
【福島】“黄信号”の自民・森雅子元法相に身内もシラケ気味 2025参院選 全選挙区「当落予想」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374641
2025/07/11 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
改選数1
裏金に無反省(自民・森雅子)/(C)日刊ゲンダイ
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。上段は政治評論家・野上忠興氏、下段は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
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福島(改選数1)
▲△森 雅子 60自現
△▲石原洋三郎 52立新
大山里幸子 51参新
越智 寛之 51N新
法相など入閣2回の自民ベテラン・森の4選に黄信号だ。旧安倍派の裏金に連座し、公明の支持母体・創価学会が反発。公明は推薦を見送り、「強力なる心情的支援」にとどめたが、森はどこ吹く風だ。街頭演説では裏金に一切触れず、初の選挙サタデーにはよりによって、裏金派閥幹部の西村元経産相が応援入り。無反省ぶりに、自民の県議・市議もシラケ気味だ。
「連日、県内各地の集会で組織の引き締めを図るが、森さんを押し上げるムードはない。公示前の集会は空席が目立ち、国会終盤の集会では彼女が遅刻。終わる間際まで現れず、代理登壇の旦那が『あと10分で来ます』と呼びかけても、終了予定時刻を過ぎたら動員された支援者はサッサと帰宅し、お開きに。誰も本気じゃない」(地元議員)
選挙掲示板のポスターは参政の大山と隣り合わせ。ある県議は「年若でナチュラルな雰囲気の大山さんと比べられてしまう。運にも見放された」と話す。その大山は県内の大手警備会社・ケイビ創業家の「令嬢」で、地元財界の一部が支援。立憲の県連幹部は「10万票は取る。政権批判票もかなり持っていかれそう」と警戒を強める。
立憲・石原は下働きが奏功
立憲・石原洋三郎の応援に連合の芳野友子会長も駆けつけた(C)日刊ゲンダイ
立国社の各県連が支える石原は、曽祖父の代からの政治家一族のお坊ちゃま。衆院議員を1期務め、2012年の落選後は福島市議に出戻り。昨年8月に公認を得た。
「昨秋の衆院選では県内4選挙区の立憲候補の全事務所を回り、聴衆の通行整理や応援弁士の送迎など下働きをこなした。その姿に感銘した人々が今、応援してくれている」(立憲県連幹部)
共産も公示直前に擁立を取り下げ、石原を自主支援。大臣経験者の森の「指定席」を失えば、自公過半数はさらに遠のく。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/652.html