Re: <TWP特報・忠誠心なき外交 外務官僚たちの機密費私的流用>

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投稿者 weeklypost.com/010126 日時 2001 年 1 月 16 日 12:36:03:

回答先: <TWP特報・忠誠心なき外交 外務官僚たちの機密費私的流用> 投稿者 weeklypost.com/010126 日時 2001 年 1 月 16 日 12:34:53:

<TWP特報・忠誠心なき外交 外務官僚たちの機密費私的流用>

(2)外務省『要人外国訪問支援室』の役割

 外交機
密費は正
式には
『報償
費』とい
う。戦前
の軍部や
外務省に
あった機
密費に相
当し、他
国への外
交工作や
情報収集
活動の謝礼などに使うのが本来の目的だ。
 外務省の報償費は年間約55億7000万円で毎年
ほとんど変わっていない。予算書ではそのうち出先の
在外公館分が約36億5000万円、本省分が約19
億2000万円となっているものの、割り振りは大臣
官房総務課が一元管理しており、会計課を通じて支出
される。
 外交工作などの謝礼という性格上、支払った相手か
ら領収証を取ることはできないという理由で、担当者
が自分で領収証を書き、会計課に提出して現金を受け
取る仕組みになっている。実際に相手に支払ったの
か、それとも遊興費に使ったのかは確かめようがない
から、競走馬やマンション購入費に化けるようなこと
が起きる。
 もっとも、現実には機密費が外交活動に使われるこ
とはまれで、その半分以上は政治家が外遊する際、現
地での接待や受け入れ準備を名目に支出されているの
が実態なのである。
 松尾氏の巨額の蓄財が機密費の流用、もしくは着服
の可能性があると捜査当局に疑われているのも、主に
首相外遊の準備を担当する要人外国訪問支援室長時代
の6年間だった。
 その『要人外国訪問支援室』こそ、外務省の組織的
な機密費流用の舞台となっているといっていい。松尾
氏の室長時代の行動からそのことが浮かびあがる。
 そもそも外務省では、在外公館で予算が不足した場
合には、外交機密費で補うというのが慣例になってい
る。 たとえば、中国大使館の場合、備品をそろえよう
と思えば鉛筆一本、紙一枚にいたるまで細かく計算
し、その費用はアジア局中国課を通じて出される。余
分な予算は与えられていない。
 しかし、政治家や有力財界人などVIPが外遊する
時には、在外公館の接待費用は官房総務課の裁量で機
密費から出される。
 現地の大使館にとって機密費を使えるチャンスなの
だ。
 松尾室長は首相などVIPが外遊するにあたって、
事前に何度も現地に入り、大使館の担当者と受け入れ
態勢を整えるのが仕事だった。
 外交上重要な情報収集にあてるべき機密費を日本の
政治家の接待に使うこと自体が流用といえるが、それ
を口実に在外公館の機密費の水増し請求が半ば公然と
行なわれているとは驚くばかりである。




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