いよいよ今日は、合法的「覗き見盗み聞き」の施行日

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投稿者 佐藤雅彦 日時 2000 年 8 月 15 日 04:21:57:

 いよいよ今日は、合法的「覗き見盗み聞き」の施行日

   8/15は日本の民主主義が敗れた(&破れた)日として
    後世に語り伝えられるでありましょう……
       【ニッポンの民主制に1分間の黙祷〜っ】

★なぜか“暗殺”されてしまった「Ψ空耳の丘8Ψ」に、7月13日に私は次のような投稿をしました。
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題 名: FBIの電子メール盗聴システム「肉食獣」が政治問題化

●共同通信の配信記事ヘッドラインによれば、「07/12 02:00 通信傍受法8月15日に施行 政令を14日閣議決定」とのこと。
いやはや、日本の民主主義も55年目にして“敗戦”ですか……【苦笑】。
●日本有数の潜在的広域犯罪集団である警察組織に盗聴覗き見の“権限”を与えたら、一体どうなるか? カウボーイ的冒険主義でキタナイ作戦を取りたがる米国よりも、集団主義で途方もなく非効率な尾行や盗聴にうつつを抜かしていた旧東ドイツのような、マヌケで陰湿な警察国家になるような気がしますね。
●とはいえ、日本は事実上、米国の属国なので――かのブレジンスキー博士@外交問題評議会も“米帝覇権主義的”地政学を説いた最近の著作で日本を属州よばわりしていたな――ニッポンのお猿のオマワリさんたちは、公安調査庁がCIAを模範にしているのと同様、FBIに情報ドロボウの手練手管を教えてもらうに違いない。
●そのFBIではタイミングよく、インターネット上の電子メール盗み見システムが暴露されて、政治問題になり始めています。
 なんと、この情報ドロボウシステムの名前は「肉食獣」(Carnivore)っていうんっだって。 「カーニボー」なんて、昔なつかし仮面ノリダーのテーマソングを思い出してしまうが、FBIがやってることはサイバーワールドのショッカーじゃん【笑】。

●ニッポン警察が電子メール盗聴システムを導入したら、どんな名前をつけるか見物ですな。 かつて、到底ヒトのかたちをしていない工場の産業ロボットに「百恵ちゃん」だの「淳子ちゃん」だのとアイドルの名前を付けている日本人の“アニミズム”について、米国のマスコミが興味津々で報じていたことがあったが、今回もだれかの名前をつけるのでしょうか? 「国松くん」とか、「難局1号」とか……【笑】。
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……アメリカの「肉食獣」の話は今回は置いときますが、さてさてあれから僅[わず]か1ヶ月の間に、ニッポンの出歯亀Kサツの関係者どもが芸能人のプライバシーを盗み出して商売をしていたことは、もはや皆さんご存じの通り。

●ニッポン警察がこのたび公然と実施できるようになった出歯亀行為については、御用メディアが警察公開の“電話傍受装置”だけを報道し、あたかも「電話会話以外の傍受はない」みたいな幻覚をばらまいていますが、電子メールやインターネットなど、電話回線を使ったマルチメディア通信も当然、パラサイト役人たちによる出歯亀の対象になっているはず。

●日本は米国の“属国”として、アングロアメリカン・エスタブリッシュメントが運用している全世界規模の民間通信傍受のための“泥棒ネットワーク”「エシェロン」システムの苦力[クーリー]役を担ってもいるらしいから――泥棒にこき使われるパシリじゃん【笑】――当然、ニッポン治安当局の出歯亀システムは、「エシェロン」なりFBIの国際傍受システムにも接続されているでしょう。

●……となると、昨年、欧米のネットワーカーたちが世界規模で実施した「JAM Echelon DAY」――「エシェロンを“消化不良”にして下痢させる日」――みたいなことを、いずれやってみる価値はあるかも知れませんな。

●日本版の「ジャム傍受デイ」を行なうとしたら、たとえば沖縄サミットにぶつけて公安名簿を世界に公開したみたいな、戦略的なタイミングを設定する必要があるでしょうな。 こちらの都合で、当局の手が空いている時にイタズラにヤバい“デモンストレーション”を行なえば、“敵に塩を送る”ようなものですからね。

●それから、敵に「ジャム」を送る機械も、自宅や勤務先の端末じゃマズいでしょうな。 インターネット・カフェやNTTなどが自由使用させている公共設備を使ったほうがいい。

●私はじっくり読んだわけではないのですが、現代書館から出ている公安の内部暴露本によれば、公安調査庁では電子メールさえ利用できるスキルがなくて、デジタル情報をファックスでアナログ情報に“落として”使用しているとか……。
  もし本当なら、これぞデジタル社会に背を向けたアナクロ。【笑】  そういう機関にはサイバー攻撃は通用しない。 だって究極のセキュリティーだもんね。 アナクロ官庁には、ファックスで“激励の手紙”を送るとか、そういうアナログ的方法が有効だったりして……。

●以下に、「JAM Echelon DAY」についてのWIRED NEWSの記事をあらためて引用・紹介しておきます。
  日本だと、どういうキーワードが“センシティヴ”なのだろうか?  しかしそもそも日本はエシェロン・システムの“苦力”でしかないから、ニッポン警察や公安の逆鱗にふれるキーワードをばらまいても無意味かもしれない。
  だってご主人様のアングロアメリカン・エスタブリッシュメントは、こんな“土侯国”の内部紛争になんか、さほど重要な意味を認めないだろうから……。(英米の国益を脅かす潜在的としてのヤクザや宗教団体や企業や政府機関の活動については、それなりの関心を持っているに違いないだろうが……。)


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【参考:政府の盗聴計画についての市民の反応】

●●『エシュロン』を陥れるハッカーたち
          James Glave
    http://www.hotwired.co.jp/news/news/Culture/story/3170.html

1999年10月6日 3:00am PDT  


  モサド。爆弾。ダビディアン。MI5。
 もし、あちこちに散らばっているサイバー活動家グループの直感が正しければ、上に挙げた単語は、米国家安全保障局(NSA: http://www.nsa.gov/ ))が一部を管理している世界的なスパイ組織のキーワード認識フィルターにひっかかってしまう。

 まるで神話のように実体の見 えない世界規模のコンピューター・スパイ・ネットワーク、『エシュロン』(Echelon)は、テロリストの疑いのある者や敵側の通信を探り出すために世界中のあらゆる電子メール、パケット通信、電話での会話などをチェックしていると報じられている。

 ひとたびこれらの特定のキーワードが電子の雲の中から引っ張り出されると、その会話や電子メールは記録されてしまうと言われている。

 プライバシー擁護活動家たちは、何年もの間、自分の署名ファイル中にこれらの単語を入れてオトリとして使用してきた。しかし10月21日、『ハックティビスト』メーリングリストから生まれた活動家グループが、もっと大規模にエシュロンを罠に掛けようとしている。

 「(エシュロンが)何の役に立つのか?」と、人権擁護派の弁護士であり、米国公正連盟(American Justice Federation)の議長であるリンダ・トンプソン氏は言う。

 「そうすることで犯罪者を捕まえられると主張したいのかもしれないが、誰かがどんな人の会話をも盗聴できるようにすべきだというのは、常軌を逸している」

 「犯罪者は、犯罪を犯してから逮捕されるべきだ。警察は、たった2%(の犯罪絡みの通信)を傍受する目的でわれわれ全員のプライバシーを侵害するために存在しているわけではない」とトンプソン氏。

 トンプソン氏については、1994年の名誉毀損反対同盟の報告には、「国民軍運動に関しては全国的に影響力のある人物」と述べられている。また、米国公正連盟についても、同報告は「新世界秩序を無力化し、一般米国市民に真実を明らかにすることに力を注ぐ団体」と評している。

 名誉毀損反対同盟( http://www.adl.org/ )によると、トンプソン氏は、全50州の国民軍と接触があると主張しているという。

 トンプソン氏は、米国公正連盟のニュース・サービスの記者であるダグ・マッキントッシュ氏やハッキング活動家メーリングリストのコミュニティーのメンバーたちとともに、このシステムに関心のある人たちに対して、10月21日に引き金となる単語のリストを自分の電子メールに付記するように呼び掛けた。

 彼らは、特に以下のキーワードを提案している。

 FBI(米連邦捜査局)、CIA(米中央情報局)、NSA(米国家安全保障局)、IRS(米国税庁)、ATF(アメリカ教育連盟)、BATF(米アルコール・タバコ・火器局)、DOD(米国防総省)、WACO(ウェーコ)、RUBY RIDGE(ルビーリッジ)、OKC(オクラホマシティー)、OKLAHOMA CITY(同左)[以上4つテロ事件があった場所]、MILITIA(米国民軍)、GUN(銃器)、HANDGUN(拳銃)、MILGOV(軍事政府)、ASSAULT RIFLE(突撃銃)、TERRORISM(テロリズム)、BOMB(爆弾)、DRUG(薬物)、HORIUCHI、KORESH(コレシュ)[米国の宗教家]、DAVIDIAN(ダビディアン教団)、KAHL、POSSE COMITATUS(民兵隊壮年団)、RANDY WEAVER(ランディー・ウィーバー)、VICKIE WEAVER(ビッキー・ウィーバー)、SPECIAL FORCES(特殊部隊)、LINDA THOMPSON(リンダ・トンァw)廛愁・・・ぢ、SPECIAL OPERATIONS GROUP、SOG、SOF(以上3つ特殊戦部隊)、DELTA FORCE(デルタ部隊)、CONSTITUTION(憲法)、BILL OF RIGHTS(権利章典)、WHITEWATER(ホワイトウォーター)、POM(パークオンメーター)、PARK ON METER(同左)[イランコントラに関わった企業]、ARKANSIDE、IRAN CONTRAS(イランコントラ)、OLIVER NORTH(オリバー・ノース)[イランコントラ関係者]、VINCE FOSTER(ビンス・フォスター)[クリントン大統領弁護士]、PROMIS、MOSSAD(モサド)[イスラエルの情報機関]、NASA(米航空宇宙局)、MI5(英国諜報部)、ONI(海軍情報部)、CID(ロンドン警視庁刑事部)、AK47[旧ソ連製突撃銃]、M16[米軍突撃銃]、C4[爆薬]、MALCOLM X(マルコムX)、REVOLUTION(革命)、CHEROKEE(チェロキー)、HILLARY、BILL CLINTON(ヒラリー/・u」咼襦Ε・螢鵐肇・・・ぢ、GORE(ゴア)、GEORGE BUSH(ジョージ・ブッシュ)、WACKENHUT、TERRORIST(テロリスト)、TASK FORCE 160、SPECIAL OPS、12TH GROUP、5TH GROUP、SF[以上5つ特殊部隊関係]。

 このキャンペーンは、ネットで広まり、ドイツ語に翻訳された。主催者たちは、このシステムに対する意識を高める手段としてこの『エシュロンを窒息させる日』(gag Echelon day)が世界中で実施されることを望んでいる。

 NSAも、英国のGCHQ(Government Communications Headqaurters; http://www.gchq.gov.uk/ )も、エシュロン・システムの存在を認めている。その能力に関しては、欧州議会で議論( http://www.hotwired.co.jp/news/news/1414.html )がなされている。

 エシュロンに関係しているとされるオーストラリアの防衛信号理事会は最近、『UKUSA』の存在を認めた。UKUSAとは、5ヵ国の通信機関が交わした合意で、このシステムを管理していると伝えられている。

 昨秋、ワシントンに本拠を置く市民権利擁護団体、自由議会財団( http://www.freecongress.org/ )は、このシステムに関する詳細な報告書を議会に送付したが、このシステムは議題に上らなかった。

 10月21日のキャンペーンは、このシステムについて一般の意識をさらに高めたいと願ってのことだ。

 「大部分の人がこのシステムに対して腹を立てている」とトンプソン氏は述べた。「これがSF映画などではないことを知れば、大半の人は激怒するだろう」

 しかし、活動家のコミュニティーに所属するオーストラリアの会員の1人は、『エシュロンをやり込める日』が、一般市民が政治的に管理されている技術について知る日となって、被害妄想を育む日とはならないで欲しいと願っている。

 「一般市民の意識を高めることによって力を与えるべきで、怖がってインターネットを使わなくさせるようなことがあってはならない」と、サムとだけしか名乗らないこの活動家は語った。


[日本語版:喜多智栄子/岩坂 彰]

日本語版関連記事

・情報を盗聴する政府機関
    http://www.hotwired.co.jp/news/news/Culture/story/2270.html

・米国スパイ情報網を調査する
    http://www.ho twired.co.jp/news/news/Culture/story/1543.html

・NSAはエシュロン論争を闇に葬ったのか?
    http://www.hotwired.co.jp/news/news/Culture/story/1436.html

・欧州議会、米の盗聴システムを調査へ
    http://www.hotwired.co.jp/news/news/Culture/story/1414.html


WIRED NEWS原文(English)
    http://www.wired.com/news/news/politics/story/22102.html

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【参考】デア・アングリフが翻訳紹介している「Jam Echelon Day」告知サイト

http://members.easyspace.com/angriff/spy/echelon/jam/index.html


「Jam Echelon Day――エシュロン妨害日――1999年10月21日」


  1999年10月21日は「エシュロン妨害日」

 ハックティヴィズム(Hacktivism――ハック行動主義 http://hacktivism.tao.ca/ )メーリングリストでのいくつかの論議に従って、1999年10月21日は「エシュロン妨害日」と命名された。これは、「エシュロン」として知られる合衆国・英国・オーストラリア・ニュージーランド政府による全世界的監視システムの働きを「妨害」しようという最初の大規模な草の根運動であるということ、また警察暴力ストップ日と連動しているという点で重要である。エシュロンを「動かなく」させるという目標は高く、ほとんど達成不可能にみえるけれども、起こっていることを受動的に受け入れるより、監視されているのはうっとうしいという信号を送ってやるほうがいいと思わないか? 我々はそう思う。プライバシーってのは、破られてからあわてるようなものではないはずだ。

 この Web サイトは二重の目的で作られた。その一つは、エシュロンの存在と、それを「妨害する」ために(理論的に)できることを人々にはっきりと知らしめること。そのために、よく知られている「引き金となる単語」を送信しまくったり、あるいは(こっちのほうがいいが)海外勢力によって無差別匿名の盗聴を受けるようなことは許さないようにする。このサイトの第2の目的は、どんな盗聴者によっても現実の時間枠では簡単に解読することができないだけの強度を持つよい暗号ソフトを使って、電子メール、ネットワーク、オペレーティングシステムを安全に保つことができるように、情報とソフトウェアへのリンクを提供することである。

「エシュロン妨害日」についてのもともとのリリースはここ。
    http://members.easyspace.com/angriff/spy/echelon/jam/original-release.html


 1999年10月21日、地球全体のネチズンが少なくとも50のキーワード単語を含む電子メールを最低一通送るようお願いしたい。あなたはエシュロンが正確にどんな言葉を使うか内々で知ろうとしなくてもよい。「革命」や「宣言」や「反乱」(など)といった単語を想定しても大丈夫だろう。できるだけ破壊的に聞こえるようにしてほしい。
 [これを試してみて http://www.echelon.wiretapped.net/echelon.cgi]


エシュロン妨害日関連リンクは以下に二つの部分に分けて掲載されている。

●エシュロン関連リンク――エシュロンについての情報(背景、妨害等)
  http://members.easyspace.com/angriff/spy/echelon/jam/index.html#EchelonLinks

●プライバシー・ソフトウェア/情報リンク――プライバシーを守れ(暗号、その他の方法など)
  http://members.easyspace.com/angriff/spy/echelon/jam/index.html#PrivacyLinks

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