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<天津の韓国人街>など 「本澤二郎の「北京・天津友好の旅日記」(13) (「ジャーナリスト同盟」通信)
http://www.asyura2.com/10/senkyo100/msg/405.html
投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 11 月 25 日 11:32:56: ulZUCBWYQe7Lk
 

(回答先: 「本澤二郎の「北京・天津友好の旅日記」(12) (「ジャーナリスト同盟」通信) 投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 11 月 24 日 11:02:31)

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51686302.html
『「ジャーナリスト同盟」通信』の本澤二郎の「北京・天津友好の旅日記」(13)
2010年11月25日から下記を転載投稿します。

=転載開始=

<天津の韓国人街> 

 11月9日の午前、テレビ塔で確認した広大な水上公園散策を江君に提案したところ、彼は即座に案内してくれた。天津観光に浸ることに抵抗もあるのだが、しかし、一方で天地がひっくり返ったようなこの地域の変貌を知ることも大事なことである。そう心に言い聞かせることで水上公園を散策した。

 子供向けの遊園地もあるが、湖水に浮かぶ人口島と、そこかしこに建つ中国古来の建築物に風情があって心安らぐ。惜しむらくは、公園外に高層のビルが見えてしまうことだ。
 東京の日比谷公園にもいえるのだが、公園の周囲を高速道路が走り、車が排気ガスをまき散らす、その先に灰色のコンクリートのビルが覗く。大都市では無理な注文なのか。それにしても、本物の自然公園さえ見失ってしまった人間社会にあきれるばかりだ。
 水上公園を出ると、案内人は韓国人街ともいえる地区を案内してくれた。体育館の周辺に韓国人が集中していた。ハングル文字の店が氾濫している。まるでソウルの一角が天津に引っ越してきた印象さえ受ける。
 韓国人というと、何事も対応が素早い。日本人と違う。決断も早い。こうと思うと即座に行動する。そうしてビジネスを成功させる。決断と集中力において日本人や中国人の先を行く。小国の知恵なのだろうが、あっぱれである。

 随分前になるが、山東省の青島やその周辺地域で同じような場面を確認した時は、正直度肝を抜かれたものである。状況が急変すると、さっと引く。しかし、また押しかけてくる。朝鮮半島もいずれ漢字を重視する時代が来るのではないだろうか。
 辺りの銀行・マンション・スーパーマーケットが揃っている韓国街は、天津に限らない。上海でも目撃した。貪欲ともいえるビジネス精神には頭が上がらない。韓国人の中国との結びつきは、並行して北朝鮮との関係を良好にするだろう。中国で働いている韓国の経営陣やビジネスマンは、祖国がワシントンに振り回されて、もっぱら北に対しての緊張政策を取っていることに不満ではないだろうか。挑発は韓国の側にもあるのだから。
 アングロサクソンの罠からはい出す時である。東アジアの平和と安定が、人々の幸福生活を約束する。国家という壁を低くする21世紀にする時であろう。
<韓国料理に舌鼓> 天津の課題というと、水だった。それがかなり改善したようだ。汚水処理場が稼働していた。巨大な展示会場もあった。昼飯の時間が迫ってきた。江君の先輩が待ち構えていた。蘇君と朴さんである。天津の東アジアを研究している面々である。
 焼肉店である。焼肉を食べたのは数年前になるだろう。天津も久しぶりだが、焼肉料理も久しぶりだ。「日本から輸入した牛肉も」と教えられた。そこまで力を入れる店ということは、多分この店は日系企業がよく利用するのであろう。最後には箱に入った日本料理も出てきた。接待や商談の格好の場所らしく個室も沢山あった。
 日中韓入り乱れてのビジネスの戦場に違いなかった?むろん、韓国の焼肉に大満足させられた。赤ワインを飲み過ぎてすっかりおしゃべりの内容を覚えていない。

<古文書街> 

 衣替えした天津の観光案内人になれるかもしれない。外国人の誰しもが興味と買い物を楽しめる場所、それは古文書街である。
 北京の前門に比べて、より古風にあっさりと作られている建物もいい。それに規模もなかなかのもので、ここで1日過ごすのも楽しいだろう。漫才の発祥地とかで、そのための会場もある。筆者は1個100元の印鑑を2個購入した。東京土産だ。書画骨董の好きな御仁も満足できる場所だ。玉や刺繍類も。
 土、日はすごい数の観光客が訪れる場所だ。ここと津湾広場と旧租界地が格好の観光名所といえるだろう。子供も大人、老若男女が楽しめる天津でもある。
 旧租界地にはイタリア街もある。イタリアも大英帝国、ドイツ、フランスなどと一緒に中国に押しかけていたことになる。気付かなかった。

 午後5時過ぎに地下鉄に乗ってみた。既に上海・北京のそれは経験済みだ。まだこれから天津地下鉄は拡大してゆく。その先駆けの地下鉄に試乗した。渋滞時間前だが、それでも隙間がないほど乗客で膨らんでいた。
 地下鉄が整備されると、天津は東京レベルかそれを超える巨大都市の一つになろうか。上海や北京の切符はカードだったと思うが、ここは緑色をした丸いコインの形をしたチップである。長い車列も印象的だった。
<天津包子> 食通にも天津は満足させるだろう。天津饅頭といったら間違いか。上海の小籠包をより大きくした包子(パオズ)である。中身は知る由もないが、肉や野菜などだろう。
 1858年創業の狗不理包子が余りにも有名である。江君は狗不理大酒店に案内してくれた。小籠包も絶品だが、天津包子もおいしい。以前も食べたはずだが、あまり印象に残っていない。恐らく江君とゆったりと時間を気にしないで食べたからだ。食通なら何度も天津を訪問したくなるだろう。現地駐在の日本人に不満などなさそうだ。
 最近の中国駐在人は、帰国辞令が出ると衝撃を受けるという。事実だと思う。20年、30年前の中国では全くないのだから。日本よりもはるかに優雅な生活をしているからである。大使館員も。
 昔だってそうだった。筆者が働いていた東京タイムズの北京特派員は、通訳のほか車、運転手それに料理人までいた。想像出来ないくらいの贅沢な特派員暮らしで、そのせいか亡くなるまで北京に駐在したほどである。

 ホテルに戻り、NHKのBSニュースを見ると、日本外交の不甲斐なさにあきれて、いつものように考え込んでしまった。ワシントンの罠に突き進んでゆく松下政経塾の傀儡政権である。
 財閥と官閥ともに、ワシントンが期待する自衛隊活用に執着しつつある潮流に対してである。平和憲法に爪をかき立てている様子が、筆者の目にはよく見える。平和軍縮派の宇都宮さん仕込みの思考でもある。彼らは中国・アジア重視外交の鳩山内閣を倒し、その継承者の小沢を刑事被告人にしてしまっている。

 天皇制と列強同盟の傘をさす、官財閥連合の危険な日本政府にブレーキをかけることが出来るのか。こうした権力実体をわかる国民が何人いるだろうか。小沢や鳩山のグループにいるのであろうか。
 ポスト菅に野心満々の前原は、岸や中曽根さえも凌駕しかねない。政界大再編狙いも物騒きわまりない。平和と安定の維持が、こうも容易でないものか、うんざりするばかりである。

<蘇くんらと勉強会> 

 11月10日は事実上、天津最後の日である。ホテルの広い部屋を利用して蘇君らと勉強会を開いた。大変身した天津を全て見終えたような気分だから、天津に来た甲斐もあったのだから。後はまじめな意見交換である。現在の政治家は、こうした交流をしているのであろうか。
 江君の日本語はこれからである。しかし、時代は変わった。電子辞書がある。わかりにくい言葉は、すぐさま判明する。研究熱心な彼らのテーマは、東アジア問題である。思いは平和と安定の確保のはずだ。
 緊張を引き起こす蠢きの背後を分析することも重要な課題である。好戦派の野望を打ち砕くことに熱心なのだ。ありがたいことである。自衛隊を活用することに熱心な財閥とワシントン、そこをうまく調整する官閥から、東アジアの人々は何としても逃げなければならない。これは知恵の戦いだ。
 軍事力に依存する官財閥の体質を変える戦いでもある。

2010年11月25日11時10分記

=転載終了=  

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