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2025年8月21日00時10分 〜
記事 [政治・選挙・NHK297] “陰の首相”が見せつけた手練手管のバランス感覚…自民党総裁選前倒し議論、選管メンバー構成の妙(日刊ゲンダイ)


“陰の首相”が見せつけた手練手管のバランス感覚…自民党総裁選前倒し議論、選管メンバー構成の妙
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/376412
2025/08/20 日刊ゲンダイ


さすが老獪(C)日刊ゲンダイ

 自民党は19日、党本部で総裁選挙管理委員会の初会合を開き、党則に基づく総裁選の前倒し実施を巡る議論がスタート。前倒し実施には党所属国会議員295人(衆参両院議長を除く)と都道府県連代表47人の計342人のうち、過半数の172人以上の要求が必要となる。

 総裁選管の逢沢一郎委員長は終了後に「スピード感が必要だと認識している」と語ったが、初会合で決まったことは前倒しの是非に関する意思確認の方法程度だ。

「議員の意思表示は氏名を明記した上で書面で確認する『記名』方式となる見通し。それ以外に決まったのは、総裁選が前倒しで実施される場合、続投に意欲を示す石破総理本人も立候補可能なことくらい。来週にも取りまとめる参院選の敗因検証の総括報告を待ち、まずは様子見ムード。議員の意思確認はそれからです」(自民党関係者)

 会合の中身以上に注目を集めたのは総裁選管の新メンバーだ。この日は、定員11人のうち落選などで生じた欠員を補充。「石破おろし」に加担する議員と「続投」支持の議員のどちらが多いのか。委員の構成次第で総裁選前倒し実施の趨勢に影響を与えかねないからだ。

誰からも文句が出ないように配慮


【別表】(C)日刊ゲンダイ

 その顔ぶれは【別表】の通り。委員長で無派閥の逢沢氏を除けば、石破おろしを主導する旧安倍派、旧茂木派、麻生派から計4人、無派閥3人、旧岸田派2人、旧森山派1人。昨年の総裁選で石破首相と高市早苗前経済安保相の決選投票の際、宮下、鬼木、古庄の3氏は各紙の取材に「高市に投じた」と答え、山口氏は前々回の総裁選で高市の推薦人に名を連ねた。総裁選前倒し要求を公言する山下氏を含め、5人は石破続投に後ろ向きとみられる。逆に加藤、長谷川、小鑓の3氏は昨年の決選投票で石破首相に投じたと認めていた。

「上川元法相の推薦人に名を連ねた国光さんと、河野太郎前デジタル相に近い丹羽さんも、高市さんに投じたとは考えにくい。つまり『反石破』と『親石破』の構成はイーブンとみていいでしょう。石破総理に選管の人選を任された森山幹事長が、誰からも文句が出ないように配慮した結果です。改めて幹事長のバランス感覚に驚かされます」(前出の自民党関係者)

 反石破派も「陰の首相」の老獪さにぐうの音も出ず。石破おろしも手のひらの上で踊らされてしまうのかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

「石破おろし」の自民党内抗争が続いているが、それに伴い旧安倍派内でも暗闘が繰り広げられている。●関連記事【もっと読む】『「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪』で詳報している。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/846.html

記事 [政治・選挙・NHK297] やっぱり破綻した備蓄米制度…販売期限延長でも消えない「売れ残りリスク」(日刊ゲンダイ)

やっぱり破綻した備蓄米制度…販売期限延長でも消えない「売れ残りリスク」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/376425
2025/08/21 日刊ゲンダイ


全て場当たり的(C)日刊ゲンダイ

 全てが場当たり的だ。随意契約による備蓄米の販売期限が今月末に迫る中、小泉進次郎農水大臣は随意契約による備蓄米の販売期限を延長すると発表した。

 もともと、9月以降も備蓄米が店頭に並ぶと新米の価格に影響を及ぼす可能性があるとして、販売期限を設定していたが、流通は滞っている。精米業者の処理能力が逼迫し、倉庫からの出荷作業も手間取っているためだ。

 申し込んだ分が全量届かず、キャンセルが殺到。小売業者の間でも「期限までにとてもさばけない」との声が続出していた。それでも、小泉進次郎農相は「8月までに売り切っていただく」と強気だったが、結局は苦肉の策で、期限延長に追い込まれた。

 そもそも、制度設計は正しかったのか。江藤前農相時代には、競争入札で計31万トンの備蓄米を放出。全体の9割以上をJA全農が落札したが、流通は遅々として進まず。進次郎は5月の就任直後に随意契約へと切り替え。小売業者に直接売り渡す形で、備蓄米を放出した。

「大臣や一握りの大手のPRに利用された」


大手小売業者は店頭に並べられても、全体の7割はいまだ…(C)共同通信社

 進次郎氏の判断にJA憎しがあったかはともかく、その後も流通は遅れているのが実情だ。

「随意契約の備蓄米は通常の流通ルートと異なり、受け付け開始からわずか5日ほどで店頭に並び始めた。しかし、それは独自の精米ルートを持つ一部の大手小売業者に限った話。むしろ全体で見れば、とても円滑な流通とは言えません。進次郎大臣は『スピード感』をしきりに強調していたが、結局、競争入札とそこまで大差はなかったのではないか。大臣本人や一握りの大手のPRに利用された感が否めません」(コメ流通関係者)

 随意契約で放出を決めたうち、実際に申し込みがあったのは30万トン程度。今月10日時点で店頭に並んだのは、3分の1にあたる約10.7万トンにすぎない。いまだ20万トン近くが販売に至っていないのだ。

「備蓄米は『5キロ約2000円』と格安ですが、2021〜22年産と古いコメなので当初から品質を疑問視する声が多かった。進次郎さんは『おいしい』とゴリ押しでしたが、食味の違いが消費者に見抜かれ、最近は売れ行きがだいぶ鈍っている。販売期限が延長されたものの、どうやって在庫をさばくのか、頭を抱えている業者も多いようです」(前出のコメ流通関係者)

 見通しの甘さから、コメ政策は二転三転。農政への信頼低下は必至だ。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/847.html

記事 [政治・選挙・NHK297] <独自!>国民民主党にまた不祥事…63歳“激ヤバ”新人都議がコンサル報酬「不払い」でトンズラ(日刊ゲンダイ)


【独自!】国民民主党にまた不祥事…63歳“激ヤバ”新人都議がコンサル報酬「不払い」でトンズラ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/376469
2025/08/21 日刊ゲンダイ


江戸川区で当選した国民民主の天沼浩都議(C)日刊ゲンダイ

 相変わらず党勢好調の国民民主党に、新たな不祥事が発覚した。参院選では、同党の岡野純子衆院議員による街宣用の「標旗」の不正利用が明らかになったが、また“激ヤバ”議員である。

 日刊ゲンダイの調べで問題が分かったのは、6月の都議選で江戸川区選挙区で当選した元区役所職員の天沼浩議員(63)。選挙の準備で、スタッフに膨大な業務を担わせたにもかかわらず、報酬を払わずにトンズラを決め込んでいるのだ。被害に遭ったのは、選挙コンサル企業を運営するA氏。5月1日から都議選告示直前の6月12日までの間、天沼氏のSNSでの戦略的な広報やビラのポスティング、街頭演説の場所のプランニングなど、さまざまな業務を担当した。運営する会社の従業員を天沼氏の街頭演説会に派遣したこともあった。

 連日、昼夜を問わずメッセージアプリ「LINE」でやりとり。天沼氏はA氏にSNS上で受けた批判への対処法を聞いたり、効果的な投稿をするよう指示するなど、多大な業務を頼んでおきながら、報酬を払っていないのだ。

 A氏はこう言う。

「天沼氏の活動を手伝うと決めたのは4月下旬です。国民民主の街頭演説会で顔を合わせ、私が選挙コンサルをしていることを示した上で『お手伝いしましょうか』と聞きました。天沼氏は『お願いします』と答え、当選した暁には報酬も払うと言ってくれた。玉木代表からも『天沼さんを頼む』と言われました。彼らを信用し、契約書は交わさなかったのですが、その後、何度支払いの相談を持ち掛けても『その点は後々、ゆっくりお話ししましょう』とはぐらかされ続けたのです」

 都議選終了後の6月下旬、A氏は天沼氏と直接面会。支払いを改めて頼んだが、天沼は「(A氏は)ボランティアだと思っていた」と主張し、支払いを拒んだ。納得のいかないA氏は「天沼さんのために懸命に動いたのに」と反論。支払いを求めると天沼は「感謝してますよ」と吐き捨て「とにかく(後でコンサル料の)請求をしてもらって、それに誠意をもってこたえます」と冷たく言い放ったという。

 その後、A氏は1日当たり8000円、累計43日分の報酬計約34万円を請求した。

「払いますよ! 払います」と言っていたのに…


またもや不祥事… どうする?(C)日刊ゲンダイ

 日刊ゲンダイは7月上旬に天沼氏本人を電話で直撃し、支払う意思があるのかと聞くとこう答えた。

「(作業の)ボリュームが多いということであれば(相応の報酬を)払いますよ! 払います。あの、払いますけど、5月1日から6月12日まで毎日8000円のコンサル料が発生しますというのは、後から言われたことなのでね。そこについて、(A氏と)お互い話し合いをしたいんですけど」

「誠意をもってこたえたい」とも強調したが、現在に至るまでA氏の元に天沼氏からの連絡は一切ない。

 日刊ゲンダイは7月下旬にもメールで再質問したが、今度は「A氏とは何らの契約関係はございません」とだけ回答。とても誠意のある対応には見えず、このままトンズラするつもりとしか思えない。ある地方議員はこう言う。

「SNSの戦略的な運営は専門的なノウハウが必要です。また、A氏の会社の従業員まで派遣してもらっている。これだけの業務を無料でやらせるというのは虫がよすぎます。あり得ないですね」

 玉木代表は「手取りを増やす」と常々口にしているが、天沼氏の行為は明らかに逆行。「手取りから搾取する」新人都議をのさばらせていいのか。

  ◇  ◇  ◇

 国民民主党の数々の不祥事については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/848.html

   

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