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私の考えるヒューマニズム思想。人間のあるべき姿等 【あっしらさんへ】
http://www.asyura2.com/0403/dispute18/msg/604.html
投稿者 ゆらぎ 日時 2004 年 7 月 05 日 12:33:01:GhYcW4/mLfc6s
 

あっしらさんこんにちは。 (良かった・・・。:ボソッ)


http://www.asyura2.com/0403/dispute18/msg/596.html 人間は、「神に似た存在」でも「最も進化した生物」でもなく、強欲で狡猾で破壊力にも富んだどうしようもない存在なのです(笑)】へのレスです。


▼あっしらさん
【あなたがヒューマニズム思想の枠内にあるのかなと勝手に推察したので一言だけ。
人間という動物は、全知全能の神に次ぐ優秀な存在とか、もっとも進化した生物といった大それたものではありません。
(揶揄的に言わせてもらえば、「欲と智恵と活動力をもったゴミ」というひと迷惑な存在になります)】


言われるようにそれ(ヒューマニズム思想)は充分に推察できることで、気にして書いておりました。
まず、私の根本の究極的な考え方(思想)は、「すべてが正しいもの」とした考えです。「殺人」・「幼児虐待」・「森林伐採」・「地球破壊」・・・等の「悪い」と言われることも含めてあらゆるものすべてが、「正しい」とした考えです。
しかし、人間として存在した以上は「自分はどうあるべきか」「自分はどうありたいのか」を考え、その場合どれを「正しい」とし追求するのかを考え、最終的には「人間(種)として存続すること」を「正しい」として追求すべきであると判断したのです。
だからと言って「人間(種)として存続すること」を「正しい」と判断されない社会だとしても究極は、受け入れております。それは私の根本の究極的考えが、「すべてが正しいもの」とした考えだからです。

現在の社会は「人間(種)として存続すること」から比較するならば、その方向へは向いてはおりません。
ですから、あえて主張・提案しております。(ゆらぎ以外の名の投稿も含む:ボソッ)

わたしの主張・提案が「ヒューマニズム思想」なのかはどうかはわかりませんが、少なくともあなたが提示した考えの「ヒューマニズム思想」ではないと推察されます。
つまり「人間(種)として存続すること」を正しいとした「ヒューマニズム思想」なのか、「人間(種)として存続すること」を正しいとされない「ヒューマニズム思想」なのかの違いです。


▼あっしらさん
【これまでの歴史を顧みればわかるように、人間は、自分の欲求や快楽を満たすために、自然や他者を“浪費”することを厭わない存在なのです。
そして、それを領導する人たち(支配層)は、多数派である庶民にそのようなこと(とくに犠牲になるようなこと)を悪だと指弾されないよう、狡猾な説明や嘘で誤魔化し、ときには力ずくで押さえ込んできました。
幸か不幸か、人間は、都市文明に象徴されるように自然的景観さえ大規模に人工のものにするほどの智恵と活動力を保有しています。
自然を含む他者をとんでもないレベルで「痛い目」に合わせているということです。
(今の(刹那的な)欲求と快楽のために、緩慢な類の自殺行為と考えられることさえ理屈を付けて行うほど愚かな生き物なのです)】


言われるとおりで、私もその通りであると存じております。
自然を含む他者を痛めつけること(森林伐採・化石燃料使用・排他的殺戮など)を人間にとって「正しい」として行為に及んでおります。
しかしこれは「人間(種)として存続すること」を正しいとされない「ヒューマニズム思想」だと私は解釈しております。ある側面から見るとそれは「人間(種)として存続すること」を正しいとした行為ともとれますが、「思い」はそちらに向いていても、「体」は逆の方向を向いております。つまり「人間(種)として存続する」とはならず、「人間(種)を滅亡させるかもしれない」という方向性だと考えております。

ただし今回の一連の議論においてこれをそのまま露骨にし、私の言説に付加していくと、段階的に全く受け入れられなくなる主張と判断されるだろうし、内容が拡張していき議論の方向性すら失いかねないものであると判断した為、今回の議論においては明言を避け、なるべく人間のみを的とし議論を進めて行こうとしたものです。ご理解ください。


▼あっしらさん
【「私は人間の本質からすると、「殺し」を選択せずに「分かちあう」ことを選択することが、本当の「合理性」である」に異論はありませんが、「殺し」・「支配」・「強制」を自分たちの価値観や強欲を実現するために合法的に行おうとする者がいて、それを自分たちの理や利になると判断し受け容れるひとたちも多いほど、あまりにもひどい生き物が人間なのです。
それと、「殺し」や暴力は、「分かちあう」ことが「合理性」だとみんなが自覚している社会でも起きるものなのです。
空虚なヒューマニズム的人間観ではなく、欲深く狡猾で他を利用しまくるというエグイ人間観から物事を一度考えてみるのも悪くはないと思いますよ。】


もちろんエグイ側面にどっぷりと浸かって人生を生きておりましたから、エグイ側面も充分に理解しておるつもりです。なぜエグイ側面の発想になるのかも理解できますし、その理解に至ったのも自然な歴史の流れだとも感じ、それを責めるつもりもなく、理解しないつもりもありません。
ただし、社会の歴史に流されたそのエグイ側面が我々の向きたい方向とは違う方向を向いており、それを認識できず勘違いしている人が多く、それは間違っている方向ですよと主張・提案をしているつもりです。

そして、人間の本質的に合理性のあることは、一人がそれを自覚し、それを実行することではじめてすべての人が合理的になる社会を創りあげることだとも思っております。
設問の例でいくならば、その当事者は、「いつまで生存するか」に拘るあまり本当の合理性を見誤っており、結果的に「いつまで生存するか」を考えるには至っていないと考えております。
人間にとって大切なことは、「いつまで生存するか」ということよりも、「いかに生きるべきか」ということが尊重されるべきことだと考えます。
人間の生涯において「いつまで生存するか」を重視するあまり「いかに生きるべきか」ということをついつい見落としがちになります。
人間が生存できるのは、早いか遅いかです。長く生存しようとしても突然死ぬこともあり得ます。その人生の長さに拘るよりも自分の人生で「何をするか」「何を体験するか」「何を見るか」「何を良しとするか」「何と関わるのか」「何と比較するか」等を考えて生きていくことが真の目的ではないでしょうか。
皆が「いつまで生存するか」に拘りすぎて、そして「いつまで生存するか」の枠を大きく超えて、自分が充分に生存することができる以上にものをかき集めるのが、我々の社会構造です。
結果的に多くの者が「いつまで生存するか」と考えながら、多くの者の命を奪っている社会となっているのが現状です。
多くの者を結果的に生存させる観念は「いかに生きるべきか」のうち「分け与える生き方」を選択することが大切であり、「分け与える」ことができれば多くのものの「いつまで生存するか」を結果的に尊重することができるものです。

個人個人が「いつまで生存するか」のみの拘りを捨て、「いかに生きるべきか」(つまりこの場合分け与えること)ということを選択することができれば、結果的に合理的な(それを選択した個人の人間にとっても理想的な)解答になると私は考えております。
もちろん他を選択した人を尊重しないわけではありません。あくまでも合理的とした場合、その方向性に見合う選択は、「分け与えること」としたものです。それを選択しないからと言って排除していたのでは、本末転倒であり、そのような人間及び社会は「思い」と「体」が間違った方向を向いていると認識しております。


▼あっしらさん
【あなたのような方にはおぞましいことかもしれませんが、そこから、あなたが嫌っている現実を変える新しい視点が生まれるかもしれませんよ。】


おぞましいとは考えておりませんが、間違った方向を向いていると主観的に指摘することはできます。ただし、あなたの言われるとおり、相手の視点に立っての発言をしていない箇所もいままでに多々ありました。それは今後の課題となることで、相手に理解できるような段階に合わせて自分の論をいかに相手に自然な形で同調させていくかということは常に考えさせられます。
そして相手の視点からみた私の主張を常に考え、議論するにおいても自分自身が立ち止まって冷静に自分を観察しなければならないと心がけております。(今回の一連の議論では少し欠けていた部分であるとも思っております。終わってみなければ解らないことですが)


また余談ですが、私は「差異」があることは素晴らしいこととしております。「差異」があるからこそ人間は自分を比較することができるものと考えております。すべてが一元化した社会に全く魅力を感じません。しかし「差異」があることで、「善悪」「優越」を絶対のもとし、その比較する対象を排除して減らしていくという行為に至ることは問題となると考えております。減らすのではなく尊重する社会。「差異」を認め合う社会創りが私も必要だと考えております。「差異」=「排除」ではなく「差異」≠「排除」だと思います。
つまり「差異」があるからこそ、自分が素晴らしい存在・魅力的な存在・「世界にたったひとつだけの花」になるのだと思っております。
わたしの思想はそれに沿ったものであると考えております。

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