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ギルガメッシュ
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投稿者 2012 日時 2012 年 2 月 20 日 16:53:58: oRUoduzfTINKk
 

2012-33
ギルガメッシュ
ギルガメシュ(Gilgamesh、在位:紀元前2600年頃?)は、古代メソポタミア、シュメール初期王朝時代のウルク第1王朝の伝説的な王。数多くの神話や叙事詩に登場するこの王は実在の人物であったと考えられている。ギルガメッシュとも。

・・・

『ギルガメシュ叙事詩』は2000年以上にわたってメソポタミア世界で受け継がれ、様々な言語に翻訳された。時代ごとに大幅な改変が成された事も知られている。

・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5

じゃあ、オリジナルの英訳(オックスフォード大学)を観てみよう!

ETCSLtranslation : t.1.8.1.1 ETCSL homepage
古代シュメールの粘土版、タブレット1.8.1.1
http://etcsl.orinst.ox.ac.uk/cgi-bin/etcsl.cgi?text=t.1.8.1.1
Gilgameš and Aga
ギルガメッシュとアーガ

1−8.エン・メ・バラギ・シ(En-me-barage-si)の息子が、キッシュからアーガの使節団の一員として、ウーヌグのギルガメッシュの元を訪れた。ギルガメッシュは、都市の長老達に、丁寧に言葉を選びながら問題を提示した:”完成させられなければならない井戸がある、この土地には幾つもある;完成させられなければならない浅い井戸が;深く掘り下げ、水汲み用の滑車が完成させられなければならない井戸が。我らはキッシュに降伏するべきではない!(武器で強打すべきではないか?)”

9−14.召集された集会で、都市の長老達はギルガメッシュに答えた:”全くその通り、完成されなければならない井戸がある;この地には完成されなければならない浅い井戸が;深く掘り下げ、水汲み用の滑車が完成させられなければならない井戸が。(ですから我らはキッシュに降伏するべきです。我らは武器で強打するべきではありません!)

15−23.クラバの主ギルガメッシュは、イナナ(女神)を信じ、長老達のアドヴァイスを真剣に取らなかった。クラバの主ギルガメッシュは、再び問題を提示した、今度は都市の若衆の前へ、丁寧に言葉を選びながら:”完成させられなければならない井戸がある、この土地には幾つもある;完成させられなければならない浅い井戸が;深く掘り下げ、水汲み用の滑車が完成させられなければならない井戸が。我らはキッシュに降伏するべきではない!(武器で強打すべきではないか?)”

24−29.召集された集会で都市の若衆はギルガメッシュに答えた:”王の息子を護衛し、見張りに立ち、集会に座る、そして、永遠にロバの手綱を握るーー誰がそんなに長生きできる?”、ことわざにあるように。汝ら老いた男達はキッシュに降伏するべきではない!我ら若衆は武器で強打すべきじゃないか?”

30−39.” 偉大な神々が創造したウーヌグの建造物、神々の手仕事、とイーアナ(E-ana)、天から降りた家。汝は見守る(偉大な城壁、アヌが設立した偉大な城壁)(その偉大な城壁、地に休む雲堤)、アヌが確立された雄大な住処。汝がここの王であり戦士、あふれんばかりの人徳、アヌに愛されし王子。アーガが来るとき、彼らはどんな恐怖を経験するのだろう!あの軍は小さく、後方はばらばらだ。その兵は我らとは対峙出来ないだろう。”

40−47.クラバの主ギルガメッシュは都市の若衆の助言に喜び、そして彼の魂は輝きを増した。彼は彼のしもべエンキドゥ(Enkidu・通常、親友とされる)に言った:”戦いの武器・鎧を用意せよ。バトルメイス(鈍器類)を身につけよ。彼ら(戦士達)が壮大な恐怖と輝きを造り出すように。奴(アーガ)が来た時、我の恐ろしさが奴を圧倒するだろう。奴の理性は混乱し、判断力は乱れるだろう。”

48−54.10日、いや5日もたたずアーガ、エン・メ・バラギ・シの息子とその兵はウーヌグを包囲した。ウーヌグの者の理性は混乱した。クラバの主ギルガメッシュは戦士達に言った:”我の戦士よ、選べ!勇気のある者、前に出よ(”我がアーガの元へ”)、そして我は汝をアーガへ送る)。

55−58.忠実な護衛、バーハー・トゥーラ(Birḫar-tura)は称賛し、王に言った:我が王よ、私が跳ねながらアーガの元へ行きます、奴の理性が混乱し、判断力が乱れるように。”

59−69.バーハー・トゥーラは門の外へ出た。門の外へ出るや否や、バーハー・トゥーラは門の出入り口で捕らえられ、体中を打ちのめされた。彼はアーガの面前に連れて行かれ、そしてアーガに話しかけた。話の途中、ウーヌグの兵の一人が城壁を登り上から身を乗り出した。それを見たアーガはバーハー・トゥーラに聞いた:”下僕(奴隷)よ、あれはぬしの王か?”

70−81.”あの男は我の王にあらず!あの男が我が王であったら、彼の怒った眉が、ラピス・ラズリ(蒼石)の髭が、バイソン眼が、エレガントな指指が、群衆を見降ろさず、群衆を高揚させず、群衆は埃まみれにならず、総ての国々が圧倒されず、運河の入口は砂で埋もれず、バージのオールも壊れず、キッシュの王アーガを敵軍の真っただ中で囚われの身にしないだろうか?”

82−89.奴らはかれを打ちつけ殴った。奴らはバーハー・トゥーラの体全身を打ちのめした。ウーヌグの兵の後、ギルガメッシュが城壁を登った。彼の輝きはクラバの老若を圧倒した。彼はウーヌグの若衆を武装させ、シティー・ゲートの土手道に配置した。エンキドゥーだけが門を出た。ギルガメッシュは城壁から身を乗り出した。アーガは見上げ、彼を見た:”下僕、あの男はぬしの王か?”

92−99.”あの男は、まさに我が王。”それは、まさに彼が言ったまま:ギルガメッシュが群衆を見降ろすと、群衆は高揚し、群衆は埃にまみれ、総ての国々が圧倒され、運河の入口は砂で埋まり、バージのオールは壊れ、キッシュの王アーガを敵陣の真ん中で囚われの身にした。

100−106.クラバの主ギルガメッシュはアーガに歩み寄り語った:”我の監督アーガ、我の側近アーガ、我の大臣アーガ、我の軍事指揮者アーガ!アーガは我に息吹を与え、アーガは我に生命を与えた:アーガは我の抱擁への逃亡者となり、アーガは逃げ出した鳥に穀物を与えた。”

107−113.(若衆はギルガメッシュを称賛する:)”汝はウーヌグを見守る、神々の手仕事を、偉大な城壁を、アヌが設立された城壁を、アヌが設立した雄大な住処を。汝はその王で戦士、あふれんばかりの人徳、アヌに愛された王子。”(ギルガメッシュはアーガに向けて言う:)ウトゥの前で、汝の以前の優しさへの借りは返した。我はウーヌグを見守る、神々の手仕事を、偉大な城壁を、地に休む雲堤を、アヌが設立した雄大な住処を。我に見せられた優しさは都市に返されるだろう。彼はアーガをキッシュへと解放した。

114−115.オー、ギルガメッシュ、クラバの主よ、汝を讃えるのはたやすい。

*

ウィキより:

アッガは実在が確認されているキシュの王エンメバラゲシの息子であるとされているため、実在の可能性が高いと考えられている王である。シュメール王名表によれば625年間在位したという。

『ギルガメシュとアッガ』と呼ばれる説話では、ウルク王ギルガメシュに対して降伏するように要求した。ギルガメシュはウルク市の長老達に対応を協議したが、長老達は降伏すべきだと答えた。この結論に反発したギルガメシュは若者達にも対応を尋ねた。すると若者達はキシュと戦うべきであると答え、これに満足したギルガメシュはアッガ王の降伏要求を拒否した。

アッガ王は優勢な兵力を持ってウルク市を包囲したが、ギルガメシュの友人(説話によっては家臣)エンキドゥの流した流言によってキシュ兵は動揺し、ギルガメシュとの戦闘が始まるやいなやキシュ兵は逃げ出してしまいアッガ王はギルガメシュに捕らえられた。

しかしギルガメシュはかつて流浪の最中にアッガに助けられた恩に免じてアッガを解放し、恩を返した。

この説話がどの程度事実を含んでいるのかは議論のある所だが、キシュとウルクの関係を論じる際必ず考えに入れられる話である。またこの説話を元に原始民主制論など、シュメール研究史上重要な論も展開された。

シュメール王名表によれば、アッガ王のあと王権はキシュからウルクに移ったという。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AC  

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コメント
 
01. 2012年2月22日 17:21:20 : gWXB7LhGvK
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といった「一神教」の幹部連中が、何故必死に天孫降臨を隠していると思う?

一神教が征服出来なかったのは、多神の日本とインドぐらいだ。(共産の中国は根っこに道教と龍人降臨がある。)

一神独裁の洗脳コントロールされているんだよ、世界のほとんどの人達は。こんなバカげたことあるか?


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