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<若手日本研究者の素朴質問>など 「本澤二郎の「北京・天津友好の旅日記」(14) (「ジャーナリスト同盟」通信)
http://www.asyura2.com/10/senkyo100/msg/505.html
投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 11 月 26 日 19:24:04: ulZUCBWYQe7Lk
 

(回答先: <天津の韓国人街>など 「本澤二郎の「北京・天津友好の旅日記」(13) (「ジャーナリスト同盟」通信) 投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 11 月 25 日 11:32:56)

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51686617.html
『「ジャーナリスト同盟」通信』の本澤二郎の「北京・天津友好の旅日記」(14)
2010年11月26日から下記を転載投稿します。

=転載開始=

<若手日本研究者の素朴質問> 

 天津の日本研究者の筆者への疑問を、参考までに紹介しておこう。江森君からのものだが、しかし、それは実にまともなものだった。
 「日本は経済強国である。それでいて、どうしてアメリカのアジア・太平洋戦略の前線の役割を果たそうというのか」

 天皇の戦争責任を問わない見返りといった過去の歴史もからむ。「天皇の官僚」が実質支配する日本が、依然存続していることも可能にしている。天皇制と日米同盟で生き延びる官僚政治の恥部・弱点などに起因しているのだが、こうした疑問に明解な回答を出せる日本人がいるだろうか。
 戦前政治の体質を温存している日本ということにもなる。こうした分析をする政党・政治家・学者は、今日では残念ながら一人もいないだろう。そう断定可能だといいたい。日本問題の根幹に触れる疑問といっていい。
 このテーマで何日もかけて議論する価値がある。それを日本研究の天津の若者が、勉強会の冒頭に突き付けてきたのである。見込みのある研究者である。
 「日本の経済力であれば、独立できるはず。自衛隊は自国の防衛が可能だろう。独立国としての地位を維持できるではないか。そうしないのは、国土の形状や場所と関係しているのか。あるいは民族主義なのか。今のままでは東アジア共同体は困難ではないか」
 江森君の指摘に日本の学者・政治家はどう回答するだろうか。日本は自立してない。独立もしていない。国際社会からそう見られている。筆者は何度も閣僚経験をした自民党長老から、大分前に「君、日本は独立していないのだよ」と聞かされた。其の時はよく理解できなかったのだが、今は違う。

<なぜ歴史・領土問題なのか> 

 日本は独立国ではない。何もかもワシントンのいいなりだ。そんな政権が存在している。鳩山内閣は自立宣言をした途端、1年ももたずに退陣させられてしまった。検察とマスコミが追い詰めたのだ。
 背後の黒幕は官閥とワシントンである。むろん、財閥も。マスコミが加担者だから真実を報道できない。主権者である国民はカヤの外である。民主主義も絵にかいた餅なのである。日本に愛国の士はいない。
 しかし、いつか事態を理解する人たち、政党・政治家が出てくるだろう。官僚支配を崩壊させる主権者は現れるはずである。こうした記述は筆者の遺言なのだが、このことに気付いて必ず立ち上がる国民が、人民・ピープルが主導権を握る時が来るだろう。
 存外それは早いかもしれない。あらゆる崩壊現象がそのことを予感させてくれる。ワシントンも例外ではないのだから。
 江君の質問は続く。「どうして中日間には歴史問題が存在するのか。欧米では見られない現象ではないか。日本人はなぜ過去を直視できないのか。また領土問題なのか」「友好関係を発展させれば、皆利益が得られる。尖閣問題で争うことは両国の損失ではないか。中国の台頭、経済発展は日本にとっても利益になるのではないか。双方とも有意義な道を選ぶべきではないだろうか」
 中国の若者の投げるボールを日本の若者は、どう受け止めるだろうか。筆者は純粋の日本の若者は喜んでミットの真ん中でがっちりと受け止める。そう信じている。明るい将来を両国の若者は掴むだろう。唐のような時代は、やがて訪れるだろう。
 偏狭な民族主義・国家主義を清算する日は、そんなに遠くはない。
 「ごく普通の日本人は中国をどう思っているだろうか。脅威と思っているとすれば、その理由は何か。経済力か軍事力なのか」
 「日本が憲法を改正して軍事力を強化すると、アメリカに対抗しようとするのではないか。他方、長春の国際シンポジウムにおいて中国の学者は、日本はアメリカのトロイの木馬ではないか。アメリカのアジア侵略の日本はトロイの木馬ではないか。日本の領事の前でこう質問していたが、どう思うか」
 ごく普通の日本人にとってアメリカを脅威と思っていないのと同じように、中国を脅威とは思っていない。問題はマスコミ報道、政治家の言動にある。冷戦思考の政治家やマスコミの存在である。
 クリントンが自国の大軍縮をしていたころ、ペンタゴンの軍縮担当将校は軍拡続行の日本に対して「日本はまたアメリカと戦争をするつもりなのか」と真顔でかみついてきた。

<二度目の小籠包> 

 昼飯を二度目の上海料理店に行った。小籠包の味をほめたからだ。レストランは賑わっていた。一角に目がとまった。中年の主婦たちが楽しそうに食事をしている。
 「食事中は黙って静かに音を立てない」という儒教ルールで育ったという東京のワイフを思い出して苦笑してしまった。7〜8人の主婦らは白い歯を見せびらかして談笑しながら箸を動かしているのだから。
 子供の養育から解放された面々か。それとも子供を学校に送り出し、その隙間を狙っての親同士の食事会なのか。なんとも微笑ましい食事風景に、全てではないにしてもこの国のいい変化に感心して、うれしくなってしまった。
 肝心の小籠包の味がいまひとつである。なんと値段の高い蟹味噌のたっぷり入ったものだった。そうでない方が安くておいしかった。かくして天津での小籠包は申し分なかった。
 贅沢三昧とはこういうものか。これも学生食堂のお陰である。

<裸官> 

 天皇制と日米同盟で自己保身する日本の悪しき官僚・官閥の説明をしていた時、江君は中国の悪しき官僚を話題にした。裸の官僚、すなわち裸官である。
 中国人民に忌み嫌われている官僚である。腐敗官僚の典型である。家族を海外で生活させている。そこへと賄賂金を流しこみ、一人で生活をする。むろん、彼女のためのマンションも保有している。中には複数も。
 それこそ賄賂を贈った犯罪者を逮捕、自白させない限り、なかなか証拠をつかめない。その資金で捜査官も丸めこんでしまう。「裸官の犯罪資金を全て回収することが可能であれば、中国の貧困問題は解消するのではないか」と半ば冗談をいう知識人もいる。
 官僚の腐敗が国を滅ぼす。洋の東西を問わない。日本の官僚はその点で巧妙で尻尾を出さない。天皇制の傘を着ているからである。内外の敵を防御している。いつまで続くのか。日本人民が気付くのはいつなのか。しかし、そのほころびは財政破たんによって出ている。
 中国もこの裸官を監視する制度がない。ここに問題が存在している。

<絶品・海鮮鍋> 

 江君は最後の晩餐よろしく海鮮鍋の店に案内してくれた。店の入り口にある沢山の容器の中に貝や魚がいっぱい入れられて、場所を占拠している。客はそれを見ながら注文する。こうした情景は既におなじみではあるが、筆者には懐かしいものである。
 それを鍋でさっと茹でてタレにつけて食べる。以前は一つの大きな鍋を利用した。ところが、この店は一人用の鍋である。衛生観念が浸透してきたものだろう。それにかなりの日本人客が入っている。開発区で仕事をしている人たちに違いなかった。
 これも本当に贅沢な鍋料理である。味はあえて言う必要などない。養殖とてアワビやサザエの味は最高である。牛肉のシャブシャブも。野菜もたっぷりとる。天津の海鮮鍋は秋から春にかけて最高であろう。
 さしずめ天津はおいしい食事の旅のようでもあったが、若い研究者との交流は有意義なものだった。
 天津の見どころは開発区と港湾地区だと丁民さんが、北京に戻って別れの電話を入れた時、指摘していた。「北京はもう飽和状態。天津はこれからだ」というのである。特に港湾地区がすごい、とも。
 次回は南開大学日本研究所に行かねばなるまい。ここの日本研究レベルは中国で抜きん出ている。以前、ここで1週間ほど特別講義をした思い出の場所なのだから。

2010年11月26日10時35分記

=転載終了=  

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