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  山本農水相の数回の言動は、閣僚はもとより、 議員としての資質をも欠いている !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/7047.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2016 年 11 月 09 日 16:29:08: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


山本農水相の数回の言動は、閣僚はもとより、

議員としての資質をも欠いている !

「日本収奪の最終最強兵器」・TPPは、

多国籍企業の巨利獲得の手段である !


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/11/03より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)山本有二農水相が暴走し、11月4日のTPP批准

衆院通過もなくなった !

安倍政権が、臨時国会での最重要法案として掲げているのが、TPP承認案である。
11月1日までの衆院通過は、実現しなかった。

その後、11月2日の委員会採決、11月4日の本会議採決の日程が、自民と民進の間で合意されたが、合意のあった、11月1日夜に、山本有二農水相が暴走し、
11月4日の衆院通過もなくなった。

TPP批准阻止に向けての最大の功労者は、山本有二農水相である。
山本有二農水相は、安倍首相と対立する、石破茂氏の派閥に属する議員である。
安倍政権による、TPP批准を妨害するために行動しているとの見方は、正しいのかも知れない。このような見立てをしない限り、山本農水相の言動は、説明がつかない。

2)山本農水相の数回の言動は、閣僚はもとより、

議員としての資質をも欠いている !

安倍政権を妨害する目的がないのなら、山本有二氏は、閣僚はもとより、議員としての資質をも欠いていると言わざるを得ない。
11月1日夜の発言は、「こないだ冗談を言ったら首になりそうになった」だけではない。
「JAの方が大勢いる。あすでも農林水産省に来てもらえれば、何か良いことがあるかもしれない」
とも述べている。後者の発言の方が、さらに罪深い。
山本有二農水相の発言内容を改めて示す。

「実は、つい先日、森喜朗先生から電話があって、「人のパーティーに行って、お前、冗談を言うなよ」と。こないだ、冗談言ったら(大臣を)クビになりそうになりまして。
森喜朗先生から固く禁じられておりますが、これ以上いらんことを言ってはいけません。

そこで最後にJAの方々が大勢いらっしゃるみたいでございますので、明日でも(パーティーを開いた自民党の)田所(嘉徳)先生のご紹介で、農林省(農林水産省)に来て頂ければ、何かいいことがあるかもしれません。どうか一つ、田所先生の更なる発展をご祈念申し上げて、ごあいさつ申し上げます。」

3)山本農水相の国会軽視「冗談」発言とJAに対する、

「利益供与」の発言は、議員としての資質をも欠いている !

山本農水相が出席したのは、自民党石破派所属で、茨城1区から選出されている
自民党衆議院議員田所嘉徳氏の政治資金パーティーである。

茨城1区からは、もう一人選出されている国会議員がいる。
民進党の福島伸享(のぶゆき)議員である。

衆議院予算委員会、ならびに、TPP特別委員会で取り上げられた、SBS米の価格偽装問題を徹底追及してきたのが、福島伸享議員である。山本農水相にとっての天敵である。
SBS米が、公表されていた価格よりも、大幅に低い安値で流通していることが発覚した。

この低価格輸入米の流通が、国産米価格に、下落圧力を与えていることは、間違いない。

4)低価格輸入米の流通が、国産米価格に、下落圧力

を与えているが、、農水省は、否定している !

しかし、農水省は、SBS米が安値流通している事実を認めず、国産米価格への影響を否定している。
この問題を正さぬまま、TPP承認案の審議をしていること自体が、おかしい。
田所嘉徳議員が、福島伸享議員の対抗馬であることも、山本農水相がパーティーに「はせ参じた」理由の一つだ。

山本農水相発言の最大の問題は、「明日でも、田所先生のご紹介で、農林省に来て頂ければ、何かいいことがあるかもしれません」と述べた部分だ。
JAに対する、「利益供与」を匂わせている。

また、TPP承認案について、「強行採決を決めるのは、佐藤勉氏であり、だからはせ参じた」と述べて、閣僚辞任を求められ、発言を撤回し、陳謝した経緯について、「冗談を言ったら首になりそうになった」と述べたのである。 

反省のかけらが微塵もない。
そのTPP承認案の採決に関連して、TPP特別委の塩谷立委員長が、11月4日に特別委を開催することを「職権」で決めた。

5)斂葬の儀の11月4日に、TPP特別委員会採決を強行

するのであれば、自公の暴走極まれり、ということだ !

11月4日に、委員会採決を強行する姿勢を示している。
4野党は、山本農水相の辞任を求めており、審議に応じられる状況でない。
民進、共産は、委員会が万が一開かれても欠席する方針を確認している。

ここで、もし、採決が強行されようとするなら、委員会室で乱闘が生じることを
止めようがない。与党の暴走極まれり、ということになる。

11月4日は、三笠宮さまの本葬に当たる「斂葬(れんそう)の儀」が執り行われる予定である。
この日に合わせて、国会で乱闘騒ぎを計画することについて、安倍政権の見解を質す必要がある。

「安倍政権にとって皇室とは、政治利用する対象ではあっても、敬意を払う対象ではない」
との回答が示されない限り、11月4日のTPP特別委での強行採決の選択はあり得ない。

TPP承認案の衆院通過が、11月1日までに行われず、さらに11月4日までに実現する可能性もなくなった。
この臨時国会では、パリ協定承認案の審議も行われており、また、年金給付切り下げ法案の審議も行われている。

補足説明:11月4日、TPP関連法案、特別委員会で、

        自公維が強行採決に4野党強く抗議 !

11月7日以降に、TPP承認案の衆院通過がずれ込むと、今後の参院での審議は、
時間的に極めて厳しくなる。

すでに会期延長の提案さえささやかれているが、臨時国会の会期中に参院での承認が
実現する保証はなくなりつつある。

6)道を切り拓く方法は、不屈の精神、

たゆまぬ努力、希望を持ち続けることだ !

「数の力」だけを観察すると不可能に見えることが可能になることがある。
昨日書いたが、目の前にある、やれることをやり抜くことを継続することによって、可能になることがある。

不屈の精神、たゆまぬ努力、そして、希望を持ち続けること。
これが、道を切り拓く方法であることを改めて強調しておきたい。

しかし、TPP拙速批准の阻止の足取りは、決して盤石なものではなかった。
当初は、10月28日の衆院通過を阻止することさえ、危ぶまれていた。
10月19日に開催された国会議員会館内での議員と市民の情報連絡会で、私は強く訴えた。

与党は多数議席を確保しており、一部野党も自公補完勢力になっている。
−この続きは次回投稿します−

(参考資料)

「日本収奪の最終最強兵器」・TPPは、

多国籍企業の巨利獲得の手段である !


(植草一秀の『知られざる真実』」:2016/08/24より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)2012年の総選挙で、自民党は、「TPP断固反対 !」

等を公約したが、選挙後、公約違反して、TPP参加に突進した !

秋の臨時国会最大のテーマはTPPである。
安倍自民党は、2012年12月の総選挙の際に、「TPP断固反対 !」、「TPP交渉への参加に反対 !」と大書きしたポスターを貼り巡らせて選挙を戦った。これは事実である。

そして、自民党は、TPPについて6項目の公約を明示した。http://goo.gl/Hk4Alg
「わが党は、TPP交渉参加の判断基準を明確に示します」TPP交渉参加の判断基準
1 政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。

2 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
3 国民皆保険制度を守る。
4 食の安全安心の基準を守る。
5 国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
6 政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。

2)自民党は、TPPについて6項目の公約を明示したが、

選挙後の言動は、公約のすべてに反している !

これはいまも事実として記録されている。
自民党が野党の時代であったからか、基本的な重要事項を押さえている。
問題は、いま安倍政権が、強行突破しようとしているTPPが、
これらの公約のすべてに反していることだ。

TPPは、ハゲタカ(=強欲外資)の日本攻略戦略の最終最強兵器である。

TPPはもともとシンガポール、チリ、ニュージーランド、ブルネイの4ヵ国で始めたものだが、2008年に米国が交渉に参加したところから基本的な性格、目的が大転換した。

2008年から2009年にかけて、米国は対日経済戦略を転換した。

3)覇権国家・米国は、対日経済戦略を、

 TPPに基本戦略を転換した !

年次改革要望書で、日本の諸制度改変を直接要請、指示する方式を取りやめてTPPに基本戦略を転換したのである。
TPPは、ハゲタカが日本を「収奪する」ための手段であり、「日本収奪の最終兵器」である。
TPPの特徴は、「強制力」にあり、日本をTPPに引き込んでしまえば、あとは強制力をもって日本市場を収奪できる。

このことによって利益を得るのは、ハゲタカ=強欲巨大資本=多国籍企業である。
ハゲタカは、日本にも多くのエージェントを擁している。

政治を生業とする多くの「政治屋」は、ハゲタカの手先である。
政治家でTPPを推進している者は、基本的にハゲタカの手先であると見て間違いない。

4)「日本収奪の最終最強兵器」・TPPは、

多国籍企業の巨利獲得の手段である !

TPPの最大の目的は、日本をTPPに引き込むことであり、このために多くの手先を養っている。
日本でTPPを推進している者は、ハゲタカの手先であり、ハゲタカが世界に蔓延させている経済運営の方式が「新自由主義」である。

「脱原発」などを掲げていても、同時に「TPP推進」を掲げる者は「新自由主義」の信奉者であり、市民の利益ではなく、ハゲタカ強欲資本の利益を追求する者であるから、この点に十分気をつけなければならない。8月20日に開催された

「TPPを批准させない !全国共同行動キックオフ集会」には、会場に入りきれない市民が参集して、有意義な集会が挙行された。

5)「TPP推進」を掲げる者は、ハゲタカ強欲資本の

家来・売国奴である事を理解すべきだ !

私はどうしても外せない先約があり、参加することができなかったが、極めて意義深い集会になった。

秋の臨時国会でのTPP批准を何としても阻止しなければならない。
そのために主権者が積極的に行動することが求められている。

TPPの最大の問題は、その内容が主権者に十分に知らされていないことにある。
TPP交渉は、秘密交渉で、仮に発効しても交渉内容は、4年間も秘匿される。

6)交渉内容は、4年間も秘匿される等、「知る権利」

を侵害する憲法違反の条約でもある !

国民の「知る権利」を侵害する憲法違反の条約なのである。
何よりも大事なことは、TPPの内実を広く主権者に伝えることだが、そのための最良の資料=ブックレットが登場した。『このまま批准していいの?続・そうだったのか !TPP 24のギモン』
http://notppaction.blogspot.jp/2016/08/tppq.html:である。

元農林水産大臣の山田正彦氏、アジア太平洋資料センター事務局長の内田聖子氏などをメンバーとするTPPテキスト分析チームが取りまとめた分析内容を、分かりやすいブックレットにしたものである。ネットから無料でダウンロードすることができ、1部100円で取り寄せることもできる。

申込フォームは、http://notppaction.blogspot.jp/2016/08/tppq.html:素晴らしい資料であるので、この資料を日本全国に拡散することがまずは非常に大事である。


7)TPPテキスト分析・ブックレットを、日本全国に拡散する

ことがまずは非常に大事だ !

8)TPPの問題点は、自民党による6項目の公約に

明示されている !

9)国民には、百害あって一利なしのTPPを批准すること

は、絶対に許されない !


 

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