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スピーカー自作は時間と金の無駄 _ 自作ではまともな音にならない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1005.html
投稿者 中川隆 日時 2019 年 10 月 13 日 16:49:23: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 最高の音を一番安く手に入れる方法 _ パソコンの iTunes ファイル + プリ機能付き DAC + フルレンジスピーカー 投稿者 中川隆 日時 2019 年 10 月 07 日 20:43:01)


スピーカー自作は時間と金の無駄 _ 自作ではまともな音にならない

スピーカー自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 1


我が、蹉跌のオーディオファイル #28.欲しかったスピーカー 2012.09.06
http://audio-file.jugem.jp/?eid=34

オーディオに興味を持ち始めてから約40年程経つが、当初最も欲しかったスピーカーにクラングフィルム、(後にシーメンス)オイロダインがある。

引き出しを整理していたらシーメンス当時のカタログが出てきて、オイロダインのスペックが載っていた。オイロダイン

ちょっと驚くのは再生周波数で、何と50Hz〜15,000Hzとあった。
今時数万円のスピーカーだって人間の可聴範囲20Hz〜20,000Hz付近をカバーしている。

そこで、スピーカーの再生周波数に付いて一寸調べてみたら、どうやらこういう事らしい。

スペックがどの様な数字であるかは兎も角、

「実際にスピーカーから出る低音の60Hz以下は音というよりも風圧として肌で感じるもので、強烈なドラムやベースの唸りの様な低音は大概80Hz〜100Hzくらいである」

という。だから、60Hzが出れば通常僕らが聴いているオーディオの低音に何ら不足を感じるものではなく、まして50Hzが出るなら映画館などの大鉄桟を巨大な大砲の発射音や炸裂音で揺るがすに実は充分な低音が出る事をオイロダインのスペックから読み取る事が出来るのだそうだ。

そして高音は「4KHz〜6KHz以上の純音の音色を判別する事は非常に難しく」この辺りで音程に対する判断は鈍って来るものらしい。

僕らが聴く「スピーカーの音(無論録音前の原音も)を決定づけるのは純音ではなく倍音であって、倍音は整数倍で膨らんで、大体13〜14KHzほど先からは殆ど聴こえてこない」ものらしい。

だから、オイロダインの50Hz〜15KHzという周波数帯域はこれらの条件を低音で10Hz、高音で1KHzばかり其々上回っており、従ってオイロダインで聴けない音は無いといってもよいという事になるらしい。

だから、2〜3万ながら矢鱈に周波数帯域の優秀なスピーカーが量販店などに出回っているのは、要するに僕ら消費者が悪いという事になるようだ。

_つまり、食紅で真っ赤な蛸しか買わないとか、胡瓜や大根や長芋も真直ぐなものしか買わないとか、そうした次元と同じ事で、本質よりも見た目を重視する発想と同じ理屈になると考えてよいだろう。

_生産者は売れなければ困るから、食紅が体に毒だろうが薬だろうが兎も角真赤っかに塗りたてちまう。流石に近頃では暮れの御徒町でもこんな蛸は滅多に見掛けないが、一昔前は真っ赤っかが常識だった。

_食の安全が叫ばれる現在でも、野菜などは相当にいかがわしい色付けや型の細工、或は遺伝子の組み換え、延命処置などをしてあるものが出回っているようだ。
そういうものでなければ、僕らが買わないから、言い換えるなら、音が良かろうが悪かろうが最低でも20Hz〜20KHz出る事にしなければ買う人が居ないから、メーカーは無理してでもこういうものを造るし、測定の仕方で再生周波数表示などどうとでも云える事でもあるから、何が何でもこれ以下の数字は発表すまいとする。

_基より、こんな数字は音質には何の係わりもない事で、それは曲った胡瓜も真っ直ぐな胡瓜も味や栄養価に変わりが無いどころか寧ろひん曲った胡瓜の方が(自然栽培)数段勝るというのと同じ事であるようだ。

_従って周波数50Hz〜15KHzのオイロダインのスペックは、実質的に巨大空間における再生音に何の不足もないということを示しているのだが、既に各メーカーの宣伝文句に毒されてしまっている僕らは、この数字に目を疑い「そんな程度のものか」と吃驚して「大したこと無い」と見下してしまう。

_でも評判は最高だから、それを僕らが住むマッチ箱の中の更に小さな書斎で鳴らそうと思う人もいる。結果的に手にはしなかったが自分がそうだった。

マッチ箱の中で鳴らすオイロダイン、実際は劇場の体積分の部屋の体積程度の実力も出せないのではあるまいか。

第一天井高が違い過ぎる。一般的な家庭用のスピーカーだって100%の実力を発揮させるには本当は5メートル以上の天井高を必要とするが、我々の住むマッチ箱の天井高は多寡だか2m半程度が通常の高さである。

単なる大音響ならば出そうと思えば出せるのかもしれないが、音楽としてはとても聴けたものではあるまい。今更ながらこんなものを買わなくてよかったと再度カタログを見直してそう思った。




▲△▽▼


39 :25:2006/03/07(火) 21:17:07 ID:EJYGN0Dj

Lowtherの設計で優れているのは、何でしょうか?
いくつか考えてみると、

軽いコーン紙と強力なマグネット、そして
ボイスコイルボビンの内側と外側の両方にコイルが巻いてある事、
マグネットとボイスコイルのギャップがギリギリまで狭くしてあること

などが、 良い結果を生んでいるのでしょうか?
もっとも、それだけに維持調整が難しい面もあるのでしょうね。

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 22:04:43 ID:nO6o8FgQ

コイルボビンとメインコーン、サブコーンの接着部にのり代があること。
突き当てで接着ではないから振動がきちんと伝わるよ。

42 :25:2006/03/08(水) 20:14:55 ID:jngahQNX
>>40
なるほど、振動系の作りもよく考えられているのですね。

Lowtherは実験的とも思えるエンクロージャーを色々と作っていますが、そこにも深く考えれられたノウハウがありそうです。

Lowtherは、私の聴いた範囲では入力信号にとても敏感に反応しセンシティブですが、ウェットやドライといった傾向はあまり感じられませんでした。 その意味で非常にニュートラルだと思いますが、音の出方(音圧や高低のバランス)は、エンクロージャーによって相当変わるようです。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 23:28:27 ID:CFPtD9lU
>>42
全くその通りだと思います。世界各国にLowther Clubが存在しておりますが、タイで作っているエンクロージャーは面白いです。(タンノイのオートグラフみたいなエンクロージャー)

複雑なエンクロージャーは自作も難しく、専門家に頼むと大変高価ですが、Lowther Club of Hong Kongに頼むと比較的安価です。(イギリス製や日本製の数分の1)

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/23(木) 11:43:07 ID:Fil/wiLu

下は様々なバックロードホーンのオンパレードです。こういうのを見ると、日本人は保守的過ぎるのか、それとも、ドイツ人は気が狂っているのか…と考えさせられます。

http://www.hm-moreart.de/30.htm


44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 02:58:59 ID:bHQv/rGW

>>Lowther Club of Hong Kongに頼むと比較的安価です。

$9,500 HKDなら15マンぐらい?

やっぱり、佐久間氏の樽入りローサーが一番安上がりか。

あの樽、7千円ぐらいの筈。
http://www10.big.or.jp/~dh/codo/speaker/sp7_j.html


45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 08:10:59 ID:puFSsw+A

アコースタのハコならペアで15万ぐらい、TP1ロンドンなら45万ぐらい、イギリスにTP1ロンドンのエンクロージャーを頼むと120万ぐらいということです。

確かに中国製のエンクロージャーは信用出来ないということもありますが、イギリス製だって今のものは疑問です。

(古いオリジナルのTP1はいい音します。ハイスピードでありながら、ハイスピードが強調され過ぎず朗々と鳴ります。)

でも、よく考えるなら、旧PM4A入りTP1の中古相場が80〜90万ですから、こちらの方がお買い得です。

樽入りPM6Aは有名ですが、音聴いたことないです。もしあれでいい音するならそれこそ福音というものです。

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 08:25:26 ID:puFSsw+A

新ユニットはPM4AもPM6Aも小音量再生が少々苦手(どんなハコに入れた場合でも)という印象をもってます。1950年代のアルテックA7と較べるとそれがはっきりします。

つまり、80〜90万かけるのなら古いアルテックA7を買った方がいいかも、ということになってしまいます。(もちろん、音色は全然違いますが。)

そこがLowtherの悲しいところです。


34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 12:32:51 ID:ZwX4iAFy

どなたか Lowther と Axiom-80 を実際に比較された方、情報下さい。

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 14:34:39 ID:Fg6NneSn
>>34
どちらも使ったけど、ウチでは直接音ばかり耳に突いて聴き疲れる。
部屋が広く、直接音と間接音が上手くブレンドするようにしないとダメみたいだ。


47 :あれれのれ:2006/03/09(木) 09:59:00 ID:mm+yXwdT

私はほんのかじりですけれども、アキシオム80も使った事があります。
あれは、良いユニットで、綺麗な音がします。 本当に綺麗な音だと思います。
見かけとは違いますよね。ポンと置いても良い音です。

日野のアキシオム80のコーン紙+フォステクスフルレンジの音も似たような音でしたから、コーン紙の音なのでしょう。繊細ですが、取り立てて細いと言うわけではないと思います。アンプによりますが。

背圧を掛けるとダメなようですので、大きなバスレフが良いのでしょう。 ただ、色々いじってはダメだと思わせるような所があります。 ユニットとしての完成度は高いのでしょう。

ローサーはその点、ガーガー、キャーキャ言ってどうにもならない様な元気良さがあり、何とかしようと思わせるのですね。

TP1−Dなんかは、フロントロードとバックロードのバランスを取って、その上、ユニットの前に、紙か石膏かと言うようなディフィーザ(マスク)まで付けてありますが、良質な箱鳴きと、ロードの掛かった堂々とした音でとても元のユニットと同じとは思えない音になっています。 こんな事は、アキシオム80では、お目にかかった事は無いですね。

ローサーの箱は、響きが大変大切で、十分に乾燥していない重い合板では全然ダメだと思います。

TP1−Dなどは、大きいのですが、大変軽いですよ。 あの本物のTP1−Dを看護婦の下駄箱にしている人がいるからもったいないですよね。

アルテックと較べるなら、ベルサウンドのPM7のシステムでしょう。 繊細感では、当然優れていますし、なりっぷりでも決して負けていないのではないでしょうかね。


48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 12:35:19 ID:puFSsw+A

私のはTP1-Isis(タイプ3?)というエンクロージャーです。板が薄く、古いので乾燥は十分でやはり軽いです。コーナータイプでコーナーに置かないと低音が十分出ない印象でした。

音は非常にいいのですが、どこか煮え切らない印象で、いろいろやったのですが、諦めました。下駄箱にしている人の気持ちがほんのちょっとわかります。いろいろやったあげくモノにならなかったので頭に来たのではないでしょうか…

アキシオム80はその昔、新ユニットをちょっと聴いただけで、本物の音は知りません。ただ、すごく憧れます。あれだけたくさんの人があれだけたくさん語ったユニットは他にないのではないでしょうか。いつかは買おうと思ってます。でも、最近はすごく高くなってます…

箱入りペアで68万とか… でも、もしかしたらその価値があるのかもしれません。


51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 19:45:14 ID:dsuCxAWu

ラウザーのオリジナルはウ゛ォイト、これは励磁型。アルニコになってラウザーとなる。

ラウザーユニット全ての機種、ホーンロードを前提の設計。バックロードタイプの極め付けは、神戸に在住していたS氏の作品。それにしてもウ゛ォイトは今聴いても絶品である。


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 14:26:42 ID:bHQv/rGW

ローサーには、アンプをどうなされているのでしょうか?

やはり、オスラムPX-4とか?フィリプスAD1やテレフンケンRE604だったり。
米国球のRCA45、50の人もいらっしゃるでしょうか。

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 16:14:36 ID:puFSsw+A

最初は米国球の245シングルで鳴らしてました。250も210も試しました。でも、音の厚みとかあまり出ないので、直熱ビーム管の1619シングルで鳴らしてました。こちらは直熱三極管の速さと多極管のパワーを兼ね備えた鳴り方をします。チョーク結合で中域重視で鳴らしてました。安いですが、大変いい球です。(今でも1200〜2000円で買えると思います。)

ヨーロッパ球には憧れますが、使ったことありません。 実験的にはWE205Dプッシュプルや211プッシュプルで鳴らしたこともあります。あまり合うとは思えません。


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 20:21:02 ID:bHQv/rGW

1619シングルが好結果というのは面白い。

結構、高域がキツそうなイメージがあるが、やってみないと分からんか。245でダメって云うのは厳しいな、回路やトランスの再考の必要があるかもしれない。

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 22:13:16 ID:Deq6l0Zg

52さん、245がダメな訳ではないですよ。私の好みからするとあっさりし過ぎているかなぁという程度です。合っていることは合っていると思います。(トランス結合NFBなしでした)

クォード405で鳴らしたこともありますが、さすがにちょっときつかったです。

あと、PM6A新タイプをヴォイト・パイプという箱(三角のホーン)に入れてEL34ppで鳴らしたこともあります。箱が安物の材料だったのでダメでしたが、アンプはミスマッチじゃなかったと思っています。


54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 22:16:50 ID:Deq6l0Zg

Lowtherの本当の欠点というか問題は高域でなく低域にある、と私などは思っていますが。


58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 08:34:36 ID:Y8H3BGB6

Lowtherは日本よりもアメリカ、カナダ、北欧で人気があるようです。日本人にはないアプローチが大変興味深いです。

日本ではLowtherを「古いスピーカー」と見る傾向がありますが、あちらでは「最新鋭のスピーカー」と見る傾向があるよう
で、これもまた面白いです。

59 :25:2006/03/13(月) 18:41:23 ID:lEsd40Rm
>>58
確かに、Lowtherのスピーカー作りの思想は守りながら、開発の手を休めない所も評価されているようですね。 新しいモデルも聴いてみたくなりました。

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 21:41:52 ID:LTHgFyer

季刊アナログの今出ている号の”ビンテージコンポの銘機を研究する
「ローサー アクースタ」林 正儀” って読んだ人いる?

71 :25:2006/03/20(月) 19:17:36 ID:Sy38KFS8
>>70
季刊アナログ、今日買って読みました。
アコースタ入りのPM6A(角バッフル)の評価がすごく高い。

やはり、エンクロージャーが良いとローサー本来の音が出るのですね。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 17:33:56 ID:PmJnaqQV

ラウザーはコーン型とは思えない強靱で太い音が出るのが不思議です。

ちなみに、LOWTHERはラウザーと発音すべきでしょう。
70年代からは輸入元もラウザーと表記しています。
ローサーと呼ぶ人は年寄りか、佐久間アンプファンですねw

>むかし評論家の岡俊雄氏がローサーを長年愛聴されておられましたが
>>10
岡氏はARとQUAD−ESLでしょ。その前にラウザーを使われてたのかな?

ラウザーの愛用者といえば佐久間俊氏が有名ですが、真空管アンプ研究家として著名な武末数馬氏も愛用されてましたね。


41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 00:07:52 ID:hdx0KHRf

イギリスのスピーカー全般を見渡す時、パルメコのデュプレックス・タイプからいかにしてロジャースやスペンドールやハーベス方式に移って行ったのか興味があります。アルテック、パルメコ、タンノイ、ロジャースとなるのでしょうか。

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 17:34:52 ID:PmJnaqQV
>>41
ロジャースやスペンドールやハーベスは、後にKEFを創立したクック氏が開発したBBCモニターLS1(グットマン オーデオム80+セレッションHF1300×2)の系譜に連なるから、バルメコやタンノイとは無関係。

バルメコはVITAVOXと同じく劇場のPA用メーカー。

タンノイはこれらとは無関係で独立した系譜。


あと、イギリスには、グッドマン、DITTONシリーズ以前のセレッション、ステトリアン、ワーフェデールといった家庭用メーカーもあって高級電蓄みたいな「創った美音」を聞かせてくれてましたね。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1140735976/


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スピーカーは自作よりこういう専門家に任せるのが正解


チューブ・オーディオ・ラボではアンプ以外にも各種スピーカーの作成も行っております。

 トランスから真空管・ライン(RCAケーブル)そして、その先の出口「スピーカー」まで、すべての相性にこだわりながら、真空管とのベストマッチなスピーカー作成にこだわっております。

 そんなスピーカー紹介のページです。

http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/Speaker.html


▲△▽▼


チューブオーディオラボ スピーカーコーナー No.5 ☆2013/12/27
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/05/Speaker05.html

今回ご紹介するスピーカーは 《LOWTHER_》

歌姫・・・ローサーから2タイプご紹介いたします。 LOWTHER_ DX3&PM2A


◇ LOWTHER_ DX3
20cmのフルレンジですが・・・
他のスピーカーでは聴けない音が出るのですよ・・・
其れなりの箱が必要ですけどね・・・


◇ LOWTHER_ DX3
裏側、強力な・・・マグネット

◇ LOWTHER_ PM2A
DX3との違いはマグネット・・・
クリックして大きな画像へ


◇ LOWTHER_ PM2A
コーン紙は同じ・・・


◇ LOWTHER_ PM2A
でも・・・・このアルニコマグネット・・・
強力なマグネット・・・・心して掛からなければ・・・・
マトモナ音なんて・・・出ないだろう・・・


◇ LOWTHER_ PM2A
殆どが此のアルニコマグネットのお値段です。


http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/05/Speaker05.html

チューブオーディオラボ スピーカーコーナー No.1 ☆2012/10/20更新版
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/01/Speaker01.html

ローサー


● Lowther 

自称ローサークラブ(六日町)会長を自認しております。
これからどんな姿にするか・・・


P6M


● Lowther P6M

後ろから出すか・前から出すか・・・
オリジナルに近づけようか・・・


PM6A


● Lowther P6MA

とりあえず・・・


   第一弾・・・

http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/01/Speaker01.html

スピーカーコーナー No.9 ☆2019/02版
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/09/Speaker09.html


◇◇◇◇◇ 2019/2/13 〜 3/16 【更新】 ◇◇◇◇◇
 2/13 久しぶりにスピーカー紹介。一本増えました、ローサーのPM7です。
 3/16 ようやくバックロードの箱が出来上がりました。


◇ 革のエッジ

 ローサーのエッジが無いリペア用スピーカーを英国から格安で・・・
北国のドクターM氏にエッジとダンパーを柔らかい革に張り替えて貰いました。


◇ PM7 

 PM7の張り替えが終り・・・送られてきましたので、取りあえずの後面解放の箱に入れて・・・
手前がPM7です・・・後ろは同じくローサーのPM6・・・
バックロードホーンが出来上がるまでの間エージングを兼ねての試聴です。


◇ 裏側

 スピーカーのフレームと大きなアルニコマグネットは塗装して無いです・・・
コーン紙の補強の入れ方も手持ちのローサーとは違います・・・色々有る様ですネ
では試聴です。
 アンプは2A3シングルプレートで・・・
平面バッフルでの感想ですが、以外に低音が出ています。

◇3/16 製作工程

 バックロードホーンは、とても素人では出来ない話ですので(上手にお作りに成る方もいらっしゃいますが)・・・ 此処はアッサリプロの家具屋さんにお願いしました。
 写真(作成途中の様子を頂きました、ありがとうございます)を見ると・・・ヤッパリ任せて良かった・・・と思います。


◇3/16 吸音材

 箱が出来上がって来ましたので・・・先ずは吸音材をユニットの後ろ部分だけ取り付けて・・・ 音出しです。
 ううん・・・ローサーの豪放さが失われて聴きやすいのですが、ローサーの音では無いな・・・


◇3/16 ユニット

 箱との接触部分に緑色のフェルトを貼りました・・・ PM3のイメージです、此処は見え無いのですが・・・ネ 吸音材を取り払って、ユニットを付けます。


◇ 埃よけ


◇3/16 埃よけ

 ユニットの前にスケスケの埃よけを付けました。
 昔・・・こんな感じのクライスラーのスピーカーがありましたね・・・ご存じの方はオーディオの大ベテランです。


◇3/16 正面

 大きさもほどほどですので、オーディオフェアにも持ってゆけます。
 塗装色は赤茶色の半艶・・・時間と共に落ち着いた渋さが出てくると思います。


◇3/16 PM7

 全体の響きの豊かさは、後ろの箱にかないませんが・・・中々善戦しています。
 直熱三極管で聴くボーカル、弦楽器・・・ 防熱五極管で聴くコンチェルト、JAZZ・・・アンプとの相性も有り組み合わせを楽しんでいます。

----------------------------------------------------------------------------------

 2/13・・・このままでも良い感じです、フリーエッジの効果でしょうか・・・

 3/16・・・バックロードホーンもまたいい感じです。追加のテストも・・・有るかも・・・

http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/09/Speaker09.html


▲△▽▼
▲△▽▼


スピーカーは自作よりこういう専門家に任せるのが正解 _ 2


サウンドトレール Trail仕様 スペンドールBC‐U

サウンドトレール
http://soundtrail.co.jp/index.html

Mr.トレイルのオーディオ回り道 2010/07/20

Trail仕様(内部配線ルシファー)のSPの販売をします。
対象機種はALTEC#620AとスペンドールBC‐Uになります。SPのみです。

スペンドールBC‐Uはオリジナルでは「くぐもった様な音」で「枯れた音」とたとえられていますが、それは内部配線が「伝送ロスの塊」で有ったからで、エネルギー感の少ないサウンドでした。内部配線を「ルシファー化」して見ますと、JBLのモニターSP並みにエネルギーが出て来て音が前にも飛び出して来ます。

このSPの特徴は「弦楽器」の質感に有ると思います。全体のエネルギー感を上げた上でボーカルや弦楽器の質感が「さざめく」様に出て来ます。 価格はお問い合わせください。セットで5万円ほどです。

SP端子はフルテック製最高級ロジウムメッキ品に交換。
このSPは「趣味」で「ルシファー配線」で作ったものですが(一般的には作る事が難しい)JBLとはまた違った英国の音色でエネルギー感を出してくれます。

元々「音楽表現」の上手いSPにエネルギー感が付加されますとサブスピーカーではなくなります。
38cmクラスのSPと対等なメインSPとしてお使いいただけます。
http://soundtrail.co.jp/p04.html

スペンドール BC‐Uと云うSP - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月14日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94d7c57b826dcf28c6d9f9c815e0c020

私は大きいスピーカーも好きだけど、20pウーハーを使った小型スピーカーも好きです。メインのオリンパスシステムが有っても常に小型のスピーカーを合わせて持っていました。現在でもJBL#D208システムをそばに置いています。ウーハーが20p以下になると低域の再現で物足りなくなるので20p以上にしています。8p、10p、12p、16pのSPも自作して使って見ましたが、あくまでも「おもちゃ」ですね。

10年以上前から「スペンドール:BC‐U」と云うスピーカーを使っていた。他にはタンノイ#VLZ(25pモニターゴールド)自作箱や、ALTEC#408自作箱・サンスイ:SP-LE8T ハーベスHL-MK3等と色々なSPを集めては、聴き比べて楽しんでいました。小型のブックシェルフサイズのSPを好んで使います。あくまでもサブ用として・・・。

サブSPとしてこの10年で一番長く手元に置いていたSPがBC-Uで有った。クラシックの弦楽合奏を小音量で夜中に楽しむ為に使っていました。ヴォーカルも非常に良かったですね。音色的に「艶やかな」質感をユニットが出してくれる処が気に入っていました。ユニット自体は「セレッション社」のユニットでしたが・・・。

特に気に入っていたのが「音楽が聴ける」と云う点です。もっともメーカーオリジナルの状態では個人的に使い物にならないので、内部配線をグレードの高い配線に交換していました。最終ヴァージョンではないが、下記の様な極太配線で鳴らしていた時も有ります。

この配線は、一般に「ブラックスーナー」と呼ばれているモノですが、半田材やSP端子をグレードの高いモノに交換して使っていました。この状態でも非常に良いサウンドを出してくれていました。完実電機の福岡営業所の所長さんが昔販売していた事の有るSPらしくて、私の処のBC-Uを聴かれて、「これ本当にBC-Uですか?」と云われた事を思い出します。メーカーオリジナルの状態では、内部配線がショボすぎて音が前に出て来ませんが、私のBC-Uは音が前に出て来るし、音数が全く違うSPくらいに多いのでビックリされていました。その後もっとグレードの高い配線を開発したのでそちらに内部配線を交換しておりました。

ただこのSPは「耐入力」が低いので「中音量」までしか出ません。サトリのミニアンプで鳴らしてもボリューム10時の方向でツィーターがクリップしてしまいます。いざ本気になって聴こうとするとどうしても「音量不足」で力不足を感じました。

現在当該SPは東北大震災で大型SPや超高級システムを無くされた方が、貸出試聴でこのSPを自宅で聴かれて、「音楽が聴ける」と喜ばれそのまま帰って来ませんでした。


コメント


コメント日が
私の原点です (SEED)2016-08-15 09:08:50
私の原点のスピーカーです
素晴らしいスピーカーですね〜
いまこの音に回帰してシステムを構築しています♪


BC-U (しき(トレイル))2016-08-15 09:23:25
「枯淡の音」として有名なSPですね。でもオリジナルでは物足りません。
自分仕様に作り上げて見ると良いと思います。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94d7c57b826dcf28c6d9f9c815e0c020


HARBETH H.L.MONITOR MK3 とスペンドールBC-U - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月15日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/84630a08864eba72fe41c42bd2d86408


先日のスペンドールBC-Uに続き、英国製のハーベス(HARBETH) H.L.MONITOR MK3と云うSPの思い出話。

20pウーハーがスケルトンで透けて見えます。
箱の作りは非常に丁寧に良い材料で作られています。この辺はBC-Uと遜色有りません。

内部の作りは上述の写真の様になっています。内部配線はオリジナル状態です。
BC-Uも似たような内部配線でした。
ネットワークも丁寧に作って有り、CRパーツが整然と並んでいました。この写真を撮ってから内部配線とSP端子を交換しました。

オリジナルの状態では、内部配線がこの細さですから音数的にはまったく満足できませんでした。しかし、バランスの良いサウンドで、2ウェイながら高域が良く伸びていました。

BC-Uに比べると、パワーが結構ぶち込めて結構な音量で楽しむことが出来ます。
生演奏の雰囲気はこのサイズですから難しいですが、国産の30p3ウェイのSPシステムよりまともな音がしていました。

オーディオを始めたばかりの方は、SPのウーハーサイズが大きい方が良い、2ウェイより3ウェイが良いと思いがちですが、「音楽性」と云う観点で選べば、国産の30pウーハーを持ったシステムより、はるかに高い性能を持っています。聴いて見れば納得できます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/84630a08864eba72fe41c42bd2d86408


2007/06/21
アンプとSPが入荷しました。VT-62PP(10W)モノーラル×2台とスペンドールBC-USPです。
オリジナルの状態(素材)でヒアリングして見ました。

まずSP-Uのサウンド。「枯れた音」とか表現されていますが、情報量が足りません。SP内部で相当音が「伝送ロス」しているようです。フォステクスの10cmユニット1発(Trail仕様品)に負けています。

音色は艶やかそうで良い感じです。穏かな音にも聴こえますがこのままでは私は欲求不満になってしまいます
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ae44e0fd5ab6bbc3160fe3ea21b2668c


スペンドールBC-Uは、古い雑誌で「枯淡のサウンドの名機」と言われていたのを記憶していて、どんなサウンドかと大変期待していましたが、オリジナルの状態で出てきたサウンドは「ショボイ」サウンドで何処が名機なのかサッパリ判らないのが感想です。 国産の10万円クラスの「どうでも良い」サウンドと殆ど変わらない。このサウンドを「名機」と読んだ評論家はどんな耳をしているんだろう。

外観の作りは確かに上品なつくりで良い感じはする。ユニットの作りも良さそうに見える。リアバッフルを開けて中を見たとたん

「なんだこの極細配線は・・・」。

ネットワークも整然と綺麗なつくりでは有るが、ぎぼしの様な差込式の接続、ボイスコイルへの配線の劣悪なこと。
正直言って「まやかしのSP」だと思う。こんなSPでも自分の技術で何とか1級品のサウンドに出来ないかと、部品と配線を交換してみたが、わずかに改善が見られただけ・・・。どうしようもないSPは対策してもどうしようもないサウンドにしかならない。

JBLのLE8Tやアルテック409、タンノイVLZは素晴らしい潜在能力で、「激変」とも云える変化をして1級品のサウンドに化けてくれましたが、このBC-Uはユニットにもたいした潜在能力は無いようです。 自宅でDVD再生専用に使おうかと考えて購入しましたが、サイズ以外は「不合格」でとても私が満足できるレベルでは有りません。音質的にはVLZを持って来たいのだが、スペース的に入らないのです。困った???。
どんなに良い「音質改善」の技術を持ってしても、ユニット自体の再生能力が無い物はどうしようもないことが理解できました。良い勉強になりました。 良いSPの基本は「良いSPユニット」を使って有るシステムでないと良くはならないということです。サウンドの決め手はやはりSPですね。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/0183620edf067fc84144165017ee3a8f


2007/07/24
現在のBC-Uの音を聴くたびに「不満」が噴出す。音数が圧倒的に足りないのだ。

メインの
マッキンC40+自作EL34pp(ムラード球)
+707J箱+D130(16Ω)
+375+H5039
+175DLH
+2405+デッカリボン(#3160+#3105)

の自宅メインシステムと比較してはいけないけれど、私の耳が「メインシステム」の音を基準に判断するので、どうしても「不満」な点が多い。BC-Uも自分なりにオリジナルより遙か上のサウンドが出るように手を加えているのだがまだ足りない。

本当はSP内配線に「化け物ケーブル」を使いたかったのだが、端子類が弱くSK-5のクラスしか使えなかったのだ。今回「化け物クラス」のケーブルが使えるように工夫をして見たい。また現状手を付けていないネットワークにも手を付けてみたいと考えている。


BC-Uからもっと「音数」と「こもりのないサウンド」(詰まった様に感じるのだ)を排除したい。

現在組み合わせているアンプ(サトリのプリ+パワー)も含め手持ちの管球アンプをヒアリングして使ってみようと思案している。どんなにあがいてもメインのシステムには適わないのは判っているが「同傾向」のサウンドに出来ないか(BC-Uの可能性を引き出す)にトライしてみたいと思う。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/fc49b67192d4fa8cc9dd75c8dac194b7


2007/06/22
昨日来たスペンドールBC-Uを本日じっくりと聴き込んでいます。

全くのオリジナル状態での試聴です。昨日着いたばかりの頃のサウンドは音数が少なくてチョッと物足りなかったのですが、1日中鳴らしっぱなしにして聴いていますと、かなりの情報量と独特の質感が有ります。特にクラシックのオーケストラ(モーツァルトのシンフォニー)はなかなか聴かせてくれます。

全く刺激的な音がしなくて弦のさえずりが心地良く つい うとうとしてしまいます。「枯れた音」の意味が少しづつ判ってきました。この質感でこれだけ出せれば通常のマニアの方は充分でしょうね。前のオーナーが大切に使っていたんでしょう。1日鳴らしこんだだけでこんなにも歌いだすんですから。

昨日SPBOXの裏バッフルを開けて内部配線やユニットの作り、ネットワーク、吸音材等をチェックしていまして、何処をどうすればもっと良くなるかは判っていますが、あえてしばらくはオリジナルにこだわって鳴らしたいと思います。SPボックス内の配線の何と細いこと、これでコンだけのサウンドを出しているんですから驚き。またSP端子の貧弱な事が将来の改善対象になります。


このSPにはミニアンプシステムが似合います。肩肘張らずにスーッと「音楽」を聴く事には入れますね。聴き疲れしないことが良いですね。それでいて物足りなさが少ない。それこそ1日中聴き続けられるサウンドです。分解能や活きの良さではフォステクスの10cmフルレンジが上ですが、サイズ的にどうしても物足りませんがこれならかなり満足できます。

このSPももう25年以上立つのですね。古いけどいいSPです。当時1台¥112000円もしていました。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/966f34e4517a9025821931b48bd2ad0f

BC-Uの鳴らし込み 2007/06/29


昨日までは散々BC-Uの不出来を感じていましたが、本日自宅にセットして鳴らし込みに入っています。スペース的なことも有ったのですが、自宅にセットして良かったと思います。

このSPにはJBLやアルテックのSPに求めるサウンドと同一の物を求めてはいけないのだと思います。聴きやすく耽美な音色はこれはこれで良いと感じ始めています。原音再生とは違いますがなかなか品位が高く、鳴らしこむにつれ音数も増えてきています。

BC-Uの音の世界も一つのオーディオの世界です。じっくりとこのSPの良さを引き出して使いこなしたいと思いはじめました。全ての音の角が取れてまろやかに響く様は私にとって新鮮な世界に見えます。くつろいでゆったりと音楽に浸れそうです。自宅のサブ機としてメインとは正反対のサウンドを楽しみたいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6afbdd1baea9aa041afa4a497d3d1e2d


BC-Uをひたすら鳴らし続けています。非常に面白い音の出方をするSPだと思う。中音のみが抜け出ているんですね。人の声は飛び出してくるんですが上下の音は奥の方にに引っ込んでいます。
BGMとしては抜群ですね。まず嫌な音がしません。しかしどこか詰まったような感覚はいただけませんがボーカルは良いですよ。
まだ鳴らし始めて3日目ですので音質の評価をするのは早計かもしれません。 メインSPと比較すると能力的には到底及びませんが、及ばないところが良いと云う不思議なサウンドです。矛盾しているようで矛盾しない音の世界です。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9a2e135c4b467a9183fdd9975c83eb5b

不思議な魅力のSP BC-U 2007/08/03


スペンドールのBC-Uを自宅で使い始めて約1ヶ月。不思議な魅力のSPだと思う。

ワイドレンジでもなくレスポンスも早い訳でもなく、音数も・・・・と不満な所がいっぱいなのに、ついつい「まーいいか・・」と聴きこんでしまう。

このSPは「なんともいえない甘い音色」(この手の音色に私は弱いのだ)といい加減なソースをかけてもうまく鳴らしてしまう点だ。メインSPで「録音が悪い」と片隅に追いやったCDがそれなりに聞けてしまう。なんとも不思議なSPだ。

こんなSPは喫茶店なんかに使ったらとても活きるのではないだろうか?
嫌な音を出さないから「お客に優しい」SPだと思う。


BC-Uの最終チェーンナップ 2007/08/08

BC-Uの雰囲気の良いサウンドに浸りながら不満鬱々たる気分を一掃すべく、中途半端なチェーンナップを最終系のチェーンナップに変更した。ネットワークの端子類の強度が心配で大きく重いケーブルを使うことを躊躇っていたのです。しかし、どうしても我慢できなくて行き着くところまでやりました。現在に処これ以上の対策は有りません。

さて、出てきたサウンドは・・・・!!!!。にっこりです。

BC-Uの潜在能力をほぼ引き出しているでしょう。SPの外側に大きく音場が広がります。低音も鈍いながらレンジも伸びて弾みます。中域・高域も充分にのびやかに歌います。詰まった感じがなくなりました。

おかげでヘレンメリルは歌っているスタジオの空気感も感じられるようになりました。また最新録音のソースをかけると「音数」が素晴らしいです。低音の量感を除けばJBL4343が負けてしまいそうです。専用の新型トレールに設置していますので使い勝手も音質も申し分有りません。

それでも自宅メインのSP-707Jシステムの足元にも及びませんが気楽に音楽が楽しめます。707Jシステムは聴く側にも「真剣に聴く」事を要求するような所があります。気力が充実している時はそれでも良いのですが毎日となるとそう云う訳にはいきません。うるささはまったく無いのですが、演奏家と面と向かい合って聴いているような錯覚になるリアリティが有りますので・・・。

その点BC-Uは気楽に聴けます。それでJBL4343と同等以上のサウンドですから。

多分このプログを呼んでいる人は「まさか???」の3連発でしょうが事実です。そもそもオーディオの進化の中でおざなりにされてきた箇所が有ります。しかもその箇所が「音質」の最重要なキーパーソンなんです。SPは50年前に完成の域に有ります。アンプも30年前に達しています。ADやCDPも20年前に達しています。

完成の域に有る商品に手を加えるのは「コストダウン」と「見てくれデザイン」で使い勝手を上げる事くらいです。

私が実施しているのは「基礎技術」の見直しです。「本当にこれでいいのか?」と云う素朴な疑問を検証して行った中で発見したものです。目先を変えた技術(音を追加する装置等)や開発途上の商品には興味は有りません。根本的な「基礎技術」のリファイン(常識が間違っていた)をしているのです。ですから「革新的」な変化をします。

BCUにこの革新的な技術を適用しました。

Mr.トレイルのオーディオ回り道 6
BC-Uのその後 2007/08/13


最終系チェーンナップを完了して馴染んできたみたいです。音数もメインと比較しても聴き劣りしなくなりました。低音から高音までシームレスに繋がっています。反応の早さもいい感じです。

段々メインを聴かなくなりつつ有ります。メインはダイナミックレンジや周波数レンジが広いので使い方を選びます。いつも夜中の11時から12時・1時と聞きますので「ささやくような」音量で聴く時が有ります。こんな時はどうしてもボリュームを絞りますのでメインSPでは小さい音が聴き取りにくくなります。

こんな時はBC-Uの出番です。小さい音量にしても「演奏の姿」が崩れずに聴けます。BBCモニターを手がけていたスペンドールですのでこの辺はさすがです。アンプ等のシステムもサトリのプリ+パワーですので小型で場所も取らずイージーに扱えます。本当に気軽に高性能なサウンドが聴けます。

実際にこのBC-Uのサウンドを聴かれたら一瞬固まってしまうのでは・・・?

BC-Uを過去に使ったことのある方に今度聴いて頂きます。果たしてどんな反応が来るのでしょう?


BC-Uの「音質改善」対策完了 2007/08/31

スペンドールBC-Uの「音質改善対策」が完了しました。 外観はほとんど変わりません。SP端子を大きい物に交換したくらいです。最後まで残っていたウーハーへの対策を完了しました。

さて、出てきたサウンドはと言うと、「低音から高音まで質感と情報量」がそろいました。今までは「低音の鈍さ」が若干気になっていたのですが、ほぼ解消したようです。伸びも良くなっています。

BC-Uの持つ良いところ・・・「バランスの良さと刺激音のないサウンド」はそのままに、「眠たくなるような薄目を開けたサウンド」から「目をパッチリ開いたサウンド」に変わりました。これならLE8Tと遜色ないサウンドです。別の言い方をしますと「厚いベールを被った音からベールが無くなった音」へ変わっています。

これくらい出てきますと私のBGM用に使えると思います。下手なマニアの手の届かないレベルのサウンドになるでしょうか。

何をしたかは秘密です。サウンドを聴いていただくだけです。BC-Uを過去に使った事のある方なら「愕然」とするはずです。「なんで?・・・」と。それくらい良い音が出ています。

私はメーカーを神様の様には考えていません。メーカーに足りない物が判ります。少し手を加えてあげるだけで「激変」します。

サンバレーの「樽アンプ」です。キットを組んで作成しました。ただオリジナルでは低音が膨らみおまけに情報量が足りません。そこで、当社の技術を注入して有ります。サウンドは「別物」クラスに上がっています。

このアンプはプリメインアンプですので「伝送ロス対策」には理想的な形をしています。欲を言えばプリアンプ部も管球式にして欲しかったんですが・・・。

現在樽アンプとBC-Uの組み合わせにSD-9200でセットを組み鳴らしていますがとても品位が高く緻密な情報量と空間再現性をもって朗々と鳴っています。BC-Uで朗々となどとは普通では考えられないでしょうが現実に目の前でなっています。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200708

スペンドール BC-UTrail仕様  2007/09/12

スペンドールBC-Uの為にサウンドトレール第6番目のパテントを具現化しました。

チョッと細身のスタンドなので(LS5/3Aを想定したデザイン)BC-Uのサイズまでが限界のようです。低音はSTM型に負けますが、他は変わらない程度に出してくれます。

現在自宅にはサンスイSP707Jシステム(Trail仕様)とBC-Uの二つのシステムが有りますが、2つのシステム共に同じように2つの新製品を投入して有ります。おかげでBC-Uの出番が多くなっています。アンプもサトリで充分いけます。取り扱いがイージーで気楽に超高音質が堪能できます。メインシステムに聴き劣りしません。

が・・これが有ればメインは要らない?・・・と言う訳には行きません。表現の次元が違います。
メインには圧倒的な緻密な情報量と音色が有ります、スケール感も桁違いですから・・・。

BC-Uからメイン、メインからBC-Uと切り替えるとその差が判りますが、単体で聴くとBC-Uの方が普通の方には判り易いかも知れません。そんな訳でもっぱらBC-Uにべったりです。でも音量をいくらでも上げれる訳では有りません。意外とボリュームの位置に制限が有ります。ユニットの能力がJBLのユニットには及びません。

ドーム型のユニットを使ったシステムで、小音量で音楽を楽しむように設計されているようですので「真夜中」の小音量再生に力を発揮します。音量を絞っても音痩せしませんし、音色が妙なる音色ですので聴き疲れしません。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200709


BC-UのSP端子交換 2009/03/17

スペンドールBC-UのSP端子をフルテックの音質改善品に交換しました。本当はアンプの方も一緒にやりたかったのですが、長さが合わず断念。来月に持ち越し。交換前と交換後では「別物」くらいにパワー感や音数が違います。たった20pクラスの低音とは思えないほど「ズン」と響きます。

音の広がり感も非常に拡大しています。オリンパスに挟まれて中央に固まった位置ですが、音の広がりは前面いっぱいに広がります。まるでHL88の所から音が出ている様に感じます。アンプへの対策が完了すればこれで結構遊べそうです。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200903/1

BC-Uシステムの電源強化 2009/05/11

オリンパスシステムの中にセットしているスペンドールBC-Uシステムで歌謡曲やクラシックの小編成ものを楽しんでいますが、オリンパスやRCA箱システム、D130システムと比べると「音質差」を感じましたので「電源の強化」をして見ました。

内容はすべて「化け物シリーズ」のケーブルですが、機器に接続するのはSCE-43にしていましたが、今日は壁コン〜タップまでのケーブルを旧SCE-44(レビトンL型)からSCE-43にグレードアップしたのと電源タップをオヤイデのR1を使い内部配線を「ルシファー仕様」にした物に交換しました。

結果はてき面で、BC-Uとは信じられない「重低音」と「音の厚み」を獲得しました。これなら安心して聴けるかと思います。普通の家庭(マニア以外)ではメインシステムとして使えます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200905/2


BC-Uシステムの仕上げ 2009/05/12


BC-Uシステムは

CDP + SD-9200 + 自作マランツタイプ2球プリ + 6L6Gシングルパワーアンプ +BC‐U 

で出来ています。 今日はパワーアンプのSPターミナルをフルテックのFP-800B(R)に交換しました。これでパーツ類の交換も完了です。既に内部配線やRCA・XLRソケットはTrail仕様です。ノイズは聴き取れません。


音のキレ・ヌケや音数が格段に上がっていますね。寺島JAZZをかけていますがシンバルのキレや音の伸び等今までこのSPから聴いた事のないサウンドが出ています。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200905/2

2010/04/02
今一番のビックリサウンドは「スペンドール BC‐U」(Trail仕様)です。

このSPのオリジナル状態でのサウンドを知っている方がいたら、現在鳴っているサウンドを聴いたら「信じられない!!!」と思われるでしょう。となりの「RCA箱システム」が鳴っていると錯覚します。

20cm口径の低域ユニットとは信じられない程の低音と、コンプレッションドライバーでないと出ない様なシンバルの質感が出ています。それも小音量ではなく「爆音クラス」の音量で使えてしまいます。ケーブル類はCDP・アンプ周りはルシファー系を使っていますが、SPケーブルはWEの14GAです。自分でもちょっと信じられないサウンドです。ここまでこのSPの潜在能力が有ったのかと感心しています。JBL顔負けの低音と音が前に出て来ます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/201004/3


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自作でも何とかなるのは 20cmフルレンジくらいでしょう:

オーディオは感性とノウハウと叩き上げのスキルだ!


 今まで沢山のユニットを使ってきました、フルレンジで特に印象が残るのはGOODMANSのAxiom80、ヴァイタボックスDU−120、パイオニアPAX−30B、ワーフェデールのスーパー8RS/DD、コーラルのべーター10と大変個性のあるユニットばかりだがその中でAxiom80は超が付く名器ですが私の好みとは多少違っていた記憶が残っている、

オーディオで一番難しいのはスピーカーです。これが上手く鳴らなければいくらWE−300Bアンプを繋いでも良い音は望めない、

今までスピーカー遊びをしてきてわかったのはスピーカーこそボックスとボックスに使われる木の材質が決め手と痛切に感じた、

スピーカーボックスはユニット以上にコストがかかるから安く済ませるには平面バッフルが一般的、私も色々やってきたが平面バッフルの場合は16〜20cmクラスのユニットだと効果があるが30cm以上を平面バッフルで使う場合は相当大きな板が必要になる。最低でも2m×2mぐらいのバッフル板を使わないとユニットの裏側から音が前に回り込んで低域が減少して中高域が喧しくなる。低音が出ているように聞こえるだけで本当に出ているならピラミッドバランスになるはずだが残念ながら本当の低音は出ていない、平面バッフルで聴くのなら16〜20cmクラスだと大きなバッフル板も必要なく楽しめるはずだ、勿論バッフルも振動していますから良い素材の板を使いたいものだ、

ネットのユーチューブでスピーカーを検索してみると色んな方が見える。例えばユニットをボックスに入れずに単体で鳴らしているがこんなのまったくもって意味を持たない、裸で鳴らして何を聴かせたいのかこんな鳴らし方なら5球スーパーのスピーカーのが良い音で鳴る。


たかが20cmされど20cm

JBLやアルテック、タンノイが今のスピーカーの主流でメインに使っている方が沢山いるがアルテック党やJBL党は国産のスピーカーには見向きもしない、スピーカーは海外製に限ると自負しているマニアは日本製のスピーカーと聞いただけで見下げて相手にもされない、

私は20cmクラスのユニットで聴いていると云うと頭からバカにした態度と上から目線で相手にもしない、

国産のユニットを真剣に聴いた事もないくせにスピーカーに関しては師匠や博士になったつもりだろうが私に言わせるなら有名な外国スピーカーすらまともに鳴らせないくせにと声を大にして言いたい、

このような連中に国産の20cmクラスのフルレンジを真剣に試聴したことがあるのだろうか、海外製ユニットでもこのクラスはコンパクトで大変人気がある。アルテックの755EパンケーキやJBLのLE8T、ラウザのPM−6辺りは人気の的だがこのレベルに匹敵するのが「マネシタデンキ」の8PW1である。このユニットもアメリカへ沢山輸出され好評だったらしい、アメリカには755EやLE8Tなど有名なユニットがあるのにゲンコツスピーカーが沢山売れたとはひょっとしてアメリカのユニットよりゲンコツのが音が良かったのかも知れない、

果たしてゲンコツスピーカーの実力はどの程度なのか大変興味が出てくるのだがゲンコツクラスだとボックスは適当、アンプは何でもよい考えで聴いているはず、例えは悪いが美人にボロボロの服を着せるのと同じでゲンコツは哀れだ、

アルテック、JBL、タンノイ、ハーベスなら拘りを持って楽しんでいるがましてや国産の20cmのゲンコツスピーカーなどメインスピーカーにはなれずサブシステムのスピーカーでしかないから多分出番は回ってこないのではなかろうか、

今回テスト的に現在使用している300リッターのボックスに入れたらどんな音の変化が出てくるのだろうか、ネットで検索するとゲンコツスピーカーを沢山の方が評価をしていますがほとんど50〜60リッターのボックスが多いが評価としてはどれも正しいと思う、大型ボックスに入れたゲンコツスピーカーは面白くなりそうだ、

たかが20cmされど20cmを300リッターのボックスに入れ材質はフィンランドバーチと真空管アンプで奏でた音、これは楽しみだ、


ゲンコツスピーカーを鳴らすシステム

デジタル

PCオーディオでの試聴
ノートパソコン
音楽ソフト Foobar 2000
昇圧トランス ウェスタンエレクトリック 618C 
DAC ラステーム UDAC32R


アナログ 

プレーヤー フォノモーターはプロ用ヤマハアイドラータイプ
トーンアーム マイクロトラック303ウッドアーム と GraceのG−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォン SL−15E、GraceのF7M
昇圧トランス ウェスタンの618C

プリアンプ マランツ#7

メインアンプ ウェスタン VT52刻印シングルアンプ、
整流管はWE−274B刻印 最新作の英国直熱三極管アンプ


ウエスタンの618C昇圧トランス、


今回完成したアンプでゲンコツを鳴らしました、

世界の名器に対抗できるのだろうか


以前のコラムでご紹介したワーフェデールのスーパー8RS/DDも20cmユニット、コーラルのベーター10、GOODMANSのAXIOM80は25cmどちらもフルレンジユニットだったが国産の名器と謳われるナショナルゲンコツスピーカーはこれらの名器に対抗できるのだろうか、

ゲンコツスピーカーは過去に鳴らした記憶しかないからほとんど未知数な音、皆さんもゲンコツスピーカーは知ってはいるが聴かれた方は少ないはず、
今回使用するのは真っ赤なアルニコマグネットを使ったEAS−20PW55である。
このユニットに関して詳しくはオーディオの足跡に詳しく紹介されていますから参考にしてください。 試聴開始


いくら日本の名器と云えども所詮20cmのフルレンジだが300リッターのボックスだと今までの評価を覆す音が出るのか、早速バッフルを外して予めサブバッフルに取り付けたゲンコツを実装したが大変な作業でもあった、

最初にCDを使いPCオーディオでの試聴になる。リファレンスCDは一番のお気に入りの豊田裕子が弾く癒し系の「スローバッハ」ピアノとバイオリン、小鳥のさえずり、川のせせらぎが入っている癒し系のCDだ、

聴く曲目はバッハのG線上のアリア、CDをトレーに入れて出てきた音はピアノの響きが素晴らしいサウンドだ、ピアノの音には余分な付帯音もなく切れ込みの良い響きでどちらかと云えばGOODMASのAXIOM80に近い鳴り方でしっとり感と押し出しの良さが何とも心地よく聞こえる。特にピアノは絶品だ

CDをPCオーディオで鳴らすと今までのCDPで聴いてきた音とは全く異りマスターテープに近い鳴り方には驚いたがDACの後に付けたWE−618Cの実力は大変素晴らしくアナログを超えたようなサウンドになり何時までも聴いていたい癒し系のサウンド、耳障りのない上手く纏めた鳴り方である。

バイオリンに関しては多少音痩せしたように聞こえるがこれが20cmとは思えない量感とスケール感のあるサウンドには参った!

AXIOM80の時は低音不足であったがゲンコツは20cmなのに十分出ているのには凄い、1960年代の時に使ったゲンコツとはまったく違うサウンド、やはり300リッターのボックスと材質はフィンランドバーチが威力を発揮しているように思える。
またゲンコツスピーカーをマランツ#7、ウェスタンのVT52で鳴らされている方は多分いないと思うのでこのような評価になった、

ゲンコツスピーカーをトランジスターアンプで鳴らすと5球スーパーや並4ラジオのスピーカーの音になってしまう、ここは是非良質な真空管アンプで聴かないとゲンコツが可哀想だ、

このサウンドを聴くとゲンコツスピーカーは十分世界に通用できる名ユニットの一つに加えてもおかしくないがゲンコツに限らずフルレンジはどうしても高域がやや不足する部分があるがそこはフルレンジの良さで音楽を聴かせるのが魅力だ、

次に聴いたのは流行歌で春日八郎の別れの一本杉、春日八郎は以前千葉県に所要で行ったときブログで有名なこばさん宅に寄って聴かされた名曲中の名曲だ、GOODMANSのAXIOM22とWE−101アンプも素晴らしかったが、ゲンコツの場合は違った意味での良さもある。ゲンコツで昭和の歌謡曲を聴くと時代の雰囲気が良く出てレトロなサウンドになるが最近雑誌に載っている名ばかりの海外スピーカーではHi−Fi調になってこの哀愁に満ちた春日八郎の歌声はなかなか出てこない、

ゲンコツスピーカーを使っている方は多分50〜60リッターのボックスでサブスピーカーやセカンドスピーカーとして聴いていると思うがマランツ#7やWEのVT52、WE−618Cを使って300リッターで聴くゲンコツは一般的なゲンコツとは違う評価になる。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-041


アシダボックスの世界最高のフルレンジユニット - 1559087071 - したらば掲示板
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1559087071/l50


(5)i氏山荘(5)圧巻ASHIDAVOX、755E GOLDEN8 CD408 403A 他を圧倒
**「美濃和紙」の超軽量コーンASHIDAVOX 20cmが往年の内外著名SPを圧倒**
http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26


ヤフオク! -「ASHIDAVOX 」- 中古品の落札相場、落札価格
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=&p=ASHIDAVOX+HF1&x=0&y=0


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アシダボックスの世界最高のフルレンジユニットが売れなかった理由

アシダボックスのフルレンジユニット(販売期間 1957-1984)
8P-HF1 2950円
6P-HF1 1000円

・当時のナショナル、コラール、三菱の20cmフルレンジの半分の値段だからハイレベルのオーディオマニアは買おうとすらしなかった

・貧乏人がアシダボックスを買ってもダンボール箱や安物の小型ボックスに取り付けたのでまともな音にならなかった

20cmフルレンジ用の後面解放箱はここで売っています:


スピーカーボックス 真空管アンプ「カトレア」 2010年12月14日
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=50

ヨーロッパ製の軽く反応の良いスピーカーユニット用に設計したフロントホーンスピーカーボックスの制作に掛かりました 20Cmから25Cmの口径が使用でき フィールド型のユニットもおもしろいと思います


この形です

内部は響きの良い米松合板で 仕上げはウォールナット仕上げで作り上げます
まずは ホーンの本体を作り 米松板でボックス本体を作ります


本体の二枚目板

響きを考え 仮止めのねじは接着剤が乾いたらすべて取ります


こんな仕上がり

ウォールナット材で内側を仕上げる
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=50

真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/welcome/


試聴用スピーカー バイタボックス

イギリスの名門 劇場用のバイタボックス

1932年創業の英国名門「VITAVOX」社BITONE MAJORです。

この珍しいスピーカーシステムを是非聴きに来て下さい。
アメリカのアルテックより約3dbも能率が良く、反応が良く、音の広がりが最高です。

販売も可能です。価格:80万円
http://www.cattlea.jp/welcome/

8インチ(20cm)用 後面開放型エンクロージャはウェスタンのレプリカで有名な G.I.P.Laboratory でも売っています:

G.I.P.Laboratory enclosures
http://www.gip-laboratory.com/seihinhako.html


粋音舎
ドイツの超軽量コーン 20cmフルレンジ用キャビネット

寸法 幅38cm×高さ58cm×奥行30cm
形式 後面開放型
材質 フィンランドバーチ材
( 前面グリルは別売となります。)

製造委託先 株式会社 サカエ工芸
http://www.soundstage.jp/OpenBack.html

粋音舍 Online Shop
http://suion.ocnk.net/

株式会社 サカエ工芸
フォスター電機や主要オーディオメーカー各社にエンクロージャー供給。
パトリシアン他、エレクトロボイス社へのホーム用、PA用各種エンクロージャーを供給。
http://www.soundstage.jp/SAKAE.html

Lowtherスピーカー ユートピア輸入製品一覧 
http://www.utopianet.co.jp/product/import.html#lowther


AXIOM80-SINGLE
口径 24cm 適応ユニット GOODMAN
サイズ H 950×W 460×D 330mm
24cmフルレンジスピーカーを1本収納するために造られたBOXです。
¥168,000/1本


■ AXIOM80-TWIN
口径 24cm×2 適応ユニット GOODMAN
サイズ H 1110×W 460×D 330mm
24cmフルレンジスピーカーを2本収納するために造られたBOXです。
¥199,500/1本
http://www.utopianet.co.jp/product/enclosure.html

スピーカーエンクロジュア(BOX) ユートピア製品一覧
http://www.utopianet.co.jp/product/enclosure.html

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スピーカーは自作よりこういう専門家に任せるのが正解 _ 3


Vintage Audio(ヴィンテージ・オーディオ)
ネクストイノベーション株式会社 オーディオ事業部 担当者:大塚
http://vintage-audio.jp/
https://www.facebook.com/ni.vintageaudio/?fref=ts

ヤフオク! - t_otsuka0413さんの出品リスト
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/t_otsuka0413?

当店では1950-60年代に欧米諸国で製造された、Vintage HiFiオーディオ機材の販売・レストア(オーバーホール・修理)を行っています。

機材・部品販売 取り扱いメーカー一覧

Goodmans・EMI・LEAK・RCA・STEPHENS・ALTEC・JBL・EV・Jensen・Beam-Echo・PYE・GEC・Lockwood・DECCA・Garrard・Thorens・Acoustical(QUAD)・McIntosh・Marantz・Tannoy・ORTOFON・Technics・DENON…等

多数在庫ありますので、機材をお探しの方は、電話かメールにてお問い合わせください。

※当店では基本的に機材を現状で保管しております。お客様からお話しを頂いた時点で、メンテナンスの方法(仕様)を打ち合わせ、修理・調整後出荷致します。
http://vintage-audio.jp/?page_id=7

SIEMENS Coaxial+関本製後面開放箱(ペア) 販売 2017/03/10


SIEMENS Coaxial+関本製後面開放箱(ペア)を販売します。

通称「鉄仮面」と呼ばれる西独SIEMENS製25cm同軸ユニットが入荷しましたので、関本特機部で生産された後面解放型キャビネットにセットしてみました。
また、SIEMENS Coaxialは非常にレアなアルニコ・マグネット仕様です、更に両ユニット共1966年7月製でシリアルNo.も僅か「21」の差しかありません。
SIEMENS Coaxialが好きな方には、朗報かと思います。

SIEMENS Coaxial:C72233-A10-A1(アルニコ・マグネット仕様)
ユニットの製造年:1966年7月(両ユニット共)
シリアルNo.150290、No.150269


関本特殊無線製後面開放型エンクロージャー

■サイズ:700mm(W)×915mm(H)×285mm(D)
※後面にサランネットが貼られた仕切り板が付属していますので、接続するアンプや設置場所によっては脱着して調整が可能です。
https://vintage-audio.jp/?p=1378


SABA(サバ) Permadyn 19-200 フルレンジSPユニット 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=390


SABA(サバ) Permadyn 19-200 フルレンジSPユニット(5298U8)を2本使用して当店なりにシステムを作ることになりました。

まずはユニットについて

メーカー:SABA
モデル名:Permadyn 5298U8
生産国:ドイツ
生産時期:1952〜1958年
型式:シングルコーン
口径:8in.
インピーダンス:5Ω
マグネット:アルニコV


鮮やかなグリーン色のコーン紙が特徴のドイツ名門SABAのフルレンジSPユニットです。超軽量コーン紙に小型の磁気回路、ペラペラのプレスフレーム・・・1950年代の家庭用ドイツ製ユニットの特徴なのですが、これを上手に鳴らすと、英国やアメリカのユニットでは出すことの出来ない、ナチュラルで透明度の高く、繊細で分解能が高いサウンドを奏でるので、見た目じゃ判断できないのです。そして、これらドイツのユニットを研究すると非常に合理的に作られている事に気が付きます。超軽量なコーン紙を使用している為に、それを駆動する磁気回路は小さくでき、よってフレームもダイキャスト等大掛かりでなくプレスフレームで十分な強度が取れる訳です。実に合理的でしょ!しかも、超軽量コーンはユニットの設計だけでなく、サウンドにも大きなメリットがあります。軽量だから信号に対しての反応が圧倒的に速いのです。これにより、全帯域で分解能が高く、小音量時に音が潰れないのです。小口径・軽量コーンのユニットは、家庭用(家庭用HiFi)ユニットに分類されますので、ドイツ業務用と混同して考えては駄目です。また、構造上ハイパワーユニットではありませんから、駆動するパワーアンプも、2〜3Wのシングル(またはP-P)管球アンプが適当です。音量が足りないからといって、ハイパワーなアンプを繋いだりしてはいけません、音量を稼ぐ場合は、ユニットを複数個使用します。そして、適度な音量で鳴らすことで、超軽量コーンユニットのメリットが最大限発揮できます。

この事を踏まえてシステムを構築します。まず、特徴である軽量コーンにあまりプレッシャーを掛けずに使用したい為、平面バッフルか後面開放型が適当だと思います。密閉型、バスレフ型になるとバックプレッシャーのコントロールが難しくなる事とエンクロージャーの影響を受けやすくなりますので、今回は1940年代の米PHLCO社のAMラジオのキャビネットを利用することにしました。後面開放型になります。バッフル板をキャビネットに合わせて製作します。適度な鳴りを考え、9mm厚のフィンランドバーチ合板を使用しました。ユニットのインピーダンスは5Ωなので、2本をシリーズに接続し、トータルインピーダンス10Ωで使用します。それを組み込んで完成です。

そのサウンドですが・・・ユニットの特徴を上手く活かせたシステムになったと思います。決してワイドレンジではありませんが、全帯域に渡って癖がなく明瞭度が高いサウンドです。長時間聴いても聴き疲れすることもなく、部屋の中に音楽が自然に広がっていきます。これ1本で十分か?と言われると、私の場合はそうはいきませんがサブシステムとして、または音楽鑑賞用としてなら十分な能力があります。

ドイツ家庭用シングルユニットは、見た目ではなく実質的な能力の高さを、国内の皆さんも評価して欲しいと思います。このユニットは、ドイツ(ライプチッヒ)のコレクターからの出物で大変状態の良いユニットでした。同等ユニットも多数ありますので、これらSPユニットをお探しの方は下記までお問い合せ下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=390

Goodmans+LEAK TL-12plus 2012/02/07
https://vintage-audio.jp/?p=926


先週の土曜日に九州は福岡まで、Goodmansの3WayシステムとLeak Tl-12plus+ヴァリスロープVを納品に行ってきました。

私は基本的にどんなに遠くても、それ相応のシステムの納品の時には持って行く事にしています。システムが嫁いだ先がどうなっているのか?そんな興味もあります。やはり、今後も大切に使用して欲しいという気持ちが一番かも知れません。

今回のGoodmansは、英国ADキャビネット社が製造したGoodmansの指定箱に、12inの3Way仕様です。スピーカーと二人三脚を組むのは、LEAK TL-12plusの初期型です。LEAKの専門書に解説がありますので、敢えて隠しませんが、LEAK TL-12plusはシャンパンゴールドのタイプでも初期型と後期型があり、出力トランスの設定を変更しています。発売が1957年で1964年まで製造されています。年表から考えれば初期型はモノラル時代の最後に発売されていますので、ステレオ時代に入り音作りを変更したのだろうと推測できます。初期型の方が中音域に厚みがあります。後期型はフラットでワイドレンジな感じを受けます。モノラルで使用するのであれば、初期型の方がマッチすると思います。

このシステムを活かすも殺すも今後はオーナー様の腕次第という事ではありますが、オーディオが最も華やかだった頃の英国のHiFiです。しかも、英国の音を代表するGoodmansのシステムですから、使いこなせば必ず答えてくれるポテンシャルは持っています。特にクラシック系の音楽には、これ以上ない位の組み合わせですから、是非是非大切に使ってやって頂きたいものです。
https://vintage-audio.jp/?p=926







Goodmans社(グッドマン) 3Way Hi-Fi スピーカーシステム 2010/12/2
https://vintage-audio.jp/?p=728

■構成

・AUDIOM 60 ’12in BASS’
・MIDAX 650
・TREBAX
・X0-950/5000 ネットワーク
・A.R.U 172
・Variable Attenuator(カーボン抵抗タイプ)
・A.DAVIES & CO. HI-FI CABINETS

A.DAVIES社のエンクロージャーに納められた高級HIFIスピーカーとなります。

お客様からの予約があり、今回仕上げたモノをご紹介します。

Goodmans社はご存知の様に、基本的にSPユニットのサプライヤーであり、各社のからの仕様に合わせたユニットを製造販売しており、当時の英国系のオーディオメーカーは挙ってGoodmans社のユニットを使用しています。しかし、これだけのユニットを開発しながら、システムとしては殆ど製造していないので、優れたユニットを作りながら現在国内のオーディオマニアには本当の実力は知られていないのです。

実際、当時の英国製でGoodmans社のユニットを使用しているシステムや当時は箱屋といって、エンクロージャーを単体で製造していたメーカーが比較的多くありましたが、それらが製造したエンクロージャーも殆どありません。

今回は、そんなGoodmans社のHiFiユニットと当時の箱屋A.DAVIES社が製造したエンクロージャーを組み合わせてシステム化しました。

そのサウンドですが・・・

Goodmansの高級3Wayらしく、ワイドレンジでクリアーなサウンドです。ただ、Goodmansの凄さはクリアーでいて品があるのです。クリアーなサウンドを発するスピーカーは他にもありますが、この独特な品の良さはGoodmansにしか出ないサウンドなんですね。そして、特に英国は高級HiFiになればなるほど、クリアーで癖の少ないサウンドになります。HiFiを謳っているのですから、当然といえば当然なのですが!ただ、国内のオーディオマニアにはその理解力がない為に誤解されがちなのです。上手く理解して使用頂けるとその良さがわかるでしょう。LEAKの管球アンプを組み合わせると伺っておりましたので、LEAKのコンディション次第ではありますが、組み合わせ的には問題ないと思います。

また、エンクロージャーですが初期のパーチクルボードを使用しています。初期のパーチは混ぜ合わせている接着剤の量が少ないので、適度な内部損失があり後期のパーチ程、カチカチのサウンドにはなりません。ただ、結構脆いので、扱いやネジ締めには注意が必要です。このエンクロージャーは、ユニットがインラインで、上からTREBAX-AUDIOM-MIDAX-ARUという配置されています。音に広がり感を持たせる為に有効な手法なのです。

クラッシック、Jazz、J-popと何でもこなす能力があるのですが、やはりクラッシックは最高です。何とも言い難い上質な音楽は素晴らしいの一言。それも、特に編成の大きい作品はいいですね。分解能が高いのでディテールが見事に表現されます。封を切ったばかりの「独 ARH 14 328-0 リヒター  バッハ・ヨハネ受難曲」を聴きながらこの記事を書いているのですが、本当に素晴らしい!

このシステムは既に売約済みですが、同じモノはありませんが他にも在庫はありますので興味があれば、お問い合わせ下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=728

ROCKBAR Co製 Goodman用エンクロージャーキット 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=520


ちょっと珍しいGoodman用のエンクロージャーキットのご紹介です。

ROCKBAR CORP製 GOODMANS用エンクロージャーキット

米ROCKBAR CORP.が1960年頃販売していた、Goodman用のエンクロージャーキットのデットストックが入荷しました。

https://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2010/05/Goodmans-KITS.jpg

が当時のカタログですが、今回入荷したモノは「A-2123」というモデルで販売価格的には上から2番目の商品です。ユニット構成により19種のバリエーションがあったようです。

エンクロージャーキット「A-2123」:3Wayシステム用

 ウーファー:Aud.70×2(12in口径)
 ミッドレンジ:Midax
 トィーター:Trebax
 ネットワーク(X/O):750Hz/5000Hz
 ARU:172×2
 販売価格:$333.50(1960年頃)

板材は側板・天地板はフィンランドバーチ(ランバーコア材)、バッフル板・裏板は米松合板、ARUは底板・裏板に付ける様になっています。当然キットですから、釘やネジ、接着剤、サランネット、吸音材等部品は全て揃っています。

これに、ユニットとARUを準備すればスピーカーシステムとして完成できます。Goodmansは基本的にユニットのサプライヤーであり、システムはそれほど存在しないので、Goodmansのシステムで使用しようと思えば、こうしたキットも必要になる訳です。

ただ、このキット・・・ちょっと不思議なのです。aud.70を2本使用という所とネットワークのX/Oが750Hzという所・・・?インピーダンス15Ωで使用する為には、aud.70が8Ωまたは32Ω仕様が必要なのに、そんな規格知らない。あと、通常Goodmansで販売していたネットワークの定数は、950Hzで750Hzはないはず・・・いやぁ不思議です。カタログの数値が誤りなのか?しかし、ウーファーのインピーダンスはどうしようも無いし・・・ただ、Goodmansというメーカーは、各仕様のユニットを供給していたので、当時はその規格があった可能性もあります。いやいや・・・これはこのままお蔵入りかなぁ・・・と思いつつ片付けました。Goodmansはやればやる程奥が深いですね!

興味がある方がいれば販売もしますので、下記までご連絡下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=520


Goodmans(グッドマン) MAXIMスピーカーシステム 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=143


1960年初めにGoodmans社から発売された超小型2WayスピーカーシステムがMAXIM(マキシム)です。サイズはたった267mm×140mm×184mmにも関わらず、公表された再生周波数帯域は45-20,000Hz…

4inにも満たない小さなウーファーは幅広のエッジにビスコロイド系のダンプ材をしっかり塗布され、大きなストロークに耐える設計になっています。この小さなウーファーがただモノではない事は背負った巨大なアルニコマグネットを知ると分かります。振動板より遥かに大きなマグネットはこの小さなスピーカーを構築する為に必要だったのでしょう!

Goodmans MAXIM(グッドマン マキシム) カタログ
https://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2009/11/catalog.jpg

日本では英国系サウンドの代表はTANNOYなどと勘違いされている方が多いですが、本当はGoodmansが代表なのですよ。またGoodmansを知っている方の中でもAXIOM80がGoodmansの代表と思われている方が多いですが、それもある意味間違いです。Goodmansは古くから1965年頃まで英国の殆どのスピーカーメーカーに、ユニットを納めてきた経緯があります。各メーカーの要望に応じた様々な用途、サイズのユニットを製造していました。AXIOM80は特殊な構造したユニットの1つなのです(異端児)。

MAXIMを含めGoodmansのサウンドは、フラットで繊細感があり艶やかなサウンドです。TANNOY等PA系の粗くドンシャリなサウンドとは全く異なります。

ただ、そんなMAXIMはGoodmansのスピーカーシステム中、個体数も多く小さいのでeBay等で時々出品されていますが状態が悪いや2本出品されてても1本1本がヴァージョン(時期)違いだったりとそのままでは常用できるモノが少ないのです。(※Vintage機材は殆どそうなのですが…)だから、きちんとレストアして使用しなければ本来の良さは発揮されません。適切に修復されたMAXIMは、小型スピーカー中最強ではないかと思えるほどの再生が出来ます。特にステレオを聴く上では適切なスピーカーと言えます。組み合わせるアンプは、LEAK社のStereo20辺りが良く合いますね。6〜10畳位のお部屋でサブシステムとして使用されるといいですよ。

販売価格は下記までお問い合わせ下さい。
※モノラル1本、ステレオペアー等多数在庫ありますので、興味がある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=143

EMI社 DLS529スピーカーシステム  2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=83


英国の大手レコードメーカーであるEMI社は、システム系ではDECCA社デコラにEMI社の楕円ユニットが採用されている事でご存知の方も多いと思いますが、1960年代中期まで自社製のオーディオ機器も製造販売も行っていました。


EMI DSL529 1965年カタログ
https://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2009/10/EMI-DSL529.jpg


ステレオ再生における家庭用HiFiスピーカーとはどうあるべきかをEMI社が製品化したスピーカーがDLS529となります。1960年に発表された2Way(3スピーカー)スピーカーシステムで、EMI独自の楕円ウーハー(センター部にはアルミ振動板のメカニカル型構造)に ペーパー・コーン型トィーター2本というユニット構成となっています。ステレオ再生帯域をカバーすること、そして全帯域でリニアリティーを求めた結果、密閉型(アコースティック・エアー・サスペンション)エンクロージャーを採用しています。また、本機はプロフェッショナルシリーズとして、EMI社のレコーディングスタジオでもレコーディングモニターとして使用されていました。1960年代のEMIのレコードは、このスピーカーを通して音決めされている訳です。

ただ、DLS529に限らずこの時代のオーディオ機器は同じ機種名でも製造時期によって、内容や構成がかなり変化していますので、その辺りを熟知し機材を選ばなくてはいけないのですが、本機は初期タイプとなります。またある理由で本機はペアーで使用されていた事が確認出来ておりますので、ステレオペアーという意味では、よい状態だと思います。

さて…そんな輝かしい経歴を有したDLS529ですが、製造後約50年になります。現時点で常用システムとして本来のHiFi機としての性能を発揮させる為には、ある程度のレストア(修復)が必要になります。今回はお客様の同意を得て不安個所を修復しました。内容的にはネットワークのコンデンサー(MPC)は、部品の経年劣化により特性が変わってしまっているので、同等品と交換。半田部の再半田。振動板やエッジ部のクリーニング(軟らかな刷毛で汚れを落とす程度)で再度組み上げ等です。特にネットワークのコンデンサーは、経年変化により不良となりインピーダンス特性やクロス周波数が変化しているので、レストアする場合は交換が必要です。また、半田も劣化しておりますので、再半田すると接触不良(信号通過不良)等が改善できます。

DLS529初期型の音質ですが、EMIが家庭用高級HiFi機(プロフェッショナルシリーズ)として開発しただけの内容を持ったサウンドです。全音域に亘って厚く均質な音の粒子がびっしり詰まった目の細かいシルキーなサウンド、温かくも冷たくもあり、激しくも繊細でもあり、EMI流のサウンドではあるけど実にソースに忠実な鳴り方をするスピーカーシステムです。組み合わせるアンプは、同じくEMI製のアンプやLEAK等英国HiFi系のアンプとの組み合わせで本領発揮するスピーカーです。

2010年5月現在、在庫は6台位はありますので、興味がある方は下記までご連絡下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=83


英PYE(パイ)社スピーカーシステム(TANNOYシルバー)  2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=63


英PYE(パイ)社スピーカーシステム HF25/SC


英国PYE社製の大型コーナースピーカーシステムです。ユニットにはTANNOY(タンノイ)社製のモニターシルバー15inを使用しているオリジナルのシステムです。

同じモニターシルバーでもタンノイのシステムに比較し、解像度の高いしっかりしたサウンドが特徴です。また、PYEはレコードメーカーという事もあり、音楽のまとめ方もさすがですね。業務音響(PA)メーカーのTANNOYとは、違います。

反面PYEは技術集団的な一面も持ち合わせており、高性能なアンプを排出しています。このスピーカーの内部写真を見てもらえばわかりますが、吸音材を廃し卵ケースの様な材料で、吸音ではなく拡散で定在波の処理を行っている所など、随所にPYEらしさをみて取れます。

このスピーカーにベストマッチは、やはり同じPYEのHF-25アンプです。
専用アンプなんですよね。
PYE管球式アンプ HF-25 パワー管にはKT66ppで25Wの出力

TANNOYやQUADからステップアップを検討されている方にお勧めです。

販売価格は下記までお問い合わせ下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=63

EMI Loudspeaker Type LE4(ペア) 販売 2017/03/10
https://vintage-audio.jp/?p=1343


EMI 3Wayスピーカーシステム「Type LE4」(ペア)を販売します。

1970年代の前半に発売された様ですが、日本はもちろん、海外でもあまり出回ることのないレアなスピーカーシステムです。
当時EMIの英国仕様のLEシリーズの中では、最上位モデルとなります。

EMI Loudspeaker Type LE4|カタログ
https://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2017/03/1-2.jpg

■システム構成:3Way4speakers

・楕円形ウーハー:14" x 9":1個
・楕円形スコーカー:8" x 5":1個
・ツィーター:3 3/4":2個
・インピーダンス:8Ω
・外形:33"hx14"dx16"w:840h×355d×406w
・磁気回路:フェライトマグネット
・アッテネーター:ツィーター、スコーカー

■オーバーホール(写真参照:写真は交換前のネットワーク)
・ネットワーク中の電解コンデンサ(BP)は、3本共同規格のコンデンサに交換しました。

■音質について

※パワーアンプはBeam-Echo Avintic DL7-35で試聴

外見から想像する以上に、エッジの効いたサウンドで1970年前後のEMIのレコードの音質というか中庸のバランスですね。
流石は英国の本流、EMIサウンドといったところでしょう!

■ご購入・ご質問がある方は下記からお問合せ下さい。
※ペアでの販売となります。
https://vintage-audio.jp/?p=1343


Neumann(KLEIN+HUMMEL) O 92 スタジオモニタースピーカーシステム(ペア) 2017/03/12 (Sold out)
https://vintage-audio.jp/?p=1405

Neumann(KLEIN+HUMMEL) O 92 スタジオモニタースピーカーシステム(ペア)を販売します。(Sold out)

[O 92]スタジオモニタースピーカーシステムは、KLEIN+HUMMELが製造しNeumannで販売されました。

かなりハイテクなシステムでして…チャンネルデバイダーを介してマルチアンプ方式の3Way4Speakersシステムとなっており、音質を完全にコントロールしています。
流石は純粋なスタジオモニターといった作りです。今も昔も意図した音質を維持するためには、パワードスピーカーなのです。私はよく音質はパワーアンプとスピーカーの組み合わせで決まると申し上げているのですがこういう製品を見てえもらえば何となくでもご理解頂けるのではないでしょうか…


■ユニット構成

・ウーファー:250mm×2
・スコーカー:130mm
・ツィーター:25mm

■サイズ:440mm(W)×800mm(H)×300mm(D)

■アンプ/ネットワーク構成
・ウーファーアンプ:120W
・スコーカーアンプ:60W
・ツィーターアンプ:60W
・クロスオーバー周波数:500Hz and 3kHz(12dB/oct)

■電源:120V/50-60Hz

■S/N:No.416、No.418(パワーアンプも同様)

今回販売にあたり、チャンネルデバイダーとパワーアンプはオーバーホールを行っています。
電解コンデンサー全交換、出力リレーの交換、再調整を行っています。

音質ですが、上記の様なハイテクなスピーカーにも関わらず、その音質はフラットかつスムースなモニターらしい印象です。
何だか各スピーカーユニット毎バラバラな音になりそうですが、非常に滑らかに繋がっています。
これだけの内容を、キッチリ纏め上げている事に感心します!
https://vintage-audio.jp/?p=1405

英VITAVOX(ヴァイタヴォックス) Bitone TYPE620 スピーカーシステム 販売 2017/03/20
https://vintage-audio.jp/?p=1453


英VITAVOX(ヴァイタヴォックス) Bitone TYPE620 スピーカーシステムを販売します(^o^)

TYPE620 は、VITAVOX Bitone 6201の前進にあたるモデルだと思われます。TYPE6201にはTYPE B compression unitが搭載され、後にGP-1compression unitに変更されます。今回のモデル(TYPE 620)には、強力なTYPE N compression unitが搭載されていますので、その様に推測出来ます。(如何せん、資料が乏しい…)


強力なマグネットを搭載した12inウーハーに6セルのドライバーユニットを使用した2Wayシステムですが、製造が古い為HiFi用途ではありません。後のGP-1搭載モデルであれば、高域も伸びているのでクラシック音楽やPOPS等にも対応出来るのですが、TYPE Nのドライバーは高音域の帯域が狭く今の時代では厳しいものがあります。但し、その分強烈な中音域はクラシックでも78S(SP)の再生や古いJazzなどには最適だと思います、まぁそういう年代のシステムですからね。エンクロージャーはバスレフ型で吸音材は入っていません。

また、組み合わせるアンプは、DFの低い無帰還型アンプが適当です。高NF型高DLタイプのパワーアンプでは、音がカツカツになってしまいます。


写真で見てもらえる様にウーハーユニットには、ブラケットを覆うように黒い布が被ってありますが、これはセンターキャップが無いためで、ボイスコイルのギャップに埃やゴミが入るのを防いでいます。つまり、この布がそのままであり、ダメージが無いということは、このユニットは変に弄られていないということになります。英国の古い年代のユニット(例えば、皆さんがよくご存知であろうと思われるTANNOY Monitor SilverやGoodmans axiom80等)は、センターキャップ無しやベークダンパーを使用してるため、何かしらのカバーが無ければボイスコイルのギャップに埃やゴミが入ります。その為に、布を被せるわけです。だから、その年代のユニットで布カバーが無いとか無くなっていれば、過去に何かしら弄られた可能性が高いということになります。


■ご購入・ご質問がある方は下記からお問合せ下さい。
※1本のみの販売となります。
https://vintage-audio.jp/?p=1453


TANNOY(タンノイ) 「Landsdown」12inモニターシルバー搭載スピーカーシステム 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=450

TANNOYの中でも珍しいシステムが入荷しましたので、ご紹介致します。

Tannoy Landsdown
12インチモニターシルバー搭載のスピーカーシステム「Landsdown」です。

「Landsdown」は1954〜61年頃まで製造されていたようです。1958年までが12インチのモニターシルバー、それ以降はモニターレッドが搭載されていましたが、今回はモニターシルバー搭載モデルです。当時の12インチ搭載モデルの中では最高級タイプです。(下記を参照下さい)


1956年のHiFi Years Bookでは。。。

・Tannoy Autograph(15in) £150.3
・Tannoy GRF(15in) £116.10
・Tannoy York(15in) £71.8
・Tannoy Landsdown(12in) £68.5

1960年のHiFi Years Bookでは。。。

・Tannoy Chatworth U(12in) £49.15
・Tannoy Canterbury(12in) £43.15
・Tannoy Landsdown(12in) £75
・Tannoy York(12in) £66
・Tannoy York(15in) £75
・Tannoy GRF(15in) £122
・Tannoy Autograph(15in) £165

写真をご覧頂くとわかりますが、丁度TANNOY AutographやGRFを半分にした様な、ロータイプです。スピーカーの高さって、試聴ポイント(通常は椅子に座って耳の位置)より下にユニットがくる様な設計のスピーカーシステムは基本的に家庭用となりますので、このモデルも家庭用高級タイプになります。また、キャビネットの構造は、バスレフタイプとなります。

結構勘違いされている方が多いと思うのですが、通常英国では家庭用スピーカーシステムとしては大型でも12インチ搭載モデルを使用していました。Tannoy AutographやGRFなどはある意味特殊用途で大きな広間などにおく場合に使われていました。その場合はキャビネットの構造もバックロードホーン型を採用しています。一般的な部屋の広さでスピーカーシステムからリスナーまでの距離が近い場合は、低域がリニアに出る、バスレフ型か密閉型なのです。余計なお話しですが、モニター(検聴用)スピーカーにバックロードホーン型なんて存在しないのです。低音域のリニアリティを求めるなら、バスレフ型か密閉型なんです。Tannoy AutographやGRFなどバックロードホーン型は家庭用PAに位置付けられます。スケール感や音場感には優れますが、リニアリティは無理な要求なのです。Tannoy AutographやGRFはメーカーのフラッグシップモデルだから良いと言うのは間違いです。リスナーの用途に応じて機材は選択するべきです。

だから、一般の家庭での音楽鑑賞用としてはTANNOYであればこの「Landsdown」が最も高級であり適当だと思います。そしてモノラル(1本)で使用する場合は、やはりモニターシルバーが良いですね。モニターレッドが悪い訳ではないのですが・・・TANNOYという会社は世の中の流行りに敏感なメーカーだと思います。一般的には1958年にステレオが始まったと同時に、モニターレッドにモデルチェンジしますが、モニターレッドはステレオ再生に最適化されたエネルギーバランスになる訳です。だから、逆にモノラル1本で使用する場合はモニターシルバーの方がバランスがいいのです。

組合わせるパワーアンプは、QUADUではありませんよ。通常はLEAK TL-12plusあたりが適当です。TANNOYにQUADUという組み合わせが国内では常識化されていますが、QUADUはESL専用アンプと考える方が普通でしょう。ESLはコンデンサー型スピーカーでその発音構造から考えても(勿論試聴しても)わかりますが、繊細ではあるけどダイナミック型スピーカーと比較すれば全くエネルギーバランスが異なります。スピーカーとアンプの組み合わせでは、それぞれのメリットとデメリットを補いあいマッチングを取るのですが、ESLの過度な線の細さや押し出し感の無さをQUADUは補うような音質(バランス)で作られているのですから、TANNOYの様なダイナミック型スピーカーに組合わせるとボケ気味の音になって正常なのです。しかも、TANNOYは当時の英国系の中でも、どちらかと言えば荒い音質のスピーカーに分類されるのですから・・・余計にボケて荒い音になります。そこで、まぁ一般的に使えるのがLEAKとなります。こだわるならモニターシルバー時代であればTANNOYのアンプやその他HiFi系のアンプとなり、いろいろ選択肢はありますが、QUADUだけは違いますよ。どうしてもQUADと言われるなら、QUADT型が良いでしょう。QUADTは「コーナーリボン」というGoodmansの12インチウーファーにリボントィーターを組み合わせたアコースチィカル社(QUAD社)のオリジナルスピーカーシステム用のアンプで、こちらは通常のダイナミック型スピーカー使用なので良いのです。ちなみに「コーナーリボン」も数台在庫あります。

Landsdown+LEAK TL-12plusでの組合わせは、やはり家庭用高級機の内容を伴ったサウンドです。ソースを選ばず、忠実度の高い鳴りをします。普通に聴けるいいシステムだと思いますよ。

TANNOYの1950年代のシステムをお探しの方、是非ご検討下さい。現在では非常にレアなシステムです、1本しかありませんので、お早めにお問い合わせ頂ければと思います。また、もっと大型がいいと言われる方にはGRF15inシルバーオリジナル(脚付)も1本在庫がありますのでお問い合わせ下さい。その他、TANNOYのアンプや各社HiFi系のアンプも多数在庫あり。

TANNOY(又はTANNOY系)のシステムも在庫あります。

・TANNOY ランカスター(密閉型) 15inモニターレッド 2台(STペアー)
 └スタジオ仕様 側面に取手付、背面板にB&Kの公正特性データー表付
・TANNOY ランカスター(バスレフ型) 15inモニターゴールド 数台 
・PYE HF-25SC 15inモニターシルバー 数台
 └ステレオ仕様で使用する場合はモニターレッドに入れ替えも可能

価格はお問い合わせ下さい。ご来店頂ければ試聴もできます。
https://vintage-audio.jp/?p=450


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スピーカー自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 2


私のオーディオ人生-第35回
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035

このコラムももう35回目になりました、35回の節目としてマニアの間では究極のユニットとか伝説のユニットと云われているGOODMANS社のAXIOM−80フルレンジスピーカーを取り上げます。
 今回ご紹介するユニットはレプリカではなく1950年製の最初期オリジナルユニットになります。巷ではAXIOM−80はマニアを引き付ける麻薬的なサウンドで魅力的な音だとかこのスピーカーで聴く弦楽器の再生はこれ以上ない!とか云われ一度このスピーカーの虜になるとタンノイ、アルテック、JBL等では味わうことの出来ないスピーカーと云われていますが果たしてどれ程のユニットなのか実験を行いながら試聴しましたので興味がおありの方は最後までお付き合いください。

1950年前後の超レアなユニット、状態も大変よくコーン紙の補修もありません。

AXIOM−80


 AXIOM−80をネットで検索しますと色々な方が評価していますからあえて私が詳しく述べる必要はないのとAXIOM−80に関して自分はそれ程詳しくはありませんが使われた方のコメントを読みますとAXIOM−80は大変気難しく簡単には鳴らないと云われている、
 私のコラムでも以前に書きましたが故瀬川冬樹氏がこのユニットを使っていたと紹介しましたがこのユニットはオリジナルと復刻(レプリカ)がありその違いを比較したわけではありませんが今はないヒノオーディオでヒノ製のボックスに入ったレプリカのAXIM−80を聴いたことがあります。その時の印象として大変指向性が強よくて高域は耳に付くきつい音でこれが噂のAXIOM−80の音かとがっかりした覚えがある。
 皆さんもAXIOM−80を聴かれた方はオーディオショップがほとんどと思われますがショップの場合は適当にセッティングして展示してあるアンプを繋いでの音出しがほとんどですから本来の実力は見えてこないのとこのような簡易的な鳴らし方ではAXIOM−80が可哀そうに思える。ショップで鳴らすAXIOM−80は魅力が乏しく他のスピーカーのが良く聴こえて来る。残念ながら適当に接続してセッティングしたAXIOM80は本来の音とは程遠いサウンドでこれがAXIOM−80の実力かと思われるとこのユニットは哀れである。
AXIOM−80のオリジナルBOXは存在しない!


 色んな方のAXIOM−80のコラムを読みますとAXIOM−80をオリジナルボックスに入れて楽しんでいる方が沢山いますがGOODMANS社はユニットを装着したオリジナルボックスは存在しません。当時GOODMANSはシュロリ貿易が輸入元でこのユニットをヤマハがGOODMANS社からライセンスを受けて製作されたと聞いています。
 ヤマハボックスはAXIOM−80の図面を元に後面がコーナーになっていて前面にARUを取り付けて販売されていた、時々写真で見るオリジナルボックスはすべてヤマハが製作したものですがこのボックスは評判が悪く本来のAXIOM−80の良さが出ないボックスと云われている、 もう一度はっきり云わせて頂くとAXIOM−80のオリジナルボックスは存在しません。仮にオリジナルと称して本国からユニットを装着した物が入荷したのであれば英国の箱屋が作ってユニットを入れたものと思われる。
 タンノイの様なオリジナルボックス付きの場合100%失敗はしないがグッドマンズ社の場合はユニットだけの販売では一部マニアでしか使えない欠点がある。
 私が高校生の頃名古屋の納屋橋にありましたヤマハビルのオーディオ売り場にこのAXIOM80がヤマハボックスに収納されて展示してあったのを覚えています。またシュロリ貿易が出していたGOODMANSの総合カタログがありこれを目に通すと一風変わったユニットが載っていました、これが現代でも幻の名器と云われるAXIOM80で真っ赤なマグネットを装備した見た目にも高級感があったのを覚えています。当時の販売価格は1本26,000円ぐらいだったと記憶しています。またこのユニットを装着したヤマハボックスに入れたのを聴いていますが当時の耳のレベルでは凄いとは思わなかったが国産品しか知らない私でしたから外国製と云うことで魅力はありました。


センターのサブコーンは薄いベークライトのような素材を使ってあるのが本来のオリジナルになります。


AXIOM−80のレプリカ

 オリジナルとレプリカ、確か真空管の名器でマッキントッシュのC−22、マランツ#7もレプリカがありましたね、良質なオリジナルが無い為やむを得ずレプリカを購入された方が沢山いますがルックスは同じでも音質的にオリジナルとは似ても似つかない音ですがこれは仕方がないかも知れません。
 AXIOM−80もオリジナルとレプリカタイプが存在しますが今の時代良質なオリジナルを手に入れることは至難の業かも、ヤフオクで時々AXIOM−80が出品されていますがユニット単体で30〜40万ぐらいで落札されているのを見ますといかにこのユニットの人気があるのか伺えます。良質なオリジナルが手に入らなければレプリカになりますがこのレプリカも曲者で外観はAXIOM−80と同じ作りですが音質的にはまったく違います。
またオリジナルの場合も初期型、後期型が存在する事がわかりました、私が所有していますAXIOM−80は1950年代の初めのユニットですから完全な初期型になります。 AXIOM−80の使いこなし


 今までステントリアン、ワーフェデール、グッドマン、パイオニア、コーラル、ヴァイタボックスなどのフルレンジユニットを使ってきましたがスピーカー遊びはフルレンジが一番面白いのとボックスに入れれば即鳴るのが魅力でしたがフルレンジ程上手く鳴らせないユニットはありません。オーディオはフルレンジ派もいればマルチ派もいます。あるマニアが云っていた事ですがマルチを追求して鳴らしている時に俺は音を聴いているのか楽を聴いているのか自己不信に落ちいって最終的にフルレンジに戻したと云っていましたが確かに3Way、4Wayの大型ホーンを使ったスピーカーの音を聴いていますと歪感の少ない良い音に聴こえますがじっくり聴きますと音の定位がバラバラで一つにならないのと楽器や人の声を聴きますと音像が大くなり不自然感は拭えません。音楽を楽しむと考えたらフルレンジ型やコアキシャルスピーカーが自然体で音楽が楽しめる。どちらも一長一短があるからオーディオは面白いのではないだろうか、
 早速ですが私なりにAXIOM−80の使いこなしになりますが良いスピーカーほど簡単には鳴らない、特にこのユニットは箱を選びアンプを選ぶ傾向があるのがわかった、ヤマハが販売したGOODMANSの指定箱では正直低域の量感が乏しくバランスがすべて上に行ってしまい高域がきつく疲れる傾向の音になってしまう、
 また解決策として低域の量感を増やす為ウーファを追加して2Wayでやられている方がいますが理論的には正しいのですがウーファとAXIOM−80の繋がりに問題があるはずです。AXIOM−80はフルレンジですからこのユニットを低域のみカットして使えば何処かの部分でディップが生じるのと音色が同じでない為不自然になってしまう、では同じGOODMANSのユニットを低域で使用すれば解決するのかと云えばこれは難しくカット&トライで挑戦するしかない、GOODMANSでもAXIOM−80は特別な音色を持ち合わせていますから音色は一致しない、
 今回は私の所有しているタンノイGRFタイプのボックスにこのユニットを実装して試聴しました、このボックスの容積は約250?、ボックスの材質はフィンランドパーチで板厚は19mmでバスレフタイプなります。
他の方が書かれたブログを読みますとAXIOM−80はバスレフ、バックロードではスピード感がなく付帯音がくっ付いて鳴らないと書いてありましたがそれは本当なのか実証してみたいと思いますがその辺はカット&トライでやって見たいと考えています。


マグネットは17000ガウスもある強力マグネットで現代のスピーカーでは考えられない強力なアルニコマグネットを採用しているのは脅威でもある。


AXIOM−80音出し

 早速このユニットを実装しての音出しですが取りあえずユニットのみ裸の状態で音出ししてみました、最初に出てきた音はどこにでもある特別な音ではなかったがこれをボックスに実装したらどんな音になるのか胸がわくわくしてくるのがわかる。世界の名器と云われたユニットが果たしてどんなサウンドを奏でてくれるのかスピーカーマニアならこの気持ちは理解していただけるのではないだろうか、折角鳴らす以上比較対称するものがなければ評価のしようがない、ここで片側の左側はAXIOM80を装着し右側をVITAVOXのDU−120コアキシャルを取り付けての比較試聴なら私の様な阿呆耳でもはっきりわかるはずだが未知の体験であるがため試聴には慎重にならないといい加減なレポートでは参考にならないとお叱りを受ける。
またこのAXIOM80は真空管アンプを選ぶらしいがWE−300Bを使えばきっと鳴るはずだが果たしてどうなのか、
早速であるが巷では最高の球と云われているWE−300Bシングルで試聴開始した、

試聴のシステム
プレーヤーヤマハ GT−1000
トンアーム GRACE G−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォンSPU−GとSL−15E
昇圧トランスゼンハイザー 1950年代のヴィンテージトランス
ブリアンプマランツ#7
WE−300Bシングルアンプ、メトロアンプ

試聴レコードとCD
ビバルディのバイオリンソナタその他

以上のシステムでの試聴になります。

全体で聴くAXIOM80は高域の透明感は見事なのだがいかんせん低域の量感が薄くバランスが上に持ち上げた音になる。シングルアンプの場合はトランスの磁化の影響で低音が出にくいのかもこれは300Bアンプが悪いとは思えない、
 答えはこのスピーカーにはシングルアンプは合わないではないか、250リッターのボックスを使っても低域不足は不満が残るが中高域の音色はロンドンウェスタン系の特徴のある個性のある音で巷ではこのスピーカーの虜になるのがわかる。音色を一言で云うならセピアカラーの音とHMVの蓄音器に近い一種独特のサウンドと云える。特にバイオリン、ピアノの響きと音色は特筆すべき良さが感じ取れる。ケフェレックのバッハのピアノ曲はスピード感のある付帯音の付かない切れ味の鋭い日本刀のようなサウンドだが長い時間聴いていると低域不足の不満が見え隠れしてくる。
 次にVAITAVOXのDU−120に切り換えると中高域はほとんど同じ音質と音色だが低域から中低域にかけてAXIOM80では出なかったふくよかさが出て品位の高さで差が出た、低域の量感は25pユニットでは難しいかも知れないがAXIOM80はVAITAVOXに劣らず品位の高い音でタンノイ、アルテックでは味合う事のできないマニアを虜にするサウンドだが大編成のオーケストラの場合は口径が小さい分無理の様な気がするがジャズトリオをかけるとあのクソ喧しい一般的なジャズサウンドとは違うしっとりとしたコクのあるサウンドに変身する、ジャズもボーカルもグッドだが低域がもう少し出れば文句なしだ、またバッハなどの室内楽、器楽曲を聴くとこれ以上望む必要がないぐらい味のあるサウンドになる。


サブバッフルを取り付けての試聴

メトロアンプで鳴らすAXIOM80


 WE−300Bシングルアンプで鳴らしたAXIOM80だがこのユニットを使っている方は良質のアンプを繋いで鳴らされていると思うがプッシュプルアンプを使うとどんな音になるのか、早速アンプを交換して再度試聴を試みた、
 このメトロアンプは前回のコラムで紹介したトランスは米国製のシカゴ・スタンダード(スタンコア)トランスを使った自分では最高のアンプと思っているがAXIOM80はアンプを選びトランスまでも選ぶスピーカーでこんな気難しいユニットは聞いた事が無い、今回は出力管はGECのKT−66に交換しての試聴になる。
接続後最初に出てきた音はWE−300Bでは出なかった低域の量感が豊かになり中高域は刺激のない味のあるサウンドでピラミッドバランスに変身したのは驚きであった、やはりこのユニットはシングルアンプでは簡単には鳴らないことを痛切に感じた、


多分このサウンドこそ本来のAXIOM80のサウンドかも知れない、AXIOM80はダブルコーンのため高域がきつくなるのが当たり前ですがこのメトロアンプではトランスの影響で長時間聴いていてもまったくきつくならずに疲れない、
その後VAITAVOXに切り換えて試聴したが好みとしてはVAITAVOXのが自分には合うように思えるのとVAITAVOXのDU−120は日本には10セットぐらいしか入って来なかったスピーカーですからある意味AXIOM80より貴重に感じる。
 最後に色々切り換えて試聴したがどちらがVAITAかAXIOM80かわからなくなってきた、どちらも特徴のあるロンドンウェスタン系のサウンドでよく似た音には間違いない、
 最後にAXIOM80を上手く鳴らすには容積の大きなボックスで材質はフィンランドパーチ、米松合板辺りを使い吸音材を調整しながらバスレフでの使用がベスト、またアンプはプッシュブルが適合で出力トランスは有名なトライアッド、ウェスタン、シカゴ、スタンコア辺りを使用すれば本来のAXIOM80の良さが出てくるような気がしますが国産のトランスを使ったマニアが作った自作のアンプではまずは簡単にならないことをご報告しよう、名ばかりの国産のトランスではAXIOM80の良さを十分に引き出すのは難しいのと世界の名器に対して失礼である。


あとがき

 今回はAXIOM80を取り上げての試聴でしたが私個人に云わせると巷で云う名器とは思わないのとこのユニットは価格がべらぼうに高くなってしまったがそれだけの価値は無いと思うがAXIOM80に恋こがれた方なら価格の問題ではない、AXIOM80もそうだが長年英国スピーカー遊びをしてきた私ですから特別凄いとは感じなかったが一般的に見ればこのユニットも名器の一つかも、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035


因みに、


私のオーディオ人生-第35回
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035

に書かれている Axiom80 の使い方は NG なんですね:

AXIOM80の究極の使い方 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f1e8f4d31fc9494ad99cc84681cd8e38

SPユニットのネジ締め付けノウハウ - 「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/99fefad594d27c5280ae0158fffa401b

AXIOM80用のウッドホーン - 「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/3433a4fbb5dfea3f72fc3a9c9489ada8

オーディオは「見た目の第一印象」も大切 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a6661711524293f802b24b3f4b29ccbc

Axiom80 や JBLパラゴン は お姫様なので、取り扱いが難しいのです:


JBLパラゴンについて☆パラゴンを使いこなす
http://fukuroo3.com/paragoninfo.html

○パラゴンの使い方序文=ここでは具体的にアンプはどれが良い、などという類の初歩的な事は述べません。
パラゴンを使うほどの者なら、それらの事はとうにマスターしていなくてはなりません。
己の感性を投影させるべきアンプを選択出来ず、道具を使いこなせない人はオーディオの基本から学び直して下さい。
ここでは経験者を対象に大まかな方法論を示唆するのみです。きちんとしたオーディオの使い手であるならば、それで充分な筈です。
また、ここで取り上げたフクロウのパラゴンは、フクロウ個人の理想の為に造られた音像を現出させる為に調整されているSPであり、
具体的な事柄がそのまま他の人にも通用するとは思えません。よって私の真似をする必要は全く無い。
一人一人に対して一人一人の為のオリジナルパラゴンが存在すべきであって、唯一万能なパラゴンの使い方はこの世にあり得ません。
他人の調整したオーディオというものは、ハイエンド・オーディオにはあってはならないものです。


○優れたオーディオの使い手は、それぞれが、それぞれの登山道を登って頂上を目指します。
頂上に立てた時、初めて360°の展望を眼にして己の頂の高さを知るのです。
周囲に乱立するオーディオの使い手達の頂上の高さと見比べて、自分はより低いかもしれませんが、
それは貴方自身の文化芸術の熟達度に応じての高さですから、それでよしとすべきです。自分の全存在を賭けて辿り着いた頂上を誇るべきなのです。
他人の設定を使わせて貰った人の中には、貴方よりも高い位置に居て、貴方を見下ろす人も居るでしょう。
しかし、良くご覧なさい。
その人は音を創造して貰った人が登頂した山の五合目か八合目に留まっていて、360度の眺望を見られない位置に居るのです。
既存の頂上を作った人の遙か下に居るのです。
そういう他人の力を頼った者は、例え貴方より高みに有っても絶対に見えないオーディオの世界の暗部が有るのです。
ですから、たとえ標高は低くても、己の築き上げた頂上に立つ者にだけに360度の眺望が約束されている事を忘れてはなりません。

○[パラゴンは育ちのよいお姫様だと思いなさい。貴方の思うような女にはなりません。教育しようなどと思わない事です]
私の経験を語る事にしましょう。私の所にやってきたパラゴンは、当初は良い音で鳴りました。
買い求めたベテラン店員もパラゴンを鳴らすのは大変な事だよ、と、忠告してくれましたし、
ステレオサウンド誌を読んでも、これほど使いこなしの難しいSPは無いとオーディオ界の誰もが口を揃えて言っていました。
私自身も良い音で鳴っているパラゴンに一度も出会っていません。 全てがヒドイ音で鳴っていました。
輸入元の山水電気のショールームが新宿の宝ビルに有りましたが、ショールームで常時鳴っているのはオリンパスで、
お客さんもオリンパスの方を聞きたがりました。

私も二回ほどパラゴンで音を出して頂きましたし、他のお客さんのリクエストで鳴るのも試聴しました。
本当に聞くに堪えない音で、このショールームのパラゴンは楽音を奏でる装置には思えなかった。
同じJBL傾向の音ながら、オリンパスの方がマシな音でした。本家のショールームでもこの有様ですから、
他所でもパラゴンは「姿は良いけれど、音の悪いスピーカー」と酷評されているものばかりでした。

○にも関わらず、1982年の早春に私の所にやって来たパラゴンから初めて音が出た時、
それまで使っていたJBL=L200型とは比べようもない可能性を明らかに見せたのです。
勿論、当時の私は若輩ながらオーディオ歴15年を越えており、腕が劣悪だったわけでもなかったから、という事はある。
良い音だったとは言っても、今と比べると完成度は雲泥の差でしたが、最初から「これはただ者では無いわい」と思いました。
当時、パラゴンの前で何度も「これはただ者では無いわい」をブツブツと繰り返して考えあぐねていたのを思い出します。
私の入力系は当時のマイクロ製トップエンド機でLPデスク吸着も出来るもので、
アンプ系はずっと昔からオールマッキントッシュでしたからパラゴンとの相性は良かったのです。最初の幸せな出会いでした。

これでは私も張り切らざるを得ません。長年培ってきたオーディオ・テクニックの全てを注ぎ込んで、素晴らしい音にしてやろう、
と次から次へと対策を施しました。ところが、一進一退はするものの、大きく改善する様子も無く、
悪くなっただけじゃ無いかと思える事も有ったのです。

今までのオーディオで有効だったテクニックがパラゴンには通用しない事に途方にくれました。
対策で一番の大仕事はパラゴンのステージ作りでした。

大抵のパラゴンは置き台の上に置かれていますが、ツイータの位置が低い事を解決する為に誰もが考える事です。
皆さんが見たパラゴンは大抵ステージに乗っている事でしょう。

私は木工家具を自作していますので、完全乾燥した古い木造家屋に使われていた分厚い太い梁を使い、
長さ三メートル奥行き80センチの巨大なステージを作ったのです。

石のステージよりは木の響きが私は好みでしたから、木材を使ったのです。しかし、この大仕事も徒労に終わりました。


○様々な対策を試みて三ヶ月経とうとしていた頃、ふと、パラゴンは生物で言うと別の生き物なのでは、と思い当たったのでした。
思いあまった時は森羅万象に思いをはせて原点に立ち返るのが私の思考方法です。
これは今までの箱形SPでは無いし、中にグラスウールも詰まってなさそうだし、
今までのSPが毛の生えたほ乳類ならばパラゴンは恐竜なのだろう。

と考えれば、今までの対策がことごとく功を奏さなかったのが理解できるのだ。考え方を180°変えるべきだと悟りました。

○新しいスタートが始まりました。振り返ってみると、数々の対策が全て悪い方向に行った訳ではなかった。
改善効果の有った対策の一群は、一定の方向性を指し示していた。それは例えば音を解放するようにと考えた対策などでした。
反対に音を締めようとか、コントロールしようとかの意思をもって施した対策は、ことごとくはねつけられたのです。
ここでようやく私はパラゴンの正体の一端を見たのでした。

「そうか、これは育ちの良いお嬢様タイプなんだ。それもとびっきりの貴族かも。いや、お城住まいのお姫様クラスか?」
ううむ、誇り高いお姫様か、そういうことならば、私の言うことなんぞ聞いてくれそうも無いではないか。
そうなのだ、彼女の歌いやすいように歌わせれば良いのだ。何の制約も無くして、パラゴン自身が歌いたいように歌わせるのだ!
せっかく掃き溜めのような我が家に、美しい鶴が舞い降りたのだから、JBLパラゴンを歓迎しなくてはならない。

○今まで施した対策のほとんどを取り外しました。ステージ等も全て取り外して畳の上に薄いラワンの板きれを置いただけにしました。
方向性としては、パラゴンを空中に浮かせたようにしてやる事でした。

300キロも有るものは空中には浮かばないが、とにかく自由で解放された音にする方向性を貫く事だ。
そして、心機一転してセッティングをやりなおした直後に、歌い始めたパラゴンの音の素晴らしさに呆然として声も無かったのです。
今までの三ヶ月ほどの苦労は何だったのだ。たった一日にして本来の姿を現した一瞬でした。
私はパラゴンに謝らなくてはならない。すまなかった・・間違った事ばかりを貴女に押しつけていたのだから。
なまじ腕に覚えが有るばかりに、陥る失敗も有ることを知りました。

解りやすく例えて言えば、パラゴンは青い眼をした金髪のグラマー美人なんですね。オッパイもFカップだろうし。
それなのに音を押さえたりコントロールしょうとして日本女性サイズのAカップ下着を着せようと思っても、どだい無理だったのだ。
胸がこれならお尻の方はもっと窮屈な思いをしたに違いない。歌うどころでは無かった筈だ。すみませんでした、パラゴン嬢・・。
そういう事ですから、楚々とした柳腰の日本女性がお好みの日本男子は決してパラゴンと暮らしてはいけません。

私の場合はこの初日が本来のパラゴンとの結婚となりました。

この日から青い眼をしたグラマー美人は、お城のお姫様暮らしからフクロウの巣穴に同居するようになりました。
育ちの良い姫君は、好きなように歌わせてくれさえすれば、ボロ屋でも全然気にしないみたいです。

ステレオ・サウンド誌の評論家は「素晴らしい部屋でパラゴンを鳴らせば」と、おっしゃっております。
そういう方向のパラゴン再生もあるのでしょうね。贅沢指向の極みでJBLパラゴンを鳴らすというのも良いでしょう。
この試聴は、日本の元貴族の豪邸という40畳はあろうという部屋でパラゴンを鳴らした時の報告でしたが、
評論家の中にはこの40畳の部屋でも不足だ、と言う方も居ました。
つまり、西洋の石造りのお城なら、もっとパラゴンが歌うのかもしれません。キリのない贅沢指向ですね。
そういうお城のような場所で暮らすパラゴンは、きっと厚手のシルクの豪華な衣装を着ているのでしょうね。
でもフクロウ仙人の巣穴で全裸状態で身を寄せ合っているお姫様も、結構幸せそうに暮らしていますよ。

○20年以上、パラゴンを使っていますが、もう私はナンタラカンタラと押しつけがましい事はしていません。
オーディオ通がフクロウ喫茶を訪ねて来て「ちょっと低音が出過ぎなんじゃないですか?」などと言っても全然気にしない。
多くの日本の男には、このグラマラスなオッパイとお尻の良さがワカランのだ。
そういう国産娘崇拝をする奴は、ほおっておけ。胸も尻もない日本型スピーカーと暮らしておれば良い、と思っている。
http://fukuroo3.com/paragoninfo.html  

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コメント
1. 中川隆[-10914] koaQ7Jey 2019年10月13日 17:12:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1924] 報告

真空管アンプの物真似はできてもスピーカーの物真似は絶対にできない

SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋)[真空管アンプ,オーディオ,スピーカー販売]
https://www.kit-ya.jp/products/list?category_id=14&bland_id=14

930 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2013/08/18(日) 15:01:20.54 ID:+ISxVmjD

サンバレー(ザ・キット屋)はトリファイラ巻きの出力トランスを使わないのに、トリファイラ巻きの出力トランスが特徴の名機、マッキントッシュMC275に見た目だけ似せたパチモンを、平気で売っていますね。
タンノイ・スターリングやオートグラフのパチモンやWE755やランドセルのパチモンも出していますね。

「皆様にモノづくりの喜びを」と言っていたのが、いつの間にか、「俺様が偽物を売りさばく喜びを」に変わっていませんか?

>>909に見る売り上げの凋落傾向は、当然でしょう。

935 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2013/08/18(日) 22:45:14.65 ID:YuvEw2ml

本家マッキンの最新型MC275LEの出力トランスはバイファイラだよ。
トライファイラではない。
本家マッキンだって時代の変化に合わせてるんだ、
ある意味サンバの275は一歩先を行っていたんだよ。

943 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2013/08/19(月) 15:20:29.21 ID:pbcfjIPN
>>935
バイファイラだろうがトリファイラだろうが、マッキントッシュは一貫して出力段にユニティ・カップルド・サーキットという回路方式を採用していた。いわゆるマッキントッシュ型CSPP(クロスシャント・プッシュプル)回路だ。

これはオリジナルのMC275でもMC275LEでも不変。というかこれがマッキントッシュならではの看板なんだ。

本家マッキントッシュのバイファイラ巻きトランスは、プレートの巻き線とカソードの巻き線が全く同じインピーダンスで巻かれていて、それが交流的に完全に結合している。こういうトランスは市販のものでは染谷電子が発売しているものしか無い。サンバの275も8800SEもマッキントッシュ型CSPP(クロスシャント・プッシュプル)回路ではないし、8800SEに載っているバイファイラ巻きトランスは、何の変哲もないタムラやタンゴにもあるKNF巻き線やNF用三次巻き線をバイファイラ巻きにしたものと同じタイプのものだ。
つまりカッコだけパクったものだということ。


949 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2013/08/19(月) 21:16:18.91 ID:+2N/kGsC

サンバレー(ザ・キット屋)はトヨタの権威を借りて、製造は下請けに丸投げして利ザヤを抜く商法。

下請けの社長が亡くなると、とたんにサポートできずに顧客切り捨て。

マランツ・マッキン・クオード・タンノイ・WEなどなど、歴史的名機のパチモン作らせて、高額偽ブランド商売に方向転換し、貧乏人は切り捨て。
医者だ社長だ資産家だ、と顧客を金持ちに絞り込んだものの、誰でも魅力のないパチモノ掴むより、本物を買ったほうがよいのに気付くわな。

パチモノ必死に売り込んでも、中身も音も別物とは似ても似つかないので、顧客がどんどん離れてく。安価なキットはどんどんなくなって、一般客もどんどん離れてく。

975 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2013/08/24(土) 14:16:41.44 ID:TA55EV9O

オマージュやらなんやらといいかげんな理由をつけて、パチモンばかり売っているが、そもそも大恥はオリジナルを聴いたことがあるのだろうか?
これまでの行動からはとても聴いていたとは思えず、有名だからパクっているようにしか見えないのだか…


976 名無しさん@お腹いっぱい。[] 2013/08/24(土) 14:52:04.43 ID:tjuigBrp

バカ? 試聴すら東京、名古屋、大阪市に常駐できないコスト。
本来オリジナルを買って会社で聴いて、分解して調べるコストもサンバレーからは出なければ、分解調査できる知識経験なんかあるように見えてるの?


987 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2013/08/25(日) 13:17:06.50 ID:bnhorbhA

WE91Bの海賊版も、本物とは回路も中身も全然違う粗悪品だったな。


988 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2013/08/25(日) 13:23:23.24 ID:ExpRBt3y

実態はゴミガラクタ粗悪品なのに、見た目と型番だけ往年の名機をパクリ、その名機に勝るとも劣らないなどと図々しいにもほどがある大ボラを吹き、客を騙して売りつけるなど商売人としてはおろか、人間としても最低最悪な大恥
http://www.log-channel.net/bbs/pav/1351600851/

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/24(日) 05:23:16.84 ID:A6qSW0v9

元ユーザー 
樽スピーカーというのを買ったら、端切れを集めて接着した木をサンダーで継ぎ目が目立たないようにした木材で作ってあった。
左右の木目もバラバラ。
それだけなら我慢したけど、バスレフポートの幅が違う。
文句言ったら返金となった。出荷チェックはしていないよう。


38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/24(日) 08:06:11.67 ID:uwf9LuNr

分かります。 似たようなことが私にもありましたから。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1385027313/l50

288 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/04(木) 21:55:21.05 ID:nywofmBz

年末には売り切れみたいなことを書いていたランドセルはいつ売り切れるのだろうか


46 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2012/12/26(水) 09:22:56.17 ID:Qp1SAn/9

ランドセルに限らず、この店のものはどれも形だけのノスタルジーで売ってる物ですから、一巡したら終わりです。これで音も良ければ売れ続けるんだろうけど

48 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2012/12/27(木) 08:37:11.41 ID:TzpDA6+I

入り口から出口までみんな揃えようと、開発が曖昧でスピーカーまでは明らかな失敗。 たった3人であれだけの機種を開発できるはずなく、放り投げて出来たものに、適当に褒めあげて売る方法がわかり始めたのだろう


158 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/02/21(木) 15:23:38.62 ID:QwPenXXp

なんちゃってウェスタン・スピーカーと
なんちゃってクオード・アンプと
なんちゃってマッキントッシュ・アンプを
厚顔無恥の売り込むためのパッチモン試聴会

171 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/02/25(月) 11:58:54.78 ID:jtbs25S3

オートグラフを物欲しげに外観だけ真似して、中身はホーンをよう作らんからバスレフ、その安直さは中華以下だな。
その程度のスピーカーを鳴らすのにちょうど良いアンプということか


172 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/02/25(月) 13:28:14.26 ID:gOp0n2ox

もともと見た目だけそっくりにしたパクリパチモンアンプだらけ
まともなスピーカーで鳴らしたらボロが出る
ゆえに口先だけ魅力的なペテン詐欺的トークというふりかけをたっぷりかけて騙して売るしかないのだ
モラルやコンプライアンスなど糞喰らえですな

289 名無しさん@お腹いっぱい。==2013/04/05(金) 07:47:36.08 ID:cZ+LtmyY

98000円で、この木目はガックリ。製作者は少しは買う側の気持ちも考えろといいたい。
http://secure.hifido.co.jp/KW/G0208/J/170-10/C10-53689-73579-00/


309 日本の誇りだね==2013/04/06(土) 12:26:30.88 ID:T25t35RF

デラ工房では、サンバレーさんと、ウインズさんの企画でスピーカーボックスを製作しています。  このホームページでは制作秘話等を掲載しています。
直接の販売は行っておりません。 デラ工房製作のスピーカーについてのお問合せは、販売元サンバレーキット屋さんにお願い致します。
http://derakoubou.com/speaker/index.php?FrontPage


310 名無しさん@お腹いっぱい。==2013/04/06(土) 17:25:24.52 ID:EZ20cGYG

こいつかー。
あんなもの作ってるのは


311 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/06(土) 18:02:22.70 ID:vbYpuNq1

ランドセルは真空パックでホイホイ作成 → 結果>>289

290 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/05(金) 11:05:49.84 ID:pNRiLTfc

オレも昔miniA7買って、あまりの仕上げの悪さにあきれ返った

291 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/05(金) 12:04:34.61 ID:gTNpS8Sy

おいおい、長野の一流の木工家が作ってるんじゃないのか?


292 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/05(金) 12:21:30.92 ID:ZO2dTdCn
>>290
あれ、樽のでようやく及第点の出来だし


293 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/05(金) 13:15:54.98 ID:eOQyRnKJ

それなりのものだと思って使うが吉。キット屋のクオリティとはそういうもんだ。
オマージュなんだから、細けえこたぁ〜良いんだよ!

294 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/05(金) 13:35:52.88 ID:yJkTDpUM

中身はゴミガラクタだけど、唯一のセールスポイントがオリジナルとそっくりの外観じゃなかったのか?
口を封じられた詐欺師は今期はどうやって売っていくんだろうな


295 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/05(金) 15:00:28.05 ID:pNRiLTfc

トヨタ・クォリティを期待したオレが馬鹿だった


296 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/05(金) 16:17:12.81 ID:8Z2tQjIs

パクリパチモンの粗悪なインチキ商品を口先だけで売りさばく
これが大恥くおりちー

298 名無しさん@お腹いっぱい。==2013/04/05(金) 17:10:47.05 ID:pzyVpGza

あのレベルで出荷するとはあきれる。
誇りも何も無いサイテー家具職人と販売店だ。
ガラクタそのものだな。
ダンボール箱を開けたとたんの購入者の落胆振りが想像できる。
見るたびにイヤな気分になるから売り払ったのだろう

300 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/05(金) 18:02:29.52 ID:5rA2huo8

おっさんの日曜大工レベル仕上げのスピーカーが98,000円w
大恥と山の連中は世の中舐めすぎ


301 名無しさん@お腹いっぱい。=sage=2013/04/05(金) 18:11:28.26 ID:6z8yyzrz

教室の壁に掛かっている校内放送用のスピカと変わらないようなのが、ユニット混みだと\220,500円!!
買う奴の度胸良過ぎw

303 名無しさん@お腹いっぱい。==2013/04/06(土) 00:07:06.37 ID:vwzQZW6W

買ったのはアホか? 山奥の儲からないペンションの片手間で作ったようなのにまともなもんがあるわけないだろ。 6畳間だかペンションの狭い空間でホムセンの工具で、客裁きの合間に作っているんだぜ。O箸はイエスマンで安く使いやすいからやっているだけだろ


304 名無しさん@お腹いっぱい。==2013/04/06(土) 04:59:19.51 ID:Ae1PfU3m

どんな物が送られてくるか分からない。
恐ろしくて、とてもじゃないが注文できないな。
通信販売をいいことにやりたい放題
http://like2ch.com/ag/awabi/pav/1351600851/all


414名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/06/13 19:45:42  ID:MJ7g8x2Z(2)

サンバレー(ザ・キット屋)は結局スピーカーで失敗したよね。
素人作成の長岡系バックロード。
素材以外特に何もない樽スピーカー。
何故プロのパークオーディオと組まなかったのか。

415名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/06/13 20:03:30  ID:L1RcnClX(2)

今時、泊まり客もいないペンション、仕事もない田舎家具屋がペコペコして言われた通りだから、使いやすいんじゃ。スピーカーの開発能力もないから、かつてのもどきや、屑板で作ったただの箱程度しか。

416名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/06/13 20:15:29  ID:O8Wk+iYi

プロのSP屋は相手にしないだろ。


417名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/06/13 20:22:15  ID:fMjJps5F
>416
正解。本物がニセモノに目を向けることなどあり得んよ。


483名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/07/10 20:27:26  ID:x9c8xZ6o

しかし「10インチCoaxial in WE Cabinet」は欲しい。
あれ、惚れたら他のスピーカー買えなくないか。

484名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/07/10 22:45:00  ID:IslZjtRI

やめとけ。ハードオフやヤフオクでまともなスピーカーゴロゴロだろ。広告塔のネヅミも無料提供受けていないだろ。

485名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/07/11 05:06:15  ID:hZw47Tuw

サンバの基本的である、WE幻商法に騙されているだけ。
こんなのに嵌って金をドブに捨てるな。


486名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/07/11 11:32:02  ID:k9AM5HTc(3)

in WE Cabinet
と書いて喜んでいるようだから、完全に天守の毒が廻っている

WE like cabinetとか、WE sized boxを誤魔化しつづけて、さもWEの指定を受けているフリを流し続け、揚げ句はコンプライアンスに噛みついて首が寒くなって...
http://desktop2ch.tv/pav/1333790882/


original Western Electric WE755A ランドセル
http://www.youtube.com/watch?v=uBSBWQp0cS4
http://www.youtube.com/watch?v=KV5dMlmW2tQ
http://www.youtube.com/watch?v=ASQhJb79vas

サンバレー(ザ・キット屋)レプリカ風偽物スピーカー LM755 ランドセル
http://www.youtube.com/watch?v=7O5msgtHlLk


436 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/02/11(土) 23:01:42.87 ID:qKhMG6ar [1/1回]

サンバレーは、昨年の暮れに聴きに行ったが
はっきりいって、755のレプリカ、DACを聴いても あんまし、だったよ。
マニアもどき的な感じで、値段はそこそこな感があって
入門的。
まあ、いまいちと思う。


543 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/28(火) 07:29:26.67 ID:k5c0SK7W [1/1回]

ランドセルにしろ、"10インチCoaxial in WE Cabinet"にしろ、とてもメインに成り得るスピーカーではないのに、他に売る物が無いんだからしかたないんだよなぁ。

日記に登場するお客さんって、みんなメロディーだけしか聴かないのかしら?きっとそういう人だけを選んで登場させてるんだろうけどね。

654 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/03/14(水) 20:23:49.94 ID:91IstNLs [1/1回]

そんなことよりLM755Aってだいぶ音悪いみたいだね。
ちなみにサウンドベースも同じようなものを出していて、
オーディオベーシック誌に取り上げられているね。
これからはサウンドベースだね!


655 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/03/14(水) 20:48:00.15 ID:36uMlt+0 [1/1回]

サンバレーさんのこのLM755Aは現状では商品にはなりませんが、次の作品には大きな期待を持っています。(店主風コメント)

797 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/03/27(火) 10:59:41.85 ID:YIqyK9ZD [2/3回]

LM755A、磁石の再現に多大な労力を掛けたことは、日記にも大きく取り上げられたが、
磁石よりももっと音に影響の大きい、コーン紙の再現については一言も触れられていない。
もしWE755Aと同等のの亜硫酸パルプを再現できたのであれば、日記に大きく書いたであろう。
LM755Aには、オリジナルとは似ても似つかぬ紙を使っているだろうことは、想像に難くない。

802 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/03/27(火) 17:47:24.46 ID:YIqyK9ZD [3/3回]

LM755A、キャラメルみたいな箱に入れてナローレンジ賛みたいなこと言ってるから、現状では信者のお客さんしか掛かってこないだろう。
ほんとに売りたければもっと大きな箱に入れて、公開して信を問うべし。

804 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/03/27(火) 22:18:45.51 ID:2JSzlFsp [1/1回]

前の真空管フェアのスピーカーってLM755Aだっけ?
酷い音だったよな。SNが悪いのか?
アンプを何に変えてもトーンやうるささが変わらない。


808 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/03/27(火) 23:33:11.18 ID:xSJ7G4BX [1/1回]

LM755Aに関しては完全にサウンドベースにやられちゃったから怒ってるんじゃない?
オーディオベーシックやアナログ誌にサウンドベースの755が載っちゃってるしね。
LM755Aでググってもscoreという信者のブログと店主日記ばっかりだしね。
ほんと、こんないい加減なスピーカー作ってたらパークオーディオの社長に怒られるぞ!

854 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/03/29(木) 23:48:04.49 ID:89e8sKXb [1/1回]

本物はいいね〜
希少!ウェスタン Western Electric 755Aフルレンジスピーカー
現在の価格 : 144,000 円


949 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/04/04(水) 20:22:07.79 ID:rAaBobDF [1/1回]

LM755Aの大失敗が今後のサンバレーを語っている。
戦略をミスしたよ。スピーカーはパークオーディオに任せるという手があったはず。
http://www.logsoku.com/r/pav/1287196507/

82 名無しさん@お腹いっぱい。(sage) 2012/04/19(木) 13:23:09.14 ID:58gOqsTg ID:58gOqsTg

LM755は、外観はさておき、コーン紙の材質がオリジナルとはまったく別物です。
エージングによってオリジナルに似た音になる可能性はほとんど期待できません。


83 名無しさん@お腹いっぱい。(sage) 2012/04/19(木) 13:41:37.00 ID:J13EAbea ID:J13EAbea

LM755はWEの威光をパクったいかがわしいパクリ、パチモン、偽物、ゴミ、ガラクタ、粗悪品。


84 名無しさん@お腹いっぱい。(sage) 2012/04/19(木) 17:53:10.37 ID:OL4C+vMZ ID:OL4C+vMZ

LM755なんか作らずに、パークオーディオと組んで
オリジナルなスピーカー作ったら売れたと思う。


86 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/04/19(木) 23:26:55.46 ID:6PwPfYVh ID:6PwPfYVh

LM755など買うならサウンドベース製の方がいい。
サウンドベースもパクリなんだろうが、説教くさくないし、パクリの姿勢が一貫してるから憎めない。


サウンドベース555
755A フルレンジスピーカーユニット 126,000円(ペア/税込)
755A用 エンクロジャー 126,000円(ペア/税込)
バスレフボード付 寸法:W440×H510×D310(mm)
http://www.soundbase555.com/product_top/755a.html


188 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/04/29(日) 05:02:41.97 ID:BXK7gCbJ ID:BXK7gCbJ
店主は技術わからないどころか、サンバレーには真空管の素人上がりとか、日曜大工の延長のペンション、音の素人の家具屋しかいないんだよなあ。じいさん、ここの箱なら頑張ってホームセンターでやってみな。暇なんだからさあ。できるよ。


189 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/04/29(日) 05:51:56.48 ID:2tYx90dF ID:2tYx90dF

LM755Aと組み合わせたエンクロージャーの隙間とアダプター。
シロウトの継ぎはぎ大工以下。
あんなもの売っておいてSPのネジの締め方、チューニングで追い込むなど、よく語れるな。


386 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/06/09(土) 12:15:20.24 ID:mgNQBShS ID:mgNQBShS

ハセヒロさんの日記を読むと

サンバLM755の試聴 2011/12/29
最初に聴いたのは10年前と同じく、ヨーヨー・マの「踊り明かそう」。
最初のピチカートの厳かな静けさ、ゆっくり弓を引くボーイングの絹のような美しさはあの時と同じ。雰囲気は間違いなくWE755Aです。
しかし、暫く聴くとやはりエッジが硬い感じで伸びやかさが不足気味。
ピアノもあのときと比べると力強さがないみたい


サウンドベース555のLMの試聴 2012/5/5
私が10年ほど前に本物の755Aを聴いたときと同じヨーヨー・マのCDで聴いたのですが、これは凄かったです。裸で鳴らしても、感動した当時とそっくりな音というのが解りました。「踊り明かそう」でブルンッ、のピチカートが力強く、細い弦の消え入るような高域が何とも美しい。
こんなに美しい高域は久しぶりに聴きました。レプリカながらこれは凄い!
これはまさにWE755A。ケーキの例えで言うとバタークリームと生クリームの差みたいで、 一般のユニットとは音の鮮度が全く違う。そして独自の雰囲気が漂う。
このとき私の感動測定器が勝手に作動!聴いてる最中に側頭部がピリピリ。
曲が終わると同時に腕まくりして出ていた鳥肌を見てもらったら、 皆さん「わ〜」。
オリジナルに遜色ない、この素晴らしいユニット。WCWに装着できることを、持参頂いたお客様と一緒に喜んでおりました。

389 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/06/09(土) 21:41:54.83 ID:JnEg7Bqv ID:JnEg7Bqv
>386
サンバの755はエージングがかなり必要と何度も日記で言ってたよね。
つまり最初に聴いたら音悪いってことだよね。


390 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/06/09(土) 23:30:40.54 ID:mgNQBShS ID:mgNQBShS
>>389
信者登場(本人?)
どちらもピカピカの新品です
天守得意の、エージングうんぬんでは誤魔化せない程の違い

392 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/06/10(日) 00:32:34.00 ID:uqyXi3VE ID:uqyXi3VE
>390
信者じゃないよw
あんだけエージングが必要と言ってるってことは、相当音悪いんだろうなって。
そんでもって音が悪いと言われてもエージング不足って言い訳するんだろう。
一方、サウンドベースのは、いずれの方面でも評判いいね。
つまり買うならサウンドベース。
以上。

393 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/06/10(日) 05:36:05.01 ID:ENKpMT8Z ID:ENKpMT8Z

10年くらいエージングが必要で購入者が自身のエージングで......。

394 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/06/10(日) 10:05:40.18 ID:Hvo3Ozwv ID:Hvo3Ozwv
>393
そう、音が悪い理由をエージング不足にしている。
根本的に音が悪いのにね。

395 名無しさん@お腹いっぱい。(sage) 2012/06/10(日) 10:48:51.01 ID:1vAa4X7e ID:1vAa4X7e

最初の音質が悪いだけでなく、エージング後の将来の音質が良くなるという保証は無い。
技術力の無さを口から出まかせで言い切る空手形。まさに大恥。


397 名無しさん@お腹いっぱい。(sage) 2012/06/10(日) 14:58:30.76 ID:x5xodc9i ID:x5xodc9i
エイジングって・・・ ウソくさいな。ペテンくさいな。

398 名無しさん@お腹いっぱい。(sage) 2012/06/10(日) 18:03:39.95 ID:ZdsXPNez ID:ZdsXPNez
>>397
最初の内はエッジやダンパーの動きが硬いでしょう。
3日くらい鳴らすと音が良くなる。
1ヶ月以上鳴らしてまだエージングが足らないなんて言っている奴は馬鹿。
http://logmori.com/thread/pav/1333790882


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     l: ヽ: :ヾ: : :ヽ/: :/: : : : / /!ー- 、 ノ'":.:.:.:}
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SUNVALLEY試聴記 SP試聴…難しいですね…〜 2011-07-12

 前回サンバレーさん試聴室を訪ねたのは「約2年ぶり」と書きました。
その2年間の変化で一番大きいのが試聴SPの変化でしょうか。
「TANNOY STIRLING/SE」から「自社ブランドSP」に変わっています。
もちろん、スターリング時代から自社ブランドのkit LS3/5Aはありました。
2年前の試聴ではLSが結構前面に出ていて、スターリングと合わせて音出しをしていたものです。
今回の試聴はアンプが中心で私からは「スターリングで試聴したい」とお願いしたのですが「スターリングはない」とのこと、手放されたみたいでした。

 今回の試聴は、CDPを除いてALL SUNVALLEYブランドです。
最初「middy」と言うスターリング対抗のようなSPと「Autograph MID」と言う大型のSPを試聴させて頂きました。

 SPとは難しいものですね…アンプとは違う気がします。

 今回試聴させて頂いた2台のSPについては、正直スペック的なものは何も知りませんでした。
サンバレーさんのHPを見るのはいつも「アンプ」と「真空管単体」「その他」ですが今回「スピーカー」の項目を覗いてみることにしました。

 なるほど10インチ同軸2WAYでアルニコマグネットを使用しているんですね…アルニコマグネット使用なんて泣かせますね。
SPにとって「肝」とも言えるネットワークについても自社設計なんですね。
スペック的には申し分ないんですね。
このユニットを使ったSPも4機種あるんですね…凄いバリエーションですね。
なるほどなぁ…

 今回middyもMIDも現品の詳細をしげしげと見ていませんので「ガジェット感」は抜きで、「ぱっと見(デザイン)」と「出てくる音」だけのお話になります。


〜middy〜
 今回の試聴で一番最初に聴かせて頂いたSPです。
試聴室に入った時は、アンプはSV-2(2010)+SV-192A/D+SV-192S+TL3Nの組合せでした。
SV-2(2010)は、我が愛機SV-2(2007)に対しやや音色が「タイト」に感じたので2007に戻して頂きました。

(ああ、日頃聴いている感覚に近い…でも…なんだろう…)

 最初流れていた音楽は、女性ボーカルでアカペラに近いものでしょうか、歌手も曲名も分かりませんが、真空管アンプの「ぽっ」と音が浮くイメージを堪能するのに向いている選択ですね。

でも…どこか違和感があるんですよね…うーん…

そこで日頃聴き慣れた手持ちのCDに変えてもらいました。
MALTA、溝口肇、白鳥英美子、ささきいさおとクラッシクなんかなく好きなCDを恥ずかしげもなく聴かせてもらいました(笑)

 ここで更に違和感が明確になってきました…

確かに音飛びは良く、三次元的に上下左右広がり前に出てきて如何にもサンバレーさんが指向する「ゴージャスな雰囲気の音場」タイプのSPだと…でもどこか「ふんずまっている」感じがするのです。
広がりきれないと言うかユニットがこのエンクロージャーを「窮屈がっている」気がしてならないのです。
MALTAのサックスやストリングスも広がるのですがどこか「束」になって聴こえるんですよね…SV-192Sの良さは粒子で音を構成するはずだったのに、その粒子感が薄い…溝口肇のチェロも「ぼわっ」と大きく聴こえ、時折入るトライアングルの「チーン」と言う音色にもコンパクトな鋭さがない…
ボーカルでは白鳥英美子もささきいさおも首を左右に振るとピンポイントに定位して「同軸2WAYの良さ」は感じますが「口が大きい」…音像が大きいんですよ…。
では、持ち込んだソフトの録音が悪いのか?
白鳥英美子もささきいさおも録音としては優秀で試聴室で最初に流れていた女性ボーカルにひけをとるものではありませんし、我が家のRHRやmini、DS-9Zでは明確に定位し口の大きさも程良くリアルに再現されます。

 この「ふんずまり感」を払拭するにはエンクロージャーを大きくする方がいいのではないかと考えMIDの試聴をお願いしました。

たくさんのスタッフで開発されていました…


〜Autograph MID〜
 大きなSPですね。
設置位置がヒアリングポジションより高く、ユニットの位置が耳の位置より高めです。
見た目の仕上げは抜群ですね…フロントの短いホーン形状なんか「Autograph」を名乗るためにこだわった箇所だと思います。
「木工大変だろうに…」と感心します。
見た目は抜群ですよね…TANNOYが作製した場合この価格で販売するのは無理でしょうね。

さぁ出てくる音なのですが…

 確かに middy対比エンクロージャー容積が大きくなったので「ふんずまり感」は薄くなりました。
しかし正直まだ違和感を覚えます…アンプをSV-722にして昔の我が家のラインナップに近い状態に戻してもスターリングで試聴していた頃の音色ではないですね…この違和感は何でしょう?
この違和感を持ったまま、最後まで試聴をしていましたので、プリアンプの試聴の感想でSV-310Vが気に入ったのですが「最後は自宅で聴いてみないと…」と私がぼそりと言ったのは、この終始つきまとう違和感のためでした。

 帰りの車の中でこの「違和感」について考えてみました。
どうやら、この違和感は「繊細感」「分解能」「堀の深さ」がスターリング対比追いついていないことだ言う結論に達しました。
点描でもなく線描でもない、最終的には面で捉えなくてはなりませんが、サンバレーさんがアンプの取引先さん(アドバンスさん、エレキットさん、ウエルカムさん…)と構築したような音になっていない。
例えば、SV-722(アドバンスさん)やSV-310(ウエルカムさん)のアンプのような繊細な点描を幾つも積み重ねて線とし面を構成するような音作りに達していないと感じました。
この結論の裏付けをとるため、稚拙な我が家のシステムから同じソフトを使い音を出し聴き、その思いを強くしました。

「難しい分野に手をつけたもんだ…」

 SPとは難しい機器だと思います。

 話は変わりますが、最近のチェーン店系ファミリーレストラン・ファーストフードショップの新メニュー攻勢は激しいものがあります。
では、その「新メニュー」を食べたとき「安かろう悪かろう」かと言えばそうではなく「まぁまぁかな」「意外とやるなぁ」だったりします。
この新メニュー開発には大手ファミリーレストラン等は開発スタッフや評価者がたくさんいて、色々な意見を集め試作を何度も繰り返し最終的にメニューとなる。
対して町の小さな食堂は、評価者が大将一人か家族だけになってしまい色々と限界があるのだと思います。
こんな町の小さな食堂は、ある領域を極めることで生き残るんだと思います。
極めた結果、大手チェーン店もマネが出来ないものになる…決して大きく成長はしませんが確実に生き残る…。

 では、SPはどうなのでしょう?
工業製品であるSPの開発・製造にはそれなりの資金や設備が必要です。
多くの設計者(開発者)・評価者(実験者)による試作と実験を繰り返し膨大なノウハウを蓄積し、聴感だけでなく測定を行い客観的な評価を行い改良を繰り返す、もちろん実験(評価)設備にも十分な投資をしているのでしょう。
SPはオーディオ機器としてユーザーが最後に聴く「結果」であり、オーディオシステムの「要」だと思います。
これは非常に難しい機器であり、現在のSP専業メーカーが生き残っているのには、それなりの理由があるはずです。

 そんな難しい分野に挑戦されたサンバレーさんには敬意を表しますが、このユニットを使った商品バリエーションの拡充より middyU、MIDUとモディファイ(改良)を繰り返し熟成し、よりコストパフォーマンスの高い製品を販売されることを期待しています。


Commented by きゃーる at 2011-07-12 01:17 x
窮屈な音ですか。。。
箱鳴りに対する好き嫌いもあるでしょうね。。。
でも過去を顧みつつSPを製作するメーカーは大手の中では貴重ですね^^
私はALTEC 828エンクロージャの完コピを安く作って欲しいです^^;

Commented by K林 at 2011-07-12 09:59 x
本当にSPは難しいですね。。
小生もP.Audioウッドコーンが気に入り、ボックス自作(キット)から始めて、木工業者さんに2Way推奨箱を製作してもらい最近まで使っていた所謂自作派でした。
気に入ってはいたのですが、もう一段ステップアップしたいと思い、先々月、中古の「VLZ in cabinet」を入手でき、続いてずっと気になっていたモニターオーディオ[PL-100」を格安で譲っていただくことも叶って、SPを一新しました。
タンノイのビンテージと現代(最新)SPのPL-100を聞いていると、専業メーカーとしての製品の質の高さは、その他のメーカーや自作のものとは、はっきり違うと感じます。
色んな言葉で表せますが、例えば、富士山の五合目ないし八合目と頂上くらいの違いがあり、これはちょっとやそっとでは越えられない差でしょう。

Commented by たっちん at 2011-07-12 21:54
キット屋さんのスピーカー開発は、大半が過去の名品へのオマージュ、
すなわち敬意あるいは賛辞から出発していますね。(一部、樽スピなどは完全なショップモデルと言えますが)

もちろん、純粋な敬意はお持ちでしょうが、それだけでなく人気の名品の方が、製品にあこがれている人たちを取り込めるという、ビジネス上の計算も働いていると思います。トヨタ自動織機のグループ企業として、単独採算は、至上命題でしょうから、当然のことでもあります。

となると、あるときはLS3/5A、またあるときはタンノイ、さらにはアルテックということになり、老舗メーカーのように音にポリシーを反映した一本の筋を通すことなど無理ではないでしょうか。

Nallyさんのご指摘はごもっともで、はじめに模倣商品ありきのスピーカー開発がオリジナルを越えることなど、到底むりでしょう。
アンプならともかく、スピーカーでSV色を出すのは、望むべくもない。・・・サンバレー製を3組使った、私の感想です。

Commented by rhr_nally at 2011-07-12 22:53
エンクロージャー商売ですか(笑)
でも詳細に分析しないと難しいでしょうね…
Autographとか国産箱と呼ばれるものが幾つもあったようですが…人気はどうだったんでしょう?
SPは難しいですよね…やはり「技術力の集大成」と言いますか、そう簡単に上手くはいかないものですね…。

Commented by rhr_nally at 2011-07-12 22:59
K林さん、こんばんは。実際の経験から頂いたコメントありがとうございます。
自作を考えると故長岡鉄男さんなんか凄かったんですね…。
でも流石の長岡さんも「SPユニット」だけには手を出さなかったんですよね。
専業メーカーのノウハウは、やはり膨大だと思います。
そんな意味では、次々と撤退していった日本のメーカーの膨大なノウハウと実験データーが本当にもったいないです。
オーディオを趣味にするなら、やはりしっかりとしたSPメーカーのSPを使い経験を積むことなのでしょうね…。
SPは一朝一夕に鳴らずですね。


Commented by rhr_nally at 2011-07-12 23:01
元新潟のUさん、こんばんは。
そうですね…材料も全て支給されているようです。
でも良い材料を支給したから、選択したからと言って優れたSPが出来ないことは他の工業製品も同じようなものですね…似て非なるものと言いますか。
大変な分野に進出されたサンバレーさんには、継続と改良を続けて頂くことを期待するばかりです。

Commented by rhr_nally at 2011-07-12 23:11
そうなんですよね…オリジナリティを前面的に出せばいいんだと思います。
プリアンプのSV-722(C22)なんかも、名前はC22かもしれませんが、音は全く方向性の違う音色です。
これは、オリジナルを聴けば直ぐに判明します。
でも、C22とは全く方向性は違うものの、あの澄んだ高域や音場感はなかなか他のプリアンプでは得難いもの…供給元のアドバンスさんの音色だと思うのです。
ならば、そこを前面に出せば良かったと思うのですが…

kit LS3/5Aもその名前や外観をそっくりにしなくてもあの価格と音質ならそこそこいけたと思いますし、人目を忍ぶような限定販売しなくても済んだと思いますが…まぁ、商売の仕方なので口出しはできませんが…。
スピーカーで「SV」カラーを出せるかは、これから「継続的改良をするか」によりますね…。
立ち消えにならないことを希望するばかりです…。

Commented by きゃーる at 2011-07-13 00:33 x
ちょっとイメージや手段ありきみたいな製品が多いですね。。。
販促の為にはいいんでしょうけど、本当の物作りの姿勢じゃないですね。。。
でも企業人としてはこうあるべきでしょうね。
売れないと自分や部下は幸せになれませんから。
買い手に上手に夢を見せて欲しいところではありますが。。。
まあ私は淡々と欲しい物があったら買う!
といったところですね^^
SV-722はいいプリですし、SV-91Bとかも欲しいなあと思いますし^^
あ、エンクロージャも安かったら買いますよお^^;

Commented by きゅう at 2011-07-13 08:59 x
Sunvally製のアンプなどとスピーカーの違いは・・・作り手の違いだと思います
アンプ等は全てウエルカムさんやアドバンスさんなど、いわゆる「プロ」に商品イメージを持ちかけて開発しています
この方法論で行けば、スピーカーはユートピアに開発依頼する形だと思います
しかし実際にはウインズの村瀬さん(ペンション業)や小野寺さん(デラ工房の家具職人)がサイドビジネスで作っている訳です
樽シリーズや標準箱は村瀬さんが趣味で作った物を以前から個人的に販売していましたものです(私はこの頃の標準箱を愛用中です)
音作りは村瀬さんの耳頼り、それをサンバレーに持ち込んで「チューニング」の依頼を受けて村瀬さんが二次試作を作る・・という流れです
商品はペンションの3階(屋根裏)の工房で作られていますので、注文が殺到したりした場合の品質・精度管理なども工業製品とはやや異なると思います

Commented by rhr_nally at 2011-07-13 21:32
はい、確かに良いものも色々あると思います。
ただ、この商社さんの商品を買い続けて夢から醒めたら少し虚しいかもしれませんね。
でも、SV-722やSV-91Bはいいアンプだと思いますよ。
それも、バックボーンにしっかりとした有名でなかったアドバンスさんやウエルカムさんみたいなOEMメーカーがあるからなんですよね。
そんな、我々の知らない良品メーカーを紹介して頂くのがこの会社の一番の持ち味だと思うのですが…なかなか難しいものですね。

Commented by rhr_nally at 2011-07-13 21:40
アドンバンスさん、ウエルカムさん、トライオードさん、エレキットさんと言う優良なメーカーさんに支えられるキット(完成品)アンプと比較してSPはそう言う体制でないですからね…。
SPはノウハウの塊だと改めて思います。
ガレージメーカーと言う訳にはいかないようですね…私はミーハーですから(笑)SPは老舗のブランド力のあるメーカー品を買ってしまいますね…。
それかB&Wのような新しい(既に古いですけど)、しかししっかりとした開発力と設計思想を持ったメーカーに惹かれますね…実際、音も「なるほど」と言わせるものがありますしね。
サンバレーさんには単発に終わらずユニットの「モデファイ(改良)」を期待するばかりです。
しかし、この「モデファイ」には投資が必要ですから…どうかなぁ…。

Commented by tm at 2011-07-16 07:35 x
TANNOY関係を検索していて知りましたが、同じユニット搭載でも純正と国産箱では大きな価格差があるのですね。
箱鳴りを活かすような場合は特にノウハウが必要なのでしょうか。
商品説明でも、国産箱の場合は純正と比較して締まった傾向とされているような気がします。
SV-4が再生産予定とのことなので、組み合わせるとオールドタンノイ&旧QUADvsサンバレーという図式で違いが面白そうです。

TANNOY導入は3LZ in Cabinetか旧Stirlingにしようかと考えています。
MG12搭載のLancasterあたりも手が出せる範囲ですが、物の多い8畳に合うのかどうか。

そういえば、某店がMG用のコーン紙に張り替えたHPD315搭載Lancasterを売っているのですが、MG12とHPD315の違いはコーン紙だけというのは事実なのでしょうか?
確かに工場の火災後のTANNOYは別物と拘る向きもあるようですが。


Commented by rhr_nally at 2011-07-17 22:39
私は3LZの音を聴いたことはないのですが、恐らくバランス的には優れているのでしょうね。
スターリングも大好きなSPです。
自画自賛ではないですが、私もスターリングを十数年使って色々なジャンルを聴きましたが、非常に素晴らしいバランスで音楽を奏でてくれると思います。
日本の標準的なリスニングルームである6〜8畳でもベストマッチだと思います。

工場火災後と前のTANNOYの比較は、今では非常に難しいのではないでしょうか。
私の場合は、そこにはこだわりがなく素直に聴いています(笑)
私はどちらかと言うとTWWユニットが好きなんです…見た目が好きなんですね(笑)


Commented by rascal at 2011-08-01 10:06
私は、数ヶ月前にkit LS3/5AとALR/JORDAN Classic1を購入しました。最初は同じようなのを買って、と少し後悔しましたが、とっかえひっかえ聴いているうちに、自然にClassic1に落ち着きました。

理由は、Classic1の方が音楽を聴いていて楽しいからです。音に魅力があるというのか、音楽の魅力をよりダイレクトに伝えてくると感じます。
kit LS3/5Aもとても評判のよいスピーカーなのに、なぜかなとずっと疑問に思っていましたが、このブログを拝見してなるほどなと思いました。
ちなみに、アンプはSV-9T SEです。小さいけれどいいアンプだなあと感心しています。

Commented by rhr_nally at 2011-08-01 22:42
サンバレーさんの場合、アンプはOEM(生産元)がしっかりされているのでいいものがあると思います。
 ただ、SPは本当に難しいと思います。
材料を揃えればいいもんでもないですし…マニア好みのアルニコマグネットを使ったからと言って魔法のように音が素晴らしくなるわけではないことは、誰でも想像つくことだと思います。
ましてや海外のメーカーに生産だけを任せる場合、よほどのことをしない限り「指定通りに作りました」で終わってしまうと思います。
そして黒子のような存在ですが、設計・開発者のノウハウの塊のネットワーク…さらに製品を作るには「実験」「評価」は最重要であり、それに伴う設備も必須です。
どれだけ「改良」を継続するかがテーマだと思いますが…果たしてどうなんでしょう…。

Commented by VielenDank at 2011-12-30 01:46
Sunvalley 10インチ Coaxial。Tannoyひとすぢの私が看過できるはずも無く注目していたのですが...そーですか。やはり...。
彼の業界ではスピーカー開発に手を出すと人生を棒に振るというのが、半ば常識だと聞きます。その意味では、大橋さんは大健闘ではないでしょうか。しかし一方で、「まともな音がする訳がない。ましてや過去の名機と並び立つ製品などできるわけがない」という声も納得性は高いでしょう。そうは言っても大橋さんの今後のチャレンジに期待したいと思います!でも、甘くないよなぁ...きっと。

Commented by rhr_nally at 2011-12-31 22:57
 最近サンバレーさんの商品にはときめかないですね…。
なんて言うのでしょうか…サンバレーさんの商品って手の届く範囲の価格で「いいなぁ」と感じる商品が多かったのですが最近の価格帯は、とても手が出ない商品ばかりで…大橋さん人の話に耳を傾けてくれませんしね(笑)(メールの文面上は慇懃無礼ですけど心がこもってなんですよね…)

 最近のサンバレーさんの商品を見ると他社製品と組合せが難しい状態で「オールサンバレーで構成せよ」と言っているみたいで…「オーディオは組合せの妙」確かに商売的にはオールサンバレーがいいのでしょうが…
「ロマン」がない(笑)

なんてここまでコメントするのは、サンバレーさんに期待をしているからでもあるからですけど…
でも私、最近サンバレーさんのHP見なくなりましたねぇ…

Commented by VielenDank at 2012-06-16 13:52
確かに以前のサンバレーの製品は心ときめく製品が多かったですね。値段も今よりもずっと割安感がありました。あれは開店セール価格だったのでしょうね。

大橋さんからのご返信については同感ですが、いちいち心を込めていたら気が狂うかも知れません。でも、HarbethのAlan ShawもMANLEY LABS.のEva Anna Manleyも彼に比べればずっと親身な返信だったような。

大橋さん、ちょっと手を抜き過ぎかも?とは思いますが、ひとりで何役もこなしていることを考えると仕方ないかなと、どうしても大橋さんには同情的になってしまいますね。でも、このままで良いとは思いません。魅力的な存在であり続けたいのであれば、そろそろビジネスモデルの転換を模索する時期ではないかと思います。
http://rhrsp.exblog.jp/15091872/

スピーカーで一番難しいのは箱だという事は今更めく話で、とうに皆様御承知の通りである。
ただ造るだけなら大工仕事でも出来るが、ユニットの実力を実力通りに鳴らす事はそう簡単に出来ることではない。
指定の寸法で造ったから音になるかといっても、まずまともな音になった例を僕は知らない。無論素人仕事でも偶然の大当たりが無いとは言えないが、エンクロージャーの自作ばかりは決してお勧めできるものではない。
尤も、どう造ったって、音は出るに決まっているので、願望から僕らはつい錯覚する、出来たてのほやほやの時は「なんて良い音だ」と思いたいのである。
そして、JBLやアルテックのユニットを使っているんだから良い音に決まっているというブランドに対する先入観がまた僕らの耳を錯覚させる。


回路図通りに組み上げれば一応回路図通りの音が出るアンプなどとはわけが違って(これだって部品配置や配線方法等で俄然音は違ってくるが)目に見えない空気の振動に関する計算と現実の音の間には大きなギャップがあるようだ。
だが逆の事もあるだろう、コーラルのスピーカーユニットだって、箱を旨く造れば素晴らしい音に仕上がるかもしれない。今も云った通り偶然の産物が成功をおさめないとは云えないから、つい期待するし箱造りに嵌るのである。

この事は自作エンクロージャーに限った事ではなく、他社製造の箱つまり指定寸法に依る本職の仕事だってユニットがまともな音を出した例を聴いた事が無い。
まして、他社独自の設計によるエンクロージャーをや、である。

タンノイ然り、JBL,アルテック然りオリジナルとの音質の差は歴然としている。
古くはヴァイタボックスのコーナーホーンに物凄い奴があった。大メーカーともあろうものがよくぞここまでやってくれたものだとほとほと愛想が尽きて、以来このメーカーの物は何によらず買った事が無い。こういう音造りを平気でやる音響メーカーを信用出来ないのである。指定寸法という触れ込みながら、どう造ったってここまで酷い音にはなるまいと思うが、それがちゃんとそうなっているのだから驚く。

件のラジオ用スピーカーも当然箱を作らねばならないが、素人仕事も本職仕事も含めてちゃんと音になった例があるんだろうか、甚だ疑わしい。
僕の知っている限りでは、自称スピーカーの専門家の造ったへんてこりんなバッフルなど随分杜撰でいい加減なものだった。言うまでもなく音は出ていたが音にはなっていなかった。

会社の大小を問わず、どういうものを造るかというメーカーのコンセプトは、要は経営の先見性に加えて教養とセンスとモラルを根本とする筈だから、これが無いメーカーは気楽なものである。何でも有りなのだ。要は「だからこのスピーカーは良いのですよ」という話を造ってしまえば良い。

僕らはだから自分の耳をしっかり信じて、良い悪いもさることながら、好きか嫌いかをしっかり耳で判断したら良いのだろう。JBLだから好きなのではなくて、眼をつぶって聞けば自分の好き嫌いは誰に教えてもらわずとも基よりはっきりしている筈だ。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=34

SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋)については


買ってはいけない 300B ダメ・アンプ _ SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) SV-91B
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/124.html

乗鞍高原 ペンション ウインズ _ ザ・キット屋の詐欺商法の片棒担いだのが運の尽き?
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/328.html

2. 中川隆[-10913] koaQ7Jey 2019年10月13日 17:18:19 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1925] 報告

真空管アンプの物真似はできてもスピーカーの物真似は絶対にできない _ 2


日本人が作った JBL のエンクロージャーのレプリカでは JBL の音にならない

パラゴンをビンテージ・スピーカーとして購入希望者が未だに居ますので、パラゴンを手に入れたい人の為に、私からのアドバイス。

日本では喫茶店等を開店するにあたり、中古のパラゴンを買い求める人もいる。姿があまりに美しいからだ。

時々、ステレオサウンド誌で地方のオーディオ店から出物が有ります。
輸送料はかかりますが、確実なのはアメリカ中古市場から買い求める事です。
2001年当時には、LE-15Aを使用した中期型が、アメリカのコレクター市場で二万ドル(270万)以上の値で売られていました。

日本でも中古を250万円前後で売られていると思うが、ほとんどは製造台数の多い中期型です。

初期型はユニットが劣化し過ぎたものも有るので勧められない。半世紀前の製品となると、箱の保存状態の良いものは少なくなるのが道理。
音が出なくても、飾り棚代わりに欲しいという人も居るので、そういう方なら初期型でも良い。気持は解る。

もし最後期型中古を安値で売っている店が有ったら、その店は価値を知らない訳でビッグチャンスです。

良く乾燥したエンクロージュアの後期型パラゴンを中古で入手するのは至難と思うが、もし存在すれば、この世のパラゴン中で僅か3%の当選くじとも言えるので稀少価値が有ると思っています。

湿気で音質が劣化しているパラゴンは安くても買ってはいけない。
長年オーディオファイルとして過ごして来た夢追い人の行き着く先が、このスピーカーなのかも知れない。

四十代まで最新型スピーカーを変遷したオーディオファイルが懐古型スピーカーに辿り着く、という話は良く聞くことだ。


◎ パラゴンの製造に関しては他にも面白い事がある。まぁ、伝説になるくらいだからエピソードに事欠かない。

それは完全な設計図というものが存在しないことです。設計図はパラゴン製造工場の職人の頭の中にだけ存在しました。

また、興味深いことは、家庭でスピーカーを制作してみよう、という腕に覚えのある人向けに、JBL社から各パーツの寸法などが書かれた設計図が、1960年代に販売されていた。

ユニットはJBL社から買い足して取り付ける、ということだが、家具製作者なら出来たかもしれない。

その設計図はJBL本社においても、今では消失してしまっているという。これまた正に伝説と化した所以だ。

☆追加記事=2003年に、アメリカの市場でこの設計図が売りに出されました。
それは片側だけの設計ですまされており、細部については、制作者の技術にゆだねられる性質のもののようです。

やはり、伝説どおり、パラゴンの設計図は熟練した職人の頭の中にだけ存在し、設計図があれば誰でも製造できるというものではない。

ですから、パラゴン職人は日本の神社仏閣を造る宮大工のようなものだと思えば良い訳です。

☆追加記事=2006年では、CD-ROMにより、paragonや他のエンクロージュアの設計図が、ネット販売されているのを見ました。

日本のメーカーがパラゴンのレプリカを作っているが、聞いた人の話では異口同音に、まったくオリジナルとは違う音がしているとの話でした。
http://fukuroo3.com/paragoninfo.html


>日本のメーカーがパラゴンのレプリカを作っているが

というのは 最近倒産した ヒノ・オーディオの事でしょうね:


オイラが時々聴きに行っているパラゴンは、オリジナル・パラゴンではありません。秋葉原の老舗オーディオ専門店「ヒノオーディオ」の「HyuGer PARAGON」。カナダから輸入した米松合板天然木を使用した、限りなくオリジナルに近い復刻版。ヒノオーディオ・チューニング。

ヒノオーディオのオヤジさん(社長)、日向野さん曰く。

「JBLの本社のお偉いさんが来て、よくここまでオリジナルに忠実に再現できたものだ。今じゃアメリカでは作れないよ」

と云っていたと、自慢気に話していました。

「パラゴンは楽器と同じ、日本の木工技術は世界一だからね。木材さえ手に入れば、オリジナルよりいいものを作るよ。オリジナルをバラして図面に間違いがないか、何度も検証しているから」

とも云っていました。


その"スピーカー命"のオヤジさんも、今年の1月4日に亡くなられたそうです。昨年、「スティーヴンス・トゥルーソニックの同軸型ユニット206AXAが手に入ったから聴きに来い」と云われ、ジャズ友3人でお会いしたのが最後になってしまいました。ご冥福をお祈りします。

オイラの思うパラゴンは、その芸術的フォルムとは印象が違う。一見、優雅で気品のあるスピーカーのように感じるが、実際のパラゴンの音は品のない音である(笑)。ジャズの再生に限り、とにかく骨太で、ライブハウスを自宅に再現してくれる、豪快なスピーカーだと思っている。「臨場感が素晴らしい!」に尽きる。オイラはそんなパラゴンが好きなのだ。

これは、パラゴンの一面にしかすぎない聴き方だと思っている。「パラゴンを鳴らすには10年かかる」と、多くのパラゴンの所有者が云うのは、それだけいろんな顔を持ったスピーカーなんだろうね。

オイラの4530BKバックロードホーンは、そのパラゴンの下品で臨場感のある部分を追っかけている(笑)。だから「打倒!パラゴン」なのだ。

今度、実際にオリジナル・パラゴンを所有している音無館さんに、パラゴンの話を聞きたいと思う。音無館のオリジナル・パラゴンいいなぁ〜、聴きたいな〜ぁ。
http://ameblo.jp/tommy-jazz/entry-10478128654.html

7 :555:2010/03/13(土) 10:38:15 HOST:220-152-19-177.rev.home.ne.jp

私の思った事はパラゴンを上手く鳴らすのは難しいと思います

後壁からの距離・床材・足の台で変わります
まず第一の問題はウーファーに問題が有るかと思います
LE15の場合、エッジの山部分がキャビネットに接触している可能性があります
我家の場合もぶつかっていました
これでは、スムーズに動いてくれませんね?
殆どのパラゴンは接触しているとか聞きました
フェライトの場合は分りませんが

それ以前にLE-15は問題が有ると思いますが
150-4Cは、素晴らしいと思います?・・・多分


8 :世直し奉行:2010/03/13(土) 10:46:59 HOST:p2147-ipbfp1601kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp

拙者の知人のパラゴン使いは皆様、それぞれ美味く鳴らされております。
床の強度・材質で、8割、AMPの選定で1割、キャリア1割で、ハイボール!?


13 :世直し奉行:2010/03/13(土) 23:48:14 HOST:p2147-ipbfp1601kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp

555さま
繊細なだけ?の音なら、クォードESLがBESTでしょう。
パラゴン本来の目的、用途が違います。何せ約半世紀昔のスピーカーシステムです。
パラゴンは民生用(ネットワークも同様)です。

一世風靡したメーカーの名機をいじくりまわすのは結構ですが、拙者小心者故、まともに鳴るアンプで愉しんでおります。

インピーダンスを測るより、アンプと音源の「質の確認」をおすすめします。
評判を気にするより、自分の好みを気にします。
パラゴンは、時には鋭く過激にまた有る時にはおおらかに、奥の深い銘器です。


18 :555:2010/03/14(日) 00:57:56 HOST:220-152-19-177.rev.home.ne.jp

奥様はモデルみたいな綺麗な人でお金持ちのようです
ネットワーク交換後、満足しているようです

昔、マッキン22・275を使いましたが私には合いませんでした
マランツも同じ

当時は部屋が10畳だったので、部屋の影響も有ったかもしれません?
私にはダイオードの音が合わないようです


23 :551:2010/03/14(日) 19:02:35 HOST:pc21006.amigo2.ne.jp

555様、すみません。JBLはよくわからないです。
でも、パラゴン買うんなら、ウエスタンにします!


26 :551:2010/03/16(火) 01:05:55 HOST:pc21006.amigo2.ne.jp
555様、
ウエスタン555なら2個買えます。15Aホーンは買えませんが、22Aホーンの優れたレプリカなら2個つけられます。

パラゴン代からこれらを引くと「おつり」が来ますので、おつりはウーファーにまわします。
とりあえずはAltecの515で100Hz以下を受け持たせ、3D方式というのはどうでしょう? トィーターも欲しくなりますが、とりあえずは3000Hまたは802とか806からホーンを取ってトィーターとして使いましょう。

そうするとトータルでパラゴンよりずっと安く上がります!
恐るべし パラゴン!


31 :555:2010/03/17(水) 23:14:32 HOST:220-152-24-153.rev.home.ne.jp

551様 昔WE555+22A(カンノ)で鳴らしてしました

当時は予算も続かず、完成まで行きませんでした
確か電源はリーズナブルなダイオード整流だったかな?
555にはJBLのツィーターは合いませんね?

砂嵐の様でした
次は15Aを使いたいと思ってます
恐るべし 15A


41 :551:2010/03/19(金) 10:44:45 HOST:ntmiex120024.miex.nt.ftth2.ppp.infoweb.ne.jp

オーディオはつらいよ!奮闘編

イタリア製の15Aレプリカは1本100万円以上だと思います。運送料は2本で30万円前後でしょう。22Aじゃダメですか? これだと愛知県産が1本32万ちょいです。実績もあります。人によってはオリジナル(金属製)よりこちらのレプリカ(木製)がいいと言っているほどです。

また、555はレプリカを買うより、オリジナルがまだたくさん眠っております。6万本以上作られたのですから… あるところにはあるのです! 

価格は? ピンからキリまでありますよ。眠っているやつの仕入れ値が10万台後半と聞いております(まとめて10〜30本買う場合)。

ステレオペアを取ろうとするなら、これぐらい必要かもしれません。ペア取り後要らなくなったヤツでも、555は555ですから、いくらでもつぶしがききます。

パラゴンの箱は何でもアメリカ在住の日本人がコツコツ作っていたとか… あれをこさえる技術があれば、15Aホーンのレプリカなんてちょろいのでは?
やはり、恐るべし パラゴンの箱!


42 :ビックリマスダ:2010/03/19(金) 12:08:57 HOST:p4188-ipad03niho.hiroshima.ocn.ne.jp

昔の箱は良いですよねー、エージングも出来てるし。


43 :世直し奉行:2010/03/19(金) 12:21:23 HOST:p2147-ipbfp1601kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp
551さま
あれをこさえる技術は、ありません。残念!


44 :RW-2:2010/03/19(金) 12:26:48 HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

>>あれをこさえる技術があれば

パラゴンの箱なんて神社仏閣造りの大工にとっちゃたいした技術ぢゃないでしょ。
朝飯以前のお茶の子さいさい。注文/需要が無いから造らないだけで。

パラゴンは最高のデザインですが残念ながら全面チップボードでやんす。ヒバや
栗の木なんぞふんだんに使って造ったら、工芸品芸術品に昇華しやんすね。こう
なりゃ音の良し悪しなんぞ関係御座いません。いや、悪いわきゃ無い(がはは)


45 :世直し奉行:2010/03/19(金) 12:39:13 HOST:p2147-ipbfp1601kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp

↑日本の宮大工や指物師ならOK!ですが、手間賃・輸送経費etc高コストで企画倒れに。
多分!?

初期のパラゴンプロトタイプ?(2WAY 150−4C入り)は米松合板も使っておりました。


46 :RW-2:2010/03/19(金) 13:26:09 HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp

>>手間賃・輸送経費etc高コストで企画倒れに・・・
みんなが買うんぢゃありやせんよ。金に糸目をつけないお金持ちが発注。
案外オリジナルのパラゴンより安く出来るんぢゃなかろか。無理か(だはは)


47 :551:2010/03/19(金) 15:44:19 HOST:ntmiex120024.miex.nt.ftth2.ppp.infoweb.ne.jp

企画倒れになったのは アメリカ版ゴジラ!
パラゴンの箱を無垢のウォールナットで作って、594を入れて、ウーファーを励磁型にしてくれたら、買います!


48 :ビックリマスダ:2010/03/19(金) 16:02:10 HOST:p4188-ipad03niho.hiroshima.ocn.ne.jp

箱は難しいですよー、

良い材料で綺麗に作っても音が良いとは限らないってーのが
タンノイの国産箱の安さが物語っています・・・

オリジナル600万――1000万 国産箱60万――100万って感じ?

51 :555:2010/03/19(金) 18:02:30 HOST:220-152-22-74.rev.home.ne.jp
>41
551様 22Aのレプリカは近くに数本転がっています
イタリア製15Aは現地価格で2本 100万円と聞きましたが?

今は555オリジナルは高くて買えません

国産パラゴンも有りますよね!
箱だけで、200万円以上とか?


86 :cross:2010/07/09(金) 10:19:38 HOST:p03c9e5.tokynt01.ap.so-net.ne.jp

私のパラゴンも家具としてFMラヂオとして鎮座しておりましたが、ネットワークを自作して、プロのPAにいろいろ測定してもらい定在波問題を解消したら見違えるように鳴り出しました。

WE555Wは14Aホーンに付けてフルレンジで聴いています。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/11602/1268405832/

>日本のメーカーがパラゴンのレプリカを作っているが、聞いた人の話では異口同音に、まったくオリジナルとは違う音がしているとの話でした。

ヒノオーディオの精巧なレプリカがオリジナルと全く違う音になる原因は明らかです:


JBLエンクロージュアの基本はチップボードが本来の箱ですから、カリフォルニア気候仕様なんですね。そして、あの柔らかい材質がユニットのエネルギークッションになっているのだと、私は想像しています。

パラゴンは一般的なスピーカーと違いまして、エンクロージュアの内部にグラスウールの類は一切入ってません。その音響コントロールは、柔らかいチップボードによってなされているのだと思います。

日本でパラゴンのレプリカを作っているところでは、非常に頑丈に出来ており、ガチガチに作られているそうです。そういう立派な?作りのエンクロージュアは、オリジナルパラゴンのような箱鳴りはしないという話を聞きました。

しかしながら、JBLパラゴンの本来のエンクロージュアはチップボードであって、保存状態が良ければチップボード製が本来の音を出します。これは同時期のJBL製の別モデルのスピーカーのほとんどが、チップボードによる、つき板仕上げである事実が証明しています。

JBLのチップボードは音質第一で、堅牢性は重視されておらず、ポロポロと崩れます。
http://fukuroo3.com/paragoninfo.html


日本人は真面目なので、何でもきっちりした物を作りたがるという事でしょうね。

3. 中川隆[-10903] koaQ7Jey 2019年10月13日 18:41:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1936] 報告

自作でも問題が起きないのは フルレンジスピーカーを平面バッフルか後面解放箱に取り付ける事くらいでしょうか

1. 平面バッフル

平面バッフル 製作いたします 五加音響研究所のオーディオ修理と製作
https://otoyas.exblog.jp/22515940/


竹集成材のスピーカー平面バッフル板 
材木商店【無垢材・積層材・化粧貼り・白ポリの木材メーカー通販サイト】
https://zaimoku-shouten.jp/works/%E7%AB%B9%E9%9B%86%E6%88%90%E6%9D%90%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E5%B9%B3%E9%9D%A2%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%95%E3%83%AB%E6%9D%BF%E3%80%80201452/
http://www.mokuzaikako.com/


ヤフオク! -「平面バッフル」の落札相場・落札価格
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=&p=%E5%B9%B3%E9%9D%A2%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%95%E3%83%AB&x=0&y=0

2. 後面解放箱

真空管アンプ「カトレア」
ヨーロッパ製の軽く反応の良いスピーカーユニット用に設計したフロントホーンスピーカーボックス
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=50

3. スピーカーのエンクロージャー製造メーカー

Hasehiro Audio (ハセヒロオーディオ) 奇跡の音質「バックロードホーンスピーカー」の製造・販売
http://www.hasehiro.co.jp/


株式会社 サカエ工芸
フォスター電機の主要製造拠点海外移転を機にフォスターグループから独立
フォスターブランドのエンクロージャー製造を継続する一方、独立系メーカーとして主要オーディオメーカー各社にエンクロージャー供給を開始。パトリシアン他、エレクトロボイス社へのホーム用、PA用各種エンクロージャーを供給。
http://www.soundstage.jp/SAKAE.html


スピーカーエンクロジュア(BOX) ユートピア製品一覧 
http://www.utopianet.co.jp/product/enclosure.html

Lowtherの正規エンクロジュア ユートピア輸入製品一覧 
http://www.utopianet.co.jp/product/import.html

4. 中川隆[-10885] koaQ7Jey 2019年10月14日 09:47:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1956] 報告

作ってはいけない・買ってはいけない自作用スピーカー


長岡鉄男 スーパースワン
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1007.html


最近のフォステクス FE の E/En は音が悪ですネ。 やはり、中国生産になったからでしょうか。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/951.html

5. 中川隆[-14966] koaQ7Jey 2020年1月02日 10:31:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1980] 報告
✰ ネットワーク

「ネットワーク」といってもピンとくる方はおそらく少ないだろうと思う。市販の既成スピーカーを愛好している方にはスピーカーボックスの中に内蔵されているので目につくことがなくなおさらだ。

いわば「縁の下の力持ち」的な存在だが、ユニットを単独で購入し2ウェイや3ウェイに編成する人間にとってはこのネットワーク弄りほどオーディオの面白さが凝縮したものは無い。

何しろクロスオーバーの設定次第で音質がころっと変わるんだから〜。

今のところ、パナソニックの2ウェイ式のネットワーク(クロス1200ヘルツ)を3ウェイに加工して使っており、これでも十分満足しているが、クロス―バーが「800ヘルツ前後」と「7000ヘルツ前後」の正式な3ウェイネットワークをぜひ試してみたい気がする。

もちろん、チャンデバを使うことも考えられるがクラシックには合わないと思うので、よほどの良品が安価で手に入らない限り、無視といこう〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53206e745fad6b9d50522319a730e6c7

6. 中川隆[-13057] koaQ7Jey 2020年3月05日 08:12:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[476] 報告

「スピーカーは買い換えを考える必要のない素晴らしい物を」
https://www.otono-edison.com/original/speaker/prominent.htm


当店は営業25年目になります。当初は他のお店と変わりはなく、有名な海外のスピーカーを並べていました。そして良いスピーカーを選ぶ為に、展示している中から色々なスピーカーを自宅に持ち帰り、試聴していました。

当時はさすがにどのスピーカーも良いところがある等と楽しんでいましたが、自分専用のスピーカーが決まりません。そこで、生産が完了している古いスピーカー(昔の名器)といわれるものを次々と取扱い、試聴すると新しいものに勝るものばかりでした。

しかし、決定的なものはありませんでした。そしてスピーカーの歴史を調べ、行き着いたところが60年以上前の最高級フルレンジスピーカーです。

ウエスタンやジェンセン、RCA等、これらのスピーカーは現代のスピーカーとは大違いです。見かけは気にせずに本格的に考え抜かれた部分が多く、素晴らしい部分を沢山持っています。

簡単に言うと励磁型、フィクスド、ベークダンパーで、正当な考え方として最高のものです。現代のスピーカーユニットでは足元にも及びません。

コーン紙の作りでも非常にこだわりが有り、鉄の素材や紙の材料や糊の量や形成方法が全く違ったのです。現代の技術と大きな能力の違いを感じさせられました。

調べるうちにスピーカーは60年も前から衰退している事を実感したものです。

当時、このような高級フルレンジスピーカーは一般的に販売されていなかったようです。(販売されていたとしても購入できる金額ではなかったと思われます。)素晴らしい物を発見してしまいました。後にも先にももう探すところはありません。「これらのユニットを使わないで何を使う」と考えて作り始めたのです。

そして、当時の多くのスピーカーシステムを調べてみて、箱型では頂点を目指すことは出来ないことも分かりました。このように、これらのユニットに大きな可能性を感じたのですが、

現代の無難な考え方のスピーカーとは全く異なり、低音の量感は少なく、じゃじゃ馬で、そのままではスピード感や実在感はあるものの雰囲気や繊細さはありません。音質は良いのですが周波数特性上の暴れや、インピーダンスの暴れ、大きな共振には悩みました。

そして、色々な方法を考えました。最初はツイーターを組み合わせバッフルの形やネットワークで調整する事で何とか目的を果たす事が出来ました。その頃はこれらのユニットに見合うようなツイーターもなかったのです。

その後、発売されたエレクトロボイスの新製品(最も高価なドライバー+ホーン)DH-3を当店の大型システム(ホーン型)に使用しテストして決定しました。しかし、このツイーターをこのシステムに利用してみると前よりは良くなっていますが、完全に納得がいきません。

他の名器といわれるスピーカーと似たように原音に近いものでなく、オーディオの再生音に感じます。

試行錯誤すること5〜6年、やっと原因を突き止めたのです。その原因はアッテネーターであり、音量を絞ることで音質が劣化する事を発見したのです。

そして劣化のない新型のアッテネーターを考案する事が出来て、やっと思い続けていた音を出すスピーカーシステムが出来上がりました。
https://www.otono-edison.com/original/speaker/prominent.htm


▲△▽▼


スピーカーについて
http://www.otono-edison.com/edisonkyo/speaker.htm

スピーカーといえば皆さんはすぐに箱に入った四角いものを想像されると思います。そして、販売されているカタログを見るとすべてのものが素晴らしい考えのもとに設計し製造されているかのように書いてあります。スピーカーの設計は非常に難しく、素晴らしいと言えるようなスピーカーはなかなか存在しないものです。そこで、良いものを探すには知識が必要になってくるのです。
スピーカーシステムには使用されているスピーカーユニットの種類、またはエンクロジャー(箱)の種類などで目的の音質が異なり、本当に良いものが現在生産されているかということまで考えないと見つける事が出来ないかもしれません。


スピーカーユニットの種類には

●フルレンジ
 単体のスピーカーで全ての帯域を受け持つように設計されています。ユニットの中でこれほど簡単なものから高価なものまで数多く作られたものはありません。スピーカーユニットの設計の基本となるもので今でも最高級の低音用として用いられます。また、フルレンジとツィーターを一緒にした同軸2ウェイのユニットもあります。一般的な大きさのものでは同軸方のほうが非常に有利です。このフルレンジユニットがスピーカーの基本になると考えられても良いと思います。


●ウーハ−
 低音を重視して設計されたもので口径が大きくストロークが大きく取れるように設計されています。しかし、低音が伸びているとか大きさだけでは良い音質の判断材料にはなりません。同じ箱の大きさならば設計理由から判断すると口径の小さいウーハーの方が音質的に有利になります。
小さい箱で低音を伸ばすにはコーン紙の質量を重くします。低音の共振周波数が下がり、小さい箱の割には低音がよく出るようになりますが、注意するべき事は音質の低下です。重くなったウーハーはスピードが遅くなります。歯切れの良い低音は出てこなくなりますので音楽的には重ったるい鮮度の低い音質となります。
良質な原音再生を意図したウーハーは大口径でも軽い強いコーン紙で出来ています。そして能率が高く、高価なものは100dB以上もあるのです。


●スコーカ−
 中音用に設計されたユニットですが箱に取り付けた小型のものは今までに良いものはありませんでした。比較的に良いものとしては小型のフルレンジが使用されています。

大型のものではホーン型が使用されていますが、ドライバー単独では良いものかもしれませんが一般的に販売されているものではホーンの設計が設置する都合に合わせてあり、低音や高音との音の位相や定位が上手く取れないのが殆どです。見た感じ凄そうに見えますが家庭用としては不完全でしょう。しかし、低位と位相が合わせられたものは予想を越える素晴らしさがあります。


●ツィーター
 高音を再生するために設計されたもので多くの種類があります。能率の高いホーンタイプは高級品に利用されますが指向性に問題があることがあります。コーンタイプは最もポピュラーなツィーターでウーハートの相性も良く安価です。最近はソフトドーム型が良く使われていますが能率が低いため小型システムに利用されます。指向性は非常に良い。音質重視のシステムにはホーンタイプが多く利用され、バスレフ型にはコーンタイプ、密封型にはドームツィーターが多いようです。


エンクロジャー(箱)の種類は


●平面バッフル型

一番古くから使用されているものでスピーカーの前と後の音を混合させないように広い板で仕切るものです。最近は板の共振を無くすため形が工夫されています。最高の音質が得られますが使用できるユニットは比較的に高価です。バッフルが大きくなるところが欠点ですが、低域の音質は他の方法で勝るものはありません。低音のよさは全体域につながり、原音再生を目的とされる場合は特にお薦め致します。現在のメーカーさんでは作っているところは有りませんが成功すると箱型での音作りは時間の無駄ということが良くわかります。バランスよく広帯域を再生するには非常に経験と技術が必要です。


●バスレフ型

 平面バッフル型をなるべく小さくするために考えられたもので、ユニットの後から出る音を箱で封じ込めながらある程度の背圧を抜き、特性の降下している低音のみを位相反転させ前に開けたポートの共振で持ち上げる設計です。一般的な大きさのシステムでしたらこちらの方が有利でしょう。


●密封型

 スピーカーの後から出る音を箱で封じ込め、その音を箱に詰められた多量の吸音材で消去しようと考えて設計されたものです。当然スピーカーは空気の圧力を受けますので動きにくくなり能率が低下します。この空気の背圧を利用しウーハーの振動系に重りを付け、または重くして共振値を下げて低音を再現する方法です。また、ボイスコイルを大きくしてもかまわない設計であり100W以上の入力に耐えます。しかし全体的に背圧を受けながら振動しているために楽器のように開放感のある音は望めません。箱の内部を調整する事により自然な感じの音ではありませんが綺麗な音の感覚の音作りにしたり、音質重視でなく音圧で圧倒するような音楽として聴かれたい方には向いているかも知れません。


大きく分けて分類しましたがお解かりの方も多いと思います。上記を基本にして説明を書いていきます。


大まかな音質の良いスピーカーの選び方

スピーカーを判別するに特性表が表示されていると思いますが、この表がメーカーや国や用途によりまちまちになっています。プロ用は(−3dB)を基準に、アマチュア用は(−10dB)を基準に測定するなど、全てを信じて評価すると大きな失敗に結びつきます。特性表の中で信用できて音質的な参考に出来るものがスピーカーの能率です。この能率は電気信号をどれほどの効率で音に変換できるかを表しています。車で言えば1000ccのエンジンで何馬力出せるかの表示と同じものです。これを音圧として表示されています。平均的には約90〜93dB(デシベル)位でしょう。これが3dB変化すると半分かまたは倍の効率になります。悪い数値のものは表示されてないものもあり、だいたい85dB前後でしょう。良いものは100dB以上にもなります。この数値はアンプの出力を1W入力した時、スピーカーから1m離れたところの音の大きさを表します。数値が100dBのスピーカーの場合は1Wの入力で録音された原音の音量が出ます。そして変換効率は5%です。90dBの場合は0.5%ということになります。

良いスピーカーを作るには構造や理論が自然でなくてはなりません。音質の良いものは小さな信号までも効率的に音に変換できるようにする為に、振動系は軽くて強いものを選びます。その為に自然と能率が良くなり100dBを越えるか近いものになります。このように音質重視で設計されたスピーカーユニットは背圧のかからないバッフル型またはバスレフ型に取り付け使用します。しかし、最近では平面バッフル型は大きさが敬遠されて小型のバスレフ型や密封型が多くなりました。しかしこのことは背圧が加わるために低音を出そうとして設計すると振動系の部分を重くする必要があります。こうして箱内の空気圧と振動系の重さにより原音再生の考え方から離れていったのです。バスレフの場合は90〜93dB程度のユニットを使用するためまだ良い方ですが、密封型の箱では振動系に重りを付けた物が多く良質な再生音は得られないでしょう。最近では、更に小型で重低音をうたい文句に別のスピーカーユニットを箱の中に取り付け共振を利用して低音を増強しようとしたスピーカーシステムがあるようですが原音再生には全く無縁のものと思います。

ここで上手くいった一例として当店の409システムをご紹介いたします。このシステムは一見バスレフにも見えますが、バスレフポートを縦長にすることで共振を少なくしてボックス内の背圧を抜いています。ユニットは能率が20センチでは世界一の97.8dBもあります。上手に鳴らすことで平面バッフル型に近い良い音質が得られるのです。


ここで誤解の無いように「良い音質とは」の説明をしておきます

 良い音質とは録音される前の音のように感情の入った色々な微細な音を正確に再現するもので、綺麗な音や汚い音、太い音、細い音、激しい音、やさしい音、明るい音、暗い音などを表現する事が出来ます。演奏家が楽器などによって音で表現しようとしている意味が聞き取れるものであり、何でもきれいな音で表現するものではありません。最近は音楽としての音質を忘れてオーディオとしての勝手な音作りが先行している製品の方が多くなっています。少し視野を広げる事で素晴らしいオーディオの世界があることに気付いて頂けると思います。


スピーカーシステムの形から見た性質

 平均的な小型のスピーカーシステムには2ウエイや3ウエイが多く見かけられます。どちらが音質的に有利かといえば2ウエイの方です。帯域的には3ウエイの方が有利でしょう。しかし、予算を同額にすると2ウエイが非常に良い結果になります。その理由は2ウエイのウーハーとツイーターに3ウエイにするため中音のスコーカ−を入れますがスコーカ−の能率は非常に悪く、ウーハーの効率を揃えるためにウーハーの振動系を重くして共振点を下げて低音を伸ばすのが一般的です。こうする事で3ウエイの帯域は広くなります。しかし能率が悪くなり音質が劣化し2ウエイに劣るのです。そのほかにもネットワークという音を分ける部分も3ウエイの方は部品数が多くなり高価になりますので、2ウエイのままで予算をかけたシステムの方が音質は非常に有利になるのは明白です。
http://www.otono-edison.com/edisonkyo/speaker.htm


▲△▽▼

「バッフルシステムは何故バッフルにしたの?」
スピーカーを他の形にしたのは人の都合によるもので音の為ではない。歴史を見ると、最初スピーカーが発明された時、取り付けられたものは大きなバッフルであった。

スピーカーは前後に動く空気の気圧の山谷を発生させることにより、音を作る。しかし、小さな面積のユニットだけでは後に作った気圧と前に作った気圧は打ち消され、波長の長い音(低音)は聴こえてこない。そこで、スピーカーユニットの作った前の音が後の音で打ち消される事が無いように広い板に付けられたのがスピーカーの始まりなのだ。

この時この広い板は頑丈に作る必要があった。音によって板が振動し、板の固有の音を発生させる事を防ぐ為です。これを完全にすることで、そのユニットのもつ最大限の音質と帯域を実現出来るのだ。

バッフルは劇場のようなところで使用しない限り持ち運びには非常に不便です。そこで考えられたのは、当初は後の板が無い箱で後面開放型BOXと呼ばれていたものです。

こうすることである程度の低音まで維持できますが、箱の中の共鳴が起こります。これは頑丈に作っても同じ事です。

次の時代はバスレフが作られました。これは箱の中にスピーカーを入れると低音が出難くなるので、前面にダクトをつくり出難くなった低音部分をダクトによって強調するスピーカーBOXです。

そして近年は、密封された箱の中に吸音材を沢山詰めて後ろの音を消そうとしているが、そう上手くいかないのでウーハ−の振動板を重くして共振を下げて低音を強調している。

音質にとっては良くない方法に段々変わってきたのです。

スピーカーユニットはコーン紙を振動させ空気の密度を変えることで音を作ります。その時コーン紙には空気の密度を変化させるための圧力が加わりますが、バッフル以外のBOX型ではその他に、箱の中でユニットから出た後ろの音が跳ね返り連続的にユニットに悪影響を与えます。

又、箱の中では共振が起こり非常に複雑な問題も発生するのです。

音のエジソンの中型のスピーカー(プロミネント)は、大きなバッフルではないが箱状でもない。試聴の結果こういう形になり、板の音も消え低音も出てきた。

原音追求の為、正しく再生するには平面バッフルの形式を取り、人の都合を最大に譲歩して理論的な音の都合に合わせることにした結果なのです。
https://www.otono-edison.com/audionosinjitu/urabanasi.html#12

7. 中川隆[-16976] koaQ7Jey 2021年8月21日 16:21:44 : I2jriCFAv6 : UlhoZEVFSW9Bc3c=[28] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
SP端子を交換して見るか?
2021年08月21日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/73f08f01cb877c2315670cb6fb18ff23

1970年前後のSONY製のアンプのSP端子には、「音質的」に疑問を持っています。何故なら、音数や音の広がりを感じない。既にINPUT端子と電源のインレット化を終わっている。残るはSP端子のみ。

このアンプに使っているのが、フルテック製の「音質」に拘ったSP端子。このSP端子に交換しただけで、音数の多さや音のヌケ・キレ・ノビががらりと変わる。自宅システムでは、低域と高域用パワーアンプのSP端子やINPUT端子が貧弱です。この2台の端子類を交換しない限り、中域用のWE101Dppパワーアンプの音数に釣り合わない。この辺が「音のバランスがおかしい?」事に繋がっていると思う。そろそろ対策に手を付けなくては・・・。

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