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「”隠れ”敗北主義者」たちがワンサカ跋扈している阿修羅
http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/474.html
投稿者 仁王像 日時 2011 年 2 月 23 日 20:27:33: jdZgmZ21Prm8E
 

・中東・北アフリカで燎原の火のごとく広がった「民衆蜂起」は歴史の必然と見る。これらの地域の21世紀の幕開けを告げる素晴しい現象である。
 http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/459.html

(上の続き)
 誰も気づいていないようなので、やむなく指摘せざるを得ない。
 彼等は日ごろの調査・研究で国際金融勢力の怖ろしさをよく知っているのだろう。敵を正しく捉えるには、「恐怖心」を持つことは必要である。だが、恐怖のあまり心が縮上がって凍りついてしまっている。これらの勢力には絶対に勝てないと思いこんでいる。必敗の思想の持主である! だから最初から敗北主義者なのだ。それを認めたくないからあれこれリクツをつけて、北アフリカと周辺の民衆蜂起を金融勢力の仕業だと早々と断定してしまう。
 都合のいい不確かな情報を拾い集めて民衆は踊らされているに違いないとリクツをつける。これを”隠れ”敗北主義者という。

 具体的に見てみよう。
 曰く「リーダー不在のネットワーク型組織の構築。これがないと、リーダーが叩かれてすぐに終わってしまう」と一人合点する。敗北思想そのものである。リーダーが叩かれたらそれに替るリーダーが次々ととって代わればよいのだ。指導部隊を地下に潜らせるという手もある。このフレーズが普遍的原理ならば、被支配者側は永久に浮かばれないではないか。
 曰く「その金とノウハウが提供されているところは民衆運動が成長し、提供されていないところは、民衆運動が成功しないということをまず理解しないとね」。金とノウハウを提供されないと民衆運動は成功しないと決めつける。おそらく大衆運動をした経験がないので、「民衆の底力」を実感したことがない。ゆえに民衆の力を信じられないということにほかならない。
 「敗北主義」と「民衆不信」は常に双子の兄弟としてたち現われる。
 曰く「歴史ってのは、ついつい民衆目線で判断してしまいがちだけど、すこし目を高くあげて」だと。目線を上げた歴史観は支配者側から見たそれ以外のものではなかろう。

 次。
 曰く「リビアはアフリカで最も裕福な国」なのに暴動が起こったのは「市民革命ではない、組織的な力が働いている」からだと断定する。その組織的な力で市民が銃火に身をさらして命を落とすだろうか。誰かに脅されたのか、金で買われたのか。あるいは巧みに煽動されたのか。裕福な国の民であるはずの人々がこのような行動に駆り出される説明には全くなっていない。
 曰く「(離反した軍の一部は)多分、かなり巨額なわいろによって買収され、裏切りを勧められていたはずだ」。これもまた「民衆の力」を信じられないことからくる妄想であり敗北主義である。
曰く「絶対政権が崩壊するが、その後の政体が外見だけ民主化され、実質は苛烈な資本主義になるのではないかと危惧している」。信じられないくらい情けない。リビア国民は今のカダフィ体制のままでいるのが賢明だと言っているに等しい。この原理を日本に応用すれば、日本にも政変はあってはならないことになる。
 これはまた、対米完全独立後の国家の姿を危惧する(そして独立をビビる)思想とまったく同じである。言い換えれば「奴隷根性」の勧め、である。

 ある男は「エジプトの事態、「米国の計算…」?ーむしろ計算通りではないか」、それは「中東の混乱とそれの米国の容認」しているからだとし、「中東解体再編を策動する国際金融資本?」の記事を『短いながらよく纏まった優れた評論です』などとしたり顔でのたまう。
 一方では「「豊かな国」で起きた民衆デモ 米国が憂慮するバーレーン情勢」などという矛盾した記事を平気で紹介するのである。
 北アフリカ・中東問題で、なんらの定見もないまま、鉄砲を撃ちまくっているのだろう。

 個人攻撃しているのではない。上に代表される思想を批判しているのだ。「敗北主義者、みんなで渡れば怖くない」阿修羅ではいけないだろう。

 (付記) 
 昔日のカダフィはアラブの英雄だったのだろうが、今は外国人傭兵を金で雇って、自国民を殺戮しているのだ。「狂犬」以外の何者でもないだろう。少なくとも2003年、核問題でアメリカに屈服したあたりから、何かがポッキリ折れそれまでのカダフィとは決別したのだ。

・『「国民生活第一」を達成するための手段が「真の独立」』などというタワケ!
 http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/280.html

・ここでは『独立』を「目的」とはしないで「手段」とするタワケ者が多いのだろうか?
 http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/285.html
 

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コメント
 
01. taked4700 2011年2月23日 21:53:03: 9XFNe/BiX575U : ObInHvsMkg
投稿者の仁王像さんへ。


>曰く「リビアはアフリカで最も裕福な国」なのに暴動が起こったのは「市民革命ではない、組織的な力が働いている」からだと断定する。その組織的な力で市民が銃火に身をさらして命を落とすだろうか。誰かに脅されたのか、金で買われたのか。あるいは巧みに煽動されたのか。裕福な国の民であるはずの人々がこのような行動に駆り出される説明には全くなっていない。
>曰く「絶対政権が崩壊するが、その後の政体が外見だけ民主化され、実質は苛烈な資本主義になるのではないかと危惧している」。信じられないくらい情けない。リビア国民は今のカダフィ体制のままでいるのが賢明だと言っているに等しい。この原理を日本に応用すれば、日本にも政変はあってはならないことになる。

 上の部分はtaked4700の投稿に対するものですね。できれば、引用をされる時その元記事のURLを付けていただきたい。

次に反論を一応しておきます。

1.集会とかデモは簡単にはできません。単に人々が集まっただけではまず無理です。もし、それが一定の運動体として何かをできるとするなら、背後に誰かがいて指揮を執っているはずです。このことは多少でも集団を相手にした仕事、つまり、例えば教員などをやったことがあればすぐに分かります。

2.
>リーダー不在のネットワーク型組織の構築。これがないと、リーダーが叩かれてすぐに終わってしまう」と一人合点する。敗北思想そのものである。リーダーが叩かれたらそれに替るリーダーが次々ととって代わればよいのだ。指導部隊を地下に潜らせるという手もある。

上の部分ですが、「リーダー不在のネットワーク型組織の構築」はもともと不可能なことです。よっぽど民度が高くないと誰でもがリーダーというような集団はつくれません。多分、その意味で、このことを書いた方は間違っていると思います。しかし、かと言って、仁王像さんが仰るように「リーダーが叩かれたらそれに替るリーダーが次々ととって代わればよい」というのも無理です。地域で村祭りをやると言うぐらいのことなら、かなりの人がどんなことが必要でどんな問題があり、それをどう処理をしたらいいか、体験をしていることも多いし、それなりにリーダーの継承ができます。しかし、国家体制は全く別です。今回の中東市民革命で見落とされている点の一つは官僚組織がどう動いているか、警察や軍隊だけでなく、役所が市会議員レベルの政治家がどう動いているかです。僕は、こういった人たちが普通であれば独裁体制に完全に組み込まれていて、市民革命にはさまざまな形で妨害していくはずだと思っています。今回それが出ていないようなので、彼らこそが今回の市民革命騒ぎの黒幕、アメリカの手先となっているのではと感じています。どちらにしても、失業している若者がいかに騒いでも政権を取ったり政権を運営するのはとても無理です。リーダーの継承などできません。そもそも、政権運営のイメージ自体がないはずです。

3.
>「リビアはアフリカで最も裕福な国」なのに暴動が起こったのは「市民革命ではない、組織的な力が働いている」からだと断定する。その組織的な力で市民が銃火に身をさらして命を落とすだろうか。誰かに脅されたのか、金で買われたのか。あるいは巧みに煽動されたのか。裕福な国の民であるはずの人々がこのような行動に駆り出される説明には全くなっていない。

 確かに元記事
リビア情勢の不思議
http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/466.html
ではあまりきちんとその原因には触れていませんね。
基本的に巧みに扇動されたのでしょう。インターネットによるマインドコントロールは様々な方法があります。一つは古典的な情報コントロール、つまり、偏った情報を流すことによるマインドコントロールです。チェニジアの大統領が札束の詰まった秘密金庫を持っていたと言うような情報がそうですね。あれが本当のことかどうかはある意味まったく保証がない。次に、サブリミナル効果を使ったマインドコントロールがある。こちらはやり方次第では非常に強力な操作が可能であるようで、2004年に起こった長崎での小6少女の同級生女児をカッターで首を切り殺害する事件はほぼ確実にこういった手口によるもの。
現実には、インターネットだけでなく、普通のテレビ放送でも同様なことが行われた可能性があり、また、ほぼ確実にある程度の地位のある人々が脅されたり、買収されていたはず。
 なお裕福と言ってもアフリカの国の一般市民ですから、金持ちというわけではないのです。生活で毎日の食べ物確保に追われていない分、いろいろなことを考える時間があり、それが、こういったマインドコントロールを可能にしている面があると思います。


4.
>「(離反した軍の一部は)多分、かなり巨額なわいろによって買収され、裏切りを勧められていたはずだ」。これもまた「民衆の力」を信じられないことからくる妄想であり敗北主義である。

 これですが、CIAなどの工作としてはごく一般的なことですよ、買収は。これがあり得ないと断言できる根拠を僕としては伺いたいと思います。

5.
>「絶対政権が崩壊するが、その後の政体が外見だけ民主化され、実質は苛烈な資本主義になるのではないかと危惧している」。信じられないくらい情けない。リビア国民は今のカダフィ体制のままでいるのが賢明だと言っているに等しい。この原理を日本に応用すれば、日本にも政変はあってはならないことになる。

こちらも論理的ではありません。民主主義国家が実際にはそうでない例としてアメリカや日本をあげてあります。なぜ、見せかけの民主化に日本がなっているか、それも言えますが、どうしましょうか?
ともかく、自分が述べたことは「「絶対政権が崩壊するが、その後の政体が外見だけ民主化され、実質は苛烈な資本主義になるのではないかと危惧している」。信じられないくらい情けない。リビア国民は今のカダフィ体制のままでいるのが賢明だと言っているに等しい。この原理を日本に応用すれば、日本にも政変はあってはならないことになる。」と言うものではありません。たとえて言えば、今まで即席ラーメンだけを食べて偏食していた人が急に冷凍食品に切り替えたのを見て、冷凍食品では却って金がかかるし栄養もやはり偏ると事実を述べているのと同じです。正常な食事をすることを止めろと言っているわけではありません。

ともかく批判をされるのなら、元記事につけて批判をされるか、または、引用もとを付けたほうが良いですよ。そうしないと単なるデマ流しになってしまう。


02. ダイナモ 2011年2月23日 22:09:23: mY9T/8MdR98ug : oz3zVsEkfw
>単なるデマ流しになってしまう。

それはあなたのことです。


 


03. 2011年2月23日 23:34:36: 6kuobrWeYc
まあ、もうしばらく見ていればどちらが正しいかわかるだろう。

04. 2011年2月23日 23:47:06: GQUYWSMrDc
リビアは石油産出量第6位(8位?)といわれ
そこから医療や大学までの教育費も無料だそうですね。
同じ独裁であるキューバみたいな社会保障制度だし
国民の事はある程度考えているかねぇ
革命後、いち早く南アのアパルトヘイトを非難したおかげで
南アからの亡命者とか、政情不安なアフリカ諸国の難民を
当初は際限なく受け入れていたそうだ。
今回の騒動をステレオタイプで報道されているのは、なんとなく胡散臭い。
リビアは革命前から住んでいる国民(部族)と、その後流入してきた
難民や亡命者の間で、何らかの軋轢があり
国軍と傭兵もそうだが、ゴチャゴチャしていそうだ。
単純に独裁者の極悪非道VS一般民衆の怒り爆発での民主化運動では無いと思うがなぁ

05. 2011年2月24日 00:42:46: FFuNfLHeO2
リビアでは民衆のふりをした米CIAが発砲したのでしょう。事実をカダフィ大佐は知っているから直ちに発砲させて対処したのでしょう。このことを多くのリビア国民は知っているでしょう。民主化といいつつ最後に出てくる政権がどうなるのか注目しないといけないでしょう。リビアで独裁政権が倒れたからといって、ロスチャイルドグループが倒れたわけでなく、逆にロスチャイルドグループが率いる世界政府を作るためのひとつのプロセスであると考えられます。

06. 2011年2月24日 00:58:28: FFuNfLHeO2
国際金融勢力を倒す方策が見えないからじっとしているだけです。
こちらからみ得ないから動けないのです。
唯一見えてきたのは第5審査会のことぐらい。
姿が見えなければ対処のしようがないです。
国際金融勢力を可視化しないといけないし、
対日謀略部隊の動きを可視化しないといけないです。

07. 2011年2月24日 08:02:31: zqw7Lv8Ckk
↑01
4にだけ答えておきましょう。
>CIAなどの工作としてはごく一般的なことですよ、買収は。これがあり得ないと断言できる根拠を僕としては伺いたいと思います。

 こういうことが一般的にないなどとは一切ふれていません。あなたが確かな証拠もない段階で「はずだ」と即断していることを批判しているのです。

 新しい政権を創る過程で、今後いろいろな介入があるだろうことは初稿で触れています。

(その他の部分は見解の相違ということで、今ここで深入りしても無益だと思います) (仁)


08. metola 2011年2月26日 00:20:19: XbEFO1BzdtcZo : 5e3pDRmW7I
正確にはCIAではないですが(NGOとかね、その返。)、予算がついているのだから、工作があったことは否定できないでしょ。

さぁ、反論をどうぞ。


09. 2011年2月26日 21:37:41: 6kuobrWeYc
旧ユーゴスラビアの民主化勢力は、ドイツの「保守的な」財団から資金援助されていた。岩田昌行氏が現地で手に入れたビラにどうどうと記載されていたとのこと。

10. 2011年3月01日 17:11:50: FFIErVvouc
>周辺の民衆蜂起を金融勢力の仕業だと早々と断定してしまう。

金融勢力は今まで、こんな感じで秘密裏に利益を独占してきましたが
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=171736&dt=2009-08-12
(これだってたまたま情報が漏れただけで他に沢山あると思います)

独占が出来なくなって民衆に利益を配らなくてはいけないようになった
それが金融勢力の仕業だろうとそうでなかろうと、
利益の独占という意味では金融勢力の敗北でしかない


11. 2015年2月22日 19:17:47 : Ma5RZiiuic
カダフィはアフリカ独自通貨を作ろうとしていますたよね?
リビア新政府が最初にやったのが中央銀行創設だった 
だから国際金融資本が疑われたのです

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