・米国に屈服する政権は何度でも崩壊させて行く、その先に展望が拓ける。
　http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/681.html
17. 2010年7月03日 21:18:04: 2162A8ifdA
庶民の暮らしを第一に考えたまつりごとを古来より「仁政」と呼び、何かにつけ上級・下級武士や大棚旦那衆の都合が第一で、庶民の暮らしを顧みないようなまつりごとを「苛政」と呼んだ。戦後は右肩上がりで経済回復をし、かなりの大盤振る舞いをしても尚それを上回る経済力・技術力の発展があり、政治的なミスをカバーしてきたが、ここ20年来、失政と経済不振に苛まされることがしばしばで、いつの間にか一周遅れの老大国になってしまった。かかる状況においては、一見勇ましげで上滑りな戦略論よりも「不仁」な為政者に心底憤怒し「仁政」の王道を歩む為政者が望まれる今日此の頃である。

20. 仁王像 2010年7月04日 09:00:45: jdZgmZ21Prm8E: zqw7Lv8Ckk
　　↑１７
　一つの見識かと思います。「真の独立」というのは政権が変わっても民族の意志として国民の中に保持され続け時の政権への下部圧力となり続けるものだと思います（そして政権が替ってもこの課題は暗黙の課題として追求していってほしい）。
　「真の独立」を政権公約に掲げるなどというのも対アメリカ戦略としてもまずいと思います。その目的を内に秘めつつそのような戦略を念頭に置きつつ各種政策を地道に行っていくということ。まさにそのような方法を練ることが戦略であろうと思います。
　ここにアップしたのは戦略の粗筋を言ったまでで、日本の最良の頭脳集団を集めてさまざまは工夫をした長期戦略をたてていくべきことはこれからだと思います。国家戦略局などというのはまさにそんなところを研究する機関であるべきではないかと常々思っていました。

22. 2010年7月04日 11:35:36: 2162A8ifdA
>>20
「国民の生活が第一」というテーマに対する議論になっておらず、横滑りしている。
また仁王像にかけて「仁」の本質論を提起しているにもかかわらず、何の言及もなく、「戦略」という概念を振り回し、言葉の遊びをしているに過ぎない。
【17】謹上

〔臭うぞう〜〕
　上のやり取りで感じるのは、小窓で語られる思想のみではその背景にわたる体系を相互に伺い知ることは難しいのではないかということ。１７番氏の意味する「仁」の深意をこちらは汲み取れないかったと思うし、同時に１７番氏もこちらの言う「戦略」ということに込めた意味はまったく通じなかったものと思われる。
　そこで大急ぎで簡単に整理してみる。

　日本が戦後６５年間もアメリカの頚木のもと属国として使役さ続けている原因は「国家戦略」がないから、と言って過言ではないと思う。奥山真司氏によると国家戦略を研究する基礎となる学問を「地政学」という。氏によると日本でも戦前までは日本の地政学も高度の水準であったという。だが敗戦によって占領軍によってこの学問は封じられた。今、学府で地政学が講じられている実例を筆者は知らない。半世紀ぐらいの教育現場を振り返っても「地政学」などというのを聞いたこともなかった。国家戦略を言う政治家も皆無といってもいい。

　奥山氏は外国で学んできた。日本には奥山氏が言う意味での「戦略」や「国家戦略」という言葉がまったくと言っていいほど根付いていない。われわれは牙を抜かれた状態で何事かを語ってはいる。
　ときどき筆者が言う「今自分がどこにいるのか、何をしようとしているのか分からないのではないか」というのは、こんなバックグラウンドから来ている。ここまで踏み込んでもそう簡単にはいかないであろう。われわれは牙をぬかれて「ピンフ呆け」しているのではないか。
筆者のこんな目から見ると、どうもインスタントな方法論しか語れれていないように思う。だから「つまらない」。

・Re: 日本には層の厚い「軍師」（＝国家戦略家）の集団が必要
　http://www.asyura2.com/07/dispute26/msg/657.html
　　投稿者 仁王像 日時 2007 年 10 月 29 日 21:20:09: jdZgmZ21Prm8E

・日本の「地政学」の復興も必要！
　http://www.asyura2.com/07/dispute26/msg/672.html
　投稿者 仁王像 日時 2007 年 10 月 31 日 19:50:14: jdZgmZ21Prm8E

・見通しの悪い議論―副島『日本の真実』を読む
　http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/610.html
　投稿者 仁王像 日時 2007 年 5 月 05 日 15:53:32: jdZgmZ21Prm8E

（参考）
　http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/681.html#c13
　http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/235.html#c2
　

コメント
01. 地には平和を 2010年7月04日 15:40:39: inzCOfyMQ6IpM: 0J5kruD3Wk 今、ようやくアメリカに従属しているという認識が広まって来た所だと思います。アメリカとの関係をどうするのかの議論の出発点に立った所です。 中国と仲良くする事によって相対的にアメリカから独立するという事を小沢は目指しているように見えますがそれが本当にアメリカから独立する事になるのかが問われなければなりません。 アメリカと中国が裏で結託しているのならアメリカ＝中国という集団の下で遊んでいるだけにしか過ぎません。 しかし、このような甘い考えですら日本が独立をする第一歩なのか？という思いもあります。 独立という意識を持つ事ですら危険に見えるほど日本人は飼い慣らされて来たのだと思います。
02. 2010年7月04日 23:14:24: q6rExkj6BY 国家戦略を重視するべき時という点は全面的に賛成です。　今の日本の政治家の中では、辛うじて小沢一郎氏だけが合格と言えるのではないでしょうか。　少なくとも彼の主張の中に、米中との間で等距離の関係を保つべきだと思われる発言があったと思うからです。　基本的には、日本の国家戦略として考えられるものとしては今までの米国従属を続けないというのなら、日米中の三角関係しかあり得ないでしょう。　小沢一郎氏に全てを託すと言うのは、彼の経済・財政問題についての主張が明らかでないように思えるので、日本の全てを彼一人の手に任せると言うわけにもいかない。　しかしグランド・ストラテジーとしてなら、アメリカ追従よりはずっとましな意見だと思います。　経済・財政面で彼をサポートする人材が必要ではないかと思っています。　今ひとつ言いたいことは、国家戦略を議論して試案を提案できるような組織が必要ではないかと言う点です。　そのためには情報を収集して分析するための人材と組織が必要であろうと思います。　英国のチャタムハウスや、アメリカのCFR＋CIAのような組織といってよいのかどうか。　アメリカの属国から離脱するには、そのような組織が不可欠ではないでしょうか。　N.T
03. 2010年7月05日 16:00:14: 2162A8ifdA この筆者は半世紀近くも教育現場に身を置きながら、小沢氏の政治理念に共鳴する人々を一括りにして「小沢信者」と決め付ける。あたかも狭隘な右翼思想に凝り固まった世間知らずのネットウヨさながらであり、語るに落ちる。 【17】敬上
04. 2010年7月05日 18:13:24: zqw7Lv8Ckk 　教育現場→仁王像が教育を受けてきた現場の意。　（仁）

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