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EMT フォノイコライザー139st
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1149.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 4 月 05 日 08:52:56: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ドイツの音楽はドイツの真空管アンプで聴こうよ 投稿者 中川隆 日時 2017 年 4 月 10 日 19:58:06)

EMT フォノイコライザー139st


EMT 927 (EQ139st / RM-309)          
http://www.jupiteraudio.com/10022/10022.html

アナログを語る上で避けて通ることが許されない、燦然と輝くEMT 927st。
しかもその最高峰とされるイコライザー139st付きです。
コンディションはMint状態です。

まさしくミュージアムクラスです。
これ程の物はまるで砂漠の中から一粒のダイヤを探すような確率でしょう。
これを手に入れたオーナー様だけが味わえる至福の時は、決して他の人と時間を共有したくない程のものであり、人としての理性をも狂わせる程です。

全てが完動品であることはもちろん、さらに年数と共にくる経年劣化の接着系、オイル系、特にモーター内部のスラストパッド他、完全を期した芸術品としてオーバーホール致しました。

ターンテーブルの慣性モーメントから得られる内包的なエネルギーだけでも、聴き手を引きずり込んでしまう凄さは言葉になりません。
凄味と包容力の融合、これ程までの音に癒されたいものです。
実にオーナーになられる方が羨ましく思えます。
一緒に時を過ごしたいものです。

*ウッドケース・ダストカバーは別売です。
http://www.jupiteraudio.com/10022/10022.html


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-6004] koaQ7Jey 2021年4月05日 08:56:04 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[4] 報告
2013年2月 5日
EMT 139 モノラール用EQアンプ
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/2013/02/emt-139-eq-b625.html

EMT 139Aを2台その途中他の方から139B 1台のメンテナンスを依頼されました。EMT 139 モノラール用EQアンプは概略3種類あるようです。139、139A、139Bです。

メンテナンスについては、基本的に記事にして公表しない方針なのですが、今回はそのあまりの状態に記録として残すことにしました。勿論全てを公開することはありませんが、EMT 139をお使いの方、購入をお考えの方に参考になることと思います。まずは、EMT139Aです。

139a1_2

修理依頼時症状

1.ノイズが出るようになった

2.何となく音が変になった

3.購入時から暫くしてグライコを併用している

EMT 139Aはモノラール時代の設計かつモノ用途ですので、状態の近い2台を集めることは至難です。シリアル番号は画像では消去してありますが、一桁異なる2台です。購入者は同時に2台を同じオーディオ店で入手したそうです。また、電源は、プレーヤーからではなく、別電源として同店製作品を購入したとのことでした。

まずは観察です。2台あると、見比べることができますので、よりその相違点において状況を把握し易くなります。この抵抗がこちらは黒くなっているな、とかこの配線が2台で違っているのは何故か、取替え部品が異なっているのは何故かとか、まあ外から観て分かることを一つずつ掃除をしながら診て行くわけです。

当舎はEMTプレーヤーを使用していません。また、これらのアンプも使用しておりません。先にEMT 139stのメンテを依頼されたのが、はじめてで、それまで扱ったことはありませんでした。ということは、回路図も無かったわけで、同業者、知人・友人を頼りに139Aおよび139Bの回路図を購入しました。情報は無料(ただ)ではありません。そして、分かったことは、それらの回路図が正確ではなく、コピーのコピーということで、少しずつ改竄されていたということでした。お蔭様で、139Aと139Bが表示シールがなくとも判別できるようになりました。

また、メンテ作業中に皆様のご好意により、ネットに同様な苦労をした方がいることを知りあわせて記載しておきます。  http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-335.html

さて、回路図を入手し見比べて本139A改造がどのようなものかが見えてきました。

1.これも入力トランスがない!

139a2
上画像正面右または右画像右上にシールド・ケースに入った真空管を入れてこのアンプは5本使用しています。

この5本目はEF804Sです。さて、三極管仕様でしょうか五結でしょうか。オリジナルのトランスは20倍のようですから、EF804では増幅度がどちらにせよ合いません。どのように処理したのでしょうか。

2.EQ部分 部品の数値が違ってるぞ!

139aeq4

片方のEQ部品です。

もう片方と見比べてみました。

139aeq5

さらに良く観ると、部品接続が違う。同じ基盤ならば特性が異なってしまわないのか。これらは、双方共に、139Aなのであろうか。

今回はここまで。裏側に行く前に、まだいくつも部品や接続が2台で異なっていました。これらが、裏側に行くとどうなるのでしょう。

2013.06.30 追加

すっかり時間が経過してしまいました。完全に復元された139A2台も現在オーナーのもとで美しい響きを創り出しているそうです。ステレオTSD15の使用時では、当然ですがそのままではゲインが少し足りません。オーナーはうまくいろいろと調整をして使用していました。

本139A改がどのような経緯で、どのような人がつくりあげたのか、そして、当方のメンテナンスに辿り着いたのかが大体読めてきました。

これらは、全てデンマークの放送局の放出品であったとのことです。EMTより各放送局にはオリジナルの形で納品されたのですが、カートリッジがOFD25などの高出力型やその他のモノ・ピックアップ、そしてTSD12やTSD15などの低出力型が出されるにつれて、専用のトランスでは対応できず、本機のような改造を局側で行ったようです。これも各局でというよりも、専門チームが行ったと考えるべきでしょう。その後、直接、間接に日本に入り、日本側にてメンテナンスが施されたものもあることがわかりました。

復元したものが、これほどよいものとは思いもしませんでした。当舎もその後、2台ほど入手し、復元していきたいと思っています。1台は139A、もう1台は139B、これらは同じ仕様の真空管5本タイプです。それと、そのうち取りに行くことにしている139Bです。こちらはオリジナルなのは当然ですが、ドイツ南部の放送局の放出品でした。
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/2013/02/emt-139-eq-b625.html


2013年2月15日
EMT 139 モノラール用EQアンプ 2
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/2013/02/emt-139-eq-1304.html


139Aのメンテナンスがてこずっている間に、139Bのメンテナンスが終了してしまいました。

Dsc_1161_2

1EMT の入力トランスは当初 T210が搭載されていました。T210はTSD-15に使用するためのものですから昇圧比40倍あります。本来の139Bには T94/2が使用され、OFD25などのもう少し出力電圧が大きいものを対象としています。よって、昇圧比は20倍となるのです。

20110301_030_2
画像 左はT210 右がT94/2です。重さも異なります。コアが違ったり、巻線数が当然違いますが、そんなことで大きさが異なるのでしょう。

本アンプの問題は、この昇圧比が異なるトランスを搭載したために、初段許容入力を大きくするために初段周りを変更したことがあります。そのため、時定数が変化したのですが、EQ定数は元のままにしてありました。NF-EQの本機は初段をその内部に組み込んでいますので、EQ特性が変わってしまったわけです。当然オリジナルの形にするのですから、EQ特性は元に戻りました。

オリジナルに戻すということは、EQ特性が設計どおりということだけではありません、139の機能・特徴を全て生かすということになります。

1.NEEDLE SCRATCH FILTERが使用できるということです。これがないと、139Aと139BのEQ特性が同じであるようでいて、異なっているという状態を変化させることが出来なくなります。139AにはRIAA対応ポジションがありません。139BにはRIAA対応ポジションはNABと同じポジションに設定されています。

2.ヘッドホン・アンプ内臓 ECC82の片ユニットを使用してヘッドホン出力があります。何に使用するって? 考えてください。

3.初段EF804Sはヒーター直流点火です。他の3球はAC点火です。ノイズ低減に調整箇所としてヒーター・バランスをつくっているのですから、それを使用しないという手はありません。全段直流にしてしまえばというひとは、電源を無視しているのですから、採用しません。自作の電源を使用する方は、それはそれでよいのです。

実働操作(イン・ライン)数十分で、実用音質になりました。EMTらしい、実に鮮烈な音質です。

お客様に引渡しをして、終了となりました。本稿はこれで終了ではなくまだ続きます。139Aのメンテの続き、そして、交換部品と劣化部品ののお話です。
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/2013/02/emt-139-eq-1304.html


2013年3月10日 (日)
EMT 139st ステレオ用EQアンプ
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/2013/03/emt-139st-eq-41.html


EMT 139stの調子が悪いとのことで、再びメンテナンスをすることになりました。

左右の出力バランスが違うとの事から発した、メンテは、このアンプも所定の機能と能力が無いことを明かしてしまいました。この間に5台の139/139stのメンテを行った結果、全てのアンプで機能欠損があることと能力低下になっていることが分かりました。当然よれ故にメンテナンスとなったのわけです。しかし、機能欠損と能力低下とはまったく別のものです。生産後20-30年、なかには40-50年を経ているものであれば、使用状況・保管方法によって能力低下と機能不全にいたります。本当に稀ですが、そういうことが起きないと思っている方がいます。最初からまたある日突然、猿以下になっている方がいるのですが、外見は人、人語を発するので、状況を把握して納得できるまでしばしの時が必要です。機能不全は部品劣化やハンダ劣化なのでよって、生じますが、機能欠損は改造によるもので部品交換では復元できません。

139st1

Emt_139st03105
焦点がぼけましたが、黄色コンデンサーが今回追加した部分です。VISHAYの現行品ですので、秋葉原で入手したものでした。必ず、パーツの特性を測りましょう。

Emt_139st03108
再生産品と比べるとこんな感じになりました。

機能欠損は、実はそれだけではありませんでした。当初入手した139stの回路図の一部に誤りがあり、それを元にするとEQがうまく働きません。シリアル番号も記載された正規の回路図にもかかわらず、誤記があるということです。

20110301_308
これらは139stに取り付けられていた部品です。コンデンサーの管体が変形していたり、すれていたりしていました。容量低下していますので、交換したものです。管体がこれほど変形すると電極に与える影響時間を考えると、使えるからといって採用してはいけません。

5
これは抵抗です。テスターで測っても、抵抗値が表示どおりでます。ところが、抵抗としての機能はありません。電流を通すと、断続的にしか導通しなくなるのです。

6

原因は、熱劣化ですが、脆弱部に集中的に電流が掛かり発熱。抵抗脆弱部といっても、通常の状態ではこうなりません。コンデンサーや真空管やらそのたに異常が発生したときに、負荷がここに掛かりこのようになったわけです。外観では察知できず、ノイズの原因が突き止められない原因のひとつでした。

ノイズ原因は、このように、コンデンサー、抵抗、トランス、当然真空管だけであったら、まだ楽なのです。ワイヤーの異常や、ハンダ不良が加わって微小なノイズを創り出してくれたら、メンテ時間はどれ程になるのでしょう。

いずれにせよ、すべて、復元完了しました。当舎のメンテは、オリジナルの機能・特性を追及するのであります。音質はオリジナルの音質をご存知の方は、おられませんが、よい音です。

先日(2013.06.05)EMT 139stが販売されているという連絡がありました。30万円程度ということなので、購入意欲満杯で、あるWEBを拝見したのです。それはシャーシーだけのEMT 139stでした。その旨を連絡し、また探すことにしました。そのアンプは、(2013.06.25現在)売却されていました。画像はシャーシーだけになり、内部写真が削除されていました。ところで、そのEMT 139stというのはどのようなものだったのかというと、1.入力トランス T-890 (EMT155用です) 2.出力トランス なし 3.当然カップリング・チョークはない 4.EQ おそらくRIAAのみ あるべきEQユニットが見えなかった 5.フィルター・ユニットもない このこともご存知の方もいられると思います。この程度のものも購入していただけるお客様がいらっしゃるお店は日本政府と同じように、実に羨ましい限りです。
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/2013/03/emt-139st-eq-41.html

2. 2021年4月05日 08:59:35 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[5] 報告
ちょっと寄り道 EMT-139A 改造機のメンテナンス Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽) 2012/02/29
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-335.html


実は、先般プリ=EQアンプのRIAAカーヴを揃えたり、電源を新築したのは今回の広帯域システム作戦の一貫であったのだが、その効果が余りにも目覚しく喜び勇んで先に記事にしてしまった。なんと節操の無い・・・


そこで、最近依頼されてメンテをしたEQ−アンプについて書いてみます。
此処には非常に・・・非常に深遠な日本オーディオ界の闇の部分がありますので気をつけて書きますが、予告無く削除する場合もあります。

この記事で特定の法人や組織を糾弾する心算はありませんので、読者の方に参考として頂くために書くものです。

キッカケはEMTのメンテ部品をお譲りしたAさんという方からの一通のメールでした。

先般、ヤフーオークションにEMTの真空管EQ−アンプを出品した際に、EMT以外のプレーヤーで使うならば電源製作します。と書きました。その文をみてメールを送られたのです。

概略
現在EMT-139を使っているが、1年前からノイズに悩まされている。
この業界で腕利きと言われるサービス会社に修理を依頼したが改善されず、アチコチと修理の範囲を拡大してEMT-930本体も修理された。
1年以上経過して最近手元に戻ったがノイズ自体は改善されていない。
問題は本体側だと言われ、そちらは高価になるから(今までも充分高価な金額を払ったけれど)そちら(私)で電源を作ってもらえないか?


そこで、
そんなオーソリティの会社が1年もの間検討して直らない物を私が直せるとも思わないが、まずは現物を見てから方針を決めませんか?と返信しました。

数日してアンプは宅急便で送られてきました。
早速、自宅のEMT-930に繋いで動作確認をと思い、まずはケースを開けて配線の確認ですが、ここで一つ目のサプライズ!

PICT0969.jpg
左下の入力トランスのあるべき場所に無い!
その代わり、EF804Sが一本立てられています。
トランスが断線したのか?AMがFMに変わって帯域に不満ができたのか?
兎に角も素人っぽい仕事ではなくある程度分かった人の改造です。

ではと、早速聞いてみました。
少し時間が経ってからノイズが出ると聞いていたのでそのままハイフェッツなどを・・・どうも強烈なハイ上がりというか、低音の無い特性のようです。
放送に乗せる為にそうしているのかは分かりませんが、修理が済んだらF特も見てみましょう。


とりあえず週末のあいだ通電していたがノイズが出ないのでご報告のTELをした。
たまたまA氏は県内だったので翌日に930本体を我が家に持ち込んでもらって双方を組み合わせて見る事にした。

なんと、その当日は朝からノイズを確認できたので、結局は我が家でレコード鑑賞会をして無駄足のままお帰り頂いた。申し訳なし。


まあ、無駄足だったけれどアンプが原因ならば、後は純粋に電気回路の問題だから不具合をメンテをするだけの簡単な話。

ざっと見積もって2日もあれば直るだろうと読んで翌日からオシロでノイズの発生源を特定する作業に入った。
しかし、この辺りから大きな疑念がむくむくと頭の中に持ち上がって拭い切れなくなった。

そんな簡単な問題ならば、自称日本一を名乗る(かどうかは知らないが、そんな触れ込みの)修理会社がなぜ1年以上かかって直せなかったのだろうか?

長くなるので、此処からは次回に譲ろう。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-335.html

ちょっと寄り道 EMT-139A 改造機のメンテナンス 2 2012/03/05


まずは修理の状況だけ先に記事にしてしまおう。

今回は簡単に治るだろうなあ、と考えられたのはゲインセットのポテンショメーターを絞るとノイズも無くなるという点だ。
ポテンショメーターの前には3段の回路が(通常はトランス+2段だが)あるだけだからアンプ全体から見ると捜索範囲は半分に狭まる訳だ。

結論から申すとカップリングコンデンサーのDC漏れですかね。
某国製(亡国?)のフィルムコンデンサーだったが、フィルムコンの絶縁不良なんて腐りかけの古いアンプばっかりいじっている自分でも過去に余り記憶の無い事象だった。

1955年製のコンデンサーが平然と絶縁性能を保っている一方で、ここ20年の間に作られたコンデンサーが次々と壊れていく。
これを文明の後退と言わずして何と理解できようか?

コンデンサ交換前
ブランド名は立派な名前を継承しているようだが、中身は?

最近は安価な某国製の部品や真空管アンプが大量に作られ消費されているが、使われている部品をあらためて見ると「電気が通じて動作する」と言うことと「音楽を再生する趣味(或いは現場の仕事)に耐える」ということを分けて考える必要を痛感させられる。
日本ブランドのアンプもアジアの部品を多用しているだろう、それらの懸念については別の機会にまとめて記事にする心算だ。


さて、話がそれてしまったがこのアンプは予定通り初日でノイズを排除し、2日目には周波数特性の整備に取りかかることができた。

PICT0989.jpg
これで、家庭でモノラルレコードを聞くには文句の無いアンプになったと思う。
オリジナルのトランス付きのEMT-139の周波数特性はもう少し成績が悪いので、この状態になって改造した目的は達成できたかもしれない。

以上、修理の結果だけを早足で紹介した。
次回はいよいよこの国の業界に蔓延る闇を切る予定だが、その表現はずっと考えているけれど上手くまとまらない。

一番効果のある表現をもう少し模索する心算だ。


コメント

マイラー・コン
おはようございます。

以前、勤めて居た時に一度だけマイラー・コンデンサーのショートが有りましたね
マァ、半導体のアンプで発振止め用で周囲の熱も高くて壊れたのでしょうが
それまで変色はしていても壊れて居る事は無かったので
探し出すまで時間が掛かって・・・其れこそ1ッ個づつ
基板から取り外して行って判りましたよ〜!
以来、マイラーコンの交換部品の範疇になりました。
2012/03/06(火) 08:44 | URL | altum #VQ8ezY4k[ 編集]


Re: マイラー・コン
altumさん、おはようございます。

ですよねえ、修理なんてのは経験と勘が大きな部分を占めるので
当初見込んだ以外の想定外の箇所は対応し難いです。
絶縁不良になる前に容量抜けで勘弁して欲しいですね。

もちろん、そうは言っても人間の作った物だから不良は避けられない
のは分かるんですが、近年の近隣諸国製コンデンサーをカップリング
に使うのは少々腰が引けることになりました。
2012/03/06(火) 09:51 | URL | kaorin27 #-[ 編集]

文明の後退
"文明の後退"
正しくそのとおりです。
Speakerについても同じことが言えます。
WELondonは勿論、今嵌っている旧共産圏のSpeakerもそうですが、妥協が無いのね。
必要十分な部材できちっと作り上げられており、
余分な音は出さない。
だから音が澄み切っています。

河川の源流のあの透明感と河口付近の泥濁感ぐらい違いますから、、、、
2012/03/13(火) 21:52 | URL | mambo #n9Bk/wZI[ 編集]

Re: 文明の後退
mamboさん、こんばんは。

仰る通り、何かを動かす為には力を溜める動かない部分が必要です。
今の物は動きやすさを追求する余り・・・止めましょう。

先日頂いたお電話の中では聞き流してしまったのですが、その後
K山さんと話していたら「あくしす・Lえnz」ってあれのことだよね!
って言っておられたので、ハタと思い返しました。

もう嫁ぎ先は決まったと思いますが、どのような物件だったのでしょうか。
通りすぎた後に凄く気になる女性と言うか。想いが募ってです。
その後の情報あったら教えて下さい。
2012/03/14(水) 21:17 | URL | kaorin27 #
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-336.html

3. 2021年4月05日 11:34:47 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[16] 報告
EMT 139st のレプリカ

ing. J.P. (Hans) van Vliet | 20th century audio technologies
Grindmeer 15
3994JA Houten
The Netherlands
Chamber of commerce: Utrecht 53721527

EMT 139st b replica
https://www.jpvanvliet.nl/emt-139st-b-replica/

the return of the legend, designed in 1959 and, after more then 60 years, still available in 2020, brand new, hand-built in The Netherlands


The challenge

One of the most wanted parts for the earlier EMT 927st and EMT 930st professional turntables are the EMT 139st and EMT 139st b stereo phono tube equalizer amplifiers. Around the world there are only a handful of the original amplifiers left, they are very rare and highly sought-after and the ones still out there are the property of passionated EMT collectors and always in use in their beloved EMT 927st and/or EMT 930st turntables.

As a serious collector and user of some of these turntables I had the opportunity to buy an original EMT 139st b, serial no. 8059 from 1964 but I need more units to meet the need in the rest of my turntables, so the idea was to copy the original, easy to say, hard to do but the challenge was born, the challenge to prove it could be done: built it the classic way with new components and tailor made parts.

Finally, after months of meticulous reversed engineering of the original EMT 139st b, searching for original manufacturers of some parts, prototyping and testing, the original EMT 139st b was complete and perfect documentated down to the last screw and a first limited series was built for private use.


Continuation

So, the legend did return and I decided to start manufacturing new limited series to make this famous amplifier available for other EMT lovers around the globe.

Manufacturing of each limited series starts with purchasing all needed components and parts, either sourced from the original supplier or recreated in exact detail with no compromises or deviation from the classic design with the commitment to exactly recreating the finest replica of the EMT 139st b. The 139st bʼs are built with high-grade components and tailor made mechanical parts, in- and output transformers re-manufactured by HAUFE, the original German supplier, in accordance with the original EMT specifications, gold plated tube sockets, vintage Telefunken ECC81 and ECC83 smooth plate tubes and Swiss made gold plated switches for switching stereo/mono and equalizer characteristics. Assembly is completely done by hand in the same tradition as the original, passionately built with respect to the classic design to meet original EMT specifications. After manufacturing, rigorous quality control, measurements and testing, every 139st b is placed in one of my EMT 927st or EMT 930st turntables for an extended burn-in period.

The result of all this effort is that each 139st b represents a meticulous recreation of the original EMT 139st b, amazing its appearance inside and outside, amazing its sound and quality, amazing the equality to its famous old ancestor.


Technical background

The EMT 139st stereo phono tube equalizer amplifier was designed in 1959 as partner of the EMT 139 mono phono tube equalizer amplifier to fulfil the need of stereo sound reproduction with the professional studio turntables EMT 927st and EMT 930st. It was and is a professional state-of-the-art stereo phono tube equalizer amplifier with top quality in- and output transformers to amplify low level signals of dynamic (MC) cartridges to studio balanced line level (+6dB).

The first version was provided with de-emphasis characteristics for DIN, NARTB and RIAA, the second version of the EMT 139st was (re)designed in 1963 with de-emphasis characteristics for NAB-RIAA-DIN 33/45, DIN 78, BBC and FLAT and was called EMT 139st b. The EMT 139st b was in production with EMT until 1967 after which it was succeeded by the solid state version EMT 155st.

Making of

Gallery images are reflecting a couple of manufacturing moments.


Side by side

Gallery images are reflecting the original EMT 139st b on the left and the 139st b on the right, a “time out” of more than 50 years.


Features:

- Hand-built in limited series, each amplifier takes approximately 40 hours to built,

- Tailor-made chassis, case and control panel painted in original "hammered" medium grey,

- Tailor-made mechanical parts,

- Top quality in - and output transformers manufactured by the original German supplier HAUFE in accordance with the former EMT specifications,

- Gold plated tube sockets,

- Tested and selected vintage TELEFUNKEN ECC81 & ECC83 smooth plate tubes,

- Swiss made gold plated switches,

- Gain, frequency response, noise, distortion, all specifications are on par with or better than the original EMT 139st b,

- Comes with a screened control panel,

- Comes with a copy of the original EMT 139st b circuit diagram, technical information, instructions for operation and EMT Courier no. 5,

- Manufactured in compliance with RoHS/CE regulations,

- Warranty: 5 years on parts and labor (except tubes which carry 6 months).

Availability: in stock.

Price with vintage TFK tubes: € 4.495,--

Note 1: The 139st b can only be used in earlier EMT 927 and EMT 930 turntables with serial no's before 14725 with the necessary power supplies for the EMT 139 series pre-amps.

Note 2: On request the 139st b can be delivered with new JJ ECC803S gold pin and JJ ECC81 gold pin tubes, price with new JJ tubes: € 4.345,--

Please note:

Are prices are excluding Dutch VAT (21%) and packing/shipping costs, delivery worldwide in professional packing.

VAT free shopping for buyers outside the EU (European Union) and EU buyers with a valid VAT ID nr., EU buyers without a valid VAT ID nr. will be charged for Dutch VAT (21%).

Any fees (local taxes, import duties, PayPal etc.) not charged by the seller but related to the sale are the buyer's responsibility.

Payment by bank transfer is preferred, on request payment by PayPal is possible.
https://www.jpvanvliet.nl/emt-139st-b-replica/

4. 中川隆[-5995] koaQ7Jey 2021年4月05日 11:37:47 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[17] 報告
2020年06月17日
EMT139stのレプリカをGet !!(その1.)
https://91683924.at.webry.info/202006/article_8.html


https://91683924.at.webry.info/upload/detail/013/416/33/N000/000/000/159235949143682363537-thumbnail2.jpg.html
 (左側が今回入手した、20世紀オーディオ技術社のEMT139st Bレプリカです。
右のシャーシはその電源部です。

それにしてもスゲー会社名ですね、オランダの会社だそうです。https://www.jpvanvliet.nl/index.html

 ベンプレ亭書斎のメインLPプレーヤーはEMT927stです。針はもちろんTSD15です。
 フォノイコライザーはオリジナルのEMT139stで聴いています。927、930のユーザーは139stではなく外部のフォノイコを使っておられる方が多いようですが、私の聴いた範囲では139stは素晴らしく音の良いフォノイコだと思います。

 927は元々馬力のある音が特徴ですが、139stを通すとその馬力が倍加、エッジのキリッとしたいかにも「独逸」という感じの音で凄いと思います。

 この139stの音の魅力は知る人ぞ知るです。なぜなら139stの完動品は年々減っていて、その音を聴いている人も次々と鬼籍に入られていますから。

 139stの生産されていた年月は意外に短く、1959年〜1963年だそうですから、生産台数も少ないでしょうし、60年ほど前にディスコンになった器械です。動作品の数が少ないのも、失われた物が多いのも仕方ないですね。

 1986年にステレオサウンドが企画して、カウンターポイント社が139stのレプリカ、SA-139stを作った事がありました。
音は良かったのかもしれませんが、これは回路も球(6DJ8でした)もトランスも全く違い、似てるのはサイズと形だけでした。

 さて私のEMT139stは購入当初は好調でしたが、その後2回調子を崩しました。その都度、親切な方に修理して頂きましたが、二回とも接触不良やCRパーツの寿命でした。

 今回3回目の不調に陥り、もう一度修理をお願いする事にしましたが、バックアップの139stが一台あればなぁと考えていました。
 真空管やCR回路は何とかなると思いますが、139stはHAUFE製の2個の入力トランスと2個の出力トランスが入っています。このトランスが切れたらオシャカですね。

 出力トランスの事は良く判りませんが、アンバラ出しなら回路を変更すれば無くてもイケるかもしれません。しかしMC入力トランスは必須でしょう。
 
 入力トランスに139stはハウフェのT210という40倍昇圧比のヤツを入れています。
 時代が下がってトランジスター式フォノイコの155stになると、やはりハウフェのT890という10倍昇圧比のトランスに変更されました。
 T890はいまでもオークションなどでたまに見かけ、私も2個ケーシングした物を持っています。しかしT210は探した範囲では見当たりません。

 もし139stがトランス断線でオシャカになったら、もう139stの迫力満点の音を聴くことは出来ないなぁと思っていました。

 しかし139stの音を今後も聴いていきたい927、930使いの人が今もいるのでしょうか、あるいは155stを使っていて、139stに交換したい人もいるのでしょうか、オランダの20th century audio technologiesという会社が139stのレプリカを作り、日本のサウンドボックスが輸入代理店になって輸入が開始されました。

 EMT139stがディスコンになって57年後の事です。
https://91683924.at.webry.info/202006/article_8.html


2020年06月17日
EMT139stのレプリカをGet !!(その2.)
https://91683924.at.webry.info/202006/article_9.html

 キーパーツの入出力トランスはハウフェの純正品という事です。内部のコンストラクションもオリジナルとよく似ています。
 以前のカウンターポイント・レプリカと異なり、出来るだけオリジナルに近づけようとした物の様で、シャーシの後部に16ピンのコネクターが出ており、927、930にはめ込むとそのまま音が出せるようになっています。

 トランスが同じなら似たような音が出そうです。肝心のトランスがNOSなのか再生産品なのかは分かりませんがハウフェのブランド品なら大外れは無いのでは?価格もバカ値ではないし。

 というわけで、Getしてしまいました。

 前記のように、このイコライザーは927、930にはめ込んで、その電源部からDCをもらうようになっていますが、927、930が無くても使えるように、別電源も売っていました。

 これは小型整流管(6C4)とブリッジダイオードを使用したありふれたものですが、値段がこなれていましたので、これも同時に購入しました。


https://91683924.at.webry.info/upload/detail/013/416/33/N000/000/000/159235964652668864221-thumbnail2.jpg.html


 139stレプリカ(右側)の後面です。イコライザー後面に16ピンが出ており、ここを927、930にはめ込んで使うのがデフォ。
 この16ピンに、アース線、カートリッジの出力を受けるジャック、イコライザーアウトのジャックが出ており、別電源(左側)からのDCが受けられるコネクターを挿して使う事も出来ます。

 信号の入出力ジャックはバランス、アンバランス両方が選べるらしいですが、我が家に到着したものは受けがRCAアンバラ、出しがXLRバランスでした。

 ベンプレ亭書斎の2台のプリのうちの1台、ロンドンWE、グッドマンAXIOM22用のマンレイ・ミキサーはバランス受けなのでそのまま使えます。
 バスビン、WE13a用のプリ、是枝Lab.LL-AAはアンバラ受けなのですが、ここのプラグをXLR型に変えて(配線はアンバラのまま)繋いでも問題なく使えました。

 927stにはめ込んでの音と別電源を使用しての音を聴き比べてみました。
 音の傾向は当然同じですが、別電源を使用する方がノイズが下がります。なんとなく本体電源を使用する方が馬力がある感じなのですが、総合的に見て別電源の使用に軍配が上がりました。

 オリジナルの139stが無事帰還したら927stのフォノイコはオリジナルに戻しますが、こちらのレプリカ139stと電源部はモノラルLP用のTMD25(タンテはRCA70C-1)に使えますので無駄にはなりませんね。
https://91683924.at.webry.info/202006/article_9.html

5. 2021年4月05日 11:41:01 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[18] 報告
EMT
https://www.electori.co.jp/EMT/index.html


EMT…Elektro Mess Technik = Electrical MeasuringTechnology(電子計測技術)の略です。

ロゴマーク(商標)について、EMTという文字の周りを囲んでいる矢印と楕円は、計測器の針と、コイルを表しています。


EMTは一貫してプロフェッショナルユーザーのために、数多くのオーディオ測定器、優れた放送機器や、レコーディングスタジオ機器を提供してきました。

今もなお愛用者の多い927、930、948、938などのスタジオ用ターンテーブル、
TSD15に代表されるフォノカートリッジ、
音の良さでコンシューマ市場でも有名になった放送局用CDプレーヤー、
そして2006年に創業66周年を迎え、その記念として、ハイエンドアナログファイルのために発売したJSDカートリッジ、
またすべてのRIAAカーブに対応したフォノイコライザープリアンプJPA66など、

常にスタジオ、放送局レベルのハイクオリティスタンダードを提供してきました。EMTはスタジオや放送局での豊かな経験と、アナログを熟知したノウハウで磨かれたその音の確かさで至高のサウンドを提供しています。

創業者はWilhelm Franz(ウィルヘルム・フランツ)(1913年-1971年)
1913年ブレーメン生まれ。彼のプロフェッショナルとしてのキャリアは、ベルリンで計測器開発と販売に携わることから始まり、その後、C. Lorenz AGの責任者として計測技術を究めていく。

C. Lorenz AG(1880-1958)は、ベルリンに存在した電気電子会社であり、電気照明、電信、電話、レーダー、ラジオ製品を、開発、改良、販売していた。 1930年に
ITTに買収され、1958年に新しく設立されたStandard Elektrik Lorenz(SEL)の
一部となる。1940年27歳でElectrical Measuring Technology William Franz KG(EMT)をベルリンに設立。

https://www.electori.co.jp/EMT/index.html

6. 中川隆[-5983] koaQ7Jey 2021年4月05日 12:39:08 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[33] 報告
晴耕雨聴 2019年01月05日
EMT139st真空管式フォノイコライザーを修理して頂きました !!
https://91683924.at.webry.info/201901/article_2.html

 昨年11月にEMT927stを導入したときに一緒に139st真空管式フォノイコライザーもGETしていましたが、これは不動品でした。
 年末にSさんにお預けしたところ、本日無事に修理完了、持参して頂き、ベンプレ亭書斎のEMT927stに組み込むことが出来ました。
 上の写真がオルトフォンRMA297アームの下にセットされた139st、下の写真はそのアップです。

 不足していた真空管を挿し、規格の間違っていた真空管を取り替え、次いでセレクタースイッチの修理、数個の不良部品の交換で無事に139stは蘇ったそうです。
 文字にしてしまえばこれだけですが、当初は左右のEQカーブが揃わないなど、御苦労があったようです。
画像

 Sさんから頂いた計測データです。左右チャンネルのRIAAカーブはピッタリ揃っていますよ。

 ベンプレ亭書斎に運び込み、927にセットしましたが、139stはバランス出力なので、マッキンC40のバランス入力に入れ、このREC.OUT.から是枝ラインプリに入力しました。
 EMT927の139用電源供給部は無事かな?コネクター類の接触不良はないかな?と恐る恐る鳴らしてみましたが、何の問題もなく、いきなり凄く良い音です。

 カチッとした硬質な音で、金管のブロウやピアノのタッチが凄く明瞭です。聴感上はわずかにハイ上がりに聴こえますが、低域の締まりが良いとも言えます。
 オペラ、室内楽、コンボジャズと鳴らしてみましたが、139の球が温まるほどに益々良い音ですね。とにかく明瞭度が抜群で、音数も多いです。
画像

 Sさんに頂いた修理前の写真です。
 139stはモノラルの139と同じ大きさのシャーシにステレオを詰め込んでありますし、927の内部に設置されますから音はどうかな?ハムはどうかな?と自分にはエクスキューズもあったのですが、どちらも素晴らしく良いです。

 EMT927st、Dstを使用されている方は、フォノイコライザーとして139、155を使用せず、外部の別なフォノイコを使っている方も多いので、音はまあ一通りなら良いや、一度聴いたらコレクションにしておこうと思っていたのですが、コリャーEMT927stのエースフォノイコに決定です。

 今日はそれ以外にWEのトランス、ソーダソンのトランス、ロンドンWEのトランスを使用したプリなど色々聞かせていただきました。
 どれもそれぞれに良い音でしたが、WEのトランスにSさん制作のプリの音が一番印象に残りました。

 S様、御親切にありがとうございました。今後とも宜しくお付き合いくださいませ。

この記事へのコメント


かめきち
2019年01月06日 11:18
素晴らしいEQカーブですね。
高域から低域まで、完璧です!


ベンプレ親父
2019年01月06日 14:51
かめきち様、コメント有難う御座います。

音は更に完璧ですぞ。正直、139stは過去のものだと思っていたので、驚きました\(^_^)/

かめきち
2019年01月06日 22:20
EMTのオリジナル特性と合致したものは、これまで見たことが
ありません。
なので、オリジナルのデータは捏造では無いかと思っていました。
ところが、今回の件、これは事件ですね!
今の部品は特性が良すぎて、全体のバランスを壊してしまうので、EMTのイコライザーがまともに鳴っているのは世界的にもあまり無いでしょうね。
今回のメンテナンスの詳細は知りませんが、きっと当時の部品に近いものを選別するなど、かなり拘りがあるメンテナンスですね。
恐れ入りました!
それにしても、低域が落ちていないEMTのカーブはあるのですね!
素晴らしいです。


ベンプレ親父
2019年01月06日 22:37
かめきち様、コメント有難う御座います。

私は無知すぎて、今回の修理の凄さが良く分かってないみたいです。ただ、139stが大変優れたPEQであることは良く判りました。
今夜はマッキンC40のバランス・アンバラ変換回路を通さないと、音がどうなるか実験しています。
結果は近いうちにブログ記事にしたいと思います。


たぬきふる
2019年01月13日 23:32
こんばんわ EMT139st 修理担当しましたSです おっしゃる通り 低域の落ちた個体が多いように思います 古い機械に現代の部品を使うのは 老人ホームに若者が一人入るようなもの うまく馴染めないです 老人ホームには、老人です 笑!


ベンプレ親父
2019年01月14日 01:10
たぬきふる様、コメント有難うございます。

どえらくパワフルで硬派な老人ですね(^ν^)
https://91683924.at.webry.info/201901/article_2.html

7. 中川隆[-5982] koaQ7Jey 2021年4月05日 12:41:22 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[34] 報告
晴耕雨聴 2019年01月07日
EMT139stのバランス出力の繋ぎ方は?(前編)
https://91683924.at.webry.info/201901/article_4.html

画像
https://91683924.at.webry.info/upload/detail/013/416/33/N000/000/011/154684680709109058178_1.3.jpg.html

 (EMT139stの出力をマッキンC40を経ずに是枝プリ、マンレイミキサーに分配できるようにしました。EMT927Stの右横にゴチャっとあるXLRプラグで切り替えています)

 ステレオLPはEMT TDS15の出力をEMT139stフォノイコに入れて演奏しています。
 139はバランス出力なので、マッキントッシュC40のバランスライン入力に入れて、Rec.Outから是枝式ラインアンプ(バスビン、WE13a用。アンバラ入力のみ)、マンレイミキサー(ロンドンWE用。バランス、アンバラ両方OK)に分配しています。
 C40のRec.Outはアンバラ出しだけなので、マンレイもアンバラで繋いでいます。

 是枝さんの話では、家庭のオーディオでバランスで繋いだ方が音が良いのはカートリッジ出力だけだそうです。 伊藤喜多男先生はバランス接続はマイク出力以外は音が悪いと言っていたそうです。

 ベンプレ親父はよくわかりませんが、アンバラの方が情報量が多く、透明感があるなとは思っていました。
 アルテック1568A、1569A、テレフンケンV69Bなどの業務用アンプを過去に使いましたが、どれもアンバラ入力に改造されていました。当時は数の多いアンバラのプリと繋ぎやすくするためかと思っていましたが、もしかするとアンバラの方が音が良いのでそうしたのかも?

 現在マッキンのMC275レプリカを使用しています。これはアンバラ、バランスどちらでもイケますが、音が良いアンバラを使っています。

 139stの出力はC40内でバランスからアンバラに変換されています。C40がトランスを使っているのか、電気回路か、それとも入力端子がナンチャッテ・バランス(端子だけXLRで中の接続はアンバラ)なのかは分かりません。
 C40は当時のマッキンの旗艦プリでしたから、ナンチャッテは無いと思いますがw
 C40の変換回路のクォリティーチェックをする事にしました。
 試聴はディアゴスティーニ盤、ブルーベックのタイムアウトA面と、GARNETとかいうよく知らないレコード会社のモーツァルトVesperae de Dominicaを使いました。B面は結構音が良いので。

実験1.
 A.現行通り、139st→C40バランス端子→C40Rec.Out→是枝プリ・アンバラ受け
 B.139st→Tomocaバランス・アンバラ変換簡易アダプター(トランス無し、1番、3番、ケース端子をショートして、2番をRCAプラグのHOTに繋いでいるだけ)→是枝プリ・アンバラ受け
 A.とB.で一番違うのは低域です。B.の方が低域の量感が出て、ナチュラルだと思います。C40のバランスアンバラ変換は少なくともナンチャッテではない様です。トランスか電子回路を通っていますね、音が違いますから。C40を通す方が音が硬めになり少しハイ上がりに感じます。よく言えば見通しが良い音です。ナチュラルなのはC40を通さない方ですな。
 Tomocaの簡易変換アダプターを使うとハムが出ないか心配でしたが、大丈夫なようです。

実験2.
 C.現行通り、139st→C40バランス端子→C40Rec.Out→マンレイ・アンバラ受け
 D.139st→マンレイバランス受け
 こちらはDのバランス受けの方が音が良いです。逞しい感じが出てきますね。C40を通してアンバラで受けると少し整理されるというか、スッキリし過ぎかも。
 低域はやはりC40を通さない方が豊かです。少しブーミーなくらい。

 以上よりアンバラプリで受ける場合もバランスプリで受ける場合もC40をパスした方が良い感じです。
ではぼちぼちケーブルの準備をしましょう。
https://91683924.at.webry.info/201901/article_4.html

晴耕雨聴 2019年01月07日
EMT139stのバランス出力の繋ぎ方は?(後編)
https://91683924.at.webry.info/201901/article_5.html

 139stのバランス型コネクターはXLRオスなので、是枝プリ用にはXLRメス→RCAプラグのケーブルを自作して繋ぎます。XLRメスは1番、3番、ケース端子をショートして同軸ケーブルの網線に繋ぎ、2番端子を同軸ケーブルの芯線に繋げば良いでしょう。
 マンレイには手持ちのXRLメス→TRSフォンのバランスケーブルを使用してバランスで入れましょう。

 是枝プリ側のXLRメスとマンレイ側のXLRメスに、139stのオスを各々差し替えれば、是枝プリでバスビンとWE13aシステムが、マンレイでロンドンWEシステムが聴けますね。
 XLRジャックを使ってシャーシに組んでも良いのですが、XLR端子はカチッと嵌りグラグラしないので、シャーシに組むまでもないでしょう。

 まずはピンのアサイン確認のためにEMT139stの出力コードのXLRオス端子をバラしてみますと…
画像

 ヘンですね〜、1番がコールド、2番がホット、3番がアース(シールド網線)になっています。2番ホット、3番コールドがアメリカ式(その後国際規格)、2番コールド、3番ホットがヨーロッパ式ですが、どちらも1番がアースのはずです。139st出力ケーブルのXLRオス端子は接続が間違っているのでは???

 139stの接続端子のハンダ付けが中古屋さんやアマチュアの工作なら間違っている可能性はあると思います。でもEMTの仕事なら、なにか意味があるのでしょうか。うーん、ヘンですねぇ。

 とりあえず、是枝プリ用のXLRメス→RCAアンバラケーブルは、2番ホット、1番、3番、ケースをショートして網線アースに繋ぎました。
 EMT側のコードでは3番がアースですが、是枝プリ用ケーブルは1番と3番がつながっているので、シールドは出来ていると思います。こちらは問題ない筈。

 マンレイミキサー用のXLRメス→TRSフォンバランスケーブルは問題ですよ。こちらのケーブルは以前に作っていたものですが、1番がアースの網線、2番がホット、3番がコールドの国際規格仕様です。
 これで繋いでも普通に音が出ますし、ノイズが増えるようにも思いませんので、このまま行きます。
でも良いのかなぁ?

 先で是枝さんに尋ねてみて、EMT139stの出力ケーブルのXLR端子オスを普通のヨーロッパ型、1番網線アース、2番ホット、3番コールドに作り直してみましょうかね。
画像

 写真のようにラックの前にEMT139stの出力端子(XLRオス)、是枝プリとマンレイの入力端子(XLRメス)を引き出しておいて、つなぎ替えが簡単にできるようにして聴いています。
 ちゃんと良い音で鳴ってますよ、確かに。

 でもEMT139st出力コードの3番網線シールドアースはやっぱりヘンだと思うんだけど。
https://91683924.at.webry.info/201901/article_5.html

8. 中川隆[-5981] koaQ7Jey 2021年4月05日 12:44:06 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[35] 報告
晴耕雨聴 2019年01月09日
EMT139stの不思議な出力コードをどうする?(前編)
https://91683924.at.webry.info/201901/article_6.html

 先日、EMT139stの出力(バランス)を直接マンレイミキサーにバランスで入れるアダプター(XLR端子をTRSフォンに変換)と、バランスアンバラ変換アンプを使わずにXLR端子のアースとコールドをショートしてアンバラで是枝ラインプリに入れるコードを作ったことを書きました。

 ところが、139st出力端子のピンアサインが、1番コールド、2番ホット、3番アースという見たこともない配列になっています。
画像

 図で書くと、アンバラ側は1番と3番がショートされるので、139stの出口から是枝プリの入り口までシールドが効いていて、普通のアンバラ同軸ケーブルになっています。
 しかしバランス側は良く判りません。139側で3番が網線に、マンレイ側で1番が網繊に繋がれているので、普通のアンバラ同軸ケーブルになっているのかな?
 それともシールドされていない線が二本、ホットとコールドにつながっているだけ?

 マンレイ側で聴いてもちゃんと良い音が出ているので、無視するのも手でしょうが、気持ち悪いですな。

 139stはバランス出力で、マンレイはバランス入力がデフォですから、正しくバランスで繋いだ音も聴いてみたいです。
 そうなると139stの出力端子を1番アース、2番ホット、3番コールドに作り替えるか、マンレイミキサー側の接続コードを1番コールド、2番ホット、3番アースに作り替えるか。

 オリジナルコードをぶった切るのも気が引けますが、3番アースなんてヘン過ぎますよね。
 139stの出力コードは少し長すぎますので、思い切ってこれを切って、139出力端子を国際規格(1番アース、2番ホット、3番コールド)に作り替える事にしました。

 ここは是枝さんと139stの修理をしていただいたSさんに相談したのですが、お二人とも139側を治すのが良いのではとのご意見でした。
 139stのXLRオス出力端子を作り替えて、139stからマンレイまでバランス接続ができるように環境を整え実験しました。
 試聴LPはモーツァルトの「フルートとチェンバロのソナタKV14」Claves盤、アート・ブレイキーの「モーニン」B面です。

A.139st出力端子(XLRオス)→XLR端子メス→RCA端子(1番3番ショート)
B.139st出力端子(XLRオス)→XLR端子メス→TRSフォン端子
 の聴き比べです。言うまでもありませんが、Aがアンバラ、Bがバランス接続です。プリはバランス、アンバラの両方が入力できるマンレイミキサー、システムはロンドンWEを使いました。

P.S.
 139stからの出力コードはEMT2121と印刷してあり、なんだか由緒正しそうです。XLRオス端子を付けるときに剥きましたが、すごく凝っています。

 ゴムを剥き、その下のセロハン様の透明シートを剥ぐとシールド網線です。網線は銅で、40年は経っていると思うのですが、ピカピカです。シールド線は網ではなく、細い銅線を密に、二重に芯線に巻き付けてあります。内側と外側が逆方向に巻いてありました。
 その下に芯線が二本入っているのですが、その周りには2重に絹糸が巻いてあり、その巻き方も内側と外側が逆方向に巻いてあります。こんなに凝った線は初めて見ました。

 2本の芯線はグレーと黒の被覆がかかっています。芯線の素材は銅メッキ線です。メッキは嫌う人も多いのですが、安定性が高いため、私は好きです。
 ベンプレ亭書斎のスピーカーコードはベルデンとWEを主に使っていますが、みんなメッキ線です。
https://91683924.at.webry.info/201901/article_6.html


晴耕雨聴
2019年01月09日

EMT139stの不思議な出力コードをどうする?(後編)
オーディオ LP再生
画像

 (ネットで拾ったEMT139stの回路図です。古い青写真みたいですね。二次使用なので、不都合な場合はご連絡ください)

 まずB.バランス入力を真っ当な国際規格に統一したところ、ノイズレベルが下がりました。
 これまではもう少しノイズが多いうえ、左右のノイズレベルに何故か差があり、左chの方が大きかったのですが、これも左右同じになりました。やはりシールドが不十分だったのでは?
 音は更に鮮明になりましたね。S/N比が上がって、細かい音が聴こえやすくなったのでは。

 次はA.アンバラ接続です。こちらは以前の不思議なピンアサイン(1番コールド、2番ホット、3番アース)でも、1番と3番がショートしてあるので電気的には同じはずです。
 耳のコンディションのせいか、以前の不思議なピンアサインの時より音が鮮明に聴こえます。ノイズレベルの左右差も解消されています。理屈は判りませんが、もしかすると139st出力コードのLchのXLRオス端子が少し劣化していたのかもしれませんね。

 肝心のA.B.聴き比べですが、正直、差を感じませんな。
 139stは出力がバランスで、回路図のように既に出力トランスを通っていますから、これを省かない限りアンバラの優位性が出ないのだと思います。
 しかしEMTは出力トランス込みで音を決めているはずですから、このまま聴きます。
 是枝プリ側をアンバラ、マンレイミキサー側をバランスで問題ないですね。

 これで安心して聴けますな。
 
 また余分な話ですが、ブレイキーのモーニン、ポピュラーすぎて本気で聴いたことが無かったのですが、B面、名盤ですなぁ。試聴につかうなんてモッタイナイです。

P.S.
 是枝さんの話ですが、ドイツ物の古いやつはピンアサインが特殊なブツがあるそうです。古いノイマンのアンプなんかも独特だそうです。「自社製品同士で接続するなら問題ないじゃろう」というスタンスだとか。
 
 古いテレフンケンのテープデッキのイコライザーカーブなんかも、CCIRやNABに準拠していない独自のカーブらしいです。
 テレフンケン社にどうしてCCIRに合わせないのか聞いたら、「俺たちの規格の方が古い。俺らがデフォなんだから、他が合わすべきだ」と言い放ったらしいです。凄いですねーw
 そういえばDECCAのレコードもかなり後までイコライザーカーブはRIAAではなく自社開発のffssだったそうです。
 ヨーロッパのメーカーはプライド高いというか、メンドウな人が多そうですね。

 いや、日本のNHKなんかも、デンオンに注文するテープデッキのイコライザーカーブはNAB-Jという独自規格だったそうですから、人の事は言えませんなw

この記事へのコメント

たぬきふる
2019年01月13日 23:56
EMTは、もともと専用のDINコネクタで接続されていましたので、DINが2番GND(昔の日本の多治見コネクタと同じ)なので そのままのPin配でキャノンをつけたと思われます (キャノンでは中央が3番)私がコンサートツアーで全国のホールを回った80年台は、同様の3Pin GNDの配線になったホールがありました


ベンプレ親父
2019年01月14日 01:20
たぬきふる様コメント有難うございます。

なるほど、我が家の139stの出力コードは元はDIN端子だったのですね。フォノケーブルはDIN5ピンですから、フォノイコのアウトもDINで不自然ではなかったのですね。
XLR端子で3番アースになっていたわけがわかりました。
有難う御座いました。

雪之丞
2020年07月13日 23:28
初めまして。

時々お邪魔させて頂いています。

139stの出力コードの件、解決されたようでなによりです。

元々はタッチェル製8ピンのDINコネクター経由で出力されています。
昔のコネクターは鉄製で堅牢な感じですが、重たさがピンに負担をかけるのか?
グラついて接触不足になります。
挿したままでは通電せず、斜めになるようスポンジで押えて通電させるようになってしまいますから、困った人がXLRに変更したのでしょうね。
RCAピンを上下・左右にひん曲げて通電させるような物です。

オリジナル、純正に拘る人であればDIN8Pに戻す所でしょうが、この辺りはどうなんでしょうか?

EMT927や139等は放送局により色々な魔改造が施されている物がありますから、純正、オリジナルがどのような状態なのか?
元々が放送局の仕様に対応して納品されていますから、これこそが純正、オリジナルと言うのが無いのかなぁと思っています。

モノ専用、ステレオ専用、両用によってアームが違ってきますし、プリも変わって来ます。
イコライザーが元々無い仕様もあればMM専用もあります。

良い音になるよう、自分仕様がベストだなぁと思っています。

ベンプレ親父
2020年07月14日 00:04
雪之丞様、コメントありがとうございます。

私の927についていたコードも全くのオリジナルと言うわけでもなかったのですね。
貴重なお話ありがとうございます。
ピン配置が独特でしたが、なるほどです^_^
https://91683924.at.webry.info/201901/article_7.html


9. 中川隆[-5980] koaQ7Jey 2021年4月05日 12:45:37 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[36] 報告
晴耕雨聴 2019年01月14日
EMT139stの真空管を取り替えました
https://91683924.at.webry.info/201901/article_8.html

 昨日はオーディオの友人、先輩のOさんがオーディオルームの引っ越しをされるという事で、ベンプレ親父を含めて3人で、ヒヤカシを兼ねたお手伝いに行ってまいりました。
 お昼も夕食までご馳走になり、帰って恐縮です。

 最近はITの発達で、必ずしも都会地に事務所を置く必要が無くなったそうで、少々ひなびたところ、大音量の出せるところに事務所(とオーディオ装置)を移転されました。
 最近、本社機能の東京一極集中に陰りが出始めたそうですが、IT、AIは少しずつ働き方や生活を変えて行きますな。
画像

 (真空管交換のためにカバーを外した139stです。サイズの比較のためにマグカップを置きました。コンパクトな器械ですね)

 さて、お正月明けにSさんにEMT139stフォノイコを修理してもらい、ゴキゲンで聴いています。
 お預けした時は回路やスイッチの故障だけでなく、真空管の不足や規格間違いがあったため、Sさんが手持ちの球(RCA)を挿してくれました。

 先週、交換用のECC83、ECC81を入手しましたので、今日、差し替えて写真を撮りました。
 ECC83、81ともにテレフンケンですが、83はNOS球、81は中古球の程度の良いやつです。
 83がNOSなので、エージングしないとマズイかなと思いましたが、一発で音もS/Nも問題なく動作してくれました(^−^)/

 試聴にはシステムはバスビン、LPはチャーリー・ミンガスの「ミンガス、ミンガス、ミンガス」を使いました。
 学生時代、タンノイのユニット(HPD385A)自作箱入りで聴いていた時は、もっとショボイLPだと思っていましたが、結構イイですねぇ。
 オーディオ装置が変わると、音楽が変わりますな。オーディオに凝らずに音楽聴いてるつもりの人は、実は何も聴いていないんだよね。
 
 演奏家は幼少のころから良い音を出すために血のにじむような努力を積み重ね、血眼で一丁億を超える名器を求め、建築家は音のいいホールを作るために何十年も研鑽を積み、施主は音のために何百億円をかけるのにね。
 BluetoothやMPEG3で音楽聴いてる人は、人生を無駄に過ごしてますなぁw

 言い過ぎたかな?
画像

 改めて139stを観察しました。左端の入力トランスはT210と書いてあります。
 私が別で持っているHaufeのトランスはT890なので、違う型番ですね。
 T890は155st、155用のMCトランスで昇圧比 1:10ですが、139st用のMCトランスはT210、昇圧比 1:40です。

 TSD15の出力は0.21mvなので、40倍は大きすぎる気がするのですが、真空管式フォノイコは入力オーバーになりにくいと聞いたことがあります。トランスの性能が良いのなら、ここで電圧を上げてS/Nを稼ごうという算段でしょう。
 155stはトランジスタ・フォノイコなので、10倍昇圧にして、イコライザーアンプの入力オーバーから逃れているのでしょうな。

 右端は出力トランスだと思いますが、銘が入っていないので型番は不明でした。
 改めて明るいところで139stの製造番号を見ますと、4360と型押ししてありました。
 これで生産年が分かると面白いんですがw


この記事へのコメント


大野信廣
2019年11月20日 13:14
お世話になります。
”オーディオ装置が変わると、音楽が変わりますな。”
このコメントまさに同感です。
私もブルックナーの8番をステレオで聞いていた時はなぜヨーロッパの人たちがブルックナーを愛するのかわかりませんでした。
1昨年アムステルダムでコンセルトヘボーの演奏でブルックナー8番を聞いたとき初めてブルックナーのすばらしさを知りました。
そのショックで日本に戻ってから数ヶ月間ステレオを聞くきがしませんでした。
昨年末よりアンプをシーメンスのKLV502からTelefunken V69に換え、Faderを
Eckmiller W85に変更しバッファーアンプにEF12を使用したアンプを製作してもらいました。結果は少しブルックナーが聞けるようになりました。
でもこの費用を考えるとヨーロッパに何度か行った方が良かったかなとも
思ってしまいます。スピーカーはシーメンスKL-L405をBionorのオリジナルバッフルと同サイズのバッフルにつけツイーターにLorenz LPH65を使っています。


ベンプレ親父
2019年11月20日 16:05
大野様、コメント有難う御座います。

コンセルトヘボウでブルックナーとは羨ましい。さぞや素晴らしい響きだったのでしょう。
私は若いころ朝比奈・大フィルで東京カテドラル協会でのブルックナーを聴きました。やはり響きの多いホールがブルックナーは良いですね。彼は元々協会オルガニストでしたから。

装置によって上手く鳴る音楽が違いますよね。SP時代の大先輩たちはピアノトリオや弦楽四重奏を好まれましたが、五味康介先生は竹針と蓄音機ではその辺が一番上手く鳴るからだと言ってました。
ステレオはワーグナーを聴くために誰かが発明したんだろうともw

それにしてもバリバリのドイツビンテージ装置ですね。私もV69は10年ほどワイドアングル用に使いました。ただしBの方ですが。
がっちりした音で大好きなアンプでしたが、そろそろ売らないとトランスの切れるころだとそそのかされて、売っちゃいました。
惜しい事をしました。


大野
2019年12月04日 19:16
ベンプレ親父 様
 来年4月にコンセルトヘボーでブルックナー4番が演奏されます。
指揮者はブロムシュタット!! チケットを購入しました。
聞きに行って来ます。楽しみです。


ベンプレ親父
2019年12月04日 19:37
羨ましい !!
https://91683924.at.webry.info/201901/article_8.html

10. 2021年4月05日 12:47:36 : yvoVOPRldA : cC9XWU5uS3VveE0=[37] 報告

EMT927st の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1151.html
11. 中川隆[-5962] koaQ7Jey 2021年4月06日 10:42:08 : l9L9YsfYaI : LmoyTFJGLk5rdUk=[7] 報告
20th Century Audio Technology
20世紀オーディオ・テクノロジー (オランダ)
ing. J.P. (Hans) van Vliet
ハンス・ファン・フリート 
EMT 139st b
https://soundbox.co.jp/EMT_139stb.htm

(EMT930/EMT927 用 真空管式イコライザ・アンプ、復刻新品) ¥760,000 (税別) 

EMT155トランジスター・イコライザ搭載のEMT927、EMT930オーナーにとって一番ほしいものはなんといっても真空管式イコライザのEMT139stでしょう。 しかしオリジナル・モデルは現状ではきわめて入手が困難です。 こうしたEMT927、930ターンテーブルオーナーの要望にこたえ、オリジナルモデルに回路はもちろん、その部品一つ一つにいたるまで忠実に再現しました。 EMT927では155st を取替えて使用できます。 EMT930ではシリアル番号が14000番以前のモデルではそのまま入れ替え可能です。 それ以降のモデルでは真空管用の電源が本体から供給できません。そこで別売の電源をご用意しました。930本体の裏側にコネクターを増設して使用します。価格¥140,000(税別)より。


特徴 

全て手作りのハード・ワイヤー・コンストラクション
新規製作のシャーシにオリジナルの塗装を再現しています。
専用のメカ部品は新規に制作。.
EMT純正の(ドイツHAUFE 社製)入力および出力トランスを搭載。
金メッキ端子採用の真空管ソケット
真空管は選別したヴィンテージの TELEFUNKEN ECC81 と ECC83 を搭載。
スイッチは高信頼のスイス製を採用しました。
ゲイン、周波数特性、S/N比、ひずみ率等の特性はオリジナルと同等もしくは凌駕しています。
コントルール・パネルが付属します。.
オリジナルの139stの回路図のコピー等技術資料が添付されます。
RoHS規制に準拠しています。.
本体は1年、真空管は6月の保証期間です。.

EMT139stB 単独使用の為の電源ユニット 16ピンコネクター/入力/出力端子付き ¥140,000(税別)


https://soundbox.co.jp/EMT_139stb.htm

12. 中川隆[-5959] koaQ7Jey 2021年4月06日 10:58:15 : l9L9YsfYaI : LmoyTFJGLk5rdUk=[11] 報告
プリアンプ(レコードを聴いていた頃)2010-10-11
https://kawa.weblogs.jp/things/2010/10/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97.html
レコードがステレオの音源に占める割合はとても大きいものでした。オーディオ好きって人に限れば、レコードを聴かない、テープやカセット、FMのみって人にはあまりお目に掛かった事がありません。

レコードで良い音を聴くのには手間が掛かります。気に入ったカートリッジを捜して、信頼出来るトーンアームに付けて・・・・私の好きなMC型カートリッジを使おうと思えば更にカートリッジ用昇圧トランスが必要です。折角のカートリッジもトランスとの相性で台無しになる事も良くある事でした。

日本盤と洋盤とでは音が違う、初期プレスが最高なんて言い出して、とんでもない大枚をはたく人もいました。私は手を出しかねましたが、聴かせてもらうと音が違うのも事実なんです。好きなカートリッジを集めたり、レコードの原盤を捜したり、掛かる手間は楽しくも有り面倒でも有りました。レコードは豊かな世界だったと思います。

テープやFMはそのまま大きくすれば鳴りますが、レコードはそうも行きません。低音の再生には大きなエネルギーが必要です。レコードの狭い溝の中にそれを刻み込むのはかなり難しい事でした。逆にエネルギーの小さな高音は他の音にマスクされて消えがちでした。低音を小さく高音を大きくしてレコードに刻み、再生時には刻まれた低音を大きく高音を小さくして鳴らすことでレコードは進化して来ました。レコードの低音を上げて高音を下げる為のイコライザーは、時代やレコード会社に依って何種類もありました。 LP(ロングプレイ)レコードが普及して、更にステレオが出て来る頃にはRIAA(Recording Industry Association of America)カーブに統一されました。

音量や左右のバランス、音源のセレクター、トーンコントロール、と言った操作調整機能と、微細な信号を増幅することがプリアンプの機能です。もうひとつ、低音を小さく高音を大きく刻まれたレコードの信号を、RIAAカーブに沿って元の音に戻すPHONOイコライザーも昔は必要不可欠な機能でした。

最初にプリアンプの自作に挑戦したのは、安斉勝太郎氏のSRPP二段無帰還CRイコライザーを薦められたからです。当時通っていたブルース喫茶’キングビスケット’の鎌田さんは、私の好きなjump bluesを良くかけてくれました。古いカメラやオーディオ、自動車やバイクにも詳しい趣味人でもありました。LUXのA3500パワーアンプがあればプリアンプの電源を作らなくて済む。安いトランジスタアンプのイコライザーより桁違いに良い音だと言われました。それまでキットしか作った事の無い私は、複雑な工作を少しでも減らしたいと思いました。トーンコントロールやフラットアンプ段は止めてしまいました。結果とすればPHONOイコライザーにセレクターとボリュームを付けただけになりました。出鱈目な配線の所為でハムやマイクロフォニックノイズに悩まされました。取り回しを変えたり、真空管をtelefunkenのSQ管803Sに変える事で何とか使える様になりました。イコライザー自体の善し悪しも問題ですが、フラットアンプやトーンコントロールを飛ばした事が随分音を良くした様に思います。別のイコライザーを自作したりもしましたが、最終的にはカウンターポイントSA-139stと増幅段を持たないチェロのETUDEを使っていました。

つまり、レコードを聴いていた時分にはイコライザーがあれば、増幅段を持ったプリアンプは要らない。セレクターとボリュームさえあれば良い。・・・・プリアンプ不要論に傾いていました。

(その後のカウンターポイントの方が安斉式より音が良かった訳ではありません。雑音ひとつでアンプを開けたり閉めたりする自作より、既製品の方が気が楽に思えたからです。誰か腕の良い人に作ってもらえるなら安斉式にしたいと今でも思っています。

カウンターポイントSA-139stはEMTイコライザーのコピーと言う触れ込みでした。counterpointだのselectedだのと刷り込まれた6DJ8は立派なお値段の割りに大した音はしませんでした。シーメンスのCCaに差し替えて少しマシになりました)

コメント

ひぃ〜
カウンターポイントSA-139stは確かステサンでの企画で長島達夫氏主導で作られたものだと思います。
エリオットは今でも過去製品のアップグレードなど対応していますが、SA-139stはサイトに見当たりませんし。。。
カウンターポイントのフォノはプリ内蔵のものがとてもいいですよ。これを使うと、もうNFB型は使えません。
投稿情報: ひぃ〜 | 2010-10-21 12:12

kawa
ひぃ〜様、コメント有り難うございます。暫くのご無沙汰でしたが、貴ブログいつも楽しみにしております。
当時、一緒にステレオの話が出来る様な友人は、極く少なかったのですが、その内の一人が薄型のPri(counterpointSA3?)を買いました。カートリッジからスピーカーまで何を替えても音は変わります。けれど脇で見ている私が思うに、一番音を良くした買い物はあのPriだった様に感じました。ただ音に色づけが有ってはまる物には良いのですが、音源によっては辛く感じる時もありました。(SA5?は又別かも知れません)AXIOM80やソナスファーベルなどもそうですが、嘘つきでも音楽を楽しく聴かせてくれる機械、私は好きです。
この手の機械の嘘を私は有り難いと考える質ですが、嘘が破綻してしまう事があるのは仕方が無いと思います。

投稿情報: kawa | 2010-10-22 14:14

ひぃ〜
SA1桁のものは工業製品としての練度・安定度が低かったようですね。
自分は最終のSA4桁シリーズを使っています。
いずれにしても発売から20年以上たっているので部品交換は必要なのですが、エリオットは新しい部品をいろいろ試して情報公開/改造受付していますし、こういうサイトもあり、助かります。
http://ariajp.cocolog-nifty.com/

投稿情報: ひぃ〜 | 2010-10-23 09:15

kawa
SA3・・・もう随分古い話でしたね。
そう言えば4桁をじっくりと聴いた事がありません。
教えて頂いたサイトは大変興味深い物でした。羨ましい気がしました。

投稿情報: kawa | 2010-10-25 20:11

https://kawa.weblogs.jp/things/2010/10/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97.html

13. 2021年4月06日 21:00:10 : 26VxKRsvNw : TVo4YkhhMWF4Ty4=[4] 報告
Decca Decolaがお嫁入り
EMT139について(1)2017-09-16
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/c35a50e039442941f990754198f8e980

 EMT139には無印、EMT139A、EMT139Bがあるそうだが違いはよく分からない(イコライズカーブが異なっているらしいが)。管球式モノラルフォノイコライザーでEMT927、EMT930(st)専用、ECC82とEF804が各々2本づつの4球構成でヘッドフォンアンプまで含んでいた。


 EMT155stとEMT927の結線図を参考にするが2種類あるB電源の一方(6b)の接続は省略されている。

 拙宅のEMT139B 2台


 

 

 1台はフロントパネルのシールがないがこの2台はほとんど同じ内容なので多分EMT139B2台だと思われます。
 トランスの固定が緩んでいるのでネジを締めようと思うが他のトランスをどかさないとドライバーが届かない。配置がキツキツです。


 スクラッチフィルターは大きな2連バリコン!痺れます。。

 ボリュームと違ってツマミ回してもノイズが出ないのはいいですね。
 フロントパネルの4個のポテンショメータは下2個はハムバランサー(初段専用とその他用と)、あとは出力調整とヘッドフォン出力調整用。ヒーターは前述のように初段用直流(6V、0.6A EMT927の電源を確認するとブリッジ整流、500μFx2、チョーク付きのπ回路)、他は交流点火(6.3V、0.86A)、B電源は終段とヘッドフォン部の1/2ECC82(345V、17mA)、その他(310V、5mA)の2系統。

 電源と2台を収めるケースを自作した。
 

 

 
 作ったのは数年前。収めたケースはジャンク屋で見つけたもの。適当なケース探しで数ヶ月かかった。電源は中央に配置しコネクターを介して左右に供給している。
 久しぶりに通電すると
 
 EMT930から自作したアダプターで直出しすると、、ちゃんと出力されるが結構なハムが載る。左右で4ヶ所のハムバランサーを調節すると1ヶ所が途中で引っかかって回らない。巻線ボリュームのトラブルかと思うがここは後で修理するにしてもやはり治らないハム。フォノイコライザーの電源を落とすとノーハムでしばらく鳴っているところを見ると電源が原因かと思われる。今まで稼働していた期間はないので完成直後に改良もせずに即お蔵入りだったのかもしれないが記憶がない。。今回はなんとか実用レベルにしたいが電源トランスの位置が入力に近いのでトランス類を遠隔しないといけない可能性を考えるとちょっとへこみます。

 外は台風が来ています。結構ガタガタ揺れるが夜中に音を出しても多分大丈夫で好都合。まず回らないハムバランサーを分解して取り出す。

 一目でかなりの惨状です。抵抗帯が破壊されて摺動子が食い込んでいる。。当然交換かと思うが適当な(100Ω)巻線ボリュームが無い。大きいのはあるのですがフロントから見える細い軸も異なるし。両端子の導通はあるし壊れたところは比較的端の部分だったのでストッパーを設けてそれ以上進まないようにして再使用することにしました。適当な部品が入手できたら取り替えることにします。

 一旦バラして組み立ててから適当なストッパーを貼り付けて完成。うまくいきました。ただし残りの3個も含めて寿命が来てしまっている可能性もあります。

 さて発生しているハム対策ですが、、結論から言うとなかなか難儀でした。元の設計では初段ヒーターの整流はセレン、電流の関係で左右chは直列繋ぎで6.0Vに調整(これがマチガイの素)、B電源はダイオードによる半波整流(マイブームだった)、電源とアンプの同一ケースで電源トランスと入力トランスが近い、その他諸々、、となっています。一つずつ変更してその都度確認していく。
 まずヒーター整流をシリコンブリッジにして左右ヒーターをパラにする。やっぱり電源トランスの6.3V端子では足りないので12.6Vにして抵抗をカットアンドトライでなんとか6Vにして試聴 → 変わらず。

 B電源整流をブリッジ整流に(適当なのが無かったのでファストリカバリーダイオード4本繋いで)変更して試聴 → 変わらず。

 
 接続ワイヤーの延長コード作って電源を遠隔してみて試聴 → 変わらず。


 常にアースの取り方などを変更しながらだったがやはり根本は変わらずで相当凹む。一晩寝ながら考える。。

 そのうち入力を1本外すとかなり治ることを発見し光明が見えてきた。

 入力(プレーヤーからの受け)ジャックのアースは接続していたが回路図では浮いているので切り離し。改めてプレーヤー本体とアース接続すると治ったようです。これは以前も試したことなので何が功を奏したのかはよくわからない。
 延長コードを使用しなくても使用に耐えるくらいになりました。

 以上を考察すると(備忘録)
 1 フォノイコライザー本体に大きな故障がなかったのはラッキーでもしそうだったら余計に混乱していた。
 2 Marantz#7を習って半波整流、セレン整流にしたのだがやはり難しい。コンデンサーとチョークコイルを可能な限り入れたのだが結果が芳しくなかったのは脈流が取りきれないというより電源トランスの問題があった可能性が高い。半波整流によるトランスの唸り、入力トランスが近いのに撒き散らした電磁波など。ただし半波整流からブリッジ整流変えた時の音の変化はとても大きく低域がしっかり出てくるのは良いがこの音質の変化はいいのか悪いのかはわからない。
 3 ハム対策は経験がモノを言うような気もするが回路図や接続図などを常に再検討する姿勢は必要。検証は変更1項目ごとに行ったが途中で新たなトラブルが起こったりで(違った故障が発生したかと思わせる)古い(いや素人の作った)キカイはやはり厄介だ。

 これでしばらく聴いているとかなりトランスの発熱がある。原因は整流したヒーター巻線からと思われ回路図では6V 0.6Aを初段のEF804に供給する。しかし規格表ではEF804のヒーター電流は0.3A。回路図ではハムバランサーとパラに18.7Ω 3Wのブリーダー抵抗が入っていてこの抵抗には0.32Aの電流が流れて約2Wの発熱がある(他のパーツと離されてフロントパネルの裏に設置されている)。電源トランスのヒーター容量が足りないのでここは(涙を飲んで)抵抗の接続を外して電源内に共通のブリーダー抵抗(22Ω)を増設した。また接続もトランスの6.3V端子に戻してドロップ抵抗も外してチョークコイルのみにするなどした。これらの変更で定格内になんとか収まり発熱は気にならなくなった。その後センタータップを利用した両波整流に再変更した。
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/c35a50e039442941f990754198f8e980

14. 2021年4月06日 21:01:38 : 26VxKRsvNw : TVo4YkhhMWF4Ty4=[5] 報告
Decca Decolaがお嫁入り
EMT155(st)について(2)
2017-09-16
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/a2637b8611b8528bb796c4af59059aed


 EMT155(st)の整備をする場合にはプレーヤー本体から取り外して測定、整備する必要があり別電源を用意するかプレーヤー本体から電源を引き出すかする必要があります。EMT155(st)の電源の供給はプレーヤーの種類に応じて2種類あって前期は直流(12V〜15V)と交流(6.3V)の2系統、後期は交流(12.5V 145mA)1系統でどちらの形式のプレーヤーでも動作するようにEMT155(st)は設計されています。これはEMT927(st)と前期のEMT930(st)は管球式フォノイコライザーのEMT139(st)を標準搭載していたためで後継のEMT155(st)との互換性を持たせるための工夫だったわけで真空管のヒーター電源を利用しています。ところでEMT139Bのヒーター電源は初段のみ直流点火だが電圧は6.0V、しかしEMT155(st)へ供給する直流電源部(7aと7b)の電圧表示は回路図では12V〜15Vになっている。これはヒーター回路に接続すると消費電力が大きいため電圧降下を起こすことを見越した設計らしい。このヒーター回路にはブリーダー抵抗も入っていて将来のソリッドステート化を見越しての設計だった、、とは思えないがちょっと興味深い。電源は自作することにするが当然トランス1個で足りる交流1種類(後期型)にすることにします。適当なケースに16ピンコネクターと入出力ジャックなどを組み込んでみる。


 


 AC12.5Vは適当なACアダプターを分解して整流回路を取り外して改造した。しかし接続時にAC12.5Vにするにはどうしたらいいのかよくわからない。高い電圧をスライダックを使って実測しながら調整することにします。最終的に抵抗をACに入れるかコネクター7aと7bの間の直流に入れるかはまた検討します。
 
 実際に接続してみるとAC145mAの負荷ではほとんど電圧降下を起こさないことがわかりました。
 早速配線して音出ししてみる。

 、、、盛大にハムが聞こえる。EMT139Bの経験が役に立ってないぞー。入力ジャックはシャーシアースに接続されているが出力トランスの2次側はアースしてはいけなかった。ピンジャックをフロートするとハムは消えるがうまく処理できるだろうか。。

 手直ししてEMT155(st)アダプターは完成しました。

 出力トランスの出力は接地していません。今まで使っていたスイッチクラフトのRCAジャック用の絶縁スペーサーもあるらしいのですが残念ながら手元にはないので色々考えた末に2連の端子板付きのジャックとなりました。芸がないなぁ。。また買いに行ったパーツ屋さんにDC7.5Vのアダプターがあったのでトランス2次側のセンタータップ出力だとすると両端で丁度12.5V程度のACが取り出せそう、、と目論んで購入したのだが分解してみるとセンタータップなしのブリッジ整流であえなく却下となった。300円だったからまあいいか。。今まで使っていたアダプター内に電圧ドロップ用のホーロー抵抗を仕込んで両端接続でなんとか14Vにして対応。

 これで聴いてみると、、快調です。トランスケースの発熱も問題ない。これでようやくEMT155(st)の整備ができる環境が整った。また単独使用時にもアダプターとして重宝しそう。


 EMT155stの回路図を見ていて気づいたことですが途中で変更があったようで後期の回路図の入力トランスの1次側には33μFのコンデンサーが入っている。EMT155には無いモノなので気になっていたのだが初期のEMT155stにもこのコンデンサーは無い。なぜ追加されたのだろうか??
 TSD15用の昇圧トランス STX 20

 中には昇圧トランス T890/1 が(このトランスも大きさの異なる2種類あるようだがこちらは小さい方)また1次側にはシリーズに33μFのタンタルコンデンサーが、2次側には26.5kΩの抵抗器がパラに入っている。これらは後期型EMT155stの入力部分と同様の回路。またプリント基板上に出ている突起(写真)は1次側と2次側のアースを接続している部分で現在は導通しているがここを切断して切り離すこともできる(という仕様かと思う)実際にEMT930stからのカートリッジ引き出し線を接続するとハムが発生していてEMT155stの場合と同様にここを切り離す必要があった。
 ここまで来てこれはやはりEMt930st本体の接続がおかしいのでは無いか、、という気がして来た。信号ラインのアースとモーター関係のアースが混じってしまってハムが載るのでは無いか、、と。回路図と比べると接地を切り離す箇所もあるし。早速実行してみるも目立った変化はなく今後の課題となりました。

 EMT155(st)は一連のアナログレコード再生システムの一つのパーツであるわけですがその完成度には改めて感心することが多かった。EMT155とまったく同じ基板2枚を同一のケースに収めてステレオにしていること、仕様変更のあった新旧のプレーヤーに対応していること、内部にトランス以外の電源回路を装備していること、イコライザー回路の他にラインアンプが内蔵されていて出力調整もあることから単独で使用できるくらいの実力もあることなど。EMT155stの後継機のEMT153stはオペアンプを使用しておりスクラッチフィルターとイコライザーカーブ切り替えが廃止され(プレーヤー本体からの操作ができなくなった)性能も飛躍的に向上している(だと思う)。同じ筐体の中に真空管からオペアンプまでのオーディオの歴史の流れを見ているようで妙に納得する。しかし重厚から軽薄に移行したわけでは決してないとは思うが有難味が薄れたように感じるのも事実でこれは自分が技術者ではなくタダのアマチュアオーディオ愛好家だからだと思います。一点EMT各々の機器に共通しているのは増幅素子やプレーヤーのメカニズムは変化しても入出力にはトランスを用いていることでここは譲れなかったEMTのこだわりを感じる。

 しばらく聴いていても特に問題は感じないので測定はまた今度にします(測定機器は棚に仕舞ってしまったので)。
 EMT155(モノラル)に交換してみる。

 電源や引き出しは共通に使えます。モノラルなので当然片chしか出力しない。っと出力はされるが「バリバリ」というすごいノイズが入る。EMT155stに比べるとゲインが低い、、。出力調節の半固定ボリュームをドライバーで回すとさらに特大「バリバリ」でどうやら原因は此処のよう。ゲインが低いのは内部の結線がそうなっているからだった(EMT155(st)について(1)をご参照ください)。
 もう一機のEMT155と交換すると

 先ほどでは無いがやはりボリュームを回すとガリオーム状態。こちらのゲインはEMT155stと同じで先ほどのと結線が異なっている。
 ゲインの確認ができたところでカートリッジをOFD15と交換してみる。

 このアームのメインウェイトでは適正針圧はかけることができない(カートリッジが重すぎてカバーできない)。。やはり高ゲインEMT155では歪みます。通常のEMT155stではOFシリーズの再生は無理なようです。
 1/10ゲインのEMT155では良好に再生します。しばらく聴いてみる。


 シューベルト 死と乙女(Death and the Maiden)  Vienna Konzerthaus Quartet (Westminster 国内復刻版)

 しばらくTSDを聴いていたが久しぶりのOFDはやはり「強い音」、もしくは「きつい音」かもしれない。これに慣れてからTSDに戻すときっと「腑抜けの音」になってしまうのだと思う。モノラル復刻版なのでOFD15あたりがぴったりかと思います。EMT155stを装着している場合にOFDカートリッジでうまく再生するにはイコライザーをパスして信号を引っ張り出してなんとかするか、EMT155stの内部結線を変更するか、モノラル用にEMT155を用意しておき、取り替えるかする必要がある。なかなか面倒だしTSDに戻す時はまた変更しなくてはならない。。アームの調整(メインウェイトの交換やラテラルバランスウェイトの追加など)もいるしいっそのことモノラル専用のアームを別に設けるのも方法かと思う。EMT930st用に外付けブロックでこれを達成した写真を見たことがあります。EMT927stの場合はボードに穴を開ける必要があってなかなか勇気がいる。(EMT927Fのようにもともとダブルアーム用だった機器には穴が空いています)また新たなアームを取り付ける付近には電源があってノイズ対策が必要になる。現場ではOFシリーズはステレオレコードが主流になってからはあまり使われなかったのではないかと思います。しかしOFD25をはじめ実際に再生してみると圧倒的な魅力に溢れているのも事実でアマチュアとしてはなんとか両立させたいところではある。 
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/a2637b8611b8528bb796c4af59059aed

15. 中川隆[-5956] koaQ7Jey 2021年4月06日 21:06:32 : 26VxKRsvNw : TVo4YkhhMWF4Ty4=[6] 報告
EMT139について(2)
2017-10-07
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/a9e85d1d3021fb98303e997ec8b0e8e7


 ようやく電源ができたので本体の調整修理にかかります。現在の状態は
 1 左右の音量差がある
 2 左右の音質差(イコライズカーブの不揃いのような)がある。
 3 ハムバランサーが破損している。

 電源をもう少し手を入れる。(備忘録)
 ・ 初段EF804のヒーター回路を変更。12.6Vのセンタータップを利用して両波整流して固定抵抗(0.47Ω)を入れて電圧を合わせる。これでトランスの発熱がなお少なくなった。
 ・ A1(B電源の低い方)が高かったので挿入した抵抗を変更。回路図では5mAでA2に比べて35V低いので両ch共通抵抗で3.4KΩ位を挿入。
 ・ 通電直後のB電圧が400Vをオーバーすることから電解コンデンサーの耐圧をオーバーする。変更すること。
 ・ もう片chの初段のハムバランサーがやはり破損した。0.36Wの負荷が常にかかっている。ここは諦めて両chとも適当なものと交換することにします。

 整備は真空管のチェック、電解コンデンサー、回路図と配置図をプリントして直流、入力を入れて交流の測定値を書き込んでいく。
 

 部品の配置図があると回路図と照らし合わせることによって測定ポイントが見つけやすく点検は容易。今回は外部電源があるので楽だが通電しながらひっくり返さなくてはいけないので電源がない場合にはEMT930(機種は限られるが)やEMT927からの引き出し線が必要になる。(またこれらは当然1台搭載なので2台分の電力は賄えない)
 測定するとDC値についてはほぼ定格であったが入力トランスから1kHz 10mVの信号を入れてミニバルで測定すると、、入口でまずつまづく
 トランスはT94/2 なのだが(webより拝借)
  T94/2 (1 : 20)
  • Ratio of each transformer: 1 : 20
  • Input DC resistance of each transformer: 7,5 ohm
  • Cartridge Z for each transformer: 47 kohm
 昇圧比は1:20なので10mV入力すると2次側には200mV出力されるはずで回路図でもそうなっている。ところが実測で50mV。。これはどういうことか??ひょっとして違うのと置き換わっているのかと疑うも両chともT94/2。そこで1次側に20Ω程度の抵抗をパラに入れて10mVを加えるとほぼ200mVが出力された。よくわからないがこの状態でイコライザー部(前段)を測定すると各部定格値となっている。残留ノイズについてはハムバランサーの修復が終わったら測定するがケースを外すと手を近づけただけで針が振れて難儀そう。
 出力ボリューム以降の両chのゲイン差はある様子なのでここから診ていくことにします。


 酷いタコ足コード。前世紀の測定器たち。
 内部を見渡すと後段のトリマーとパラの抵抗2MΩに後付けの抵抗器がある。しかし外して測定すると断線していてとりあえず撤去となった。PP負帰還部。ひょっとしてコンデンサーか??
 
 いややっぱり違う。訳のわからんパーツを調べるには便利なツール。

 各段の電圧、波形を入れてオシロでモニターしながらミニバルで測定する。。

 しかしフォノイコ部でまたつまづく。電圧はDC,ACとも正常値なのだが片chの波形が

 正弦波が早い段でこうなる。。なぜだろう?真空管変えたり色々いじっても変わらず。。分かりません。。
 行き詰まってとりあえず中間の出力調整ボリュームから信号を取り出してレコード再生すると

 何の問題もなく(左右の偏差、イコライザーカーブの切り替え(ただしフィーリングで)ハムなどのノイズ)出力されてしばし聴き入る。よくわからんがとりあえずホッとする。。


  BILLY JOEL THE STRANGER (1977)
 ビリー・ジョエル 4枚目のアルバムで発売は40年前の1977年。全世界で1000万枚売れたらしい。タイトル曲は何かのCMで流れてたと思ったが調べるとHONDA CR-V。
 当時アルバムA面だけ繰り返して聴いていた。インパクトのあるカッコイイ曲は多感で軟弱な自分に大いに影響した。

 この状態でしばらく稼働させても問題は生じない(オシロの波形は気になるが)。やはりラインアンプ部の問題のよう。
 (ここから備忘録)
 何回か測定、試聴を繰り返すも原因がわからず苦労する。イコライザー部は正常動作だったようなので入力から信号を入れてフラットアンプ各部で測定するのだが時々おかしな挙動が現れる。測定値が一致しないなど。発振や真空管の不具合も疑ってかかるがなかなか原因がつかめず。連休初日の丸一日を費やしても改善しない。。3段増幅の2段目(ヘッドホンアンプの片方のECC82)のグリッド入力までは問題ないのだがこの段の増幅が上手くいかない。終段からPP負帰還がかかっていてトリマーコンデンサーが入っている。DC電圧も途中おかしかったが真空管を交換して解決したと思ったがやはりダメ。もっともこの段のカソードには回路図には点線でパスコンが入っていて(実際も入っている。また片chはこのパスコンはパラにコンデンサーが入っていて調整された跡がある)

 イコライザー部の出力は2.05Vになっているが出力ボリューム最大では1/2ECC82のグリッド電圧は記入された42mVにはならない。したがってこの段の電圧にボリュームもしくはオッシレーターの出力を調整する必要がある。
 この段のプレート部は0.68Vで実測(0.56V 0.72V) 次段の1/2ECC82のグリッドは420mV(350mV 450mV) この段のプレート部は260mV(90mV 210mV)で不一致。。

 入力から信号を入れて各部で波形を観察すると終段EF804出力のパラレルフィードの直流カットの1μFコンデンサの出力までは正常に出力されている。ところが出力トランスを介すると波形が乱れる。嫌な予感がするがとりあえず両chともトランスを下ろして各端子間のDCRとLを測定してみる。
 
 インダクタンスの測定は難しく測定器によってかなりの差異がある。

 最悪断線ではなさそうだが2個の2次側の測定値は明らかに異なっており異なるトランスのよう。片方には「BV2169」とあるがもう一方には無印。出力を取り出す端子を左右で違えてまた試聴すると左右差は減っているがまだ感じる。EMT139、EMT139A、EMT139Bの差はわからないが出力トランスの違いがあるのかもしれない。
 また測定してみましょう。

 一つわかったのはオッシレーター出力のアースはアンプに接地が必要だったということ。これで波形が安定してきたのでイコライザーアンプ部(ボリュームよりも前半)の周波数特性を測定してみます。イコライザーカーブはフラット(高域のみ)を入れて4種類になっている。もし銘柄が違っている場合はこのカーブも異なっている恐れがある。

 幸いに左右の差異は少なくイコライザーカーブも回路図通りの4種類だった。また左右の出力差もなくやはりイコライザー部には問題は認められない。
 そこでフラットアンプ部の測定を再度行うと名称シールのある方はフラットな特性で出力されている様子(また検証予定)だがシール無しの方はハイ下がりロー上がりのかなり歪んだ特性になっている。また各段測定してみましょう。。

 シール無しの特に1/2ECC82段で周波数特性が乱れる。終段プレートからのNFが怪しいと睨んで受動素子を測定すると0.5μFのMPコンの容量が激減していてアウト。
 
 喜び勇んで代替えを探すと出てきたのは大きなビタQ(スプラグ製)で0.47μF。何とか納めて測定するとほぼフラットな特性。
 
 早く気付けば良かったのだが(ゲイン差や周波数特性差などから)判明するまで数日(!)かかってしまった。。出力トランスの問題などに気を取られて、、だったがこのトランスも別条件でインダクタンスを測定するとまた異なるデータとなり結局DCRは一致していたという理由で元の結線に戻しています。ただトランス周りの配線の取り回しは左右共通に変更した。
 モノラルアンプ2台のステレオ構成、2台のうちの1台は銘柄が不明、などの条件も今回の混乱につながった。またtelefunken ECC82が1本故障していた。全く出力しない故障であれば判断は早いがゲインが低いなどはますます混乱に拍車をかける。今までメンテナンスの手が入っていなかったのは幸運で故障についても自然劣化に限定して考えられたのは良かった。

 左右chのNF素子の違いはあるが久々にフラットアンプを通して聴いてみると改めて感動してしまう。瑞々しさ、立体感、奥行き、細部の表現など申し分ない。機会があればMarantz 7cと比較試聴したいが各々の良さがあるという当たり前の結論になりそう。業務機は特徴的な冷徹さを持っているがアナログ再生という曖昧さが上手くカバーして趣味の領域にしっかりと食い込んでくれる。これだからアナログ再生はやめられない。 ここ数日の苦労が実って思わず興奮してしまった。

 破損したハムバランサー(直流、初段用)を交換します。入手したのは1個300円の激安品を4個購入(4個セットで売ってた)。届いたのをみると

 なんとも安っぽいのは価格を考えたら仕方ないしむしろよくこの価格でできるものだ。。でもこれは使いたくないなぁ。。分解すると

 パーツの数は多いが金属板などが薄いしプラスチックパーツも使われている。また固定する軸、ナットが大きいのでそのまま取り付けるには固定金具の穴を大きくしなくてはならない。
 再び本体から取り外したハムバランサー
 
 抵抗体を加工して移植することにします。

 そのままでは大きくて入らないので少し解いて切り詰めて金具の位置をずらして再固定して、、。おかげで100Ωが93Ωになった。外筒を小加工して取り付ける。
 

 向かって右側を交換しています。本体や取り付け金具を加工せずに済みました。もう片chも交換しました。

 プレーヤー内蔵の電源についてwebで偶然見つけた配線図ではやはり初段だけもう一段フィルター回路を通している。読み取りにくいが電圧が低いように見えるのが気になる。。

 注文してたコンデンサーが届いて左右ch共交換した。スプラグ製。

 これでようやくまともに音が出るようになった。残っているのは終段のプレートから一つ前段のプレートへの帰還のバリコントリーマの調整(「1978」と書いてある取り替えたコンデンサーの下にある)。これはどうやったらいいのだろうか?Marantzの後期のアンプにもNF調整用のトリーマーがあったがこのあたりは素人には敷居が高い。
 やっぱり歪率計の出番か?

 久しぶりの歪率計はNational VP-7702C  1970年代の測定器だが真空管機器の測定にはとても使いやすくベストセラーだった。シリーズ化されてこのVP-7702Cは最終型(だと思いますが)。低歪オッシレーターはmeguro製でこちらも使いやすい。
 入手した当時は喜んで一生懸命測定してたように思うがすっかり熱も冷めて使い方も忘れてしまった。マニュアルは幸いにもwebで入手できたのでお勉強し直してみる。

 向かって左部分の入力信号のレンジ切り替えと表示部分でメーターのフルスケールが300mVから100Vまでの6レンジ。針が緑の目盛り部分に来るように調節します。また1Vより少ない場合は測れる歪率に制約が出ます。出力側にミニバルがあるわけで私のように1台しかもってないヒトには助かる?


 向かって右側で適当にレンジ切り替えをして針を振らせて歪率が表示されます。右上下のダイヤルは基本波を取り除くフィルターで、例えば1kHzの歪率を測定するときは上下ダイヤルで1kHzに合わせればOK(写真の状態)。上ダイヤルはシールドケース内にバリコンが入っているらしい。

 早速「meouro LOW DISTORTION OSCILLATOR MCR-4021」を測ってみましょう。

 この発振器は1Hz〜110KHz 0〜+10dB だが0dB出力にして測定すると5Hz〜50kHzくらいまで安定して出力されます。100KHzでは0.3dB程度落ちるがオシロの波形は問題ない。
 歪率は0dB 1kHz で1.0V (0dBm) 0,001% 表示になっています。管球アンプには十分なスペックだが良い値を出すには測定する人の腕にかかっているらしい。。

 音出ししているうちに時々「ボッ、ボソッ」みたいな音が出だした。また左右の音量差も相変わらずある。はぐってみると
 
 イコライザー2段目のデカップリングコンデンサーの4μF 350Vがオモラシしている。結構漏れていて滴り落ちる電解液。これは要交換。やっぱり稼働させると色々と問題が発生する。
 部品が来るまで電源の修正

 安定するまでの間に400V近くまで電圧が上昇します。ようやく高耐圧のコンデンサーと交換した。
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/a9e85d1d3021fb98303e997ec8b0e8e7

16. 中川隆[-5955] koaQ7Jey 2021年4月06日 21:07:38 : 26VxKRsvNw : TVo4YkhhMWF4Ty4=[7] 報告
EMT139について(3)
2017-10-08
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/aa6c40c26d52e77c16ee2e98db6003a7

 10月4日は映画「君の名は」では隕石が落ちた日。その日見上げた空

 その日の中秋の名月


 連休に備えてBMW R26にお伺いをたてる。「お出かけしてよろしいでしょうか?」

 『いいよ〜』とのことなのでちょっと近場を乗ってみると前輪とキャブレターの整備でとても乗りやすくスローも安定している。VESPAとTriumph T15はまだ寝ています。

 フラットアンプ部を測定してみると

 出力トランスの前までは両ch共に正常動作のようで左右の偏差はナシ。方形波を入れてトリマーコンデンサを調節してヒゲを少なくした。ところがトランスを通すと左右差が出る。歪率も出力電圧との関係は大幅に異なっている。波形は問題ないのでやはりトランスの規格が異なっている様子でこれは中間にあるゲインボリュームで一致させるしかなさそう。

 「ネコポス」で電解コンデンサーが届きました。小物部品は送料が安くて助かります。早速交換して聴いてみる。

 8μF 475Vで「tube amp doctor」と書いてある。この会社はドイツにあって楽器用のパーツを供給していて扱っている品目は結構多い。中身はどこで作られているかは不明だが「ドイツ製」ということだけで購入した。どのパーツもそうだがとにかく狭いスペースに並べているので代替え品はこのスペースに収まることが第一の条件となる。オリジナルでももう少し容量の大きなコンデンサーが使いたかったのだろうと思う。

 この状態でLPレコードを何枚か聴いてみたがおかしな挙動は現れない。久しぶりにケースに納めます。


 今回もなかなかの難儀でしたがなんとかまとまりました。感想としては
 ・2台あったので比較検討できた。1台だけでは正常動作か否かはわかりづらいのではないか
 ・微小な信号を扱うキカイはやはり難しい。ハム対策、測定など。
 ・パーツの大きさに制限がある。しかし最近のパーツは小型化傾向なのでなんとかなる。しかし見た目は何とかしたいところではある。
 ・コンデンサーにはやっぱり寿命がある。
 ・修復がいい加減だと音味に業務機の個性が薄れる気がする。
 ・ナット回しを使ってネジはしっかり締めよう(?)

 EMT139Bは品格を感じる魅力的な構成の装置だと思います。まずケースが決まってからの回路設計だったのではないかと思うが(全くの妄想)このケースの中に4球、チョークコイルやバリコン設置ではギリギリの大きさだったはず。EMT139stのようなステレオにするには同じ回路2セットはムリで回路構成を根本から変更する必要があったと思うし多分妥協した部分もあったのではないだろうか。改めて聴いてみると彫が深くて思わず「EMTらしい」という表現を使いたくなるようなとても魅力的な音。フォノイコライザーアンプやプリアンプ組み込みのフォノイコは星の数ほどだが業務用の管球式アンプはあまり見当たらない。カートリッジからの微弱信号を扱う場合は個人的にはソリッドステートアンプの方が総合的には優位ではないかと思ってましたが、よくできた設計でしっかりメンテナンスされたものであれば管球式も捨てがたい魅力があると改めて確認した。これはもう一部のマニアの世界で手間はかかるし面倒だが可愛いペットを飼うような気持ちで接したら楽しいかもしれない。


 お読みいただきありがとうございました。


 追記1
  ハンマートーン塗装をしていたEMT155のケースに中身を入れました。

 塗装してから1ヶ月は経過するが厚塗りしすぎてなかなか塗膜が硬化しなかったので様子を見ていた。やっぱり自家塗装は難しい。予算があれば大切なものは専門家に外注した方がよろしいです。私の場合は。

 追記2
  久しぶりにEMT155stを繋いでEMT139b X 2 と聴き比べてみる。

 EMT155stはやっぱりよくできていて安定感や聴いていての安心感はとても感じる。変な例えだがちょっとくらい針先にゴミクズがまとわりついていても平気で再生するような。EMT930stとの組み合わせでは通常の使用はこれで十分という気がする。EMT139との音味の違いはやっぱりあってEMT139の方が深く艶がありバイオリンなど弦楽器に特に差を感じる気がする。ただEMT155stは未メンテなので未だ厳密な比較はできない。今はおかしな挙動がないというレベルの試聴なのかもしれない。

https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/aa6c40c26d52e77c16ee2e98db6003a7

17. 中川隆[-5954] koaQ7Jey 2021年4月06日 21:08:47 : 26VxKRsvNw : TVo4YkhhMWF4Ty4=[8] 報告
EMT139について(4)
2017-12-18
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/5464feff0bd8a9df89380f0508442b5c

 海外オークションを見ていたら「壊れているEMT139」というのが出品されていた。入出力トランスは大丈夫(!)ということと値段交渉があったのでオファーしたら無事落札できた。送られて来たのをみると

 色々と交換してあってなんとか復活させようと(?)頑張ったことが伺える。。説明通り入出力トランスは無事のようだが配線が外してあるところを観察すると、、これは終段のチョークが怪しい。。
 
 やっぱり断線しています。これは確信犯だな。でも入出力トランスではないのだから説明には偽りはない。引き出し線周りをいじってなんとか復活できないか4時間ほどチャレンジしたがついにギブアップした。巻き直しすることに。
 
 線径をマイクロメーターで測定すると0.01mm。幸いに手持ちがあるが巻線機はない。ボビンは3分割でターン数は気が遠くなるくらいで(根性がないので)数えられないので目一杯巻くしかない。ボビンはボール紙で作ったもの。いつもの電動ドリルにスライダックの組み合わせでやってみましょ。

 スライダックのおかげで無段階で回転は制御できる。カウンターは無いので100ターンづつ「正」の字を書いていく。またワイヤーの横方向の送りもないのでここはフリーハンド。さてどれくらい巻けるものか。。

 久しぶりに誘われて夜釣りに行ってきました。ご同行の方は探り釣り、私はワーム投げて。途中で雪が舞うような寒さだった(でもここ数日ではまだ暖かい方)が釣果はさっぱりでなんとかガシラが1匹。

 小さいのは逃したが寒い夜釣りでしたが釣れなくても楽しいものです。

 巻き上がったのを測定するがEMT139Bのチョークトランスと比較しても全く足りないDCRとインダクタンス。頑張って6500回巻いたがこんなに違うものか、、とがっかりする。もう一度巻き替える根性は無かったので抵抗を入れてDCRをかさ上げしておく。

 またそのうちチャレンジしてみましょう。部品が揃わないので適当なパーツでとにかく結線して音出ししてみる。
 
 一応出力されるが細かい調整と部品の到着待ちです。

 表のプレートは「EMT 139」で「EMT139B」と比較すると内容は微妙に異なります。気づいたところは
 ・出力トランスの設置方法とワイヤーの引き出し。トランスそのものが異なるかは不明。
 ・プレートチョークの引き出し線
 ・バリコンとイコライザーカーブ切り替えスイッチを固定しているベーク板のネジ穴のザグリが無い。
 ・バリコンの側面のベーク板が無い(ここが一番わかりやすい)

 回路では
 ・初段EF804のヒーターのブリーダー抵抗が無い(EMT 139Bではフロントパネルの裏にある)
 ・終段EF804のスクリーングリッドへの抵抗器(75KΩ)が無い。(ただしこれは改造されていた可能性もある)
 ・イコライザー素子ボードの数値が全く異なる。(ここがハイライト)

 トランスの引き出し線が端子板に変わったのはトラブル対策からと思われます。故障したトランスの交換が容易にできる。とすればEMT139とEMT139Bの一番の違いはイコライザーカーブということになりそう。
 これは1963年11月の「EMt139B」のマニュアルの一部

 一見して違うのはトランスの向きやネジの頭などの上記の違いでこの図は多分「EMT 139」の流用と思われる。ただしイコライザー部分は書き換えられていて「EMT139B」のものになっている。
 回路図と照らし合わせてみてもとても整理されていてメンテナンスは容易。EMT139Bのイコライザー部分を抜き出してみると

 シャーシ上にこの部分のパーツが並んでいる。マルで囲まれた部品番号16から24と26。25が欠番。26は抵抗器のフラットポジションなのでここは元々はフラットではなくロールオフのコンデンサー25が入っていた、、のかもしれない。
 4段切り替えはターンオーバーは共通でロールオフのみ
  FLAT(0/318/3180μsec)
  BBC(25/〜)
  DIN78(50/〜)
  DIN33/45,RIAA,NAB(75/〜)

「EMT 139」のイコライザーカーブはどうなっているのかだが回路図やプレーヤー上の名板が見つからない。しかし「EMt139」は「EMT133」イコライザーの直系と思われるので参考にすると

 ダイヤルの切り替えは8段階だが表示は
  NAB
  CCIR
  AES
 になっている。

 代表的イコライザーカーブの一覧表を参考にするがEMT139BからEMT155stまでは全て共通のイコライザーカーブなのに対し、EMT139のみ異なる。web画像で名板が見当たらないところから製造期間は短かったのかもしれない。

 宅配で注文してたパーツが届いたので早速部品交換した。

 これで音出ししてみると。。

 ローカットフィルターのバリコンを回すと「バリバリ」の爆音が出る。早速分解して取り外す。
 


 全体にかなり汚れていたので時間をかけて掃除をしてたのですが埃がバリコンの羽にもしっかりこびりついている。羽を痛めないように注意して掃除してまた組んでみたら爆音は解消してくれた。ついでにイコライザー素子のボードを裏から見て接続を調べて数値とともに書き出してみた。しかし??の回路。どうなっているのだろう。。

 しばらく稼働させていたら問題が出た。
 初段のデカップリングコンデンサーが吹き出した。

 ピンボケですが。ちょっとEF804のプレート電圧が高いのも気になる。とりあえず交換して

 
 やはり終段のEF804のスクリーングリッドの電圧が高いのはおかしい。配線はオリジナルのように見えるがEMT139Bの回路に変更することにした。EMT139Bの回路図から終段の全電流は7.7mA 内Isgは3.0mA。変更後の実測では全電流 7.5mA Isg1.7mA 。まあいいような気がする。。プレートチョークが不完全なので負荷抵抗値はテキトーだったが辻褄は合っているような。。
 EF804の規格表を見ると最大規格を大きく(2倍程度)超過していることが分かった。これは一体どういうことか?チョーク負荷なら許されるのだろうか?いやそんなことはないと思うが、、。業務機が規格を無視した設計をしているとは思われない。謎です。
 ここで特性を測定してみる。EMT139Bとの比較になるがまず無歪みの1KHz出力はEMT139は11.0V EMT139Bは13.0V で思ったより差が出ない。続いて入力から途中にあるゲイン調整用ボリュームでイコライザー特性を測ってみると4段階の1は高域はフラットなのだが他のイコライザーでは共通の低域のターンオーバーはEMT139Bとは大きく異なるし高域のロールオフも次第に深くなっていくのは確認できるが一体どのカーブなのかは不明。ただし4段階の4が一番RIAAに近いので(予想通り)当面ここで比較試聴してみます。

 休日を利用して3台のEMT139(EMT139 1台  EMT139B 2台)を比較するために改めて測定してみた。2台のEMT139Bも出力トランスが異なっている様子なのとEMT139の終段のプレートチョークが不完全なのでどの程度の差が出るか。
 フラットアンプ(のはずだが)であるEC82からEF804のDCカットのコンデンサー出力を見るとなぜかEMT139B無(シールが無いのでこう呼ぶことにします)の高域特性が10dBほど落ちている。他の2台はほぼ一緒で-5dBほど、出力トランスを通しても同様でこれは意外です。またこの接続で100Hzの無歪み出力を見るとEMT139が60VでEMT139Bは150Vから200Vでここはかなりの差が出ました。やはりチョークの不備は低域に影響が出ています。出力トランスを通すとさらに下がってEMT139で5.0v他は13〜14V。しかし入力を調整して5.0Vに揃えた時の1KHzと10KHzの変差は3台ともあまりありません。とにかくこれは意外でフラットアンプでは無いということになる。後半にはスクラッチフィルターが入るのでもちろん一番回し切ったところでの測定です。
 肝心のEF804とECC82のイコライザーアンプ部分は前述の通りですが後半部分が全体の周波数特性に関係していたわけで一体どうなっているのか。もう少し回路を理解しなくてはいけません。(どなたか解説していただければ幸いです。。)

 webで見た古い写真は特徴が現物とよく一致しています。またスクラッチノイズフィルターのバリコンの軸が長いことも。なぜ長いかは疑問だったしもし取り替えられていたのなら短くカットしようと思っていたので確認できて良かったです。この写真以外で特徴の一致するEMT139はまだお目にかかれない。今の所唯一の写真。

 気になるのでまた測定してみた。今回は入力から出力までのオーバーオールの特性。
 それによると2台のEMT139BのRIAA特性はよく揃っていた。またEMT139の@ポジションもほぼRIAA特性。これらは偶然とは思えないほど一致していたので調整は1台毎にオーバーオール特性で調整していた可能性があるかもしれないと考えたがゲインコントロール以降に特性をもたせたらゲインが変わる毎に特性まで変わってしまう。やはりありえない。
 100Hz以下の特性でやはりチョーク巻き直しのEMT139の耐入力が低い。下限を30Hzとすると波形が乱れない限界が出力3.3V この時の入力値で1KHzの出力は0.7Vでここが限界値。ちなみに2台のEMT139Bの30Hzの最大出力は4.0Vと7.0Vで1KHz時は1.1Vと1.5Vで意外に低い。(680Ω負荷)
 これはどう評価したら良いのだろう、高出力のモノラルカートリッジをちゃんと受け止められるのか?

 少し休憩してまた検証することにします。

https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/5464feff0bd8a9df89380f0508442b5c

18. 中川隆[-5953] koaQ7Jey 2021年4月06日 21:12:03 : 26VxKRsvNw : TVo4YkhhMWF4Ty4=[9] 報告
Decca Decolaがお嫁入り
EMT155(st)について(1)
2017-09-15
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/51e066783e0c466d25b2e2502d12fa87


 EMT155stはソリッドステート構成のEMT155をステレオ対応したもの。両者の回路は同一で電源基板は共通。異なるのは増幅率だが基板上の結線で切り替え可能。

(出典 http://www.audiosharing.com/archive/german_audio/emt/

 

 

 

 入力トランス「T890」は1:10の昇圧だが2次側出力は2つのゲインの選択ができる。回路図では「c」の結線先が「d(1mV)」か「e(10mV)」になっていて基板図ではジャンパー線で選択するようになっている。

 手持ちの2台のEMT155で確認すると右下に各々「T890」入力トランスがあり(基板図はパーツ面からなので裏面)緑色と茶色のジャンパー線があって「緑がd」に「茶色がe」に繋がっていて10倍のゲイン差がある設定。d接続だとOFシリーズのカートリッジでは入力オーバーで歪んでしまう。ではEMT155stではどうだろうか?

 やはりEMT155と同じ基板(と思われる)2枚。ジャンパー線(茶色)は当然「d」に接続されている。ケースを外すと2枚の基板が上下面に現れてジャンパー線の変更も容易。EMT155と並べて内部を比べると

 4連と2連のボリューム、ロータリースイッチの違いが目立つがそれよりもEMT155の下部の空間と電源基板の電解コンデンサーと出力トランスの位置関係が目につく。トランスを避けてコンデンサーを配置している所などから開発の段階で既に将来のステレオ対応を考慮したのは確実。狭い空間にうまく収めていてメインテナンスもやりやすい。フォノイコライザーをモジュールと考えて何か不具合があればモジュールの交換で緊急対応したのだろうと思うがとても美しくて合理的。大したもんだと改めて思います。

 回路は信号路に6個の電解コンデンサーがあってトランスの1次側にも入っている。(ここだけ異なるのだが)EMT155stでは入力トランスにも電解コンデンサーが入っているのはなぜだろうか?メンテナンスする場合はイコライズカーブのチェックとともにコンデンサの良否の判定、交換がメインイベントになりそう。TMD,TNDなどのモノラルカートリッジを使用しRIAAカーブで再生する場合は表示「NAB RIAA DIN33,45」にすればステレオ時とカーブは変わらずモノラルで両ch出力される。
 通常EMT155stの表示板にはステレオ表記はあるのだが拙宅の表示板には無い。
 
 どうもこれはEMT155用の表示板と思われる。ステレオは5段、モノラルは4段の切り替えで当然ステレオポジションは無いわけでフォノイコライザーユニットの種類が変わっても表示板の交換で対応したわけだがステレオポジション以外は共通。
 またEMT153stは持ってないがプレーヤーデッキ上の切り替えはなくなり表示板を取り去った後の「穴」を塞ぐためのメクラ板が供給されている。本体にモノ、ステレオ切り替えと出力ゲイン調整ツマミが付いていてスクラッチフィルターは省略されている。入力のゲイン切り替えは入力トランスの1次側をパスすることで行なっているが「パス時には2次側の負荷抵抗を18kΩから68KΩに変更せよ」と書いてあるのでこれはMMカートリッジなどの高出力ハイインピーダンスカートリッジ対応の指示かと思います。OFシリースを入力トランスに入れてももはや歪まなかったのでは無いだろうか?信号路のコンデンサーも少ないし(それでも電解コンは入っているが!)真空管からオペアンプまで同じ本体で対応していたわけで。EMT928の内蔵EQとの違いは初段がオペアンプになったこと、オプションだったtreble adj.が無いことだが入力トランスは同じ、LINEアンプ部はほぼ共通の回路だが供給電圧が異なる。EMT153sは安定化電源まで搭載している。


 電子機器が推移していく一方で肝心のメカ部分は全く(と思うけど)変化していない。匠による機械の設計と製作技術は最初から完成されていたわけで。
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/51e066783e0c466d25b2e2502d12fa87


Decca Decolaがお嫁入り
EMT155(st)について(2)
2017-09-16
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/a2637b8611b8528bb796c4af59059aed

 EMT155(st)の整備をする場合にはプレーヤー本体から取り外して測定、整備する必要があり別電源を用意するかプレーヤー本体から電源を引き出すかする必要があります。EMT155(st)の電源の供給はプレーヤーの種類に応じて2種類あって前期は直流(12V〜15V)と交流(6.3V)の2系統、後期は交流(12.5V 145mA)1系統でどちらの形式のプレーヤーでも動作するようにEMT155(st)は設計されています。これはEMT927(st)と前期のEMT930(st)は管球式フォノイコライザーのEMT139(st)を標準搭載していたためで後継のEMT155(st)との互換性を持たせるための工夫だったわけで真空管のヒーター電源を利用しています。ところでEMT139Bのヒーター電源は初段のみ直流点火だが電圧は6.0V、しかしEMT155(st)へ供給する直流電源部(7aと7b)の電圧表示は回路図では12V〜15Vになっている。これはヒーター回路に接続すると消費電力が大きいため電圧降下を起こすことを見越した設計らしい。このヒーター回路にはブリーダー抵抗も入っていて将来のソリッドステート化を見越しての設計だった、、とは思えないがちょっと興味深い。電源は自作することにするが当然トランス1個で足りる交流1種類(後期型)にすることにします。適当なケースに16ピンコネクターと入出力ジャックなどを組み込んでみる。


 


 AC12.5Vは適当なACアダプターを分解して整流回路を取り外して改造した。しかし接続時にAC12.5Vにするにはどうしたらいいのかよくわからない。高い電圧をスライダックを使って実測しながら調整することにします。最終的に抵抗をACに入れるかコネクター7aと7bの間の直流に入れるかはまた検討します。
 
 実際に接続してみるとAC145mAの負荷ではほとんど電圧降下を起こさないことがわかりました。
 早速配線して音出ししてみる。

 、、、盛大にハムが聞こえる。EMT139Bの経験が役に立ってないぞー。入力ジャックはシャーシアースに接続されているが出力トランスの2次側はアースしてはいけなかった。ピンジャックをフロートするとハムは消えるがうまく処理できるだろうか。。

 手直ししてEMT155(st)アダプターは完成しました。

 出力トランスの出力は接地していません。今まで使っていたスイッチクラフトのRCAジャック用の絶縁スペーサーもあるらしいのですが残念ながら手元にはないので色々考えた末に2連の端子板付きのジャックとなりました。芸がないなぁ。。また買いに行ったパーツ屋さんにDC7.5Vのアダプターがあったのでトランス2次側のセンタータップ出力だとすると両端で丁度12.5V程度のACが取り出せそう、、と目論んで購入したのだが分解してみるとセンタータップなしのブリッジ整流であえなく却下となった。300円だったからまあいいか。。今まで使っていたアダプター内に電圧ドロップ用のホーロー抵抗を仕込んで両端接続でなんとか14Vにして対応。

 これで聴いてみると、、快調です。トランスケースの発熱も問題ない。これでようやくEMT155(st)の整備ができる環境が整った。また単独使用時にもアダプターとして重宝しそう。


 EMT155stの回路図を見ていて気づいたことですが途中で変更があったようで後期の回路図の入力トランスの1次側には33μFのコンデンサーが入っている。EMT155には無いモノなので気になっていたのだが初期のEMT155stにもこのコンデンサーは無い。なぜ追加されたのだろうか??
 TSD15用の昇圧トランス STX 20

 中には昇圧トランス T890/1 が(このトランスも大きさの異なる2種類あるようだがこちらは小さい方)また1次側にはシリーズに33μFのタンタルコンデンサーが、2次側には26.5kΩの抵抗器がパラに入っている。これらは後期型EMT155stの入力部分と同様の回路。またプリント基板上に出ている突起(写真)は1次側と2次側のアースを接続している部分で現在は導通しているがここを切断して切り離すこともできる(という仕様かと思う)実際にEMT930stからのカートリッジ引き出し線を接続するとハムが発生していてEMT155stの場合と同様にここを切り離す必要があった。
 ここまで来てこれはやはりEMt930st本体の接続がおかしいのでは無いか、、という気がして来た。信号ラインのアースとモーター関係のアースが混じってしまってハムが載るのでは無いか、、と。回路図と比べると接地を切り離す箇所もあるし。早速実行してみるも目立った変化はなく今後の課題となりました。

 EMT155(st)は一連のアナログレコード再生システムの一つのパーツであるわけですがその完成度には改めて感心することが多かった。EMT155とまったく同じ基板2枚を同一のケースに収めてステレオにしていること、仕様変更のあった新旧のプレーヤーに対応していること、内部にトランス以外の電源回路を装備していること、イコライザー回路の他にラインアンプが内蔵されていて出力調整もあることから単独で使用できるくらいの実力もあることなど。EMT155stの後継機のEMT153stはオペアンプを使用しておりスクラッチフィルターとイコライザーカーブ切り替えが廃止され(プレーヤー本体からの操作ができなくなった)性能も飛躍的に向上している(だと思う)。同じ筐体の中に真空管からオペアンプまでのオーディオの歴史の流れを見ているようで妙に納得する。しかし重厚から軽薄に移行したわけでは決してないとは思うが有難味が薄れたように感じるのも事実でこれは自分が技術者ではなくタダのアマチュアオーディオ愛好家だからだと思います。一点EMT各々の機器に共通しているのは増幅素子やプレーヤーのメカニズムは変化しても入出力にはトランスを用いていることでここは譲れなかったEMTのこだわりを感じる。

 しばらく聴いていても特に問題は感じないので測定はまた今度にします(測定機器は棚に仕舞ってしまったので)。
 EMT155(モノラル)に交換してみる。

 電源や引き出しは共通に使えます。モノラルなので当然片chしか出力しない。っと出力はされるが「バリバリ」というすごいノイズが入る。EMT155stに比べるとゲインが低い、、。出力調節の半固定ボリュームをドライバーで回すとさらに特大「バリバリ」でどうやら原因は此処のよう。ゲインが低いのは内部の結線がそうなっているからだった(EMT155(st)について(1)をご参照ください)。
 もう一機のEMT155と交換すると

 先ほどでは無いがやはりボリュームを回すとガリオーム状態。こちらのゲインはEMT155stと同じで先ほどのと結線が異なっている。
 ゲインの確認ができたところでカートリッジをOFD15と交換してみる。

 このアームのメインウェイトでは適正針圧はかけることができない(カートリッジが重すぎてカバーできない)。。やはり高ゲインEMT155では歪みます。通常のEMT155stではOFシリーズの再生は無理なようです。
 1/10ゲインのEMT155では良好に再生します。しばらく聴いてみる。


 シューベルト 死と乙女(Death and the Maiden)  Vienna Konzerthaus Quartet (Westminster 国内復刻版)

 しばらくTSDを聴いていたが久しぶりのOFDはやはり「強い音」、もしくは「きつい音」かもしれない。これに慣れてからTSDに戻すときっと「腑抜けの音」になってしまうのだと思う。モノラル復刻版なのでOFD15あたりがぴったりかと思います。EMT155stを装着している場合にOFDカートリッジでうまく再生するにはイコライザーをパスして信号を引っ張り出してなんとかするか、EMT155stの内部結線を変更するか、モノラル用にEMT155を用意しておき、取り替えるかする必要がある。なかなか面倒だしTSDに戻す時はまた変更しなくてはならない。。アームの調整(メインウェイトの交換やラテラルバランスウェイトの追加など)もいるしいっそのことモノラル専用のアームを別に設けるのも方法かと思う。EMT930st用に外付けブロックでこれを達成した写真を見たことがあります。EMT927stの場合はボードに穴を開ける必要があってなかなか勇気がいる。(EMT927Fのようにもともとダブルアーム用だった機器には穴が空いています)また新たなアームを取り付ける付近には電源があってノイズ対策が必要になる。現場ではOFシリーズはステレオレコードが主流になってからはあまり使われなかったのではないかと思います。しかしOFD25をはじめ実際に再生してみると圧倒的な魅力に溢れているのも事実でアマチュアとしてはなんとか両立させたいところではある。 
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/a2637b8611b8528bb796c4af59059aed

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