(回答先: 理想論は誰でもいえる。どの様にしてそこへ導くのかが肝要なのでは？ 投稿者 のんぽり 日時 2010 年 4 月 23 日 01:30:40)

確かに、人間は欲望に衝き動かされ、他人を蹴落としても欲望を満たそうとする競争本能があります。
同時に、欲望を抑え、他者と助け合って生きる相互扶助の本能もあります。
人類の数百万年の歴史の中で、つい最近までは（現在も大部分の人は）、肩を寄せ合って慎ましく暮らしてきたのです。競争原理が前面に表れるようになったのはここ数百年のことではないでしょうか。
人間のＤＮＡのうち９９％は相互扶助、競争本能は１％程度に過ぎません。

しかも、現代人の欲望は自然な、本能的な、健康な欲望ではなく、資本主義的に煽られ作られた欲望です。百年もあれば、本来の慎ましやかな本能に帰ると思います。

問題は、「どの様にしてそこへ導くのか」ではなく（もちろんそれも重要ですが）、実現すべき理想を高く掲げることです。
断じて、その逆ではないのです。 　

コメント
01. 2010年4月23日 20:37:13: P7fhJ2YZXA 私は有馬実篤様のお考えよりは、のんぼり様の方が近いですので、恐縮ですが反論意見として述べさせていただきます。 相互扶助の本能もありますが、 しかし食べ物がなくなれば奪い合いになります。そして、できるだけ多くの自分の遺伝を守ろうとします。それが欲望の根幹だと思っています。 そして、その欲望は上手く消化する事によって発展にもつながります。 宗教などを見れば分りますが、欲望を抑え助け合う代わりに、考え方が偏りまたは考える事を止める者も増え、新しい考えのものは排除し、発展をするどころか考えが違う宗教（同じ系列の宗教までも）争いが絶えません。 共産主義というのも、下手をすればそれに近しいものがあるのではないでしょうか。 さて、投稿者様が仰っている「実現すべき理想を高く掲げること」 これは昨今の就職活動の面接などでは重要なテーマの一つです。 理想を掲げ、それに向けてプランを積み上げる。それはいいことですが、道中には必ずエラーが生じる。 　現在の日本人はこのエラーに大変な脆さを持っていると思います。 あと、理想の為に手段を選ばないという形にもなりかねませんので… 結局は個人の能力の問題になってしまうのかと思います。 理想は当然あるべきだと思いますが、道中のエラーに対応するべくもう少し余裕が持てるほうがいいのではないか、それよりも今までどこが間違っていたのかをよく検証し、同じ道を歩まないよう、目の前の道を見定める必要があるのではないかと私は思っております。 長文・拙文失礼致しました。
02. 2010年4月24日 14:45:05: mEjnYpwfGk この、二つの「本能」がある、は、初耳ですね。自身が、読んだ宗教書に、ないんです。マ、本能の、おもむくまま・・では、駄目になるでしょう。五欲の、です。 「足るを知る」って、お聞きになった事ありませんか？あれ、それ程、難しい意味では、ないんです。今ある物に満足する。位の意味なんです。ですから、ない物は、やはり、買わないといけないのは、当たり前なんです。本だって、タダではないんですから。「自分を生きる」・・・。これ、結論なんです。他と比べても意味ないし！工夫すると、楽しい時も、あったり！いろんな、時があります。自身の、こころ・か、頭・かは、解りませんが、あれもしないと・・。これも・・と思う時があります。雑念っていゆうんでしょうか？そんな時は、こころから捨てるんです。頭から捨ててるのかもしれません。そーすると、別段、大した事ないんだなー。と、思います。特には、朝起きた時とか・・そんな時があります。それでも、何か引っ付いているみたいな時は、座禅します。自宅で、出来ます。簡単です。それでも、良き指導して下さる方が、一人でもおられたら、これこそ、理想的です。 図書館も、活用できる場です。

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