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原発に見る自然を無視する思想に未来はないだろう
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投稿者 星と月 日時 2011 年 6 月 01 日 07:08:50: vebXXayRfpINQ
 

福島原発の事故により広範囲の地域や海が汚染されている。収束のめども立たず住んでいる地域を追われる人は増え続けるばかりである。自然が元に戻るには何十年もかかるだろう。コストが安くて安全であるという神話は見事に嘘であったことを露呈した。これほど人間の未来を奪い、自然を破壊するものは無いという典型である。この背景にあったものは何であったのか、その事を誰も論じない。全ては明治以来、わが国が追及してきている西欧思想至上主義に原因があると考えなければならない。では西欧の思想とは何であるのか。

1760年代から始まったイギリスの産業革命を背景とし、西欧諸国は植民地政策による国家主義により世界の覇権を握った。その思想的な背景は西欧の考えによる社会こそが正しく、それ以外のものは野蛮なものとする排他的なものである。科学技術の発達を背景に武器や産業技術、機械の発展によって人間至上主義、西欧人至上主義をすすめ覇権主義により他国の侵略を基本とした国家主義が蔓延した。インドや中国、東南アジア諸国、南北アメリカ大陸にも植民地はすすみ、世界の殆どが西欧の支配下に成り果てたのである。唯一、西欧から派生した米国が独立を果たし植民地から脱し、日本は西欧至上主義に転換する事で独立を守った。この近代ヨーロッパの思想的背景は何であったのか、それは西欧人という人間による自然や他の人間の支配である。人間は思惟する精神を持った理性的なものであり、それに対峙する自然などは物質としかとらえない。動物も植物も、山や川などの自然の全ては人間が利用する「物」に過ぎなくなった。自然の中に神を見る多神教などはキリスト教などの一神教に比べれば時代遅れの邪教に過ぎないものとしか考えられてしまった。西欧の背景にある宗教としてのキリスト教も、その根源にはキリスト教信者以外は最後の審判により殺戮される運命にあるものとされている。キリストは人間の現在を背負って磔刑に処されて人類への愛を示したが、復活して神の国へ帰りいつの日か「最後の審判」をもって神の国を作るために再臨するのである。そこにある神の愛は限定されたものでしか過ぎない。

このように人間至上主義の西欧思想による考えや、限定的な神の愛であるキリスト教的思想が世界に蔓延した結果、自然破壊は止まらなくなっている。自然をものとしてとらえる限り人間による自然破壊は止められないだろう。米国という国の背景にあるピューリタン思想とはヨーロッパ諸国にある教会を中継した神との契約を、教会や神父などを省き、個人と神との直接契約という新教の精神である。そこに個人主義の原点があり、個人の欲望の拡大こそが正しいとするリバタニアリズムなどの源が見える。自然はますます物にされ、利用されるものとしか捉えられていない。個人の利益の最大化のために自由という言葉を旗じるしに戦争行為は収まらない。正義という言葉は自分たちを中心としたものに限定され、他国人の論理は無視されている。人類は過去300年間でかつてないほどの自然破壊を行ってきた。そしてその終焉は見られない。西欧文明は人間に物質的な豊かさをもたらしたが、神や自然はわきへ追いやられ、存在すら忘れ去ろうとされている。戦争はなくならず、そのための兵士以外の犠牲者は過去と比較にならないほど増えている。もはや西欧思想では世界は完全に行き詰まりを見せている。我々に必要な事は人間中心、それも西欧人中心ではない新しい思想である。生きとし生けるものすべてに神を見る多神教のような自然との共生を背景とした思想と科学技術が結びつく新しい思想が必要である。日本の明治以前にあった優れた原始神道や大乗仏教の根本思想にこそ世界を救う思想がある。過去の我々の思想を見直すことが大事なのに、時代遅れの考えなどと言ういわれのない非難が多い。それを非難する人々の大多数は、その内容も知らずに非難しているだけである事に恥ずべきであろう。一体、今の日本にこれらの思想を正しく語れる人間がどれほどいるだろう。それを見るだけでも、いかに我々が過去に持っていた宝物を無視しているかが分かるだろう。非難する人々は非難する根拠を示して非難するべきである。西欧思想こそが正しいという呪縛から離れない限り、第2、第3の原発事故は起きるだろう。絶対安全などというものは存在しない事が今回証明されたのだ。  

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コメント
 
01. 宮島鹿おやじ 2011年6月01日 17:07:31: NqHa.4ewCUAIk : cQelSD8sqM
論説のご趣旨、大筋において賛同いたします。

わたくしは今回の原発問題に接し拙きながらも自分なりの思索を展開してまいりました。特に「御用学者」というものについて、愚考を展開してまいりましたが、今回の、「山下教授」の件に接し、どのようにしたら、あのような考え方ができるのかということについて疑問を感じておりました。科学者でありながら事実関係を隠蔽し、安全とはいいかねる環境に被害者(当然、乳幼児も含まれます!)を置き去りにしようとする精神。これはいったいなんであろうかと。

少し前までは、彼らは名誉・立身出世・高収入のために良心を売り渡した「俗物」であろうと考えてまいりました。ところが、どうも、そうではなく、彼らは何らかの「世界観」「イデオロギー」に沿って、なおかつ、むしろ「良心に従って」行動しているのではないかと戦慄するようになっております。

貴兄の論説のなかのある部分、つまり

>人間は思惟する精神を持った理性的なものであり、それに対峙する自然などは物質としかとらえない。動物も植物も、山や川などの自然の全ては人間が利用する「物」に過ぎなくなった。

まさにこの部分に、「良心的な御用学者」の謎を解く鍵があるように思われます。
つまり、人間ですら「対象化」することによって「利用する物」に置き換えているのではないかと。

是非、この思索について「協働」していただけることを切に望みます。

よろしくお願いいたします。


02. 相馬仁 2011年6月02日 02:49:20: UY7d2Se5/XFTQ : FVfQJ8R1lU
星と月 さま

こんばんは。星と月さまの他の投稿も併せて拝見させて、頂きました。
とても核心をついた内容と、私は思いました。
宮島鹿おやじさまの考察にも、同様の思いを抱きました。
実に大事な点とは、「自然の全ては人間が利用する「物」に過ぎなくなった。」
この部分ではなかろうか、そうのように私は思います。

その点について、私の思うところ(「宮島鹿おやじ」さまに習って、「拙きながらも自分なりの思索を展開」してまいりましたこと)を、コメント欄を拝借して、書き残させていただきます。
(立ち位置の大きな違いがありますので、「カルト」では?と思われますかどうか?笑)

「モノに過ぎなくなった」と言う、この一点が、「未来なき現在」を産み出した大本であろうと私は思うのです。
私は、単なる一市民でありますが、物心ついた時より、「人類の歩む方向」について、思索してきた者であります。
現在は、人類が未来なき状態に行き詰ってきた、その今こそ、転換(反転)の時が到来したものと見ております。

果たして、何の反転であるのか。

それが、「モノに過ぎなくなった」、その世界認識(ゲシュタルト)だと思っているのです。
「モノに過ぎない」ゲシュタルトの、反転とは、では如何なるものなのか。どうしてそれが必要と考え、いかにしてそれは成ると考えるのか。

ここからが、「カルト」疑惑(笑)な当方の言説と成りますので、多めに見てやってください、お願いします。
私自身としては、「オカルト(隠されしもの)」と思っているのですが…

物心ついた時(満2歳)ときより、生命には死がある。それは何故か?と言う「問い」が私の内内には常に響いておりました。そこから、ある仮説が浮かびました。
「生命とは、モノではなく、意識」であると。

つまりそれは、肉体がイコール「ワタシ(普遍的な私)」ではなく、思索しているのが自分であり、その意味では私は、不死であり、所謂「魂」である、と8歳前後には思うようになりました。

そこから、「見えない世界、見えない存在」に常に意識が向き、それを思索・探求するようになりました。
同時に、突然内々にて、「物性」について学ぶようになり、分子、原子、素粒子と本を読み進め、量子力学の存在を知るに居たりました。そのことで、原子力利用とは、人類が研究までで踏みとどまらなければならない、利用はどのような形であっても、人類の自滅に至る、と理解いたしました。(放射性廃物という実態。)

量子力学に至ると、現代科学(物理)の、最先端が見出した「事象」とは、「実は物体、実在などと言うのは、想像(イメージ)に過ぎない。」と言う、衝撃的なことでありました。

「心霊的」な意識が先行した私が、物理・科学に踏み込んだら、そこには「同じもの」があったと理解するに至りました。

そこから、物理の極大と極小に探求をすすめ、同時に、心霊の世界にも探求を進め、更に同時に、「人間とは?」「人生とは?」という最初の問いに舞い戻っていき、物体としての人間に大いに興味関心をもって、探求するようになりました。

これが、当方の背景(立ち位置)となります(オカルトですね!)

以上の視点から、未来なき人類(核を扱い、戦争を生存の原理と選んだ人間の存在と矛盾)が、如何にしてこのどうしようもなき、絶望的な状態に至ったのか?
その絶望的状態からの転換方法は皆無なのか?自滅まで至ることは避けようがないのか?と、問いながら、様々な人生の局面を体験していきました。

心霊に明るいものであれば、不可視の世界(実相などと言われる)は、神霊界、霊界、幽界、現実界、等と階層に別れて云々…と語られる(ご存知ないかと思われますが)のですが、仮にそれらがあるとして(私には、それは自明であるのですが)、幽界なるものが如何にして、成立したのかに関心が起きました。

幽界なるものが発生する以前には、それは無かった世界であり、その発生は「現実界(現実と言っていますが、これこそ仮想世界となります)」の住民である人間(我々のこと)の思念、想念が源流であり、その想念の「ある質」がその発生要因である、という思索にいたりました。

その「質」とは、欲望です。欲望とは「我さえよくば」「もっともっと我に」と言う想念形態といえます。そのような想念形態の、人類からの発生と膨張が、無い世界(幽界)を産むに至った、そのように思われます。

やがてその、我欲・強欲の想念が凝り固まって、ある意味自立した形態を取るに至ったと考えます。この我欲・強欲の怪物は、「現実界の人間の発する、「それ(我欲・強欲)を糧に生きるもの」だと言う点が、重要に成ってきます。

この、我欲・強欲の想念体(以下想念体)は、自分の存続は人間がいつまでもネガティブな想念を発し続けてこそ、存続可能であるが故、幽界(見えざる世界)から、人間界(現実界・以下現界)に、自らの糧(食料)を栽培することを、画策したというシナリオです。

幽界から現界への干渉は、人間の心への影響力をもってする仕組みを想定します。
人間の心と一言でいいますが、重要なのは、「恐怖心」に働きかけることであります。
もとより、我欲強欲の強い者とは、他存在(他人)への恐怖・脅威を異常に抱いている性質の人間である点も重要であり、大変矛盾してますが、その恐怖の発生源は、「人間とは肉体であり、肉体とは物であり、死を持って無と帰す」という「唯物論」世界観(ゲシュタルト)である点です。
心を、単なる神経組織の化学反応の結果、電気的反応が意識であり、その複雑系が心の原因であり、自分は物に過ぎない、とそうのように自己・他者を認識する。
その結果、人間は130億光年を超える巨大な宇宙の、ゴミのような存在であり、その時間(宇宙は時空、時間=空間)の長大なスケールからは、人生は如何に虚しく、はかなく、無意味な物体が、自分である…という認識が、唯物の存在様式の帰結であると考えます。

その空虚(以下、虚無)な心に、想念体は己の存続の為だけにそっと忍び寄り、その心に虚無の種を蒔き、恐怖をもって主体を失わせ、コントロールを完成させていく。
その結果が、世界を征服し、我が物とする闇の世界政府(いろいろな呼び方をされてきている)の極少数の者たちとなる(一説には悪魔崇拝とも言われる)わけです。

故に、その闇のコントロールを受けて、我欲強欲の権化となりし者達の、基本姿勢とは、人間でありながら人間にあらず(獣性人間)、想念体の食料収奪機械と呼べる組織であると考えます。

それが、今の今まで、そして今まさに日本に起きている「人間とは思えない所業」を繰り返す、官・民・学の輩、その支配はより上位の獣性人間によって、行われているがゆえに、地球人類がどうなろうと知ったことではなく、確かに自滅に向かっているが、それよりほかにとる術はなく(想念体がただ生き延びる為だけ)、未来の展望など初めから無いのであって、人間のなかで、我欲強欲に長けた獣性人間が少数(数億人?)居れば十分という発想であり、それ故に人間の発する想念に、常に虚無を産み出すことが至上命題であるということ。

そのための基本方針は「戦争の持続」であり、人類に「悲しみ、絶望、苦しみ、憎悪」を増幅させるあらゆる手段を講じるのが、闇の支配者の至上命題。そのために、何千年にわたる支配のシステムを構築し(発端はバビロニア?)、闇から脱しようとする人間からの潮流(哲学や信仰)を、「主義、宗教」へと偏性させて利用し(例えばキリスト教は、イエスの死後約100年後から起きた)、あらゆる人類の活動に介入し、変性し、改竄し、隠蔽し、貶めて、悪辣の手腕を振るってきたと。

日本とは、日の本という意味を持ち、見えざる世界において、重要な結節点を持ち、その土地の民は、自ずと一線を画す役割を担う処と、仮に考えますと(選民ではなく、より重要な役割を持つという意味)、その場所と民(旧来は縄文の民、その後混血して、現代人につながる。アイヌの民や、琉球のたみは縄文の民の末裔か?)は、想念体の人間家畜化(食料供給機械)が、なかなか進まない(仏教伝来、キリスト教伝来等)いまま、江戸時代を攻略したのが「明治維新」(明治の破壊)となり、本格的にユ○ヤ(アシュケナジー?)、石屋(メー○ン)などと言う「唐」の侵食があった。

余談中の余談:黒住・金光・天理・大本、と国常立の大神の系統のが江戸末期から、明治にかけて日本に発生した背景は、この「唐」の支配を阻止転換する意味合いがあったと見る)

明治になって、日本が本格的に「それに対峙する自然などは物質としかとらえない。動物も植物も、山や川などの自然の全ては人間が利用する「物」に過ぎなくなった。」思考をはびこらせることに成功し、長い間圧制され、憎悪の塊となった明治政府の重鎮と警察(薩摩・長州が中心)権力が、その後の方向性を決めて、欧米に阿り、民を圧制し、選民思想を植えつけられて行った。

明治と言うのは民族(民)にとっては暗黒の歴史とイコールであるが、歴史は隠蔽と同義語であり、権力により美化された。しかし、想念体が思い描く支配体系は、日本民族には根付かない故に、次々と仕掛けられた戦略(戦争)の行き着いた先が、世界大戦であり、闇の支配の代表としてのアメ○カの統治を実現し(アメリカ自体、アメリカ国民自体が、闇の支配の大実験場である)、以後、周到な戦略をもって、表向きは主権を日本国民へ返還?しつつ、実効支配は、軍産複合体が担い、その戦略は「恐怖をもって、コントロールする。言うことを聞けば少なくない権力を与え、逆らえば、本人はもとより一族郎党を遺棄」される恐怖支配の方法が基本である。

長くなりましたが、以上の背景をもって、この国の国士は常に貶められ、国民は堕民へと教育され、騙されて搾取され、長きにわたり闇の支配の「世界最高のお財布」として存続されてきました。

それ故に、権力体制は常に、己の未来(子、孫、子孫)をも闇に閉ざされながらも、「今自分が遺棄される恐怖」には逆らえない、巨大な恐怖の中でも、選民として強大な権力を与えられたならば、全国民を死に追いやろうとも、それを守死し、執着の限りを尽くし、命令には絶対服従、達成不可となったときの粛清(自殺偽装の暗殺)に怯え、生気・覇気の無い鉄扉面(首相のあの!御用学者のあの!原発推進者のあの!)と成り果て、悪行の下請けの下請けのまた下請けの立場を自ら呪い、苦しみ、正に悪魔に魂を売る、その果てということを、地で行っている姿が、ここにある。

そのように思うのです。

「人間ですら「対象化」することによって「利用する物」に置き換えている」、この存在様式こそ、正に諸悪の根源とも呼べるものであると、かように思われます。

では、その存在様式(ゲシュタルト)の転換(反転)とはいかなるものか、如何にして私たち地球人類が成る(裏返る)のか!?

それは、「物」からの脱却。(その一面が、我欲強欲を破棄する、無欲)

肉体は人間にあらず、肉体は己にあらず。世界は物あらず。あなたは物にあらず。実のところそれは、「量子力学」が語るところのものである。

人は永遠のせいめいそのもので、肉体生命は仮想のものであろう。
いわば、大自然からのレンタルと言うべきモノであり、大自然そのものもどうように、レンタルであろう。

私は子供の頃から、ネイティブアメリカンの「環境とは子孫からの借り物である」という思想・発想が、たいへん気に入っていて、その彼らの地より盗まれし物(ウラン)により、核が殺人兵器と変わり、日本に落とされたというのは、日本人に「目覚め」を喚起した出来事なのかと思った。

今、私たちが直面している現象から、何が感じ取れ、何を気がつかされ、何を思い出せるのか?

世界に先んじて、世界認識の転換を図る民となること。
物の所有という執着を手放して、物の飽くなき支配という、「虚無」から生まれた底なしの我欲強欲を破棄し、闇の想念体の食料となることを辞めること。

世界を反転させること。
そこには、全く思いもしない大どんでん返しがある。それを武士道ではこう呼ぶ。

「無為自然」。世界を我が物とすること。

世界そのものになってしまうこと。だからそこには所有もなければ搾取もない。
自他に境界もなく、対立も無い。世界はただあるだけで、利他も、正義さえもない。それが無為自然(むいじねん)。

ゲシュタルト(世界認識)を換えること、大自然と一体となること。古に帰還すること。

以上、長々と戯れを申しまして、大変失礼いたしました。


03. 2011年6月02日 10:51:41: uyX5sb5FX6
ホピの予言ご存知ですか?よかったら調べてみてください。

04. 宮島鹿おやじ 2011年6月04日 10:03:32: NqHa.4ewCUAIk : hmfRtxQAIe
相馬仁様

貴重な見解、大変興味深く拝見いたしました。

私も、理工系ではありませんが、何のはずみか「量子力学」の不思議さに惹きつけられているものです。まあ、雑学もの程度の知識しかありませんが。

量子論、量子力学はおそらくは、現在の核物理学の基底をなすものであり、こういった事態を引き起こした根源とまでは言いませんが、その系譜に連なるものといえましょう。量子論は半導体工学など現代文明の根幹をなすものであり、この恩恵によりこうしていろいろな方々と意見交換も可能となった次第であり、まさに、両刃の剣そのものとも思います。

そうなってくると、貴兄のおっしゃるとおり

>原子力利用とは、人類が研究までで踏みとどまらなければならない、利用はどのような形であっても、人類の自滅に至る、と理解いたしました。(放射性廃物という実態。)

つまり、核分裂エネルギーは、「知ってはいる」が、「利用はしない」技術として認識する。つまり、「いらないや」と「価値判断」するという態度が必要となるということになろうかと思います。現状では、科学技術が産業界の都合にのみ利用され、人類にとって有益なコントロールを経ない結果、環境・人間に牙を剥いている状態であり、そのようなコントロールをいかにして確立するかということが早急に求められているように思われます。まあ、小出さんのような方の意見を「政治権力」がきちんと聞くという仕組み・・・つまり、最終的には我々の監視にかかってくると思いますが。

現在、ある作業に没頭しており、デカルトなどからの流れ、あるいは、中世キリスト教神学との関連なども確認したいところですが、手に負えませんので保留しています。

もし、よろしければ、この先、たとえば、相馬様のスレッドや私のスレッドなどでこういったお話を続けられると、私にとって大変有益でありがたいと存じますのでお願いしたいと思います。


05. 2011年6月04日 14:11:46: i1epnvf57Y
上に投稿されている方々と同じような危機意識を
もたれている方の投稿を以前、阿修羅で見かけました。

核融合の釜問題

http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/212.html

解説

http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/215.html

一般物象論 超概略

http://www.asyura2.com/08/dispute28/msg/175.html

川と筏と乗っている物

http://www.asyura2.com/08/dispute28/msg/185.html


06. 宮島鹿おやじ 2011年6月04日 15:34:41: NqHa.4ewCUAIk : hmfRtxQAIe
>05様

大変、興味深い投稿があったのですね。参考になります。
ありがとうございました。

少し読んだのですが、難しいですね。頭クラクラしちゃいました。すごい人がいるのですね。

撃退されるの覚悟でまた読んでみます。

>更にその本源的意味を理解するなら、それ以前の中世世界の制度と精神内容を、決して近代の概念を用いず理解しなければなりません。

http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/212.html

のコメント04番

それでも、確かに、中世西洋まで遡るという点においては、わたくしのコメント(これは理論ではなく、なんとなくの「勘」なんですが)と重なる部分もありましたね。いやいや、くわばら、くわばら。



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