事件」の取材で知った。伊藤詩織さん事件では「山口強姦魔が使っている」と厚労省の麻薬Gメンと親しかった友人が断言している。 

 すると、今度は山本太郎支持者が共同通信の記事を見つけて送信してきたので、本ブログに貼り付けることにした。小泉純一郎も興味を示していたヒロヒトの特攻隊が、覚醒剤ヒロポンをチョコレートに包んで、地獄の世界に突っ込んでいたという、これまた衝撃的な史実を書いていた。元教員の相加文代さんの研究成果をしょうかいしたものである。

<「木更津レイプ殺人事件」の犯人やくざ浜名にも覚醒剤疑惑>

性犯罪を軽視する警察と検察のお陰で、強姦魔は数知れず、女性被害者は膨れ上がっているとみていい。「木更津レイプ殺人事件」の犯人やくざ浜名は、その挙動から覚醒剤常習者のはずである。強姦事件と覚醒剤は、ほぼ一体関係にあるとみられる。あえて断定したい。

 ことほど覚醒剤は、国内で出回っている。やくざ跋扈を裏付けている。やくざの生活保護は、ほとんど聞いたことがない。覚醒剤は犯罪促進剤なのであるが、取り調べる麻薬Gメンが少ない。警察検察も逃げている。

 しかも男性上位・男尊女卑・女性差別が日本の恥部だ。刑法一つ見ても分かるだろう。根源は万物平等の仏教ではなく、戦争神社で知られる神社神道ではないのか。自民党の支持母体である。仏教派の聖徳太子が知られているが、天皇家はなぜか神道、男尊女卑だ。自民党の家族制度もここから派生している。日本の差別社会解消のためには、政教分離を貫徹することが不可欠である。誰一人として口にしないが、これが正論である。

<浜育ちの青柳敏雄さん執念の記事を以下に添付>

真下 周の共同通信記事

 太平洋戦争末期、米艦に零戦機などで突っ込み、時に軍神≠ニあがめられたり、時に「無駄死にだった」と切り捨てられたりもした特攻作戦の悲劇。出撃前の特攻隊員には覚醒剤「ヒロポン」が与えられていた。この問題は真正面から研究された様子がないが、大阪の元中学教員の相可文代さん(71)は、勤労奉仕で覚醒剤入りのチョコレートを包む作業に従事した女学生の実体験を知ったことをきっかけに独自に調べ、このほど冊子にまとめた。

 覚醒剤と知らされず服用し命を散らした若者らの悲哀と、上官や国家体制の無責任さ。志願制とは名ばかりの死への強制の中で、最後には薬物も使った特攻作戦はまさに「統率の外道」(大西滝治郎海軍中将)だ。「祖国に命をささげた美談のように語られるが、実際には覚醒剤による高揚感に満ちないと敵艦には突入できなかった」と相可さん。「実証」にこだわった研究を、冊子の記述と相可さんの言葉からたどる。引用は原文のままとした。(共同通信=真下周)

 2016年9月、相可さんは平和学習会で戦争体験者から思いがけない話を聞いた。「兵隊さんに送るチョコを包む仕事と言われ、プレハブ工場に連れて行かれました」「チョコを一口食べ、カッと体が熱くなったのを覚えています」

 大阪府高槻市在住の梅田和子さん(90)は、1945年の春、茨木高等女学校(現在の府立春日丘高校)の学生だった。父は弁護士で、大阪市内の裕福な家に生まれ育った。空襲がひどくなり、祖母と高槻に疎開していた。 隣の同府茨木市にあったゴルフ場は陸軍の食糧補給機関になっていた。備蓄用の食料品が保管され、ここから戦地に運ばれていった。市内の山間部に海軍関連の倉庫として建設された地下トンネルにも、特攻隊が出撃前に食べるための覚醒剤入りのチョコ(チューブ型)が保管されていたようだ。

 茨木高女には、食糧補給機関の支所が置かれ、校舎も軍需工場として稼働していた。運動場の片隅に小さなプレハブ小屋が建てられ、梅田さんは包装作業をしながら勤労奉仕の女学生らを監督する任務に就かされた。

 女学生らは15センチほどの棒状のチョコバーをクラフト紙で包んでいた。チョコバーには菊の御紋が付いていた。初日、梅田さんは上級生らに校舎の屋上に呼び出され、「これを食べろ」と迫られた。戦時中は裕福な家庭でもめったに食べられなかったチョコ。一口食べるとカッと体が熱くなったことを今でも鮮明に覚えている。上級生らは「特攻隊が最後に食べるもので、何か入っているみたい。食べたからにはおまえも同罪。先生にはゼッタイに言うな」と口止めした。

 教員として生徒を送り出してきた身近な高校で、過去にこのような出来事があったことに相可さんは衝撃を受けた。背景や実態を調べようと思い立ち、最初に参考にした本が「50年前日本空軍が創った機能性食品」。陸軍航空技術研究所(東京・立川市)の研究員として戦時中、航空隊の携行食開発に従事していた岩垂荘二氏が93年にまとめた著書。ヒロポン入りのチョコの話が記されていた。

 43年ごろ、ナチス・ドイツ空軍がヒロポン(覚醒剤)入りのチョコを製造し、飛行士に食べさせ効果が上がっているとの報告があり、上官である川島四郎大佐から「すぐにつくって補給したい」と命令され、棒状のヒロポン入りチョコをつくり、特別に補給したという。「今考えると、とんでもない、おそろしい機能性食品である。(中略)これも戦争という残酷な状況のなせるわざであろう」と岩垂氏は回想している。

 ヒロポンは大日本住友製薬の前身の大日本製薬が開発した覚醒剤の商品名だ。戦争中、兵士や夜間勤務者らの間で「ヒロウ(疲労)がポンと回復する」との効果で知られていた。戦後民間に出回り、大量の中毒者が若年層にも出たことで51年に制定された覚醒剤取締法により厳格に規制された。

 相可さんは「『名将』『愚将』大逆転の太平洋戦史」(新井喜美夫著)に「かつて筆者は某製菓会社の重役から聞いたことがある。そこではヒロポンが大量に供給され、回りをチョコレートでくるみ、菊の紋章を刻印したものを、定期的に軍に納めていたという」というくだりを見つけた。梅田さんの経験と一致した。

 チョコ以外にも覚醒剤はいろいろな形で提供されていたようだ。ミュージシャン大貫妙子の父親大貫健一郎少尉は、鹿児島・知覧基地から沖縄特攻に出撃した時の話を記している。「菊の御紋が入ったタバコ、沢の鶴の二合瓶…(中略)…。長距離飛行の途中で眠くならないようにとヒロポン入りの酒まで用意されており、『元気酒』と名づけられていました」(共著書「特攻隊振武寮 証言・帰還兵は地獄を見た」より)という。

 「(チョコやタバコの)菊の紋章を見た特攻兵たちは、自分たちへの天皇の期待を感じ取っただろうし、覚醒剤効果で恐怖心はかなり軽減されていたのでは」と相可さんは推測する。

 「突撃錠」と呼ばれていた丸薬を飲み「腰の軍刀を振り回しながら、離陸していく士官もいた」との証言を記したノンフィクション作品(日高恒太朗作「不時着」)もあった。「特攻とは」(沓名坂男著)に収められた元白菊特攻隊の一等飛行兵曹の手記には「定刻になって出撃隊整列、(中略)腕をまくり注射、今まで酒でふらついていた身体がみるみる立ち直ってくる。その内にシャキーッと酔などどこへやら、神経は昂り身内から闘志が湧いてくるのを感じる。そして水盃をいっきに呑み干し、その盃を地面に叩きつけ、勇躍機上の人となる」と記されている。 出撃前に整列して杯を飲み干し杯を地面にたたきつけるシーンは、2013年12月に公開された映画「永遠の0(ゼロ)」でも、印象的な場面として描かれている。

 「重い飛行機雲 太平洋戦争日本空軍秘話」(渡辺洋二著)には、戦後、覚醒剤の後遺症に悩む戦闘機の元操縦士が取り上げられていた。首都圏を夜間に空襲する米軍のB29爆撃機を打ち落とす任務のたびに“暗視ホルモン注射”を軍医官に打たれた。「眠気もよおさず、妙に頭が冴えわたり、帰投後は強い睡眠薬を定量よりも多く服薬して無理に横になるときもあった。また、食欲の減退もはっきり現れてきた」

 戦後、通勤の満員電車で奇妙な感覚にとらわれた。「押し合いながら乗っている周りの人々の手や鼻が、自分の目に飛び込んでくる感じ」。40年ほども症状に悩まされ続けた。症状がよくなってから数年後、かつての軍医官が現れ、暗視ホルモンの正体はヒロポンだったと告げ、謝罪したという。覚醒剤は人体をむしばみ、生き残った人にも、取り返しの付かない影を落としていた。

 軍国主義教育で染め上げられた社会の中で、徹底的に粗末に扱われた若者の命と対照的に、上官や軍部の無責任さも浮かび上がる。「最後の一機で必ずおまえたちの後を追う」と部下を鼓舞しながら、敗戦となると「後始末も大事だ」と言葉を翻し、戦後を長く生きた上官らもいた。

 特攻隊を考える時、相可さんの頭にはいつも映画「永遠の0」の存在がある。「映画館には若い人がいっぱいで、終了後には感動のため息が漏れていた。私は非常に複雑な気持ちだった」と述懐する。優秀なパイロットを死なせる特攻作戦のまずさ、軍司令部の愚かさは表現されていたが、「死」を受け入れる心情の美しさ、自ら犠牲になる気高さが強調されることで戦争責任をあいまいにし、日本がやった戦争への反省から目を背けている、と厳しく批判する。

 相可さんは1950年、三重県生まれ。大阪府摂津市の小学校教員となり、84年から定年退職の2010年まで中学校で社会科を教えてきた。

雪崩を打つ中間層に衝撃!

 忘れられない体験がある。ロールプレイを見て「日中戦争は是か非か」を生徒たちが判断する授業を見学した。最初は「非」の立場の生徒が圧倒的に多かった。だが「戦争はやむを得なかった」論が展開されると、オセロのように意見がひっくり返っていく。立場を変えた生徒らは「納得できた」と生き生きした表情を見せ、最後まで「非」を表明した少数の生徒たちはしょんぼりしていた。

 「是」の理屈が「非」を上回る“説得力”を持っていると痛感した。「戦争はダメ、平和は尊い」と情緒に訴えるやり方では不十分で、「非」を表明した子どもたちを支える論理が必要だと悟った。相可さんがリアリズムに徹する原点はここだ。戦争の実相を伝え、なぜこうなったのか事実から論証することを肝に銘じてきた。

 「いつの時代も右側の人もいるし、左側の人もいる。しかしほとんどは真ん中にいる人たち。その人たちがどちらの側につくかで世の中は変わる」。退職後、教科書問題に取り組み、戦争を美化しようとする言説に徹底的に目を光らせてきた。国内外の情勢や時代状況で、雪崩を打つように中間層が「戦争やむなし」の言説に傾斜し、好戦論者を生んでしまわぬよう引き留めるのが役目と自任する。

 調査を終えた今、こう語る。「戦争で命の奪い合いを兵士にさせる時、国家権力は残酷なことをする。隊員たちは死を前に苦しんでいた。面目もあった。(果たさぬことで)家族に累が及ぶことも考えた。彼らの心情にウソはなかった。普通、命は惜しいもの。異様な興奮状態にならなければ自らの命を絶つことはできない。美談がいかに危険な論理か。特に若い人には、きちんとした歴史認識に結びつけて考えてもらいたい」

 連絡はo-fumiyo@kdt.biglobe.ne.jp

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/847.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 水道橋博士候補は天敵の“維新批判”で当選できるのか? れいわ人気+知名度の相乗効果にヒカリ(日刊ゲンダイ)

水道橋博士候補は天敵の“維新批判”で当選できるのか? れいわ人気+知名度の相乗効果にヒカリ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/307192
2022/06/23 日刊ゲンダイ


JR水道橋駅前でコマネチ!(れいわ新選組の水道橋博士候補)/(C)日刊ゲンダイ

「初めて言います。清き一票をください! お願いします」──。22日公示を迎えた参院選(7月10日投開票)に、れいわ新選組から比例代表で立候補したお笑い芸人「浅草キッド」の水道橋博士候補。約20年間住んでいる東京・杉並区のJR高円寺駅前で第一声を上げた。

【写真】この記事の関連写真を見る(22枚)

 博士候補は演説冒頭、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長から名誉毀損で訴えられた「スラップ訴訟」が出馬理由だと説明。集まった約20人の聴衆に「反スラップ訴訟法案を作る」と主張し、消費税廃止や教育費の無償化も実現したい政策に掲げた。

 応援演説には作家の雨宮処凛氏の他、芸人の長井秀和が登場。長井は「(博士候補は)国会で一番働く男。“間違いない”」とお馴染みのネタを披露して聴衆の笑いを誘っていた。演説後の長井に話を聞くと、同じ事務所に所属する爆笑問題の太田光の名前を挙げ「応援に来たら盛り上がるので、『来てください』とお願いしようかな」と冗談交じりに言っていたが、博士候補と不仲と言われている太田が来ないのは“間違いない”。

 さすがに長井も「博士の当選、“間違いない”」とは言わなかったが、その可能性はゼロじゃない。れいわは2019年、参院比例区で約230万票を集めて2議席を獲得。山本太郎代表の人気票に博士候補の知名度が加われば、今回も2議席を獲得する可能性がある。

大阪の立て直し訴える


大阪は、れいわ新選組の八幡愛候補とタッグを組んで!(C)日刊ゲンダイ

 博士候補は24日に“天敵”維新の牙城である大阪に乗り込む予定だ。

「『反維新タイガース』と称し、(れいわから)大阪選挙区で立候補している八幡愛候補とタッグを組んで、維新にボロボロにされた府政と市政の立て直しを中心に訴える予定です」(博士候補陣営関係者)

 博士候補は選挙期間中、“維新批判”を繰り返すに違いない。いま頃、維新は「厄介なヤツにケンカを売ってしまった」と後悔しているのではないか。 

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/848.html

記事 [政治・選挙・NHK286] <自民、3年前を上回る勢い れいわ 1〜5>自公、改選過半数の勢い 野党、1人区ふるわず 序盤情勢 参院選 朝日新聞調査

※2022年6月24日 朝日新聞1面トップ 紙面クリック拡大


※2022年6月24日 朝日新聞2面 紙面クリック拡大


※2022年6月24日 朝日新聞3面 紙面クリック拡大


※朝日新聞、紙面文字起こし

自公、改選過半数の勢い


野党、1人区ふるわず


序盤情勢 参院選 本社調査



https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20220623003517.html
各党獲得議席の推計

 7月10日投開票の参院選について、朝日新聞社は22、23日、全国の有権者を対象に電話とインターネットによる情勢調査を行い、取材で得た情報も加え、序盤情勢を探った。自民、公明の与党は改選過半数(63)に達し、非改選を含めた定数の過半数(125)を上回る勢い。選挙戦を左右する1人区で野党はふるわず、立憲民主が改選議席を割り込む可能性がある一方、維新は改選議席の倍増も視野に入る。▼2面=自民堅調

 投票態度を明らかにしていない人が選挙区で5割、比例区で4割おり、情勢が今後変わる可能性もある。

 自民、公明に、憲法改正に前向きな維新や国民民主を合わせると、改憲の国会発議に必要な3分の2(166)に迫る。

 自民は選挙区では改選36議席を上回る勢い。1人区は、2016年、19年には全選挙区で候補者を一本化した野党系がそれぞれ11勝、10勝したが、今回一本化できたのは11選挙区にとどまった。自民は長野でやや先行され、青森、岩手、山形、新潟、山梨、沖縄では接戦を演じている。複数区の千葉、東京、神奈川でも2議席獲得が有力だ。

 公明は選挙区では、埼玉、兵庫を除く5選挙区で現在、当選圏内に入っている。

 立憲は選挙区で改選16議席を下回りそうだが、接戦の1人区でどれだけ勝ち上がれるかが、焦点。京都では維新と当落線上で争う。

 維新は、選挙区では改選3議席を上積みしそうだ。大阪で2議席を確保、神奈川、兵庫に加え、愛知でも議席獲得が有力になりつつある。東京は当落線上。比例区でも改選3議席の倍増をうかがう。

 国民は選挙区に現職3人を擁立しているが、接戦の山形以外は追う展開。比例区は改選4議席に届くかどうか微妙だ。

 共産は選挙区では神奈川でやや優勢。埼玉、東京では当落線上にある。れいわは東京で1議席、比例区では2議席以上を狙う。社民、NHK党、政治団体の参政党は比例区での議席獲得が視野に入る。

 電話調査の方法  コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で、22、23の両日に全国の有権者を対象に調査した。固定は有権者がいると判明した9089世帯から5012人(回答率55%)、携帯は有権者につながった1万1897件のうち5274人(同44%)、計1万286人の有効回答を得た。

 インターネット調査の方法  22、23の両日、インターネット調査会社4社に委託して実施した。各社の登録モニターのうち、全国47都道府県の有権者を対象に調査した。全国で計8万549件の有効回答を得た。



自民、3年前を上回る勢い


 自民党が参院選の序盤、堅調な戦いぶりを見せていることが朝日新聞の情勢調査で分かった。野党側は勝敗のカギを握る1人区(改選数1の選挙区)で、統一候補の擁立が直近2回と比べうまくいかなかったのが響いている。政策面では物価高が焦点だが、政権側には決定的な打撃にはなっていない。▼1面参照

岩手・新潟・沖縄は激戦

 32の1人区をみると、自民は25選挙区で優勢もしくはやや優勢となっており、2019年の22勝を上回る勢いだ。野党は1選挙区でやや優勢にとどまり、全選挙区で統一候補を擁立した16、19年とは様変わりした。

 16、19年に野党統一候補が勝利した大分では、自民新顔の古庄玄知氏が、国民民主現職の足立信也氏らを一歩リードしている。国民が政府の新年度予算案に賛成したことに反発し、共産は独自候補を擁立し、社民は自主投票を決めた。

 19年に野党統一候補が自民現職を破った滋賀も、自民現職の小鑓隆史氏が、元民主党衆院議員で無所属の新顔や共産新顔らに対して優位に立つ。連合滋賀内に共産への抵抗感があり、統一候補とはならなかった。

 同じく19年に野党統一候補が自民現職を破った秋田でも、自民現職が、国民推薦の新顔や立憲民主推薦の新顔、共産新顔らを引き離している。

 野党が統一候補を擁立した選挙区でも苦戦が相次いでいる。三重では、自民候補が有利な情勢だ。青森、岩手、山梨、沖縄では互角の激しい戦いとなっている。

 野党がやや優勢な選挙区は長野のみで、野党統一候補である立憲現職が自民新顔に一歩リードしている。

 16年、19年と野党が勝利した新潟では自民新顔の小林一大氏が、野党統一候補で4選を目指す立憲現職の森ゆうこ氏と激戦を繰り広げている。森氏が5月の新潟知事選で共産、社民が推す新顔を支援し、国民は自民、公明が支える現職の支援に回った。知事選のしこりが残ったままの選挙戦となっている。

立憲・維新 比例で伯仲

 全国で50議席を争う比例区では、自民、公明が現有議席からの積み増しをうかがう一方、立憲と日本維新の会が比例での「野党第1党」を巡り、しのぎを削っている。

 立憲、維新は比例区で少なくとも5議席を確保する見通し。立憲の選挙区も合わせた改選議席での「野党第1党」の地位は揺るがない見込みだが、比例区に限ってみると維新と互角の戦いを強いられている模様だ。

 改選数が複数区についても、一部の選挙区で立憲の接戦、苦戦がうかがえる。

 欠員1(非改選)を補充する補選と合わせて5議席を争う神奈川で、立憲はともに新顔の水野素子氏、寺崎雄介氏の2人を擁立した。両氏とも懸命に追うものの、共倒れの可能性も残す情勢だ。

 京都(改選数2)でも、立憲現職の福山哲郎氏が維新新顔の楠井祐子氏と競り合っている。国民が楠井氏の推薦に回り、3年前に議席を獲得した共産も新顔を擁立するなど混戦模様だ。

 「民主王国」と言われた愛知(改選数4)では、自民現職、立憲現職、公明現職が優位、維新新顔がやや優位な情勢。国民現職の伊藤孝恵氏、共産新顔が激しく追っている。

無党派層でも

 調査対象者の約半数を占める無党派層でも、比例区の投票先に立憲、維新を挙げる人が伯仲している。

 「無党派層」は、支持する政党がなかったり、支持政党を答えなかったりした人などを合わせた層。比例区での投票先を尋ねると、投票態度を明らかにした人のうち、トップは自民で37%だったが、前回2019年参院選の序盤情勢調査時の42%を下回った。

 立憲は14%で前回22%を下回る一方、維新は15%で同8%から大幅に増やした。共産は7%(前回7%)、国民は6%(同5%)だった。

物価高対応「評価せず」60%

 物価高に対する岸田文雄首相の対応について、情勢調査と同時に実施した世論調査で評価するかどうか尋ねた。「評価しない」が60%で、「評価する」の23%を大きく上回った。

 「評価しない」という人で見ると、内閣支持の割合は37%。不支持の方が48%と多い。全体で見ると内閣支持の方が高いので、物価高対応への厳しい視線が、内閣支持を一定程度は押し下げているようだ。

 野党が「岸田インフレ」と呼ぶなど政権批判を強めているのに対し、首相は欧米ほどの物価上昇率ではないなどと反論。公示直前の21日には政府として「物価・賃金・生活総合対策本部」を発足させ、攻勢をかわそうとしている。選挙戦で物価高がさらなる打撃となるかは、有権者が今後政権にどの程度責任があると受け止めるかにかかっている。

 投票先を選ぶときに一番重視する政策を4択で選んでもらうと、「経済」が43%で最も多い。次いで「社会保障」が33%。「外交・安全保障」は15%だった。感染者数が落ち着いているせいか、「新型コロナ対策」を挙げた人は5%だけだ。

     ◇

 各選挙区、比例区は25日付朝刊で詳報します。



 改憲賛成派、大幅増61%


「自衛隊の保持明記」に66%


朝日・東大谷口研究室共同調査


 参院選の候補者に憲法改正について尋ねたところ、全体で賛成派が61%となり、前回2019年参院選の44%から大幅に増えたことがわかった。そのなかで改憲すべき項目は「自衛隊明記」が66%でトップとなった。自民党が改憲項目に掲げており、同調する傾向が公明党などの主要政党にみられる。▼1面参照

 朝日新聞社と東京大学・谷口将紀研究室が立候補予定者を対象に実施した共同調査でわかった。5月中旬以降、立候補予定者に質問を送付。ウェブ上の専用サイトやファクスなどで22日夕までに回答のあった512人を分析した。

 調査では、憲法を「変える必要がある」から「変える必要はない」までの5段階で答えてもらった。この質問に答えた候補者全体では、賛成派61%が反対派29%を上回った。

 政党別では、自民は97%が賛成派。第2次安倍政権下の前回93%を上回り、岸田文雄政権でも賛成派は高止まりしている。連立を組む公明は「どちらとも言えない」の中立が前回74%から50%に減り、賛成派が前回17%から42%に大きく増えた。反対派は8%で、前回9%とほぼ同じだった。

 野党では、日本維新の会は前回と同じく全員が賛成派だった。国民民主党は賛成派が前回26%から86%に大幅に増えた一方、立憲民主党は賛成派が前回7%から4%に減った。

 共産党と社民党は全員が反対。れいわ新選組は賛成派が8%に対し、反対派は85%だった。

 賛成派には、どのような憲法改正を行うべきか15の選択肢から複数回答で選んでもらった。

 全体のトップは「自衛隊の保持を明記」の66%。次いで「緊急事態に関する条項を新設」51%、「教育の充実に向けた環境整備を行う旨を明記」47%、「集団的自衛権の保持を明記」31%、「憲法裁判所を設置」24%と続いた。

 今回、自衛隊明記を改憲項目に選ぶ政党が増えたのが特徴だ。自民は前回83%から93%に増え、前回0%だった公明は20%が選んだ。維新は前回31%から91%に急増し、国民も前回29%から50%に増えた。一方、立憲は前回少数が選んでいたが、今回はゼロで、他党と一線を画した。(磯部佳孝)

辺野古移設 違い鮮明 

賛成寄り 自公維 反対寄り 立共れ社

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設については、各党で立場の違いが出た。自民党85%、公明党54%、日本維新の会83%が賛成寄りで移設に理解を示した。立憲民主党や共産党、れいわ新選組、社民党は反対寄りが圧倒的に多かった。23日は沖縄戦の戦没者を悼む慰霊の日だったが、基地問題で与野党の溝は埋まる気配がみられない。

 調査では、辺野古移設についての賛否を5者択一で聞いた。「賛成」「どちらかと言えば賛成」とした賛成寄りは全体の41%で、反対寄りの35%を上回った。NHK党は賛成寄りが48%で、国民民主党は「どちらとも言えない」が45%を占めた。

 過去の調査では、民主党政権だった2010年の参院選で普天間飛行場の沖縄県内への移設の賛否を尋ねた。この時、賛成寄りは自民だけで今回の85%よりもやや低い81%だった。野党だった公明は反対寄りが最多の47%で、今回との立ち位置は大きく異なる。全体では賛成寄り42%、反対寄り37%と今回とほぼ同じで、10年以上経っても賛成派、反対派が割れる状況は変わっていない。(岡村夏樹)

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/849.html

   

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