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原口ツイッター情報&週刊文春記事で注目を浴びた“ECCS 凝縮系”撤去問題をめぐるやりとり
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/663.html
投稿者 あっしら 日時 2011 年 6 月 13 日 02:13:59: Mo7ApAlflbQ6s
 


「[外部電源喪失のウソ]外部電源が維持されていたら今の福島第一は?:03. さんのコメントに応えて」
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/586.html

のコメント欄で行っていたやり取りを、元スレが深くなったので新規スレッドにさせていただきます。


経緯がわからない方も多いと思うので、末尾にやり取りの最初からを転載します。
このやり取りを初めて読まれる方は、====================ラインより下を先にお読みになられることをお勧めします。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
06. 2011年6月12日 09:47:17: i7CGvypOTw

>>04
詳細なご説明をありがとうございました。

>。ヨ蒸気凝縮系機能は、電源が無くても作動する」という説明は誤りです。

これが正しいとすると、週刊文春6月9日号P.25の記事
「蒸気凝縮系機能は、電源が無くても作動する」は間違っていることになります。
「蒸気凝縮系の熱交換器は、発電用タービンを回したあとの蒸気を凝縮する復水器と同じく海水で蒸気を冷やす」が正しければ、確かに電源が必要です。
「海水で蒸気を冷やす」でなく、空冷式にすれば電源は不要になるのではいか、と思います。

下記のサイトの図を見ると、余熱除去系蒸気凝縮系は原子炉の冷却のためと言うよりも、原子炉の圧力の上昇による破壊を避けるためにあるように見えます。

原子炉が崩壊熱で高温高圧になったとき、この余熱除去系蒸気凝縮系があれば蒸気を冷やして水へ戻し、サプレッション プールへ戻せます。サプレッション プールの圧力が1気圧であれば、加圧の必要はありません。

この余熱除去系蒸気凝縮系が無ければ原子炉が崩壊熱で高温高圧になったとき、ベントを行って炉心の放射性物質を含んだ蒸気を大量に大気中へ放出せねばならず、実際に東電はそうしました。

「蒸気凝縮系機能は、電源が無くても作動する」の意味は、「炉内の高温高圧の蒸気を冷却してサプレッション プールへ戻す」のには、「電源が無くても作動する」と解釈できませんか?

浜岡原子力発電所1号機 余熱除去系蒸気凝縮系配管撤去工事終了について
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2002/1031_1.html
撤去範囲
蒸気凝縮系に関する配管、弁等を撤去した。
具体的には、高圧注入系分岐から余熱除去系熱交換器入口までの配管、及び余熱除去系熱交換器出口から原子炉隔離冷却系入口までの配管、及びその他蒸気凝縮系に関係する配管・弁等。(参考2参照)


【あっしら新規コメント】

06.さん、こんばんは。
レスが遅くなり申し訳ありません。

>「海水で蒸気を冷やす」でなく、空冷式にすれば電源は不要になるのではいか、
>と思います。

空冷式は空冷式で低い温度の空気を熱い蒸気が通る配管に吹き付けるためのファンを回す電源が必要です。

本格的な方式だと、欧米の原発で見られるような冷却塔を備え、空気をポンプで熱交換器に送るかたちになり、やはり電源が必要です。

また、空冷式は、熱交換器自体が大きく、常温の空気を取り入れ続けなければならないので密閉度の高い原子炉建屋に設置することはできず、外に設備する必要があります。

>余熱除去系蒸気凝縮系は原子炉の冷却のためと言うよりも、原子炉の圧力の上昇に
>よる破壊を避けるためにあるように見えます。

冷却材喪失事故(=急激な原子炉水位低下)のときに動く本来のECCS(高圧注水)と違い、残留熱(余熱)除去系は、急激な冷却を目指すものではなく、穏やかに冷却し原子炉の圧力を徐々に下げていくためのものです。

ECCSは冷水を一気に注入してしまうので原子炉圧力容器にダメージを与える危険性があり、停止した原子炉は残留熱除去系でゆっくり冷やしていくべきものです。


>原子炉が崩壊熱で高温高圧になったとき、この余熱除去系蒸気凝縮系があれば蒸気を
>冷やして水へ戻し、サプレッション プールへ戻せます。サプレッション プールの
>圧力が1気圧であれば、加圧の必要はありません。

ご紹介のサイトの図を見ると、S/Pに水を入れる機能(配管)は、撤去された凝縮系そのものではなく、残された残留熱除去系が持っているものと確認できます。

(図で、熱交換器の頂部につながっている、余熱除去系ポンプ(A)(B)からきている配管がそれを意味します)


>この余熱除去系蒸気凝縮系が無ければ原子炉が崩壊熱で高温高圧になったとき、
>ベントを行って炉心の放射性物質を含んだ蒸気を大量に大気中へ放出せねばならず、
>実際に東電はそうしました。

撤去された凝縮系があれば、主蒸気逃がし弁操作と相俟って、原子炉圧力容器の圧力をより軽減することができるとは思います。

主蒸気逃がし弁操作は、S/Pに溜めている水である程度の凝縮を実現しようとするものですから、必ずしもベントが必要なわけではありません。

ベントは、90気圧以上の圧力に耐える原子炉圧力容器よりも、10気圧を超えると破壊の危険性が高まる格納容器のために行う措置です。

ただし、ある種の凝縮装置であるS/Pの水は、主蒸気逃がし弁操作を行ったり格納容器に高温の蒸気や水が流入すると温度が上昇します。そうなると、凝縮機能が劣化したり失われたりします。
そのような状況になるのを防ぐためには、消火系を使って格納容器に注水しなければなりません。

今回の事故では、原子炉隔離時冷却系が動き、S/Pから水を汲み上げていた2号機でそれを行わなければならなかったのにやられなかったため、3月15日早朝S/Cが損壊したと考えています。

>「蒸気凝縮系機能は、電源が無くても作動する」の意味は、「炉内の高温高圧の蒸気を
>冷却してサプレッション プールへ戻す」のには、「電源が無くても作動する」と解釈
>できませんか?

凝縮した水を原子炉に戻すためには、電源が要らない(原子炉で発生した蒸気でタービンを回す)高圧注入ポンプがあるから「電源が無くても作動する」とは言えますが、「炉内の高温高圧の蒸気を冷却してサプレッション プールへ戻す」の“冷却”の部分で海水のポンプアップが必要ですから、そうは言えないと判断します。

====================================================================================
※ ここからがやり取りの最初です。

03. 2011年6月11日 23:29:07: i7CGvypOTw

>> 福島第一原発の安全装置ECCS(非常用炉心冷却装置)は8年前に外されていた
> 原口ツイッター情報で拡散したものらしいと承知していますが、高圧注水系に従来ついていた凝縮系装置を撤去した話で、ECCS自体を外したわけではありません。

週間文春6月9日号p.25に
「福島原発 内部文書入手! 非常時冷却システムを撤去した勝俣会長、安全よりも利益を優先した東京電力。その主張を追認した政治家、官僚の罪を問う」
に詳しく書かれています。

> もちろん、当初の設計では高圧注水系の機能を高めるために必要な装置と考えられていたのですから、機能が下がることは確かです。


上の記事には「蒸気凝縮系機能は、電源が無くても作動する」とあります。
電源が失われても炉心を冷却する装置を取り外したのだから、「機能が下がる」のではなく、機能が失われた、と言うべきです。

結局、福島原発の大事故は次の原因で起きたと言うことでしょうか。
1.電源が無くても作動する蒸気凝縮系機能を取り外してしまった。
2.3.2号機は、受電用遮断器に加え断路器も壊れており受電ができなかった。
3.4号機は、新福島変動所構内の鉄塔が傾き電線が鉄塔と接触したことで変動所の保護装置が働き送電が遮断されたため受電できなかった。
4.津波で非常用ディーゼル発電が壊れ非常用交流電源がなくなった。
5.鉄塔倒壊による外部電源の使用不能。ただし、これは現在冷温停止状態にあるとされる5・6号機の「外部電源喪失」の原因でしかない。

04. あっしら 2011年6月12日 03:49:52: Mo7ApAlflbQ6s : onVdTZ00nI

03.さん、こんばんは。
貴重な情報ありがとうございます。
週刊文春6月9日号P.25〜28の記事は読んでいました。

>上の記事には「蒸気凝縮系機能は、電源が無くても作動する」とあります。
>電源が失われても炉心を冷却する装置を取り外したのだから、「機能が下がる」のでは
>なく、機能が失われた、と言うべきです。

まず、蒸気凝縮系は、炉心を冷却する装置の一部で、原子炉で発生した高温高圧の蒸気を熱交換器に通すことで水に戻す機構です。

次に、「蒸気凝縮系機能は、電源が無くても作動する」という説明は誤りです。

なぜなら、弁の開閉に最低バッテリーがいることは別としても、蒸気凝縮系の熱交換器は、発電用タービンを回したあとの蒸気を凝縮する復水器と同じく海水で蒸気を冷やすことで凝縮機能を実現しているからです。
そのため、海水をポンプでくみ上げ、冷却に使って熱くなった海水を廃棄する構造になっています。

このポンプがバッテリー(蓄電池)が供給する直流115Vで動くかどうか確認できていませんが、最低限バッテリー電源は必要です。そして、ポンプに使えばおそらく8時間がMAXの稼働期間だろうと推測します。

また、取り外されてしまった凝縮系は蒸気を水に戻すだけの機能ですから、それ自体で完結的に炉心を冷却するわけではなく、凝縮でできた水が高圧注入ポンプに回りそのポンプの力で炉心に注水されます。

このポンプは原子炉隔離時冷却系のポンプで、原子炉で発生した蒸気を利用して稼働するため、この系統の電源は弁操作の直流以外必要ありません。

凝縮系の最大のメリットは、熱交換器を使う循環システムなので限られた水を利用して炉心を冷却できるということです。

その一方、主蒸気の一部は復水に回すわけですから、高圧注入ポンプのタービンを回す蒸気が減少することになります。

何にしろ、海水の汲み上げにバッテリー電源は必要で、原子炉で発生した蒸気を循環的冷却水と高圧注入系ポンプの二つに分けて使うわけですから、緊急避難的な装置であることは間違いありません。

このようなことから、私の判断としては、凝縮系が取り外されたことを「機能が下がる」としました。

現実の問題としても、原子炉隔離時冷却系が3日近く動き続けた2号機について、凝縮系が残っていたほうが良かったのかどうか微妙だと思っています。

8時間ほどは凝縮系が動くことで復水貯蔵タンクと圧力抑制室プールの水が減少するスピードを抑制できたと思う一方、想定外と言われるほど3日近くも動き続けたタービンが蒸気が少ないなかでどれほど動き続けたのだろうかとも思うからです。

何より、外部電源の確保こそが重要だったし、その復旧に全力を挙げるべきだったと思っています。

(このところ疑念に思っているように、所内電力制御システムがおかしくなっていたとしたら、復旧に手間がかかった可能性や復旧してもプラント全体に通電しなかった可能性もあるかなとは思っています)


>結局、福島原発の大事故は次の原因で起きたと言うことでしょうか。
>1.電源が無くても作動する蒸気凝縮系機能を取り外してしまった。
>2.3.2号機は、受電用遮断器に加え断路器も壊れており受電ができなかった。
>3.4号機は、新福島変動所構内の鉄塔が傾き電線が鉄塔と接触したことで変動
>所の保護装置が働き送電が遮断されたため受電できなかった。
>4.津波で非常用ディーゼル発電が壊れ非常用交流電源がなくなった。
>5.鉄塔倒壊による外部電源の使用不能。ただし、これは現在冷温停止状態に
>あるとされる5・6号機の「外部電源喪失」の原因でしかない。

1.は、上述したように、それほど決定的な要因ではありません。

週刊文春で語っている佐賀大学の上原先生(熱交換機システムの設計者でもある)もそれは分かっていると思いますよ。

推察するに、上原先生の思い入れの強さが、凝縮系を「最後の砦となる冷却システム」と言わしめたのではないでしょうか。

外部電源関係の要因を付け加えるとしたら、

● 1号機は、受電用遮断器が地震で壊れ「大熊線1L」から取り込めなかっただけではなく、予備の「東電原子力線」(東北電力)からも何らかの不具合で外部交流電源を取り組むことができなかった。
になると思います。

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※ 関連投稿

「[外部電源喪失のウソ]津波でディーゼル発電機が水没しても「全交流電源喪失」を回避できたはずの福島第一」
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/577.html

「わずか9カ月前に地震も津波もないまま「常用電源喪失」に陥った2号機:今回と強く結び付く事故を法令違反でうやむやに処理」
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/592.html

 

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コメント
 
01. metola 2011年6月13日 08:02:22: XbEFO1BzdtcZo : GHCSYe3roo
>「海水で蒸気を冷やす」でなく、空冷式にすれば電源は不要になるのではいか、
>と思います
このステートメントの言わんとしているところは、海水が循環しなくても、「空冷」である程度動くのではないかということです。温度が通常よりも高い蒸気が流れているし、自然対流でも十分放熱できるし、原子炉よりも圧倒的に温度が低いことが冷却系を動かすのに十分な動力を生み出すという程度の意味でしょう。特に原発は、炉内が高温の初動さえちゃんと動けば、その後の措置が圧倒的に有利になりますからね、そういう「応急処置経路」であっても、その機能が失われていたことで、重大な事故に発展した可能性は否めません。
逆をいうと、初動であるべきものが無いためにコケているので、その後(たとえば8時間後)電源が到着したからといって手の打ちようがなかったという可能性はあると私は考えています。

02. 2011年6月13日 10:04:59: 2Fdnlce6vg
すいません、基本的なことをおたずねします。

今回撤去されてしまった「蒸気凝縮系機能装置」の働きは、よくわかったのですが、

「なぜ?」「わざわざ」取り外す必要があったのでしょうか?

たとえば、故障しただけであれば、配管バルブを閉鎖して使えなくするだけで問題なかったと思うのです。

取り外すには、それだけのマネーと時間がかかりますよね。

説明されている機能を持つ装置は、基本的には「熱交換機」ですから、結構大きな「装置」だったと想像します。

しかし、「熱交換機」ですから、システムから切り離した「装置」単品だけなら危険でも何でもないと考えるのです。

わたしなら、故障しただけなら、バルブを閉じてシステムから切り離すだけで、
「装置」を取り外したりはしない、と考えますが、

故障した「装置」を、あえてマネーと時間をかけて、撤去しなければならなかった、積極的な理由は何でしょうか?

その場所に、なにか他の「装置」でも取り付けたのでしょうか?


03. 2011年6月13日 11:12:18: SO9w7mdJIA
福島原発への電源供給の詳細は、テロの心配があるので、ネットには載っていない。
資料を手に入れることさえ難しい。
あっしらさんは、どこで手に入れたのか?
原口議員の言っているECCSは、非常用復水器(Isolation cooling system)のことだと理解している。バッテリーの直流電源で弁が作動すれば、後はOK。海水冷却は考慮されていない。復水器は圧力抑制室、又は、そのために用意された貯水タンクとつながっている。水蒸気の温度が上昇すると循環ポンプを駆動する水蒸気タービン
の温度も上昇してトリップに至ると言う。

04. あっしら 2011年6月13日 15:04:57: Mo7ApAlflbQ6s : onVdTZ00nI
metolaさん、こんにちは。

いつも新鮮な視座からのご意見ありがとうございます。

>逆をいうと、初動であるべきものが無いためにコケているので、その後(たとえば8時間後)
>電源が到着したからといって手の打ちようがなかったという可能性はあると私は考えています。


1号機は確実にそう言えると思っています。

3号機は、地震で高圧注水系配管に亀裂が入った程度の損傷だとすると、8時間後でも交流電源が通じていれば、他の系統を駆使することでメルトダウンを回避できた可能があると思います。

2号機と4号機は、8時間後でも交流電源が通じていれば確実に、冷温停止や燃料プール冷却が達成できました。



05. あっしら 2011年6月13日 15:07:26: Mo7ApAlflbQ6s : onVdTZ00nI

02.さん、こんにちは。

>今回撤去されてしまった「蒸気凝縮系機能装置」の働きは、よくわかったのですが、

>「なぜ?」「わざわざ」取り外す必要があったのでしょうか?

2001年に浜岡原発1号機で、この「蒸気凝縮系機能装置」の配管内で“水素爆発”が起き配管が破断する重大事故が起きたことで、“それならいっそとってしまえ”という裁断がなされたからです。

原子力安全委員会のお墨付きが出て、全国のBWRで2003年頃から順次撤去工事が実施されました。

【02さんのコメント】
>たとえば、故障しただけであれば、配管バルブを閉鎖して使えなくするだけで
>問題なかったと思うのです。


>説明されている機能を持つ装置は、基本的には「熱交換機」ですから、結構大きな
>「装置」だったと想像します。

>しかし、「熱交換機」ですから、システムから切り離した「装置」単品だけなら危険
>でも何でもないと考えるのです。


まず、「蒸気凝縮系機能装置」は単独の装置ではなく、原子炉隔離時冷却系や残留熱除去系と絡み合った構造になっています。

これが撤去という措置に至った要因だと考えています。

配管も分岐したり合流したりというかたちになっていて、気体や液体のながれを弁で制御するようになっているので、弁を閉めただけでは意図しない“水素の流入”があるかもしれないと考えたのでしょう。

なお、熱交換器は撤去したわけではなく、残留熱除去系で使われているはずです。


06. あっしら 2011年6月13日 15:32:36: Mo7ApAlflbQ6s : onVdTZ00nI

03. さん、こんにちは。

貴重なご意見ありがとうございます。

>福島原発への電源供給の詳細は、テロの心配があるので、ネットには載っていない。
>資料を手に入れることさえ難しい。
>あっしらさんは、どこで手に入れたのか?


政府のIAEA報告文書や東電の電気設備に関する資料に基本的な内容は載っています。

※ 資料の所在は末尾

また、細かいところは、事故履歴を丹念に拾っていけば、「へえっ、こういう仕組みになっているんだ」とわかるケースが結構あります。

>原口議員の言っているECCSは、非常用復水器(Isolation cooling system)のこと
>だと理解している。バッテリーの直流電源で弁が作動すれば、後はOK。海水冷却は
>考慮されていない。

「非常用復水器」は1号機だけに設備されている装置ですから、全体を通じての話になっている凝縮系のほうが原口さんの話に適合するはずです。

また、「非常用復水器」は、水冷式熱交換器で凝縮で戻った水をポンプで再循環系を通じて原子炉に戻していますから、弁の操作だけではなく、ポンプの駆動にもバッテリーを使います。
その電池寿命がおよそ8時間とされています。


※ 関連参照資料

「原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書
−東京電力福島原子力発電所の事故について−」6/6官邸

http://www.kantei.go.jp/jp/topics/2011/iaea_houkokusho.html


「東北地方太平洋沖地震発生以降の当社福島第一原子力発電所内外の電気設備の被害状況、外部電源の復旧状況等に係る記録に関する報告書の経済産業省への提出について」5/16東電
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11051605-j.html


「福島第一原子力発電所内外の電気設備の被害状況等に係る記録に関する報告を踏まえた対応について(指示)に対する報告について」5/23東電
http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/files/houkoku230523-2.pdf



07. 2011年6月13日 16:49:53: GI3qnebvrc
あっしらさま

とてもよくわかりました。

ありがとうございます。

逆に言えば、原発において水素爆発というのは、「よくある」話だったのですね。

じゃあ今回の福島で、自称プロたちが「水素爆発」を連呼したのは、それを踏まえてだったわけですね。

なるほど・・・・

まんざらウソと知りつつウソをついたわけではない、ということか・・・・


08. あっしら 2011年6月13日 17:18:21: Mo7ApAlflbQ6s : onVdTZ00nI
03. さんへのレスの補足

>>原口議員の言っているECCSは、非常用復水器(Isolation cooling system)のこと
>>だと理解している。バッテリーの直流電源で弁が作動すれば、後はOK。海水冷却は
>>考慮されていない。

>「非常用復水器」は1号機だけに設備されている装置ですから、全体を通じての話に
>なっている凝縮系のほうが原口さんの話に適合するはずです。

>また、「非常用復水器」は、水冷式熱交換器で凝縮で戻った水をポンプで再循環系を通
>じて原子炉に戻していますから、弁の操作だけではなく、ポンプの駆動にもバッテ
>リーを使います。
>その電池寿命がおよそ8時間とされています。


まず、1号機のみに装備されている「非常用復水器」は、今回の事故で作動が云々されているので撤去されているわけではありません。

原口さんの記者会見を再度確認してみましたが、原口さんもよくわかっていない可能性があり、原子炉隔離時冷却系と蒸気凝縮系を不分明にしたまま「最後の砦」が撤去されたと言っているようです。
(似た復水機能ですが「非常用復水器」のことではないようです)

また、東電勝俣会長の社長時代に“独断”的に撤去されたとも言っていますが、凝縮系の撤去は、原子力安全委員会及び保安院の“指導”によって行われたものです。


「原口さんの関連記者会見(自由報道協会)」
http://iwakamiyasumi.com/archives/10131


09. metola 2011年6月13日 18:21:26: XbEFO1BzdtcZo : 5OlxNEGhng
>>7
横槍ですが、原発で事故が発生した場合、まず問題になるのは水素が発生する(あるいは、した)か、ということです。そして、その水素が適正に除去されることをまず確認しなければなりません。そのために、原子炉内にも格納容器にも、大規模な水素爆発を起こさないための仕掛けが着いています。つまり、わざと火花を飛ばして小規模に燃やしてしまう。(電源喪失したらどうなるんでしょうかね。そこまでは知りませんが)
ところが配管にはそんな仕掛けができない。だから、配管で水素爆発が起きるんです(一号機の場合、事前にベントしていたため、建屋の内側で爆発しましたが)。これが、起きると、事故は次のステージに入ったと判断して、こんどはメルトダウンが起きる(あるいは起きている)か、起きないかを考えるということになります。

10. 2011年6月13日 19:21:21: kv0KqMauns
教えていただいたものざっと読むと1号機には非常用復水器(IC)が、2、3号機には原子炉隔離時冷却系(RCIC)、残留熱熱除去系(RHR)がついています。ICはポンプもありませんが、RCICには、蒸気タービンの他に凝縮器に4台のポンプがついています。
単なる予想に過ぎませんが、RCICは海水による冷却がなくとも、しばらくは冷却できると思っています。
蒸気タービンはタービン用オイルを冷却しないままで運転するとやがてトリップするようです。
>「原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書
−東京電力福島原子力発電所の事故について−」6/6官邸
http://www.kantei.go.jp/jp/topics/2011/iaea_houkokusho.html 

原口議員も上原春男氏も根拠無く発言したとは思われないので、様子見です。

電源については、灯台下暗しです。散々検索したのですが、目的のページに行き着かなかったのです。ありがとうございます。


11. 2011年6月14日 00:18:58: mGcCPA93WQ
またまたやってきました!水素540kgの燃焼の時だけ「赤い炎」と「黒い黒い煙」が出る!証拠映像もあるので是非『ノーベル化学賞』の申請をされては?化学の常識をくつがえす「本当の証拠」!

12. 2011年6月14日 00:56:03: OIxNYWfJog
非常用復水器、水冷なら海水による2次冷却系があるのですか?

蒸気凝縮系、残留熱除去系の熱交換器を使うので、電源か海水による2次冷却系がダメージを受ければ、あっても機能しないのでは?

隔離時冷却系、復水貯蔵タンク、SCの水を水源としますから、有限の水ですから長期間の冷却は出来ないのでは?


海水による放熱が出来なくなれば、他のシステムが正常に作動したとしても、
恒常的な冷却は不能に成るのでは?


13. あっしら 2011年6月14日 09:03:27: Mo7ApAlflbQ6s : FOFJ3ucx7c
10. さん、おはようございます。


>単なる予想に過ぎませんが、RCICは海水による冷却がなくとも、しばらく
>は冷却できると思っています。

RCICは、水源の水をポンプを使って高圧で原子炉に注ぎ込む仕掛けのものですから、12.さんが書いているように、水源があるあいだは注水(冷却)ができます。


14. あっしら 2011年6月14日 09:32:42: Mo7ApAlflbQ6s : FOFJ3ucx7c
12.さん、おはようございます。

>非常用復水器、水冷なら海水による2次冷却系があるのですか?

水冷ですが、2次冷却系はありません。
非常用復水器に貯蔵されている水の量で冷却が続けられるのは、バッテリー寿命と同じく約8時間分とされています。

あくまで緊急避難用の仕組みです。


>蒸気凝縮系、残留熱除去系の熱交換器を使うので、電源か海水による2次冷却
>系がダメージを受ければ、あっても機能しないのでは?

その通りです。


>隔離時冷却系、復水貯蔵タンク、SCの水を水源としますから、有限の水ですか
>ら長期間の冷却は出来ないのでは?

今回の2号機は、S/Pの水がなくなるまで3日近く隔離時冷却系が稼働し続けたので驚異と受け止める専門家も多いようです。


>海水による放熱が出来なくなれば、他のシステムが正常に作動したとしても、
>恒常的な冷却は不能に成るのでは?


その通りです。

2号機も、水源(S/P)に水の補給はできますが、隔離時冷却系でうまく原子炉を冷やし圧力を下げると、ポンプを動かすためのタービンが思うように回らなくなる可能性があります。
(2号機は隔離時冷却系が停まるまで原子炉の圧力が50気圧以上ありました)

最後の砦はそれほど長い時間に備えたものではないので、交流電源が長い時間停まれば、安全系の施設も機能しなくなります。



15. 2011年6月14日 10:14:17: OIxNYWfJog
結局、海水による2次冷却系がダメージを受ければ、恒常的冷却は出来ない。
地震によりECCSがダメージを受けるという、とんでもないしろものだったということですね。

原口議員
モニタリングポストの数値が3桁違う
安全装置が外されていた
とかおかしなことを言っています。
誰かに偽メールを掴まされたのでは???

これにより他の確かな情報も流言蜚語として規制されるのを危惧します。


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