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投稿者 SP' 日時 2000 年 4 月 25 日 17:16:11:

「UFOの対地球戦略・総合分析」日本の見えない大学情報部
ACT1 ツングース大爆発は壮大な無言劇だった(『UFOS & SPACE』No.70、1981年5月号)より抜粋。


 当時イルクーツク気象台の台長だった、A・V・ヴォズネセンスキーは、次のように報告している。
「……朝7時過ぎ、イルクーツクの北方970kmの、ボドカーメンナヤ・ツングースカ河の流域で、奇怪な横揺れ地震が発生したことが探知された。そのデータは、あまりに異常なものだったので、発表すべきかどうか思い悩んだ」
 この“地震”は、全世界各地の地震計によって探知記録された。世界中の気象観測所が、大気を伝わってきた、地震ならぬ“爆発”に基づく衝撃波を検知したのである。
 ちなみに、爆発音は、1200km離れたところまで響き渡った。爆心点から150kmほど離れているアンガラ河の水面は、津波のような大波で沸き返り、水は堤防を越えて溢れ出し洪水となった。他のいくつかの川では、浮かんでいた太い材木が、空中高くはねあげられたという。
 爆心点の南方約65kmにあるワノワラ村で、家の戸口と道路を結ぶ階段上に座っていた住民の1人は、北の低い空が裂けるような閃光を見たと同時に、身体全体が炎で焼かれるような熱を感じた。シャツが燃えていると思い込んで、破って脱ぎ捨てようとしたが、シャツは焦げてすらいなかった。
 見あげると、空は真っ赤。次の瞬間、爆風と轟音に襲われ、空中高く吹き飛ばされたあげく、庭先の地面に叩きつけられ、気を失ってしまった。彼が正気に返った時、あたり一面に、無数の大砲を続けざまに打っているような、凄まじい音が、まだ鳴り響いていたそうだ。
 爆発点の南東約30kmのアヴアルキット河畔では、3人の牧人たちが、丸太と、トナカイのなめし皮で作った大きな小屋の中で寝ていたが、轟音のために小屋ごと吹き飛ばされてしまった。彼らのうちの1人は、爆発直後の情況を、後日、次のように語っている。
「あたり一面が、轟音で満たされていました。そして北の地平線上に、みるみるうちに巨大な黒いキノコ雲が広がるのが見えました。
 周りにも気味の悪い煙がたちこめてきたので、昨夜まで森のあったところに行ってみると、驚いたことに森はなくなっていたのです。
 まるで大嵐が通過した後みたいに、たくさんのカラマツやアカマツの大木が、根こそぎ引き抜かれて、投げ出されており、こずえが燃えていました」
 後に、ソ連の科学者たちが現地調査したところによれば、爆心地から20〜25kmの範囲内にある、数百万本に達する樹木が、ほとんど放射状に倒れていたという。
 だが、放射状に倒された樹々のちょうど中心点にあたる場所に生えていた一群の大木は、葉も枝も全部なくなっていたが、幹だけは立ったまま枯れていた。
 問題の隕石は、綿密な捜索が行なわれたにもかかわらず、その破片すらも未だに発見されていない。
 爆発の後、エニセイ河以西に、見なれぬ銀色の雲が大量に出現し、雨が降ったが、雲は黄緑色の光で照らされたり、ときどきバラ色に変わったりした。
 6月30日から7月1日にかけての夜エニセイスクからロンドンに至る、5900kmにわたる地帯で、空が一晩中、夕焼けのように輝き続け、とうとう朝まで暗闇が訪れなかった。
 モスクワでは、真夜中でも、フラッシュなしで写真が撮れるほど。ロンドンやパリでも、戸外で新聞が読めるぐらい明るかった。イギリスの気象学会誌によれば、同夜は、
「空中に、強いオレンジイエローの光が見られ、そのために夜空は、薄明の状態となって、夜明けまで続いた」
 とある。
 この現象は、ヨーロッパ全域で見られ、したがって、全ヨーロッパの天文学者たちは、星を観測することができなかったと記録されている。現象はその後も断続的に現われ、7月末まで続いた。
 加えて、ヨーロッパだけにとどまらず、中央アジアさらには、大西洋を隔てた北米大陸でも発生。当時の様子は、ロンドン・タイムスやニューヨーク・タイムスなどが、「不可解な現象」として報じ、人々の耳目を引いた。
 そのほか、爆発によって引き起こされた、2つの物理学的異常現象が探知され、記録されている。
 1つは、イルクーツクの磁気観測所が検知した、地磁気の異常変動で、この地磁気の乱れはイギリスのグリニッジにおいても探知された。
 いま1つは、爆発によって生じた残留放射能が、現場付近だけでなく、カリフォルニアの樹木(1908年〜1909年)の年輪からも測定されている点。現場付近の樹木の年輪からは、放射性同位元素セシウム137が、カリフォルニアの場合は、放射性炭素14が大量に検出された。
 また現場付近の樹木の、この後に続く10年〜15年間の各年輪にも、放射能の異常増大が測定されている。
 まだある。現場付近の樹木に、放射線被曝による、遺伝子構造の変化に起因すると思われる異常成長などが発見されているのだ。
 たとえば、1960年代に行なわれた調査によって、爆発後発芽生育した樹齢40年〜50年のカラマツやカバの木は、正常な種だと、この地帯では、せいぜい7〜8mしか伸びない。ところが、17〜22mもの高さにまで成長している事実がわかった。そのうえ、爆発を経験して生き残った世代の樹木も、爆発後は、爆発前に比べて数倍も急激な成長をとげていたことが、年輪の調査で判明したのである。
 かいつまんでいえば、1908年以前の年輪の厚さは、0・2〜4mmにすぎないのだが、1909年以後の年輪は、調査されたものすべてが、5〜10mmに達していたということだ。放射線にさらされた植物が引き起こす、典型的な異常成長といっていいだろう。

 イギリスの物理学者ディラックは、陽電子、反陽子、反中性子からなる、反物質の存在を推論し、宇宙の星のうち半分は、地球とは反対に、これら反物質から構成されている可能性を指摘している。もしこのような反物質が存在していて、これを、普通の物質と接触させるならば、一種の核爆発を起こすと理論的に考えられるのである。
 アメリカの隕石学者・リンカーン・ラ・パズは、1941年、この推論に立脚して、ツングース爆発が、反物質隕石の大気圏突入によるものではないかという仮説を発表した。
 ラ・パズは、その後、1948年にニューメキシコ州で発生した“緑の火球”現象の調査研究にあたったが、やはり、隕石を見つけることはできなかった。彼は、とうとう自然現象説を放棄し、地球外文明の仕業であると判断するに至ったのである。
 しかし、この時点ではまだ、ツングース異変も、これと同種の「原因」によるものであるとは認めていなかった。
 ところで、反物質隕石は、ツングース爆発の発生した地表10kmの空中に達する以前に、大気圏上層の物質と接触して、激しい反応を起こしてしまう恐れがあるので、ラ・パズは“反物質で構成された円筒形の鉄隕石が、軸を垂直にして落下した”という特殊な仮定を前提として、地球外文明説を提唱し たのである。
 1965年、イギリスの学術誌『ネイチャー』は、この説を支持する、アメリカのノーベル賞学者、リビーの論文を掲載した。
 リビーは、反物質が下層大気と反応すれば、大量の中性子が放出されるはずであることに着目。その結果、空気中には、放射性炭素C14が大幅に増加し、これらは植物に吸収されるので、樹木の年輪中にその痕跡が残るはずだと考えた。
 そこで、アメリカの樹木を実際に調べたところ、1908年から1909年にかけて生成された年輪の中から、異常に大量の放射性炭素C14が検出されたというのだ。
 ツングース異変の正体が、反物質と物質との接触に起因する核爆発ではないと断定できるデータも理論的根拠も今のところ見つからないが、たとえば隕石として、反物質が大気圏内に突入してきたという想定に対しては、はっきりした反証が存在している。
 第一に、爆発物体の大気圏飛行中に引き起こされた、弾道衝撃波の痕跡ないしデータがそれ。推測される弾道衝撃波の強さは、爆発そのものによって引き起こされた衝撃波に比べれば数千分の1の大きさにすぎない。
 第二に、爆発の規模は、約40メガトンであったと推算されており、これを引き起こすには、反物質約2000gあれば充分である。したがって、反物質隕石は、技術的に製作された、中空の構造物ででもない限り、推定された強さの弾道衝撃波を引き起こすのに必要な大きさを持っていない、という計算になる。
 万一、天然自然の反物質隕石に、厚さ0・01mm以下の薄い外皮の中空構造を持つものがあったとしても、ツングースの爆発物体が、秒速10〜0・7kmの超高速で、無事に通過できるとは思えない。
 したがって、爆発がかりに反物質と物質との接触による核反応であったとしても、何らかの技術的装置の一部として、大気圏内に突入してきたことは疑う余地がないといえる。


以下『新世紀エヴァンゲリオン完全攻略読本』(新世紀福音協会、三一書房)より。


 「光の翼」の意味

 さて、ここまでは余談である。『エヴァ』ワールドの謎解きのために真に必要なのは、セカンドインパクトとは何かということであって、ファーストは欄外の話である。
 人類の半数を死に追いやった未曾有の大災害「セカンドインパクト」。まずはっきりしているのは、南極大陸を丸ごと消滅させることなど、人類の力では不可能ということである。核兵器のエネルギーでも無理だ。やはり、先史超文明の遺跡または使徒がらみの何かが原因である。たとえトリガーを引いたのが人類(ゼーレ)であっても。
 ここで筆者が思い出すのが、アメリカのネルフ第2支部での事故である。ドイツで修復したS2機関をエヴァ四号機に搭載実験しようとしたところ、何らかのミスが生じ、何と半径89km以内の関連施設がすべて消滅してしまったという(第拾七話)。
 また、レイによる零号機の自爆も、要チェックである。核がつぶれることで、第3新東京市が丸ごと吹き飛んでしまったのだ(第弐拾参話)。
 つまり、使徒やエヴァのもつ未知のエネルギーを解放すると、かくも桁外れな破壊力が生まれるのである。そして、この現象にはセカンドインパクトと確かに共通するものを感じる。
 おそらく南極大陸でも、先史超文明の遺跡をいじくっているうちに、うっかりこの未知のエネルギーを多量に解放してしまったのではないか。たとえば、ある種の磁場に封じこめられていた反物質を、誤って正物質と接触(反応)させてしまったということなどが考えられる。
 さて、このセカンドインパクトの数少ない手掛かりの一つが、あの巨大な「光の翼」であろう。画面では、まるで地の底から何かが蘇ってくるような印象を受ける。これは、明らかに何かを暗示、または象徴していると想う。
 筆者の場合、これを見た瞬間、ダンテの『神曲』で語られているルシファー伝説を思い出した。その伝説とは、神に次ぐ地位であった「大天使ルシファー」が、神の座に就こうと画策して神の怒りを買い、天界から地上に突き落とされた、というものである。そして、その時、天界から落下するルシファーを嫌って、陸地が北へ逃げたために、南半球は海ばかりになってしまったという。そしてルシファーは自らの罪の重さゆえ、地中にめりこみ、そこが地獄界となった。また、たくさんの「天使」がルシファーに追従したために、堕天使として神に追放され、後にデーモンと化した。
 この伝説は、南極大陸を吹き飛ばして海ばかりにしてしまったセカンドインパクトの現象と、何か共通するものがある。また、前述のとおり、ゼーレの「目」のマークは、「神のすべてを見通す目」と呼ばれているが、別名「ルシファーの目」とも呼ばれているのだ。
 とすると、ある恐ろしい仮説を導き出さざるを得ないのである。先程筆者は、ゼーレが「神の位」におさまろうとしているのではないか、と推論した。何のことはない、この行動自体が既にルシファーの概念そのままなのである。そして、セカンドインパクトは、ゼーレのメンバーが南極で封印されていた「神のテクノロジー」を手に入れ終えた後、すぐに発生したのだ。ということは、まさしく、あの巨大な「光の翼」は、「ルシファーの復活」そのものを象徴しているのではないだろうか!?
 ちなみに、ルシファーは地上に堕とされた後、「サタン」となったのだ! つまり先程筆者は「ゼーレが善である保証はない」と述べたが、それどころか逆にサタン、すなわち「悪魔」であるかもしれないのだ!(p84-87)




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