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「堂々と大喧嘩出来る」に鳥肌が立った − (JanJanBlog)
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/530.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 7 月 19 日 21:58:49: FjY83HydhgNT2
 

http://www.janjanblog.com/archives/45858


「検察が嫌疑なしで不起訴処分をした場合、虚偽告訴(罪、刑法172条)で逆に告訴される可能性もあるのでは・・・」

 今月15日、明石昇二郎氏(ルポライター)と共に、東京電力役員(元役員含む)4名をはじめとする計32名(*1)を業務上過失致死傷罪(刑法211条)などで刑事告発したことを発表した広瀬隆氏(ジャーナリスト)の記者会見中、記者・佐藤は上記の質問をした。
 「私たちが犯罪であると断定して行なった行為」(広瀬氏)と信じて刑事告発をした人に対し、このようにネガティブな質問をすることは、失礼に当たる行為だと批判する声もあったらしい。
 質問をした私自身、ひょっとすると「そんな質問するな!」と、広瀬氏より恫喝されるかもしれないという思いが心の片隅にあったのも確かであった。
 しかし、この質問に対する広瀬氏の回答は、良い意味で期待を裏切った。

 「それはやってもらいたいですね。そしたら堂々と大喧嘩やれますからね」
 「どんどん事件にしたいですね」
 しっかりとした口調で広瀬氏がこう回答したとき、会場は笑いに包まれたが、私の腕には一瞬にして鳥肌が立った。広瀬氏は本当に腹をくくって、今回の刑事告発に賭けているという強い思いを感じたからである。

 また明石氏が、今回の東電福島第一原発事故に関する一連の話を書いた、広瀬・明石氏の最新共著本(*2)を紹介したときに「この本は広瀬さんにとっての遺言なのだそうです」と話した。これも、広瀬氏の思いの強さを裏付けるエピソードであると言えるだろう。

 この会見中、広瀬氏は今回の刑事告発について
・(特に子供達の)被曝による健康被害を食い止めたいこと、日本全国の原発を運転している事業者の幹部に、こういう事故を起こせば刑事告発されて犯罪人として問われるかもしれないことを分かってほしいこと、全国の人たちに告発という方法があることを分かってほしいことが目的である
・放射性物質を放出させたのかはだれか、福島県民を危険な地域に縛り付けているのはだれかということを考えた上で、彼らの行為は犯罪であるかどうかの白黒をつけたい
・関係者により証拠が隠滅される前に、捜査に着手してほしい(他記者の質問回答より)
・ECRR(欧州放射能リスク委員会)のレポートは、内部被ばくを含めた将来の癌予測など、今回の事故の深刻さを教えてくれた。ぜひ、日本人も読んでほしい
などと話していた。

 この日の会見を通して、広瀬氏はこの目的を達成し、国民が被曝することになった原因を作った人たちを司法による処罰を受けさせたいという、ある種の覚悟にも似たような強い気持ちを、十分に理解することが出来た。

 もちろん、告発することだけが原発事故へのアクションではないだろう。
 私は、今回の刑事告発を『同じ思いを持っている人がいるなら、とにかく行動を起こそう!』という趣旨の広瀬氏からのメッセージであると理解した上で、これを少しでも多くの人たちに伝えたいと思った。

— — — — —

(*1)「業務上過失致傷罪」で17名、「業務上過失致死傷罪」で15名の告発を行なっている。なお、告発状と両氏の陳述書は、明石氏が代表を務めるルポルタージュ研究所のホームページで閲覧できる。
(*2)集英社新書『原発の闇を暴く』広瀬隆・明石昇二郎共著(2011年7月)
 

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コメント
 
01. 2011年7月19日 22:24:45: c0FbhHZ2vo
当たり前の行動

02. 2011年7月19日 22:59:18: A4GQ7o9O02
「新原子炉お節介学入門」元京大原子炉実験所長 柴田俊一著、一宮事務所エネルギーフォーラム(2005)P170より引用
引用開始ーーーーーー
「原子力の場合は、自分は安全な状態に置いたままやるべきことをやらず、一般公衆とか、部下の現場作業員に危険を負わせた場合は、刑事罰まで含めた解職処分とするなどである。また、現実には難しいことだが、その責任者には今までの研究者・技術者の護送船団方式とは違って、然るべき特別な権限と待遇を与え、その代わりに、責任を取ってもらう方法が必要であろう。」ーーーー引用終わり

03. 2011年7月20日 00:07:22: h6cbKB908I
広瀬氏が窮地に立たせられるようなことがないよう祈るが、万一の場合には、
一市民としてできること、デモでも署名でも募金でも、他できることは
協力したい、協力は義務のように思える。

04. 2011年7月20日 01:25:12: bd97tCv9oA
広瀬さん頑張れ!!

05. 2011年7月20日 02:11:49: kNZ6dATxKA
>>03 一市民としてできること、デモでも署名でも募金でも、他できることは
協力したい、協力は義務のように思える。

世論の後押しはきわめて重要。
今立ち上がらねば一生悔いを残すことになるだろう。


06. 2011年7月20日 07:28:37: 4snUR3NSMc
広瀬さんを支持する。

07. 2011年7月20日 08:01:18: od2rEwswAA
>>01

ならあんたもどんどん実名で訴訟してくださいな。
応援するから。


08. 2011年7月20日 08:24:04: 7jgkU1MjFw
広瀬氏ってかなり深みのあるジャーナリストです。原発で有名になりましたが、阿修羅向けのジャーナリストでもあります。ジキル氏のハイド氏を探せや、赤い盾など、世界支配者の構造を追及する書籍も執筆しています。

09. 2011年7月20日 09:08:40: I93K3ftoTo
虚偽ということは ありもしないことで告訴することでしょう。

これだけの人災を起こして 福島はじめ日本中から目の敵にされている東電、保安院を告訴することのどこが 虚偽なのか?

もしも 逆告訴するようなことになったら それこそ 日本中がひっくりかえるようなことになるよ。


10. 2011年7月20日 09:23:02: 7WZekNACgc
検察が嫌疑なしで不起訴処分をした場合、虚偽告訴(罪、刑法172条)で逆に告訴される可能性

検察が告訴して、嫌疑無しで無罪判決が出た場合には、検察自身が虚偽告訴罪になるのではないか>


11. 2011年7月20日 09:44:53: yAZZCLUgJo
広瀬さんを支持します。

告発した事件の判断には、世論の動向も重要な判断材料になると思います。

世論喚起にも協力いたします。頑張ってください。


12. 2011年7月20日 10:00:46: ZPE8dRWurk
JanJanって、あのヤメ検がバックアップしていたネット新聞のことか。w
こんな媒体はクソだよ。クソ。読むに値するとはおもえないね。

13. 2011年7月20日 13:35:35: KoAsn8n1j6
廣瀬さん、明石さんがんばつてください.原発推進派の国賊たち「産。官。学や政財界や電力労連や大手メデイアなどに巣食らう」は福島原発の放射能地獄で国民に加害しています。核攻撃を国民に加えているのと同じです。原発を推進し放射能地獄を招いた上記の国賊経ちは、昔なら三尺高い木の上に『さらし首」にされて当然の犯罪者です。菅総理は8月にはヒロシマの原爆忌に9月には国連総会で、反核と脱原発を世界に向けて格調高いレトリツクで宣言してください。脱原発にメドがつけば、後の具体的戦略は小澤さんにでも任せて11月下旬ぐらいに、晩秋の四国遍路の残り行「延命寺から88番大窪寺」に出てもいい。原発という麻薬の患者になり原発の甘い汁の注射をせがむ亡者のような国賊である原発推進派は事もあろうに、まだ原発の再稼動を夢見ている。恫喝『産業の空洞化や失業、電力不足など」にはこう言つてやれ。『さつさと日本を出てどこへでも行け」『民衆は電力80%不足でも放射能地獄より100万倍ましだ。」。50余基の原発の地元の人たちも交付金など叩き返し反原発にいのちをかけるべきだつた。今からでも遅くない.脱原発めざし、いのちを賭けて努力されたい。とにかく原発は日本民族の生存を不可能にする凶器だ。『神の火を人類が盗んだ」と詩人が表現した「核の火」は悪魔の凶器であり、人類には制御不能で出口なしの凶器なのだ。あり得もしない『安全な原発』という幻想をばら撒き、再稼動を企てている国賊たちに騙されてはダメだ。日本の原発推進派は放射能地獄。死の灰。プルトニウーム。プルサーマル。高速増殖炉。の暴走で日本と日本人へのホロコーストを招くつもりか?。山紫水明で清明に祖霊が守つてきた神聖なる日本列島を、汚染し人間の住めぬ地にするつもりか?。民衆を放射能地獄に追い込み、、逃げる場もなく、吸う空気も無く、飲む水も無く、食べるものも無い惨状にして、なぶり殺しにするつもりか?菅総理は「反核と脱原発」宣言を8月の原爆忌にヒロシマで9月には国連総会で格調高く世界へ宣言すべきだ。

14. 2011年7月20日 15:39:38: b0BBMkGSuM
 福島第一原発事故?(捏造?)が当然にあったとの大前提で、刑事告発?世論誘導せんがため?
 私が思うに、これは、東日本太平洋震災、(ダメリカによる地震津波原爆テロ)の放射能を隠蔽せんが為の福島第一原発事故を捏造した、と確信する。略、間違いなさそうだ。証拠、状況証拠などもどんどん明るみに出ている。
 過日の平野氏の発言、又、全国で頻繁に発生する初期微動なしの地震、その周辺で放射能検知汚染、更に、東日本沿岸海底に何百キロに渡る放射能汚染帯、東電らの二転三転する発表、東日各地の放射線測定器が3.11、略、作動せず、無いし、故障(一週間程も?)等等との事。(こんなことありえるのか?ありえたのだ?笑)
 原発管理会社はマグ名社(イスラエル)、とダメリカ放射能専門隊なる日本統治機関等の収束遅延コラボ演出、もう杜撰な対応だ。4カ月経過してもなお、収束のメドすら立っていない。というより、遅延させ、日本乗っ取り「ともだち作戦」だ。
 3.11震災テロ、直前に原発管理会社になった?マグナ社、経済産業省から震災後、直、分離した原子力保安院。これは、福島原発情報の隠蔽、独占する為?(笑)そして、日本国民の放射能不安を喧伝し、暴徒化を謀る?ゆくゆくは、極東騒乱、世界最終戦争にと誘導、そんなおぞましいシナリオが見え隠れする。恐らく間違いなさそうだ!
 広野・明石さんも、その不安を煽動するいわばデキレース?そうではないことを祈るのみだ。
 私は、東日本大震災、又の名を、ダメリカによる地震津波原爆テロ、等を含め、昨今頻発する初期微動なしの地震群は、原爆地震ではないかと?間違いなさそうだ。燃岳も然り、放射能検知も報告されているという。
 地震予想外れの気象庁、外れるのも当たり前だ、初期微動で地震予想する。(笑)勿論、原発は反対だ。然しながら、この人工地震津波原爆テロがウヤムヤにされ、鬼奴等の僕役者として広野・明石さんが演出しているとしたら?
 鬼奴等は、いつでも、善悪両者を演じ、人工地震津波原爆テロを隠蔽せんが為の刑事告発?なんて考えられるかも知れない。
 となると、又、再度の人工地震・津波・噴火原爆テロありか?盛んに、地震予測しているが、自然災害に見せかける為?(笑)人工地震・津波は(1944年既に完成)、いまや夢物語では無い、現実なのだ。
 いずれにしても、空き缶を引き摺り下ろし、マグナ社を原発管理契約を即刻解除し、ダメリカ放射能専門隊なる日本統治機関を官邸、日本より追い出さない限り、このようなドタバタは続き、日本資産吸い取られ、わが国は、滅ぼされるのだ!(涙)(拝)

15. 2011年7月20日 19:03:03: 9uXAomwvPw

 http://jitandokusho.livedoor.biz/archives/1580093.html#

広瀬さんが以前書いた本を読んでみた。

一つは「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」という本。

ジョン・ウェイン、ハンフリー・ボガード、ス−ザン・ヘイワード他、何十人ものハリウッドスターや映画監督、原作者などガンで亡くなった人を列挙して、それぞれの映画作品と死亡原因をリストにしている。まるでツタンカーメンの呪いで、関係者が続々変死した「王家の谷」のようだと。

彼らがガンで死んだのは、1950年代に核実験が行われていた米国ネバダ州の隣のユタ州で西部劇などの映画撮影を頻繁に行っていたからだという。

その証拠に彼らがロケしていたモニュメント・バレーに近いセント・ジョージというユタ州の町では、全米平均に比べて大幅に高いガン死亡率を示しているという。

このブログで紹介した「ヒトはどうして死ぬのか」でガンになるメカニズムが説明されている。日本では3人に2人はガンに罹り、がん患者のうち3人に一人は亡くなっている。

たしかに放射線被曝はガンになる恐れがあるが、これだけガンで死亡したハリウッド・スターを並べても、ロケ地のユタでの被爆が原因とは断言できないと思う。

ガンになる最大の要因は生活習慣と喫煙だ。昔のハリウッドスターは役柄上の必要もあり、大半が喫煙者だと思う。喫煙でガンになった確率の方が、ロケで時々ユタに行ってガンになるよりはるかに高いと思う。

さらに疑問なのが、1957年に旧ソ連のチェリャビンスクで起こった核燃料再処理工場の事故により飛散した放射能による被曝事故の原因だ。

広瀬さん自身も荒唐無稽と言ってはいるものの、地中にしみ出したプルトニウムが、地中で集積し一つの固まりとなり4キロを超えて核爆発を起こしたのだと。あまりに荒唐無稽。

あり得ないことだ。こんな荒唐無稽なコメントがあると、広瀬さんの著書の信憑性を著しく落とす。

広瀬さんは放射線計を持ってチェルノブイリには行ったことがあるそうだが、こんな荒唐無稽なことを本に書くならチェリャビンスクも現地調査すべきだろう。

筆者は1990年代前半にチェリャビンスクを訪問したことがある。製鉄所も戦車工場もある重工業都市で、町も暗くて犯罪率も高く、外を出歩くこともできなかった。

このときに放射能汚染の話を現地で聞かされた。旧ソ連では、住民にすら全く知らされなかったという。

ちなみにチェリャビンスクは治安が悪く、朝一の飛行機でモスクワに帰る時に空港まで送ってくれたドライバーは防犯用のピストルを持っていた。

そんな都市だから広瀬さんも現地確認せず、ソ連の作家の本に書いてある仮説をそのまま情報を載せているのだろう。Wikipediaでは放射性廃棄物を貯蔵していたタンクが爆発したと原因を説明している。

広瀬さんは読者を必要以上に怖がらせようとしているとしか思えない。

広瀬さんのもう一つの本「危険な話ーチェルノブイリと日本の運命」も読んでみた。

こちらの本は、チェルノブイリの原発の炉心溶融事故は、規則違反で実験をしていて起こったとか、黒鉛型なので格納容器がなくて危険な設計だったなどという報道は嘘っぱちで、マスコミは正確な情報は流さないと語る。

そして日本の原発はすべてすぐに止めるべきだと自説を展開している。

実は日本は原発なしでも十分電力は余っている。日本の電力業界はマスコミをコントロールしており、原発をつくると設備製造メーカーのみならず、建築や地元対策費で巨額の金が落ちるので、産業界が原発建設を推し進め、都合の悪い情報は絶対にマスコミに載らない。

だから御用学者やNHKはじめ御用マスコミが、原発の危険性を全く報道しないのだと。

広瀬さんは普通のマスコミには登場しないが、朝日ニュースターというCSの番組に出演したときの映像がYouTubeに掲載されている。筆者の先輩からビデオを送ってもらったので、筆者もこの番組は見た。

放射能汚染が起こると、一番ダメージを受けるのはこれから長く生きなければいけない子どもだ。だから広瀬さん(68歳)は孫娘を関西に行かせたという。

広瀬さんの話っぷりがいかにも説得力があるので、広瀬さんの言っていることの真偽のほど、原発廃止論が根拠がある話なのかどうか、何が本当なのか混乱してしまう。

しかし冷静に考えると広瀬さんの本にもテレビの談話にもほとんど根拠が示されていないことに気づく。「危険な話」には、多くの新聞記事コピーがそのまま掲載されているが、新聞記事が正しいとは限らない。

特にYouTubeに収録されている講演の最初に、今回の地震の規模は実は8.3−8.4だったが、国の援助を引き出すために過去最大のマグニチュード9.0に引き上げたのだという話がある。

何の根拠で専門家でもないノンフィクション作家がこんなことを言えるのか?

少なくともこの二冊を読んだ限りは、今回の原発事故を奇貨として、今までほとんど注目されていなかった持論の原発廃止のために、あることないこと言って、世間を怖がらせているような印象だ。

まさにテレビCMで言っている「デマにまどわされないようにしよう」という「デマ」なのかも知れないし、実は正義・正論を主張している人なのかもしれない。

YouTubeの映像を見ればわかるが、広瀬さんの話には説得力があり、正しい指摘もある。

たとえばマスコミは、検出された放射線量の××マイクロシーベルト/時と、人体に影響のある基準の××マイクロシーベルト/年をわざと混同するように仕向けているが、マイクロシーベルト/年は、マイクロシーベルト/時を365X24=8,760倍、つまり約1万倍して比較する必要があり、だまされてはいけないと語る。

NHKで登場するすべての大学教授、解説委員、科学文化部記者は「大丈夫」と根拠のない話ばかりして許せないと具体名を挙げて非難している。

日本人の半分弱はガンになる。そしてそれが放射能被曝なのか、あるいは自然なのか、原因はわからない。

筆者の率直な印象は、「話にはいかにも説得力あるが、根拠は示されていない。デマゴーグというのは、こういう人なんだな」というものだ。しかし広瀬さんの意見は時流を得て、遂に浜岡原発は菅首相が全炉停止を要請した。

YouTubeの映像のどれかは見ておく価値はあると思う。上記のように信憑性に疑問が残ることも念頭にいれて、付和雷同せず、それぞれが冷静に判断して欲しい。


16. 2011年7月20日 20:15:24: zsS73np1wE
14さん、
引用1>広野(広瀬?)・明石さんも、その不安を煽動するいわばデキレース?そうではないことを祈るのみだ。
〃2>空き缶を引き摺り下ろし、マグナ社を原発管理契約を即刻解除し、

(この辺りまでは、国民に共感を求めることはできるかもしれないと思いますが)

〃3>ダメリカ放射能専門隊なる日本統治機関を官邸、日本より追い出さない限り…

2011.7.20、ドル延命が可能かとの気配を感じます。「『日本が買ってる国債をチャラにしろ!』と、菅が迫られている」とコメントにあり、なんだか心配。日本人は
幼い子供の教育を、≪日本独立≫へ、ハンドル切り変えましょ。


17. 2011年7月20日 22:03:39: lI29enkwe2
15は政府の使いっ走りだな。
資源エネルギー庁のスパイめ

18. 2011年7月20日 22:03:55: K6pw8CUlDY
 7月18日、大阪の広瀬隆講演会に行った。
日本人全てに聞かせたいものである。

 途中、工作員と思しき者が怒声を上げて、講演の
妨害をしていたのは、ホントに腹が立った。


19. 2011年7月20日 22:18:29: BKc3zlS6Ok
>15
>何の根拠で専門家でもないノンフィクション作家

広瀬さんはデマ専のフィクション作家に転向しています。


20. 2011年7月20日 22:50:38: FkrLS6Oe0L
>15>19

お前らこそデマ専のなりそこないだ

くだらない水を差すな

命懸けの勇気というものを少しは尊重しろ

せめて邪魔をするな

すっこんでろ


21. 2011年7月21日 00:01:07: S3HtCihiFg
15はコピペだね。前にも見た。

長文コピペは、最近よくある現象ですね。

でも、イントロが広瀬氏の著作の紹介というあたりが手がこんできたな。


22. 2011年7月21日 00:12:27: vQ4sXKuczE
広瀬氏は、全て根拠を示して説明している。

新聞記事が嘘の場合はあるが、かといって広瀬氏が根拠として出した新聞記事が
嘘と断定することなどできない。

事実は現在進行中でなければ記録の中でしか確認しようがない。
新聞や各種資料の記録自体を「根拠がない」と主張するなら、
根拠のある事実などこの世に存在しえなくなる。

15番の書き込み事態が、根拠がない思い込みというより、反広瀬宣伝文に過ぎないし、自己論理が自分の文章の中で破綻している。


23. 2011年7月21日 01:25:41: 7RFyIpm0qU
>15のコメントを読んで、思わず本棚から《ジョン・ウェインはなぜ死んだか?》を取り出しパラパラと再読してみた。

15は反広瀬の意図があるのか、15の言うが如くの広瀬氏がデマゴーグとは何処を読んでも言えないであろう。ただ氏は事実を使い意図的に結論を読み手に想像させるのは卓越している。

15は最初から広瀬氏を貶める為にカキコミしたのであろう。冷静、客観性を装っているが22のコメにあるように15は≪自己論理が自分の文章の中で破綻してる≫。

特に15の文中≪日本人は半分弱は・・・・・・。・・・・原因はわからない≫、
はあ?お前の文章のほうがわからないよ。


24. 2011年7月21日 01:47:33: B9Qyp3U0l6
10さんに同意です。

尚、広瀬さんの告訴は

誰でも、犯罪があると思うときは、告発をすることができる
(刑訴法239条1項)でよろしいかと。


25. 2011年7月21日 06:01:24: A4GQ7o9O02
今朝の新聞広告

週刊◯潮 「ワイド 新・堕落論」
『原子力村住民を片っ端から訴える反原発の扇動者「広瀬隆」』

一体全体、週刊◯潮は、何を目指してるんでしょうか?
電◯連、◯電から、毒饅頭をたくさんいただいているからでしょうか?

片や、週刊◯春
坂本龍一 独占インタビュー 
『私はなぜ「脱原発」を訴えるのか?
 使用済み核燃料を生産し続けるのは狂っている』


26. 2011年7月21日 06:37:23: yWEnOWGRHA

広瀬さんを支持します。

27. 2011年7月21日 07:04:42: qDOCdv73XY
逆に彼等の方が、誣告罪で訴えられそうですね。犯罪は構成要件に該当する有責違法な行為ですが、何となく誣告罪くさい。

28. 2011年7月21日 08:08:34: DB5KcjycmG
フランス革命は、当時の法律からすれぱ、それは違法だろう。でも、歴史的には断罪されない。これは何故か。

法律は遵守すべきもの。これは当然だ。法律に違反したら罰せられる。これも当然だ。しかし、法律を超える正道はある。法律がすべてを支配しているのではない。

スーパーコンピューターが、地球の大気の動きを、グニャグニャ、ニョロニョロと描写する。正当不当の様相も大気の動きのように変幻自在なのだ。人の頭がこれに付いてゆけないだけだ。

広瀬隆氏は、その点で正道を歩いている。


29. 2011年7月21日 08:39:17: xPqDSL6apE
17〜23までのコメントに同感です。

30. 2011年7月21日 10:41:43: 7lCsCLuDPc
奇しくも日露戦争の英雄と同姓
偶然でしょうか?

31. 2011年7月21日 11:59:43: c3MGH08xSU
 国民が放射能問題に扇動誘導されている間、台風が大雨を降らせ日本通過、その後、地震勃発?地すべり等の大災害?今朝夢を見た。正夢でない事を祈る。
 ハリケーンミァンマー大水害、そのハリケーン、四川省で大雨を降らせ、消滅。
 その後、地震勃発大災害。以前、ベ〇トル車?が掘削したとの噂あり、これにツイツイダブル。
 だとすれば、放射能喧伝、台風、地震等など、ダメリカのなせる業?自然災害に託けて?なんておもう次第だ。
 何でも起こせる?超大国+椅子らエルは、既にその手段を保有済み?
 それにしても、世界フィギアスケート開会式での地震波形放映は圧巻だった。
 なんでもありかも?日本資産乗っ取る為には、ダメリカは、何でも仕掛ける?それが「ともだち作戦」だ。略、間違いなさそうだ。
 それにしても、工作員等は、日本人なのだろうか?国を売る行為だよ。(涙)とても理解できない。
 日本国民・小沢・鳩山・亀井連合VSダメリカ・椅子ラエル・売国奴等との戦争真っ最中だ!
 この戦争、俺達国民は負けるわけにいかない。(拝)

32. 2011年7月21日 15:51:11: WcJhxBooUg

私が昨日この原発板のケツまで見た?中の・・・。

http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/795.html
東海村臨界事故の“被曝者” 毎晩かゆみと痛みで眠れず jesusisinus

http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/912.html
福島県HPが山下俊一アドバイザーの「助言」の数値をこっそり訂正(低気温のエクスタシー) ジリノフスキー松田

http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/358.html
福島第一原子力発電所 事故の歴史 1976年〜2011年 fm99.8

http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/318.html
数百万人の日本国民は、日本メジフィックス社製新薬の実験動物として、計画被曝させられた 爺さん

http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/884.html
宮城県の復興計画/野村総研が全面関与/知事「地元の人 入れない」(しんぶん赤旗) gataro

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/518.html
7人が死傷した川内原発で「事故隠し」が為された可能性 (低気温のエクスタシーbyはなゆー) クマのプーさん

http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/764.html
東京電力と政府には3号機建屋爆発時のオレンジ色の炎について説明責任がある 浅見真規

http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/584.html
1号機は津波ではなく地震による損傷でメルトダウン:再循環パイプの破損で津波前から毎時25トンの冷却水漏れ あっしら

http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/395.html
福島第一の1,3号機爆発の原因は、Zr(ジルコニウム)からの水素というのは、ほんとうか? 謎の中性子線源? FRB

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/787.html
これが日本政府のやったこと目を背けずに見てください=i阿修羅掲示板投稿コメントより) 極楽とんぼ

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/727.html
放射性廃液放出事故を起こした歴史のあるイギリスの町で不信感が再燃しています。(FNN) gataro

http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/717.html
3月12日、コスモ石油千葉製油所隣りの劣化ウラン保管施設も延焼(低気温のエクスタシー) 吐息でネット右翼

http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/434.html
原発から飛び上がる一機のヘリコプター!地震の日の夜7時、福島県民は見放されたのだ TT4

http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/765.html
謎深まる4号機爆発 水素、原因じゃない?(東京新聞) gataro


33. fk 2011年7月21日 16:18:16: QOA9.NppsrCJU : 0iozZoVNts
IAEAの報告書と東電が。提出したデーターを見て判断してください。

福島原発3号機
IAEAへの報告書
本文4章p11・p64
添付資料4-1・p1・p40・p46・p52
添付資料4-2・p3・p40


チャート5/16プレスリリース


1号機
1点目
東電報告書1号機チャート5/16(保安院提出分)
p49の線4番5番 11日12:00では272.6度と272.4度ですが
地震直後からかなり動きがあります。 これが冷却装置が
働いた時に適正な温度変化なのかが疑問です。圧力容器底の
温度との回答です。 

2と3号機にある圧力容器各部の温度変化チャートが見当たりません。

2点目
チャートp32の温度変化は1点目のせいではないでしょうか?
空調は地震で外部電源が落ちたあとDCに切り変われば本来自動で
復元するとの東電から聞いています。(電話問い合わせの技術の私
より判る方からの返答です。

3点目
チャートp25地震直後からラインの何本かに変動あり。
漏洩の可能性?

4点目
チャートp43 11日14時以降が他のデーターから転写されていないか?
明らかに色が違いすぎる。 14時前まではオリジナルで14時以降は他から拝借?

2号機
チャートp63
地震直後に何本かのラインが設定値を超えている
設定値を越えると漏洩との判断らしいです。(東電情報)

チャートp44
5番CRD上部温度地震直後に上昇 
3号機との比較でのその他の温度も注目してください。


3号機
チャートp48 
2号機と同じ部分との事ですが、変化している温度変化の配管?の部分がちがいます。
こちらは270度からの低下のラインです。
チャートp83
津波到達前に温度変化している部分があります。


福成 孝二 090ー8296ー0251

 
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/index10-j.html
 
の2.チャート1号2号3号比較していたら
 
1号機で特徴的なグラフの変移がありましたのでご報告いたします。
全て地震〜津波まで区間での話しです。
 
地震の影響が無いと言えるデーターでしょうか?
 
1点目
1号機チャートp4〜6
地震直後から25分間以上(地震直後から1メモリが1分になっています)水位が3800mmから-70cmと2号機3号機に比べて下がりすぎている。
2号機はチャートp2〜5(常に微妙に揺れている)
3号機はチャートp6〜9(常に微妙に揺れている)
また1号機の水位だけ安定しすぎていいて(圧力差で水位測定なのなら)素人の発想ですが圧力が外部に漏れたら水位変化がぶれずに安定しやすいのではないでしょうか? IC配管から漏洩で流入がないとか? 1号機はクロースド状態を保っていない?
 
2点目
1号機チャートp8
原子炉圧力の暴れが激しい津波までに5回振幅している振幅の
幅も10〜25気圧と
2号機p6の1.5振幅、振幅幅3気圧
3号機p11の1振幅、振幅幅3気圧とは
比較にならないほど激しい。
 
3点目
1号機チャートp29配管のいずれか地震前のデーターから番号20と21と思われるが60度から160度に上昇している。番号不明ならが260度近辺から190度に低下している。
2号機ではp44の5番のみ50度から150に変化(CRDハウジング上部温度)
3号機では下に位置する配管温度には特徴的な変化は無く
逆に高温側の配管2本程にに特徴的な変化があります。
270度近辺から190度へと235度近辺から180度
 
4点目
1号機p40
120度の温度低下が5分で発生している。また2号機3号機で記録されていない数日後と思われる再起動後のデーターをわざわざ載せている(目立たなくする為?)
2号機p53は10度の低下が10分で収束(設計通りかと思われる)
3号機p66は15度の低下が40分
 

津波までに何のアクシデントも無かったと果たしていえるのでしょうか?
 


34. 2011年7月21日 16:21:44: 0HWREZWYs6

>>14 は工作員にとって、ものすごいショックだったようだ。GJ!



35. 恵也 2011年7月21日 16:35:09: cdRlA.6W79UEw : EJowh2YWzw
>>03 一市民としてできること、デモでも署名でも募金でも、他できることは協力したい、

「タラ レバ」と、仮定をつけた口先だけならなんとでも言える。
今の義をみても「アンタは何もしてない」いい訳を自分にしてるんじゃないの?
人間はいい訳の天才なんだよ。

広瀬氏は全力で脱原発をさせるために、裁判を起こさせようと走り出してる。
今の機会に日本で脱原発を出来なければ、100年は無理でしょう。
”義を見てセザルは 勇 無きなり”

>>14 ダメリカによる地震津波原爆テロ

バカ!
人工地震を作るだけの科学力を今の人間は持ってない。
地下核実験は行えても、今の人間に出来るのは地下に掘って4kmが限度。
地震の震源地は10kmくらいじゃないかね。人間は行けません!

>>15 日本では3人に2人はガンに罹り、がん患者のうち3人に一人は亡くなっている。

その話はおかしい。
俺の親族はほとんどがガンにかかって、手術をして5年くらいで再発をし死んでる。
日本で一番多い死因は脳溢血や心筋梗塞などの血管の病気で30%くらいであり
ガンは30%弱という話を聞いたことがある。
実体験から想像すると、がん患者はほとんどガンで死んでるのじゃないかね??


36. 2011年7月21日 18:52:35: C1XTCG7GXY
東電はいまだに会社が残ると思ってんのか。今がカド期。1年後あたりから顕著に福島で異変が起こってくる。東電としては戦略的に放射能は比較的安全とプロパガンダをはりその間、全国に放射能を拡散させる。できるだけ全国に放射能をまき甲状腺がん等の頻度を全国レベルを底上げする。つまり夜中にトラックで高速道路を汚染土、東北食品、牛乳、肉、魚を振りまけば裁判のとき病気の顕著差を薄める働きがある。この戦略は官僚の政策(国家賠償の低減)にもあう。阿修羅は現政権の試金石のようになっているので工作員は放射能安全の工作を一生懸命にしかも上品に展開するわけである。刑事罰も当然のことだが、一私企業が国民に対する自然の制限(簡単には安全に水が飲めない。公園で遊べない、窓を開けれない、野菜を食べるのにいつも心配しなければいけない等々)は日本政治始まって以来のことである。この不自由に対する損害賠償を起こさないといけない。チェルノは電気量はただ、日本はこんな迷惑をかけてされに高額な電気料を請求し続けている。暗黙には文句言うと停電させるよとね!ちなみに社長の退職金は3億、やり逃げします。放射能が安全と書くことは国民の不自由をきずかせない洗脳効果がある。にわかに信じがたいが深夜のトラック爆走は又聞きだが東北から関西方面を走行すると運がいいと追い抜かれる。そのときは息を止めてやりすごしてください。東電をはじめ放射能は安全と洗脳受けてるやからは安全だから全国にまいても罪の意識はない。
日本国民は戦争以外に共通の敵を認識できるのは珍しいが民法、刑法、どこじゃない。人民裁判で日本国民に対するテロ行為のため直ちにそのグループは銃殺となる。戦時の敵兵の殺戮は名誉こそあれ殺人ではない。以上これぐらいの厳しさで望まないとこの国はとんでもないことになる。

37. 2011年7月21日 19:48:27: IRM24IRQ66

  今回の福島第一原発事故による放射線被ばくで、(原発付近で大量の放射線にさらされている作業員や、自衛隊、消防、警察などを除き)少なくとも一般公衆において、がんは増えないと予測する。

 放射線汚染(内部被ばく)を恐れるあまり、政府や自治体が出荷制限・摂取制限していない野菜・魚・水までをも警戒し、摂取しないと、かえって健康被害が生じかねない。

 今回の事故に影響を受け、放射線被ばく(外部被ばく)を恐れ、X線やCTなどによる検診(健診)を受けないと、がんを早期に発見できず、進行がん・末期がんに至る可能性がある。

 放射線に対する正しい理解を欠いたままでは、放射線への恐怖・懸念・ストレスが大きくなる可能性がある。

 2011年3月11日、宮城県沖を震源とする巨大地震が発生し、女川および福島の原子力発電所が大津波に襲われたが、原子炉は自動停止した。しかし、福島第一原子力発電所では冷却ポンプが故障し、炉心が高温となり水素爆発となった。環境へ放射性物質が漏えいし、20キロメートル圏内で避難した。日本では軽水炉であり黒鉛炉ではないため、チェルノブイリのように黒煙火災にともなう大量の放射性物質の放出による公衆の高レベル放射線被曝にはならない。


38. 2011年7月21日 19:51:36: IRM24IRQ66

 旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所では、1986年4月26日午前1時24分、安全装置の電源を切るなどの規則違反の試験運転が行われ、原子炉が暴走した。これにより炉心が高温になり、溶けて燃え、破壊したのである。発電機のあった建屋が吹き飛び、炉心に配置されていた黒鉛が発火し火災となった。

 原子炉の暴走が生じたが、爆発は燃料と冷却材の反応および高温の水素と一酸化炭素が空気と混合したことによるものである。格納容器による防護がなかったため、10日間で2エクサベクレルという多量の核分裂生成物が放出された。急性死亡者数は消防員や発電所職員ら30名、急性放射線障害による公衆の死亡者はなかった。

 発電用の炉心は決して核爆発を起こさない。それには2つの理由がある。ひとつは、発電用の燃料のウラン235の濃縮度が数パーセントと低いことにある。爆弾の濃縮度は90パーセント以上である。もうひとつには、発電用の燃料棒の被覆管が薄いために少し高温になると溶けて破れるからである。一方、爆弾では燃料は硬く分厚い金属で包まれており、かなり高温高圧にならなければ壊れない。内部がかなりの高温高圧になって初めて破裂するような構造になっているのである。

 もし広島や長崎のような核爆発がチェルノブイリ原子力発電所で起きたなら、半径2キロメートル以内の建物が爆風(衝撃波)でほぼ完全に破壊され炎上してしまう。この場合、おびただしい数の犠牲者が発生することになるのである。広島と長崎の両市の急性の犠牲者数は、数万から10万人である。一方、チェルノブイリでは30人である。

 核爆弾と原子力発電所の事故では、どちらも核燃料に原因があるが、災害の様子と規模はまったく異なるのである。したがって、防護と防災の仕方も、一部似ているが、大半は異なる。チェルノブイリ原発事故は核爆発ではなかったのであった。

 ソ連の原子炉では、燃えやすい黒鉛を水の替わりに使っている。黒鉛といえば炭であるから、大事故の時には火災になる。一方、日本の原子炉では普通の水を核燃料の周りに蓄えている。これを軽水炉と呼んでいる。水というのは火を消すほうであるから、日本の原子炉はチェルノブイリのような火災にはならない。

 ソ連型チェルノブイリの黒鉛炉は、事故で黒鉛が高温になり燃えだしたのである。そのため大火災になり、多数の消防士たちが消火作業にあたった。破壊した原子炉から10日間も放射性物質が大量に環境へ放出された。放射性物質のなかでも、特にヨウ素131という核種が、健康被害の原因となった。

 この消火作業で、消防士たちはベータ線による熱傷を受け、全身をガンマ線で被曝したのである。129人の重傷者は、翌27日に、モスクワの専門病院へ収容された。そのうち30人は、致死線量に相当する急性放射線症状を示していた。結果、28人が死亡したが、そのうちの17人は放射線が原因であった。

 チェルノブイリ原子力発電所の30キロメートル圏内で生産された牛乳は、放射性ヨウ素により汚染されていたが、出荷され、周辺の町で消費された。この事情は、30キロメートル以遠でも同様であった。

 チェルノブイリ原子力発電所の火災とともに噴出した核の灰は気流に乗って広範囲な地域に降下したのである。特にその時に雨の降った地域は汚染した。その地で生産された牛乳は、高濃度に放射性ヨウ素で汚染された。困ったことに、それは消費地へ出荷されたのである。

 ヨウ素はホルモンをつくるための必須の元素で、体内へ取り込まれると甲状腺へ蓄積される。特に成長期の子供たちの甲状腺は、放射性ヨウ素で汚染された牛乳により高い線量を受けたのである。甲状腺線量の80%が汚染された牛乳の摂取が原因だったとロシアの専門家が報告している。

 放射性ヨウ素131の半減期は8日である。30日も経過すれば、その危険もかなり弱まるのである。ソ連では、当時食糧事情が悪く、汚染された牛乳を流通せざるを得なかったのであろうか。今の日本では考えにくいことである。その他、広範囲に屋内退避がなされなかったこと、そしてヨウ素剤が配布されなかったことが重なり、住民たちの甲状腺が危険な線量を受けてしまったのである。

 事故当時の子供たちに、その後甲状腺ガンが目立って発生した。事故前には年間10万人あたり1人未満のまれな病気であったが、事故後に徐々に増加し、数人から10人の発生となったのである。

 ウクライナ、ベラルーシ、ロシアでの小児甲状腺ガンは世界保健機構(WHO)の調査報告によれば、2002年までの総数は4000人である。小児甲状腺ガンは外科治療による治癒率の高い病気で、他のガンと比べて転移による死亡も少ないのである。こうしたことから、3カ国でのガン死亡は、2002年までに15人である。

 チェルノブイリ原発事故被災者らの全身線量を、6段階区分で説明する。

単位:シーベルト(1シーベルト=1000ミリシーベルト)
レベルA:4以上、レベルB:1〜3、レベルC:0.1〜0.9

単位:ミリシーベルト(1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト)
レベルD:2〜10、レベルE:0.02〜1、レベルF:0.01以下

 事故当日の消防士などの緊急作業員はレベルAおよびBの線量である。この中で、レベルAの緊急作業員28人が急性放射線障害で死亡した。

 その後、石棺などを建設した復旧作業員はレベルCである。この人たちは、急性放射線障害は発生しなかった。ただし、白血病や発ガンのリスクを負ったのである。平均0.1シーベルト(=100ミリシーベルト)とすれば、10万人あたり400人に致死ガンが発生することになる。

 年齢を重ねると誰でも発ガンの可能性が高まる。いろんな原因でガンになるのである。放射線も原因のひとつである。この種の研究は、レントゲンの発見以来、続けられている。広島原爆の時の半径500メートル以内の生存者78人の線量はレベルBである。1972年から25年間の死亡数は45名で、死亡時の平均年齢は74歳で、顕著な寿命短縮はなかった。

 放射線防護学の研究グループは、東京都での核兵器テロ発生を想定し、発ガンによる寿命短縮を予測計算した。レベルBの線量を受けた生存者の平均寿命短縮は4カ月になり、広島と同様な結果で、放射線災害の生存者の寿命短縮は顕著にならないことを示したのである。もちろん健康被害を受けることにはなるのであるが、現状の日本の医療を受けた場合の予測である。

 100ミリシーベルト未満の低線量では、致死ガン発生の危険性は実効的に無視できるという説がある。それは広島・長崎の長年の生存者の調査から、顕著な発ガンが見られない事実から言われていることである。

 チェルノブイリの汚染地に暮らす線量レベルD(2〜10ミリシーベルト)以下の被災者の平均寿命短縮期間は10日未満と、放射線防護学の研究グループは予測している。チェルノブイリ周辺の3カ国の平均寿命が60歳前後であるので、低線量の被災者たちは、甲状腺以外の発ガンは顕著にはならないと考えられているのである。

 WHOでは、この100ミリシーベルト以下の線量に対しても、発ガン数を計算し、指定数に加えている。汚染地の住民の平均線量は7ミリシーベルトであり、この低線量から5000人が、ガン死すると計算した。この低線量被災者に対する推定は、はなはだ疑問がある。2002年までのガン死亡数15人とも矛盾している。

 リスクを過大評価し公衆に説明するのは、緊急時にはプラスに作用する。しかし、事故後20年も経過した復興期には、不安を住民に与えるだけである。こうしたマイナス面を、国際機関であるWHOの専門家たちは理解すべきである。

 原子力発電所の事故災害では、核爆発は生じない。すなわち、核爆発の特徴である、衝撃波や閃光(熱線など)による災害にはならない。そのため、被害規模として、広島や長崎のような核兵器の戦闘使用による、都市が壊滅することはない。

 原子力発電所事故災害は放射線障害になる。環境へ放出された放射性物質の放射能の大きさを比較した場合、チェルノブイリを1とすると、広島(1945年)が3万、ビキニの核実験(1954年)が1400万となる。ただし、広島の空中爆発では、ほぼ100%の放射性物質は高温のため、さらに上空へ昇り、広島市に降下しなかった。

 ビキニ環礁での地表核実験では、発生した放射性物質の50%〜80%が海面や島へ降下した。ビキニの実験では、広範囲(およそ100キロメートル四方)に立入禁止となったが、大量の核の灰が風下に降下し、160キロメートル地点のマグロ漁船の第五福竜丸や、190キロメートル地点のロンゲラップ環礁の島民が危険な放射線障害を被った。そのため、ロンゲラップの全身被曝量がレベルB(1〜3シーベルト=1000〜3000ミリシーベルト)となった被災者の7%が甲状腺ガンとなった。一方、チェルノブイリ事故では、世界保健機構が調査した720万人の被災者の0.07%が甲状腺ガンとなった。すなわち、発ガンについても、核爆発災害がより危険であることが示されている。

 チェルノブイリ事故後、原子力施設内部に数年間の間に何度も入って調査をしたある科学者がいた。
彼は、総計9000ミリシーベルトの被曝をしたが、元気に生きていると聞いた。この被曝線量値は、瞬時に被曝した場合には、致死量であるが、このように分割被曝では、致死とはならなかった。
この分割被曝の人体影響は、瞬時被曝よりも小さい影響となるようである。
さらに被曝の時間当たりの量、すなわち線量率も人体への影響の仕方に変化を与えると考えられる。
すなわち同じ線量値を、低線量率で被曝する場合は、それを高線量率で被曝する場合と比べて、人体影響は少ないようだ。
生物の高度な修復機能と関係があるのかもしれない。
この問題は、現在放射線生物学の重要なテーマとして研究が続けられている。


39. 2011年7月21日 19:53:33: IRM24IRQ66

 放射線被曝のリスクは広島・長崎の原爆被爆者のデータ(大線量被曝)をもとに推定されている。リスクが線量値に比例すると仮定した国際放射線防護委員会の1990年勧告値をもとに、被曝線量に対するリスクが推定できる。これによると、1ミリシーベルトの瞬時全身外部被爆した場合の致死ガンの発生率は、10万分の5である。この意味は、10万人の公衆が、全員1ミリシーベルトの瞬時被曝した場合、その中の5人が将来、致命的なガンを発症する確率にある。

 原子力事業者や政府は、平時の公衆の放射線被曝を年間1ミリシーベルト以下にする努力義務がある。しかし、万一の核災害で、数十ミリシーベルトの被曝をしたとしても、そのリスクはさほど高くはなく、個人としては心配しないほうがよい。

 この1ミリシーベルトと等しいリスクの例としては、紙巻たばこ50本の喫煙、自動車500キロメートルの走行であると考えられている。2000年の我が国の死因の3割はガンで、トップである。もし毎日20本喫煙し、それを30年間続けたならば、放射線被曝換算で、4300ミリシーベルトの半致死線量に相当するリスクになる。

 ガンマ線や中性子による外部被曝に対する人体の放射線障害は、広島・長崎の被曝者に対する研究からかなりのことがわかっている。障害は被曝後数週間以内に発症する急性障害と数カ月から数十年の潜伏期を経てから発症する後障害とに分類される。250ミリシーベルトを超えた線量を全身に短時間のうちに受けた場合に、被曝の影響が比較的早期に発生する。その症状は線量の大きさによって異なる。

 細胞の放射線感受性は、細胞分裂が盛んな細胞ほど高い。造血器官、生殖腺、腸管、皮膚などは被曝の影響を受けやすい。さらに胎児期は器官や組織が造られ細胞分裂が盛んなので、胎児は放射線の影響を受けやすい。

 被曝による人体影響の現れ方には、線量の閾値(しきいち)の有無で大きく二つに分けられる。それは確定的影響と確率的影響である。

 一つめの確定的影響は、ある量(閾値)以上の線量を被曝した場合にのみ発生する。例えば、脱毛や、皮膚が赤くなる、白内障などの影響である。症状の現れ方には多少の個人差はあっても、線量の大きさによって同じような症状が現れる。この確定的影響には次の特徴がある。
(1)同程度の線量を被曝すると、誰にでも同じような症状が現れる。
(2)症状は、閾値以上の線量で現れる。
(3)症状の重さは、線量の大きさに依存する。

 二つめの確率的影響は、閾値となる線量がなくて、わずかな線量を被曝しても、一度きっかけができると、この種の障害が発生する確率が生じると考えられている。放射線による発ガンや、遺伝的障害がこの例である。

 放射線被曝により誘発される発ガンは、線量に比例し、被曝後、長い年月の潜伏期を経て、症状が現れる。この種のガンには、甲状腺ガン、乳ガン、胃ガン、肺ガン、結腸ガン、白血病などがある。被曝後のガン発生率は、広島・長崎原爆被曝者の調査から、500ミリシーベルト以上の被曝をした場合、その被曝線量に比例してガンの発生率が増加することがわかっている。しかし、200ミリシーベルト以下の被曝者には、ガン発生率の増加は認められていない。発ガンには、放射線以外の要因があって、我が国では、4人に1人はガンで亡くなっており、低線量の放射線被曝による発ガンを確認することは極めて困難である。もし数十ミリシーベルトの線量を被曝した場合に、それによって将来ガンになる確率は、その他放射線以外の因子でガンになる確率よりも低いことになる。
なお、国際放射線防護委員会の1990年勧告では、1000ミリシーベルトの被曝に対して、致死ガン誘発の確立として100分の5の値を示している。

 放射線の遺伝的影響は、これから子どもをつくる人が生殖腺に放射線を受けた場合に発生する確率をもつ影響である。ただし、広島・長崎の原爆生存者の調査では、この遺伝的影響は見つかっていない。見つかっているのは、ショウジョウバエやマウスなどを用いた実験からである。ヒトへの影響に関しては、この生物実験の結果から遺伝的影響を推定しているだけである。もしも10ミリシーベルトの線量を被曝したとすると、将来の子孫に遺伝的影響が現れる確率は100000分の6と推定される。100ミリシーベルトならば、その確率は10000分の6となる。

全身被曝による急性放射線障害 単位:ミリシーベルト
 250以下:ほとんど臨床症状なし
 500  :リンパ球の一時的減少
1000  :吐き気、倦怠感、リンパ球著しい減少
1500  :半数の人が放射線宿酔(二日酔い症状)
2000  :長期的な白血球の減少
3000  :一時的な脱毛
4000  :60日以内に半数の人が死亡する

確定的影響の例とその閾値 単位:ミリシーベルト
一時的不妊
 男性(精巣):150
 女性(卵巣):650以上
永久不妊
 男性(精巣):3500以上
 女性(卵巣):2500以上
一時的な脱毛 :3000
白内障    :2000
胎児被曝
 流産(受精から15日)   :100
 奇形(受精後2〜8週)   :100
 精神遅滞(受精後8〜15週):120

外部被爆
体外から放射線を照射される被曝の形態。

内部被曝
体内に取り込まれた核種から放射線を照射される被曝の形態。
例えば放射性ヨウ素は甲状腺に蓄積し、その組織が集中的に被曝するので危険。
一方、セシウムは全身の筋肉に蓄積する。
人体へのリスクは放射性ヨウ素のほうが高い。
人体内に通常、およそ1万ベクレルの放射性カリウムや放射性炭素などがある。
健康影響のリスクは、概して100万ベクレル程度以上が体内に入り込んだ場合である。

 広島・長崎の原爆による放射線の被曝量(線量)は爆心からの距離別にまとめられている。1965年に暫定的に線量は推定されたが(TS65D)、1986年に日米合同の調査により再評価された(DS86)。DS86によると、広島原爆の爆心地から1000メートルの距離にいて被曝した皮膚表面のおよその線量は、ガンマ線によるものが4グレイ(=4シーベルト)で中性子によるものが0.2グレイ(0.2シーベルト)となる。光と同じく電磁波であるガンマ線は遠方まで届くが、中性子は質量がほぼ同じ空気中の水素原子との衝突によりエネルギーを失うので、遠方では大きな線量成分とはならない。

 爆発直下500メートル以内にいて生存した人たちがいた。1968〜70年に行われた原爆被災復元調査により、その圏内に78名の生存者が確認された。男性48名、女性30名で、被爆時の年齢は9歳未満3名、10〜19歳24名、20〜29歳15名、30〜39歳16名、40〜49歳17名、50〜59歳3名であった。彼らはコンクリートの建物、地下室、満員の路面電車の中にいた人たちだ。電車内の生存者が7名いたのは驚異である。

広島大学原爆放射能医学研究所(広島大原医研)プロジェクト「近距離被爆生存者に関する総合医学的研究」により、これらの生存者の調査研究が1972年から実施された。蒲田七男博士らの抹消血リンパ球染色体異常に基づく個人被曝線量推定から、これらの生存者の平均値は2800ミリグレイ(=2800ミリシーベルト)「DS86」と評価された。建物の壁などにより放射線がかなり遮蔽された結果である。

1972年から25年間の死亡者数は45名だった。その年齢別死亡症例数は60歳未満4名、60歳代10名、70歳代15名、80歳代13名、90歳代3名だった。死亡時の平均年齢は74.4歳であり、顕著な寿命短縮は現れなかった。


40. 2011年7月21日 19:55:33: IRM24IRQ66

 放射線防護学の研究グループの体験記

 1997年7月オブニンスクの医学放射線研究センター(MRRC)のロシア・ブリャンスク州高放射能汚染地区へのフィールドミッションに参加した。笹川記念保健協力財団のチェルノブイリ医療協力事業の一環である。モスクワから南西90キロメートルに位置するこの都市は、日本では「つくば」に相当する旧ソ連の科学都市である。街の壁には、アインシュタインの有名な式(E=m×cの2乗:質量に光速度の二乗を乗じた値はエネルギーに等しい)が大きく描かれている。なお、1954年に世界初の原子力発電所がこの地に誕生している。

 このミッション参加者の内訳はMRRCからステパネンコ博士、コンドラショー博士、シャフターリン博士ら7名、科学工業ユニオン・タイフーンから事故直後に現地調査をしたスニコフ博士、モスクワの生物物理学研究所からヨウ素129の調査のための土の採取にガブリーリン博士、ブリャンスクダイアゴナスティックセンターからアレクサンドル博士、イズベスチヤ紙の記者チェチェン氏、そして私の総勢12名である。4個のスペクトロメータを搭載したモービルラボを含む3台の車で、7月18日朝9時にオブニンスクを発ち、南西方向に約400キロメートル離れた町クリンシーへ向かった。このミッションは、その前年に原医研に客員教授として招待されていたステパネンコ博士からの提案がその発端だった。彼から、ロシアで最も汚染した村ザボリエの話を聞いた私は、その調査の機会を心待ちにしていた。

 私のねらいはチェルノブイリ事故からのフォールアウトで高レベルに汚染した居住制限地区の被曝線量調査である。

 途中ブリャンスクダイアゴナスティックセンターに立ち寄り、ドロホフ博士から現地の甲状腺がんの疫学的状況の説明を受けた。土壌汚染の少ない地域でも、甲状腺がんの発生が少なくないと言う。その晩クリンシーに到着した。

 ウエートホテルを基地として日帰りの現地調査が翌日からはじまるのだが、私がこれまで経験した、旧ソ連のホテルの中でも最もレベルの低いものであった。9泊の滞在中に、シャワーの湯は二晩しか供給されなかったし、部屋は一度も掃除されなかった。支配人は私たちに挨拶に来てベストを尽くすと言ったにもかかわらず、他のロシア科学者たちも同様な悪印象をもったようだ。

 バザールで魚の燻製(くんせい)、野菜、西瓜、チーズ、豚肉などの食料品を調達した後、11時45分に出発。ザボリエ村の6キロメートル手前、眺めのすばらしいマカリチの丘の上で昼食休憩。毎時0.36マイクロシーベルト。この場所で、前年の厳戒管理区域での調査で校正した検出器を用い、セシウムの地表面汚染密度のその場測定を試みた。

 セシウム137が放射するガンマ線を直径2.5センチメートル、長さ5センチメートルのヨウ化ナトリウムの結晶で検出する。その一秒間当たりの計数と汚染密度との関係を既に求めているので、その計数を測定することから、未知の土地の汚染密度を知ることが可能である。液晶画面を有するスペクトロメータと称するノートサイズの装置にガンマ線のデータを記録し、それを信号ケーブルでつないだノートパソコンへ読み込む。このパソコンで汚染密度が計算できるようにしてある。測定に3分、計算に2分で、結果が出せる。

 その場でのセシウム137放射能の測定結果は平方メートル当たり316キロベクレルだった。この迅速な評価にロシア科学者たちの関心が集まった。今回が、オブニンスクの科学者たちとの最初の合同調査である。

 昼食を終え、いよいよ厳戒管理地区・ザボリエ村へ移動。レンガ造りの旧織物工場の壁からドリルで直径5センチメートルのレンガ試料をくりぬいた。その近くでその場測定した結果は、セシウムの汚染は平方メートル当たり5.1メガベクレル、線量率が時間当たり3.9マイクロシーベルトと確かに高い値だった。

 その廃工場の前の草原で、村のウシャコフさん(40歳)が草刈りをしていた。日に焼けた筋肉質の男性。そこでチェルノブイリという名の、丈50センチメートル程の真っ直ぐに伸びた先に小さな花を見た。群生せず、一本のみが、ひっそりと咲いていた。

 その後、旧養鶏場へ移動した。そこも同様に高濃度に汚染していた。セシウムの汚染は平方メートル当たり6.3メガベクレル。

 ウシャコフさんをマカリチの川辺へ連れていき、車に搭載した機械で体内放射能量を測定した。セシウムの全身量は10万ベクレルだった。この放射能は筋肉組織に分布し、ガンマ線を放射する。彼の場合、これによる年間の内部被曝線量を3ミリシーベルトと推定した。

 小川には近くに放牧された牛たちが水を飲みに来るため、糞が多数あった。それを踏まないように気をつけながら、私たちはパンツ1枚で水浴を楽しんだ。小川での水浴は最高。ロシアのアルブス(西瓜)もうまい。この時、マカリチで入手したウォッカを喉の奥に入れた。クリンシーのホテルの風呂には湯がないので、その後毎日、小川が風呂代わりとなってしまった。風呂好きの私は、毎日、動物の糞を踏まないようにと願った。

 チェルノブイリ事故後、1989年にザボリエなどの村の住民は退去することになったが、そのまま居残った人たちがいる。20時、ウシャコフさんの家を訪れ、家の内外の放射線を測定させてもらった。彼の家の外の線量率は毎時2.9マイクロシーベルトだが、中は外からの放射線が壁で遮蔽されているため約4分の1と低かった。家で12時間、屋外に12時間いるとし、彼の1年間の外部被曝を推定すると、およそ14ミリシーベルトになる。この量は日本と比べると約10倍だ。セシウムに汚染した村に暮らすウシャコフさんは、内部被曝の3ミリシーベルトと合わせて、総被曝線量は年間17ミリシーベルトと推定した。

 家の玄関先の日陰には長椅子が置かれ、彼のお母さんや近所の老人たちが腰掛けた。日本や広島の話をした。「広島では何人が亡くなりなしたか」と聞かれた。「1945年の12月までに市民14万人が死亡したが、今は完全にきれいになり、復興しています」と伝えた。

 前年ベラルーシで苦い思いをしたので、今回はポラロイドカメラ用意していた。この村には、電気、電話はないし、もちろん写真店も存在しない。いっしょの写真を撮り、それを渡すと大層喜ばれた。帰りには、籠いっぱいの新鮮なキノコをもらった。21時40分村を出た、日没。

 ウシャコフさんがこのゾーンで今後50年間暮らした場合、チェルノブイリ事故起因の外部被曝線量を推定すると269ミリシーベルトになる。
体内のセシウム137放射能量から推定される50年間の内部被曝は72ミリシーベルトである。したがって推定総被曝線量は341ミリシーベルト。なお、放射線被曝した歯のエナメル質の電子スピン共鳴測定から、ステパネンコ博士のグループが評価した1986年から1996年の外部被曝線量は180ミリシーベルトであり、1年間当たりでは平均18ミリシーベルトであった。一方、スニコフ博士は事故直後に、ザボリエのある地点で、被曝線量を、1986年から1990年まで住み続けたと仮定した場合で、より大きな値である1000ミリシーベルトを、1990年から2060年まで住み続けた場合で400ミリシーベルトと推定している。しかしこの調査の後、彼は亡くなってしまったので、この違いを今となっては、議論できない。

 これに対し日本で毎年、胃と胸部のX線集団検診(1回4および0.3ミリシーベルトの被曝)を50年間続けると、自然放射線による被曝も含めて290ミリシーベルトの線量になる。一方、ザボリエ村のセシウム137の残留放射能密度の最大値は、1平方メートル当たり6.3メガベクレルだった。したがってセシウム放射能汚染密度が日本の場合の約1000倍以上高いにもかかわらず、被曝線量の今後に関してはザボリエと日本との間には大差はないことになる。

 ホテルでの食事は、科学者チームによる自炊だった。各自1回は調理するとのことで、私も一度皆の希望で日本食を用意することになってしまった。そこでNHKの番組「男の料理」でみたある俳優のキャベツ料理を思い出した。それは、1個丸ごとのキャベツと、豚肉を使った単純なメニューだった。もちろん、この料理は私にとって、これが最初の試みだ。

 幸い韓国製の醤油を、ロシアの友人がバザールで調達してくれていたので助かった。本当は日本酒も必要なのだが、ないので代わりに皆が好きなウォッカを用いた。砂糖に醤油、それにウォッカを混ぜたソースを、鍋の具にかけたとたん、ロシア人たちの目は点になった。今晩の食事をあきらめた顔をしたように見えた。彼らロシア人は決して、ウォッカを料理には用いないと後で聞いた。20分くらい煮込んで、まだかまだかと待たせた後、各自の皿に盛り付け、食事開始。おっかなびっくりの彼らだったが、とたんに皆明るい顔になって「クスナ(美味しい)」と言ってくれた。

 さて、本日ザボリエ村でいただいたキノコは、チーム一の料理人がフライパンで炒めてくれた。せっかくだから、ロシア一の汚染村からのキノコを食べる前に測定することを提案した。スペクトロメータの液晶画面にセシウムの存在を示す大きなピークを見た。1個当たり約1000ベクレルのキノコは好い味だった。「オーチンクスナ(大変美味しい)、トースト(乾杯)」

 翌朝、早速自分の体内放射能量を自ら、ホテル室内で測定した。1インチサイズの検出器は、人体測定用に校正してきていた。これにより、世界のどこでも測定ができるようになっている。今回の自分の体の測定が記念すべき最初の使用だった。その結果、私の体に4キロベクレル(=4000ベクレル)のセシウムが取り込まれたことが判明した。これによる内部被曝の推定は0.04ミリシーベルトである。これが、携帯型測定器による放射能全身測定のはじまりであり、かつ自分自身の体を用いた人体実験のはじまりでもあった。

 翌朝から開始した自らの体内に含まれる放射能セシウム137量の経時変化の測定は帰国後も続いた。その結果は、初期の4日間で半分になり、その後104日で半減するように徐々に排出されていった。現在は検出されないくらいにまで減少している。セシウムは取り込まれた後、全身の筋肉組織に均等に分布し、私の例のように少しずつなくなる。この代謝によって半減する期間を、生物半減期と言う。セシウム137の物理半減期30年に比べると、その生物半減期は成人の場合約100日とかなり短いことがわかる。放射能セシウム137は全身分布とこの短い生物半減期のため、造血器官に近い骨に沈着して生物半減期の長いストロンチウム90やプルトニウムと比べ危険性は相対的に低い。

 今回の10日間の調査が原因の私の被曝線量は内外被曝合わせて、約0.3ミリシーベルトと推定した。この量は日本で実施されている胃のX線集団検診による被曝線量4ミリシーベルトの10分の1以下である。胃の撮影が瞬時の被曝に対し、少しずつ受けた被曝、すなわち低線量率の継続的被曝である。被曝量が同じでも、この低線量率や分割被曝の場合のリスクは低い。


41. 2011年7月21日 19:59:49: EGaQ73B5yp
>>37>>38>>39>>40 の IRM24IRQ66  は、
連日IDを変えて長文かつ内容偽装かつ出典隠蔽のインチキ放射線被曝安全デマを
マルチポストで乱貼りし続けている嘘島隆彦・餓鬼悶道場カルトの狂信的な信者ですので
エセ科学宣伝に騙されないよう、読者の皆さんはご用心ください。

こいつらカルト狂信者の特徴は、コメント欄という「対話」を前提とした場所で、
いっさいの対話を拒んだ独善的な念仏を、ひとりで延々と唱えている不気味な非社会的
態度にあります

この連中は、ハイヤーにのって福島県内に「突撃」(笑)して
簡易計測器で(正しい測定法も知らぬまま素人の無知丸出しで)
ポイント計測した結果がたまたま低い数値だったと言い張って
福島県の原発近隣被災者に、避難をやめて原発近隣に戻って
地元の汚染された農産物をバクバクたべて健康に暮らせ、とキチガイじみた
勧告を公言したのでしたが、その後の現地の展開が、史上空前の放射能
汚染になっていることは誰もが知っています。ところが嘘島カルト集団は、
自分らの過ちを認めるのがイヤで、こんどは「名が先大学」の御用学者・
山師多教授らの放射線被曝安全論をもちだして、それでテメエらのウソを
正当化しようと必死です。その結果、典拠不明のエセ科学的な被曝安全デマ
を、毎日IDを変えながら、阿修羅のあちこちのコメント欄に、長文連続投稿
して掲示板荒らしをしながら、放射線被曝の危険性論議をつぶそうとしています。

出典不明の長文怪文書を執拗に連貼りして荒らしを続けるなら、
この怪文書の著者と版元を特定して、その著者と版元に対して
掲示板荒らしの威力業務妨害に関する法的措置をとりますので、そのつもりで。
(怪文書をスパム投稿して違法宣伝をしている可能性もあるので、このような
対応をするつもりです。)

 
嘘島隆彦カルトは、これまでにも有名な学者のネームバリューなどを乱用して
自分たちの権威付けを行なうという詐欺行為を常用してきましたし、「アポロ
11号の月面着陸はなかった」などのエセ科学的新興宗教で科学的リテラシーを
持たぬ人々をカルトに勧誘してきました。研究社の英和辞典はインチキだ、
などと妄想を宣伝して、日本国じゅうの英語学者から嘲笑され、学者のふりを
してトンデモを語ってオチコボレを集める5流詐欺師であるという認識が
すでに20年くらい前から確立している、低教養カルト詐欺の常習犯、それが
嘘島隆彦と餓鬼悶道場の、確立した評価なのです。

ICRPの被曝規制政策の根本思想すら理解できない嘘島隆彦のカルト信者は、
阿修羅で詐欺宣伝をマルチポストしている暇があったら、親分がかつて
学問道場掲示板で絶叫したように、「決死隊」でも組んで福島原発に作業
しに行け! このペテン師どもめ!


42. 2011年7月22日 00:07:43: xG5TGQmRXd
39さんの話は急性障害だけですよね。基本的に急性障害しか断定できない。
だから国は、他の原因だと逃げようとしているのだろう。
それはまちがってる。がんの原因が他にあると言うのなら、それは何なのかを国に証明させなkればならない。
がんの原因は放射線被曝しかないのである。とういう態度が必要だ。
今後発生するがんや、奇形や、心臓病などの免疫低下によるすべての病気も福島第一原発が原因だとすべきだ。

>1972年から25年間の死亡者数は45名だった。その年齢別死亡症例数は60歳未満4名、60歳代10名、70歳代15名、80歳代13名、90歳代3名だった。
>死亡時の平均年齢は74.4歳であり、顕著な寿命短縮は現れなかった。
それは、おかしいですよ。
120歳まで生きる人が74.4歳で死んだのだから、放射線被曝が原因ですよ。
74.4歳が普通だと考えるのが間違いだ。
放射線を被曝しなければ、120歳か、200歳まで生きる人だったのですよ。
遠慮していてはいけませんよ。

大体、日本人でがんで死ぬ人は、50〜70歳に多いですね。ここを追究しないといけませんよ。


43. 2011年7月22日 00:26:20: xG5TGQmRXd
41さんリスクは低いの根拠がない。
>今回の10日間の調査が原因の私の被曝線量は内外被曝合わせて、約0.3ミリシーベルトと推定した。この量は日本で実施されている胃のX線集団検診による被曝線量4ミリシーベルトの10分の1以下である。胃の撮影が瞬時の被曝に対し、少しずつ受けた被曝、すなわち低線量率の継続的被曝である。被曝量が同じでも、この低線量率や分割被曝の場合のリスクは低い。

日本のがんの原因は、がん検診と、大気中核実験の放射線による被曝だ。
50〜70歳でがんになる人は、みな、がん検診と、大気中核実験の放射線による被曝を受けた世代だ。

自分が0.3ミリシーベルトを被曝して今元気だからリスクは低いと言う考え方はとんでもない。ただの思い込みだ。

長期低線量被曝を、急性被曝と混同させたいののだったら、1000mSv/hの汚染水があるからそれを少しずつ飲んでみなさいよ。
どの時点で影響が現れるか?それを調べないと、急性障害から低線量被曝につながる状態は短時間ではわからない。

短期から中期にわたる被曝では、
第五福竜丸と、JCOでの1〜20シーベルト被曝と、福島第一原発の3名の2〜6シーベルト被曝の例がある。

高線量被曝では確実に死亡するのに、低線量被曝ではリスクが低いと言うのはおかしい。
副島隆彦氏が、安全だと言うのであれば、もっと高線量の人体実験が必要になるよ。
高線量の人体実験なんて出来るわけがないよな?
みんなできないから安全だと言い張る。

放射線被曝が安全だと言うのなら、福島第一原発の汚染処理は何のためにやっているのか?
放射線被曝が安全だと言うのなら、福島県中に、ばらまいた方が早くて簡単じゃないか?
安全だと言うのなら、副島隆彦氏自ら飲んで証明せよ。


44. 2011年7月22日 00:28:10: xG5TGQmRXd
訂正
41さんではなかった
40さんのミス
40. 2011年7月21日 19:55:33: IRM24IRQ66

45. 2011年7月22日 00:40:07: xG5TGQmRXd
37さん。うそをついちゃいけないよ。
>2011年3月11日、宮城県沖を震源とする巨大地震が発生し、女川および福島の原子力発電所が大津波に襲われたが、
★巨大地震ではない震度6の普通の地震であって、この地域ではしょっちゅう起こってる地震だ。
>原子炉は自動停止した。しかし、福島第一原子力発電所では冷却ポンプが故障し、
★自動停止したという証拠はどこにあるのですか?メルトスルーした燃料棒などだれも見ることはできないよ。

>炉心が高温となり水素爆発となった。環境へ放射性物質が漏えいし、20キロメートル圏内で避難した。日本では軽水炉であり黒鉛炉ではないため、チェルノブイリのように黒煙火災にともなう大量の放射性物質の放出による公衆の高レベル放射線被曝にはならない。
★黒煙火災にならなかっただけで、高レベル放射線被曝している。放射線は広範囲に飛散して、カナダまで1.6μSV/hを検出したと言ってるよ。
福島第一原発付近の捜索には、警察が行かずに、自衛隊がやってるそうだ。警察も被曝が怖くて逃げ回ってるんだよ。

副島隆彦はなぜ捜索の協力に行かないんだ?
原発作業員になって、原発事故終息に協力しないんだ?
安全なんだろ?リスクは低いんだろ?


46. 2011年7月22日 01:13:43: C1XTCG7GXY
>>36
からいきなりの安全主張がキター。
36の内容が気に入らないのか。ところで九州のスーパー関西のスーパーでも復興支援で福島産野菜や魚が大量に出回ってる。リスクを覚悟で購入する人もいるがこれだと嫌放射能消費者はひょうりょう攻めになる。勇気あるスーパーで脱関東、脱東北食材フェアーを長期に組んでほしい。九州の食材はどこにきえてるのだろう?

47. 2011年7月22日 01:30:04: IRM24IRQ66

 ロシアの兄弟作家アルカディ・スツルガフスキーとボリス・スツルガフスキーのSF小説に「道路の近くでピクニック」がある。宇宙人が地球のある地域に来た。そこではいろいろな怪奇現象が生じ、国連軍はそこを立入禁止地区とした。自分の科学的興味と人々のために、自らの健康障害も顧みない科学者たちがその地を調査した。そのような科学者・研究者をスタルケルという。

 1999年9月下旬、ステパネンコ博士チームのベラルーシのゴメリ・ホイニキ郡へのミッションに参加した。これは、チェルノブイリ笹川医療協力プロジェクトが診断した、甲状腺ガンとなった子どもたちの甲状腺個人線量精密評価プログラムである。

 ゴメリでは、ベラルーシ放射線医学研究所ゴメリ支所長のシェブチュック博士の協力を得て、ホイニキ郡と30キロメートルゾーンの調査を実施した。調査項目は、甲状腺ガンになった子どもの両親への面接、本人のホールボディーカウンティング、周辺土壌の採取の三点。

 9月30日 ヴィッチ村へ向かう途中、ラジオ放送で「タカイムラでの核事故」
のニュースを聞いた。「タカイムラ?」は東海村のことだった。ベラルーシの大統領は、「いつでも日本への緊急支援をする用意がある」と声明した。

 10月1日 許可が得られ、制限区域へ入る。途中、勢いよく駆ける数頭のイノシシを見かける。住民がいないので、繁殖しているらしい。獰猛で危険だ。

 14時マサニ放射線調査基地へ到着。1990〜97年の間、この地区で働いたヴィクトル・N・フェドロフが、この施設を建設した。2名の調査員が、2週間交替で、常時配置されているという。正に、厳戒管理地区に暮らす、勇気あるスタルケルたち。

 主任のススコフさんに周囲を案内してもらった。周辺は毎時10マイクロシーベルト、その場測定の結果、セシウム137は平方メートル当たり8メガベクレルの汚染地であった。森の各樹には白いペンキで番号が付けられている。長期間の生態系を調べるための、ひとつの監視対象となっている。

 苔の生えたフィールドで、比較的大きなキノコ38グラムを見つけた。ホテルに持ち帰り、測定した結果、キノコのセシウム137放射能は1.2キロベクレル、キログラム当たりでは33キロベクレルとかなり高いレベルに汚染している。

 地表面で、プルトニウムの微粒子ホットパーティクルを見つける目的で、アルファカウンティングをした。プルトニウム粒子は重いので、爆発した原子炉周辺のこのゾーンの外へは、ほとんど漏洩していないことがわかっている。そこで、この4号炉から10キロメートル程度しか離れていないマサニにならば容易に発見できると信じた。この一帯は、プルトニウムの汚染が、平方メートル当たり3700ベクレル以上と報告されている。しかし、アルファ線を多数放射する粒子は見つからなかった。2箇所で捜したが、計数はゼロだった。厳戒管理地区の外のホイニキ郡でも同様な測定をした結果の最大値は、毎分5カウントだった。

 作業終了後、スタルケルドーム(家)で、ウォッカを飲みながら、ススコフさんと汚染地での調査について意見交換した。汚染調査の意味、環境の回復、再定住などについて。将来、私もこのドームを基地として調査したい。

 チェルノブイリ発電所事故による核災害における公衆の放射線被曝の特徴は次のようにまとめられる。

@核反応が暴走した原子炉では水蒸気・水素爆発後の黒鉛火災にともない、環境へ莫大な量の放射性物質・約2エクサベクレルが放出された。事故時の急性放射線障害で、線量レベルA(4シーベルト以上)となった運転員および消防士28人が死亡した。

A半径30キロメートル以内の住民9万5000人が事故翌日から7日後にかけて緊急避難し、被曝線量の低減化がはかられた。しかし住民の最大被曝線量は、750ミリシーベルト、甲状腺線量は、数グレイ(=数シーベルト)に達していると推定されている。放射性ヨウ素に汚染した牛乳を飲むことが主な原因で、子どもたちの甲状腺の線量が高くなった。WHOの2002年までの調査では、総数4000人の小児が甲状腺がんになったが、治癒率が高く、死亡したのは15人であった。

B長半減期の放射性物質により広範囲にわたって地表面が汚染し、特に放射性雲が通過中に降雨した土地には、セシウム137の残留汚染が顕著である。ロシア、ベラルーシ、ウクライナの3カ国で、平方メートル当たり555キロベクレル以上に汚染した面積は1万300平方キロメートル(東京都の面積の4.7倍)であった。

C一部を除いた30キロメートル圏やセシウム137の汚染が平方メートル当たり1480ベクレル以上(年間線量5ミリシーベルト以上)の土地は厳戒管理地区と指定され、居住は公的には許可されていない。なお、事故後10年以後の年間被曝線量は、日本の医療検査線量と大差はないレベルである。

Dこの地区には、自らの意思で暮らす成人たちがいるので、長期にわたる調査と復興に向けた支援が必要と考える。

 福島第一原子力発電所(2011年の場合)

@地震P波を検知し核反応が自動停止したことにより原子炉の暴走破壊はなかった。そのため、半減期の短い放射性物質の危険な大量漏洩はなかった。半減期8日と短い放射性ヨウ素の周辺住民の甲状腺線量はチェルノブイリと比べて圧倒的に低く、甲状腺がんはない。

A原子力運転員の急性放放射線障害もなく、線量はレベルC:0.1〜0.9シーベルト(=100〜900ミリシーベルト)以下。

 放射線防護学研究グループの体験記


48. 2011年7月22日 01:32:04: IRM24IRQ66

 20世紀後半、米国とソ連が対立した冷戦下の核兵器開発競争のなか、2400回を超える核爆発実験が実施され、総量として広島原爆の3万5000発分の核爆発があった。実験場周辺の核汚染と住民の放射線被曝は、許容範囲にあったのだろうか。その実験がすべて軍事的であったため長い間秘密にされていたし、21世紀の今もなお、多くの実験場周辺での被曝のの実相は不明な部分が多い。原爆の原料・プルトニウムの製造地域での住民の被曝は存在しなかったのだろうか。チェルノブイリ原子力発電所事故により高レベルに放射能汚染した地域の住民たちの被曝の線量と放射線状態のその後の推移など、不明な部分が残されている。

 この疑問の答えを求めて、私は、1995年から2001年にかけて、世界の主な核災害地での住民の放射線被曝を調査した。この海外調査のために、持ち運べる実験室・ポータブルラボを開発した。航空機内持ちこみサイズのトラベルケースに、各種の小型計測機、ノートパソコン一式が入っている。これにより環境および人体に対し、主な測定と解析が現地でできる。

 この測定システムの前に、ロシアで開発された、計測機器を搭載した車「走る実験室」があった。私のは、それをさらに小型化している。だから、このポータブルラボ「トラベルケースに詰め込んだ持ち運べる実験室・ポータブルラボ。環境および体内放射能測定、アルファ・ベータ・ガンマの各放射線計測、地球座標測定(GPS)、方位測定、測量、重量秤、インスタント写真、ボイスレコードの機能がある」を片手に、航空機、トラック、漁船などに乗り、世界の被曝地を縦横に調査できた。

 核汚染地に暮らす人々は、自分たちの被曝の状態がわからず、少なからず不安を感じている。そこで測定結果を現地の住民にすぐに伝えた。

 調査地は、ロシア原爆プルトニウム製造施設周辺での核災害地、カザフスタンにある旧ソ連セミパラチンスク核兵器実験場周辺、米国の水爆実験で被曝したマーシャル諸島共和国ロンゲラップ島、産業利用を目的としたシベリアでの核爆発地点、チェルノブイリ原子力発電所事故からのフォールアウトにより居住制限と指定された地区、臨界事故で放射線が住宅街へ漏洩した東海村である。これらの調査は、文部省の科学研究補助金や、民間の国際ボランティア団体からの支援、国内および現地の科学者との共同により実施できたことを忘れることはできない。

 これらの調査から最初にわかってきたことは、世界の被災地で、過去に危険な被曝があった事実である。つぎに、その悲劇のあった土地も、年月を経て放射能汚染が減衰し、放射線被曝から解放されつつあることがわかってきたのは、嬉しい結果だった。

 放射線防護学の研究グループの体験記


49. 無光 2011年7月22日 03:03:37: SVUQ2mSHqT9Lo : Bi0Lj9FhdQ
人として生きていくか…資本主義の流れに身も心も委ねて…傀儡の様に生きていくか…

俺は前者で在りたい…だけれど…資本主義は時が経てば経つほど…人間として生きていく事を 難しくしていく
…個々の負担を増やし…国政のことなど考える余裕を無くす…仕方なく生活の糧を得る時間を得る為に人の生き方の基盤を支える国政を政治家に丸投げする…政治家はぬくぬくと資本主義者と共に傀儡造りに励む…灰色は拡大していく…
…マスゴミがマトモであれば第三、第四の目として機能していれば丸投げもいいんだがそれも終わっている……

人として生き人として死にたい…


50. 2011年7月22日 08:01:27: VWKx0mLe4M
その、用意したコピーを無表情に貼るのはやめろ。

お前の態度が胡散臭い
    ↓
その内容そのものが胡散臭い     ってなるよな。


お前の主張は胡散臭いと宣伝して歩いているようなものだ。

こっそり、ポストに投函して逃げていくような奴の言うことを信用するバカはいないだろ。たまには、「自分の言葉」で何か言ってみろ。


51. 2011年7月22日 08:15:01: C1XTCG7GXY
安全宣言のデーターから福島の危機を説明します。
まずチェルノの2エクサベクレルは正確な表記ではないがセシウム換算で
ざっくり300kg、35000発の広島原爆の核実験、違う板でおかしいと指摘したが理解してなくてそのままの表記だが広島の核物質は約1kg×3万5千で
35トン、チェルノは大したことなくなるが福島は200トン以上核燃料が行方不明。コリウム状態で臨海状態で発熱している。(核分裂のk値が1<k<3を臨海状態として)有史以来の世界中の核汚染実験のゆうに5倍以上の核物質が福島というただ一箇所に間違いなく自然界に出てて収束のめどが立ってない。現在は地下水で冷却してもらってるが万が一溶けた核物質の何らかの濃縮によりある閾値を超えk値が3になると核爆発が起きる。肝心なのは冷却水に中性子吸収剤を常にある一定量いれとかないと更なる危機になる。核物質は量が集まれば簡単に核爆発する。核燃料が溶けて1つになるのは非常に危険である。チャイナシンドロームは発熱(臨海)しながらどんどん下に落ちていく想定だがありえる話。 

52. 2011年7月22日 10:13:52: MEFL0FdT9Q
断乎、広瀬氏を支持します。

反「反原発」勢力がこの期に及んでまだゴチャゴチャ言っていますがお疲れ様。
別冊宝島「原発の深い闇」を読んでいますが、反「反原発」勢力が跋扈する(しかも敵陣に乗り込んで)闇の深さがよく分かります。

東電に飼い慣らされた政治家・経済界・メディア・学者・文化人・タレントらの生態がよく具体的に書かれていて、闇は深いことを実感します。


53. 2011年7月22日 14:06:54: 186Q5NGJb6
この告発が、現在進行形の原発事故や放射線被害の縮小に
プラスになる形の告発だったらいいが、そのへんどうなんだろう?

過去のいきさつから一番重要なことを忘れて、
私怨を晴らすみたいな形になっていないかが心配。


54. 2011年7月22日 18:47:49: xAckkvHLgA
>53
過去のいきさつから一番重要なことを忘れて、
私怨を晴らすみたいな形になっていないかが心配。

過去のいきさつとは何だ?

私怨を晴らすとは何の私怨だ?

何を思わせぶりなことを書いているのだ

はっきり書いたらどうだ

書けるものならな



55. 2011年7月25日 00:41:03: IWRxOjotbE
6月末のこと、目白駅に用事があって行った。
帰りに目白は初めてなので、すぐに帰るのは勿体ないと駅周辺を見れば、ブックオフがあった。
 
 広瀬隆さんの文庫本「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」を運良く発見し、帰りの電車でと思ったけれど
心地よく寝てしまったので、本厚木に降りてから、モスバーガーの中で珈琲を飲みながら読んだ。

 「アメリカは、1951年、52年、53年と立て続けにネバダ砂漠で核実験をした。
それも80回以上も。
その結果、ユタ州やアリゾナ州、ネバダ州など、ラスベガスの近くで大量の死の灰を降らせた。
1954年に「征服者」という映画のロケで、その死の灰がある砂漠に行った俳優やエキストラ、スタッフらは
総勢1200人、
三ヶ月も屋外、つまり砂漠の上で馬に乗ったりしながら、粉塵を浴びつつ、撮影をした。
内容は、モンゴルのジンギスカンの話だった。
主演はジョン・ウェイン、スーザン・ヘイワード。

 その結果、有名な俳優らは、以後10年から20年の間にガンや白血病を患って、30代、40代の若さで亡くなってしまった。
エキストラの死亡も多く、それまではガンの死亡を見たことのない現地の葬儀社が以来
ほとんどの死亡者がガンで亡くなっていることに驚くほどだった。
ゲイリー・クーパー、ジョン・ウェイン、スティーブ・マックイーン、ロック・ハドソン、ロバート・テイラー、
ジョン・フォード、スーザン・ヘイワード、ユル・ブリンナー
名のある俳優女優らが、その映画ではなくとも、砂漠でロケをしたりした結果、ガンになり亡くなった。
当時はとにかく西部劇が流行だった。
 
 おまけにその砂漠からハリウッドに、60トンもの砂を運んできて造成の為か映画の為か、まいたのだそうだ。

 だから、砂漠に行かないでもハリウッドで活躍していたスターもガンで死んでいる。
 ウォルト・ディズニーでさえ、若くしてガンで亡くなっている。

(タバコのせいだという人がいるが、当時はたいていの人がタバコを吸っていた。
それでも70,80まで長生きする人が多かったのに、ハリウッドの俳優だけが
タバコで若死にするというのはおかしなこじつけだ。)

すさまじい放射能物質の恐ろしさがわかる本だった。

 アメリカのことなのに、綿密に調べて書いてくださった広瀬さんには感謝の名著だ。
 アメリカでも出版しようとしたが、御上の差し金かできなかったそうだが、今ならアメリカ、いや世界中で出版できるかもしれない。



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