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リーマンさまへのレス
http://www.asyura2.com/0403/idletalk9/msg/351.html
投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 5 月 10 日 22:36:27:WgkZZjZT3HifU
 

リーマンさま、

『Re: ヒマを見つけてコソコソサイトを盗み見るくらいの時間はあります』
http://www.asyura2.com/0403/idletalk9/msg/254.html

へのお返事が遅れてしまいました。
長くなりそうなんで、二度に分けてお返事いたしますが、よろしいでしょうか。

そちらにはGWに相当する連休のようなものはあるんでございましょうか。
うちは人が休暇の時や休暇前が忙しいものですから休めないでいたのですが、
あたくしなんかは人混みが嫌いなものでどうせ出掛けませんから、まあ丁度よい感じではあります。


『「貨幣」に関するあっしらさんとまっくすさんのやり取りは、確かに中断した形になっているようですね。「こんなのをタダで読めるのが、阿修羅の醍醐味だ」と思っておりますので、再開を楽しみにしています。』

そうなんですよね。あれだけのお話に聞き手がいないというのは勿体ないですよ。
それで、お読みになったと思うのですが、
まっくす様もリーマンさまにレスを付けておっしゃっていますように、また昼休み板にでもいらして下さい。
昼休み板のまっくす様のスレもかなり下に潜っていますので、また新規にスレッドを立てて
まっくす様へのレスから唐突に、でも結構ですので、水を向けて下さいませ。


『以前もいいましたが、金融に勤めていますけど、経済のことはからきし分からないので、金融の立場から特にコメントすることはありません。』

そうなんでしたっけ。
じゃあ、どちらかと言えばみずーみ様とのやり取りであったような法律のお話のほうがご専門なんですね。
そちらの続きも楽しみにいたしております。

*

『ところで、せっかく声をかけていただいたので、私からも質問していいですか?』

何だか、今のあたくしに答えられないような質問が並んでいますけれど・・・。


『イタリアは、観光旅行で家族といったことがあるだけなんですが、その時感じた疑問をいくつか。

1.フィレンツエに行ったとき、中心部の教会(名前を忘れました)からそれほど離れていないところに大きな目立つ様式のユダヤ人のシナゴーグ(?)があったように記憶しています。
ロンドンのシナゴーグは、目立たないいわば日本でいえば団地の自治会の集会所のような趣があるのですが、イタリヤのユダヤ人は、もっと目立っているのでしょうか?(フィレンツエ膳政治のものではなく、19世紀頃の建造物だとのことでした。)』

そうですね、日本人向けのロンドンのガイドブックに載っているようなシナゴーグでも
あのロンドン独特の暗いレンガ色のどこにでもあるような建物だったのを憶えております。
二十歳そこそこの時に見学に行こうとしたんですが、
今考えると笑っちゃう・・・怖くて入れなかったんですの。
ユダヤ教徒の人達が出入りしておられるのが見えたんですが、
そのいでたちを見慣れていなかったし、女性を一人も見なかったので、
何やら中に入ると出て来れないのでは、といった意味不明の恐怖にかられ、
きびすを返してすごすご帰ってまいりました・・・。

その後イタリアに暮らした時、各地のシナゴーグはロンドンのものからすると
かなり印象が違っていて驚いたのを憶えております。
外壁の色なども各々のシナゴーグによって違いましたね。
あたくしの暮らしていた地域のものには、薄い紫色とか、何とも言えない色のところもありました。
窓などの開口部はヴェネツィア様式と見まごうような形状でしたね。
地域にヨーロッパでも屈指の典雅さ、ということで知られていた場所がございまして
(現在は小さい町ながら中世まではカトリックの大きな教区の中心であり、栄えていたところです)、
そちらにはスイスなどに在住のユダヤ人がよく見学に来ていたようです。
内部にはあの七本のロウソクを灯せるようになった燭台を始め、祭祀用の銀製品がどっさりありました。
礼拝用のスペースは、カトリック寺院かと思うほど装飾が華美で、金色なども多用した彩りの鮮やかさでした。

当然、フィレンツェのようなユダヤ人の富裕商人や銀行家も多かったであろう都市では
外装、内装、調度に随分お金を掛けてあることだろうと思います。
あたくしはフィレンツェのものは見たことがありませんが。

*

『2.ローマである日本人に聞いた話では、確か国会の議長だかななんだかに、ユダヤ人が就任している、とのことでした。本当でしょうか?またユダヤ人は、経済関係ではなく、政治面にもかなり進出しているのでしょうか?』

現在の国会議長がユダヤ人であるという話は初めて聞きました。
イタリア政界にユダヤ人がいるかどうか、いるとしてどのくらいいるのか、については知りません。
あたくしにはっきり言えるのは、放送、報道、出版業界が制覇されているということくらいです。
実際、テレビニュースなどのテロップの中でも、一目見ればユダヤ系とわかるスタッフ達の名前は、
あたくしの暮らしていた当時でも溢れ返っていました。
そういったところが押さえられていれば政界に影響を及ぼすことは容易でしょう。
また、音楽や演劇、アートの公演や興行、エギジビションなどのプロモーターにも当然多いと思います。
あたくしの知る範囲には少なからずおいでです。

ベルルスコーニも、イタリア随一の多角的事業家で、メディアを押さえていることは夙に有名ですが、
イタリア人に限らず、ヨーロッパ内他国や他大陸から流入したユダヤ系の人材を、大変露骨に重用しています。
もうそこで彼がどんなに太く強いイスラエルとのチャンネルを持っているか分かってしまうんですね。

もし以前からあたくしの書いていたことを読んでいらしたならご存知でしょうが、
あたくしの旧知のシオニストというのは、一般に名を知られた人物とは言えませんが、
ベルルスコーニに重用されたユダヤ系文化人のうちの一人で、現在もそのポジションにいるはずです。

*

イタリアでユダヤ人が活躍する他の業種は・・・。
各分野の学者・研究者・教授、公証人、弁護士、美術商、骨董商、宝石・貴金属商、
大規模小売店(Coin など。Coin は Cohen のイタリア形ではないでしょうか)、
高級テキスタイル産業(カシミアも含む)・・・といったところでしょうかねえ。

カシミアの有名メーカーでピアチェンツァ Piacenza というところがありますが、
もともと在イタリアのユダヤ人家族には町の名前をそのまま名字にしたところが多いことから
彼らもそうではないかと思っております(ミラノのすぐ南に同名の都市があります)。

変わったところでは、ヨーロッパ中から評判を聞きつけて人が買いにやって来る、という
ひどい田舎の村のグラッパ(葡萄を原料に作るアルコール度の高い醸造酒)造りの
お爺さまというのを知っていました。

彼は何しろ、ラベルを全部手書きで売る時に貼り付けていて、一日に何本かしか売らないというヘンクツさ。
彼の家は、屋号に堂々とユダヤ名を使って代々グラッパ造りをやっていますが、
第二次大戦時の弾圧もイタリア人にかくまわれて逃れたようです。
まあ、田舎だとそんな話は沢山残っているようでした。
かなり高齢ですが、秘伝のグラッパも、もう彼の代でお終いかも・・・。

あたくしが訪ねた時は、先にドイツ人のカップルが入っていたにもかかわらず、
あたくしには2本売ってくれたのに彼らには断って一本も売りませんでした。
背は低かったんですが、顔なんかは晩年の三船敏郎にちょっと似ておられたように思います。
あのお爺さまもイスラエルにはかなり寄付をしてきていたようです。
すみちゃんがどこかで、日本に入って来たユダヤ人起源の家に
酒造をやっているところがかなりありそうだと書いておられましたが、
本当はイタリアにもまだあるのかも知れません。

あとは、シナゴーグだけでなくカトリック教会用に、大きなロウソクなどを専門に売っている
ユダヤ人のお爺さまなんかも見たことがありました。
・・・色んな方々がおられましたね。

では、残りのご質問については次回お答えいたします。
お料理のことなどにはみずーみ様にもコメントをいただいていますので
おしゃべりしてみたいと思います。

よろしく、ごきげんよう。

PS.
あっしら様、もしお読みでしたら、あたくし待ってるんですけど、戻って来ていただけますかしら?
あたくしがレスを待たせた相手の方は、必ず来なくなっちゃうじゃないか、と他の方々に叱られてしまいます。
マルハナバチさまもそうですし・・・。

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