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「グリーンピースのクジラ肉裁判」傍聴報告(2) 対照的な乗組員証人の証言・前編(乗組員荷物は調査されていたのか?)
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/940.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 3 月 23 日 21:09:28: N0qgFY7SzZrIQ
 

(回答先: 「グリーンピースのクジラ肉裁判」傍聴報告(1)あやふやな「土産品」の評価額(要らない肉か、高級ウネスか?) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 3 月 23 日 20:34:40)

 この3月の裁判では、捕鯨船乗組員の証言が中心。鯨肉の私的流用が日常化していたかどうかは明らかにされるのか。 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
http://www.janjannews.jp/archives/2913187.html

「グリーンピースのクジラ肉裁判」傍聴報告(2) 対照的な乗組員証人の証言 (前編)
2010年03月20日
法律・裁判 青森

佐久間淳子

 3月8日午後、青森裁判所前には、正義の女神に扮した女性パフォーマーがわずかにほほえみをたたえた「像」となって佐藤氏らを見守った。

●弁護側証人と弁護側請求証人

 3月8日午後、9日午前と、グリーンピースのクジラ肉裁判で証人尋問が続いた。日新丸に乗り組んだ経験のある人物が2人出廷したのだが、証人としての意味合いは異なる。どちらも弁護側が証人申請して裁判所が認めたのだが、8日に出廷した証人は、佐藤潤一さんらが確保した箱を「会社が支給するお土産鯨肉はあったが、勝手に持ち出したものは捨てる部分ばかりだ」と証言し、9日に証言席に座った証人は「支給されるお土産鯨肉以外に、勝手に持ち出すのは珍しくはなかった」と語ったのである。
 一部の報道では両者とも「弁護側証人」とされたが、前者は被告人に利益のある証言を積極的にしようという意思はない。弁護側が尋問のなかで矛盾点をあぶり出すことによって被告の利益になる証言を引き出すために出廷を請求したので、「弁護側請求証人」と呼んで区別する。

 さて、その弁護側請求証人氏である。法廷では実名を名乗って偽りなく話すと宣言したが、ここではC氏としておこう。
 C氏は佐藤氏らが畝須(うねす)を詰め込んだ箱を確保したと発表した後、箱の送り主から「箱に入っていた畝須のうち2本はCさんからもらった」と名前の挙がった人物である。C氏以外にも箱の送り主N氏とその上長T氏を、弁護団は証人として申請していたのだ。ただしこの日に出廷できたのは、現在日新丸に乗り組んでいなかったC氏だけとなった。
 
 法廷での証言をまとめるとおおよそ次のようになる。
 C氏は長年漁船に乗り組んで来たが、後年は船員の派遣を行う会社に所属し、2005年の秋、日新丸への乗船が決まった。捕鯨船団の仕事はこのときが初めてで、同船には計5回乗務した。乗組員はその日の仕事が終わると各部屋で飲み始めるが、C氏はあまり酒は飲まず、せいぜいビールを一缶か二缶飲む程度。佐藤氏らが日新丸で鯨肉横領が行われていると告発した後、日新丸を保有する共同船舶株式会社からの聞き取り調査を受けてはいない。会社が支給する土産鯨肉は、畝須と赤肉の2種類がある。自分は何人かから土産の畝須はもらい集めたが、勝手な持ち出しはしていない。

 これから、C氏の証言で弁護団が炙り出したとみていい矛盾点をあげておこう。

●C氏の偽証か、共同船舶がウソの報告をしたのか

 共同船舶は2008年7月18日に、日本鯨類研究所と連名で、「鯨肉をめぐる問題についての報告書」(http://www.icrwhale.org/pdf/080718ReleaseJp.pdf)を公表し、そこには「共同船舶は前回の南極海鯨類捕獲調査に参加した乗組員全員を対象に、各個人が送付した荷物の内容について調査を実施した」と記している。C氏はそれを受けていなかったと明言したのである。弁護人がこの点を確認しても、C氏は訂正しなかった。「ウソの証言はしない」と法廷で宣言したC氏が正しいとすれば、共同船舶と鯨研の報告書がいい加減だということになる。逆であればC氏は法廷で偽証したことになる。

●下戸が5箱も酒を持ち帰る

 C氏は2007年11月に南極に向かう日新丸に乗り組むにあたって、家から私物を4〜5箱、船に送ったという。「石鹸とかタッパーとか」と、日用品であることを説明した。そのC氏が2008年4月15日に日新丸から下船するにあたっては、自宅宛の5箱を西濃運輸に任せている。中身はというと、焼酎とかビールだったと証言した。「あまり酒を飲まない」と最初に語ったC氏が飲み残しの酒を自宅に一箱ならず送りつけていることになる。その点を弁護人が確認すると、「だってもったいないでしょう」と返答した。下戸はどれほどの酒を買い込んで船に乗り込んだのだろう。
 
 その一方でC氏は、同僚から土産品の塩蔵畝須を何本ももらい受けて、そのうち2本約8kgをN氏に乞われて分けてやったとされている。鯨研が販売する畝須は塩を施さずに冷凍したものだが、1kg4000円ほどだ。土産として配る塩蔵畝須は、「畝須2級という別カテゴリーだ」とヌクイ氏が2月15日に証言したが、佐藤氏らが確保した箱の中身は形状が整っていて、端物である畝須小切れよりははるかに商品価値が高いだろう。ボイルしてベーコンに仕立てれば100g2000円程度にはなる。塩蔵畝須を薄く切って熱湯をかける「湯引き」「湯かけ」という食べ方もあるがこれも100g1750円程度でネット販売されている。8kgあれば14〜16万円の価値を秘めているしろものを気前よく他人にくれてやる一方で、紙パック入りの焼酎や缶ビールを船に残る人にくれてやるでもなく送料を払って自宅に送っているのである。
 
 C氏はこの他、ヤマト運輸のクール宅急便で、畝須を3箱、赤肉を1箱、他にのどちんこや手羽(テッパ)など製品化されなかった部位を「欲しい人は自由に持って行け」と言われて、氷山と合わせて3箱か4箱送ったとしている。これらは珍味のたぐいで、飲食店で注文すればベーコン並みの価格で出てくる。
 
 尋問では明確に確認されなかったが、「自由に持って行って良い部分」というのは、引き取り手がなければ棄てて帰ってきたものである。「クジラは棄てるところがない」「日本人はクジラを100%利用し尽くす」という言い方があるが、実際には採算が合わない、製品化が追いつかないといった場合には棄てられてきているということになる。

●製品用より上等な船員用土産品

 弁護人が繰り返し「〜ということで間違いありませんか?」「〜というのは本当ですか?」と確認を積み重ねた事項がいくつかあるが、その中で明らかになった点をまとめておこう。
 
 船員向け土産品として共同船舶が確保する畝須は、鯨研が公表するその年の鯨肉生産量に計上されていない、ということだ。2月15日に証言した共同船舶の幹部ヌクイ氏も2008年7月の同社報告書でも「前年の販売価格で買い取っている」としていたので、筆者は、製品として生産された量の一部が船員用として共同船舶に販売されていると思い込んでいたが、そうではなかったのだ。
 
 もう一つの注目すべき点は、「若いミンククジラが捕れたときに、土産用として畝須をとりわける指示を出し、浴槽ほどもある容器で塩漬けし、銛(もり)などを重しにする」という証言だ。成長しきったミンクの畝須は繊維質が発達していてあまり上等とはいえない。若いミンクはその点で繊維質が未発達で柔らかく食味が良いのだそうだ。鯨研が調査捕鯨の経費を賄うために販売する鯨肉を生産するのが共同船舶製造部の仕事のはずだが、船員のための土産品は、その販売用鯨肉を切り分ける作業中に「質の良いところ」を選り抜いて作るというわけだ。

●不明点を残し、証人尋問が終わる

 傍聴席でできることは、ひたすら法廷内で起きていることを見聞きしてメモを採ることだけである。

 C氏は証言を終え、裁判官に一礼すると証言台に置いていた紙袋を手にし、脇に置いていた上着を手にして出口に向かい、傍聴席に向かってわずかに会釈をした。誰かが彼を見守っていたのだろう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(引用ここまで)
関連:
■鯨肉の横領行為あった 内部告発者が証言(不正は正すべき。)
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/500.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 3 月 15 日 20:40:23: N0qgFY7SzZrIQ

 

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