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高温調理したジャガイモを食べると癌になる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/984.html
投稿者 中川隆 日時 2019 年 8 月 09 日 05:01:39: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ホウレンソウを食べると癌、酸欠、発達障害、アルツハイマーになる 投稿者 中川隆 日時 2017 年 6 月 09 日 13:05:50)

高温調理したジャガイモを食べると癌になる

調理と貯蔵で決まるジャガイモの発がん性(大西睦子)

ジャガイモ料理のうち、健康にいいオススメな食べ方と、調理過程で発がん性の疑いのある物質を生じてしまうものとがあります。

調理と貯蔵で決まるジャガイモの発がん性(大西睦子)


皆さんは、次のジャガイモ料理のうち、どれが一番好きですか? 肉じゃが、フライドポテト、ポテトチップス、マッシュポテト、じゃがバター、皮付きこふきいも。実はこれらの中に、健康にいいオススメな食べ方と、調理過程で発がん性の疑いのある物質を生じてしまうものとがあります。ジャガイモに関する様々な分野での研究をカナダの研究者らが一つにまとめた論文から探ってみましょう。


揚げると生じるアクリルアミド

ジャガイモは味を良くするために油と塩を加えて調理されることが多く、肥満や生活習慣病など深刻な健康問題の原因となるほか、高温で加熱することで大量のアクリルアミドを生成することが分かっています。アクリルアミドは国際がん研究機関(IARC:INTERNATIONAL AGENCY FOR RESEARCH ON CANCER)によって、「人に対しおそらく発がん性がある」物質(2A)に分類されています。2002年にスウェーデン政府が、炭水化物を多く含むイモなどを焼くまたは揚げることによりアクリルアミドが生成されると発表したのを皮切りに、世界各国で研究が進みました。今回の論文はその様々な成果を総括したものです。

Khalid Zaheer & M. Humayoun Akhtar.

Recent advances in potato production, usage, nutrition-a Review.

Critical Reviews in Food Science and Nutrition.

DOI: 10.1080/10408398.2012.724479

中でも重要な知見は、生成の詳しい仕組みです。ジャガイモは、アミノ酸の一種であるアスパラギンと、ブドウ糖や果糖などの還元糖を含みます。それぞれを加熱しても問題は起きませんが、ジャガイモの中で一緒に高温(120℃以上)で長時間加熱されることで両者が「メイラード反応」と呼ばれる化学反応を起こし、アクリルアミドを生じます。メイラード反応が起きるのは、揚げる、焼く、炙るといった加熱方法で、その結果、独特の良い香りと味が生まれます。美味しいフライドポテトやポテトチップスは世界中に普及してきましたが、それと引き換えに世界中の人がアクリルアミドにさらされることとなったのです。

冷蔵庫を避け、蒸す、煮る、茹でる

加熱調理で生じるアクリルアミドを減らすポイントは、2つあります。論文では、ジャガイモの貯蔵・保管方法について言及しています。ジャガイモを低温で保管すると、でんぷんが還元糖に変化します。上述のとおり還元糖を高温で加熱することでアクリルアミドが生成されますので、常温に置いておいたジャガイモより低温で貯蔵したもののほうが、アクリルアミドが多く生成されることになります。どんな調理法を選ぶにしても、冷蔵庫など8℃以下でのジャガイモの貯蔵・保管は避けましょう。

もう一つは、蒸す、煮る、茹でる、といった調理法を選ぶことです。厚労省や農水省も、これらの調理法ならアクリルアミドは生じないか、含まれても極微量とサイト上で明言していますし、問題となる加熱方法としては、焼く、揚げる、煎る、焙る、炒める、などを挙げています。100℃を沸点とする水を介した調理であれば、メイラード反応の条件である120℃以上の長時間加熱が避けられるのです。

となると気になるのは外食や加工食品です。論文によれば、ジャガイモは、北米や他の先進国ではほとんどがフライドポテトやポテトチップスなど、付け合わせやスナックとして消費されています。実際、カナダでは、体内に取り込まれるアクリルアミドの70%近くがフライドポテトとポテトチップス由来と見積もる報告もあります。原料となるジャガイモの貯蔵方法が問題になりますが、日本の場合、農林水産省が食品関連事業者向けに「食品中のアクリルアミドを低減するための指針」をまとめ、2013年11月に公表しています。ただし推奨レベルであって拘束力はありませんし、当然ながら輸入加工食品にまでは及びようがありません。

http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_gl/pdf/131127_acrylamide_full.pdf

ジャガイモに含まれる還元糖とアスパラギンを完全に除去することは、研究者らが調べた限りでは実現可能性は低いと考えられています。どちらの成分も植物の成長と成熟に不可欠なためです。ただ最近、アスパラギナーゼという天然の酵素で処理することにより、アスパラギンを効果的に減らせるようになりました。食品にアスパラギナーゼを使用することは、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)の支援を受けて、米国やオーストラリア、ニュージーランド、デンマークで承認されています。今後、この技術の発展が期待されます。

カロリーと栄養に富む世界第4の主食

突然ですが皆さんは、2008年が「国際イモ年(International Year of the Potato)」だったことをご存知ですか? 発展途上国における食糧としてのジャガイモの重要性から、国連が宣言したものです。今回の論文では、ジャガイモの調理過程で生じるアクリルアミドについてまとめるだけでなく、その生産から用途、栄養素まで広く解説しています。

高エネルギー源であるジャガイモは、世界を見渡せば、小麦、米、トウモロコシに次いで4番目に重要な主食作物です。手頃な値段で簡単に手に入り、しかも脂肪とタンパク質は非常に少なく、皮ごと焼いたジャガイモ100gからは主に炭水化物由来で93kcalのエネルギーを摂取できます。特に発展途上国での生産量・消費量の伸びが目覚ましく、2010年には世界の総生産量(3.24億t)の55%を占めるまでになりました。生産時の燃料コストが小麦の半分で済むため、低所得国の貧困層を救う存在として期待を集めています。

加えて、日本に住む私たちとしては、ジャガイモに含まれるその他の栄養素にも注目したいところです。論文でも、ビタミンCなどのビタミン類や、カリウム、マグネシウム、鉄を始めとするミネラルに加え、皮に多く含まれる食物繊維、紫や橙色など色の鮮やかなジャガイモに特に多いフィトケミカルについて評価しています。フィトケミカルの代表例は、抗酸化・免疫向上作用で知られるポリフェノールやカロテノイド、フラボノイドなどで、高血圧や心疾患、がん、神経変性疾患など、病気の予防に広く役立ちます。

よく知りよく摂ろう

というわけで、もうお分かりですね。冒頭で挙げたジャガイモ料理だったら、肉じゃが、マッシュポテト、じゃがバターと皮付きこふきいもがお薦めです。特に皮付きのこふきいもは、食物繊維もたっぷりです。一方で、フライドポテトやポテトチップスは控えめにするべきと考えられます。ジャガイモを扱う食品業界は、風味や色、サクサク感といった仕上がりの品質を維持しながらアクリルアミド含有量を減らすことを、大きな課題としています。そこをクリアする加工技術が待たれます。

実のところ、高温加熱によりアクリルアミドを生じるのは、ジャガイモだけではありません。厚労省と農水省によれば、穀類を原材料とする焼き菓子や、製造工程に焙煎を含むコーヒー(特にインスタント)やほうじ茶、麦茶などの飲料にも含まれることが分かっています。自宅調理の場合も、野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子、トーストしたパンなど、条件さえ揃ってしまえばアクリルアミドは生じます。

日本人が長らく口にしてきた身近な食べ物や料理にも含まれるならば、神経質になりすぎることはない、という見方もあります。が、アクリルアミドがどんなもので、どんなふうに生じ、何に多く含まれているのか、知らなければ避けることもできません。ジャガイモにはもともと素晴らしい栄養素が豊富に含まれているのですから、その恵みを上手にいただくことができるような、舌にも体にも美味しい食べ方をしたいですね。
https://www.huffingtonpost.jp/robust-health/potato_b_6085930.html  

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コメント
1. 中川隆[-8846] koaQ7Jey 2019年8月09日 05:08:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3886] 報告
食品に含まれているアクリルアミド
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html

どのようにして食品でできるのか

食品中にアクリルアミドができる主な原因は、原材料に含まれているある特定のアミノ酸と糖類が、揚げる、焼く、焙るなどの高温での加熱(120℃以上)により化学反応を起こすためと考えられています。水分含有量の少ない場合には、特にアクリルアミドができやすくなるとされています。

アミノ酸や糖類は、食品にごく普通に含まれている一般的な化学物質であり、栄養成分でもあります。特に、穀類、いも類、野菜類などに豊富に含まれています。食品に含まれているそのような化学物質は、加熱によって分解したり、別の化学物質に変化したりしますが、その過程でアクリルアミドもできてしまうと考えられています。

食品の加熱によって起こる食品成分の化学変化は、色や風味の形成のように食品の美味しさにとても重要な役割を果たしていることが知られています。加熱すると、食品の消化性が良くなりますし、有害な微生物も殺菌されます。そのため、風味や食感といった食品に求められている品質を保ちながら、アクリルアミドができないように加熱調理することはとても難しいのです。ですから、世界中の研究者や食品企業は、食品に含まれるアクリルアミドをできるだけ少なくするための研究を続けています。


どのような食品に含まれているのか

アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。
コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦のように、高温で焙煎した食品にもアクリルアミドが高濃度に含まれていることが報告されています。アクリルアミドはとても水に溶けやすいため、これらから抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶などの飲料にもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。

アクリルアミドが含まれている食品は、市販の加工食品だけではありません。アクリルアミドができる仕組みには食品の加熱が関係していることから、家庭で食品を調理する場合にもアクリルアミドが生成する条件がそろえば、アクリルアミドができてしまう可能性があります。例えば、野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子、トーストしたパンなどにもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。

加熱していない生の食材にはアクリルアミドは含まれていません。また、加熱調理した食品でも茹でたり、蒸したりした食品にはアクリルアミドが含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されています。
食品ではありませんが、私たちが接する身近なものとしてはタバコの煙にもアクリルアミドが含まれています。

食品にどのくらい含まれているのか

農林水産省は、国内外の調査でアクリルアミドが多く含まれていると報告されている加工食品や、日本人の摂取量が多い加工食品など幅広い食品を対象として、アクリルアミドの含有実態を調査しています。これまでの調査結果の一部を下表に示します。なお、詳細はこちらをご覧ください。

http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html

この表は次のことに留意してご覧ください。

各品目について、最新の調査年度の結果を示しています。

食品中のアクリルアミド濃度は、食品の製造方法や原材料の成分によって影響を受けます。そのため、同じ種類の食品でもアクリルアミド濃度は異なります。

農林水産省は、「食品中のアクリルアミドを低減するための指針」を作成し、食品関連事業者のアクリルアミド低減に向けた取組を支援しています。食品の種類によっては、食品関連事業者によるアクリルアミド低減に向けた取組の結果、示されている値よりもアクリルアミド濃度が低くなっている可能性があります。

表:食品中のアクリルアミド濃度の例(国内のデータ)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html


食品 最小値(mg/kg) 最大値(mg/kg) 中央値(mg/kg)
フライドポテト 0.03未満 1.0 0.23
ポテトスナック 0.03未満 4.6 0.61
ビスケット類 0.03未満 0.77 0.15
乳幼児用菓子類(ビスケット類、ウエハース、米菓) 0.03未満 0.68 0.12

(平成27〜28年度に農林水産省が実施したアクリルアミドの含有実態調査結果の一部)
注:中央値とは、複数のデータを、数値が小さい方から順番に並べた時にちょうど中央にくる値です。



日本では、食品に含まれているアクリルアミドについて、食品衛生法等に基づく基準値等は設けられていません。また、海外でも食品に含まれているアクリルアミドの規制を行っている国、地域はごく限られています。

アクリルアミド濃度を低減させた事例

2002年に食品にアクリルアミドが含まれるとわかった以降、世界各国で食品中のアクリルアミド低減に向けた調査研究が進めてられています。一部の食品では、低減対策についての知見が蓄積し、食品関連事業者がアクリルアミド低減に向けた自主的な取組を行っています。我が国でも、農林水産省の調査により、ポテトチップス及びフライドポテトについて、食品関連事業者が自主的な取組により、アクリルアミド濃度を低減させたことが裏付けられました。また、直近の調査でも、アクリルアミド濃度が引き続き低い水準にあることを確認しました。詳細はこちらをご覧ください。

ばれいしょ加工品は、試料を購入する時期によって、アクリルアミド濃度が変動することが知られています。そこで購入時期を合わせて、平成18〜19年度に購入した試料と、平成25年度に購入した試料でアクリルアミド濃度を比較しました。ただし、平成18〜19年度と平成25年度で、サンプリング方法が異なる点に留意する必要があります。

ポテトチップス

5〜7月に購入した試料では、平成25年度は平成18年度と比べて、アクリルアミド濃度の中央値及び平均値が4割程度に減少していました。

9〜10月に購入した試料では、平成25年度は平成18年度と比べて、アクリルアミド濃度の中央値及び平均値が6割程度に減少していました。


フライドポテト中のアクリルアミド濃度の比較(5〜7月購入分)

フライドポテト中のアクリルアミド濃度の比較(9〜11月購入分)

平成27〜28年度もポテトスナックやフライドポテトについて同様の調査を行い、アクリルアミド濃度が平成18〜19年度に比べて引き続き低い水準にあることを確認しました。

関連情報

詳細編:食品中のアクリルアミドができる仕組み

詳細編:アクリルアミドが含まれている食品

詳細編:食品中のアクリルアミドの含有実態調査

詳細編:農林水産省の調査により、アクリルアミド濃度が低減が裏付けられた事例


http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html

2. 中川隆[-8844] koaQ7Jey 2019年8月09日 05:31:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3888] 報告
現役医師に聞く。食品の「焦げ」部分はやっぱり身体に悪かった 2017.03.27 1by ドクター徳田安春『ドクター徳田安春の最新健康医学』
https://www.mag2.com/p/news/244139


食べ物の「焦げ」には発がん物質が含まれていると以前から言われていますが、最近ではバケツ一杯分ほど毎日焦げを食べなければ問題ない、とされていました。しかし、メルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』の著者で現役医師の徳田先生は、焦げから発生するアクリルアミドの摂りすぎは「すべての年齢層におけるがんのリスク」になることがわかっているので、なるべく避けたほうが良いと警告。さらに、焦げと同様に気をつけたほうがよい食べ物についても紹介しています。

アクリルアミドとは

高温でのパンの焼きすぎ、ポテトの揚げすぎ、などの焼きすぎで黒焦げを作ることがありますね。これらは発がん物質であるアクリルアミドを発生させる原因となります。メイラード反応と呼ばれている化学反応で起こります。具体的にはブドウ糖とアスパラギン(アミノ酸の一種)の反応で生成します。

デンプンを主体とする食物を高温で強く焼いたりあげたりすると発生するのがアクリルアミドです。真っ黒に焦げたトーストや黒焦げの焼きおにぎりなどもそうですね。メイラード反応でできた物質は香ばしい香りを発生させるので料理人はうまくそれを利用して料理を作っていることもあります。

アクリルアミドがこのように生成されて我々の体内に取り入れている可能性については2000年初頭にスウェーデンから報告されていました。お菓子として人気のあるポテトチップスの中にもアクリルアミドが含まれていることで世界的に問題となりました。

アクリルアミドは発がん物質

2015年にはヨーロッパの食品安全機関が、アクリルアミドの摂りすぎは、すべての年齢層の人々における、ほとんどすべての種類のがんのリスクになると言う発表をしました。この食品安全機関が最近、「金色でいきましょう」(Go for Gold)というキャンペーンをスタートしました。

金色というのは焼きすぎない料理での色という意味です。黒色ではありません。ジャガイモやパン、あるいは玉ねぎなどの根っこの野菜類等も含めて、デンプンを多く含む食品を焼いたりあげたり炙ったりするときには金色かそれより薄い位の黄色くらいまでが安全ということです。茹でたり蒸したりする場合にはアクリルアミドは発生しません。

アクリルアミドによる初発がん作用は動物実験で証明されています。疫学研究などで人間ではまだ証明されていませんが、生物学的な機序から見て人間でも同様であるといえるでしょう。毎日大量のポテトチップスを人々に食べさせるようなランダム化比較試験は不可能だと思います。

でも大量のポテトチップスを毎日食べているような人たちはたくさんいますので、その方々は要注意です。カウチポテト族の人々は運動不足とカロリーの取りすぎが問題視されています。しかし、ポテトチップスを多く摂ることによってアクリルアミドも多く摂るので発がんのリスクも高めているのです。


アクリルアミドの摂取を減らす工夫

ある食品に偏った食生活はアクリルアミドの摂取を増やすリスクとなります。できるだけ多くの種類の食品を摂るような分散型の食生活を心がけましょう。生のイモ類を冷蔵庫に入れておくとアクリルアミドが増えると言うこともわかっています。イモ類の摂りすぎには注意しましょう。

アクリルアミドの量は高温での調理であればあるほど増えていきます。オーブンを使った料理ですと、225度20分間では、195度24分間のときに比べて、アクリルアミドの量が約3倍にも増えてしまうことがわかっています。

焼いたり、揚げたり、炙ったりの料理を絶対に食べてはいけない、というほどのアクリルアミドの量ではありません。大量に長期間食べていると発がんのリスクとなるということです。また、食べる際に、黒こげになった部分を避けるのも賢いやり方だと思います。

最近では遺伝子工学の技術を用いた芋類を開発している企業もあります。そのような技術によってアクリルアミドができにくくすることを目標としています。しかしながらそのような技術が実際に成功するかどうかはまだ時間がかかるようです。今、勧められるのは、賢い食品の選び方と賢い料理法と思います。

文献

Gulland A. Eating overcooked starchy food is linked to cancer, agency warns. BMJ. 2017 Jan 22;356:j354. doi: 10.1136/bmj.j354. PubMed PMID: 28115327.

image by: Shutterstock.com

3. 中川隆[-8617] koaQ7Jey 2019年8月28日 15:44:25 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[4135] 報告
食品の中に「老ける物質」が発生…電子レンジの使いすぎで老化促進?
文春オンライン 2018年10月30日
http://news.livedoor.com/article/detail/15521198/


チンすると老ける物質が発生する? 電子レンジとの上手なつきあい方

 冷凍食品やレトルトをはじめ、ストックしたごはんや作りおきおかず、コンビニで買った弁当などを温める際に欠かせない電子レンジ。しかし、時に”レンジでチン”は食品の中に老ける物質を発生させる。頼りすぎると体の老化を促進する恐れがあるという。

出典:『老けない最強食』(文春MOOK)
https://www.amazon.co.jp/%E9%80%B1%E5%88%8A%E6%96%87%E6%98%A5%E8%80%81%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%E6%9C%80%E5%BC%B7%E9%A3%9F-%E6%96%87%E6%98%A5MOOK-%E7%AC%B9%E4%BA%95-%E6%81%B5%E9%87%8C%E5%AD%90/dp/4160086810


 健康検定協会理事長で管理栄養士の望月理恵子氏はこう話す。

「タンパク質が糖と結びついて劣化する反応(糖化)によって、AGEという老ける物質が生まれます。これが体内に蓄積されると、肌の弾力が失われて、シミやシワ、たるみを作ったり、血管を老化させて認知症や動脈硬化の一因になるのです。

 AGEは、唐揚げやステーキなど、こんがりとした焼き色がつく食品に多く含まれるため、かつては焦げ目がつかない食品ならAGEが含まれる可能性は低いと考えられていました。しかし、電子レンジ調理の場合は焼き色がつかなくても、高温になるため同じような化学反応が起こりやすく、AGEが増えてしまうことがわかってきたのです」

老ける要因「糖化」も「酸化」も

 海外には多数の研究報告があり、米ニューヨーク州にあるマウントサイナイ医科大学の研究者が549食品のAGE含有量を調べたものでは、豚肉を7分炒めると100グラムあたり4752kU(キロユニット)のAGE発生量に対し、電子レンジに3分間かけると9023kUと報告されている。

 さらに電子レンジ調理は脂質劣化も進めやすい。電子レンジ加熱と、従来の加熱法(煮る、焼く)でサバを調理し、魚肉脂質の変化を比較した研究では、電子レンジ加熱が短時間で脂質劣化を進めると報告されている(北海道教育大学の研究より)。ソウル大学校農業生命科学研究所が行った肉の再加熱を調理法によって比較する研究でも、電子レンジによる加熱は、ほかの調理法と比較して油脂の酸化を進めやすいとあるのだ。


「AGE発生と脂質劣化のダブルパンチの食品では血管に良くないでしょう」(望月氏)

 もちろん、どんな食品でもAGEが大量発生し、脂質の酸化、劣化を進めるわけではない。まず避けるべきものは、調理済の肉や魚。特に焼く・煮る・揚げたメニューを電子レンジで再加熱するのは避けたい。

 東京大学名誉教授の加藤信介氏は「電子レンジの電磁波は食品中の油分・水分に集中しやすい」と話す。

「電子レンジは、WiFi通信などで用いられるものと同じ周波数帯の電磁波(マイクロ波)を用いて加熱します。マイクロ波は食品中の油分、水分を原子レベルで激しく振動させる。その摩擦で熱が発生し、食品が加熱されるのです」

 そのため、水分を含む食品は蒸発過多になればパサつきやすく、マイクロ波を吸収した油分(脂質)は酸化する。

「マイクロ波加熱によって劣化したタンパク質を食べると、体内であまっている糖と結びついて糖化しやすくなります」(望月氏)

 それでは糖質を含む炭水化物、とりわけ身近なごはんをレンジでチンするのはどうだろうか。日本アンチエイジング・ダイエット協会理事で管理栄養士の伊達友美氏が語る。

「あまり知られていませんが、ごはんにも少量のタンパク質が含まれています。ですから、ごはんのタンパク質を栄養素として活かすなら、電子レンジで加熱をしないほうがいい。炊きたてか、常温で数時間程度なら温め直さずにそのまま食するのがおすすめ」


 温め直さない冷えたごはんには、消化しにくいでんぷん「レジスタントスターチ」が増え、血糖値の上昇をゆるやかにする利点もある。

 朝に弁当箱に詰めたごはんは、昼にレンジでチンしないで常温で食べるのがベスト。

「家庭で冷凍庫にストックするようなごはんは、レトルトごはんと比べると密閉性が低く、水分が多少蒸発しますから、電子レンジ加熱をしたい際は表面がしっとりするぐらい霧吹きで湿らせるといいでしょう。もしくは、鍋やフライパンを使ってリゾットやチャーハンにするとパラパラ感が出ておいしくなります。

 冷凍食品のピラフ類も電子レンジではなくフライパンで炒める、焼きおにぎりもトースターを使うほうが、ゆっくり温められ糖化しにくくなります。しかもお米のおいしさが引き出されるのです」(伊達氏)

 ごはんと同様、糖質を多く含むサツマイモ、トウモロコシも“じっくり加熱”が向いている。「電子レンジで短時間で作ると、麦芽糖という糖質が増えず、甘みが出ない」(望月氏)という。電子レンジで加熱したい場合は、水で濡らしたクッキングペーパーに包み、「弱」の機能で加熱したほうがいい。

 つまり電子レンジのマイクロ波は、「ゆっくり加熱」と対極にある「短時間で高温加熱」が特徴なのだ。AGEは高温で調理することで大きく増える。

揚げ物の温め直しは最もダメ

 そのため、最もレンジでチンが向いていないのは「揚げ物の温め直し」といえるだろう。揚げ物をするとき、そして電子レンジ加熱と、2回にわたって食品中のAGEを増やすことにつながる。


「揚げ物を再加熱するなら、テフロン製のフライパンにクッキングシートを敷き、その上にフライを置いてフタをし、弱火で5分程度温めるといいでしょう。その方法でも糖化は起きますが、低温かつマイクロ波がない分、電子レンジ加熱よりはAGE発生を抑えることができます」(同前)

 出来合いの惣菜も油を含んでいることが多いため、再加熱するなら同じ方法で温めよう。

 油分の多いカレーやシチューを調理翌日に食べたい場合は、電子レンジではなく鍋を使って弱火でコトコト温めるといい。マイクロ波による油の劣化を抑える観点からはもちろん、夏場は食中毒対策を兼ねられる。マイクロ波が油分に集中するということは、加熱ムラができやすくなり、均一に温めるなら鍋のほうが優れている。特に死滅するのに80度20分も要するような赤痢菌の場合は、電子レンジ加熱での滅菌が難しいのだ。

ビタミンが流れ出ないという利点も

 それでは電子レンジが役立つ時はないのかというと、そんなことはない。短時間で高温加熱を利用できるのは、ビタミンを豊富に含む野菜類だ。


「ゆでるなど長時間火にかけると、水溶性ビタミンが流れ出てしまいます。電子レンジ加熱は逃げる水分が少ないため、水溶性ビタミンを保持しやすい。ビタミンが豊富なブロッコリーや葉物などの野菜類は、基本的に電子レンジ調理がいい。

 ただし菓子メーカー、カルビーらの研究で、もやしを電子レンジで加熱調理すると、5分経過後からアクリルアミド(AGEの一つ)の生成が見られるため、やはり電子レンジは“短時間”が原則」(望月氏)

 忙しい現代社会ではもはや電子レンジなしの生活は考えられないが、ちょっと時間があるときは電子レンジの“加熱”ではなく、スイッチをひねって“オーブン”に切り替えよう。

「マイクロ波加熱は内部の細胞から破壊されていくため、特にタンパク質は性質が変わりやすい。オーブンのような焼く加熱なら表面から細胞が徐々に壊れていくため、食品本来の性質を壊しにくい」(伊達氏)

 元厚生労働省健康局栄養・食育指導官で、現在は和洋女子大学教授の古畑公氏は、「食品に対して作用が優しいのは、蒸す、煮る、焼く、揚げる、電子レンジ加熱の順」と話す。

「5つの調理法の中で温め方が集中的でなく、蒸気によって四方八方から平均的に温められ、かつ栄養価も失いにくいのは蒸す方法。ただし、時間がかかる」

 前述した揚げ物や惣菜も、陶器に移して“蒸す”方法での再加熱がおすすめだ。
“手軽にチン”の前に、その必要性と手段をいま一度見直したい。

(笹井 恵里子/文春ムック 老けない最強食)
http://news.livedoor.com/article/detail/15521198/  

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