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核武装論者による反原発の言論は”贋物”である
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/511.html
投稿者 仁王像 日時 2011 年 10 月 30 日 10:19:14: jdZgmZ21Prm8E
 

 彼の深奥には原発への未練がある。これは核武装論者であることと密接に関わっている。ひとつの人格のなかで、原爆と原発を別扱いするということにムリがある。そのムリを自分は「いびつな考え方をしてい」ると自覚もしている。

 彼は事故後の対応の”まずさ”を徹底的に批判する。安全神話に裏切られたことも同時に批判・糾弾する。そして関係者の責任を追及する。だが、それ以上でもそれ以下でもない。心底にあるのは、「安全な原発は造れたはずだ」や「原発は安全に運転できたはずだ」であり、それが裏切られたことへの怒りである。
 彼の批判はここで”寸止め”されている。換言すれば、オセロゲームを仕掛けられるとたやすく白黒逆転できるような”構造”になっている。

 万人の考えは違う。事故原因と関係者の責任を明らかにさせることはもちろん、
「本質的な問題は、政権党(自民党)の有力政治家とエリート官僚のイニシアティブにより、札束の力で地元の反対を押しつぶし地域社会の共同性を破壊してまで、遮二無二原発建設を推進してきたこと自体にある」(山本義隆)ということにまで話を持って行く。われわれの議論の到達点はここにある。
 「核武装論者による反原発の言論は原理的に成り立たない」ゆえんがここにある。別の言い方をすると、「核武装論者による反原発の言論は”贋物”である」ということになる。

 東電は事故の首謀者(主犯)であると同時に”餌食”にもされてきた。原発マフィアによって築き上げられてきたこうした日本の政治構造を解体していかなければ、本質的な脱原発は成し遂げられない。

・〔悪魔思想3〕 東京電力と関西電力は原発マフィアの餌食となった/鬼塚英昭
 http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/857.html
 投稿者 仁王像 日時 2011 年 9 月 28 日 22:56:46: jdZgmZ21Prm8E

・核武装論者による反原発の言論は、結局”猿芝居”を演じていることになるのではないか?
 http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/279.html
 投稿者 仁王像 日時 2011 年 10 月 07 日 20:12:22: jdZgmZ21Prm8E
 

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コメント
 
01. 仁王像 2011年10月30日 11:19:30: jdZgmZ21Prm8E : zqw7Lv8Ckk
 (↓素晴らしい!)

 http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/773.html#c25

 http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/773.html#c30


02. 仁王像 2011年10月31日 21:12:41: jdZgmZ21Prm8E : zqw7Lv8Ckk
 彼が核武装論者であることを改めて思い起こせば、声高に反原発言論を唱えるウラに何かあるのではないか? と疑ってサーベイしてみるのは、普通のインテリジェンスである。
 彼の核武装論が規模は申し訳程度に”ちっちゃな”ものでも、思想的には真太郎のそれと大差ないとすれば、「善意」の人ではなくやはり「悪意」の人の側に分類して見るのが普通の感覚である(真太郎のソレよりハイレベルだなどと言えた義理ではなかろう)。
 筆者はこれまで見てきた通り、この人物を危険視している。ある種の能弁さをも備えているがゆえに一層危険である。

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/825.html#c104
 104. 2011年10月30日 17:26:58: topEgSpnNU
>日本の原発推進派の真の意図が何と{日本の核武装」にあつた事をフクシマ原発の放射能地獄後のタカ派の{石原都知事やその他の複数のタカ派の」著書で知りました。
 つまり日本の戦争放棄などの憲法は建て前だけで本音は報復も含めて、軍国主義的復活であつたと知りました。日本の「フアシズムやナチズム」の狂信者が平和主義者になることはありえないと見ていましたが、フクシマ原発の放射能地獄後、「反原発の世論の高まりに危機感」をもつたタカ派がやむを得ず本音である「フアシズムとナチズム」のキバを剥き出したという印象です。
 (中略)
 潜在的核武装力{決意さえすれば僅かの期間で日本が核武装できると言う抑止力?」保持のために原発を今後も推進するのがタカ派の意向です。タカ派の著書によると「核武装。核ミサイル搭載原潜50隻以上保有。核巡航ミサイル。保有.。icbm保有。10万トン級空母。戦略爆撃機。宇宙兵器」などにも言及しているので、お家芸の伝統的戦法である{先制攻撃」と組み合わせれば米。ロ。中。を震い上がらせて、領土問題含めて互角の勝負が出来る「そして対等の一流国になれる」と考えているようです。
 タカ派の考えは勇ましいが、核武装含めて、計画どうり行くのは現実には不可能に近いでしょう。それより原発50余基と高速増殖炉などを全て撤去して、美しい山河水明の地で平和で素朴に生きる選択をするほうが賢明です。原発放射能地獄と核武装のための原発を再稼動させてはダメです。


03. 仁王像 2011年11月01日 20:39:21: jdZgmZ21Prm8E : zqw7Lv8Ckk
 02番では「ウラに何かあるのでは?」と書いたが、一歩踏み込んでみる。

 彼は、水面上の氷山の一角に集中砲火を浴びせてきた第一人者であると言えよう(他にいるかも)。そしてこの部分への敵愾心をいやがうえにも煽ってきた第一人者でもあった。その成果は少なくとも阿修羅では成功を収めてきたように見える。
 だが、それ以上でもそれ以下でもない。彼が水面下の氷山に多少とも言及した形跡は筆者の記憶にはない。

 彼の方法論では、山本義隆氏がもっとも強調したいと見られる(われわれも同じ)「本質的な問題は、政権党(自民党)(が)、遮二無二原発建設を推進してきたこと自体にある」ことから(巧みに)”目を逸らせる”ことに多大な寄与をしてきた(結果として)、としても過言でも曲解でもないと思う。
 阿修羅世論の目をこの氷山の一角に釘付けにさせ、主敵はこの一角にだけにあるかのように演出し、累が他に及ばないよう懸命にやってきたと解釈し直すこともできる(ここでは敢えて断定は避ける)。
 解釈が可能であれば、改めてこの線で「洗い直し」てみるのはインテリジェンスであろう。

 ひっかかるのはここである。不健康で胡散臭いというのはここである。
 以上が意図的なものならば、極めて”悪質”だということになるが、もちろん現時点では断定できない。
 彼が核武装論者であってみれば、深奥に原発への未練があり、無意識のうちに”寸止め”した言論に終始してきてしまった、と解釈できる余地も残っている。

 真相はいずれ明らかになっていくだろう。


04. 仁王像 2011年11月03日 10:04:57: jdZgmZ21Prm8E : zqw7Lv8Ckk
 彼が小出氏を毛嫌いしているようなのも、彼が核武装論者であるという点から光を当ててみると、良く見えてくる。
 小出氏は「徹底した原理的・原発否定論者」である。そして氏の人格からして、間違いなく徹底した「反核武装論者」でもあるに違いない。

 彼の核思想は正反対である。氏に対してソリが合わないのは当然である。氏の40年にわたる反原発活動に心底からの一片の敬意も表さない根元的理由がここにある。
 そこにあるのは、取って付けたような外交辞令のみである。


05. 仁王像 2011年11月03日 16:48:37: jdZgmZ21Prm8E : zqw7Lv8Ckk
 結局、

 核武装論者による反原発言論は、本人の意図するところはどうであろうと、所詮”まがいもの(贋物)”以外の何ものにもなりえない宿命なのだ。
(”どじょう”が”きんぎょ”になれないのと同じ)

 今一度言おう。核武装論者による反原発言論は原理的に成り立たないということ。
 本人には気の毒だが、いた仕方ない。


06. 2011年12月29日 16:46:02 : 6kuobrWeYc
橋下のことか?

7. 仁王像[1623] kG2JpJGc 2017年7月28日 20:05:54 : AKpgkC4o7U : m0MybowT0CQ[2]
 (念のため本文補足)

 端的に言えば、「かくかくしかじかで、原発はこの世にあってはならないもの。原理的に反対である」と話を持って行かなければならないが、そこまでは決して踏み込まない。
 その一歩手前で寸止めしているのは、統治者側の末席に連なる一員として、原発管理の手ぬるい統治者中枢への恨みつらみ、怒りをぶちまける。政府・東電を激しく批判するがそのレベルにとどまっているからである。

 裏を返せば「弛(たる)んでいるぞ!」「うまくやれるはずだ。やれ!」、と尻(けつ)を叩いているのである。(2号機チェンバーも水の枯渇を失念しなければ事故は防げたという寸法である)

・〔悪魔思想7〕反原発と反核武装は表裏一体、不即不離の関係でなければならない
 http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/502.html
 投稿者 仁王像 日時 2011 年 10 月 01 日 18:13:53: jdZgmZ21Prm8E


8. 仁王像[1624] kG2JpJGc 2017年7月29日 08:51:31 : hpmyTsZWrU : qOMBiETmU5M[1]
 7の趣旨は、下に詳しい。

(核武装論者による反原発の言論は、結局”猿芝居”を演じていることになるのではないか?)のコメ欄から。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/279.html#c1  
 01. 仁王像 2011年10月07日 20:17:04: jdZgmZ21Prm8E : zqw7Lv8Ckk
 彼が、今の原発を止めたいと思っているのは本気だろう。だがそれは、日本の既設の原発が地震に対してあまりにも危険であると見なされるからだ。それは、原発に原理的に反対する立場とは違うと思う。もし、彼の基準で、(新しい)原発が対地震設計が十分なさていると判断できれば、原発容認に引き返すこともできる地点に立っていると見なければならない。
 「地震だ!地震だ!」と盛んに騒ぎたてるのも、こうした心理が強く働いていると見る。多くの人々から、「地震か津波か」の問題設定は事態を矮小化するものだ、との指摘を受けても、彼にはその意味するところが見えてこない。
 明らかに危険な原発には激昂しその限りにおいては大反対だが(自分の身にも降りかかる)、原理的反対にまでは思想が止揚してはいないと見る。
 条件付き原発容認派であれば、核武装論と原理的整合性は一応取れていることになる。


http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/279.html#c15
 15. 仁王像 2011年10月14日 20:08:48: jdZgmZ21Prm8E : zqw7Lv8Ckk
 >原発事故に対する見方の、どこがどう誤っており、…

 私は貴殿の議論の全体を見渡し、(僭越ながら)貴殿の議論の方法論を問題にしている。「どこがどう誤って」というふうな各論レベルの話ではない。すでに書いたことだが、貴殿の議論の深層には、「安全な原発は造り得るはずだ」あるいは「原発は安全に運用され得るものだ」というようなぼんやりした”考え”が横たわっているのではないかと印象する(それは穿った見方だ、とするなら読む者が取り違えないよう注意深くありたい)。

 だから、事故後の対応について、「あの時こうすべきであった」や「この時こう出来たはずだ」という議論に終始し、さすれば事故の拡大につながらなかったと断定的に主張する。あるいは地震でいかれたということにも執拗にこだわる。

 ならば、次の原発は地震に万全を期し、運転員にも十分な教育・訓練を施しましょう、という具合に、白黒逆転され易い議論であることは容易に想像がつくはず。
 こういう議論の仕方は、オセロゲームに弱い、構造的欠陥があると指摘している。

 こうなる要因は、貴殿が「原理的」な原発反対に踏み切れない”不徹底さ”からきていると見ている。さらにその遠因は、貴殿が核武装論者だからだろう、ということも自然に見えてくる。
 核兵器と原子炉は同じ原理で成り立っている。核兵器は許されるが、原子炉は許されない、というのは原理的に整合性がとれない。このことはどんなに詭弁や屁理屈を駆使しようとも、どうしようもないことである(普通の感覚では)。


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