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タイムドメイン社長の講義 と TIMEDOMAIN試聴でタイムドメインを気に入った人の意見
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/523.html
投稿者 たけしくん 日時 2013 年 12 月 22 日 21:33:52: IjE7a7tISZsr6
 

(回答先: 中川隆 _ オーディオ関係投稿リンク 投稿者 中川隆 日時 2013 年 9 月 06 日 18:33:38)

2006年6月14日に京都大学で行われた由井啓之による講義の内容です。
「音響工学」講義1 音響工学・スピーカー技術


2006年6月14日に京都大学で行われた由井啓之による講義の内容です。
「音響工学」講義1 音響工学・スピーカー技術


TIMEDOMAIN Yoshii9
https://community.phileweb.com/mypage/review/2067/3200/


音楽の記録から忠実に再生する(原音再生ではありません)ことを追求した時、ひとつの模範回答だと思います。


タイムドメイン理論についてはメーカー公式サイトに細かく説明がありますので割愛しますが、別に理論はわからなくても聴いて気に入るかどうかで決めればいいかと思います。


再現性の高さは諸刃の剣と申しましょうか、音源に対する誤魔化しが効かない事でもあり、良さを目一杯引き出してくれる音源もあれば、今まで気が付かなかった悪さが露呈する場合も。
ソフトの良し悪しを露わにするという事が、長所なのか短所なのかは意見が割れるでしょう。また、オーディオ機器の個性、味わいを求める方には向いていません。無味無臭、ひたすら裏方に徹する機器です。


どの位再現性が良いか、という点では、なかなか定量化が難しい話ですが、私はたまにビデオ撮影で生録をしますので、その時の再現具合で判断しています。再現力の高さ(違和感の無さ)はこれまで経験した範囲では最高レベルです。カメラの方は案外きちんと記録出来ていたのね、というのは新発見です。


その他褒め言葉は各サイトでいろいろ語られていますが、私が気に入っているのは、肩に力を入れずに音楽を楽しめる事です。
セッティングで苦労せずとも実力を発揮してくれます。(もちろん詰めた方がより良くなります。)
オーディオ趣味はセッティングを詰める作業も楽しみのうちではありますが、明け暮れてしまうのは本末転倒です。
リスニングポイントも比較的ルーズで済みます。


実力が高いが気軽であることが、私のイチオシポイントです。


現在、リビングのメイン、A&Vルームのメインなどで3台投入しています。なにも3台同じモノを買わなくても、と思いましたが、残念ながら私の許される予算範囲や設置条件では、これの代わりは見つかりませんでした。


http://kunitec.blog60.fc2.com/blog-entry-294.html
普通のリビングで、音量よりも音そのものを楽しむならYoshii9やタイムドメイン ライトlightの方が向いているのではないでしょうか。


http://zugyuuuun-dogyuuuun.blog.so-net.ne.jp/2012-07-07
JAZZボーカルやピアノ、ギターに関してはハッキリとLightが突出していて、805Dの設置のシビアさなどをお構いなしに、ポンと置いただけで恐ろしくリアルに聴かせてくれます。個人的にですが、そのジャンルだけに限って聴くならハッキリとLightだけでよいかもと思えます。それぐらいすごいです。ぶっちゃけな話・・・「揺らぎ」ました(笑)
こう、何て言うのかな・・・オーディオシステム構築に疲れているときなんかに、うっかりこの音を聴いてしまうと「肩のチカラが抜けてしまう」ほどの破壊力&魔力を秘めていると思います。多分JAZZライブの録音とかはとんでもない臨場感があると思います。自宅にCDがなかったのが悔やまれる。


ただデスクトップにコンパクトなサブシステムを組むならなかなか面白いと思います。805Dはある程度の空間を確保できる場合に限って、その性能を遺憾なく発揮してくれますが、デスクトップなどのニアフィールドではLight(やmini)の方が現実的かつ高い満足度をもたらしてくれるはずです。
「低音の量感が少ないだけ」で、かなり満足できる音を聴かせてくれます。いや、逆にデスクトップ等で小ぢんまりと聴くならば、過度な低音は不要かもしれない。(※miniの音質は未試聴なので低域についてはわかりません、あくまで想像です)


Lightはこれからオーディオの世界に足を踏み入れる人でスピーカー選びに迷っているならば、最初に聴いて欲しいスピーカーです。今あるPCにとりあえずヘッドフォン端子付きUSB-DACを購入すれば、PC付属スピーカーやミニコンポ等を軽く一蹴し、しかも高度な調整も必要とせずに、素晴らしいサウンドが得られるはずです。投資額も少なくて済みますし、試してみるのも面白いかと思います。


タイムドメインスピーカー同士の比較
https://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20121019/


 タイムドメイン同士の製品比較についてはここまでに書いた情報では、
Yoshii9>>
  タイムドメインmini、タイムドメインlight、Marty101、ViVid-F
でした。ちなみにMarty101については開発者がまだYoshii9に及ばないとしています。
栗田真二氏インタビュー
 その他、タイムメインスピーカー同士の比較として、
シロクマ SuperPod はどうよ?
シロクマSuperPodの再レビュー
タイムドメイン+自作SP&リッピング試聴会オフ
名古屋東急ハンズANNEX YOSHII9視聴
TIMEDOMAINのスピーカーを試聴しました。
 なお、こちらの記事にはプロ作曲家の鈴木先生という方が登場し、タイムドメインミニの音を聴いてみて、「こりゃすごい!いい買い物したねぇ。」「こんなに立体的なのはすごい。歌手の口の動きまでわかる。」「これほど楽器の音や声が分離して立体的に聞こえるスピーカーははじめてだ」というコメントをしたとの記述があります。


 これらの記述からすると、タイムドメインスピーカーの中ではやはりYoshii9が優れているように思われます。タイムドメイン社のスピーカーならば設計者も同じですし、低価格のライトやミニよりもYoshii9が高音質であるのは当然と考えれられます。また、メーカーは違ってもタイムドメインのライセンス品同士であればある程度の共通性があるでしょうから、価格と音質の間にそれなりに相関があるのでしょう。イクリプスの上位機種以外のライセンス品はYoshii9よりも低価格ですから、音質的にもYoshii9未満と予想されます。


 次に、海外を含め数多くのアーティストから支持を得ているイクリプスについて調べます。イクリプスには過去の物を含めると多くのモデルが存在しますが、当コミュニティーより、
大きいタマゴ
イクリプスTD307U!
キミに決めた!w 
イクリプスTD508MK3を聴いてみる


その他、
カーオーディオ・ホームシアターのベイシス【BASIS】
コストパフォーマンスの高さは驚愕!!ECLIPS製タイムドメインスピーカー『TD510MK2』&『TD508MK3』
アバック大阪梅田店ブログ【大阪梅田店】ECLIPSE TD510zMK2/TD508MK3イベント報告!
ECLIPSE TD の フラッグシップ TD712z の 納品
ECLIPSE TDを試聴
イクリプスの712zMKIIを聴く


 これらの記事を見ますと、イクリプスのスピーカー同士を比較した場合、一般には価格の高いものほど良く、かつ新しいモデルの方がより高音質という順当な結果になるようです。ただし、口径の違うモデルの比較については大きいものの方が音が遅れる感じがするといった感想も時に見受けられ、712と510の比較については510>712との意見もあるようです。なお、この様に同一シリーズのスピーカーを比較する場合は、音の傾向が似ている分、比較の基準が多少おかしかったとしても、結果が入れ替わることはあまりないだろうと思われるので、評価方法についての吟味はあまりしなくても問題ないと考えます。


 そこで問題となるのがイクリプス上位機種とYoshii9の比較となります。


THE中島 〜貧乏なりのA&Vライフ〜 から拝借して、
Yoshii9 vs イクリプスTD510+A502
「Yoshii9音浴の会」に行ってきた


こちらは私の過去の日記ですが、
イクリプスTD510zMKUの試聴会
さらに、
明日はあしたの風が吹く。TD510・508試聴


 これらによりYoshii9>イクリプスTD510,TD508シリーズと考えられます。


 そして、Yoshii9とTD712の比較です。TD712zmk2はイクリプスの最上位モデルであり、価格はスピーカー1本当り346,500円です。スピーカー2本に専用アンプにスピーカーケーブルがついて315,000円のYoshii9よりも高価なタイムドメインスピーカーの価格的な最高峰となっています。そのため、本家タイムドメインの最上位機種であるYoshii9と比較してどちらを購入すべきかといった質問が質問サイトに投稿されたりします。このような質問への回答を含め、いくつか見ていくと、Yoshii9とTD712zmk2のどちらが良いかという問題については両者の見解が存在します。


ECLIPSE TD712zMk2


 いくつかの意見がある中で、私が信頼できると判断した試聴記はこちらです。
秋葉原「音展」でTD712ZMk2を試聴


 こちらの記事ではTD712zMk2について、クリアでよい音であるとしながらも、


>「トップエンド」という言葉では適切な表現ではないかもしれませんが、
>レスポンスの最高解像性能の部分では、Yoshii9やlight程の高解像音は
>出ていない感じでした。


>具体的には、コントラバスの低音は出ていましたが、弦を擦る音とか
>コントラバスの箱内で弾いた後に残る残響音、奏者の息遣い、現場の
>空気感など、本当に極細かい部分の音が聴き取りにくいため、臨場感は
>Yoshii9に一歩譲ると言ったところです。


書いている「発掘人」さんも「具体的には」と書いていますが、「コントラバスの箱内で弾いた後に残る残響音」のような演奏現場で本来鳴っているはずの音について、具体的に「聞こえる・聞こえない」という判然とした結果を出していると考えます。このような試聴感に対して、低音の出方がどうのとか迫力がどうのといった感想は、主観的な音の好みの影響が強いことが懸念され、比較的信頼度の低いものと考えられます。


以上によりこれらのタイムドメインスピーカーの中でYoshii9は最も高音質と推測されます。


 なお、タイムドメインスピーカーにはほかにかつてONKYOから販売されていた、GS-1が存在します。GS-1は現在は製造できる工場が存在しなくなったため、作ることができないようです。GS-1は所有者の方や由井社長発の情報(由井社長にもこの日記をごらんいただけているようですが)によると、セッティングをしっかり決めて、かつベストのリスニングポイントで聞けば、Yoshii9を上回る正確さの音が聞ける一方で、最高の音が聞ける範囲は非常に狭いとのことのようです。


http://blog.goo.ne.jp/4g1g4g0/e/d367b437594a750c0e5a6e83f824c1cd
タイムドメイン試聴室(長澤邸)に行ってきました。


 「タイムドメイン」というと、富士通テンが販売している卵型SPが有名でしょうか。
 この卵型SPの理論を生み出したのが「タイムドメイン」で、今回行ったのはその試聴室。


 どうせ聴きに行くなら良い音の所がいいなぁ・・・と思い、webサイトを見るものの、大半がデザイン重視のお店でした。(それはそれで良いのですが。)
 しかし、一つ目にとまるものが。
 「ん?オンキョーのセプターがあるぞ?しかも個人宅?長澤邸?」
 これなら良い音で聴けるのではないか、と思い長澤邸にお伺いする事になったのです。


 場所は東京の小金井。武蔵小金井駅を降り、商店街を進んで少しの所に長澤邸はありました。
 表札が奥にあるので家の場所はやや探しにくいですが、門を勝手に開けて玄関付近のチャイムを鳴らすと、長澤さんが出迎えてくださいました。(要予約、時々電話がつながらない事あり)


 通された先が長澤さんのリスニングルームです。こじんまりとしているものの、木材の散音材が一面に敷かれ良好な音響特性を持つ部屋だと分かります。
 笑顔で応対してくださる長澤さんのお話を聞くに、長澤さんはタイムドメイン「Yoshi9」の開発者の一人で、現在はミュージックバードのJAZZ部に関わっていらっしゃるとのことでした。


 早速、「Yoshi9」で音楽を聞かせていただくと、
 とにかく自然な音に驚かされるカノン5D。
 変なエッジや高音域のクセは一切無く、ただ芯のある音が存在する感触なのです。
 しかし、こういう音はナイーブなもの。音響特性が整った長澤邸でないと単なる無表情な音に聞こえるかもしれません。
 さらに、驚いたのが低音。8cmのユニットからバスドラムのエア感が出ているではないですか!!


さて、せっかく開発者がいらっしゃるので、沢山の質問をさせていただきました。
ここでは、そのダイジェストを紹介したいと思います。


Q1.なぜ、この大きさのSPなのですか?
 試作過程で高さ50cmのものや、13cm口径のものも作った。
 しかし、大口径のものは分割振動してしまい理想的ではなかった。例えば、コオロギの音は、100m先まで聞こえる。理想的には5.5cm口径が良く、ヘッドフォンは理想に近いといえる。ちなみに、「Yoshi9」の「9」は管が9cm内径だから。また、高さがある程度無いと、子供にユニットを弄られてしまうのと、耳の高さにしたかったので、この高さになった。ちなみに、30Hzぐらいまで出るよ。
 あと、ユニットをネジで止めしたくなかったのもあり、結果的にユニットは上向きになっているが、これもコンサートホールでブレンドした音を再現するのに貢献している。ユニットが前向いてると色んな弊害がある。


Q2.この箱は共鳴管ですか?材質は?
 共鳴管というより、車のマフラーに近いね。ユニットの裏側からの音を如何に消せるかに拘ったつくりで、できるだけ長い方が良いけど、耳の高さにあわせることにした。スピーカーを自作するのであれば、平面バッフルはかなり理想的だが、販売ルートには持ち込めないよね。
 材質はアルミ。木では円筒形に出来ないし、試作ではアクリルもあったけど傷がつきやすいし高価だった。アルミ管の内部に吸音材を張るのは至難の業で、大阪の工場で作ってもらっている。


Q3.プレーヤーもアンプ(「Yoshi9」付属)もかなり小さなものですね。ケーブルも細いですし。
 今鳴らしてるプレーヤーはポータブル型。電源系を外に出すのが重要。アンプは手配線で、非常にシンプル(試作機の中身を見せる)。
 太いケーブルが音が良いなんて事は無い。数十万円のケーブルなんて(ry
 太いケーブルはSPの振動をアンプに伝えてしまう。柔らかいテフロン皮膜のこのケーブルならそんな事無いし、むしろ皮膜無し(売れないけどw)のケーブルならもっと良い。絹みたいので銅線を包むのもいいね。


そんなお話を伺った後、ご自慢のJAZZから新譜CDとして「Minor Blues / Kenny Barron Trio (VHCD-1032)」を聞かせていただきました。


 とにかく、ピアノ・ドラムが本物らしく聞えるのが凄いのです。ユニットが上向きな分、高音不足になるかと思いきや、シンバルの余韻も見事に描くのだからfレンジで考えても不満は思い当たりませんでした。
 ただ、中音量以上だと簡単に音割れしてしまうのが、唯一の欠点でしょうか。おそらくアンプのパワー不足と思われます。その辺は百も承知なのか、長澤さんはかなりの小音量派。もし私が小音量で音楽を聞きたいならこのシステムは購入の第一候補に並ぶでしょう。


さて、お待ちかねの「GrandSepter GS-1 (ONKYO)」のご登場・・・と思いきや、
確かに大型システムの低音は出てくるものの、どうも調子良くない。
このセプターは、吉井さん(現在タイムドメイン代表)がオンキョーにいた時代のもので、
Yoshi9のような正確な音ではないと、長澤さん。


そこで、長澤さんに「タイムドメイン理論とは、つまりどういうことですか?」と伺ったところ、
 「タイムドメインは録音した場所の時間の再現。録音には(f特グラフのような)周波数は入っていなく、時間の変化、つまり空気の振動が入っているんだ。」
と、明快なお答えが返ってきました。
 しかし、「周波数は結果的なもの。録音されたときの時間を復元すれば、周波数も結果的に出てくる。」とおっしゃり、
よくある早合点として『タイムドメイン=f特は無視』というのは誤解であることもここから感じました。鶏が先か、卵が先か・・・と言うより、結局は表裏一体のようです。


そして、長澤さんはこう続けます。
 「今オーディオは、会社がやってくれない。みんなITに流れちゃう。タイムドメインのスピーカーは、「こういう音も出せるよ」という試作品」
 そこには単なる自社の商品としてでなく、f特重視のオーディオ界に新たな提案をしている姿がありました。


 中学生の頃から60年間オーディオをやってこられた長澤さんは、あと10年やりたいね、とおっしゃっておられましたが、
10年と言わず、20年、30年と、大好きなJAZZと共にオーディオを歩んでいって欲しい、と伝えたところ笑顔で答えてくださいました。


 タイムドメインの技術者である前に、一人のJAZZ好きとして60年オーディオをやってこられた長澤さん。楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。


http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/fae70db5667ac44ef27d158a08e62483
TIMEDOMAINのスピーカーを試聴しました。


先日「すの字」のマスターの鈴木先生(作曲家)にTIMEDOMAINスピーカーというのがあることを教えてもらいました。何でもこれまでの音響理論とは全く異なる「タイムドメイン理論」をもとに奈良県の小さな会社が開発したスピーカーだそうです。製品とタイムドメイン理論の詳細、ユーザーの評価などはタイムドメイン社のホームページを参照いただくとして、今日はTIMEDOMAINスピーカーの試聴に南青山にある試聴室に行き、実際に自分の耳で聴いてきた感想を書きます。


最上位モデルで縦置き筒型のYoshii9 (315,000円)とコンパクトなジェット機のエンジン型でシルバーのTIMEDOMAIN mini (18,900円)と白いたまご型のTIMEDOMAIN light (18,900円)があります。それらの写真はこの記事以下の投稿で見てください。3つのスピーカーともコンポやCDウォークマンにつなげて聴きます。共通しているのは「スピーカーの存在を感じさせない自然な音場を作り出している」ことです。いつも使っているスピーカーだと目の前に置いたスピーカーから音が出ていることが明らかに自覚できるものですが、TIMEDOMAINスピーカーではスピーカーの周りの空間から音が出ているように聞こえます。これまでのスピーカーでは再生している音が自分のいる場所まで「広がりながら伝わってくる感じ」がするのに対して、TIMEDOMAINスピーカーではスピーカーの周囲の空間にある音を耳が直接感じ取っている気がします。音楽が部屋のどこで聞いても同じように聞こえるのも不思議な気がしました。なぜなら自然法則では音は音源からの距離の2乗に反比例して減衰するはずですから。このスピーカーは自然法則を無視しているのでしょうか?ですから大勢の人が一緒に音楽鑑賞したら、座る場所に関係なく「公平に」音楽を楽しめます。ひとつひとつの楽器の音がものすごく分離して聞こえるのも共通して言えることです。


3つのスピーカーで違っている点を説明します。原音の再現力について、かなり邪道ですがあえて数字で表現してしまうと原音を完全に再現した場合を100とすると、Yoshii9は98、miniとlightは95といったところです。(あくまで僕の主観です。)出力ワット数も違います。Yoshii9は12W+12W、miniは4W+4W、lightは3W+3Wです。実際に出力される音量に対してワット数の値は小さいと思います。白いたまご型のlightはiPodを意識しているようでアップルストアでも販売されています。lightのほうがminiよりも音が鮮やかに聞こえました。miniは落ち着いた感じの音質です。この2つの違いは音色の好みによって左右されるのでどちらがいいとかは一概に言えません。僕はminiのほうが好きです。また3つのスピーカーに共通して言えることですが、ハードロックのように低音ビートを体で感じるタイプの音楽には向きません。そのような音楽はもともとスピーカーの存在なしに演奏できるものではなく、スピーカー自体が発する強烈な音圧が音楽の一部だからです。ハードロックをTIMEDOMAINスピーカーで聴くと低音も聞こえますが、ドンドンと腹に響いてくる感じはありません。うるさく感じないのです。優等生がロックバンドを控えめにやっている感じとでもいいましょうか。


最上位モデルのYoshii9ですが原音再現力はminiやlightよりも明らかに優っています。数字で98だと書きましたが、2ポイント足りない評価をしたのは僕の錯覚かもしれません。しょせん「器具」が再生しているのだから100であるはずがないという先入観が働いているのかもしれません。Yoshii9については持参したいろいろなジャンルのCDを試聴させていただきました。以前BOSEのスピーカーを使った数百万円のオーディオシステムで試聴したことがあるのですが、そのときに感じた「音が迫りくる感じ」はYoshii9ではありませんでした。言い換えると音楽が誇張されていない自然さがYoshii9の特長です。Yoshii9はすごいんだろうなぁと過剰に期待していたためいささか拍子抜けした第一印象でしたが、それはYoshii9がBOSEのように現実感を作り出すスピーカーではなく、誇張されていないありのままの現実の音場の真ん中にたまたまYoshii9が立っている、そのようなスピーカーだからです。僕の拍子抜けの印象は誇張された原音再生への期待との落差でした。たとえ話としては変かもしれませんが、ドラマ撮影のために化粧をした松嶋菜々子がBOSEスピーカーの原音再生であり、化粧をしなくても自然な美しさを発散している「松嶋菜々子さん」がYoshii9の音なのです。Yoshii9には原音再生という言葉が似合いません。再生しているのではなくドラえもんのどこでもドアのように、Yoshii9の周囲に別の空間が出現してそこから自然の音が聞こえてくる感じなのです。(誇張していませんよ。)


TIMEDOMAIN miniを買って帰りました。試聴室にいた女性社員と僕のたくさんの質問やくだらない冗談に最後までつきあってくれた男性社員が僕の小さな背負いバッグにスピーカーの箱をぎゅうぎゅう押し込むのを手伝ってくれました。


TIMEDOMAIN miniは母が使っている3万円のMDコンポにつなぎました。モーツアルトのCDをかけたところ、うたた寝から起き上がってコンポにつながったminiを見た母が「どっちで鳴ってるの?」僕に聞いたのです。一瞬「いい音になったのわからないのかな?」と思いましたがそういうことではないのですね。周囲の音場から音がでていたので母はどのスピーカーが鳴っているのか区別できなかったのです。母なりの表現だったのですね。


夕食後、いろいろなタイプの音楽をMDにまとめて、「すの字」の鈴木先生のところにminiを持っていきました。先生は音楽のプロ(作曲家)ですからどのような判断をされるか興味がありました。MDをかける前に「もし音が期待通りでなくても、僕を傷つけないためにわざと良い感想を言っていただかなくてもいいですよ。悪いときは本当に悪いと言ってください。」と念を押しました。僕が用意した7曲を先生はじっと目を閉じて聴いていらっしゃいました。最後の曲が終わると開口一番「こりゃすごい!いい買い物したねぇ。」とおっしゃいました。これほど楽器の音や声が分離して立体的に聞こえるスピーカーははじめてだということです。特に中音域の再生能力、弦楽器の再生能力が優れているそうです。僕は右耳しか聞こえないため、音の立体感の把握は苦手ですので、そのように「こんなに立体的なのはすごい。歌手の口の動きまでわかる。」と言い切ってしまう先生がうらやましかったです。僕にとってみれば立体的は立体的であって、「ものすごく立体的」は想像をはるかに超える4次元の世界だからです。まあ、自分の感覚で把握できないほどすごいスピーカーを買ったのだなといういささか低次元の物欲充足感として自分を納得させましたけれど。


先生聴いてもらったのはTIMEDOMAIN miniです。先生が実際にYoshii9を聴いたときの反応が楽しみです。TIMEDOMAIN miniで聴く音楽は10万円くらいのDVDコンポで聴く音楽をはるかに凌いでいます。


本当の音とは何か、これまで目にしてきたオーディオ機器はいったい何だったのかと考えさせられた1日でした。


この記事をお読みになって興味を持たれた方は、ぜひ試聴室に出向いて実際に自分の耳で聴きくらべてみてください。文章では表現しつくせない違いがはっきりわかるはずです。


http://hm13chibi.blog36.fc2.com/?no=552
20110327 タイムドメインスピーカー試聴


私はこのブログにも何度か書いているとおり、タイムドメインスピーカーのMarty101(BauXar社)を
使っています。
(過去エントリー:・購入直後、・電源を色々検討する、・設置場所に悩む、・三ヶ月後、レッグウォーマーをかぶせる)
 Marty101は、TIMEDOMAIN社のYoshii9と言うタイムドメインスピーカーを手本として、それをいかに
買い求めやすい価格帯で提供するかに挑戦した製品で、Yoshii9と同じような円筒形でスピーカー
ユニットが天井を向いた形をしています。
 どんなものかは後述の各社のホームページを見ていただくとして、形が分かっても音が命の
スピーカーですから、その音がわからないとなかなか手が出せません。
 Marty101はヨドバシカメラなどで販売されているので聞こうと思えばその音を聞くことが
できないわけじゃないんですが、ヨドバシの売り場をご存知ならばわかるとおり、あのノイズだらけの
環境ではまともな音などわかろうはずもなく、私がMarty101購入したときは「外れたら授業料」的に
見切り発車で買ったのでした。
 で、Marty101を2009年の11月末にMarty101を手に入れ、やれ置き場所だ、電源だ、共振対策だと
やってきて一年数ヶ月。
 Marty101の音に満足して日々使ううちに上位機種のJupity301が気になりだしました。
 アルミボディで重さもそこそこありそうだし、筐体の共振対策も必要無さそうだし、質感も高く、
どんな音がするのだろう、と思ったのです。
 とは言えJupity301はMarty101の倍以上の値段がしますから、見切り発車的に買うわけにも
行かず、どっかで音が聞けないかなあと思っていたら、ありがたいことに試聴できる機会を
見つけました。
 TIMEDOMAIN社やBauXar社のタイムドメインスピーカーの販売代理店をしている有限会社
「ありがとうございます」というところが月に何度かタイムドメインスピーカーの
試聴会を開いており、Yoshii9などの試聴をすることができるのです。
(Marty101やJupity301は開催日によりけりで試聴できない日もあります)
 各社のホームページは以下のとおり。
   TIMEDOMAIN社ホームページ
   BauXar社ホームページ
   有限会社 ありがとうございますホームページ


 ひとりで行くのもなかなか勇気のいるもので、ここはひとつ興味を持ちそうな人を道連れに
しようと思い(ひでえ)、毎度お馴染みオイサンとカレーSSに参戦してくれた若人さんとく君に
お声がけをして、試聴会に行ってきたのでした。
 場所は東京は表参道の東京ウイメンズプラザ。
 その日の試聴会は13−16時で、うちらは14時前くらいに着いたんじゃなかったかと思います。
 試聴会を主催するお店のtwitterアカウントを見る限り、試聴会にはそんなに大勢の方が
来られているわけではなさそうなので、どんなもんかな、と思って恐る恐る会場の様子を
伺ってみるとどうやら先客がおられる様子。
 ノックして中に入ると先客がお二方おられ、クラシックの曲が流れていました。
 私はクラシックも聞きますが、メインはポップスの女性ボーカル曲であったり、ゲームや
アニメのサントラだったり、Skaだったりしますし、オイサンも多分アニメやゲームの曲を
試聴用に持ってきているだろうと思ったので、こりゃあもしかして激しく場違いな選曲をして
来たかと背筋に冷や汗が伝いました(苦笑)
 ま、それも思い過ごしだったわけでして、その手の曲もあたたかく受け止めていただき、
Marty101とJupity301、Yoshii9との聴き比べをすることができました。


 この3つはどれもサイズは異なれど似たような形状をしていて、音の傾向も似ていますが、
音のスケール感や低音の出方とかが異なっており、私が聞いた限りでは
「Yoshii9>Jupity301>=Marty101」の順番で音がしっかり出ている気がしました。
 Jupity301とMarty101の差は劇的なものではなく、オイサンいわく「Jupity301の方が低音と
高音のバランスが良い」程度のもの。
 ただ、Marty101かJupity301か、と問われたら、私もオイサンもさんとく君もJupity301を
選ぶと答える、そんな違いです。
(Yoshii9は価格も大きさも別格なので、選択対象外)
 さんとく君は、Yoshii9と比較しても、曲を聴くならばJupity301が良いと言っていたのが
印象的でした。
 え? おまえはどうだったかって?
 Yoshii9は確かに良い音なのだけど、これの本領を発揮させる音量を我が家でしかも私の部屋で
出すのは多分ほぼ無理なので、相変わらず高嶺の花で在り続けるのだろうと思います。
 実際に我が家で音を奏でるのは、依然としてMarty101か、Jupity301なのだろうな、と思いました。
 ただ、じゃあ手元にある貯金を崩してすぐにJupity301を買うか、と言われたら、多分我が家の
いくつか手を加えたMarty101との音の違いを考えるに、すぐさま飛びつくほどではないだろうな、
と思います。
 でも、次にもう一組スピーカーを買うとしたら、それはMarty101ではなくJupity301でしょうね。


 試聴していてすごいな、と思ったのはYoshii9で雷鳴を再生したときで、正に雷が大気を切り裂く
あの音が聞こえてきました。
 ガラスが割れる音もリアルでしたねえ。
 多分、水滴の音とかもリアルに聞こえんるんじゃないかなと思います。
 聞いていてちょっときれい過ぎる音かも、とも思いました。


 この日はMarty101とJupity301の開発者であるBauXar社の栗田さんもお見えになっていて、
図らずもMarty101のお話を色々と聞くことが出来ました。
 とあるホームページを参考に我が家のMarty101に嫁さんのおフルのちょっとダボッとした
靴下を履かせましたが、栗田さん曰く「これは音の向上に効果ありです。ルーズソックス
みたいなのがいい」とのこと(以前のエントリーから再掲)。


 これは私の推測ですが、プラスチック筐体のMarty101は音量をあげるとどうしても筐体
そのものが振動してしまいそれがノイズとなるのに対して、靴下を履かせることでその振動に
よるノイズが吸収されるからではないかな、と思います。
 Marty101の分解の仕方も教えていただきましたが、あれをバラして手を加えるだけの
知識も技術も今のところないので、知識として頭に入れておこうと思います。
 Jupity301のこともお聞きすることができましたが、あのアルミのボディの加工は結構大変
だそうで、Jupity301の価格の大半が工賃だとおっしゃっていました。
 確かにあれの加工は大変そうです。
 でも、オブジェとして部屋に飾るにしても安っぽさがなくて確かにきれいなんですよね。
 また、BauXar社のカナルイヤホン「イヤーフォンM」を試聴させてもらうことができました。
 「Martyの音をカナルで」と言うコンセプトで作られたそうで、確かにMartyのような
クリヤーなピシッとした音がしました。
 その他にも色々とお話をさせてもらいましたが、私が仕事で扱っている「光や色」と
「音」は、やはりよく似通っているものだと言う認識を強くしました。
 もちろん、イコールではないですけどね。


 と言うことで、タイムドメインスピーカーの試聴に行ってきました。
 有限会社「ありがとうございます」の岩崎様、BauXar社の栗田様、ありがとうございました。
 百聞は一見にしかず、百聞は一聴にしかず。
 聴いてみて「なるほど」と思うことが多かったように思います。
 オイサンもさんとく君もどうやら楽しんでもらえたようで、声をかけてよかったなあと
思いました。


 Jupity301を買うかどうかは、今回の試聴を元にさらに検討しようと思います。
 お小遣い制のサラリーマンにとってはそうは言っても安い買い物ではないので(^^;
 


http://www.timedomain.co.jp/note/voice.html
ユーザー登録カードやWebからのユーザー登録、メール、アンケート用紙などから、Yoshii9をご使用またはご試聴いただいたお客さまのご感想やご意見を集めました。


"ボーカル・オーケストラの弦 最高です" new!
2010年11月にいただいたオンラインユーザー登録より


仕事の関係で、海外に在住している者です。
2008年の春に、Miniを購入し、仕事場に持ち込んで音楽を楽しんでいました。
同じ年の夏の日本出張の際、青山の視聴室に伺い、Yoshii9の自然な音を聴き、いずれは手にいれたいと思っていました。
この秋、どうしても欲しくなり、購入しました。
ボーカル、オーケストラの弦、最高ですね。
特に、オーケストラの映像を流しながらYoshii9で聴きますと、映像とは別にスピーカーで音を出しているというような分離感ではなく、映像から音が出ているような一体感を感じ、この心地よさはたまりません。
弦もよいですし、耳に痛い金管楽器も自然な響きですばらしいです。
ショパンコンクールの模様が予選から本選、入賞者のガラ・コンサートまで公式サイトにアップされています。
音楽三昧の今日この頃です。


その後いただいたメールより 2011年3月
 Yoshii9で、出社前、帰宅後、毎日のように音楽を聞いています。
現在は、PCからDAC付きのヘッドフォンアンプを経由してエンジンに接続しています。
購入して、4ヶ月が経過しましたが、音のバランスが日増しに良くなって来ています。
ワインを熟成しているような感覚で、芳醇な音楽に酔いしれております。
今週買ったヒラリー・ハーンのヴァイオリンの瑞々しく生々しい音色にも感動しました。
今は、海外在住なので難しいですが、日本に帰任した時には、チューンアップを検討したいと思っています。



"生楽器の音がすばらしい" new!
2010年10月にいただいたオンラインユーザー登録より


特に原音が加工されていない生楽器の音(特に大切な音の立ち上がり)がすばらしい。
楽器を弾いている時に手元で鳴る音と同じ聞こえ方がします。



"想像を上回る素晴らしい音色" new!
2010年3月にいただいたオンラインユーザー登録より


想像を上回る素晴らしい音色に、激しく感動させられました。やはりyoshii9は次元が違いますね…。
私の場合、友人のminiを聴きTIMEDOMAINに目覚め、私もMXSP-4000を購入しました。
それで楽しんでいたのですが、ステップアップした友人のTD510を聴いて物足りなくなり、あえて一切視聴などせずyoshii9を購入させて頂きました。
不安はありませんでしたが、音色はどんな感じかな?とは思っていましたが、まさかコレほど凄いとは…。
これからエージングでどのように変わっていくのか、非常に楽しみです。
素晴らしいシステムを開発してくださり、本当にありがとうございました!



"ベース奏者の感激、完全な低音楽器の再生"
2006年7月にいただいたメールより


先週の金曜日に伺わせていただきました山梨の◯◯です。


 早速ですが、試聴させていただいたYoshii9の音は私の想像を超えていました!
実際、聴くまではホームページでの情報しか知らなかったので『どこで聴いてもはっきり聴こえる』とか『録音した場所の空気感』という感覚がどういうものか正直理解できませんでした。
しかし、Yoshii9で音楽を再生してすぐにそれを理解しました。実際音をどの場所で聴いてもハッキリと自然に聴こえ、まるで自分がコンサート会場にいるような感覚で楽器の音や歌い手の声が聴こえてきました。
また、驚いたのは録音の現場の環境が音に顕著に現れていることでした。ライブ録音ならホールの響きすらしっかりと再生しています。


 なによりタイムドメインのスピーカーを試聴して感激したのはコントラバスの音でした。
今まで私が聴いてきたスピーカーはコントラバス独特の『倍音豊かで芯のある音』が再生されず『低域を強調したバランスの悪い音』でした。
と言うのも、私はオーケストラでコントラバスを弾いているため、コントラバスが『鳴っている音』を身近で聴いています。
そのため、今まで聴いてきたスピーカーの低弦の音には満足がいきませんでした。しかし、タイムドメインのスピーカーはどれもコントラバスの音を忠実に再現していました。
自分たちアマチュアのベーシストが目指す音がCDで聴けるのは最高の贅沢です!
 また、由井社長がロッシーニの『チェロとコントラバスの為の二重奏曲』をYoshii9で聴かせてくれました。これを聴いて確信しました。「とりあえずお金ためよう」と(笑)


 家に帰ってからも当日に買ったlightでクラシックのCDを中心に聴いてみましたが、やはり各楽器の音が良く聴き取れ、まるで違うCDを聴いているような感覚でた。スピーカーの姿形からはとても想像出来ない音が部屋に広がっています!
今も家にあるCDを色々と聴きなおしていますが、オーケストラの曲においては弦楽器の各パートが『多人数で弾いている音』が忠実に再現され、音に自然な厚みが出ています。
 また、弦楽器の軽快なスピッカートがしっかりと再生されるのがうれしい限りです。


 今回の訪問で株式会社タイムドメインに一層興味を持ちました。時間が出来たときにまた伺いたいです。
 また、是非、自分の周りの人にタイムドメインスピーカーを聴いてもらおうと思っています。多分、驚きますよね。
 でも、lightやminiなら私達のような貧乏学生でも手が届くのでありがたいです(笑)


 最後になりましたが 先週はお忙しいところ多くの時間をいただきましてありがとうございました。
由井社長をはじめ、スタッフの方々とタイムドメインの理念や製品 についてお話が出来た事をうれしく思うと同時にタイムドメインのスピーカーを多くの人に聴いて欲しいと強く感じました。



"「緊迫した静寂」がYoshii9から伝わってきた"
2005年12月にいただいたユーザー登録カードより


「miniに満足できず『清水の舞台から』の心境で購入しました。 ローン会社の 受付完了の手紙より先に現品が来たのには驚きましたが(早過ぎ!)試聴の末 の決断は間違っていませんでした。
 誤解を恐れず言うと『自然過ぎて驚かな い』『テレビに最適(知っている物音がヘンに聞こえない』。
希望としては再 設置が簡単になると嬉しいです。よそにも聞かせに持って行きたいが、ライカ ル線周りの固定が面倒で...なので友人はこの音を知りません。


その後いただいたメールより 2006年5月
 おかげさまでYoshii9、miniとも息災です。Yoshii9がテレビパソコンにつ ながって我が家のメインオーディオになりましたので、平日夕方や休日朝晩にあ らゆる音声(DVDからCD、FM、短波放送まで)を奏でて楽しんでおります。
miniの 方は社内のプレゼンなどでこっそり使っております。先日は交通安全の教育ビデ オの上映会(80名ほど)で鬼気迫る事故の音を鳴らしておりました。
○○の皆様とも懇意にしていただいて、購入後も毎月通って おります。今後とも御社とのお付き合い楽しみにしております。


その後いただいたメールより 2006年5月
 Yoshii9でとある邦楽系DVDを再生して○○の皆さんと見ていた 時の事ですが、それまでくつろいで色々話していたのが能(老女の舞)の シーンで自然と小声になっていました。
思うに能の「緊迫した静寂」がYoshii9から伝わってきたのでしょう。 他にもラジカセ抱えて昔録音した音源や、ワンポイントステレオマイクで 同時録音した某DVDなどもその場の空気丸ごと再生しているかのような 臨場感でした。
ちなみにこれらの音源を他のオーディオセットで再生して同様の経験をした 憶えはありませんでした。どうやら微細な物音を忠実に再生する事にかけては Yoshii9は以前比類無いものと云えるでしょう。



"薄皮を一枚剥いだようにより奥行きが感じられます。スゴイです!"
2005年8月にいただいたメールより


少しずつ涼しくなってきましたがが、夏バテなどされていませんでしょうか?


先日ピアノを売却し、由井さんお勧めのiPodを購入しました!
Yoshii9と繋いで聴きましたが、またまた感動です!薄皮を一枚剥いだようにより奥行きが感じられます。スゴイです!聴き慣れているはずのエンヤの曲もイントロだけではどの曲か判らないくらい、これまでとは違う色々な音が耳に入ってきます。
桑田佳祐さんの聞き取りにくいはずの歌詞が、かなり聞き取れます。藤田エミさんの歌声もより優しく、ちょっと別人のようです。


こんなに凄いスピーカーを創ってくださって本当にありがとうございます。


現在店内の東側壁面はyoshii9とiPod以外何も置いていません。お時間があるときにまた一度お越しください。2本のスピーカーの間のもっともよい距離などご指導ください。お待ちしています。
自然食レストラン経営



"目をつぶれば劇場にいるみたいです。"
2005年6月に購入されたお客様からのメールより


大淀町の○○です。
大変ご無沙汰して居ります。


6月11日にYoshii9を受け取って以来、早一月半過ぎてしまいました。
結論としましては、こんなスピーカーがやはり有ったのだという大きな驚きとそれを開発してくれた由井社長の努力への感謝と入手できたことへの感激です。これはめったに無い感激です。


画期的なすばらしい音の出るスピーカーを作っていただきまたそれを購入できたことは、大変幸運でした。


まず歌手の声にはまりました。次にアコースティックな楽器の音、それから音の広がりです。加えて、AIWAの7千円のレコードプレーヤーから出てくる数十年前のレコードに度肝を抜かれています。


人の声は張りが有り、まるでそこで歌っているようなリアルさがあり、声の機微も伝わってきます。古い録音のペギー葉山の「学生時代」やザ・ピーナッツの歌にこんなに声がよかったのかと驚きを交えながら、うれしくって、とっかえひっかえ古いレコードやレンタルCDって具合です。


津軽三味線の音、琴の音などすばらしい。特に高橋竹山がそこで弾いている様です。


AIWAのレコードプレヤーの音には参りました。まるでCDをかけているみたいなのです。CDよりも雰囲気がよく出ているようにも思えます。溝を這う音もパチパチノイズもほとんど気にならず、なんとまあ驚きです。レコードを手放さなくてよかったとの思いしきりです。


しかし、聞く時間は限られていますので、報告が今になっています。


1970年代録音のレコード、フォーレのレクイエムではバックの合唱団の広がりといったら、目をつぶれば劇場にいるみたいです。


事実、始めは、Yoshii9の低音に物足りなさを感じておりました。しかし録音の良いCD等を聞くに及んで、そして先日花火を間近で見たことで疑問が賛嘆に変わりました。当然のことだったのですが、花火の音はドーンではなくパーンでした。昔PLの花火を間近で見たのに忘れていました。これぞ生の音。パーンという音の高・中・低が全て含まれている。これだ!と思いました。Yoshii9は本物です。


今までのボンボンスピーカーを聞いていていつもいらいらしていた自分が救われました。自分も感性は悪くなかったということもうれしく思います。


しかし一つだけ、日本の大太鼓の音には少々物足りなさを感じています。何かアドバイスがあればお願いします。


これで御社のYoshii9を上回る製品が出ない限り、機器に関しこれ以上の出費を行うことなく、感激と満足感のある音楽生活を送れます。


最後にひとつお願いがあるのですが、これからはほとんどがデジタル機器となります。コンパクトCDにおいても素直な音の製品は選らば無ければなりません。
入力機器に関しては、購入の際、御社にご相談すれば良いとは思いますが、御社がTIMEDOMAIN D/Aコンバーターを製造販売すれば良いとも思いますので、よろしくご検討お願いします。


以上まとまりがありませんがお許しを願います。



"「録音の現場が見えるよう」"
2005年6月に購入されたお客様からのメールより


先日○○さんでYoshii9を購入いたしました○○と申します。


連日Yoshii9で手持ちのソフトを鑑賞いたしておりますが、その再生音の素晴らしさは各方面で伝えられている通りのもので、感激いたしております。私なりに表現すると、「録音の現場が見えるよう」といったところでございます。


私は従来はヘッドホンで音楽を鑑賞することが多く、それは各楽器の音を聞き取るには耳元で鳴らされたほうが容易だからなのですが、Yoshii9は手持ちのヘッドホンを凌ぐ明瞭な音を出してくれます。


そこで、昨年末京都でYoshii9を試聴させていただいたときにも申し上げましたが、ぜひタイムドメイン式のヘッドホンを販売されることを期待するものであります。


ところで私としてはYoshii9の素晴らしさのもう一点としてドラムスやパーカッションの明確さに感心するのです。これもやはりタイムドメイン理論の賜物なのでしょうか?こんなにはっきりすっきりとした打楽器の音は聞いたことがありません。


以上感想、質問と要望までにて失礼致します。



"姿はみえないが確かに目の前にトリオがいる"
2004年7月に購入されたお客様からのメールより


yoshii9を購入しましたので、感想文を送ります。


(感想文)
7月12日(月)に代金を振り込むと、当日の夕刻に電話がかかってきた。
「帰り道ですので、yoshii9を届けます」
まもなく本社から直接届けてくださった。
慎重に開封してプラズマテレビの両側に設置する。
デザインと寸法、高さはぴったり。
同じコンポーネントとして設計されたかのようである。
早速、ポータブルCDとテレビの端子につなぐ。
ポータブルCDで愛用の「フジコへミング」を聞いた。
透明感がすばらしい。
ピアノの位置がわかるというより、鍵盤と指のタッチが見えるようだ。
○○を聞きなれた耳で比較すると、味つけのない原音だということがよくわかる。
ドアを開けて階段をあがって2階へいくが、音が崩れずについてくる。
CDをキースジャレットに代えてみる。
姿はみえないが確かに目の前にトリオがいる。
ベースと指のこすれ合う音、トランペットのピストンが管にあたる音までわかる。
続いてハリーポッターのDVDをセットし、バーチャルサラウンドモードにする。
リビングと和室を開け放つと部屋全体がまるで映画館のようだ。
テレビの正面に居なくてもしっかり定位している。
サブウーファーがないのに、ずっしりとした重低音が響くのが不思議だ。


平成16年7月14日(水)



"「映画音楽とジャズ鑑賞会」スタッフの方からの手紙"
「映画音楽とジャズ鑑賞会」スタッフの方からの手紙


前略
 今回は貴重なスピーカーを利用させていただきありがとうございました。別紙プログラムにて2/24行い、95名のファンが集まりました。中高年の方々が多く、従来にないスピーカーの音色を楽しんでいて、興味をもたれた方も多かったようです。
 私はホールのあらゆる角度から聞いてみましたが、どの角度でも平均的な音が鳴っており、この点からスピーカーを囲んで周囲にぐるりとすわって聞いても効果的ではないかと思いました。音量を上げても耳ざわりにならない点もマルです。まずはお礼まで。今後とも何かの機会にはよろしくお願い申し上げます。



"不思議というか、まさにこれは脅威の音と言うしかありません!"
オーディオ誌で評論もされている先生からのメール


由井啓之様


 先週、スピーカーとアンプのセットが到着し、さっそくこのすばらしい音を楽しんでおります。


 16畳ほどのフローリングのリビングに設置しました(従来のオーディオの設置や音決めまではほぼ一日仕事でしたが、これは何とあっという間にすべてが完了し、やや拍子抜けした感じです)。そして、最初の第一声、男声合唱のCDをかけた途端、音量はかなり小さめだったにもかかわらず、部屋の中にその柔らかいハーモニーの響きが一瞬にして充満し、コンサートホールにいるあの感覚に襲われました。どの椅子に座っても、その空間の音密度がほとんど変わらず、まさしく部屋の中に音が隙間なく充満しているといった感じです。不思議というか、まさにこれは脅威の音と言うしかありません!21世紀の新たなオーディオ体験をしているといっても過言でないと思います。オーディオの「臨場感」という言葉の意味をもう一度考えさせられた次第です。(ちなみにこれを鳴らし始めたのは夜更けで、我が家の女房と娘は1階のリビングから最も遠い対角線上にある2階の寝室で寝ていたのですが、小さなボリュームでもはっきりと聞こえてしまったようで、うるさいと苦情を言われてしまいました!このスピーカーの実力がまずは証明されたようです)


 その後、さまざまなソースをかけてみましたが、弦楽器の感触や、ヴォーカルの肉声感がリアルでスムーズに空間に解き放たれるのが最も感動的で、中高域の音の超自然感はどの高級スピーカーにもない清々しさと透明感があり、大袈裟に言えばこれまで私が待ち望んでいた中高域の質感がここにあります。
 このリビングのせいか、中高域が奈良の研究所で聴いたものよりさらに艶やかで伸びがあり音楽が生き生きと躍動しています。ボリュームも目盛りの2.2から2.4辺りが最良で(ソースによっても多少異なりますが)、PPからffまで、予想以上にDレンジも幅がありました。


 ピュア・オーディオのファンが少なくなったといわれますが、この音を聴けば私のようにびっくりし、もう一度これまでの愛聴盤を次から次へと引っ張り出して中に隠れていたさまざまな繊細なミクロの音を楽しむ(しかも肩を凝らさないで)であろうことは絶対確かだと思います。
 さっそく友達などにこの音のすばらしさを伝えていこうと思っています。


 由井さんの理想の音の追求が、新たな次元に入り、さらに益々の磨きがかけられていくことと、この驚異的とも言えるスピーカーの存在が早く世界に知られるようになってほしいと心より願う次第です。


それでは、とりいそぎご報告と感想まで・・



"ここまで自然な音は聞いたことがありません"
京都試聴室での試聴会に来られたお客様からのメール


 今週の日曜日に京都試聴室でお世話になりました、A(編集者注:筆者の方です)と申します。御丁寧にいろいろなことを教えていただき、本当にありがとうございました。ネットで「yoshii9」を検索したら、由井さんのホームページを偶然発見して、そこにアドレスがあったのでメールさせていただきます。


 本当に「yoshii9」は素晴らしかったです。ファンタステック!オーディオの機械に対して興味を持ち始めてほんの数年のビギナーですが、ここまで自然な音は聞いたことがありません。いろいろオーディオ店に足を運び、様々な機種を聞きましたが、これほどまでの音は出ていませんでした。


 私はまだ大学生なので、資金不足に頭を抱えますが(笑)なんとかして購入します。大げさな言い方ですが、「yoshii9」を聞かなかったら、おそらくまだ当分はケーブル交換の「泥沼」にはまっていた気がします。先月、10万円のSPケーブルを購入してしまいました。


 もちろんこれもそれなりにシステムのバランスを整えてくれたので感謝していますが、やはり「Yoshii9」に比べると・・・。


 本当に感激しています。由井さんありがとうございました。必ず近日中に購入します。一緒に行った友達も購入するそうです。1日の大半をケーブルで頭を悩ませていたので、そこから解放されると思うとホント気持ちが楽になりました。それに学生なので勉強できます。(笑)ケーブルが気になって、最近勉強が手につきませんでした。それでは失礼します。



"音楽観賞を楽しんでいます"
2001年1月にYoshii9を購入されたお客様からのメールより


久しぶりに音楽観賞を楽しんでいます。忙しさにまぎれて今まではあまり聞いておりませんでしたが、Yoshi9が来てからは良く聞くようにようになりました。特にLPもこのところ良く聞いています。



"相変わらずすごいベースのうなりでした"
2000年12月にYoshii9を試聴されたお客様からのメールより


 またしてもYoshii9を聴いてしまいました。
 相変わらずすごいベースのうなりでした。
 あのあとA邱(編集者注:筆者のご友人の方)オリジナルシステムで聴いた音は何ともレトロでした。
 レトロな音ではポールチェンバースはウーウーつぶやくだけでした。
 由井さん、遅くまでありがとうございました。



"「音」というより、「雰囲気を感じる」ことができる"
2000年7月にYoshii9を購入されたお客様からのメールより


 従来のオーディオでは『聴いている部屋』を離れると、それは『騒音』になっていました。聴いている部屋以外には、高音、或いは低音のみだけがやたらと聞こえ、シャリシャリかドンドン(ボヨン、ボヨン)しか聞えない現象です。
 しかし、「yoshii9」では、離れた(別の)部屋でも自然に聴こえます。
 母が、「階段のところでも(いい意味で)よく聴こえる」と言っていたので、どういうことなのかと、音を鳴らしたままでいろいろな部屋に行ってみました。 どの部屋に行っても、とても自然に聴こえました。


 由井社長が、大阪試聴室で、「(扉の)外でもよく聴こえるでしょう」といわれていた意味がようやくわかりました。
 局部的に無理に増幅しないので、周波数全域に渡って自然に減衰していくんだろうか?と勝手に理屈をつけています。
 (寮の隣の自称「オーディオマニア」の部屋からは、ボリュームを上げたときには、やたらとボンボンいうウーハの典型的な運動音しか聞こえず、非常に耳(身体?)ざわりです。この不自然な「ボンボン音」が嫌いで、今までウーハのあまり大きいものは避けてきました。)


 いい音のCDを探そうと、ひたすらあれこれ聞いていたのですが、ふと「この曲にこんな音入ってたっけ?」と思わせる部分が度々ありました。
 由井社長の説明に使われていた「虫の声」のように、「聞こえなかった音が聞こえるようになった」というほど極端なことではないのでしょうが、これまで私が使っていたオーディオでは明瞭でなかった部分が「はっきり」と聞こえるようになったことは間違いありません。


 言葉でどう表現したらよいのかわからないのですが、ソース(CD)によっては、演奏者の緊張感といえばいいのでしょうか、「音」というより、「雰囲気を感じる」ことができるものがあります。今までのオーディオで、ここまで聴かせてくれるものはありませんでした。
 曲の雰囲気からそう想像して聞いていたものは多々ありますが、そのようなCDに限って、何故か「yoshii9」で聴くと「えっ、こんなもんだったの?」とガックリきます。
 逆に、「こんなもんだろう」と聴いていたものに、その「雰囲気」を感じさせるものがあったりして驚いたりします。(とても人に聞かせるような演奏はできませんが、自分でヴァイオリンを弾くので、弦楽器に関しては、弦を辛うじて擦らせ、出るか出ないかというような音、調弦が見事にはまり、ボディーと美しく共鳴して出ているときの音等には、ヴァイオリンを弾くようになる前に較べると敏感になったようです)


 誰しもが「yoshii9」の話をすると、最後には価格の話となり、「30万円」と聞くと引いてしまいます。確かに私は独り者ですので、家族持ちに較べれば金の使い途の自由はありますが、それでもやはり30万円は大金です。(ちなみに、パソコンを例に取れば、30万円出して買う価値を見出すまでに、初代パソコンから触っていますので15近くを要しました)
 しかし、この「yoshii9」に払った30万円は全く後悔ありません。
 このシステムに限って言えば、「まあ安けりゃ試しに買ってみよう」という人を対象にする必要はないと思います。そういう意味では30万円という価格設定は上手く考えられた数字だと思います。


"大切にしているものをあのスピーカーで伝えられそうです"
Aさんの事務所の方からのメールより Aさんは今ではYoshii9を使用してコンサート活動をされています


 昨日はありがとうございました。ほんとうにうれしい出会いをさせていただきました。あのスピーカーはスゴイですね。これだよこれ、伝えたかった音は…、という感じです。レコーディングした時のそのままの空気が、あのときの感動とともに見事に再現されていて、まるでそこで演奏しているかのよう。Aさん(編集者注:アーティストの方です)の微妙な繊細な声が見事に再現され、細胞までしみわたる生でしか伝わらないと半ばあきらめかけていた私に、このスピーカーはどんなに勇気づけてくれたことでしょう。コンサートもどんどんやっていきます。大切にしているものをあのスピーカーで伝えられそうです。Aさんもわたしも新しいスタートを感じながら、心地いい興奮で昨日は帰途につきました。ほんとうにほんとうにありがとうございました。ご協力できることがありましたら何でもおっしゃってください。どんどん紹介していきます。


http://www.binchoutan.com/timedomain/index2.html
タイムドメイン理論による製品の特長
●音が信じられないほどリアル。
●まるで実在している様に聞こえる。
●音場感が豊か。雰囲気まで伝わる。
●音離れが良い。スピーカーが鳴っているように思えない。
●空間から音が出る。
●距離が離れても音は崩れない。 
●離れても音量は余り変わらず遠くまで届く。
●音量を下げても音は崩れずはっきり聞こえる。 
●騒音の中でも聞き取れる。
●オーケストラのいろいろな楽器が聞き取れる。
●ピアノ、弦楽器、打楽器などの自然楽器の音がリアルで表情豊か。
●ジャズやクラッシックの古いレコードがリアルに再現できる
●会話がはっきり聞き取れる。
●英語の発音がはっきり聞き取れる。
●自然な音。いくら聴いても疲れない。
●古い録音や、LP、TVの音もリアルに忠実度高く驚く。


「時間だった!」タイムドメイン理論とスピーカー誕生秘話


きっかけは二枚のレコードから


由井社長は、タイムドメイン社を設立される以前は、音響メーカーでマネージャー職をなさっていたのですが、直接、オーディオづくりに携わっていたわけではありませんでした。
スピーカーづくりに取り組むようになったきっかけは、二十数年前のある日、血を吐いて倒れてから長期の入院生活を送っていたときのこと‥‥。毎日毎日ただ聴き続けていた音楽がありました。
タイムドメイン開発物語
開発物語がマンガになったことも!


トランペッター・ケニー・ドーハムの『クワイエット・ケニー』とヴィバルディの『忠実なる羊飼い』‥‥。


病室で、音楽という音の感動によって癒され救われるという決定的な体験をします。その後も、本場のヨーロッパのコンサートホールで生のクラシック音楽に触れるなどして、「音」への思いがつのっていきました。


由井「それが、いざ退院しても、会社には私のデスクがなくなっていましたね。それで、一人ではじめたのが、スピーカーをつくることでした。音の感動を忠実に再現するために」
予算がまったくない状態、しかも、たった一人で四年間も研究を続けることになりました。


「時間だった!」タイムドメイン理論の発見


そもそも、オーディオの理論は、不偏のものと思われていました。ベラネックの「Acoustics」から50数年、オルゾンの著作「Mucis,Physics and Engineering」から40年近く、電気音響再生の基本は、変わっていないのです。しかし、その当たり前を、由井社長は疑ったのです。


由井「改めて勉強しなおすと、いままでオーディオの理論は不十分ではないか、と思い始めたんです」


そして、基本であった「音の周波数」という概念と、あっさり決別。


由井「そもそも、音というのは、振動して空気の圧力が変化したものですから、それを電圧に変換してスピーカーでだせばいい。ただ、それでいいのではないかと」


まさに、コロンブスの卵です。


由井「周波数というのは簡単に計れますので、いままでの技術者は、それだけ考えてスピーカーをつくってきて、聴く側もスピーカーとはこんなものだと、思い込んできたのではないかと」


たった一人でゼロから始めたからこそ気付いた、音の再現理論の核心でした。


音は、本来、時間とともに刻々と変化する空気の圧力が耳に届くものです。それをそっくりそのまま再生する、というのがタイムドメインの理論です。こうして新しい視点を得ると、今までおかしかったことがどんどん明らかになってきたのでした。そもそも、従来の箱型スピーカーでは、音の乱反射が起こって音がにごっていたのです。


1984年、由井氏と新しく入った研究スタッフとともに「GS-1」を誕生させます。これは由井社長が生まれて初めてつくったスピーカーでした。
この「GS-1」は世界で権威のある賞を受賞し、タイムドメイン理論が正しかったことを見事に証明したのでした(「GS-1」はいまでもマニアが絶賛する名機といわれています)。
ただ、「GS-1」の価格はセットで200万円、一般人が購入できるものではありませんでした。


「円柱形だ!」 Yoshii9完成まで20年の道のり


ふと手元の資料を覗けば、タイムドメイン理論を実現したYoshii9の完成は、2000年とあります。つまり、「GS-1」からざっと20年かかっているということに‥‥。
由井「音を忠実に再現するには、スピーカーの大きさには関係ない、むしろ小さく軽い方がベストだと気付いて‥‥、しかし、そこからが長かった」
つまり、この理論を誰でも購入できるような製品とするのは、並大抵のことではなかったのです。
96年10月、会社側から「この研究は将来が見えない」ということで、研究室の閉鎖が言い渡されました。企業では、お金になるかどうかわからない研究は続けられないわけです。


ところが、その日の夕方、試作機の音を聴きに来たお客さんがいました。その人物こそ、アスキーの創業者・西和彦氏。本物の「音」を耳にするなり、すごいすごいと驚嘆し、夜中まで聴いていたそうです。


由井「西さん、じつは、この音が聴けるのは今日が最後なんですよ」


と、研究室が閉鎖されることを打ち明けた由井社長。すると、


西和彦氏「わたしが支援します」


との神様のようなお言葉が!


 時は流れ、アスキーの再編にともない、1999年に独立してタイムドメイン社を設立。困難はこれでもかというほどに続きます。試作機づくりで資金がそこをつき、社員も去っていって、もうこれで終わりか、というときに由井社長は高熱でたおれました。ところが、そのとき、


由井「円柱形にしたらいいんや」


とひらめき翌朝、東急ハンズへGO。
プラスチックの筒で試したら、驚くほど良い音が出たのでした。円柱形こそ、共振を起こさず磁気回路や振動板を支えることができた唯一の形でした。


由井「いままで、よく生き延びてきたなあ、という感じです」


Yoshii9ができあがるまでに、20年。2001年5月にはTIMEDOMAIN mini発売。
不屈の思いがついに物質化したのです。


最後に、こんな質問をしてみました。


中村「どうして、あきらめずに続けてこられたのでしょうか?」


意外や、由井社長は何のためらいもなく、こう答えられたのです。


由井「会社員時代、ずっと部下を率いる身だったのが、病気をして会社に戻ったら、一人で窓際におかれたわけです。だから、一人でできる仕事をと思ってね。そこから何度も“いよいよサジを投げるか”というときがありましたよ。でも、投げてしまったら、することがなくなりますしね」
謙虚ながら、ひとつのことを信じている人にしか言えないセリフです。


将来必ず、世界中のスピーカーが、タイムドメイン理論による製品になる時代がやってくることでしょう。
だって、マニアも、マニアでない人も、聴けば確実に違いがわかるのですから。タイムドメイン。


貧乏主婦の山下がその場で即買い!とにかく皆さん、すごいんです!


我が家のタイムドメインminiいや、参りました。すっかり降参です。
めったに衝動買いなどしない堅実セコセコ主婦道をひた走るわたくしが、こともあろうにスピーカーなんぞをその場で即買ってしまうなどとは...。


音楽は聴かない人だったのです。ヒーリングだかなんだか一時はやりもしましたが、とにかく音楽をかけるとリラックスどころかよけいに頭が痛くなってくるのです。
音楽そのものが嫌いなのではないのですが、音楽を聴くことが苦手だったのです。
そしてその理由が、タイムドメイン社の由井社長から聞けることになるのですが、それは後述。


タイムドメイン社に取材に伺って、実際にその音を聞いたときはぶったまげました。
どこから音がしてるのかわからないのです。まさに部屋中スピーカー、それでもって自分の頭の中にまでもスピーカーが内蔵されてしまったような感じです。
想像を絶する状況下に置かれて、どっか壊れちゃったのでしょうか、笑いがこみ上げてきて止まりません。
しょっちゅう鳥肌立つし、やたら嬉しくて笑っちゃうし、しばらく取材どころではありませんでした。いやホント。


Yoshii9から流れる音楽をBGMに取材は進み、由井社長のお話に逐一感激しては鳥肌を立て、DVDの銃撃シーンのあまりにリアルな銃声におもいっきり飛び上がり...。
部屋中に広がるBGMによって、私の心の奥底の扉を完全に開けられてしまっていたのです。
明らかに、精神的にとてもピュアな状態にあったのですね、あの空間において。本当におそるべしYoshii9。


なんとか取材を済ませた後、由井社長とお昼をご一緒させていただき、またいろいろな興味深いお話を聞かせていただきました。


- ヒーリングとかリラックスとかいいながらも、人は本当に疲れていると音楽を聴くのもわずらわしいという事実。そして、タイムドメインスピーカーを使用すると、本当に疲れている時にそのヒーリング効果を確実に体感できるということ。


- Yoshii9を待合室に置かれている精神科の先生が鬱病のご夫婦にYoshii9を勧められたところ、「お二人そろって一週間で笑顔を取り戻された」と先生から由井社長に直々に報告が入ったこと。


- バリの伝統音楽であるガムラン音楽を忠実に再現できるのはタイムドメインのスピーカーをおいてないこと。ガムランは通常野外で録音されるため、Yoshii9で聴くと遠くに稲が風にそよぐ音や、カエルの鳴く声などまでもが再現されること。


- 美空ひばりはもちろんすごいが、江利チエミもさらにすごい天才だったこと。


- 逆に、結構上手だと思っていたソプラノ歌手のCDをあらためてYoshii9で聴いてみると、実はたいしたことなかったということが判明したこと。
(タイムドメインスピーカーは、本来生で聞く音を忠実に再現できるスピーカーであり、すべての音楽が美しく聞こえる魔法のスピーカーではないのです。)


- 本当にすごいスピーカーすぎて、他社のスピーカーの横に並べて店頭に置かれることが現状の市場の形態上まずあり得ないということ。


- また、由井社長ご自身、音響システムのパーツのひとつとして他社のスピーカーと横並びにされることを望んでいらっしゃらず、むしろ、人の心の扉を開き潜在意識の部分にまで働きかける「心のスピーカー」として位置づけておられること。


- 不自然なモノに対し人間は心を閉ざす傾向があるため、不自然な音楽は心の領域まで達することなく、人の心に大きな感動を与えられないということ。


- そして、従来の理論によって製造されたスピーカーから聞こえる大量の不自然な音が、現代の子供たちの脳の発育の過程で作用し、人間が本来持っているべき「不自然なモノを排除しようとする本能=自己防衛のために自然に備わったチェック機能」がどんどん退化してきてしまっているということ。


またまた何度も鳥肌を立てながら美味しいおそばをいただいたのですが、そのおそば屋さんの片隅にはタイムドメインminiが置いてありました。
由井社長に教えていただかなければわからないような場所でひっそりと、しかしその小さなボディからは想像できないほどの迫力のある音で、お店中に美しいジャズを響かせていたのです。
「おそば屋さん」で流れる「ジャズ」が、まったく違和感なくむしろその場の空気と一体化して心地よく体に浸透していく、そんな感じのBGMでした。


奈良からの帰路ホームで電車を待つ間、まだまだ寒さの厳しい時期にもかかわらず、なんだか体のシンからぽかぽかしてくるのを感じました。
電車に乗り空席に座ってからは、まるで足つぼマッサージの後のようなうっとり気分。本当にいい音楽を聴くって、こんなにまでリラックス効果があるとは...。
ハッと我に返ると、しっかり乗り換え駅を通り過ぎていました。


先述の、由井社長から教えてもらった、私が音楽を聴くのが苦手だった理由、そろそろお伝えしますね。
これはですね、母性なんですと。音楽を聴くのが苦手な人は、絶対的に女性に多いんですって。
なぜなら、女性は生まれた時から母親になるという使命を受けており、男性と比べてはるかに外的ストレスに敏感に反応するのだそうです。いわゆる、子供を守るために備わった本能ですね。
つまり、従来のスピーカーから流れる音楽=不自然な音楽であるため体の中のチェック機能が働き、その不自然なモノを拒絶しようとするため、音楽を聴くことがストレスになってしまうのだそうです。


タイムドメインがやってきてからノリノリの山下長男
お風呂の後のひと踊り


音楽を聴くのが嫌いな私って、芸術的感覚が欠落してるのかしらと以前はちょっと自己嫌悪気味でしたが、今は胸を張って「防衛本能が働いてたのよ!」と言えます。
なぜなら、衝動買いしたタイムドメインminiのおかげで、毎日すごくリラックスした気持ちで音楽(やっぱメインはガムランね。)を聴かせてもらってるからです。
うちの坊主もタイムドメインminiにしてからますますバリ舞踊の腕に磨きがかかってきました。
他はなんにも芸のない2歳前のきかん坊ですが、バリ舞踊ばかりはほんとすごい腕前ですよ。(最後はしっかり息子自慢。)


とにもかくにも、タイムドメイン万歳!いつかは私もYoshii9買います!!
(というわけで、社長、お願いだから給料上げてちょーだい!!)


企画制作部隊長 山下喜代己 拝
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年12月23日 01:12:06 : 2D6PkBxKqI
うーん、 QUAD ESL57 の音を聴いてから発言し直した方がいいんじゃない。


QUAD Musikviedergabe GmbH(ドイツ)
http://www.quad-musik.de/html/quad_jap.html


02. 2013年12月23日 01:50:51 : 2D6PkBxKqI

由井啓之さんはオンキョーの Grand Scepter GS-1の開発者だけど、GS-1も何がいいのかさっぱりわからないハイエンド製品だったんですね。

由井啓之さんは音楽も音も全然わからない人じゃないかな:


275名無しさん@お腹いっぱい。age02/08/26 18:08 ID:???

オンキョーの「グランセプター」は見ただけだけど、その下の当時一個40万のは試聴した。
箱鳴の管理が出来て無くてね。酷いものだったよ。


286名無しさん@お腹いっぱい。age02/08/26 19:50 ID:???

タンノイもハーベスは流石に、ONKYOみたいに音が大きくなるところで楽音と異質な雑音をかなでるという事はないけどね。

288名無しさん@お腹いっぱい。age02/08/26 19:59 ID:???

あのONKYOも、ユニットはしっかりしてたみたいだからねぇ。
私の言うような症状がなければ、もっと売れただろうね。
音楽のわからない田舎のDQNにしか売れなかった訳で、あの失敗作以降ONKYOは高額作品には手を出さなくなった。
http://hifi.denpark.net/1010932111.html


高嶺の花・Grand Scepter GS-1 2013年 02月 01日

タイムドメインMXSP-4000.TDについて触れたとき、久しぶりにGS-1のことを思い出しました。

Grand Scepterのいかつい名前通りの重いスピーカーでした、そして私のところでは見た目とは異なる特徴の無い音で鳴っておりました。

手に入れる時値段もついていない商品を「言い値でいいからっ!!!(多分人生でこんなカッコいいセリフ二度と言わないでしょう)」と店員さんを手こずらせて手に入れただけにそのフツーな音にかなりつんのめった覚えがあります。


なんというか・・・・高い方から低い音までこれでもかとばかりひたすらフラット、実際そういう設計のネットワークなんですがあれまあという感じでした。切れ込みもホーンのそれではなく所謂ソフトドーム(あくまで一般論的な比喩ですが)に近かった。

ホーンSPにある聴き手をボコりにかかるような派手な部分は皆無、本当に優等生な音でした。

まあ個性的な音を期待したのは当方の勝手ですので設計者には迷惑千番な話ですが、あのつらがまえに大人しい音を連想するほどのゆとりは当時ありませんでした、多分今でも無理。

ネットワークをバイパスして聴く人が居たと聞いたときはさもありなんと共感を覚えた次第です。あのツラで行儀良く歌われてもねえ。

それととてつもないアンプ喰いのSPであることに唸りました。YAMAHA MX-10000からはじまり最終的にアキュフェーズのM100でもまだまだ底が見えないという、アンプのパワーが入るほど良くなるという良い意味で始末の悪いSPでありました。

あくまで音色の事だけでいえばAuthenticのA-10XXが結構よい温度感で鳴らしたことが印象的でした。音の骨格を出してくるアンプが良かったように思います、やはりそこはホーンたる所以でしょう。

レビンソンのML-2など合うのではないかと思わせる出来でした、つまりそれだけポテンシャルはあったと思うのです。

1年半鳴らし続けましたが遂に音は定まりませんでした。なお指向性がエラく鋭くセッティングで音場がガラガラ変わり、単純に内振りで置いた状態では箱庭のような音場が拡がるばかりでした。

音の拡がりを求めた挙げ句最終的に逆オルソンのような置き方になった時点で最早ドツボに嵌ったことに気付き、悩んだもののついにお手挙げとなった次第です。

今そのSPは九州のさるONKYOフリークのお宅にあります。聞けばアンプは同じ系列のGrand Integra M-510を2台用意されるという超豪華仕様で華やかに鳴らされているとのこと。スキルも含め私には所詮高嶺の花でありました。

いやしかし、あれを里子に出したことは今でも胸が痛むというか。「自分には鳴らせない(涙)」と結論を出したあの心境は今思い出してもつらいもんですねえ。
http://analogmac.exblog.jp/18525191/


03. 2013年12月23日 21:17:57 : 2D6PkBxKqI

ONKYO Grand Scepter GS-1
¥1,000,000(1本)


オンキョーが1984年に発売した超高級スピーカーシステム。
「グラン・セプター」の名の通り,オンキョーの歴史の中でも最高級機で,超弩級のスピーカーシステムだったのがこのGS-1でした。

GS-1の最大の特徴は,オールホーン型のシステムであることでした。GS-1でさらに特徴的であったのはホーン型の特徴である高能率をねらうのではなく,むしろ高能率化やワイドレンジ化を犠牲にしても,歪みの徹底した低減を図っていたことでした。そのために,ホーンの形状・材質からコンプレッション・ドライバーの性能まで徹底した解析が行われ,高純度な音が実現されていました。

特に,GS-1では,「時間を正しく再生する」という考えのもと,すべての周波数帯域,特に低音域の時間遅れをなくすためのオールホーンシステムとなっていました。

全体のコンストラクションは,インシュレーターで低音再生ブロックと中高音再生ブロックに分けられた構造になっていました。さらに,低音ブロックは,低域ホーン部と低域コンプレッションドライバーユニット部からできていました。低域ユニットは2つ搭載され,エンクロージャー内部は2つに分かれており,それぞれ40リットルずつの独立したバックキャビティをもっていました。中高音ブロックは音の軸を合わせるための傾き調整機構を備えていました。


GS-1の分解写真

2本の低域ユニットは,公称口径28cmですが,実口径23cmのコーン型で,比較的口径が小さいユニットですが,これに直径10cmという大口径ボイスコイルを組み合わせ,マグネットにもこの当時入手可能であったものの中でも最大級の直径220mmのものを搭載し,Q=0.3という低い値に設定し,トランジェントを向上させて低域の遅れをなくしていました。

しかし,この結果低域の周波数特性は200Hz付近からだらだらと下がりはじめる特性になるため,LR構成のパッシブ形イコライザによって低域特性を補正していました。この補償回路を挿入することにより音圧レベルは12dB低下することになり,ウーファー部の本来の能率が100dB/mなので,家庭用としてはやや低めの88dB/mということになっていました。

また,イコライザをアンプ側に外付けして100dB/mの高能率システムとしても使えるようになっていました。

GS-1のウーファーユニット
この強力な駆動系によりウーファーのボイスコイルの動きは強力に制動されますが,さらに,振動板に対してホーンロードをかけて動きをコントロールし,トランジェントをさらに改善していました。つまりウーファー部のホーンは,能率ではなくトランジェント改善の効果を持たせたものとなっていました。

この低域ホーンは,ホーンによる歪み,「ホーン臭さ」といわれるものを取り除くために,多くの試作が繰り返されて完成されたものでした。ホーン内部での音の反射の乱れによる歪み(オンキョーは「マルチパス・ゴースト歪み」と呼んでいた)をなくすために,断面の面積変化,断面の形状の変化,側壁の傾斜の変化のすべてがなめらかであるように設計され,スロート部の形状は円形で,それをなめらかに変化させて途中はスーパー楕円,開口部は長方形という特殊な形状になっていました。

さらに,ホーン自体の振動によって発生する時間遅れの残響音(オンキョーでは「リバーブ歪み」と呼んでいた)をなくすために,FRPと鉄橋などに使われるダンプ材と拘束材として鉄板などをサンドイッチ状に重ねるという「ダンプドFRP積層ホーン」という特殊な材質と構造を採用していました。


GS-1の中高域ユニット
中高域ユニットは,ボイスコイルからボビンまで一体成型した窒化チタン材の65mm径ダイヤフラムを搭載し,超精密成型によりユニット全体として優れた特性を実現していました。中高域部のホーンも,低域部と同様に「ダンプドFRP積層ホーン」を搭載していました。

エンクロージャーは,3mmの米末単板6枚貼り合わせの上に鉄橋などに使われるダンプ材を貼り,さらに鉄板で拘束するという構造をとり,エンクロージャーの不要な振動が桁違いに抑えられたというものでした。

中高域ブロック内にネットワークは分散配置され,また,端子板も取り付けられていました。この端子板での接続をかえることによって,通常のネットワーク経由のシステムとして使用したり,専用の外部イコライザを使っての高能率システムとして,あるいは,バイアンプドライブを行ったりと,多様な使いこなし方ができるようになっていました。

GS-1の前面・側面
以上のように,グランセプターGS-1は,オンキョーが凝りに凝って作りだした野心作でした。巨大ヘッドホンという声もありましたが,その歪み感のない音場感のしっかりした音は独自の世界を持っていたように思います。その優秀性は海外でも評価され,発売後数年経ってから,フランスのハイファイ協会によるジョセフレオン賞を受賞したという独自の個性を評価された名機でもありました。オンキョーを代表する1台といえると思います

当時のカタログ
--------------------------------------------------------------------------------

「時間領域」に踏み込んで,
厳密にしかも音楽的に解析した,
究極の再生のための原器
オールホーンスピーカーシステム,
グランセプター。

●主要定格●

形式 2ウェイ・ホーン型スピーカーシステム
使用ユニット 低域:28cmユニット(W3060A)2本によるツイン・ドライブ・ホーン
高域:ホーン型トゥイーター(TW502801A)
インピーダンス 8Ω
最大入力 300W
瞬間最大入力 2000W
クロスオーバー周波数 800Hz

出力音圧レベル 88dB/W/m
100dB/W/m(外部イコライザ使用時)

再生周波数範囲 20〜20,000Hz
エンクロージャー内容積 40リッター×2
外形寸法 630W×1060H×615Dmm
(サランネット含む)
重量 117kg(WOOFER部77kg,TWEETER部40kg)
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/gs-1.htm


こんなんで パラゴンやオートグラフに対抗できると思ってたんだからONKYOも おめでたい

結局音楽も音もわからない御上りさんしか買わなくて、ONKYO は懲りてハイエンドから手を引いたんだね


04. 2013年12月23日 22:31:38 : 2D6PkBxKqI

GS-1は1台100万円もするのですが、ポンと置いただけなら10万円のスピーカーにも負けると酷評されるほど、鳴らすのがむずかしいスピーカーです。

その理由は、このGS-1が非常にクセの少ないスピーカーであるために、スピーカーの設置方法やケーブルの接続方法、アンプやプレーヤーの台の状況、部屋の音響特性など、GS-1を取り巻く環境が悪いと、その悪いところがすべて音になって現れるからです。

ところが、その環境を改善していくと、実にすばらしい音を聴かせてくれるのですが、私にとって幸いだったのは、環境を改善するために行なった対策が良かったのか悪かったのかを、このGS-1が的確に答えを出してくれたことです。
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/about_ask.htm


要するに GS-1 はウェスタン・エレクトリックのWE555やWE594A と同じプロにしか扱えないスピーカーという事ですね。 コードの選択だけで聴くに耐えない音になってしまう。アンプも何百万円もする超弩級でないとまともな音にならない。


しかしそういう F1クラスのスピーカーを完全な素人に売るというのが そもそもいかれてるんですね:

GS-1のユーザー

 何かの機会に音を聴いて、買わずにいられなかった、と言うケースが殆どです。このクラスを買いそうなハイエンド顧客は2割位。一応装置は持っているという普通のオーディオ層が5割。GS-1を聴くまでオーディオに縁の無かった人が3割位です。

 世界的に高名なブランド品よりも高価で、しかも当時ブランドイメージも無かったGS-1を、音を聴いて、どうしても欲しいと言う気持ちだけで買っていただいた方々ばかりです。7割の方が6畳の部屋、中には3畳や4.5畳の方も。常識では身分不相応と言うことですが、これは人間の価値観の問題かと思います。

 海外も含めてこれらの方々については一つ一つが物語になりそうです。何年もお目にかかっていませんが、音が良くなる度に、何かある度に手紙や電話をいただいております。大勢いらっしゃるので、はかばかしい対応もしておりませんが、誌面を借りてお詫びさせていただきます。


GS-1は買っていただいてもメーカーとしては手間が掛かるばかりの商品ですし、セッティング出来る者達が多忙なこともあって、積極的な販売は出来ない状態ですが、欲しいお客さんは常におられますので要員をやりくりして販売をしております。
http://www.timedomain.co.jp/documents/1995masscom/9509jasjournal.html


05. 2013年12月24日 00:37:47 : 2D6PkBxKqI

ダメスピーカーの GS-1 も一応ハイエンドで金に糸目をつけないで作っているので、プロの中のプロがセッティングすれば ESL57 と同じ位には鳴るんですね。
もちろんかかる費用は ESL57 の100倍、200倍ですけどね:


私には忘れられない音が幾つかある。

★若かりし頃、秋葉原駅前のラジオ会館で鳴っていた”QUAD ESL 57”の音、

店の名前も忘れたが、ラジオ会館に入った瞬間どこからとも無く流れてくる音に「このスピーカーは何だろう」、引き寄せられた。エスカレーターで音に向かっていくと2Fで鳴らされている"QUAD ESL 57"であった。

この音に心底魅せられた。何よりも音の消え方が綺麗だ。

スピーカーの音は鳴っている時より、消えるときのほうが私には重要なのだ。

New Rectangular Yorkがよい例である。曲は室内楽であったことしか覚えていないが、暫く立ち去ることが出来なかった。価格を見るととても私に買える代物ではなかった。でも其の音の何とも艶やかな響き、音の自然な流れに感嘆したのを忘れられない。どれほどの賛辞を並べても惜しくは無い。

★これも若かりし頃、秋葉原の総武線のホームから昭和通りに出て、すぐ左側にオンキョーのショールームがあった。其の頃、関連業者の事務所に行くとき、たびたび寄らせてもらった。あるとき寄らせてもらうと、風変わりなスピーカーが中央に燦然と置かれていた。"Grand Scepter GS-1"である。見たことの無いオールホーンのスピーカーだった。

その後、いつ行っても、年配の店員が調整中ですと言っていた。なるほど調整中なのだろう。ところがある日、とんでもない音で鳴らしていたのである。

どうしたんだろう。すごい。何も言いようが無い。引き付けられた。

この間までは音が出ていただけなのに、音楽が流れている、それも高品位に躍動している。私はこの時大変な音を聴いてしまったのだ。それは後々、聴いた人すべてにに大きな影響を与えるような、そんな音だった。

これはプロの調整に違いない。後日私の記憶に間違いが無ければ、調整したのは名人:井上卓也氏という噂を聞いた(真偽のほどは確かではないが)。

このスピーカーを手に入れることが出来ても、こんな調整は出来ない。しかしいい音を聞かせてもらった。すばらしい音を聴かせてもらった。
http://homepage3.nifty.com/proof/contents50.html


06. 2013年12月26日 22:35:35 : 2D6PkBxKqI

Yoshii9を聴く

今日は午後に東京出張ができたので、午前中に南青山の TimeDomain社南青山視聴室に寄って、Yoshii9を1時間ほど聴いてきました。 

 はじめに、私は塩ビ管スピーカーのオフ会などを通じて、Yoshii9型(?)音場型・仮想グランドスピーカーをいくつか聴いたこ とはありまして、音場型の長所・短所はあると思いますのでそれらは交えて評価しますが、その独特の音場感を大きなプラス評価にすることは致しません。

 一方、視聴のために持参したソースは、下記CD-Rに焼いた音源。 


1. 使用ユニットFE83E(またはFE87Eかも)の良さを引き出しており、ユニットが上向きということで高域がだら下がりで刺激感無く聴こえ、全ての音が不自然な響きを伴わないが、かといってユニットの素養を超える音は出ていない。

 
2. 低域の量感の出し方には脱帽する。 視聴中に(もちろんスタッフの許可を得て)パソコンを出して内臓マイクでMySpeakerのリアルタイム アナライザ画面を見ることで観測してみたのだが、 実際には35?63Hzあたりは出てはいるのだがレベルはかなり低いのに、倍音領域をしっかり歪感少な く出すことで量感を得ている。 基音が出ていないと倍音が出ていても量感は出難いのだが、無理ない範囲で基音を出しつつ、倍音域で量感を稼いでいてその意 味で音作りが上手い。 なお、拙宅では観測できた(ソース07の)35Hz未満は観測できなかった(聴感上でも出ていない)。

 但し、量感と引き換えにドラムスやティンパニの「アタック感」「スピード感」は減退していて、打楽器系のプレゼンスは低め。


3. 視聴室の天井高さが不足していて、上向きユニットから放射した音の天井からの反射音が印象の多くを支配している。 実際、ボーカル(ソール02)を聴くと中域のホール共鳴が大きめに聴き取れる。


4. 演奏会場のホールトーンが、リスニングルーム内の反射音でかき消されて控えめになる。 自然な音場感と引き換えに、演奏会場の雰囲気は減退傾向との印象。

 この点から一刀両断で評価すれば、音場型スピーカーは演奏者を自室に招いてその場で演奏しているかのような音像感は出しやすいのだが、リスナーを演奏会場に連れて行ってくれるかの如くホールトーンから演奏会場の奥行き感まで再現するような芸当は難しいと考える。

  そういう観点から考えると、Yoshii9が演奏家や演奏自体を主に趣とする人から、ホールトーンの少ない生録再生などで多くの評価を得ていて、逆にピュアオーディオを趣きとして 「ホールトーンまでも再現」 し「音像を見通して演奏会場を見渡し」 て演奏会場に自分が居る錯覚を 得たいと日ごろから躍起になっている人から評価を得にくく苦戦していることにも合点が行く。


5. 全ソースで細かなニュアンス・プレゼンスは減退気味。 
シンプルなポータブルCDプレーヤー→アナログアンプの組み合わせの限界だと思う。 「これで良い」と思えばそうかもしれないが、ピュアオーディオ派には厳しいだろう。

**
以下、各ソースでの印象を列挙しておきます。

***なーお's Selection for 南青山Yoshii9視聴用 061226         TOTAL 24:43

01村治佳織__Yesterday(Guitar) 3:30
02マリアの子守唄_有山麻衣子(Vocal) 2:15
03NadjaSalerno_Autumn-Allegro(弦楽四重奏)3:31
04松岡直也_CosmosAvenue(Piano-Sollo) 2:33
05ツァラトゥストラはかく語りき-導入部 1:51
06Casiopea_SuperSonicMovement 3:54
07上原ひろみ_LoveAndLaughter(Piano-Band)7:06 (F/O)

***

01村治佳織__Yesterday(Guitar) 3:30
 ★ギター1本のプレゼンス。これに尽きます。
 -> プレゼンスは減退気味。 演奏のトーンや弦の細かなニュアンスが再現しきれていない印象。

02マリアの子守唄_有山麻衣子(Vocal) 2:15
 ★一時期話題に上り、私も参加した本年度STEREO誌コンテストで曲がとりあげられたCDからの1曲です。(コンテストとは別の曲) 。オフマイクのピアノのコクの深さ、ソプラノが反響音にかき回されずに定位するか
 -> ボーカルは天井からの反射音との共鳴が強めに出る。 FE83のボーカルが綺麗に出る音の印象で、それ以上の音は出ていない。 ピアノの中域のコクがもっと欲しい。

03NadjaSalerno_Autumn-Allegro(弦楽四重奏)3:31
  ★ビバルディ四季から秋の第3楽章Allegro。 各楽器の分離と、バイオリンソロの瑞々しさ。
 -> 聴きやすいのだが中低域が緩い。 バイオリンも聴きやすいのだが、キレのある演奏が聴きやすい演奏に寄ってくる感じで瑞々しさは減退。 スピーカーに寄って(1mくらいの距離まで)みると、スピーカーの奥に音像が広がるようになって多少好みになってきた。

04松岡直也_CosmosAvenue(Piano-Sollo) 2:33
 ★松岡直也のCDは音がイマイチなものが多いのですが、この曲が収録されている「NOW THE TIME」は音の良いソロ曲が多い。 まるで自分がピアニストになったように眼前に定位するか。
 -> 低域の量感もあって聴きやすいのだがプレゼンスが弱い。音の強さがもっと欲しい。

05ツァラトゥストラはかく語りき-導入部 (ウイーンフィル・プレヴィン指揮)1:51
 ★冒頭のオルガン32hzと、ブラスの存在感とまろやかさ、ティンパニの打撃感、フォルテシモが破綻しないか。
 -> 32hzは聴き取れない(倍音は出ている)。 ティンパニは丸まる。 フォルテシモの破綻は感じずうるさくはないが、圧倒感が無い。 もっとブラスの円やかさまで出して欲しいが・・

06Casiopea_SuperSonicMovement3:54
 ★活動休止したカシオペアの代表的な曲調で、メロディーは耳に入らないが、歯切れの良いリズムは絶品。 ドラムスや各パートのスピード感をきちんと表現できるか。
 -> 低音の量感でそれなりに聴けたが、ドラムスのキレと凄みはもっと欲しい。 バスレフっぽさが表に出てくる。

07上原ひろみ_LoveAndLaughter(Piano-Band)7:06 (F/O)
 ★30hz?のベース低音の基音が倍音に負けずに聞き取れるか。ピアノなど各楽器の音像が定位するか。曲中の静穏部と強音部の素早い繰り返しのダイナミックレンジは大丈夫か。
 -> エレキベースは35Hzあたりから出ている感じだが、倍音が多いのに歪感が少ないのはよいが量感が足りない。35Hz未満は聴感上は出ていない。 ダイナミックレンジ的にももっと欲しい。 部屋の反射音で収束が遅く、強音部の直後の無音部のニュアンスが苦手な感じ。


 以上、冒頭の所感の「4」に納得し音場型スピーカーを欲する人には完成度が高いと思いますが、私は30万円を出して買う気にはなれません。 あと10万円かかっても良いから、拙作のsubakoの完成度を上げるほうが良いと思いました。http://www.naaon.com/modules/dblog1/details.php?bid=169


07. 2013年12月27日 00:05:24 : 2D6PkBxKqI

mini:最悪。1500円なら許す。

Yoshii9:喫茶店でもやっていて、10万円なら考える。

light:聴く気すら起こらず。

_Yoshii9は、低音が遅れているのが致命的です。締まりのないボヨボヨの低音で、聴くに耐えません。まるでTLS、共鳴管、TQWPの悪いところを集大成したような音です。ユニットが上を向いているので、数kHz以上の音はほとんど聞こえませんし、天井から音が降ってくるようで、非常に警戒心をあおります。

_ 「喫茶店で10万円」というのは、要するに天井埋め込みスピーカーなんかをインストールすることを考えれば、ポンとおいて類似の効果が得られるというだけの話です。通常のスピーカーは前を向いているので、近くの客にはうるさく、遠くの客には小さく聞こえてしまいますが、それがないというのが、敢えていえば唯一のメリットかと思います。

_ 奇抜なデザインと、ちょっとふつうとは違う音の聞こえ方(構造上、当たり前といえば当たり前)というので虚仮威しにはなると思いますが、それ以上の価値はないと思います。まだ、3000円で買えるパソコン用スピーカーを探した方が、救いようがあると思いますhttp://oshiete.goo.ne.jp/qa/2758161.html


08. 2013年12月31日 23:58:57 : 2D6PkBxKqI

タイムドメインについて考える、わごむいぬ氏 2009年12月28日


今作っているダブルホーンスピーカーの空気室が、タイムドメインに似てると、goodluck_luckyさんに言われてから、タイムドメインが気になっていました(゜゜)

ちょうど今回使うスピーカーユニット、NSW2-326-8Aを使って、タイムドメインもどきや、タイムドメインを自作してる人も、見かけますし。

例えば、こちらの方とか(゜▽゜)/

→I rememmber the Sun「偽タイムドメイン」
http://irts.blog40.fc2.com/blog-entry-16.html

僕にとって、タイムドメインと言うと、この形なのですが、

TIMEDOMAIN mini

こっちは廉価版というか、簡易版で、こっちが本格派タイムドメインらしいです(゜゜)

TIMEDOMAIN yoshii9

両方とも、基本的な仕組みは同じらしいです(゜゜)


で、どういうコンセプトのスピーカーかというと…

まず、こちらがメーカーの説明です。まずこちらをお読みください(^^;読むの大変だけど。

タイムドメインとスピーカー:技術と理論
http://www.timedomain.co.jp/tech/theory/td_and_speaker.html


このメーカーの解説だけで、理解したぜ!(゜▽゜)/って人は偉いです。

こういう、社長本人の解説もあります。

まず、スピーカーの究極の目的は、原音再生だということ。これが前提。

そこで、普通、スピーカーっていうのは、「音」というものを様々な周波数を持つ波の集合体と考え、その様々な波をスピーカーから発生させて、合成させることで、「音」を作り出し、原音再生に近づけていきます。

こういう考え方をフレケンシードメイン(周波数領域)というそうな(゜゜)


なので、普通スピーカーは一個のユニットだけだと、出すのが苦手な音とかもあるので、ツィーターとかウーファーを組み合わせて、原音に近い音を出そうとがんばっているわけです。


でも、これだと、原音再生は難しい。

なぜかというと、実際の「音」というのは、様々な波の集合ではあっても、それが固まりとして存在しているのであり、まずバラバラの波が存在し、それが合体して成立するわけではないからです(゜゜)

原音というのは、いきなり固まりの「音」なのです。


であるわけですが、それをツィーターやウーファー、さらにスコーカーを組み合わせて表現しようとしても、出発点が違うから、どうしたって原音からずれていくわけです。

さらにスピーカーの筐体の振動音もあるわけで、それらも加わるわけですから、どんどん原音から遠ざかる。


そこで製作者の由井社長は、フレケンシードメイン理論に対抗?し、タイムドメイン理論を考え出します。

タイムドメイン理論とは、

「音」が様々な波の集合体と考えるフレケンシードメイン理論に対し、「音」とは、音圧が時間とともに変化するものであると考えるもの、なのだそうです(゜゜)

ここまで理解するのに、さまざまなタイムドメイン関係のサイトを見回ったのですが、フレケンシードメイン理論の説明と批判は大変詳しく書いてあるんです(゜゜)

でも、肝心のタイムドメイン理論に関しての説明は、ゴニョゴニョゴニョ… って感じで消えてっちゃうのが多くて┐( ̄▽ ̄;)┌

タイムドメインについての説明無しで、スピーカー自体の解説になっちゃったり。
メーカーの説明も、そんな感じだし。

「音」を音圧の変化として捉えるって、具体的に一体何なのさ?

フレケンシードメイン理論によれば、「音」というのは、様々な周波数を持つ波の集合体。
したがって、様々な音を出すユニットを用意して、それに対応するのが、フレケンシードメインなスピーカーシステム。

でも、それは間違いというのが、タイムドメイン的な考え方。
「音」というのは、周波数成分に分解できるものではなく、固まりとして存在している。

であるならば、ユニットを複数用意するのは間違い。全ての音を出せるスピーカーユニットで、再生するほうが、より原音に近づける。

これが僕の理解したタイムドメイン理論です( ̄▽ ̄;)


タイムドメイン理論、大変大仰な名前ですが、

実は何のことはない、フルレンジ一発が理想っていう、長岡先生の本に良く出てくるような話なのです(゜゜)

「フルレンジ1発のシステムは音源が集中、ネットワークがないので、鮮度が高く、音場感は明らかに上です。フルレンジ1発の生かして、レンジが広く、歪みが少なく、許容入力の大きいシステムをローコストに作れないか、というのが、私のスピーカー工作の最終目標です。」

(「世界でただひとつ 自分だけの手作りスピーカーをつくる 長岡鉄男著」より抜粋)


このへん、説明すると、なーんだ( ̄▽ ̄;)
って感じになっちゃうので、
どこのタイムドメインの説明を読んでも、はしょられてるっぽいのです。


すなわち、タイムドメイン理論とは、「音」とは、固まりで存在するものなのだから、複数のスピーカーを使うよりも、フルレンジ1発で再生するほうがより原音再生に近づける、という、みんなが薄々気づいていたことを、科学的に正しいと発見した理論?なのです。

しかし、タイムドメイン理論の肝は、まさにここからです(゜口゜)

つまりですね、タイムドメインっていうのは、理論と言うより、ものづくりの試行錯誤、手作業の技術の重要性の話なのです。


フルレンジ1発が理想っていうのは、ある意味、言い古されている話でもあります。

でも、それを実践するってなると、それがどれだけ難しいか。
スピーカーを自作してる人なら、分かるはず(゜゜)

だからこそ、2ウェイや3ウェイのスピーカーが存在するわけですから。


バックロードホーンがあれだけ評価の高いスピーカーシステムでありながら、量産できないスピーカーであるということも、この辺に起因していると、にらみます(゜凵K)
フルレンジ1発は難しいんです。

なので?タイムドメイン理論の説明は、フレケンシードメインの批判の後、いきなりタイムドメインスピーカーの仕組みの説明に移ってしまうのだと、僕は考えてます(゜゜)

由井社長も言っているように、理論ではなく、実践こそが重要なのです。


ビル・ゲイツも驚愕させたタイムドメイン由井啓之の新発想・音響理論
http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000725


じゃあ、どうやって、フルレンジ1発で、原音(高域から低域まで)を再生するのか(゜゜)

しかも、タイムドメインのスピーカーで使われているスピーカーユニットは、基本的に、すごく小さい。
こんな小さいスピーカーで、低音が出せるのか?


まず、タイムドメインでは、スピーカーユニットをしっかりと固定します。

なぜかというと、

「スピーカーの音を出す部分(コーン)がいくら正確に振動していても、そのコーンのついている本体自体が振動してしまっていては元も子もありません。

スピーカーは固い地面の上に置いた方が音が良いと一般的には言われているのは
硬い地面に置いたほうが、スピーカー本体が安定するからです。」
(TIMEDOMAIN(タイムドメイン)の理論を解説より抜粋)

でも、スピーカーユニットを地面に固定するわけにはいかない。
なので、タイムドメインのスピーカーでは、仮想地面として、ユニットにオモリをつけ、それで、スピーカーユニット自体が揺れないようにします。

うーん(゜ー゜)この辺のアイディアと実践こそが、タイムドメイン理論なんだなあ。


そして、スピーカーは、筐体(エンクロージャー)自体の振動とも無縁ではいられません。
タイムドメインでは、この振動をユニットに伝えないために、

@ゲルをユニットと筐体の間にいれることで、振動をユニットに伝わらないようにする。

A筐体を筒型、またはタマゴ型にすることで、筐体の強度を増強。筐体自体が揺れないようにする。

という工夫をしています。


また、筒型、タマゴ型を採用することで、ユニットの後方からの音を綺麗に減衰することができるそうです(゜゜)そうなのか?

筒型、卵形だと、エンクロージャー内での反射や回折が少ないかららしいです。


それで、小さいスピーカーユニットで、いかに低音再生を実現するか。

まず、なぜ小さいユニットだと、低音再生が難しいのかというと、振動板が空振りして、空気を揺さぶれないからです。

ティースプーンで、ティーカップの紅茶を波打たせることはできても、お風呂のお湯を波立たせるには、小さすぎるわけです。

これを解決するには、ホーンスピーカーと同じ、ティーカップ階段理論です。
$「大人の科学 真空管アンプ」改造と改良 の記録-ティーカップ理論

まず小さなカップのお湯を揺らし、その振動をやや大きいカップにつなげて…
最終的にお風呂のお湯を揺らす。

タイムドメインの筐体が小さいかったり、細かったりするのは、そのためだと、僕は思います。

細いから、または小さいから、振動板の空振りがないと。

ただ、ホーンと違って、徐々に大きくしてるわけではないので、低音が大音量に増強されるというより、正確に低音を再生するというのが、正しいみたい(゜゜)


ティーカップ階段といより、ティーカップ一つで正確な波紋を描くって感じかな。

この点に小さいユニットを用いる理由があります。
大きいユニットだと、重くなって、素早い低音の動きに対応できないからです。

低音はだいたい、ゆっくりした動きだけど、時には、素早い動きをする低音もあるわけです(゜゜)

コントラバスのスタッカートとか。

その動きについていけるのは、身軽な動きが可能な小さいユニットというわけです。
小さいユニットでないと、正確な低音は再生できないというわけです。

以上の仕組みにより、タイムドメインスピーカーは、高域から低域までフルレンジ1発で再生するシステムを成立させているわけです。


この辺の仕組み、アイディアを一挙に実現するシステムを作り、完成させたことこそが、タイムドメイン理論なのだと、ぼくは思います。


ふぅー( ̄▽ ̄;)疲れてきた。

感想としては、自作で作る人がいるのもわかるように、メーカー製のわりには、わりと手軽なシステムだなあ(゜゜)と。

塩ビ管スピーカーだもんね、見た目自体。


それと、ユニットの後方の音を消しちゃうのは、なんかもったいないなあ(゜゜)貧乏性の僕は、そう思ってしまいます。

これなら、バックロードホーンのほうが、エコな感じが(^^;

アンプ等の機械を含めたスピーカーを楽器と捉えて、オーディオの音を楽しむか、
あくまでも、録音された音の中にこそ「楽器」があると考えるのか。

難しい問題です(゜ー゜)今回は、かなり勉強になりました。


僕が今作ってるダブルホーンのスピーカーは、空気室が筒型だし、たまたま内容量が小さくなったから、低音は正確には再生できそう(゜゜)
でも、わざと箱鳴りさせるように作ってるから、タイムドメイン的には×ですね。


学研アンプによく見かける批判として、音量が出ない、低音がスカスカっていうのがありますが、音量の問題はあながち、出ればいいってものでもない気がしてきました(゜゜)
確かに、低音が重厚で体に響いてくる感じはたまらないものです( ̄▽ ̄;)
ぼくもそれでスピーカーにはまったし。

でも、その低音が体をしびれさせるだけで、正確な音になっていないのなら、それは意味がない気がします。


学研スピーカーは電池駆動だし、基本的に小さいスピーカーを動かすパワーしかありません。
でも、このタイムドメイン的な考え方なら、むしろそれは好都合ってことも考えられます。

小さなスピーカーでないと、正確な低音は表現できないのですから(^-^)

電池駆動の静かなアンプ。だから、大きなスピーカーを動かせない。
したがって、小さいスピーカーを使う。でも、だからこそ正確な音が表現できる。
電池駆動だから、無駄な雑音が入りにくい。だから、より正確な音が奏でられる、

というわけかも!(゜▽゜)/
http://ameblo.jp/hisahisa1969/entry-10421404895.html


09. 2014年1月01日 00:51:29 : 2D6PkBxKqI

タイムドメイン理論なるものですが、これは全く意味不明です。「理論」というよりは、「こんな音だったらいいな」という「願望」にキャッチーな名前をつけただけ、という気がします。

・構造的に見ると、Yoshii 9は、いわゆるQWT (Quarter Wave-length Tube) 方式に見えます。この方式は、管長の1/4の周波数(Quarter Wave-length)での共鳴を利用するため、バスレフなどより低い周波数を強調できますが、同じくらい大きなディップも生じます。Yoshii 9の管内には吸音材が配置されているようですが、このピーク、ディップをコントロールして周波数特性を平坦化するものでしょう。

・似たような構造として、共鳴管方式やTLS (Transmission Line System) があります。「ある程度コントロールされた共鳴管」がQWTやTLSとも言えます。共鳴管方式の代表例は、BOSEのWave Music Systemという高級ラジカセです。BOSEの場合は電気的な音質調整も行っているので、BOSEの音=共鳴管の音という訳ではありませんが、参考にはなるでしょう。TLSの代表例としては、PMCというイギリスのメーカーのスピーカーがあります。

・他方で、Timedomain MiniやLiteは、富士通テンのEclipseと同じですが、こちらはQWTではなく「バッフル面積最小の卵形エンクロージャー」と「バッフルに直接固定されないドライバユニット」です。後者はYoshii 9と同じですが、前者は全く異なります。この辺りも「理論らしくない」ところです。


> 低音、超低音はどのように再生されるんでしょうか? //

・BOSEやPMCと一緒にするのは悪い気がしますが、系統的には似ていると言って良いでしょう。重苦しくて躍動感のない不自然な低音だと感じます。BOSEやPMCは使い道のあるレベルですが、正直、Yoshii 9はどうにもならないレベルだと思います。


> すばらしい定位感のある中音域 //

・これまでいくつかの場所に置かれているのを聞いてきましたが、天井から音が降ってくるという気持ち悪さ(ご先祖様が森に住んでいた頃からの本能でしょうか)だけで、定位も何もあったものではないと思いますhttp://oshiete.goo.ne.jp/qa/7844609.html?from=recommend


10. 2014年1月01日 00:55:03 : 2D6PkBxKqI

広告の評価の良さで「MINI」を購入しましたが、期待はずれでした
PC用SPとしては以前のGATEWAYやラジカセのSPのほうがはるかに臨場感が出ています、PC用のおまけで付いているSPよりはいいかも知れませんが、中古のいいものもありますので自分で探したほうがいいと思います

___

・ECLIPSE TDだったら何本か聴いたことがあります。TD512, 508II, 510。

・いずれもフルレンジ特有の音で、箸にも棒にも引っ掛からないような感じの音でした。しかしオブジェとしてはなかなか優れていると思うので、私も一発欲しいと思っています。TD508-2あたりが邪魔にならないので狙ってます。

・それにしても、TD508の9万円なら他にいくらでも良いスピーカーがある気がするし、TD510の19万円なら他にいくらでも良いスピーカーがある気がするしで、この途方もなく割高な感じは何とかならないもんでしょうか。デザイン料として金を払うしかありませんね。

・なお、Webページにはいかにも物理特性が良いかのように錯覚させる事が沢山書いてありますが、あまり鵜呑みにされない方がよろしいかとhttp://oshiete.goo.ne.jp/qa/2758161.html


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