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新築マンション基礎コンクリートが高汚染 子どもの被曝で判明 社長が被害を過小評価か (ざまあみやがれい!) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/260.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 1 月 16 日 00:59:05: igsppGRN/E9PQ
 

新築マンション基礎コンクリートが高汚染 子どもの被曝で判明 社長が被害を過小評価か
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65785560.html
2012年01月15日20:09  ざまあみやがれい!


新築マンションのコンクリートに、汚染された浪江町の石が使われていました。判明したきっかけは、子どもの積算被ばく線量でした。


報道の中の、石を出荷した会社社長のコメントが僕は気になっています。


2012年1月15日20:12時点では、NHKの報道が最も詳しかったので、引用して、言及していきます。


▼福島 新築マンションで高放射線量 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120115/t10015282731000.html

『去年7月に新築された福島県二本松市の賃貸マンションの室内で、1時間当たり1マイクロシーベルトを超える放射線量が測定

『計画的避難区域に指定された浪江町の砕石場の石が床のコンクリートに使われたことが原因とみて詳しく調べています。』

『福島県二本松市にある鉄筋コンクリート造の3階建ての賃貸マンションで、去年7月に完成し、12世帯が入居』

『二本松市が高校生以下の子どもを対象に行っている積算の放射線量の調査で、このマンションに住んでいる子どもの値が3か月間で最大で1.62ミリシーベルトと高かかったことから、先月、室内を詳しく調査』

『その結果、1階の室内の床上1メートルの高さで、1時間当たり最大で1.24マイクロシーベルトと屋外より高い放射線量が測定され、原発事故で出たセシウムによるものと確認』

『去年4月に行われた1階の床の工事の際、計画的避難区域に指定された浪江町の砕石場の石がコンクリートに使われた』

『この砕石場では原発事故のあとも一部の石が屋外に放置されていたということで、二本松市は石が原発事故でセシウムに汚染されたことが原因ではないか』

『1階の共有部分の廊下でも、1時間当たり1マイクロシーベルトを超える』


つまり、子どもの積算被ばく線量がきっかけで、判明したというわけです。胸が痛みます。


■マンションに使われた砕石を出荷した福島県浪江町の砕石場を経営する会社の社長のコメント。

『「震災後の去年3月下旬から営業を再開し、計画的避難区域に指定された4月下旬までのおよそ1か月間に、主に災害復旧用に福島県内の土木会社を中心におよそ20社にすでに砕石してあった2900立方メートルほどを出荷した。このうち県内の生コン会社に出荷したものがマンションの建設に使われたと聞いている。砕石の多くは簡易式の屋根のついた場所で保管していたが、一部は野ざらしになっていたものもあった。結果的に迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちだ」』

この社長のコメントの注目すべき箇所は以下です。

「砕石の多くは簡易式の屋根のついた場所で保管していたが、一部は野ざらしになっていたものもあった。」


社長は、被害を少なく見積もろうとしているのではないか。


「砕石の多くは簡易式の屋根のついた場所で保管していたが」と述べています。安全だと言わんばかりですけれども、あやしい。というのも、昨年の稲わらの汚染の際には、簡易的な屋根のある保管場所の稲わらすらも、汚染されていたからです。

つまり外気が侵入できれば、屋根があったとしても、汚染されます。

「簡易式の屋根のついた場所」がどんな場所なのか。外気が侵入する場所なのかどうかが、重要になってくるのではないかと思います。


「野ざらしになっていた」という一部の石だけが汚染されていたと言わんばかりの発言ですが、よく読むと、ほとんどすべてが汚染されていた可能性すらあることが分かるわけです。

この社長も被害者の1人とも言えますが、被害を少なく見積もろうとしているという点では、加害者になる可能性も十分にあるように思います。


■建材の流通などを所管する経済産業省によると……。

『今回のような砕石場の石の出荷については、東京電力福島第一原子力発電所の事故以降も、放射性物質などの基準は設けておらず、業者への指導などは行っていない』

『砕石場では山の表面だけを削り取るわけではないので高い放射線量が測定されることは想定していなかった』

『マンションのコンクリートに使われた石を出荷した福島県浪江町の砕石場からは、3月下旬から計画的避難区域に指定された4月下旬までの間に、福島県内のおよそ20の生コン会社や建設会社に石が出荷されたことを確認』

『国土交通省や地元の自治体と連携して同じ砕石場の石がほかの建物にも使われていないか確認を急ぐとともに、福島県内のほかの砕石場についても出荷先などを調査』


「国土交通省」と連携して確認を急ぐ、ということは、道路などのインフラ等にも同様のことが起こりうる可能性があるのではないかと思われます。


経産省の職務怠慢と言っていいでしょう。

事故は、想定外の原因で起こるといいますけれども、放射能拡散もまた想定外の原因で起こるのですねえ。

▼【原発】なぜ?新築マンション内で高い放射線量
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/220115017.html

福島県で、新築マンションの中から外よりも高い放射線量が測定されたことが分かりました。マンションは福島第一原発から約60キロの二本松市にあり、外で1時間あたり0.7から1.0マイクロシーベルトだったのに対し、内側では1.16マイクロシーベルトから1.24マイクロシーベルトを測定しました。

 マンションの住民:「心配しても目には見えないし、どうしていいか分からない」「ここからどこに行きようもないので、やはりここで生活するしかない」
 問題のマンションは去年7月に完成したもので、1階に住む女子中学生の個人線量計が3カ月で1.62ミリシーベルトと高い値を示したため、市が調査していました。調査の結果、部屋の中で毎時1.16マイクロシーベルトから1.24マイクロシーベルトと屋外よりも高い放射線量を測定したということです。マンションの基礎部分のコンクリートには計画的避難区域の浪江町の採石場の石が使われていて、国や県では追跡調査をすることにしています。

 

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コメント
 
01. 2012年1月16日 03:19:28 : cPIJgl1gMc
もうね汚染物質がトラックで日本中にはこばれてて汚染されてるよ。トラックの荷台は凄いよ。運転手も被曝。物流は終わり。九州も汚染。線量高いよ。関東東北の封鎖をしないなら全土が死ぬ。沼津で封鎖するべきだ。人だけ西へ移動。子供は優先。すぐ移動。東日本の小学生と幼児全員は政府が西に疎開させて責任をもって育てるんだよ。

02. 2012年1月16日 08:45:26 : VP1rflfSh6
砕石の問題ではない
二本松市自体が高濃度汚染されているということではないか
「中から外」と言っておけば皆信じるからな
屋上、雨どい、側溝、植込み・・・
すべてに日々蓄積されて来ている

03. 恵也 2012年1月16日 12:19:35 : cdRlA.6W79UEw : Ti8bh4Ygc9
>> 砕石の多くは簡易式の屋根のついた場所で保管していたが、一部は野ざらし

これは実際の仕事に携わった人間として、逆だよ。
ごく一部には屋根が付いてるが、ほとんどは野ざらしがほとんどの現場だ。
屋根があったら、ぺロなど機械が動くのに邪魔。

しかしコンクリートとは砂と砕石とセメント、そして水が入ってるので放射線は
表にまで出てくるとは思わなかった。
相当に強い放射性物質が砕石にコビリ着いたのだろう。
台湾ではマンション鉄筋に放射性コバルトが混入して、大騒ぎになったことがあります。

ーーーー引用開始ーーーー
台湾台北市の民生という70世帯以上300人が住むアパートで、16年間に14人の
住人が甲状腺ガンに侵されていた。甲状腺は、体の発育や新陳代謝を促すホル
モンを分泌する、喉の下にある内分泌腺。
甲状腺ガンはガンの中でもまれで日本人は0.0001%の発生率。
(忍び寄る放射線の恐怖! より)


04. 2012年1月16日 13:52:29 : FRhK10sGnY
川の底の砂をくみ上げて建築資材とかに使ってるみたいだけど。
川の底には集まってるよね。

05. 2012年1月16日 14:27:57 : iQinVlOl1c
福島から避難しない限りコイツラは「売れるモノなら何でも売る」ゾ!
野菜も米も中古車も砕石も!全国に放射能をまき散らそうとしている。
官僚や政府はそれをシラーっと想定外とか直ちに問題ない影響ないと大嘘ついて自分たちの責任から逃れしようとしている。ドイツもコイツも被害者も加害者も自ら日本を潰そうとしている。
こうなったら奴らはもはや人間の姿をしたゾンビだ。
ゾンビVS人間の戦争が始まったのだ!

06. 2012年1月16日 15:21:33 : 545SbpbMvo
【社会】 放射能コンクリ、なんと100社超に出荷か…社長「『何で放射能で住んじゃダメなの』と思ってた。行政の指導もなかった」★3


1 名前:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★ 2012/01/16(月) 14:33:40.24 ID:???0
★汚染コンクリ、100社以上に出荷の疑い

・福島県二本松市の新築マンションに放射性物質に汚染されたコンクリートが使われていた
 問題で、原料になった同じ砕石が、浪江町の採掘会社から県内の生コン会社2社を通じ、
 建設会社など100社以上にコンクリートが出荷されている疑いがあることが、経済産業省の
 聞き取り調査で分かった。同省が出荷先の特定を進めている。

 採掘会社の社長(50)は16日朝、郡山市内の事業所で記者会見し、同町の阿武隈事業所の
 採石場で採れた問題の砕石は、生コン会社以外にも、建設会社など17社に出荷されていたことを
 明らかにした。一部は、県内の農場やゴルフ場などで土木工事に使用されているという。
 昨年4月11日に計画的避難区域の設定が政府から発表された後も砕石の出荷を続けたことに
 ついて、社長は「放射能に関する知識がなく、正直『何で住んじゃいけないの』という程度の
 感覚だった」と釈明した。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000407-yom-soci

・福島県二本松市の新築マンションなどで高い放射線量が測定された問題で、コンクリートの材料に
 使われた石を出荷した双葉砕石工業(富岡町)の紺野堅吉取締役が16日、取材に応じ、「行政から
 指導はなかった。連絡があれば出荷はしなかった」と釈明した。紺野取締役は「結果的にご迷惑を掛け、
 申し訳ない」と謝罪した。
 同社によると、材料の石は浪江町津島の砕石場で東京電力福島第1原発事故前に採掘し、
 屋外に保管。保管場所に屋根はあったが壁はなく、保管中に汚染された可能性があるという。 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000049-jij-soci

※元ニューススレ
・【原発問題】 新築マンションから放射性物質 コンクリート内に混入したまま工事か…福島・二本松市★3
 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1326650781/

※前:http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1326685793/


287 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:16:11.48 ID:vZ81obMZ0
まだ農産物出荷すんのか福島?

288 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:16:17.05 ID:m+Fd2T4T0
完全にスレチで悪いんだけど、採掘にしても森林にしても土地そのものが汚染されてるから動かせない=土地の資産価値なし
って話になって福島と北関東あたりの地主とか不動産会社なんていきなり不良債権掴ませられたって話なんだが、

今日、栃木の矢板市で森林火災があったんだ
幸い、燃えた面積は少ないけど、森林火災って近隣に放射性物質ばんばん降り注ぐよな?
こんなもんただの不注意じゃすまなくて殺人未遂に近いだろw
乾燥注意報でまくりなんだから山火事だけは出すなって言いたい!

289 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:16:26.03 ID:wuReO6duO
なんでこんな見え透いた嘘つくかな?

黙ってれば「東電が悪い、この会社は被害者」と同情する人も
決して少なくないだろうに。

290 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:16:28.90 ID:T6LYNM+/0
福島のガキんちょが
砂場のお団子くれるのとは
ちょっと訳が違いすぎるからな…w

土建屋ってすごい
お店屋さんなんだな。。。


291 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:16:37.18 ID:1WPZ4y8yO
福島県警さんよとっとと罪状でっちあげて逮捕しないと
社長以下何人自殺或いは行方不明という名の証拠隠滅報復手段にかかるか判らんぞ。
闇のままにしとくとこれからもこんな奴ら出てくるし
家族にすら火の粉じゃすまない損害が及ぶ。

わかったらとっとと動け

292 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:16:54.03 ID:7lu3VNbH0
なあに、かえって免疫がつく

293 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:16:56.71 ID:VMfcbIxr0
東電だって枝野だって放射能問題ないっていってるじゃん
この程度で騒いでる奴はバカだと思う

294 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:16:56.58 ID:QaTYjXno0
>>153
東京地裁最悪やな
これゴルフ会社は最高裁まで争うだけの金銭的余裕はないんかなあ
上告して戦ってほしいけど(´・ω・`)

295 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:17:07.92 ID:cR9O3p+S0
この砂利屋のしたことはアウトだけど、社長の気持ちはわかる。

実際には国や東電は保証してないだろ。

汚染されてるから売らないって判断すると、売った事実がないから損失が確定しない。仮想損失みたいな扱いになっちゃう。

小さい会社で数ヶ月売り上げが無けりゃ潰れるよ。しかも社長が連帯保証で銀行から金借りてるのが普通だから、会社は倒産して家も土地も失うパターン。

まじで、復興需要があるのに商品は売れない、借り入れ金利とか給料みたいな固定費はかかる。

そういう状況を放置した東電と国の責任は重いよ。社長にしたら首括るか悪魔に魂を売るかの選択肢しかない。

野菜農家とかも同じだよ。生産は許可して全量買い上げ(廃棄)とかにして対応、砂利屋なら別な安全な砂利を使って伝票だけで処理(仕入れ代は汚染砂利と引き替えでロハで処理)

そう言う対応をすぐにとる必要があった。


296 名前:名無しさん@12周年 :2012/01/16(月) 15:17:26.03 ID:VCTIqCDV0
無能知事、無能政府のおがげですごいことなってんな
こんなもん流通禁止しとくのはあたりまえ、それを福島県民・産業のため
といって見逃して放射能を全国にばら撒き続けてる
風評被害を一番ばら撒いてるのはこの知事だろwww
逮捕しろ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


07. 2012年1月16日 16:26:39 : 545SbpbMvo
環境省 『放射能汚染コンクリ 新基準で再利用する』
 
1 名前:地震雷火事名無し(大阪府) 2011/12/25(日) 23:51:04.58 ID:gwVpW9OF0


環境省は25日、専門家による災害廃棄物安全評価検討会を東京都内で開き、
東日本大震災に伴い福島県内で発生したがれきのうち、
放射性物質で汚染されたコンクリート片の再生利用に関する新たな基準を提示した。
放射性セシウムの平均濃度が1キロ当たり3000ベクレル以下であれば、
一定の防水対策を講じることで道路や防潮堤の整備での活用が可能との見解を示している。

新たな基準は、災害廃棄物の積極的な再生利用を目指す放射性物質汚染対処特別措置法が
来年1月から施行されるのを前に、
大量のがれき処理に悩む福島県の要望を受けて検討。主に同県で発生したコンクリート片を
県内で再利用するケースを想定した。

基準設定では、日本原子力研究開発機構の影響評価結果を基本に据えた。
具体的には、追加被ばく線量を年間10マイクロシーベルト以下に抑えるため、
道路や防潮堤を整備する際には、
水を通さないアスファルトなどで地表から30センチ分の保護対策を講じれば
問題がないとしている。(2011/12/25-18:56)

時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011122500107
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


08. 恵也 2012年1月16日 16:32:55 : cdRlA.6W79UEw : 5UQ0vCB3JE
>> 屋外に放置されていたということで、二本松市は石が原発事故で
>> セシウムに汚染されたことが原因ではないか

今から考えると、原発事故直後に砕石も砂もすべてブルーシートを敷いて
おけばよかった。
10kmとか20kmとか30kmとか範囲をチビチビ拡げたからこんな事になる。

アメリカ政府が80km圏内からの避難指示したときに、100km圏内のナマコン屋
さんはブルーシートを大量購入して、安全を確保すべきだった。

床のコンクリだけなら、そこだけ壊して撤去したらよいけど同じナマコン屋から購入
してるはずだからむしろ躯体のコンクリも汚染されてる可能性が大きい。
全部を壊して作り直したほうがいいと思うけど、二本松市は高汚染地帯。

外で空間線量0.7μSv/hなんて人間が住む場所じゃない。
以前の7倍近い0.3μSv/hなら除染を実行して、汚染を下げてでも住める可能
性はあるけど0.7μSv/hなんて、言語道断だ!
(二本松市は事故前には0.03μSv/h〜0.05μSv/hでした)

俺がその賃貸マンションの持ち主なら、そのままにして東電に損害賠償の裁判
を起こして、弁護士に任せて土地から建物からすべてを請求してもらい俺自身
は小笠原にでも避難するよ。

でも借金で建ててるはずだから、その利子も東電に払ってもらいましょう。
後の余生は精神的慰謝料も貰って、小笠原でのんびりと生活できるはず。
早めに請求して賠償金を貰わないと東電が先に潰れてしまうかもな。


09. 人力 2012年1月16日 16:55:48 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

お誘いを頂いたので移動してきました。
阿修羅は良い情報をお持ちの方が多いので、今後ともお付き合い下さい。

さて、ムラサキツユクサなのですが、植物の細胞と動物の細胞は、DNA修復の構造に違いがあるとの記事を読んだ事があります。動物は環境の変化には移動で対応で出来る(逃げる)ので、DNAの修復機能を進化させ、放射線や活性酸素からDNAを守っています。

一方、植物や細菌類は環境変化や放射線の影響でDNAを変化させ、環境適応する道を選んだようです。

Wikispediaの「DNA修復」の項目には、細胞一個当たり、一日に100万回のDNA修復を行うと書かれており、DNAは活性酸素などにより壊れる事が常態なのであり、現在福島で問題にあるレベルの放射線によるDNA損傷は、通常生活で発生する活性酸素の誤差にも満たない量となります。

確かに放射線によるDNA破壊は二本鎖切断など、容易に修複出来ない破壊も含みますが、近年のDNAの研究では、DNAは二本鎖切断も結構上手に修復する様です。この様はデジタルデータの修復に近いプロセスではないかと思われ、DNAは冗長性を備えています。今後、研究が進めば、リードソロモン符号の様な、高度なデジタルエラー訂正に近い修復も見つかるかも知れません。(これは私の推測ですが)

放射線防護を問題にする時、現在の「LNT仮説」の問題点は、直線閾値無し補完にあるのでは無く、単位時間を1年間にしてしまった事に起因すると思われます。

確率論的に修復不可能なエラーがDNAに発生するとすれば、修復機能の対応不全なのですから、これに関しては、一次関数が適用されると思われます。

一方で乳癌の放射線治療の例を見ると、2(Sv)を患部に5分未満で照射していると思われますが、この治療を中1日で25セット、合計50(Sv)の被曝を乳癌周辺の細胞に与えます。この治療で、問題になる程の放射線由来の発癌が発生しない事は、一般的な放射線治療として確率している事が証明しています。

様は、人間のDNAは一瞬被曝の2(Sv)であっても、48時間もあれば、修復してしまう事を裏付けています。LNT仮説の単位時間は1年ですから、LNT仮説は、単位時間の設定により既に180倍程度の安全率を有しているとも言えます。

これらの人間の優れたDNA修復能力に相反する事例は、チェルノブイリの子供の甲状腺癌の多発が挙げられますが、甲状腺癌は日本人の5人に一人で普通に発生しているが、進行が遅い為、他の要因で死ぬまでに、甲状腺癌が増殖する可能性が低く、結果的に20代、30代から癌細胞は発生するが、重篤な癌には発展しないケースが多いのだそうでう。

http://togetter.com/li/241058

チェルノブイリでの癌の発見と、処置の方法が如何なる者であったのかは知り得ませんが、大挙して訪れた医師団が綿密に検査をした為に、本来は発見もされず、命にも係わり無い甲状腺癌が多発した様に見えてしまっただけの可能性もあります。

小出教授が主張される膀胱の癌変も、前立腺癌患者から摘出した膀胱のデータですから、本来、この様な高齢者の膀胱には、進行が遅く、重篤な症状にならない癌細胞が、発生したからといえ、その原因を放射線だけに求めるのは片手落ちだと思われます。

今後、福島のデータが明らかになれば、放射線の規制は、だんだんと緩和されてゆくであろうと思っています。


10. 恵也 2012年1月16日 17:22:20 : cdRlA.6W79UEw : FeIgY3LJnA
>>05 人間の姿をしたゾンビだ。

確かにそうだ!
東京電力ってもともと、実質上賠償金で潰れてるのだしこの会社の幹部が
汚染処理の主導権を握ってるのが信じられんくらいだ。

会社は潰れて、しかも事故のA級戦犯だろ。
高給を貰い、退職金やボーナスを貰い、この幹部が刑務所に行ってないの
がおかしいし危険性の先見の目もない連中に終結なんて出来るはずがない。

原発地下に地下水の流入や流出を止める地下プールを作るのに反対したのも
東京電力であり、地下プール建設しようとした馬渕補佐官はクビになってます。
だからいまだに地下から汚染水は海に大量に流れ出てる。

>>04 川の底の砂をくみ上げて建築資材とかに使ってるみたいだけど

大部分は海砂でしょう。川砂は少ないけど使われててこれから大量に汚染マンション
が出てくると思う。今回の会社だけでも1000トンの砕石が売られたけどいろんな会社が
汚染されていたのを気がつかないで売ってしまったはず。
新築の家はガイガーカウンターくらいは買って、自分で調べるべきでしょう。


11. 2012年1月16日 18:30:09 : NNGiqKNuTg
高知県在住者ですけど。地元マスコミ、特に高知新聞が主体となって、ガレキを受け入れろ!という扇動報道が凄まじい。高齢者が多くリテラシーが低い土地だから、誰も危険性についてはわからない。1次産業は壊滅、四万十川も広大な農作地もお終い。狂ってるよ。

12. 恵也 2012年1月16日 18:45:06 : cdRlA.6W79UEw : K9fyc6P8Sg
>>09 近年のDNAの研究では、DNAは二本鎖切断も結構上手に修復する様です。

DNAの修復という現象はあると思うけど、俺自身で確認することは不可能で
植物と動物の細胞で相違があるというのも信用が出来ん。
むしろ細胞の役割によって、同じ動物にも非常に大きな相違がある。

確かあなたはショウジョウバエ精子には修復作用がないけど人間にはあると言ってた。
ショウジョウバエも人間も動物じゃないの。

人間の脳細胞には修復作用なんてあるのかね。
たしかに人間の表皮や粘膜には、古くなったら自然に死んで新しい細胞が生まれる
というけど、こういった現象も修復作用というのかな。

簡単に確認も出来ない修復作用を、水戸黄門の印籠並みにされても論争にもならん。
俺はこの修復作用を放射線被害においては重要視できません。
むしろムラサキツユクサの1列に並ぶオシベの突然変異を、人体被害では重視したい。

>> 通常生活で発生する活性酸素の誤差にも満たない量

これも確認が非常に難しい。
活性酸素にDNA損傷の危険があるというのは判るが、それと福島の放射線量との
比較なんて出来るはずがない。どちらも最近の科学で新たに損傷能力を確認された
もので現在の人間に、その比較が出来るほど判ってるとは思えん。

たとえて言えば、ライオンの皮をかぶった狐のたわごとに聞こえる。
とくに福島ではホットスポットがあちこちに出来て、放射線もピンからキリまで存在する。
「福島で問題にあるレベルの放射線によるDNA損傷」なんてアンタが狐である証拠。

>> 間のDNAは一瞬被曝の2(Sv)であっても、48時間もあれば、修復
>> してしまう事を裏付けています。

間違い!
乳がんの細胞を放射線で集中して焼き殺す治療で、外科的に切り取るようなもの。
切り取る部分の細胞に2Sv与えるのと、全身に2Sv与えるのとは問題が違う。

全身に平均して2Sv与えると、白血球は減少し、吐き気に襲われ、目の水晶
体が白濁します。殺す細胞と生かす細胞を混同しないように。

>> LNT仮説の単位時間は1年ですから

勝手に単位時間なんて定義しないでくれ。
LNT仮説とは微弱放射線量でも比例して、細胞に影響を与えるという説に過ぎん。
単位時間なんて考えはまったくありません。

>> 甲状腺癌は日本人の5人に一人で普通に発生

これも怪しげな話だ。
癌というのは無制限に急速に成長し、人体の機能を壊してしまうからガンと名付けた
ものであり、そんな進行の遅いものはガンなんていわない。

ガンという細胞は専門機関で形状などいろんな点から調べないと、確定は出来ないもの。
韓国で甲状腺がん異常発生というのを読んだことがあるが、これはガンじゃないよ。
「ガンもどき」をガンとする専門機関は腐敗してきたんじゃないかね。
2000年頃のHPだが、日本人に甲状腺ガンは0.0001%という記事があります。

ーーーー引用開始ーーーー
甲状腺ガンはガンの中でもまれで日本人は0.0001%の発生率。原因は遺伝子
の異常かヨードの不足または放射線。名古屋大学理学部 河田昌東博士は、
民生アパートの場合、大量の放射線が原因という。
(忍び寄る放射線の恐怖! より)

>> 本来は発見もされず、命にも係わり無い甲状腺癌が多発した様に見えて
>> しまっただけの可能性

ベラルーシでは子供の甲状腺がんを、高汚染地の登録された子供たちと全土の
子供たちと比較検証してますが、過剰罹病率が16倍にもなってます。
同じベラルーシの医者だし検査法が違うとは思えん。

ーーーー引用開始ーーーー
表8 ベラルーシ国家登録の子供の罹病率(21)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/GN/GN9705.html


13. 2012年1月16日 19:00:33 : b6A62HMtqQ
福島県では報道がありましたが、全く問題ないという感じ。
まあ被曝量からすれば問題ありません。

風評被害を拡散して楽しいのでしょうか。


14. 2012年1月16日 20:44:35 : rYBzersKPc
>13


♪♪♪ ″ 東電好み ″ の ″ 東電好み ″ のワタス(福島県民)に成りたい ♪♪♪♪♪♪


15. 2012年1月16日 22:18:07 : FEC1zKK4NY
買った品物が欠陥品だったことが、買った後判った。
そうなれば、売り手に品物を持っていき、欠陥の事実を示し、品物を
返品し、お金を返してもらうのが筋だろう。
ひとりひとりが毅然と行動しないと、放射能汚染が世に蔓延する。

16. 2012年1月16日 23:50:37 : hAgm9Hyokw
 放射能汚染は瑕疵に当たらないのか?

17. 2012年1月17日 00:24:58 : tZvpe7HP0F
09さん
>本来は発見もされず、命にも係わり無い甲状腺癌が多発した様に見えてしまった
>だけの可能性もあります。
いや、命に係わりない訳ではない。
未分化癌(発生確率は低いが)になれば非常に危険です。
生存率も非常に低い。
肺や骨の転移も危険です。(生存率というより転移しやすくなる)
甲状腺癌はおとなしい癌と呼ばれていますが、発見が遅れ色んな臓器に転移したら
アウトです。
甲状腺癌だからと言っても癌がガンです!命に係わりが無いなんて
いい加減なことは言うべきではないです。

18. 2012年1月17日 00:55:04 : sgolhP60mA
これからマンションを買う人は、放射能が出たときの条件を契約にきちんと書くこと。
引っ越し代も貰う。でも、販売会社が潰れたらどうしようもない。
瑕疵担保保険での放射能の扱いは決まっていないだろう。
また、不景気の素が増えた。政府はこうやって景気の芽を摘む。

19. 2012年1月17日 01:42:00 : JrPYjVYQO2
日本の不動産業者はガイガー・カウンター必携。

20. 人力 2012年1月17日 03:22:01 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
>>12 恵也さん

DNAは簡単に壊れ、巧妙に修複します。
少し飛躍もありますが、私のブログから転載します。

最新の分子生物学の考え方では、「生物は4種類のアミノ酸でコードされた設計図で製造されるタンパク質ナノマシーンの集合体」と考えられます。


■ DNAの一本鎖切断は簡単に修復できる ■

放射線による被爆の影響は、細胞の遺伝情報DNAの破壊によるものです。

放射線はそれ程危険で無いという研究者達が根拠とするのは、
DNAの修復が従来考えられていたよりも
高度で精密なシステムで働いている事が近年判明した事です。

DNAが2重螺旋構造をしている事は良く知られています。
これは、DNAのバックアップ機能と考えられています。
活性酸素や放射線によって、二重螺旋のどちらか一方が切断されても
正常なもう片方から、修復する事が可能です。

これはDNAをコードする4種類のタンパク質、
アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)が
かならず1対を成している事に起因します。

G−C
T−A

上手の様に、結合する相手が決まっているので、
どこかのタンパク質が欠損しても
残された一方のアミノ酸に対を為すアミノ酸を修復するだけで済みます。

この様にDNAのどちらか片方の鎖の切断は、
ほぼ完璧に修復されます。

これはアミノ酸一個だけの欠損だけでは無く、
連続する何十個単位の欠損の修復にも有効です。
修復後にチェックする機能も備えています。

■ 二本鎖の修復はちょと複雑だ ■

DNAの2本鎖の両方が欠損した場合の修復は一筋縄では行きません。
DNAは2本鎖切断も巧みに修復している事が近年判明してきています。

1)相同組換え(homologous recombination: HR)

  DNAのアミノ酸配列は繰り返しが多い
  欠損したアミノ酸群の相当するアミノ酸群をコピーして修復
 
  時々、異なるアミノ酸群をコピーするというエラーも発生する

2)相同末端再結合 (Non-Homologous End-Joining: NHEJ)

  切断されたDNAの末端同士を結合するという強引な修復
  DNA情報の70%はジャンク情報だと言われ、
  相同組換えよりも、実際的な問題の発生は少ないとされる。

  (最新研究では70%が必要な情報だとする説もある)

3)SOS修復

  大腸菌(下等だが、環境対応に優れた生物などで確認される修復)
  DNAが大量に損傷すると、応急処置的に大量のタンパク質が作られる
  DNAの損傷箇所に結合する塩基対は通常の塩基対で無い場合もある
  必然的に修復エラーが含まれるが、遺伝子変異による環境適合を促す

  これは、DNAの破壊による「死」よりも、
  「テキトー」な修復による「変異」を選択する「生存戦略」ですね。

■ 修正エラーまで修正するDNA ■

一本鎖切断や二本鎖切断の修復は、エラーが無い訳ではありません。
そこでDNAは修復された後、さらに修復エラーを検出して修復を行います。

ちょっと複雑なので簡単に書くと
DNAの修復を担うDNAポリメラーゼはエラー箇所で停止してしまいます。
すると、損傷の状態によって、いくつかの違う方法の修復が始まります

1) エラー箇所を単純に取り外す
2) 二本鎖修復と同様に似た配列のDNA群を結合する
3) 強引に適当な修復をして乗り越える
   (TLS: Translesion Synthesis, 損傷乗り越え複製)

エラーを単純に切り離しても、DNA情報の97%はジャンクですから、
その影響は限定的と言えます。
むしろその様な修復が行われという判断は、
DNAのその箇所がジャンクであるという判断の元に行われるのでしょう。

TLSは誤謬を含むDNAを鋳型に修正を行うので、
エラーが発生する危険性が高くなります。


■ エラーデータから正常データを再現するデジタルデータ ■


最近のDNAの研究の発展により、
DNAがデジタルエラー修正を行っているのではないかという研究者も居ます。

デジタル通信などでは、エラーを検出する信号がデータに付加されています。
一般的なデジタル通信では、通信エラーを皆無にする為に
通信エラーを検出すると、データの送り元に
データを再照合して、正しいデータを受け取ることで、
データのエラーを防止します。

これはデータの正確な鋳型を用いるので、
DNAの一本鎖切断に似た修復の方法と言えます。


一方、デジタル画像に転送や、CDの再生など
データを照合していては、再生が間に合わないデータの修復には
「リードソロモン符号」というデータ修正方法が用いられます。

詳しい話は難しいので下を参照して下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%B3%E7%AC%A6%E5%8F%B7

これは元データにある法則に則った付加情報を加える事で、
データに欠損が生じても、前後のデータから
欠損データを修復する機能を有しています。

CD上の1mmのホコリは、LPレコード上の10円玉に匹敵します。
アナログデーターであるLPでは、10円玉のデータの欠損は、
音楽信号の欠落として再生されます。
10円玉大のキズは基本的に針はトレースできませんが、
仮にトレースしたとして、ボバゴゴオオオンーーーとう
盛大なノイズが発生するでしょう。

一方、CDではデータは適当に分散配置され
(時系列的にシャッフルされ)
さらに適当な変調が掛けられた上で、
リードソロモン符号によるエラー修正が為されています。

結果として1枚のディスクには様々なキズやホコリが付着していますが、
CDで音楽信号の補完を必要とする様なエラーは殆ど発生しません。
1枚のCDを掛けて1回あるか無いかです。

DNAを4種類のアミノ酸でコードされたデジタルデータだとすると、
二本鎖切断によってDNAの欠落が多数発生しても、
原理的には、元のデータを修復する方法が皆無という訳ではありません。

■ DNAは速度優先の修復を行っているのではないか ■

DNAの修復の必要なのは「正確性」と「迅速性」です。
複数のDNAの切断が発生した時、
本来の組み合わせでない箇所でのDNAの結合が起こる可能性があります。

それは重大なエラーですから、DNAはその様な重大エラーを防ぐ為に、
先ずは不正確でも良いので、適当でも鎖の修復を優先するでしょう。

ですから、ジャンクデータの箇所では、
データを数十塩基すっ飛ばして鎖を修復したり、
適当な塩基でとりあえず間に合わせたりします。

しかし、DNAがリードソロモン符号の様な
エラーの自己修復データを備えているならば、
かなりの確立で、修復後修復によってデータは完全な形に修復されるでしょう。

■ 大腸菌は「変異」が大切、高等生物は「変異しない事」が大事 ■

DNA修復の研究は大腸菌など単純なDNAを持つ生物からスタートしています。
それらの単純な生物では、DNAの修復機能も単純です。
当然エラーも多くなりますが、これらのエラーは「変異」として表れます。
単純な生物においては「環境に変化」への対応は、
固体単体の防衛能力で行われると同時に、
「変異」による環境適応によっても行われます。
抗生物質の耐性菌が生まれやすいのも、「変異」が起こるからです。
これら単純な生物においてはDNAが環境によって変化する事が
生き残るためには大切な事なのです。

一方、高等生物では、固体全体が環境対応能力を有しています。
代謝や免疫を調整しながら環境変化に対応します。
ですから個々の細胞や遺伝子が、環境変化で簡単に「変異」してしまっては
固体の秩序立った働きが維持出来ません。

ですから、高等生物のDNAは、修復機構を複雑に高度化させました。
DNAがデジタルデータである以上、
その修復も当然デジタルプロセスだと考えるのは自然な事です。

そして、デジタルプロセスはアナログプレセスよりも
エラーに対して圧倒的な正確性を持ています。

1個の細胞で1日、100万回のDNA修復が発生しながらも、
私達が生き続けていらえれるのは、
私達のDNA修復能力の高さを証明しているとも言えます。

一部の学者はDNA修復の不確性を指摘します。
「DNA修復は完全には行われない」と。
しかし、私はそれはDNA修復の一部しか見ていないのだと思います。

ジャンクデータを適当に修復しても問題は発生しませんが、
それらの学者は、その事をしてDNA修復はエラーだらけだと指摘するのでしょう。
これは、情報工学的知識の欠如に他なりません。

DNAがデジタルデータである以上、
重要なデータは必ず制度の高い修復な為されるはずです。
リードソロモン符号は一つの例ですが、
デジタルデータ修復には冗長性なども含め、
様々なエラー訂正の方法が存在します。

今後の研究は、DNAの高度のデジタル修復の性能を明らかにしてゆくでしょう。

■ 生き物はデジタルデータでコードされたナノマシーンである ■

最近の分子生物学の進歩は、
タンパク質と生命の全く異なる姿を描き出しています。

上の図はタンパク質の構造を表しています。
生体に必要なタンパク質や酵素は、
DNAに記録された長大なデータをRNAが読み取って、
RNAを鋳型に、一本の長いアミノ酸の鎖が作られる所からスタートします。

アミノ酸の鎖は、アミノ酸の配列の仕方によって
複雑に折れ曲がり、立体構造を取ります。
そして、その構造の「くぼみ」や「出っ張り」に生じる特定の形と電位によって、
特定の作用を持つようになります。

例えば、ヘモグロビンはその「くぼみ」で酸素を捕まえたり
あるいは、酸素能動の低い所では、結合していた酸素を「切り離し」たりします。

この様に、タンパク質や酵素は特定の条件化で、
特定に元素や分子、あるいはその結合に
特定の機械的な働きをしる「ナノマシーン」なのです。

このナノマシーンの構造が大きく異なればその機能を失われますが、
多少の変異は、機能に支障をきたさない可能性があります。
DNAの配列が一つ乱れたからと言って、
それが致命的であるはずはありません。

■ 最新の分子生物学の成果を無視するLNT仮説 ■

生物を「生き物」として捉えると、掴みどころが無く
グチャグチャ、ビチャビチャした存在に見えます。

ところが、ミクロの世界では生物はデジタルデータにコードされた
アミノ酸を材料とする、タンパク質というナノマシーンの集合体です。

そこには、生命の神秘などは存在せず、
ゲノムの配列と、合成されるタンパク質の機械的働きが存在するだけです。


21. 2012年1月17日 03:23:39 : Bgr85AVD22
石か? セメントじゃあないのか? 報道はいずれもウラがとれているとは到底思えないものばかりだ。

22. 人力 2012年1月17日 04:14:36 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
連投でスミマセン

>>間違い!
乳がんの細胞を放射線で集中して焼き殺す治療で、外科的に切り取るようなもの。
切り取る部分の細胞に2Sv与えるのと、全身に2Sv与えるのとは問題が違う。

私が分かり易いかと思い(Sv)という単位を使ってしまいましたが、正確には(Gr)という単位系を用いるべきでした。(Sv)は60Kgの体重の全身被曝に換算した放射線量です。紛らわしくて申し訳ありません。

>>
勝手に単位時間なんて定義しないでくれ。
LNT仮説とは微弱放射線量でも比例して、細胞に影響を与えるという説に過ぎん。
単位時間なんて考えはまったくありません。

ここを理解して頂かないと、「LNT仮説」の問題点は見えて来ません。「LNT仮説」は一年の被曝量を規定している事から、単位系に直せば(Sv/年)になります。これは、「DNAの受けた損傷は1年間蓄積する」という考え方です。

ところがDNAには修復能力があるので、2日程度で概ねの損傷は修復してしまいます。「LNT仮説」はこの修復を無視して、「損傷は1年間修復されない」という立場を取ります。

実際研究室でマウスに放射線を照射してその影響を調べる実験では、だいたい1時間程度で100(mSv)とか、1(Sv)などの放射線を照射します。多くの論文がこの様な実験を元にして、100(mSv)辺りに閾値が存在するのではないかと言われています。

ところが、福島の被曝はμSvレベルの極々弱い放射線による慢性被曝に過ぎません。マウスにこの様な放射線を当てても、発癌率の上層などは現れません。

「LNT仮説」は単位時間を1年間にしてDNAの修復能力を無視しする事で、「科学に対する暴挙」を行っています。これは科学以前の問題で、「倫理」の領域、あるいは「学術的良心」の問題です。但し、「LNT仮説」が採用された時点では、DNAの修復メカニズムなどは殆ど分かっていなかった事も事実で、本来ならばICRPが率先して「LNT仮説」を修正しなけばならないのです。

ICRP自身もその問題には自覚的で、2000年以降、「ICRPの防護基準1(mSv/年)は、通常運用時の努力目標で、事故時には緩和されるばき」という表現や「0.001という確率的危険性を、1000人に一人が癌になると解釈すべきで無い」といった表現を用いる様になってきています。

>>これも怪しげな話だ。
癌というのは無制限に急速に成長し、人体の機能を壊してしまうからガンと名付けた
ものであり、そんな進行の遅いものはガンなんていわない。

癌には多くの種類があり、単純に甲状腺癌や大腸がんと言っても、その種類によって成長のスピードは様々です。実際に医療の現場では、検診で癌が発見されると、組織を切り取って癌の種類を確定する所から治療はスタートすます。増殖性の高い癌の場合と、増殖性の低い癌では、手術後の治療が違ってきます。

甲状腺癌は未分化癌(発生確率は低い)で無ければ進行が遅く、日本においては温存される事が多い様です。韓国は確か1996年から2000年の間(?)に甲状腺癌が大幅に増えましたが、これは超音波診断装置の解像度が向上して、小さな病変でも甲状腺癌を発見出来る様になった事に起因します。この様な小さな甲状腺癌は、日本においては未分化癌で無い限り温存される様ですが、当時の韓国では手当たり次第甲状腺を摘出してしまいました。甲状腺は成人においてもホルモンの生成を担当する大事な器官です。これを切除してしまうと、一緒ホルモン剤を服用するなど、生活に支障を生じます。韓国では、初期の甲状腺癌を安易に摘出しまくた事が問題となっています。

チェルノブイリにおいても、医師団が大挙して押し寄せ、超音波診断で炎症や病変を発見しては、摘出しまくった可能性は否定出来ません。この中にどれだけの摘出しなくても問題無い癌が含まれたていたかと思うと、複雑です・・・。(善意とは時として残酷です)

私はバズビー教授率いるECRRの報告書を在る程度評価しています。彼らはICRPよりも内部被曝を正統に評価しています。

一方でICRPの過剰安全性を有する(多分1000倍以上)防護基準に、さらに安全率を求めてしまった事で、彼らは現実とはかけ離れた安全率を求めています。

優秀な学者達がこの事実に気付かないハズはありません。ですから、私はECRRは、グリンピースやシーシェパードの様な「環境テロリスト」なのだろうと思っています。(バズビーに至っては、サプリメントと高額測定に関する詐欺的行為も指摘されています。)

ベラルーシュのバンダジェフスキー教授の研究は、子供達を救いたいという純粋性には感動しますが、そのデータの扱い論文の完成度には様々な問題が指摘されています。

反原発の方達は、ネットから「放射線は危険」という情報だけをフィルタリングして、「放射線はこんなに危険だ」と主張します。しかし、それらの情報が、「環境テロリスト」の恣意的操作が掛った情報であたり、偏った研究であったり、間違った研究である可能性については、一切気にする様子はありません。

「弱い放射線の方が危険」という根拠に用いられるベトカワ論文も、実験に使われたのは修復性を持たない、単なるリン酸膜であった事が指摘され、この実験は否定されていますが、ネットでは未だに「ベトカワ論文」を持ちだして、「放射線は危険」と言う方達が沢山いらっしゃる様です。

DNAの修復能力は相当に高いのですが、それを否定するのは「非科学的」であり、DNAの修復を軽視して放射線の危険性を論議する事は「無意味」である事に多くの方々が気付かれていないのではないかと思います。


23. 2012年1月17日 04:39:09 : ynSQvzTlvk

汚染コンクリート、100社以上に出荷の疑いだって。なんだこの頭の悪さ。

( http://twitter.com/#!/orzlz/status/158754164988592129 )


24. 2012年1月17日 05:33:14 : SujxIGboJ6
日本の農林水産物の輸出が駄目になって、観光も外人観光客の大規模な減少がおき
ている。さらに輸出した工業製品(コンクリートも工業製品)で放射能が検出された
ら(中古車では既にその事例はある)、そのうち日本は外貨を稼げなくなる。

これでは、日本は生きていけなくなる。原発のおかげでここまで来てしまったのだ。


25. 恵也 2012年1月17日 08:46:00 : cdRlA.6W79UEw : YQYjyGGR1c
>>11 特に高知新聞が主体となって、ガレキを受け入れろ!という扇動報道が凄まじい。

高知県に住んでるけど、高知新聞を見てみるよ。
瓦礫処理する焼却場は放射性セシウムを除去できるようには作られてはいない。
応急的に設備を付けても、本当に役に立つのか疑問が残る。
放射性瓦礫は福島の海岸で埋め立てをするのが一番いいと思うけど・・・

>>13  まあ被曝量からすれば問題ありません。

1μSv/hを受けるというのは、1年間そこにいたら9mSvを受けて3.11の
前の許容値1mSvを10倍近くオーバーして問題がないとはね。

今は暫定値という表現になってるが、これは「緊急時だから我慢してくれ」という
お上の都合で変えたことなんだけどね。

平常時の落ち着いた雰囲気で調査し決めた数字を、簡単に捨てるものじゃない。
今のお上が平常心を持ってないだけなのに、あんたまで基準を変えてどうすんだよ!

だいたい自然放射線+1mSVまでが限界だったけど、1mSvも受ける人はほとんど
いなかったんだぜ。今が異常事態なのを理解しなさい。茹で蛙さん!

>>20 タンパク質ナノマシーンの集合体」と考えられます。

それはあなたの理解に過ぎん。
人間には判らないいろんなものがあり、それを無視した暴論に過ぎない。
宇宙は加速してるって聞いたことがないかな。

俺の理解ではビッグバンの後、宇宙は拡大したが引力でどんどん減速しその内
に収縮するものと考えてたが外縁の星は加速してる観測結果が得られ、天文
学会に衝撃を与えたという。

宇宙には引力と反対のものがなければ、こんな観測結果は考えられん。
人間の知識なんてものは大木の中の小枝1本に過ぎないよ。

あなたのDNA論議は、わずかな実験結果から得た知識をすべての真理かのように
拡大した論議で、脳細胞と皮膚細胞を同一視した暴論に過ぎん。

再生できない脳細胞と、再生する皮膚細胞の違いくらい判らんのかね。
専門家になるのなら読んで理解する必要はあると思うが、その気のない人間に読
ませるだけの値打ちが、その怪しげな理論にあるとでも言いたいのかい?

>> DNA修復はエラーだらけだと指摘するのでしょう。

俺もエラーだらけだと考えてる。
俺の実体験だけど、中学時代に崖から飛び降りて竹の切り株に足の裏から表まで
貫いたことがある。
表には血がにじむ程度だったけど数十年たっても表に傷が残ってる。

皮膚自体はもう完全に入れ替わってるはずだが、傷は移動しながらも残るのを見ると
DNAのエラーだろう。だから腹を切っても完全に傷が無くなるのは無理だよ。

>> 「LNT仮説」は一年の被曝量を規定している事

それはあんたの勝手な理解だろ。
言葉は単純明快に定義しなさい。

>> 「LNT仮説」はこの修復を無視して、「損傷は1年間修復されない」という立場

修復は無関係。
影響が確認されてる範囲でも、修復されての数値と考えれば良いだけのこと。
勝手に1年間修復されないなんて付け加えないでくれ。

>> 100(mSv)辺りに閾値が存在するのではないかと言われています。

まったく中身のない洗脳のための文章。
マウスの実験なんて、どれだけ無菌の実験動物が必要なのか判って書いてるのかね。
莫大な金と設備と時間が必要なもので、低レベル放射線の統計には動物の数が
少なすぎて不向きなんだよ。

チェルノブイリ作業員の罹病率をみても、10万人当たり140人のがん患者が230人に
増えたとかいうもので、マウスで実験するなら100mSvに10万匹、80mSvに10万匹
50mSvに10万匹、30mSvに10万匹、ゼロ放射線に10万匹と合計50万匹必要。

それもガンだけの調査にそれだけ必要になり、内分泌系疾患なんて複雑な病気に
なったらマウスの実験なんてお手上げだよ。

実際のマウスの実験では、500匹を1群とし総合計4000匹で寿命調査をしてます。
これをチェルノブイリ作業員がん罹患率に当てはめたら、500人に0.7人が1.1人になる
という誤差の範囲になってしまう。
それでも莫大なお金と設備と時間を使ったと思うよ。

結論::低放射線の罹患率にマウスを使う実験は適合しない。
    ムラサキツユクサの細胞が1列に並ぶオシベの細胞実験なら可能。

ーーーー引用開始ーーーー
生後8週齢の2,000匹のオス及び2,000匹のメスのマウスを4つのグループ
(1つの非照射対照群及び3つの照射群)に分け、照射群については1日
当たり20mGy、1mGy、0.05mGyの線量率のセシウム-137のガンマ線
を約400日間連続照射(1日22時間)した。
http://www.iips.co.jp/rah/spotlight/kassei/ies.html


26. 2012年1月17日 08:56:46 : M6y82l0tX6
放射能マンション、東電の社宅か公務員官舎にすればいいじゃん、と思う。

27. 人力 2012年1月17日 10:44:21 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
>>25

恵也さん

放射線がDNAに損傷を与えるプロセスは、活性酸素を介在として行われます。現在問題となってレベルの放射線による活性酸素の増加量は、日常生活における呼吸や代謝によって生じる活性酸素の誤差程度の量です。

はたして、この誤差程度の量で発癌が促進されるのであれば、ジョギングによる活性酸素の増加などで、私達は重大な健康被害を被る事になります。

放射線由来だろうと、代謝由来であろうと、活性酸素に区別はありません。この事実をどうお考えになられるでしょうか。

(宇宙の真理は話が大き過ぎますし、怪我の治癒は、物理的損傷によって組織の配列が断絶されているので、DNAによる細胞の複製とは何ら関係の無い話ですね。組織の断絶を補う為に、無秩序な細胞増加によって損傷箇所を覆い尽くすので、傷跡が残るのだと思われます。ただ、時間の経過と共に、傷跡が薄くなるのは、細胞が徐々に秩序を取り戻して、基の細胞群の姿を取り戻そうとするのだと思われます。生命の神秘と言えば、確かに驚くべき事実ではあるのですが・・・。それだけ巧妙な自己修復力を生命が有している事の証明ともいえます)


28. 恵也 2012年1月17日 19:14:46 : cdRlA.6W79UEw : RTrtStNuSg
>>22 優秀な学者達がこの事実に気付かないハズはありません。

この言葉には自分を優秀だとする傲慢さが見て取れる。東京電力や
東京大学の教授連中と共通するものだ。もっと謙虚になりなさい。

そういえば東京大学の先生が「幻の脚気菌」を発見して日清戦争や
日露戦争で莫大な戦病死者を出したけどその反省を教授や陸軍は
行ったんだろうか。

くれぐれも科学に対する誤った思想は抱かないように。
作家としての森鴎外は優秀だったけど、軍医としては下の下でした。

こいつらは脚気菌とかいうものを信じ込み、日露戦争で3万人も兵士
を殺してる旧陸軍と同じ。
どちらかと言うと海軍の連中が、科学的思考法が得意だったようだ。

ーーーーー(引用開始)−−−−−
日清戦争が始まった。白米の陸軍と麦飯の海軍における脚気患者の数は、歴
然としたものとなった。記録によると、海軍では脚気患者は一人もでなかった。

ところが、陸軍では四万人を超える患者で、入院患者の四分の一が脚気で、
銃砲で傷ついた傷病兵数の11倍の兵士が脚気であり、死者は四千名を超えた。
http://www.microbes.jp/aimai/kurashi/fl130.htm

>> ベトカワ論文も、実験に使われたのは修復性を持たない、単なるリン酸膜であった事が指摘され

あなたはベトカウ論文を読んで書いてないでしょう。
俺の知ってる範囲では、単なるリン酸塩膜ではなく牛の脳細胞を誤って弱い放射能
溶液の中に落としたら計算では壊れるほどの放射線でもないのに細胞が壊れた。

低線量、長時間で牛の脳細胞膜が壊れる現象を発見して「低線量被曝」の危険
性を論文にして出したのじゃないかね。
どこにリン酸塩膜が関係するのか意味がわからん。

ーーーー引用開始ーーーー
牛の脳細胞で実験していましたが、高線量を瞬時に照射するのでは、なかなか
細胞膜は破壊されないのです。

ところが誤って、試料を低線量の溶液に落としたところ、細胞膜は低線量で破壊
されました。微量の放射線、低線量なら細胞膜は容易に破壊できるのです。
しかも、照射が長時間になればなるほど、細胞膜には穴があきやすくなります。
http://www.janjan.jp/government/0702/0702090742/2.php


29. 人力 2012年1月17日 20:46:33 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
>>28

恵也さん

私は漱石よりも鴎外の方が好きです。(小説の話しですが)
鴎外はフリー○ン○ンだったという話もありますね。

紹介頂いた、ベトカワ論文のURLに跳びません。
私がネットで見つけたベトカワ論文に対する評価の記事を参考までに貼っておきます。

個人の方でペトカワ論文を取り寄せて検証されている方がいらっしゃいましたので引用させて頂きます。

<引用開始>

一般的に脂質二重膜を構成しやすくするために,ある一定以上の濃度の塩を共存させるのが一般的な実験条件です。ただし脂質二重膜は溶液のpHにも大きく依存しますので,塩化ナトリウム(食塩,NaCl)を加えることが多いのですが,そのNaとして放射性ナトリウム(22Na)を用い,脂質二重膜を安定化させる共存塩としての効果と,放射線を出す線源としての役割を同時に持たせようとしたのが,この実験のミソです。

さて気になる実験の結果ですが,非放射性の塩化ナトリウムだけを共存させた場合には数日間破れることのない脂質二重膜ですが,22Naを加えることにより20~600分で膜が破れてしまいました。このことから,微量の放射線の存在は確かに脂質二重膜を破壊する効果を持つようです。

ただ,ここからが非常に問題なのですが,たとえばこちらのブログによると,(おそらく)この実験結果について「内部被爆の脅威」という書籍では「放射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に必要な放射線量が少なくて済むことを確かめた。」と紹介されているようなのですが,元の論文には「線量を増大させることにより膜の持続時間は短くなるが,照射線量と膜の持続時間の間には対数軸で比例関係がある。」という事しか書かれていません。

具体的に話をしましょう。この論文中で膜の持続時間(min)をy軸,照射量比(rad/min)をx軸した時の相関関係を表す式として「y=55.3x^-0.36」という式が提唱されています。この式にx=0.001を代入すると,664.8分という値が得られます。x=0.01だと290.2分。x=0.1だと126.7分x=1だと当然55.3分となりますので,確かに線量を1000倍にしたのに持続時間は1/10にしかなっていないので,低線量の方が影響が大きい!と思えてしまうのも確かです。しかし,この結果をヒトの健康影響,特に低線量被曝の健康影響と結びつけるには,避けて通ってはなら無いポイントがあります。

まず第一のポイントは,今回の実験で与えられた線量の範囲です。

今回の実験では,22Naの放射壊変から生じるγ線とβ線について詳細な考察を行い,0.001 rad/min〜1 rad/minの範囲で放射線が膜に照射されたと計算されています。rad(ラド)とは古い放射線の吸収線量を示す単位ですので,現在のSIであるGyで表現してみましょう。すると1 rad = 0.01 Gyですので,今回の実験範囲は0.01 mGy/min〜10 mGy/minとなります。最近ではすっかりおなじみになったSv/hに,γ線として換算しますと0.6 mSv/h〜600 mSv/hとなり(β線の割合が高いとすると,さらに高い値になります)ます。

おわかりでしょうか。つまり,このペトカウ効果が検証されているのは,低線量とは言いつつも,現在首都圏で測定されている空間放射線量の1000倍以上高い領域での話なのです。

そして,第二のポイントは,これがいわゆる「試験管内(in vitro)で行われた実験であることです。

著者であるペトカウ氏はこの論文中でこのような現象が起きる原因として,放射照射により発生することが知られているスーパーオキシドアニオン(・O2-)の影響が大きいのではないかと考察し,後にこのスーパーオキシドアニオン(・O2-)を過酸化水素に変換する酵素 Superoxide dismutase(SOD)(もちろんヒトもSODを持っています)を共存させることにより,膜に対する放射線の影響を低く抑えることができること(Petkau, A., & CHELACK, W. (1976). BBA - Biomembranes, 433(3), 445–456.)や,SODを投与することでラットの骨髄から抽出されたマクロファージ前駆細胞がより高い線量のX線に耐えられること(Petkau, A., & CHELACK, W. S. (1984). Biochem biophys res commun, 119(3), 1089–1095.)などを報告(与えている線量は,最初の実験と同レベルかそれ以上)しています。

つまりどういうことかというと,確かに放射線の影響によりりん脂質二重膜は傷つけられる可能性があるが,それは放射線により直接破壊されているのではなく,放射線により発生したスーパーオキシドアニオン(・O2-)がりん脂質中の不飽和脂肪鎖を切断していること,そしてそのスーパーオキシドアニオン(・O2-)を除去し,放射線の影響を最小限に抑えるためのシステムが生体には備わっていることがすでに確かめられていると言うことになります。

ちなみに,氏がこの後どういう研究をしていたかも調べてみたのですが,ペトカウ氏はこの後,放射線医療による副作用をSODで抑えるための研究などを中心に進めていたようです。というわけで,実はこのペトカウ氏は,低線量放射線が人体に多大な影響を与えるなんてことは何一つ言っていないんですね。

では,なぜこれほどまでにペトカウ効果が,低線量被爆の危険性を訴えるためのキーワードとして広まっているのでしょうか。

それは,どうやらErnst J. Sternglass博士と言う方が原因のようです。彼の主張についての詳しいところは,このリンク先を読んでいただければと思います。私自身もSternglass博士の論文を漁っては見たのですが,先ほどのリンク先で紹介されている1963年のScience(STERNGLASS, E. J. (1963). Science, 140, 1102–1104.)以外の論文を見つけることができず(引っかかってくるのは,講演要旨集や自著ばかりで査読のありそうな論文誌は見つけられませんでした。),どういうロジックでご自身の提案した学説とペトカウ氏の実験結果を組み合わせたかについては,残念ながら検証することができませんでした。

以上が今回の調査結果となります。個人的な感想を言わせていただければ,やはりいわゆる試験管内で人工的に作られた膜に対する実験結果をもって,修復機構の存在する人体への影響について言及するのはかなり無理があるように感じます。もし比較するとすれば,SODを添加した系での結果を考えるべきでしょう。なので,このペトカウ氏の研究結果をもって,「低線量被曝における健康影響」の根拠とするのは,かなり無理があるのではないかと感じました。

<引用終わり>

1) 600(mSv/h)の線量率による実験に様です
2) 人工的に作られた膜に対する実験で、生体に備わる活性酸素除去酵素により
   膜の破壊は防がれる事も検証されている

この2点は重要の様に思われます。


30. 恵也 2012年1月17日 22:30:03 : cdRlA.6W79UEw : fzQqxOPbPU
>>21 石か? セメントじゃあないのか?

セメントじゃないでしょう。
セメントは石灰石や粘土、酸化鉄などを焼いて大規模に製造するもの。
大規模なセメント工場は福島には無かったんじゃないかな。

鍾乳洞で有名な山口県の宇部セメントとか、石灰岩地帯で燃料の便の
いい港近くににあるだろ。

むしろ小規模なナマコン工場はどんな田舎にもあるけど、ほとんど砕石と
砂は野晒しだし、水さえあれば内陸部でも何とか作れるもの。

俺はセメントは湿気対策で倉庫の中に入れるから、野晒しの稲わらと同じく、
野晒しの砕石と砂に放射能が降り積もったと見る。

>>24 日本の農林水産物の輸出が駄目になって、

これは凄いようだね。
40ヶ国くらいは日本からの農産物に規制をかけてるというけど、マスコミには
ほとんど出てこない。青森の赤いリンゴなんて中国のお金持ちにもてはやされて
いたものが全面的に禁止され、国内でダブつくくらいだという。

高いお金を出して放射能の恐れのある果物なんて食べないよ。
今までせっかく築いてきた安全、旨い、最高級の甘さなんてブランドがガタガタだ。
マスコミで報道しないということは、北朝鮮並みの報道管制が敷かれてる感じだ。
北朝鮮のことをミソクソに思ってきたけど、笑ってはおれん。

ーーーー引用開始ーーーー
かつては日本産の食品は世界で最も安全との定評を受けていたが、今や
世界で最も危険のレッテルが貼られるようになった。

いま日本産の食材に何らかの規制措置を設けている国や地域は43に及ぶ。
中でも中東やアフリカの4カ国はすべての食品を輸入停止にしている。
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/553.html

>>27 放射線がDNAに損傷を与えるプロセスは、活性酸素を介在として行われます。

こんな適当な断言をするところに、アンタの知能程度が知れる。
放射線だってヘリウム原子のα線、電子であるβ線、強い電波であるγ線、中性子線
などたくさんあり、活性酸素だって普通の酸素より酸化能力の強いものの総称で、
過酸化窒素など何種類もある。

それを単純に割り切り、DNA破壊に活性酸素が介在するなんて暴論もいい所だ。
ヘリウム原子であるα線がDNAに直接ぶつかったら、一撃で壊れてしまうよ。
中性子線だって遅くなればなるほど、周りに大打撃を与える。
アンタの知識は現実とは違って、机上の空論であまりに単純すぎ。

ーーーー引用開始ーーーー
中性子は、今言ったように、いろんな原子や分子と衝突しながら、速度をどんどん
落としながら、落とせば落とすほど短いところでまたぶつかって速度が衰えて。

そういうことを繰り返しますから、中性子が体の中に入ってきますと、比較的短い
距離の間にエネルギーが集中的に吸収されて放射線効果が大きくなるという、
そういう中性子被曝の特質を持ってます。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/kuroha/ichikawa_report4.htm


31. 恵也 2012年1月18日 09:30:08 : cdRlA.6W79UEw : FFmyAnSzDr
>>29 紹介頂いた、ベトカワ論文のURLに跳びません。

失礼しました。
ネット環境が悪く、電話回線を使ってるせいで私のパソコンに入ってる古い
HPを確かめないでコピーしました。

しかしベトカワじゃなくベトカウであり、この方の功績は低線量溶液の中に
牛の脳細胞を落として、壊れるはずのない細胞が壊れてしまった発見なんだよ。
ベトカウ論文を読んだわけじゃないけど、ベトカウにイチャモンを付けるのなら
この発見・効果が間違いだという事を述べるべき。

今までの理論では高線量を一度に浴びせても、低線量を溶液の中で長く
浴びせても、合計が同じなら細胞には同じ効果があるという考えだったはず。

だから論文ではなくベトカウの発見とかベトカウ効果という表現をしてる。
俺はコムツカしい活性酸素理論なんて、空論の迷路に入って遊ぶ気はありません。


32. 人力 2012年1月18日 20:55:06 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
>>31

恵也さん

ベトカウの実験を探してみます。

>>俺はコムツカしい活性酸素理論なんて、空論の迷路に入って遊ぶ気はありません。

でも、放射線のDNAに対する影響は、活性酸素を仲介したものですから、やはり活性酸素とDNAの修復の問題に収束するのだと思います。

紫外線などはむしろ表皮のDNA結合を直接破壊しますから、細胞の被害は甚大です。ですから紫外線被曝(日焼け)は細胞死をもたらし、炎症(ヒリヒリ)を起こした後、皮が剥けるのです。外部被曝でこの状態を作り出すには、相当高い線量が必要です。


33. 人力 2012年1月19日 07:49:29 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

阿修羅の中でベトカウ論文の解説を見つけました。

http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/916.html

結論から言うと、

1) 放射線による活性酸素は、活性酸素濃度が高いとお互いの衝突により
   再結合の確率が高まるので、細胞膜に到達する確率が低くなる

2) 低線量の放射線によpる低濃度の活性酸素濃度では、再結合の確率が
   低くなるので、細胞膜に到達する活性酸素の量がが増える

3) 細胞膜はブラスの電価を帯びているので、マイナス電価を帯びている
   活性酸素を引きつける

以上の事から、低線量の放射線の長時間照射による方が、細胞膜の破壊効果が
高いと結論付けています。

・・・これは、この論文を解釈された方の問題なのでとは思いますが暴論でだと思います。

1) 生きた細胞内では、代謝由来の活性酸素の方が、低線量の活性酸素よりも
   圧倒的多数で存在する

2) ベースとなる代謝由来の活性酸素の影響が無い試験管内で、
   現実的では無い低い活性酸素の存在密度の実験をしても
   実際の細胞内には、代謝由来の活性酸素で満ちているので無意味

3) 実際に活性酸素が低い状態が細胞内で発生したとしても
   ベトカウ自身が実験で明らかにした様に、活性酸素除去酵素の働きで
   活性酸素は無害化される

ベトカウの論文を不要に持ち上げる研究者達に、私が教授だったら落第点を与えます。物事の一部だに注目するあまり、全体を見失う好例だと思います。

ベトカウの論文事態は、前出の要訳を読む限りは、試験管内の実験の問題点を
十分に理解しており、活性酸素除去酵素の働きも検証しています。


34. 恵也 2012年1月20日 17:50:44 : cdRlA.6W79UEw : HEUqLrIDJY
>>33 以上の事から、低線量の放射線の長時間照射による方が、細胞膜の破壊効果が高いと結論

活性酸素の為に、こんな現象が生じたというのがこの論理の結論なんでしょう。
俺が問題にしてるのは、活性酸素とか言う前に牛の脳細胞を放射能溶液に
落としたら、低線量被曝なのに細胞膜が壊れたという現象なんだよ。

この現象をあなたが否定するのならわかるけど、論理を否定するのなら話にならん。
俺は論理を肯定も否定もしてないし判らん。ただ現象を肯定してるだけだ。
活性酸素があろうとなかろうと俺には無関係なんだよ。

>> 実際の細胞内には、代謝由来の活性酸素で満ちているので無意味

無意味だというのは、自分らで実験してから言えることで実験もせず活性酸素の
論理で無意味だなんて言っても、それこそ無意味なんだよ。

とくに脳細胞といえばほとんど再生能力はないというし、α線でも直撃したら即
脳細胞自体が壊れてしまうだろうと言ってるの。

「影響が無い試験管内で」と書いてるが、試験管の外では放射能溶液の中に
牛の脳細胞を入れても人間が観察できるはずがない。
不可能なことを言って、実験もせず勝手に論理を組み立てても・・・・

ペトカウが展開した論理じゃなく、ペトカウが発見した効果の問題なんだけどね。
ペトカウ論文とペトカウ効果を混同しないように。

ーーーー引用開始ーーーー
3月11日の前日、竹野内は偶然にも「ペトカウ効果」に関する本の翻訳の仕上げをし
ていた。ペトカウ効果とは、低レベル放射能でも不治の病を引き起こす可能性がある
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/249.html

広島の原爆でも放射線によっていろんな影響がありましたが、ダメージを受ける臓器
によっていろんな症状の違いがある。
あまり聞かない病気で倦怠感の強い「原爆ぶらぶら病」という病気もあります。

弱い放射線でもずっと受けていたら、大きな影響がある。
ペトカウという人が、誤って弱い放射能液の中に牛の脳細胞を落としたところ壊れないはずの細胞膜が壊れ死んでしまい、この大きな影響と言うものを発見しまいました。

日本人の市川定夫という人もツユクサで放射線許容量の20分の1でも遺伝子がダメージを受けるのを証明してます。
結論的に言って、活性酸素はここでの議論には無関係なの。


35. 人力 2012年1月21日 11:53:22 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
>34

恵也さん

Wikispediaの「ペトカウ効果」の欄を転載します。

<転載開始>

カナダの医師アブラム・ペトカウが、1972年3月、マニトバ州にあるカナダ原子力公社ホワイトシェル研究所で牛の脳細胞を用いた実験のミスから偶然に発見し、Health Physics(『保健物理』)誌に発表した。

ペトカウは牛の脳から抽出したリン脂質でつくった細胞膜モデル(人工膜)に放射線を照射して、どのくらいの線量で膜を破壊できるかの実験をし、エックス線の大装置から毎分15.6シーベルトの放射線を58時間、全量35シーベルトを照射してこの膜を破壊することができた。

ところが実験を繰り返すうち、誤って放射性をもつナトリウム22(22Na)が少量混じった水の中に試料を落としてしまったところ、人工膜は毎分0.00001シーベルトの放射線を受け、全量0.007シーベルトを12分間被曝して破壊された。彼は何度も同じ実験を繰り返してその都度、同じ結果を得た。そして、照射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に必要な放射線量が少なくて済むことを確かめた。

こうして「長時間、低線量放射線を照射する方が、高線量放射線を瞬間照射するよりたやすく細胞膜を破壊する」ことが、確かな根拠を持って証明された。ペトカウ効果の発見は、合計被曝線量あるいは線量率とその被曝結果は直線的な関係となる(線形効果、線形閾値なし理論)だろうという、それまでの被曝をめぐる考え方を180度転換させるものであった。

ただし、Health Physics(『保健物理』)誌に発表したとされる論文は、生物の代謝機能を考慮していない、あくまでも実験標本でのデータであること、数値を見れば分かるように、「毎分0.00001シーベルト」は「毎時0.0006シーベルト=600μSv/h」の、それなりの線量であること、などから、チェルノブイリ・福島第一原発事故においては、現場労働者以外の「低線量内部被曝」の研究適応例としては不適切である[3]。

低線量放射線の生体への影響の機序は以下のように考えられている。---体内で放射されるアルファ線、ベータ線などの低線量放射線は体液中に浮遊する酸素分子に衝突して、活性酸素に変化させる。電気を帯びて有害になっている活性酸素は、電気的エネルギーにより細胞膜を破壊し、大きな穴を開ける。その穴から放射性をもつ分子が細胞内に入り込み、細胞内で行われている新陳代謝を混乱させ、細胞核の中にある遺伝子に傷をつける。遺伝子を傷つけられた細胞が死ねば何事も起こらないが、生き延びて細胞分裂を遂げると、遺伝子の同じ箇所に同じ傷を持つ細胞が新しく生まれる。細胞分裂が繰り返されていく中、受け継がれた遺伝子の傷のために何かの機会に突然変異が起こり、癌や血液疾患が生じうる。遺伝子を損傷した細胞が生殖細胞であれば何代目かの子孫に異常が発現しうる[1]。

<転載終了>

>ペトカウは牛の脳から抽出したリン脂質でつくった細胞膜モデル(人工膜)に放射線を照射して、どのくらいの線量で膜を破壊できるかの実験をし

ペトカウが実験で用いたていたのは人口のリン脂質膜で、牛の脳細胞を溶液中に落とした訳では無いと思われます 

>誤って放射性をもつナトリウム22(22Na)が少量混じった水の中に試料を落としてしまったところ、人工膜は毎分0.00001シーベルトの放射線を受け、全量0.007シーベルトを12分間被曝して破壊された。

0.007(Sv/12分)は、7(mSv/12分)となる。
これは線量率としては決して小さな数値ではありませn。
現在、福島で問題とされているのは1(mSv/年)とい線量率ですから、それと比較すればとてつも無く大きな線量となります。

>低線量放射線の生体への影響の機序は以下のように考えられている。---体内で放射されるアルファ線、ベータ線などの低線量放射線は体液中に浮遊する酸素分子に衝突して、活性酸素に変化させる。電気を帯びて有害になっている活性酸素は、電気的エネルギーにより細胞膜を破壊し、大きな穴を開ける。その穴から放射性をもつ分子が細胞内に入り込み、細胞内で行われている新陳代謝を混乱させ、細胞核の中にある遺伝子に傷をつける

解説欄ですが、「活性酸素が細胞膜を破壊する」と書かれています。
尤も、その穴から放射性物質が入り込みと書かれていますが、これは単なる憶測に過ぎません。なぜなら、放射性セシウムは体内でカリウムと同じ振る舞いをしますが、カリウムは細胞内に普通に取り込まれます。

さらに、β線被曝を考えた場合、細胞膜の存在などβ粒子である電子の透過に対して何ら妨げに成らない事を、上の解説記事を書かれた方は理解されていないのではないでしょうか。電子の大きさに比べたら、分子や原子などは太陽系程も大きく、細胞膜などと存在は、無きに等しいのです。

そもそもベトカウの実験事態は、放射線由来の活性酸素が存在する溶液中で、細胞膜が破壊される事、そしてそれが予想していたよりも低い放射線量で発生する事を確認した実験です。

しかし、予想されるよりも低い放射線が、福島などで現実に問題となっている放射線レベルよりも圧倒的に低い事が世間では全くと言って良いほど無視されています。

さらに、ベトカウの実験を「高線量よりも低線量の方が細胞膜を破壊する効果が高い」と誤解している困った方々が居らっしゃいますが、ベトカウ自身が実験で明らかにしている様に、放射線量の対数的変化に対して、膜の破壊が増加するだけであって、高線量の方が、低線量よりも膜の破壊効果が高い事は当然の事と言えます。

そして低線量で発生する活性酸素などは、生きた細胞内では代謝由来の活性酸素量の誤差程度である事を全く無視した議論などは科学以前の問題です。

ベトカウ効果を持ち上げる研究者は、顔を洗って出直して来い!!
研究者として恥ずかしい。


36. 人力 2012年1月21日 11:56:15 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
>しかし、予想されるよりも低い放射線が、福島などで現実に問題となっている放射線レベルよりも圧倒的に低い事が世間では全くと言って良いほど無視されています

「圧倒的に低い」は間違えですね。
「圧倒的に高い」が正しいです。

訂正します。


37. 恵也 2012年1月22日 10:30:12 : cdRlA.6W79UEw : l0zb4qLHog
>>35 現場労働者以外の「低線量内部被曝」の研究適応例としては不適切である

そんな事を言い出したら、すべての研究成果は不適切になる。
フクシマ事故で被曝してる量は千差万別で、内部被曝も千差万別。

大きな研究設備で限られた費用で、限られた研究者が、限られた時間で研究して
結論を出すには、フクシマ事故と同じ条件に設定しなおして研究しろなんて無理。
無い物ネダリは止めなさい。

このペトカウ効果で類推できるのは、強放射線だと35Svに耐えた牛の脳細胞膜
がたったの0.007Svの弱放射線で破壊されたという現実だ。
しかも弱い放射線であればあるほど、長時間であればあるほどこの傾向が大きい。

牛の脳細胞膜に関しては、今までの常識だったSvで破壊力が推測できない証明
になったわけでノーベル賞クラスの大発見なの。

>> ペトカウが実験で用いたていたのは人口のリン脂質膜

この表現では人工性の石油製品などと誤解するよ。
ペトカウは牛の脳細胞の放射線耐久性を調べるため、細胞膜だけを人工的に
抽出し、内部の細胞核や液、ミトコンドリアなどを排除した純粋な細胞膜だけで
実験したもの。

細胞核では遺伝子などがあり、この遺伝子への放射線影響はSvで表現されて
その影響度が推測できるとされてましたが、細胞膜だけの影響は未知数でした。
ペトカウの表現を見ると、ナトリウム22溶液での実験を行ったようだけどその溶液
以外での実験はしてないようだ。
空気中での放射線を当てる実験なら、また別の結果が出そうだけど・・・・

牛の脳細胞をそのまま実験しようとしても、脳細胞自体が数分以内には自然に
死亡してしまうしナトリウム22溶液に入れて実験するにしても、放射能のせいか
それとも自然に死んだせいか区別するのは無理でしょう。

だからこそ、長時間安定してる牛の細胞膜だけを抽出して実験したもの。
これを人間の脳細胞を使ってたら、倫理上の大問題になって発表も出来ん。

>> 0.007(Sv/12分)は、7(mSv/12分)となる。

これは違うでしょう。
12分というのは溶液の中に落下させて漬けていた時間で、取り出し除染し調査
したときには7mSvを受けたと推測できる状態だったという意味。

溶液から直接に受けた線量は0.00012Sv=120μSvにすぎない。
除染や顕微鏡に入れる段取りにずいぶん時間を食ったんじゃないかね。

>> 解説欄ですが、「活性酸素が細胞膜を破壊する」と書かれています。

これもペトカウ氏の憶測でしょう。
活性酸素の具体的名前がわからん、名前がオゾンなのか過酸化窒素なのか
過酸化水素なのか、それをどうやって確認し、細胞膜が破壊される瞬間をどう
やって観測できたのか、放射線の種類は何種類なのか、細胞膜は牛の脳細
胞だけしかやってないのか、などまったく不完全だから憶測としか言えん。

>> 放射性セシウムは体内でカリウムと同じ振る舞いをしますが、

表現が間違ってます。
セシウムはカリウム、ナトリウムと同じ同属だから、似た振る舞いをすると推測
されてます、というべきで「カリウムと同じ振る舞い」といったらウソになる。

そこまで断言できるほど、セシウムが研究されて判ってるわけじゃありません。
リンとヒ素が同属だから「リンとヒ素は体内で同じ振る舞い」といえるのかな。
フランスのナポレオンや、明治天皇の父君はヒ素で暗殺されてます。

>> β線被曝を考えた場合、細胞膜の存在などβ粒子である電子の透過に対して何ら妨げに成らない

これも怪しい表現だ。
今の人間には限りなく判らないことだらけなんだよ。

動物の細胞膜なんて薄いものでも「電子の透過に対して何ら妨げに成らない」なんて
断言は出来ないでしょう。むしろ逆に細胞膜がどのくらいの被害を受けるかが問題。

三重水素から出るβ線は体内では1mm程度、リン33から出るベータ線は1cm程度
しか生体では透過力がない。

それを細胞膜という薄い膜の透過を、どうやって研究してそんな断言をするのだろう。
具体的な実験方法さえ、俺には想像できんよ。

>> 分子や原子などは太陽系程も大きく、細胞膜などと存在は、無きに等しいのです。

電子に対しては、分子や原子の周りで飛んでる電子が妨害行為をします。
同じマイナスイオン同士で、反発する作用がありますので。
原子核に直接当たるということも、原子がプラスイオンですのでたまにはあるようです。

>> 福島などで現実に問題となっている放射線レベルよりも圧倒的に高い事

空虚な言葉だ。
フクシマでの放射線レベルをどのくらいとか考えてるのか、誰が予想した放射線
レベルなのかまったく判らん。

ペトカウが実験で予想したのは、溶液被曝で35Svというレベルでの細胞膜破壊
というものが0.007Svで破壊され「微弱になればなるほど長時間になればなるほど」
細胞膜破壊が非常に微量被曝で生じるという実験結果だ。

ペトカウの実験後の予想レベルは、牛の脳細胞の落下事故よりはるかに下のレベル
であるはずなんだけどね。
実験後のペトカウの予想レベルをあなたはどのくらいと推定してるのだろう?

>> 実験事態は、放射線由来の活性酸素が存在する溶液中

放射線の名前も、活性酸素の名前もわからないで論理を拡大するものじゃありません。
人間は間違いを起こす動物であり、活性酸素のせいだと勝手にペトカウが論理を
飛躍させたものでしょう。
ペトカウも科学のブラックボックス化で、ブラックボックスの中で遊んでる暇人なの。
新幹線でもブラックボックス化で、本物の科学の伝承には苦労してるようだ。

ーーーー引用開始ーーーー
新幹線「のぞみ」事故では、JR東海?営業運転スケジュールを優先すべく新型
車両の耐久試験をおろそかにしたばかりか、導入した新技術の的確な問題把握
さえできていなかったことが明らかになった。

高速化するには車両を軽量化しなければならないが、大量に採用したアルミニウム
構造材・部品を単純に鉄のボルトで締め、アルミニウムの塑性変形によってボルト
が緩み、脱落した。異種締結材の問題がまったく理解できていなかった。

ただしメインモーター部ボルトの緩み及び脱落原因はそれと異なる。新幹線の新型
車両の開発は、日本の一流企業が担当しているが、イロハの初歩的技術さえ把握
できていない。これなどは技術力が低下しているわかりやすい例であろう。
(日本の技術力を疑う ―忍び寄る空洞化現象― より)


38. 恵也 2012年1月22日 11:11:34 : cdRlA.6W79UEw : 96BMyBoO3s
>>35 ベトカウ効果を持ち上げる研究者は、顔を洗って出直して来い!!

あなたと俺では、言葉の意味の相違があるようだ。
ペトカウ効果とは微弱放射線で長時間被曝すると、細胞膜の耐久性がSv
という単位では比較できないということ。

細胞核ではSvという単位でも比較は出来そうですが、体内に入った放射能が
常時発する放射線の危険性を比べるには、別の単位が必要だというのが俺の
理解してるベトカウ効果。

あなたの考えるペトカウ論文での、活性酸素論を俺はペトカウ効果とは理解
してません。

ニュートンは引力をリンゴの落下を見て発見し、ニュートン力学を完成させま
したが天体観測などでは、ニュートン力学で説明すると誤差が非常に大きい。

時間が光速に近づくと、短縮するとする相対性理論で天体観測をすると
その誤差が小さくなったので、アインシュタインが今は学会を占領してる。

引力の発見と、それから論理をつくったニュートン力学は別なんだよ。
ペトカウの発見した効果と、ペトカウ論文とは別なの。

ーーーー引用開始ーーーー
ペトカウはノーベル賞級の大発見をしたのですが、米国政府や勤務先の圧力
によって狂人あつかいされ、論文は印刷も出来なくなりました。

しかし、ペトカウの説は、彼の知己を通じて、じわじわと拡がっていったのです。
低線量・長時間、というのが内部被曝の健康被害として恐ろしいのです。

放射線の安全値の問題
ABCC調査を元にして、放射線の安全基準は当初(1972年)、10分の1
という良心的なものをBEIR(米国国立アカデミー・国立諮問委員会)は定め
ました。ところが改定で大幅に緩くなったのです。
米国政府は、原子力発電にかかるコストを低減したかたのです。

ところが基準を緩くした第2版以後、米国内の原発では小さな事故が頻発し
ました。そのことがあって、第3版は当初、13対4で、大幅な緩和案が否決
されました。さほど緩まない第3版(1979年)は、米国政府が一度、全世界
に配布しますが、そのあとでなんと回収、米国政府は4人の大幅緩和論者を
中心に委員会を再構成、そこで大幅改定案を通してしまうのです
(修正BEIR報告V・1980年)。

以後、BEIR報告は、まったく信頼を失いますが、ほかに基準がないのです。
日本で、よく原発でトラブルがおきた際に、翌日に施設長が「環境や人体への
影響はない」と発表しますが、単に修正BEIR報告Vと比べているだけです。

発電所所長は、医学には素人です。
8〜30年の潜伏期間を無視してよく「人体への影響はない」などと、翌日に
言えたものだと思います。
(肥田舜太郎 氏より)


39. 人力 2012年1月23日 02:11:53 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

ベトカウの実験で、細胞膜の破壊は、放射線由来の活性酸素によるものである事は、ベトカウ実験を支持する方々も認める事なので、この点を否定してベトカウ効果を語る事は出来ない事を御理解下さい。

その上でWikispediaの内容を検討します。

<引用開始>

ペトカウ効果 (ペトカウこうか、英語: Petkau effectは、「液体の中に置かれた細胞は、高線量放射線による頻回の反復照射よりも、低線量放射線を長時間、照射することによって容易に細胞膜を破壊することができる」という現象である[1]。「長時間の低線量放射線被曝の方が短時間の高線量放射線被曝に比べ、はるかに生体組織を破壊する」[2]等とも表現され、また、文脈によりペトカウ理論、ペトカウ実験等と用いられることもある。

<引用終わり>

ベトカウが発見したのは、低線量の溶液に浸した細胞膜の破壊が、線量に比例せず、線量の低い領域でのグラフの立ちあがりが大きいという現象です。ですから「低線量の長時間照射の方が、高線量の短時間照射よりも低い線量で細胞膜が破壊」されます。尤も、低線量が600(μSv/h)と決して低線量率で無い事には注意が必要です。

細胞膜の破壊が放射線量に比例しない原因については、低い放射線では活性酸素の発生量が少なく、再結合によるロスが少ないので、高い放射線(活性酸素濃度が高い)い状況よりも、効率的に活性酸素が細胞膜に到達するとの仮説がたてられています。

何れにしても、試験管内のモデル実験であり、代謝由来の活性酸素と、活性酸素除去酵素という要因が抜け落ちた状態での現象は、現実を反映しません。本来、細胞内には代謝由来の活性酸素が大量に存在しているので、低線量の被曝によって生じる活性酸素は、再結合で消失する確率が高くなります。

ベトカウ自身も活性酸素除去酵素を試験管内に滴下すると、細胞膜の破壊が防がれる事を証明しています。ベトカウ自身は、「低い放射線の方が、高い放射線よりも細胞膜を破壊する」とは発表していない様です。

ベトカウ効果はベトカウ自身も意図しない曲解によって、世間に広まっていると言えます。これこそ科学に対する冒涜では無いでしょうか?


40. 恵也 2012年1月23日 07:50:59 : cdRlA.6W79UEw : x8uTgoC03M
>>39 活性酸素によるものである事は、ベトカウ実験を支持する方々も認める事

単純化するんじゃないよ。
活性酸素論を支持する人と、ペトカウの発見した効果を認める人とは全く違うでしょう。

俺はペトカウ効果は認めてるけど、ペトカウの活性酸素論はただの推測だと思ってる。
なんで俺の考えをペトカウの推測に合わせる必要があるのか意味がわからん。
人は人、俺は俺で考えが違うのは当たり前のことだ。

>> 尤も、低線量が600(μSv/h)と決して低線量率で無い事には注意が必要

これはペトカウが誤って放射能溶液に落とした時の、線量のことでしょう。
本格的に実験した数字じゃないはずだがね。

ペトカウは「照射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に必要な放射線
量が少なくて済むことを確かめた」のだからもっと多くの範囲で照射時間を変化させ
て実験したはずなのに、それらを無視して落下事故時の線量だけを何で出すの?

国会図書館みたいなところに行ったら、ペトカウ実験の詳細がわかるかも知れんが
ネット検索だけでは概略だけの説明で不可能でしょう。

>> 効率的に活性酸素が細胞膜に到達するとの仮説

ちゃんと「ペトカウの仮説」書いてあるのに、なんでアンタは「ペトカウの実験」と
混同して使うのだろう。
実験の結果を、なぜこうなるのか個人が主観的に説明するのが仮説なんだよ。
だから活性酸素論は仮説に過ぎないのだけど・・・・

>> ベトカウ自身は、「低い放射線の方が、高い放射線よりも細胞膜を
>> 破壊する」とは発表していない様です。

ヘッピリ腰というかなんてくだらない表現だ!
あなた自身で調べて>>35で「長時間、低線量放射線を照射する方が、
高線量放射線を瞬間照射するよりたやすく細胞膜を破壊する」と発表した
と書いていて、それを自分で否定するのかね。

高線量15.6Sv/mだと35Svも細胞膜破壊に必要だったのが、低線量の
0.00001Sv/mの溶液に間違って落としたら0.007Svで破壊できたわけだろう。
何でそれを否定するのか意味がわからん。

この不思議な現象を説明するのに活性酸素論をペトカウは使ったわけだけど
俺にはこの論が、自分で実験するわけにも行かず信用できないだけの話。
あなたこそペトカウの発見を曲解し、その論とその実験を同一視してる。

ニュートンが発見した引力と、ニュートン力学は違うしニュートン力学の誤差を
修正できた相対性理論のアインシュタイン力学もまた、内容が違うの。
発見と理論と実験の違いくらいわからんのかね!!!


41. 人力 2012年1月23日 09:20:26 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

ベトカワ効果を私なりの理解で単純化してみます。
(数字は適当である事をご了承ください)

1) 高線量下で500個の活性酸素が発生
2) 再結合の影響で10%に活性酸素が細胞膜に到達しこれを破壊
3) 結果50箇所の細胞膜破壊が発生する

4) 低線量下で50個の活性酸素が発生
5) 再結合の影響が小さく50%の活性酸素が細胞膜に到達しこれを破壊
6) 結果25か所の細胞膜破壊が発生する

7) 非常に低線量下で25個の活性酸素が発生する
8) 再結合が発生せず、100%の活性酸素が細胞膜に到達すこれを破壊
9) 結果25か所の細胞膜破壊が発生する

高線量下よりも、低線量下の方が積算線量が低くても膜の破壊が発生する理由を、ベトカウは活性酸素の再結合という仮説で説明しています。これは科学の仮説としては間違ってはいません。

ところが、生体の細胞内には、代謝由来の活性酸素が元々存在しています。その量は低線量の放射線由来の活性酸素よりは十分に多いと考えられます。

仮に代謝由来の活性酸素が元々1000存在していたらどうでしょう。

1) 高い線量・・・1000+500=1500個の活性酸素が存在
2) 再結合により5%の活性酸素が細胞膜に到達して膜を破壊
3) 結果として75個の細胞膜の破壊が発生

4) 低線量下・・・1000+50=1050個の活性酸素が発生
5) 5%の活性酸素が細胞膜に到達して膜を破壊
6) 結果として52個の細胞膜の破壊が発生

7) 非常に低い線量・・1000+25=1025個の活性酸素が発生
8) 5%の活性酸素が細胞膜に到達して膜を破壊
9) 結果として51個の細胞膜の破壊が発生

非常に単純化したモデルですが、ベースに代謝由来の活性酸素が存在する場合は、再結合の発生確率が高まりますので、ベトカウの仮説が正しいとしても、低い線量の被曝の影響はむしろ消滅してしまう事になります。

あくまでも細胞膜破壊が活性酸素によて発生するという仮説による検証ですが、ベトカウ効果が活性酸素以外の要因に起因すると主張させる様でしたら、それなりの説得力を持つ仮説が必要になります。

ニュートン力学と相対性理論を持ちだすまでも無く、これは科学のスタンダードな姿勢だと思います。科学的議論は仮説やモデルの相互の検証の上にこそ成立します。


42. 人力 2012年1月23日 10:39:00 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

これ以上の論議は平行線になるので、終わりにしましょう。
たまに、ここを覗きに来ます。
何か、恵也さんの説を裏付けるモデルや仮説があればアップして下さい。
参考にさせて頂きます。

お付き合い頂きありがとうございます。


43. 恵也 2012年1月23日 21:41:33 : cdRlA.6W79UEw : wECBfK7a3R
>>42 科学的議論は仮説やモデルの相互の検証の上にこそ成立します。


あなたの話は検証とは言いません。
妄想とか空論とはいっても肝心の物がなく、科学的議論とは言いません。
肝心のものとは実際に確認する行為。

競輪予想で、選手の力を仮定してレースのやり方を想定しゴールの順位を予想
するような行為であり、仮定の上に仮定を載せた科学的議論とは言いません。

実際の競輪の結果から検証して、選手の力やレース方法をみんなで議論し
修正するのは科学的議論とはいえる。実際に確認した上での事だからね。
「モデルの相互の予想」であり肝心の物がなく、科学的議論にはなり得ん。。

>> 恵也さんの説を裏付けるモデル

俺の説は、人体は自己修復作用を持ってるが人体のその力は強くない。
とくに人工放射線には無防備なくらいに弱い。
むかし読んだ話で、核戦争が起これば放射能に対する自己修復作用が
非常に強いゴキブリの世界になるだろう。ゴキブリの進化が始まるかも知れん。

人間が怪我をしたときには、1選級の修復細胞(血小板や赤血球、外敵を
殺す白血球など)の総動員が始まり傷口に集中すると考えてます。
その修復細胞を消毒薬などで殺し、洗い流したら次は2選級のが来て、また
洗い流したら3流の修復細胞で元気はない。

傷口をすぐにきれいに縫いつけたら、傷跡はほとんど残らない。
時間がたって無理やり縫い付けても傷跡は残ってしまう。
弱放射線の長時間照射はこのせっかく集まった修復細胞を、根絶やしにしてしまう。

このために広島などで火傷をした方たちが、整形手術をしたらことごとくケロイド跡
が残り、日本の整形外科の信用は失墜したという。
1選級の修復細胞が身体全体で回復するまで待つべきだったわけだ。

例えたら戦争で橋を爆撃され技術者を総動員して、橋をかけなおしてたら又
飛行機が来て爆撃され、技術者もろとも橋を壊されたようなもの。
橋の材料も技術者もいなくなり、修復は遅々として進まなくなってしまう。
修復細胞が活躍する期間に、放射線を浴びせなければ細胞は回復できる。

あなたは弱放射線でも、人体の自己修復作用が大きいのを期待してると
思われるけどチェルノブイリ事故では、ソ連の汚染の酷い地域は平均寿命が
非常に落下してます。

そのためにロシア、ウクライナ、ベラルーシは10年したら5歳くらいの平均寿命の
低下が見られます。
事故現場から遠く離れたウズベキスタンの平均寿命は延びてるのにね。

フクシマ事故ではチェルノブイリの3分の1くらいの放射能を出してしまったというけど
福島県の平均寿命は10年もしたら、ずいぶん低下するんじゃないかね。

ーーーー引用開始ーーーー
チェルノブイリ原発事故後の平均寿命の推移
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/391.html


44. 人力 2012年1月23日 23:57:49 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

DNAの修復や活性酸素の影響など、基本的事象の認識が大きく異なる様なので、この圏についてのこれ居所の議論は止めておきます。

ただ人工統計について旧ソ連圏ではチェルノブイリ事故の後、ソビエト連邦の崩壊という大きな社会的変革期を経験しています。

ロシアの人口統計が良い例だと思われますが、ロシアはシベリアまで含め、非常に大きない国土を有しています。チェルノブイリ周辺地域だけの人口統計ならば意味もあるのですが、ロシア全土の人口統計からチェルノブイリの影響を読みとるのは無理があります。

むしろ、ソ連崩壊後にロシアで発生した大幅な人工現象が、当時のソ連圏のシビアな社会情勢を良く表しています。年金制度が崩壊し、燃料や食料の配給が停止した事で、多くの命が失われ、その様な社会ですから出生率も低下した事が予想されます。ベラルーシュやウクライナやカザフスタンでも同様な社会情勢だったと思われます。

むしろ注目すべきはウズベキスタンで、これはソ連崩壊後の社会的混乱が少なかったのか、あるいは元々農業主体の社会構造だったのあ、あるいは、年齢別人工分布が若かったのか、何らかの原因により、人工増加た続いたのでしょう。

統計は交雑因子を排除しなければ、問題とする事象との関係を明確にする事が出来ません。紹介いただいたデータこそが良い例だと思われます。


45. 人力 2012年1月23日 23:59:50 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
誤字が多くてスミマセン。
推理しながら読んで下さい。
(MS−OFFICEを2007にしたら、文字変換が酷くて・・・)

46. 恵也 2012年1月24日 07:34:16 : cdRlA.6W79UEw : BUtfKffNMo
>>41 ベトカウ効果が活性酸素以外の要因に起因

活性酸素といっても、いろいろあるけど何を指して言ってるのだろう。
オゾンにしても、消毒薬に使う過酸化水素にしても、過酸化窒素に
しても単体で観察するのは非常に難しい。

普通の顕微鏡で見えるようなものじゃないし、電子顕微鏡で調べ
ようとしても色が違うわけじゃないから、どうやって確認するんだろう。
試薬で調べるとしても、それでは推測の範囲だし・・・

俺の考える修復細胞であれば、普通の顕微鏡でも観察できる血小板
などだから、その動作の確認作業はそれほど難しくはないでしょう。

火傷をしたときには、むかしは真面目に包帯を替えて消毒してましたが
最近の医学では最初の治療で消毒し包帯を巻いたら代えないように
なったという。

患者は痒くなって困るが、その方が皮膚の再生が早いので我慢させるとか。
考えると修復細胞が、患部に集まり変身して新しい皮膚になろうとしてる時
に丸裸状態の修復細胞を消毒薬で殺し、洗い流して包帯を巻いたって皮膚の
再生が遅れるのは当たり前だろう。
現代の西洋医学といっても、いい加減なものがたくさん混在してるよ。


47. 恵也 2012年1月24日 07:54:27 : cdRlA.6W79UEw : 5cvy4Mozto
>>44 燃料や食料の配給が停止した事で、多くの命が失われ、その様な
>> 社会ですから出生率も低下した事が予想されます。

ソ連崩壊で社会が混乱した影響がないとは言わないけど、ウズベキスタンの
平均寿命があまり影響を受けていないのが、俺の反論だ。

カザフスタンもウズベキスタンも人口密度は別として、社会制度や文化では
似たような国でしょう。

ロシアのシベリア地方の平均寿命も調べたら面白いと思うけど、放射能の
影響を受けてないとすると、チェルノブイリ付近の平均寿命は10年以上は
短縮してるのじゃないかね。

空間線量も高くなってるけど、汚染した農作物をチェルノブイリ付近の方は
食べざるを得ないけど、シベリアやアジア東部の住民は空気も食べ物も安
全だったはず。


48. 人力 2012年1月24日 12:26:36 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

旧ソ連圏は1955年に「妊娠中絶」が合法化し、その後出生率が低下してゆきます。そして70年代は「子供は二人まで」政策が取られます。80年代にこの政策は終了し、出生率がわずかに回復しますが、80年代後半からソ連は崩壊に向かい、修正率はさらに低下してゆきます。

チェルノブイリ以降に人口減少を迎えているのは、70年代の低い出生率の時代の若者が結婚年齢に達し、一方で戦後のベビーブーマーが死亡する年代に入った為の、ロシアの少子化問題が顕在化した為と考えられています。(これはロシアで社会問題として取り扱われています)

ロシアに平均寿命は1965年にピークを迎え、その後は一環して平均寿命が短くなっています。原因としては、厳しい自然環境や、ウォッカの飲みすぎ、又、ソ連崩壊後の高い自殺率などが挙げられています。

ウズベキスタンの人口増加はソ連崩壊後も増加しており、これはウズベキスタンが他のソ連圏の国よりも、若年人口が多い事に起因していると思われます。ウズベキスタンではチェルノブイリ以前も、他の国に比べ、人口増加率が高く、これはウズベキスタンが旧ソ連邦の中の「発展途上国」であった事に起因するかもしれません。

いずれにせよ、これらの人口統計は、ソ連の出生率や死亡率の歴史的集積の上にな成り立っており、このデータからチェルノブイリの影響を読みだすのは適当ではありません。

ECRRなどは、チェルノブイリ周辺での出生率の低下を問題視していますが、放射線汚染地域で、盛んに子作りがされるとも思えず、この事を無視するECRRは、世間離れした感覚の持ち主の様に私には思えます。実際にチェルノブイリ事故直後は、妊婦達の多くが妊娠中絶を選択しています。

チェルノブイリ周辺の寿命の低下を、「放射線はとっても危ない派」の方達は、どうしても放射線の影響にしたい様ですが、常識的に考えて、強制移住による精神的ストレスや、生活の困窮が健康に与えてた影響を無視する事は、現実的で無いかと思わります。ここにアルコール中毒による健康被害を加えても良いでしょう。


49. 恵也 2012年1月24日 20:45:52 : cdRlA.6W79UEw : mh6QgtGpbU
>>48 1955年に「妊娠中絶」が合法化し、その後出生率が低下してゆきます。

どうもあなたは無関係なものを関係あるかのように書く癖がある。
出生率と平均寿命は無関係だよ。
中絶したら生まれなかったことになるから、平均寿命とは無関係。
何で関係があると考えたのか、理由がわからん。

人口増加率にしても、平均寿命とは関係ないだろ。
関係してるのは国民の生活環境や食生活、健康意識、医療水準などで
戦争や放射能で死んだら、直接に平均寿命は短くなるもの。

日本人で平均寿命が長いのは、戦争を知らず、学校教育などで健康意識
が発達したので生ものの古いものを食わなくなったり、熱消毒をしたり、茶碗や
箸を確実に洗うようになったことが大きい。

それと脳梗塞や心筋梗塞に血液をサラサラにする薬の実用化も大きいだろう。
ソ連の場合は恐怖政治がはびこり、政府に不都合とされたらシベリアの刑務
所で強制労働させられて、莫大な人が寒さや栄養不足でずいぶん死んだと聞く。

そのために平均寿命の変動が1年で2歳くらいあるのだろう。
しかし10年くらいで5歳も下がったのは異常だよ。
チェルノブイリ事故から一直線なんだぜ。

>> ロシアに平均寿命は1965年にピークを迎え、その後は一環して平均寿命が短くなっています。

あなたはグラフの見方が判らん人間かね。
ロシアの平均寿命は、俺が紹介したグラフには1987年ピークで1965年は載ってない。
出てるのは1970年からであり63歳からで、事故の翌年1987年65歳がピーク。
ベラルーシは1970年がピ−クだが1987年でも0.5歳くらいしか減ってない。

ところがロシアは1987年のピークから、8歳近くも6年の内に下がってる。
自殺だって放射能の影響は大きいよ。
精神病や内分泌系疾患になって、働けなくなったら自殺する人は増えてしまう。

ーーーー引用開始ーーーー
今までにこうした報告がないので、1991年後半に、モスクワの診断外科研究所
の放射線医学部で、172人のリクビダートル達が専門的な脳神経学的検診を
受けた結果を「医療新聞」1992年10月23日号から紹介する。

彼等の年齢は24、5歳で、全員が男性。書類に記入されている被曝線量は
5〜44.9レントゲンである。

自覚症状…頭痛、記憶力低下、めまい、衰弱感、労働能力低下(3分の2
は二級または三級の障害者)、意識喪失の発作、精力減退(11%は家庭崩
壊または不妊)、血圧の急上昇、苛立ちやすさ、局所的痙攣、骨の痛み、意
欲減退等。

神経学的所見…種々の器質的変化を示す所見が見られた。すなわち、腱反
射亢進、足クローヌスその他の病的反射陽性(口、手首、足の)、ロンベルグ
体位の保持困難、頭蓋内神経分布不全、自律神経−血管運動神経失調
症(87%)、アクロチアーゼと先尖端のうっ滞、尖端多汗症、全身多汗症、顔
面充血、皮下浮腫、起立試験陽性、交互協調運動の障害、反復症、筋固
縮、シンキネージア等。(小林千枝子 氏より)


50. 人力 2012年1月25日 12:04:59 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

おはようとざいます。

>>ロシアの平均寿命は、俺が紹介したグラフには1987年ピークで1965年は載ってない。

こちらの記事を参照しています。
「ロシア 人口推移グラフ」で検索したら直ぐに出て来ました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20060621/104822/?rt=nocnt


>>出生率と平均寿命は無関係だよ。

出生率と平均寿命は人口にダイレクトに影響を与えます。
例えば、死亡者数が一定だとして、出生率が低下すれば、人口は出生率の低下をダイレクトに反映して低下します。

1億人の人口の国で、1年間に100万人死亡し、100万人生まれれば、人口に変化は現れません。

100万人の死亡はそのままで、50万人しか生まれなければ、50万人の人口減少が発生します。

又、平均寿命の変化に寄与するのは、戦争の様な事態でも無ければ、高齢者の死亡年齢が大きく作用します。例えば、日本では人口減少が加速化していますが、団塊の世代と呼ばれる戦後ベビーブーマーが平均寿命の年齢層に差し掛かれば、当然年間の死亡者数は増大し、人口の減少が発生します。


>>彼等の年齢は24、5歳で、全員が男性。書類に記入されている被曝線量は
5〜44.9レントゲンである。

1(R)=8.7(mGr)=約8.7(mSv)
5(R)=43.5(mSv)
44.9(R)=390(mSv)

チェルノブイリのリクビタートルの線量管理がどの様にされていたのか不明ですが
最大390(mSv)は決して少ない被曝量では無いと思います。
それを短期間で被曝しているのならば、当然障害は発生するのではないでしょうか。

事故直後のチェルノブイリ原発のリクビタートルの作業状況をNHKが以前特集していましたが、放射線量の高い瓦礫を除去する為に動員された遠隔操作機械は、放射線によってご操作し使い物にならなかったので、結局作業員が鉛の防護服(手作りの鉛板の鎧)を着て、グローブは嵌めているものの、手作業で瓦礫を除去しました。

作業時間は極短時間に限定され、リレー形式で作業が行われましたが、夜になると彼らの手は急性被曝によって腫れあがったと放送していました。

福島でも2号機のベント用のバルブの開放が出来ずに、高線量下の建屋内に作業員が特攻して、一人、数十秒単位でバルブの開放作業を行った様です。

この様な事故時の高線量被曝の可能性のある、事故処理直後の作業員の健康データは、高線量被曝に相当するので、当然、種々の放射線障害を伴うものと思われます。

尤も、チェルノブイリ事故で、尤も被曝が激しかった(消防士やヘリパイを除く)作業員は、原子炉建屋の屋上の高線量瓦礫を手作業で撤去した作業員達ですが、
彼らの作業環境は、70(Sv/h)でした。彼らは10分交替で作業に当たりましたが、単純に11.6(Sv)の被曝をしている事になります。(鉛で遮蔽されている箇所は除きます)。

さらに70(Sv/h)というのは空間線量ですから、高い放射線は放出している瓦礫に直接触れる部位(手)に被曝量は相当に高く、急性放射線障害を起こすレベルの被曝をしています。

福島では建屋地下の高濃度汚染水の中を歩いた作業員が、報道されている中では最も被曝量が多く、彼らも急性放射線障害で表皮が日焼けの様な炎症を起こすと言われていまいた。(放射線治療では当然発生する皮膚の変異です)

リクビタートルと一言で括っていますが、彼らの中には高線量被曝の経験者が含まれる可能性があり、事故後の状況で被曝量管理が機能していたかどうかにも疑問があるます。

何れにしても、福島の住人で問題になっている放射線量は10〜20(mSv/年)であり、短時間に50〜390(mSv)を被曝した様なサンプルと比較するのは妥当ではありません。

尤も、私は仮に390(mSv)の被曝があったとしても、それが1年という単位で慢性的に発生するのであれば、大した脅威では無いと考えます。


51. 恵也 2012年1月25日 23:53:40 : cdRlA.6W79UEw : yVHiLBIvJI
>> さらに70(Sv/h)というのは空間線量ですから

これだけではデマだよ。
ごく一部の部分がこれだけの空間線量だったんでしょう。
フクシマ原発でも10Sv/hくらいの場所はあったけど、鉛板などで遮蔽し
環境の安全を確保してから作業してます。

遮蔽するには長い棒を使ったり、臨機応変に作業して被ばく量を最低限に
収めてますのであなたの計算方法は机上の計算。

>> 事故後の状況で被曝量管理が機能していたかどうかにも疑問があるます。

これも当たり前の話。
フクシマ事故の作業員も、チェルノブイリ事故の作業員も同じようなもの。
線量計が足らず福島事故では、グループに1個しか、行き渡らず被ばく線量の
管理もずいぶんいい加減になってたという。

ソ連でも担当者は作業員の職場環境と作業時間を聞き、現場で被ばく線量を
計算して書き込んでいたという。福島原発でも同じような対応をしてるはずだよ。
緊急時には融通無碍な対応をしなければ現場は動きません。
だから数字として出てきた被ばく線量なんて、色眼鏡で見ておかないと間違うもの。


52. 人力 2012年1月26日 02:51:21 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

>>これだけではデマだよ。
ごく一部の部分がこれだけの空間線量だったんでしょう。
フクシマ原発でも10Sv/hくらいの場所はあったけど、鉛板などで遮蔽し
環境の安全を確保してから作業してます。

こちらでNHK特集の映像をまとめています。
http://shachoublog.net/nyu-su/cherunobuiri-douga.html
参考までに

@ 初期消火の消防隊員は28人全員が急性放射線障害で死亡

A 原発敷地内の放射線量は2080(レントゲン/h)=20.8(Sv/h)・・・(急性致死線量は4Sv/h)
B 軍の初動部隊は、この高放射線の中に投入された

C ヘリコプターからの砂とホウ素の投下が行われる
D ヘリパイの被曝量は1回の飛行で50〜60(mSv)
E 一日33回も飛行したパイロットも居た。作戦は二日間行われた
F ヘリコプターパイロットは27人が急性放射線障害で死亡

G 燃料の温度を下げる為、ヘリコプターから2400tの鉛を投下
H この作戦に従事した600名のヘリコプターパイロットは全員生存していない

I 石棺ん建設に先立ち、汚染された残骸を遠隔操作の機械で撤去するが、放射線で故障
J 人力で高濃度に汚染された屋上の残骸を撤去
K 鉛板の手作り防護服で一人10分でリレー形式で作業を行う
L 屋上の放射線レベルは7000(レントゲン/h)=70(Sv/h)

N 50万人が除染の作業に動員される

一方周辺の地域では

@ 原発近傍のプリチャピ市の事故後1日目の放射線、100(レントゲン/日)=(41mSv/h)
A 事故後3日目に1000台のバスで4万3千人のプリチャピ市民を全員避難させた
B 手荷物をまとめる時間は2時間
C プリチャピ市は未だに廃墟である

D キエフ(ウクライナの首都)では5月5日は例年通りメーデーが行われた
E キエフは放射性物質に汚染されていたが、パニックを防ぐ為、公表されていない
F ウクライナの書記長は妻子を連れてメーデーに出席
G ウクライナの書記長は後日、自殺を遂げている

格納容器を持つ軽水炉の福島と、格納容器を持たない黒鉛炉のチェルノブイリでは事故の性質が全く異なります。

チェルノブイリは臨界事故で、設計の10倍以上の出力に達した炉心の暴走によって燃料棒周囲のジルカロイドと水が反応し、水素爆発が発生しました。(即発臨界による爆発を主張する学者も居ます)。水素爆発は原子炉の蓋を吹き飛ばし、供給された酸素によって、減速材の黒煙が炎上。結果として火災によて原子炉内部の物質が大量に環境中に放出されました。

福島原発では、臨界状態の停止には成功しており、水素爆発は圧力容器内では無く
原子炉建屋内で発生しているので、圧力容器、格納容器から爆発によってその内部の物質が放出された訳ではありません。但し、圧力容器は溶融した燃料により、事故後の早い時点で底に穴があき、さらに配管の破断?等の原因により、炉心を冷却する為の注水された海水が大量に地下に漏出しています。

福島事故では3号機の燃料プールの即発臨界爆発が疑われていますが、原発敷地内を普通に人が歩き回っている事を考えると、少なくとも燃料棒が原発敷地内に散らばっている状況では無いようです。

一方、映像にもある様に、チェルノブイリでは多くの人命の喪失を覚悟で、初期の事故収束作業を行わざるを得ず、結果として多くの人命が失われ、初期の事故処理に当たったリクビタートルも、福島など比較にならない量の被曝をしました。


53. 恵也 2012年1月27日 06:53:39 : cdRlA.6W79UEw : E9h0TzaFiU
>>52 キエフ(ウクライナの首都)では5月5日は例年通りメーデーが行われた

同じような失敗を福島県もやってる。
福島市で若者に駅伝をさせ、安全PRに国民を道具として使った。
いまだに高汚染地帯が多く、福島原発から放射能が出ているのに何を考え
政治を指導してるのか情けなくなるよ。

むしろ福島の若者を沖縄にでも連れて行って、そこでレースさせたら良いのにな。
どこの国の政治指導者も同じような精神構造を持ってるようだ。
人命尊重の意識がない連中が多すぎ。

>>圧力容器、格納容器から爆発によってその内部の物質が放出された訳ではありません。

これはデマだ。
東電や政府は事故当初からこんなデマを大宣伝してるけど、それであれば重たい
元素であるプルトニウムがハワイやアメリカまで飛ぶはずがない。

少なくとも格納容器では、爆発があったはずでひょっとすると圧力容器でも爆発
があった可能性が大きい。こんなことを言うから避難が遅くなる。
建屋だけの爆発でなんでプルトニウムまでが飛ぶのか理由を説明してくれ。

>> チェルノブイリでは多くの人命の喪失を覚悟で、初期の事故収束作業を行わざるを得ず、

作業をしてる人間は死ぬとは思ってないで、命令だからやったんだよ。
日本でも命令だといわれたら、安全と思こみロボットみたいに従う連中が多い。
作業してる人間は放射能の危険性をロクに知らなかったの。


54. 人力 2012年1月27日 11:39:41 : IcEmOi2vqF80I : xdDyRbFOh2
恵也さん

おはようございます。
誰も訪れないスレッドなので、本日もマッタリまいりましょう。

福島の駅伝はヒドイ話ですよね。
やむを得ない被曝では無く、積極的被曝は、現状は避けた方が良いに決まっています。たとえ安全であったとしても、不安に感じるランナーの気持ちを慮るべきでうすね。

>>元素であるプルトニウムがハワイやアメリカまで飛ぶはずがない。

3号機の爆発は、臨界性の爆発だと私も疑っています。
ガンダーセン教授が主張した、燃料プールでの即発臨界爆発ではないかと。
翌日の高崎観測所が、臨界を照明する核種を多数検出しています。
原子炉建屋は爆風が上に抜ける構造ですから、
爆風は周囲に四散する事無く、真上に噴き上げた後、
放射性物質の雲は風に乗り、一旦太平洋上に流れ去っています。

しかし、その後風向きが変わった為、
放射性物質の雲は、高崎や宇都宮方面を経由して東京に達しています。

ほとんどの放射性物質や燃料ペレットの破片は洋上に落下したと思われ、
首都圏を見舞ったのは、比較的半減期の短い後反応核種で、
数日中にはヨウ素131やセシウム134、137以外は検出出来なくなります。

この汚染が降雨によって首都圏の水道水を汚染しましたが、
その時点ではヨウ素131、セシウム134、137のみが検出可能です。

確定的に書いていますが、全くの私の推論です。
しかし、もしこれが本当であるならば、
日本はまさに「神風」によって救われました。

ところで、恵也さんは、私が「反原発」だってご存じですか?
エアコンも無い生活を10年近く実行しています。
今年は石油ファンヒーターも止めようと思っていたのですが、
先日、風邪を引いて挫折しました。
でも、耐寒性の高くなった、家族が直ぐに消してしまいます・・・。

個人のレベルでは、脱原発は結構可能かも知れないなと思っています。
一方、産業は「効率」を重視しますので、
イラン危機などで原油が200ドル/1バレルなどの水準になれば、
安い電力を求めて、工場などは海外に移転する事は当たり前の事です。
もしそうなれば、日本の雇用は大きく損なわれます。
エネルギーの安全保障は、国家の存亡に係わりますから、
「放射線は怖い」という感覚的な価値観とは別の視点で検討されます。

きっと今のままでは、「安全性に不安を抱きながら、原発を容認する」という
最悪の選択を国民は迫られる事になります。

ですから、私は「放射線の安全性の確率」こそが、現在一番大事な事と考えます。
最新の研究データのほとんどは、バンダジェフスキーやペトカウの
論文を否定してする結果を提示しています。

ところが、「核兵器の恐怖」を最大化にする事を目的とした古い規制が、
現在も我々の前に立ちはだかります。

本来は「核戦争の抑止」の為の、過剰な危険性の宣伝だったものが、
現在では「イラン攻撃」や「北朝鮮制裁」の口実に使われています。

この様な事実がある限り、低線量率の放射線の安全性を確率する事は、
国際政治の観点からも、ほぼ不可能なのだと思います。

そして、それを良い事に、原子力村では、過剰安全性に起因する巨大な利権を
一部の人達が、今でも独占しています。
彼らは「放射線の安全性」を知り得る立場ですが、
自分達の利権を失わせる発言は絶対にしません。

「放射線」に関しては、多くの国民が「危険性を隠している」と考えていますが、
本当に隠ぺいされているのは「安全性」なのです。

尤も、原料ブールで即発臨界が発生する様な状況は安全では無いので、
私はGEのマーク1型に準じる、使用済燃料プールが格納容器の外にある様な
旧式の原子炉は、即刻停止すべきだと思います。

今のままではなし崩し的に、原発の寿命が40年とされ、
さらに延長されて、第二、第三の福島が必ずや現れるでしょう。

今、暖房を止めてPCに向かっていますが(自宅事務所なので)、
指先が冷たくなってきます。

もしイラン戦争が始まって、原発の再稼働が出来なければ、
現在私が味わっている寒さを、全国民が味わうのです。
それも、国民の選択の一つとしては私は潔くて好きですが、
軟弱な日本人は原発の再稼働に一気に傾くと予測します。
これが日本の悲しい現実ではないでしょうか?



55. 恵也 2012年1月29日 07:34:46 : cdRlA.6W79UEw : geqVX5ntX2
>>54 不安に感じるランナーの気持ちを慮るべきでうすね

団体競技でもあり個人的意思を通せなかった選手が、何人もいると思う。
俺みたいなメンバーなら、無理にでも参加拒否するけど体育会系の連中は
自己犠牲を洗脳されてるから嫌でも参加したのが多いだろう。

>> 燃料プールでの即発臨界爆発ではないかと

俺は格納容器内での水蒸気爆発と、水素爆発の混合だと思う。
もちろん触発臨界爆発の可能性も大きいがね。

>> 安い電力を求めて、工場などは海外に移転する事は当たり前の事です。

今だって世界一高い電気代と物流費で海外に逃げ出してます。
逃げ出さなければ、生存競争に負けて会社は潰れるよ。

日本の電機業界はこの生存競争に負けたから、テレビ、洗濯機、パソコン
太陽電池など日本が得意とした分野は全滅だよ。

パソコンはソニーのを持ってるけど、こんど買うときには台湾製のをネットで購入
するつもりだ。電気の量販店では外国製が非常に少なく選べん。
全自動洗濯機も韓国のLG電子製を購入してます。

>> 最新の研究データのほとんどは、バンダジェフスキーやペトカウの
>> 論文を否定してする結果を提示しています。

俺はそんなのをネットで見たことがない。
それから調査範囲は10万人以上の対象者がいないと、低線量被ばくに対しては
説得力がないよ。数千匹のマウスでは誤差が大きすぎる。
今中氏のHPでは、10万人に何人の内分泌系疾患という具体的なものが多い。

>> 軟弱な日本人は原発の再稼働に一気に傾くと予測します。

俺もそんな予感がする。
諸外国並みに原発に関し、国民投票は出来ないのかも知れん。
日本は本物の民主主義国じゃない。

ここしばらくは鹿の糞の調査で忙しく、返事が出来んかも知れん。
2月いっぱいはかかりそうだ。


56. 人力 2012年1月29日 12:49:15 : IcEmOi2vqF80I : FtyZTtsbWg
恵也さん

本日は意見がだいぶ合いましたね。
鹿の糞の調査って、被曝量の調査ですか?
寒いでしょが、頑張って下さい。

こちらのブログは論文の紹介も多く、大変参考になります。
危険論、安全論に極端に偏っていないスタンスも信頼出来ます。

http://d.hatena.ne.jp/leaf_parsley/


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