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コンクラーベ:超巨大カルトの首領=教皇選出の鍵【第3部:次期教皇は?】
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/216.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 4 月 11 日 23:07:44: SO0fHq1bYvRzo

(回答先: コンクラーベ:超巨大カルトの首領=教皇選出の鍵【第2部:オプス・デイの正体】 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 4 月 11 日 23:06:16)

コンクラーベ:超巨大カルトの首領=教皇選出の鍵【第3部:次期教皇は?】

●さてここまで来ると、オプス・デイの本体が「雲の上」にあり、表面の姿は単にその手が動かす「チェスの駒」の一部に過ぎないことがはっきりします。そこで問題は、表面に出ているオプス・デイではなく「雲の上の本体」の動きなのです。

カロル・ヴォイティーワはこの教団を通して冷戦の「影の主役」、言ってみれば影の「ミスター冷戦」として登場し、見事にその役を果たし終えて2005年4月2日に永眠しました。そしてその背後にいるオプス・デイの本体はどのような展望を抱いているのか、この辺がこの4月18日から始まるコンクラーベを考える際の最大のポイントになるでしょう。

その前に、バチカンに関してここ数年間に見えてきた別の奇妙な点を指摘しておかねばなりません。まず米国との関係です。

次の阿修羅投稿によりますと、米国では今回のヨハネ・パウロ2世の葬儀を各マスコミが異常とも言える量で報道したようです。
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http://www.asyura2.com/0502/bd39/msg/387.html
投稿者 愚民党 日時 2005 年 4 月 10 日 15:48:50
JMM [Japan Mail Media]  「宗教改革の終わり」  冷泉彰彦
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さらに、上の投稿にも書いてあることなのですが、米国からブッシュ大統領夫妻だけではなくコンドリーサ・ライス国務長官、アンドリュー・カード主席補佐官に加えて、ブッシュ父とクリントンの元大統領までが葬儀に出席しました。
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http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/171.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 4 月 07 日 19:10:04:
ブッシュ父子、クリントン、ライスがバチカンに弔問:コンクラーベは18日から(エル・ムンド)
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しかも上の冷泉彰彦氏の文章によると、カトリックではないにもかかわらずブッシュ夫人とライスがカトリック式の黒いベールを被っていたり、全員がカトリック式にひざまずいて祈ったり、と、この葬儀に対する米国の態度にはちょっと尋常ではないものがうかがわれます。(国民はしらけているようですが。)

ブッシュといえばエルサレムの嘆きの壁でユダヤ教の帽子を被って祈るブッシュの写真(隠れユダヤ?)を「ブッシュ親子の自作自演テロの11」さんのページで見たことがあるのですが、まさかこの米国首脳陣が「隠れカトリック」だった、ということはありえないでしょう。もちろん確証が有っての話ではないのですが、ひょっとすると彼らにとってはプロテスタントもカトリックもユダヤ教も「一つ」、というか、「雲の上」で「一つ」になっていることを、彼らが知っているのかもしれません。ただしこれは私の当て推量ですが。

またシラクやシュレーダーと共に強行にイラク戦争に反対の姿勢をみせたバチカンの態度は、冷戦中の米国との緊密ぶりとは打って変わったように見えます。もちろん故教皇は反共主義者であり冷戦中はその点で一致していた、と見ることもできるでしょうが、少なくとも、70年代から80年代にかけて中南米で見せたバチカンの姿勢を見る限り、彼を「平和主義の教皇」などという言葉は、私は信用しません。では何がヴォイティーワを「反米平和主義者」にしたのでしょうか。

私はこれを「ヴォイティーワ後」を見越したバチカンの戦略に沿ったもの、と見ます。そしてそれは米国指導部も先刻承知のものであり、いってみれば「臭い掛け合い漫才」の一種に過ぎないと考えます。正確には今後の少なくとも5年間くらいの推移で検証しなければならないものですが、私は今後、むき出しの暴力と謀略で「悪役」を勤める米国(ひょっとするとイスラエルも)に代わって、バチカンとEU、国連が次第に「対テロ世界戦争」を通しての「世界大改造」の主役になっていくのではないか、と考えています。(この点は第一部でご紹介した『大規模集団洗脳の現場報告(4)地下鉄サリン〜9・11〜3・11〜・・・そしてマドリッド日程』『2006年9月11日(9・11事変5周年)に次の「世界会議」が開かれる』『「貧困対策」と「対テロ世界戦争」』をご参照ください。)

今後さまざまな種類と規模の「テロ」と戦争が世界各地で散発的に発生していくかもしれませんが、その際に「平和の砦バチカン」が求心力を持ってくるはずです。人間には、たとえそれが幻想に過ぎないものでも、何か心を寄せるものが必要です。(これはネオコンが実に正確に見抜いている。)政治的な「自由と民主主義の砦=国連」と同時に、上記の面でバチカンの果たす重要な役割があるでしょう。

それに関連して、故教皇が推し進めたキリスト教会の一致と他の宗教との対話は、今後はもっと強化されて推し進められるでしょう。今回の米国首脳陣の態度はそれを象徴しているようにも思えます。バチカンは彼らにとって「神殿」の一つなのかもしれません。そしてバチカンは地上の様々な宗教にとって最大の「神殿」の一つになろうとしているように見えます。これは1960年代の「バチカン第2公会議」以後の方針に沿った流れです。

一方、故ヨハネ・パウロ2世は、中絶や避妊、離婚、同性愛、安楽死、クローン技術などに対して「強硬な保守派」として知られました。昨年来、スペイン社会の完全な「世俗化」を進めるサパテロとカトリック教会の対立が話題になりましたが、しかしこの辺にも奇妙な不整合面が顔を出します。
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http://www.asyura2.com/0502/war68/msg/245.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 3 月 09 日 22:05:03
スペイン教会会議、サパテロ政権との関係修復へ前進:オプス・デイ司教を代表に選出
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ホモの結婚問題で完全に破綻したはずのサパテロ政権とカトリック教会の仲は、ゴリゴリの保守派と一般的には思われているオプス・デイの司教によって、修復される見込みである、という話なのです。ここでも「世間の常識」がいかに頼りないものであるのか、が露呈します。オプス・デイは社会労働者党政権とパイプを持っているのです。

しかしこれは、オプス・デイがサパテロの「世俗主義」に歩み寄っている、と言うよりも、バチカンの次の戦略として故ヨハネ・パウロ2世の守旧派的態度ではなく、今後は「進歩派」的な態度を見せつつ世俗的な世界に踏み込んでそれを絡めとっていく戦略に切り替える、というサインなのではないか、と考えます。元々オプス・デイは教会よりも「人間の職業活動を通して自らを聖なるものにしていく」という世俗的な面を強く持っている教団です。

ただ道徳的な面で彼らが正式に避妊やホモの結婚に同意できるとも思えませんから、そうなると表看板を挿げ替えて自分は後ろに引っ込む、という作戦を取らざるを得ないでしょうし、それが必要なら迷わずそうするでしょう。


●さあ、ようやくコンクラーベでの新教皇選定に近づいてきました。バチカンは先ごろのマドリッド会議で始まった「対テロ世界戦争」第2幕に合わせ、さらにその先を見通して、従来とあり方を相当に変える可能性が高いと思います。

つまり、「平和主義」と「貧困や差別との戦い」、「他の宗派と宗教との一致と連帯」、「エイズ予防を名目とした避妊処置の容認、あるいは黙認、といった、世俗主義との妥協」などが表向きの目玉商品になると思われます。

するとやはりオプス・デイが表に出ると、バチカンにしてもこの教団自体にとっても具合が悪い。彼らはやはり冷戦中のイメージが強すぎる。この場合、この教団は迷わず「戦術的後退」を選んで「進歩派」に政権を任せるでしょう。ちょうどフランコ死後のスペインのように。

さらに明らかなオプス・デイ派が教皇になると、現在英国などで政権に浸透しつつあるこの教団に対する警戒心が強まり、今後のEUの運営にも支障をきたす可能性があります。むしろ人知れずに根を張っていくためには「表舞台」からは消えた方が良い可能性が高いと思います。

ちょっと前に私は次の投稿をしました。
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http://www.asyura2.com/0502/war68/msg/980.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 4 月 02 日 07:58:38
ヨハネ・パウロ二世が重体:直前大予想!次期教皇は誰か?
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しかし、こうなるとこれは、全面的に書き換えざるを得ません。

ドイツのヨゼフ・ラティンジャーのような「保守派」は考えにくいところです。また世界の各新聞で取り上げられるイタリアのディオニージ・テタマンジもオプス・デイとのつながりが強すぎて可能性は薄い、と思われます。メキシコのルベルト・リベラ・カレーラにしても同様でしょう。

またやはり今回は欧州人ではない教皇となる可能性が強いと思われます。その方がバチカンの役割を「第3世界」や非カトリックに訴えやすいからです。(米国人はありえません。米国=バチカンの図式では双方にとって自殺行為でしょう。)

ここで浮上するのがブラジルのクラウディオ・ウメスです。彼は「進歩派」に属して貧困対策を重視し、人望も厚い人物で、5ヶ国語を操り外交的には申し分ありません。またホンジェラスのオスカル・ロドリゲス・マラディアガも解放の神学派に近く貧困や平等には敏感で、ラテンアメリカの司教会議長を務める人望もあります。さらには黒人初の教皇としてナイジェリアのフランシス・アリンセも有力です。彼はイスラム教とつながりを持ち外向性にもあふれます。また同様の意味でインドのイバン・ディアスも可能性があるでしょう。

ホンジェラスのマラディアガは「リベラル」に過ぎるところがあり、同性愛の結婚はおろかホモの神父すら認めかねない恐れがありますので、ちょっと候補としては遠いかな、と思います。私は最も可能性が高いのはブラジルのウメスではないか、と思います。先ほど申し上げた特徴と共に、ブラジルはアルゼンチン、インド、中国などとともに、米国、EUと対抗する「第3勢力」の代表ですし、彼の掲げる「貧困との戦い」は「対テロ世界戦争」の重要テーマです。新たに世界銀行総裁になるネオコンのウォルフォウィッツが掲げているのも「貧困対策」のようですので。
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http://www.asyura2.com/0502/war68/msg/838.html
投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 3 月 26 日 23:04:36
今後のネオコンの目指す方向
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この意味ではアルゼンチンのホルヘ・マリオ・ベルゴグリオも有力候補かもしれません。いずれにせよ、今までのバチカンのイメージをがらりと作り変える可能性が高いのではないか、と感じています。

実を言うと、この間世界中の様々な新聞を読んでいるのですが、バチカン内から聞こえてくる声や「バチカン・ウオッチャー」の説明でも、今私が挙げた欧州以外の枢機卿を重要候補として取り上げています。ただしその理由ははっきりしませんが。

もちろんバチカンが判断を間違えて「自殺行為」に等しい結論を出したり、どう見ても今後予想される米欧勢力の世界戦略とは合わない決定をする可能性もあります。そうなれば「それはそのときに考える」としか言いようがないのですが、現在までの結論は以上の通りです。

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