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南相馬において100万ベクレルの物体が路上に落ちているという事態とは 「物理学実験U ガンマ線」 平成11年4月資料より
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/693.html
投稿者 宮島鹿おやじ 日時 2012 年 4 月 10 日 05:21:13: NqHa.4ewCUAIk
 

南相馬の黒い物質についてスレッド上で検討していた経過中に、表記題名の資料紹介があった。

http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/~okamura/saitama-u/work/gamma.pdf

この資料が紹介された詳細な経過については以下のスレッドを参照いただきたいが、要点としては、ガンマ線スペクトロメーターの取り扱い上におけるコンプトン散乱、後方散乱についての説明資料としてご案内をいただいた。
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/703.html

しかし、私がこの資料を読んで、最も着目した「別の」事柄について、ご報告することに十分意義があると思われたので以下に引用する。

<引用開始>

1.2 放射性物質取り扱い上の注意

放射線には、宇宙線、X線やγ線、核壊変・核反応・粒子加速器で生じる原子核の構成粒子など、様々な種類およびエネルギーのものがあり、それぞれの物質との相互作用の形態・強さは千差万別である。一般に、放射線は万全の注意を払って取り扱わないと、放射線障害を引き起こす危険性が有るのは言うまでもないが、何が安全で何が危険なのか、判断し、対処できる正しい知識を身につけて欲しい。・・・



放射線障害を避ける為の三原則

遮蔽 放射線源と自分の間に遮蔽物を置いて放射線を吸収させる。(被曝量は遮蔽物の指数関数で減衰する)。

遠距離 放射線源からの距離を出来るだけ遠ざける。(被曝量は距離の二乗に反比例する)。

短時間 放射線源を取り扱う時間を出来るだけ短くする。(被曝量は時間に比例する)。



放射線源の密封状態を破ってはならない

この実験で扱う放射線源は密封線源として分類されているものであり、比較的安全に扱う事ができる。後で述べるBq(ベクレル Becqueler)という単位を使うと、3.7MBq以下の弱い密封線源は法的規制の対象外となっている。本実験で扱う線源の強さは(’98年9月15日の時点で)1MBq(投稿者注 =100万ベクレル)であるから、注意して扱えば全く危険は無い。
一方、密封状態を破ると非密封線源となり、危険な事態となる。例えば放射性物質が飛散して肺から吸い込まれた場合、遮蔽は不可能であり、排泄されるまでの長い時間、近接する生体組織が放射線に曝されることになる(体内被曝)。
万一、線源を破損した(または、その恐れがある)場合は、勝手に事故処理をせずに教官に連絡すること。その際も、放射性汚染の拡大を防ぐ為、破損した線源に触れていない者が連絡に行く事。



実験室内での飲食禁止、手洗いの励行
飲食禁止はこの実験に限ったことでは無いが、放射線を取り扱う場合は特に、知らないうちに飛散したかもしれない放射性物質を体内に摂取するのを防ぐ為、飲食は厳禁である。放射線を別にしても、鉛ブロックを扱うので、実験後は手洗が勧められる。



<引用終了>
この資料を作成された岡村教官は、ただ、資料の提供を受けた関係で存じ上げただけで、まったく面識もない。しかし、教え子の安全を守ろうとする文面から、誠実な方であったのだろうと感じられる。岡村先生は、大阪大学の核物理学研究所で原子核物理学実験の教授をされていたが、一昨年の1月3日にお亡くなりになったとのこと。
http://planck.exblog.jp/13426429/


今、南相馬では、100万ベクレル/kgの「非密封線源」が路上に堆積しており、それが、現地の子どもたちの生活環境となっている。このような事態を、岡村先生は、天上からどのような思いで見ておられるだろうか。
 

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コメント
 
01. 宮島鹿おやじ 2012年4月10日 05:29:58 : NqHa.4ewCUAIk : TTS2VGETyE
ここに書かれていることが、おそらくは「当たり前」のことなんだと思います。

今、私たちの目の前にある状況が、いかに、異常であるか、ということの小さな証拠として投稿しました。

なお、本資料のご紹介をいただいた、元スレ213の1j1cUBFatM さんにお礼を申し上げます。


02. 2012年4月10日 08:11:26 : 39Fp69QuNG
南相馬市 大山弘一
宮島さん、いつのお世話になっております。
「千の風」と揶揄するのは自虐です(泣)。。。

1g千ベクレルを超える黒い藍藻。
行政に回収させる前に 強い季節風で 半分は吹き飛び
空中に飛散しました。

千ベクレルといってもこれはセシウムだけの汚染濃度です。
ほかの各種合計は 対セシウムに比べ どれだけの量になるのでしょうか?

ほんとの数値のわかる方、教えてください。


03. 2012年4月10日 11:20:36 : od4qfBsZzU
わかりません。
ウラン235の収率から想像するだけなら、
セシウム135と137で13%くらいです。
だから1000Bqなら7600Bqくらいだと、適当な計算できますけど、
半減期で減った分は、いつ生成されたかわからないし、
さらに反応して違う核種に変ったかは、わかる人ならわかるのかなぁ。
あと飛び方の違い。気化して飛んだなら、あんまり関係ないかも。

どっかから拾って保管してた表です。
ウラン235のところを見ると、ウラン235が核反応を起こすと
どの核種が何%生成されるかが書いてあります。

核種名 :半減期 :ウラン235収率 :プルトニウム239収率
亜鉛72 :46.5時間 :0.0000265% :0.000119%
ガリウム73 :4.86時間 :0.000102% :0.000262%
砒素77 :38.83時間 :0.00796% :0.00724%
臭素83 :2.4時間 :0.536% :0.297%
クリプトン85 :10.76年 :1.29% :0.564%
ルビジウム87 :475億年 :2.56% :1.00%
ストロンチウム89 :50.53日 :4.73% :1.72%
ストロンチウム90 :28.74年 :5.78% :2.10%
ストロンチウム91 :9.63時間 :5.83% :2.49%
ジルコニウム93 :153万年 :6.98% :3.80%
ジルコニウム95 :64.02日 :6.5% :4.82%
ジルコニウム97 :16.91時間 :5.98% :5.33%
モリブデン99 :65.94時間 :6.11% :6.21%
ルテニウム103 :39.26日 :3.03% :6.99%
ルテニウム106 :373.6日 :0.402% :4.35%
ロジウム105 :35.36時間 :0.964% :5.64%
パラジウム109 :13.7時間 :0.0312% :0.295%
カドミウム115 :44.6日 :0.0116% :0.0391%
錫121 :55年 :0.0000279% :0.00054%
錫125 :9.64日 :0.016% :0.0716%
アンチモン127 :3.85日 :0.157% :0.506%
沃素129 :1570万年 :0.543% :1.37%
沃素131 :8.021日 :2.89% :3.86%
沃素133 :20.8時間 :6.70% :6.97%
沃素134 :52.5分 :7.83% :7.41%
沃素135 :6.57時間 :6.28% :6.54%
沃素136 :83.4秒 :2.64% :1.75%
テルル132 :3.204日 :4.3% :5.14%
キセノン133 :5.243日 :6.7% :7.02%
セシウム135 :230万年 :6.54% :7.62%
セシウム137 :30.04年 :6.19% :6.61%
バリウム139 :83.06分 :6.41% :5.64%
バリウム140 :12.75日 :6.21% :5.35%
セリウム141 :32.5日 :5.85% :5.25%
セリウム143 :33.1時間 :5.96% :4.41%
セリウム144 :284.9日 :5.5% :3.74%
ネオジム147 :10.98日 :2.25% :2.0%
サマリウム147 :1060億年 :2.25% :2.0%
サマリウム151 :90年 :0.419% :0.738%
サマリウム153 :46.5時間 :0.158% :0.361%
サマリウム155 :22.3分 :0.0321% :0.166%
ユーロピウム156 :15.19日 :0.0149% :0.124%
ガドリニウム159 :18.56時間 :0.00101% :0.0207%
テルビウム161 :6.88日 :0.0000853% :0.00484%
ジスプロシウム166:81.6時間 :0.000000363% :0.0000664%

まぁ、収率から出した値で最大の危険値だと判断してもいいかと思います。
半減期が考慮されて無いとか、〜は重いから飛ばないとか、
うそだと言う人がいるかもしれませんが、
だったら測定して、実際の数値を出せって話です。
事実として、セシウムがあるのだから、それに相当する反応が起こって、
相当するほかの核種もできているはずですから。
半減期が短いものを除いて計算しても良いかもしれません。
面倒だから、半減期が短くて比率が多いものだけ除くとか。


04. 2012年4月10日 21:02:36 : gfVC0iElLA
危険。浴びたり触ったりしても、十分危険でないものでさえ、身辺に勝手にばら撒かれた物質は、全て回収して持ち帰れ、と言います。押し売りの原理主義者には、徹底した反対の原理主義でのぞまなければ、付け上がり、時間稼ぎ、逃げ工作。本来なら、警察が逮捕、措置しなければならない事態。避難、受け入れ、放射性物質の完全回収と再閉じ込め、巨大核パワー施設の即時廃絶。

05. 2012年4月11日 02:22:30 : 6oJmLJfSXw
人類として許せない福島の原発の状況を、放置する政府官僚原発企業ならびに今回の人工地震を起こし原発に爆破行為をしたイスラエルの企業ならびに、日本人および世界の人民を愚弄する国際金融資本などの人類の敵に一撃を加え尚且つ彼らを駆逐し消滅させる時期が早まっている。
近い将来野田豚首相などの人類の敵である輩は、市中引き回しの上磔獄門に処する必要がある。
二度とこのような人類を脅かす中途半端な核技術を拡散し人類を殺すことに関連する原子力村の輩も、同じく磔獄門である。
橋下や石原などの米国の走狗も同じく磔獄門に処し、日本中に放射能ガレキを拡散する輩も、磔獄門である。
ジャパンハンドの輩はその遺伝子を持った子孫も根絶やしにし、決してこの地球に存在しないように消し去る必要があるが、既に多くのジャパンハンドの輩は、消されるレッテルを張られている。
皇居や霞ヶ関を中心として汐留や、お台場、六本木、信濃町などに巣食う廃絶すべき輩たちは既に高い放射線量の恩恵を受けしっかりと内部被爆している、もう少しで彼らは全滅する。

06. 2012年4月11日 07:26:17 : X641gPyV2Q
宮島鹿おやじ さま

安芸ガラスです。
むかし、密封線源を工業用で取り扱っていました。

たまに、線源がさきっぽから外れることがありました。
保管所に帰って、そのことに気がつきます。
そのとき、どうすかて。
急いで現場にもどります。
どうやって回収するかは、ご想像にお任せします。

ここからが本題です。
従事していた体験からの推理です。
現状では、原発は再稼働できません。
それは法律にひっかかるからです。
再稼働のためにのその穴は、日本中を放射能で汚染することです。

非密封線源を路上に堆積させているのは、再稼働の目論見があるからです。


07. 宮島鹿おやじ 2012年4月11日 12:37:15 : NqHa.4ewCUAIk : vkK3GwB46I
大山さん

ご覧いただいてありがとうございました。
本当は、南相馬に行き、土壌調査やデモに参加すべきなのですが、
諸般の事情により行くことができません。
お許しください。

黒い物質は風に乗って飛散していったのですね。

言葉がありません。

こどもたち。心ある人々。そういった人々の無事を祈らずにはおれません。
どうか、本当に、体にはお気をつけください。外出時は防塵マスクくらいはしないといけないと思います。


08. 宮島鹿おやじ 2012年4月11日 12:53:19 : NqHa.4ewCUAIk : vkK3GwB46I
od4qfBsZzU さん

資料提供ありがとうございます。
ようやく「収率」という言葉にも馴染んできました。
まあ、なじみたくないですが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%88%86%E8%A3%82%E5%8F%8D%E5%BF%9C

セシウムだけのはずはないと思います。
もし、よかったら前スレをご覧戴きアドバイスなどいただければ幸甚です。
前スレでは、結局ウランやコバルトについては不明のまま終わったのですが、自分としては、表記資料などを参照にして、低エネルギー部分の計算ができないかと思っています。本当にセシウムだけなのかどうかです。


09. 宮島鹿おやじ 2012年4月11日 12:56:18 : NqHa.4ewCUAIk : vkK3GwB46I
gfVC0iElLA さん

コメントありがとうございます。

>十分危険でないものでさえ、身辺に勝手にばら撒かれた物質は、全て回収して持ち帰れ、と言います。

そうですよね。本当にそうだ。
なぜ、危険なものだと無主物になるのでしょうか。
当局は完全に狂っている。


10. 宮島鹿おやじ 2012年4月11日 12:58:57 : NqHa.4ewCUAIk : vkK3GwB46I
6oJmLJfSXw さん

コメントありがとうございます。

本当に、気分的には「磔・獄門」と言い渡したいところです。
せめて、本当に責任を取らせる道を探るべきだと思います。
自分たちのしたことがどれだけ取り返しのつかないことだったかを。
せめて、悔い改めてほしい。


11. 2012年4月11日 16:56:08 : oDZLjorBrU
核サイクル "原子力が支える村"...六ヶ所村の真実 youtube

これを検索にコピーしてみてね^^

放射能瓦礫は青森県の六ヶ所村へ持っていくのが一番良いと思います。
第一に青森県は半年雪に埋もれます。
という事は雪の積もらない地域に比べてその年間被曝量が半分に抑えられます。
次に岩手や福島から近いという事です。
費用の面でずっと安上がりです。
それに六ヶ所村は原子力村でしょ。
絶対地震にも津波にも壊れないほど頑丈に作られていると思います。
それが証拠に↑のyoutubeを見てよ、一人当たりの年収が物凄いし、中学まで医療費ロハだし。
しかも青森県はほとんど全員が原発容認だそうです。
放射能が怖くない人達です。
きっと笑っていれば放射能に汚染されない特殊な人達です。
でも瓦礫を燃すのは、やっぱり近隣住民に被害が来るといけないですから、近隣住民は笑っていても被害が及ぶと思いますから、燃さないで埋め立てれば良いと思います。
10メートルも積んだら又次へ、でも腐ってだんだんへこむかも・・・・・
腐ってへこんだら又その上により低い放射能瓦礫を又積んで、積んで、最後に10年もしたらコンクリートでふさいでコンクリートの山にすれば良いと思います。
そうやって、放射能の半減期をじっと待つのです。
それが、原発に子孫の命の委任状を渡し、あまつさえ今も原発を容認している責任のとり方です。


12. 宮島鹿おやじ 2012年4月11日 20:37:46 : NqHa.4ewCUAIk : 21VyfE743U
安芸ガラスさん

いつもいつもありがとうございます。

お仕事で密封線源を扱っていたのですか。
以前のお話の中で、お仕事に関するお話もあったようですが・・・。

ところで、原発再稼動のための障害として法律があり、路上で、非密封線源を放置することで再稼動への道が開くという点が、よくわからないのですが。ご教示ください。よろしくお願いします。



oDZLjorBrU さん

コメントありがとうございます。
まだ、動画は拝見していませんが、青森県はそのように県ぐるみで原発容認なんですか。

>原発に子孫の命の委任状を渡し、あまつさえ今も原発を容認している責任のとり方です。

基本的には同意します。原発によって利益を得ていた人たちがまずこの責任をとるべきです。
ただ、そのようにある特定の場所においては容認するという考え方は、長い目で見ると、全原発廃炉を目指す考え方からすると逃げ道を与えてしまうようにも思います。当然、私は、反原発派ですので。
また、ネイティブアメリカンなどに核廃棄物を押し付けたり、原発ジプシーといった方々に、最も汚染のひどい作業を押し付けたり、基本的に原発というものは、差別という不正義の上に成立していると思いますので、そういう意味で、青森県がなぜ、そのような選択をしたのか(本当にそのような選択をしたのかということもありますが)ということも含めて考えていく必要があると思います。

13. 2012年4月11日 20:52:21 : ik5fBZSjq6
何だよ、現場にすら行ってないのか。
妄想ご苦労さん(笑)

14. 2012年4月11日 21:18:40 : txKoq6KBVw
福島市政だより。鼻血と放射線について。

http://pic.twitter.com/DRzXqQXL

ツイッターより


15. mainau 2012年4月11日 21:26:59 : GgaPs4QXWLwO2 : 85rTG3hiJk
鼻血と放射能被曝とのあいだには、専門家がはっきりと断定できるほどの因果関係がある。
ドイツ放射線防御協会の主任が、フクイチ事故での鼻血は、放射能によるものだとはっきりと語っている。
でも工作員沸いて出たということは、この投稿が重要だということだ。この投稿の情報が重要だからだ。

福島市政だよりなんぞには、御用学者の意見しかのらない。
こういうものを信じるやつが、薄ら馬鹿。


16. 宮島鹿おやじ 2012年4月11日 22:14:40 : NqHa.4ewCUAIk : OgbIOH6Odo
mainauさん

コメントありがとうございます。
いつも、貴重なご投稿、大変参考にさせていただいております。
スイシンジャーの動画大変面白く(面白がっている場合ではないのですが)
拝見しました。小出先生が「いい味」だしていました。
「シュプレヒコールの波」のコーラスのところは、パロディと考えていいのか、まじめに受け取るべきかは迷うところですが、やはり、目頭が熱くなってしまいます。

ところで、14さんは、決して、福島市政だよりの記事を主張しているのではなく、逆に告発しているように思えます。引用元の「ととりす」さんの過去ツイートからそのように判断できます。

ただ、事態の進捗が、いわゆる推進派工作員にとってはあまりに逆境ではないかと思う一方、
http://matome.naver.jp/odai/2131334318252184601
本当に、事故は収束しているのではないかという、認識の方も、やはり多数あって(ネット情報に疎い、私の義母などは本気で私の言動に怒りを表明します)、いわば意識の分極化がすすんでいるようにも思えます。


17. 宮島鹿おやじ 2012年4月12日 06:54:24 : NqHa.4ewCUAIk : uMb2FMT6Fc
訂正です。

誤:被曝量は遮蔽物の指数関数で減衰する

正:被曝量は遮蔽物の厚さの指数関数で減衰する


前スレで一番こだわったところが間違っていました。


18. 2012年4月12日 10:27:00 : NfJy2AzxTg
ベクレルに収率かけると良くない気がして考えました。
3で書いた、適当に計算すると7600Bqになるという話です。
収率は、一個のウランが分裂して何ができるかの確率なので、
原子の個数を意味してると思います。
ベクレルは量なんですけど、半減期が関係します。

例えばセシウム137で、
1Bqは、1秒間で1個のセシウム137が崩壊している量があるということだから、半減期30年を秒に直すとだいたい10億個の原子が崩壊して10億個の原子がまだ残っていると。ので、元は20億個ある。それが収率6.2%。
とすると、セシウム135が6.5%くらいでほぼ同じとして、
20億個あるとすると、半減期が230万年(1,208,880,000,000秒)なので、
1秒間に、0.000827個崩壊します(230万年かけて10億個が崩壊する)。
セシウム137のベクレルに対して、1万分の八くらいです。
ですので、個数は同数でも測定したベクレル数にはほとんど影響してないような気がします(セシウム1000Bqのうち1Bqくらい)。
同様に、仮に半減期の長いプルトニウムなどがあっても、よほどの量でなければベクレル数には大きな影響はなさそうです。
要素131だと、収率約3%の半減期8日なので、10億個あって5億減るのに8日だから、43400Bqくらい(1Bqのセシウムができる核反応で同時にできる量、半減期が短いから無くなってるでしょうけど)。

時間が無いのでまた後で。


19. 2012年4月12日 19:23:10 : CzuvSH3L6k
読み返すと、あれ?半減期が長いプルトニウムは安全なの?って気がしますね。

安全かどうかって指標に、シーベルトがありますけど、
等価線量(シーベルト)は、吸収線量に放射線加重係数をかけたものです。
吸収線量とは、核種が出した放射線のエネルギーが、体を通過する時に、体に吸収される量。グレイという単位です。
加重係数ってのは、X線・ガンマ・ベータは1、アルファは20(危険だから20倍みたいな、根拠が良くわからない)。変な加工したのがシーベルト。
グレイというのが、放射線が体に与える影響のもっとも単純な形かと思います。

核種ごとに出す放射線のエネルギー量はそれぞれだけど、体を通過する時に何%減衰するかは一定な気がしますが、見つけられません。
アルファ線の加重係数が20なら、5%くらいなのかな。
なぜなら、体を通り抜けられないアルファ線は、ほんのわずかに体に突き刺さる間にエネルギーを全て失ってしまうということだから、100%に違いないということです。

外部被曝は、等価線量そのままと同じです。
内部被曝は、違います。
預託線量というのを計算します。残りの一生を50年間とみなし、取り込んだ放射能が物理的・生物的半減期を考慮しながら50年間の被曝量を累計したのが預託線量です。それを(50年間の累積値)、1年間に受けたものとして計算することになっています。それだけ危険であると。

プルトニウムは、ベクレルで言うと低くなるが、安全ではない。
という説明のつもりです。

核種が違うものは、ベクレルでは比べないほうが良いということですね。
1Bqのセシウムと1Bqのプルトニウムは、放射線を出す回数は同じですけど、
物質の質量もぜんぜん違うし、エネルギーも違うし、体への影響も違う。
セシウムと同ベクレルのプルトニウムがあったら、大変なことになりそうです。


20. 2012年4月12日 21:23:09 : SlHI8TDpYw
世界中にばら撒かれたほどの、核廃棄物です。近いところは、高被曝に決まっています。低被爆地への避難、受け入れ、核の回収と閉じ込め、巨大核パワー施設の即時廃絶・・・これしか言いようがありません。公共が生活しやすいように働くのが公務、公務員・・・誰が除染し、福島第一原子力発電所で作業しているのか・・・すべて、逆に向かって・・・行政、メディア、電力・・・主権者による現行犯逮捕・・・変化は、時代の精神。

21. 2012年4月12日 21:46:26 : m62I8svHJU
「ただちに、影響はございましぇん」

http://www.youtube.com/watch?v=I42g843fngw


22. 2012年4月12日 22:08:25 : yLe170fVic

知ってる方も多いと思いますが、今般政府は瓦礫処理セメントを優先的に使う事を確約した企業を優先的に競争入札に於いて優遇するシステムを導入するらしい。
恐らくこっそり、官報等で発表して後の祭である。

これは馬に人参方式であり、ただでさえ経営難の地方の建設関係会社等にぶら下げるようである・・

正しく税金に巣食うモンスターである。
奴らに民主主義とか人間味とかは無いのでは?



23. 宮島鹿おやじ 2012年4月13日 07:07:03 : NqHa.4ewCUAIk : FCS5s6PSfo
18,19さん

ご教示ありがとうございます。
大変参考になります。
私はもともと、こういう放射線に関して完全な素人でしたので、事故後は、政府広報のいうとおり、〜シーベルト で比較すればよいという考えからはじまりました。
しかし、地表に何万ベクレル/kg という物体が落ちていても、1mも離れれば、空間線量的にはほとんどなにもわからないということを理解しました。
ということは、何ベクレルという単位で計らないとわからないのだと思うようになりました。
比放射能という言葉がありますが、1gあたりの核種が何ベクレルかという単位ですが、これがわかった時点で、核種の危険性は、この比放射能で比較すべきなのかと思うようになりました。
ところが、貴兄のおっしゃるとおり、ベクレルというのは1秒あたりに核種が発する「発射数」のことであり、また、前スレでも確認したように、核種ごとの放出する放射線のエネルギーが異なることがわかりました。つまりγ線でも、セシウムのガンマ線とコバルト60のガンマ線では破壊力が違うということですね。

そうなってくると、本当に放射線の威力を考えるためには、
・放射性核種の種類
・放射性核種の量

が、わからない限り、内部被曝も含めて考えたときは、何もわからないということになると思っています。

>核種が違うものは、ベクレルでは比べないほうが良いということですね。
1Bqのセシウムと1Bqのプルトニウムは、放射線を出す回数は同じですけど、
物質の質量もぜんぜん違うし、エネルギーも違うし、体への影響も違う。
セシウムと同ベクレルのプルトニウムがあったら、大変なことになりそうです。

まさにおっしゃるとおりですね。
そう考えると、放射線加重係数のガンマ線1、ベータ線1、アルファ線20というのはいかにいい加減かということもわかります。目安にすらなっているのでしょうか。これからもよろしくお願いします。



24. 宮島鹿おやじ 2012年4月13日 07:11:50 : NqHa.4ewCUAIk : FCS5s6PSfo
SlHI8TDpYw さん

コメントありがとうございます。

>公共が生活しやすいように働くのが公務、公務員・・・誰が除染し、福島第一原子力発電所で作業しているのか・・・すべて、逆に向かって・・・行政、メディア、電力・・・主権者による現行犯逮捕・・・変化は、時代の精神。

完全に同意します。
今、デモなどを取り締まる警官らは、ローマ時代の「私兵」と化しています。
彼らのほとんどにその自覚はないでしょう。女々しい体育界系だから。


25. 宮島鹿おやじ 2012年4月13日 07:14:07 : NqHa.4ewCUAIk : FCS5s6PSfo
m62I8svHJU さん

実は、私が南相馬に強い関心を持ったのは、その動画が発端だと思います。
南相馬には何かが隠されている。そんな気がしてなりません。
確か、木下黄太さんが「南相馬にだけは行きたくない」と言ったとか。


26. 宮島鹿おやじ 2012年4月13日 07:16:58 : NqHa.4ewCUAIk : FCS5s6PSfo
yLe170fVic さん

コメントありがとうございます。
その情報の裏を取れればこれまた大変なスクープですね。
是非、調査・投稿をお願いします。

>正しく税金に巣食うモンスターである。

奇妙ですが正しい表現ですね。泣いて笑いたい。


27. 2012年4月13日 08:16:04 : gso8U3IICo
宮島鹿おやじ さま

安芸ガラスです。

>ところで、原発再稼動のための障害として法律があり、路上で、非密封線源を放置することで再稼動への道が開くという点が、よくわからないのですが。ご教示ください。よろしくお願いします。

原子炉規制法の廃棄物の基準は100ベクレルです。
しかし、今の汚染状態では、とても上記の基準で核廃棄物を管理できません。
ですから、基準を緩和する方法として、環境が汚染されているとの理由で、緩和することが可能になります。
だから、日本中に汚染をばらまくのではないでしょうか。


>そうなってくると、本当に放射線の威力を考えるためには、
・放射性核種の種類
・放射性核種の量

が、わからない限り、内部被曝も含めて考えたときは、何もわからないということになると思っています。

核種によって生じる突然変異の種類や遺伝子がことなります。

http://www.irb.affrc.go.jp/


28. 2012年4月13日 20:41:30 : CzuvSH3L6k
>>23
加重係数いい加減っぽいですね(苦笑)。
このぐらいにしとけって臭いがしますよ。
ベータとガンマが同じとか・・・。

加重係数ガンマ1アルファ2から、5%とか書いたけど、
もっと低いんじゃないかと思います。
ガンマ線は、20人分の肉の壁で止まりますとか聞いたことないし。
森の中に線源あれば、防げちゃうじゃないですか。


29. 宮島鹿おやじ 2012年4月14日 10:22:55 : NqHa.4ewCUAIk : x8czA3NAdA
安芸ガラスさま

ご回答いただきましてありがとうございます。
確かに廃棄物基準が100ベクレル/kg(でしょうか)だとすれば
現状では、原子炉の運営は不可能のように思われます。
だから、基準を一気に緩和するというのは、もう、常套手段ですので、
安芸ガラス様のご推論は現実味が十分あると思います。

この推論を前提として考えますと、
そうまでして、住民に被曝を強要させながら、原子炉を運転させなければならない理由は、原子力ムラの利権のためなのか、某国による要請のためなのか、おそらくはその両方だろうと思います。

また、そのような推論が成り立たないとしても、国は、住民保護の義務を放棄していることは「事実関係」として提示することができます。

いずれにせよ、この国の首脳に該当する人たちは、国民を自分たちの「食材」として考えているということが立証されると思いますので、平和的手段で、この権力機構を瓦解させる必要があると考えます。


30. 宮島鹿おやじ 2012年4月14日 10:31:51 : NqHa.4ewCUAIk : x8czA3NAdA
CzuvSH3L6k さん

そういえば、ICRPがいかにいい加減かということは以前投稿しました。
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/503.html

結論から言えば、彼らの提示する基準は
放射線労働に関する「使用者寄りの就業規則」に過ぎないことを、
ICRPの委員自らが告白しています。科学的根拠などないと。

内部被曝を計算するときは、確か、「臓器加重係数」という軽減係数を乗じて計算します。つまり、内部被曝すると、その影響は軽減されるのです。

以下HP「ICRPの臓器荷重係数」の欄参照
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/ECRR_sankou_09.html

マントラだといわれるゆえんです。


31. 2012年4月14日 11:28:25 : YZLTxICQBg
宮島鹿おやじ さま

安芸ガラスです。

>この推論を前提として考えますと、
そうまでして、住民に被曝を強要させながら、原子炉を運転させなければならない理由は、原子力ムラの利権のためなのか、某国による要請のためなのか、おそらくはその両方だろうと思います。

日本は「原子力ムラの利権のため」だと推理します。
「某国」は、がん保険会社のためと推測します。

>また、そのような推論が成り立たないとしても、国は、住民保護の義務を放棄していることは「事実関係」として提示することができます。

私は「事実」から「本質」に迫ります。
「国は、住民保護の義務を放棄している」?
「事実」を考察するときは、支配者の「契約観」で隙間を埋めて下さい。
私たちは学校で対等の「契約」を勉強します。
しかし、「契約」観はいくつかもあります。

奴隷の契約もあります。
「ふごう契約」とも言われています。
契約者に、私たちの名前、住所、保証人を記入するだけの契約です。
この場合の契約は、対等ではありません。
東京電力との契約、がん保険との契約、国との契約。
どうでしょうか。

「ふごう契約」は「身分契約」とも呼ばれています。
雇用先での「身分契約」。
社員と奴隷(契約社員と派遣社員や臨時工のこと)。

日本の支配者、官僚、経済界、マスコミ、政治家(武士と公家の子孫たち)などの契約観は、「ふごう契約」=「身分契約」=「奴隷契約」観なのですよ。


32. 宮島鹿おやじ 2012年4月14日 12:07:06 : NqHa.4ewCUAIk : x8czA3NAdA
安芸ガラス様

よくわかりました。
もしかしたら、そうではないかな、と自分自身思い、以下のような拙き投稿などしてまいりました。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/267.html

安芸ガラス様にそのように言われると、「やはり、そうなのか。」
としか申し上げようがありません。
よくいわれる、市民革命はまだ成立していないというテーゼと符合します。
ならば、これから、どうするか、ということを考えていくしかないように思います。

今後、ネット社会において、安芸ガラス様のような、真の知恵を持ち、深い洞察の可能な「長老」とも言うべき方々の存在の意義は信じがたいほど重要になると思います。

これからも、私をご鞭撻ください。社交儀礼的な意味ではなく。本当にです。


33. 2012年4月16日 09:36:52 : lrzCL0DOFE
宮島鹿おやじ様
 安芸ガラスです。

 『今は何時代なのか』を拝読しました。
私も、その様に感じます。

 さて、日本の支配者と私たちは「ふごう契約」の関係です。
わかりやすく云いますと、私たちは奴隷であります。
奴隷頭が決めた事柄しか選択ができません。
その日本の支配者は奴隷頭の存在になります。
奴隷頭にはご主人さまがいます。
そのご主人さまとは米国になります。
「これから、どうするか、ということを」を一緒に行動をして行きたいと思います。

よろしくお願い申しあげます。


34. 2012年4月16日 12:17:27 : lrzCL0DOFE
宮島鹿おやじ様
 安芸ガラスです。

 補足です。
福島の核燃料棒は米国の所有物です。
民事裁判では無主物となりましたね。
それは、東電がウラン濃縮やプルトニウムを管理しているだけだからです。
落し物に対して米国が私の所有物ですと、あきらかにしますと、ご主人と奴隷頭の関係がばれてしまいますからね。

 日本と米国の関係は、奴隷頭とご主人の関係です。
それで、奴隷頭は以下のことについてご主人から叱られるので、心配しております。
1、溶けた燃料棒の処理について。
2、在庫報告義務について。
3、管理義務について。

 奴隷頭は私たちの生活を心配をするのではありません。
ご主人に、どう報告をしようかと、思案しています今日です。

 新日米原子力協定の期限は2018年です。
協定に基づきますと、どんなことがあっても原発を稼働させる義務があるから、
奴隷頭は頭を悩ましております。

 


35. 宮島鹿おやじ 2012年4月17日 07:56:24 : NqHa.4ewCUAIk : x8czA3NAdA
安芸ガラス様

協定を読んでみましたが、難しいですね。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/anzenkakuho/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2009/04/23/s630702_05.pdf

原発稼動義務というのがどの条文かがわからないのですが、
12条あたりに核兵器使用を禁止しているふうな記述は読み取れました。
よろしければご教授ください。


36. 2012年4月17日 10:39:34 : bFD5TIakg
宮島鹿おやじ様
 安芸ガラスです。

>原発稼動義務というのがどの条文かがわからないのですが、
12条あたりに核兵器使用を禁止しているふうな記述は読み取れました。
よろしければご教授ください。

 経過を書きます。
1955年11月 日米原子力研究協定(米国から研究用原子炉と濃縮Uの供給)
1958年6月 日米原子力協定(低濃縮Uの供給)
1968年2月 日米原子力協定(核燃料は1968〜1998年まで供給)
1987年11月 新日米原子力協定正式調印(核燃料は1988年〜2018年まで供給)

 55年の協定は原子炉と濃縮ウランはセットです。
 58年の協定も原子炉と濃縮ウランはセットです。
 68年の協定も原子炉と濃縮ウランはセットです。
 87年の協定から他にプルトニウムが加わります。

 支払い対象は、核燃料の使用料と目減り分です。
最初に、燃やす量が決められ、それに基づいて核燃料が供給されます。
燃やす量は、米国が日本に原子力発電所を買わせますから、その必要な量となります。

 当初、日本には自力で核を持とうとする勢力がいました。
その潮流とは別に、米国見放されたら生きていけない政治勢力もいました。
その2つが現れたのが、「日米原子力研究協定」でした。
協定の9条問題でもめたようです。
岸などは米国派です。
中曽根、石原なども同じです。
日本は初めから、米国が勧める原子炉を断る選択肢はありませんでした。

 そして、いまの、再稼働問題とつながります。
すべての原発を停止させ、廃炉に向けて、一緒に行動をして行きたいと思います。


37. 宮島鹿おやじ 2012年4月17日 12:54:20 : NqHa.4ewCUAIk : TAjjv1EOcE
安芸ガラス様

大変勉強になりました。
ありがとうございます。

>すべての原発を停止させ、廃炉に向けて、一緒に行動をして行きたいと思います。

こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。

なお、以前、ご指南いただいた、朱子学と、日本国官僚の思考スタイルについて、さらに学びたいと思っております。

「雑談板」に近日中、拙稿を掲載しようと思っておりますので、ご教示をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。


38. 人力 2012年4月17日 16:41:04 : IcEmOi2vqF80I : uk1jLiBt4s
宮島鹿おやじ様

興味深く拝読させていただいております。
私が書き込むと荒れるので、誰も居なくなるまで少し待っていました。

被放射能とは放射性元素の放射線の影響度を表す数値で、
基本的には半減期と反比例します。
半減期の短い物質は、放射線を単位時間内に大量に放出するので、被放射能が高く、逆に半減期の長い物質は、被放射能が低くなります。

半減期が8日と短いヨウ素131は、半減期が2400年のプルトニウム238の10万倍の比放射能を持っています。

プルトニウムやウランは本来、放射能をあまり放出しない比較的安全な放射性物質であるというのが、一昔前の研究者の定説でした。実際にアメリカでは末期の胃癌患者によるプルトニウムの服用実験が行われましたが、このがん患者は何故か癌が治ってしまい天寿をまっとうするという結果になった様です。腸管から、プルトニウムは殆ど吸収されず、又間違って大量に飲み込んでしまっても、キレート剤が有効ですので危険性は少ないとされてきました。

最近、プルトニウムが恐ろしいとされる論拠は、「ホット・パーチクル仮説」と呼ばれます。、半径40μmの範囲に膨大なエネルギーを放出するので、周辺細胞に受ける損傷が大きく、ICRPはγ線やβ線の20倍程度の影響があると見込んでいます。しかし「ホットパーチクル仮説」を主張する学者は、その数字は実際にはるかに高く、人にいよっては1億倍も高いと主張します。角砂糖5個で、日本人全滅などというセンセーショナルな噂は、この「ホット・パーチクル仮説」に由来する極端なシミュレーションに過ぎません。

プルトニウムの吸引事故としてはロズウエル研究所で50人程の作業員が、プルトニウムの蒸気を大量に吸引する事故が発生していますが、その後の追跡調査で、「ホット・パーチクル仮説」を裏付ける顕著な肺がんの増加は確認されていません。これは「ホット・パーチクル仮説」を否定する材料になっています。

近年、放射線を照射されていない細胞にも遺伝子の変異や免疫の変異が現れるという「バスバインダー効果」の研究が盛んになっています。最初の頃は、微弱な放射線の影響を助長するという研究が多かったのですが、近年は、バスバインダー効果によって固体は弱い放射線刺激によって、細胞の放射線に対する耐性を高め、免疫系が活性化される事が確認されています。

生命は長い年月の間、現在よりも強い放射線と戦ってきました。又、生命の深化の歴史は活性酸素との戦いの歴史でもあります。放射線の影響の多くは、活性酸素の増加というプロセスで作用しますので、放射線は細胞にとって特別な脅威では無く、数多く存在する活性酸素を生み出す要因の一つに過ぎず、さらに、現在福島で問題にされる様な放射線レベルは、一般的に細胞内で呼吸やエネルギー生産によって生み出される活性酸素の誤差の範囲に収まることにも注意が必要です。

細胞はアルファー線よ酔うな局所的破壊に対しては、その周辺細胞の細胞死を誘発させるなど、その影響が中途半端に残らない様な操作を加え、逆に微弱な放射線に対しては、P53遺伝子の活性化やDNA修復酵素の増産など、細胞の生存率を高めるような調整を行っていると考えられます。

これは日々、大量な活性酸素と戦う事を余儀なくされた細胞の、当然の進化の帰結とも言えます。その結果、私達の細胞は、細胞1個で1日に100万回のDNAの修復を行うという離れ業をこなしています。

放射線を恐れる方達は、放射線がDNAを破壊する事に恐怖しますが。実際の細胞の中ではDNAは通常の状態でも絶えず切断され、そしてその都度、巧妙な修復プロセスを経て、ほぼ完全に修復しているのです。

そして、修復不可能な程DNAが破壊され、癌化した細胞はP53遺伝子が働いて、細胞死(アポトーシス)が誘発されたり、ナチュラルキラー細胞など免疫細胞に食べられたりする事で、「発癌」の確立を低く抑えているのです。

それでも皆さん、放射線が増えた分だけ癌の確立が増加すると主張されますが、それならば活性酸素を大量に生み出す有酸素運動(ジョギング)などを行うと、皆さん、福島レベルの放射線の外部被曝、内部被曝を受けるよりも余程癌になる確率が高くなってしまいます。

最近では「笑い」が癌を予防すると言われる様に、人間の免疫系はストレスによってその働きが大きく変化し、放射線による多少の活性酸素の増加よりも、強制避難によるストレスが免疫に与える影響の方が遥かに大きな事が、研究者の中でも問題視されています。

チェルノブイリの癌の多くは、半減期8日という非常に強い放射線を放出するヨウ素131を大量に含む牛乳や食品が、何ら規制される事なく流通した事による人災です。

ヨウ素131は甲状腺に取り込まれ、そこで大量の放射線を周辺細胞に浴びせかけました。

セシウム134、137は半減期が30年と長いので、ヨウ素131に比べて格段に放出する放射線は少なくなります。それでも危険という方々の論拠は、50年もの長きに渡り、DNAの損傷が蓄積するという点にありますが、実際のDNAの修復は非常に速やかに行われています。

以上に様に、現在の研究と照らし合わせると、「福島レベルの放射線」はほぼ安全であると言えます。

この記事のタイトルにある局所的に濃縮された汚染物質は当然存在します。
例えば、放射性物質を大量に含んだ「藍藻」などは、広範囲の放射性物質が雨によって水溜りで濃縮され、そこに生えていた藍藻が高濃度に汚染されただけの事で、何ら驚く事では無いと思うのです。

私は「原発を稼動しろ」というつもりは有りませんが、「福島の現状を必要以上に悲観的に捉える」事は、日本にとっても、福島県人にとっても、不幸な結果しかもたらさないと考えています。

宮島鹿おやじ様はじめ、真剣に福島を心配されt活動されている方々が、「弱い放射線の安全性」を示す様々な研究成果に目を通される事を期待しております。


39. 2012年4月17日 18:23:36 : bFD5TIakg
人力様
安芸ガラスです。

ひらがな入力ですか。
さて、拝読させていただきました。

>キレート剤が有効ですので危険性は少ないとされてきました。

放射能による影響は、鉛中毒と同じ現象だとのことですか。
私も、体験上同じように見えましたよ。

>細胞死(アポトーシス)が誘発されたり

これは細胞の質的変化の分野だろう。
いわゆる「病気」などの対応する最先端の機構ですね。
枯れる自然死以外は、これが動くのでしょう。
これが晩発性障害として現れるのかい。

>強制避難によるストレスが免疫に与える影響の方が遥かに大きな事が、研究者の中でも問題視されています。

手掛かり、ここにあるのではないのだろうか。
人力様は、人を実体して見ているのではないでしょうか。

人は、大勢の中で生活をしているので、大勢と自分との関係になります。
それが、生きている人だろ。

線源が外れるだろう、それを回収するとき、コツがあるんだ。
ハットすると、気持が動いて、線源を手で触ると、大変なことになるんだ。
自分の内面を観察し、興奮をともなうと、手で回収しても、なんでもないんだよ。
そのように、大脳から体への働きかけもありますね。

私は仕事でいろいろな場面を見てきた。
高い所、狭い所、暗い所、熱い所、湿度が高い所など。
一人ひとり得意、不得意の場所があるのです。

だから放射能の問題と避難の問題、不安の問題、現実はそれぞれ切り離すことができないだろ。

人力様が研究をしているのなら、生きた人間を対象としてください。
他人を認めてあげるだけでも、その人の生き方は変わるだろう。
全体として人間なんだ。
孫を元気にするには、両親を元気にする必要があるでしょ。
両親を元気にするには、わたしみたいな老夫婦が元気になることだろ。
 原発事故は、それを奪ったんだよ。


40. 宮島鹿おやじ 2012年4月17日 22:07:15 : NqHa.4ewCUAIk : x8czA3NAdA
安芸ガラス様

>全体として人間なんだ。
>孫を元気にするには、両親を元気にする必要があるでしょ。
>両親を元気にするには、わたしみたいな老夫婦が元気になることだろ。
>原発事故は、それを奪ったんだよ。

そのお言葉に尽きます。

以前、私はこの人と議論をしたことがございます。
そのとき、こう思ったんです。
「この人と関わるのはやめよう」と。

私たちには、あまり時間がないかもしれません。
現在、以前いただいたお言葉をもとに、朱子学に関する情報を確認しております。
明日あたり、雑談板にアップしようと思います。
よろしければそちらでお願いいたします。


41. 人力 2012年4月18日 03:39:06 : IcEmOi2vqF80I : uk1jLiBt4s
安芸ガラス様

私は阿修羅や2chでハンドルネームを使われている方々に敬意を表します。
書き込みに、責任をもたれている方々だと思っています。

私はただのデザーナーのオヤジです。
ただ、大学の専攻が「光」だったので、放射線のγ線などはエネルギーの強い「光」という認識でいます。

私は生命や人間は、それ程「ヤワ」な存在では無いと信じています。
例えば、真夏の紫外線のエネルギーは、1(mSv/年)などという放射線の1億倍程度のエネルギーを持っており、DNAを直接切断します。ですから、私達の表皮細胞は強い紫外線がさらされると、DNAが破壊され、皮がむけます。

でも、皮膚がんになる人は限られています。
それは、生物が長い時間の間に獲得した、DNAの修復能力が有効に働いているからです。

今週の日曜日、マラソン大会に出場してきましたが、最高齢のランナーは74歳でで、6時間以内に完走されていました。やっぱり、人間の能力は素晴らしいと実感しました。


宮島鹿おやじ 様

お久し振りです。
ちょっと、嫌われてしまった様ですが、「放射能は怖い」という方々が集う修羅で、「低線量の放射線は安全」と発言したら、嫌われて当然かと・・・。


42. 2012年4月18日 06:58:17 : HSPblkhueo
人力様
安芸ガラスです。

宮島鹿おやじ様が云うように
「私たちには、あまり時間がない」
のです。

その上で、人力様の云うように
「私は生命や人間は、それ程「ヤワ」な存在では無いと信じています。」
を同感します。

ですから、私たちが生きていく方法を探しています。
それは、私の人生の体験・経験・知識のすべての中から探しています。

「でも、皮膚がんになる人は限られています。」
ここにピントがあります。
生きている人間から出発することです。

がまんの暫定基準が20ミリシーベルトです。
もともとは大人50ミリシーベルトでした。
この20ミリシーベルトの基準は、植物に対する放射線照射での影響が現れない数値です。

私は放射線取扱の仕事に従事していました。
業界では20ミリシーベルトは、低線量にあたるそうです。
しかし、この基準値で生き残ったのは、私一人です。
多くの同僚は、放射線影響協会の曲線になっております。

つまり生きている人間は、一人ひとり感受性が違うのです。
ここに、てがかりがあります。

人力様
「低線量の放射線は安全」と云わないで、私たちみんなが生きていくすべを探して下さい。
あなたの体験・経験・知識のすべてをさぐってください。

みんなから求められているのは、あなたの「光」での体験・経験・知識です。
あなたは、それを持っています。
ぜひ、それで、みんなの要求を取り入れて、これからのあなたをつくってください。
この作業で、あなたもみんなになれます。


43. 人力 2012年4月19日 03:17:02 : IcEmOi2vqF80I : uk1jLiBt4s
安芸ガラス 様

丁寧なお返事をありがとうございます。

植物は移動できないので、生息する場所で環境が変化した場合、DNAの変異によって環境に適応した固体を発生させます。

ですから植物の細胞は、放射線に弱いのでは無く、放射線によって積極的に変異すると私は解釈しています。

一方、動物は身体組織や免疫系を高度に深化させ、環境の変化にには「逃げる」事で対応します。高度に深化した身体組織体系は、放射線の影響も巧妙にキャンセルします。

ですから、紫ツユクサの雄しべの細胞と、人間の細胞を比べる事に意味は無いと私は考えています。

「福島程度の被曝」では、動物の細胞の放射線に対する耐性は有効に働くと思われます。極端な話としては、「むしろ健康になる」と言っても良いかもしれません。

しかし、それとて、「アー、今日も原発の放射線を適度に浴びて快調、快調」と考えるのか、それとも「今日も放射線を少し浴びてしまったから癌になるかもしれない」と思うのでは、自己免疫の働きに大きな差が出ます。

放射線は怖がる事で体に仇為しますが、受け入れれば、健康を促進します。

私は人の心と体は「気の持ち様」だと思っています。
ですから、同じ境遇ならば、楽天的に考えるようにしています。
但し、科学的に理解の及ぶ範囲内でというリミットを設けてはいます。


44. 2012年4月19日 05:53:36 : 7chlIV2f0Q
人力様
 安芸ガラスです。


>植物は移動できないので、生息する場所で環境が変化した場合、DNAの変異に>よって環境に適応した固体を発生させます。
>ですから植物の細胞は、放射線に弱いのでは無く、放射線によって積極的に変異>すると私は解釈しています。
>一方、動物は身体組織や免疫系を高度に深化させ、環境の変化にには「逃げる」>事で対応します。高度に深化した身体組織体系は、放射線の影響も巧妙にキャン>セルします。
>ですから、紫ツユクサの雄しべの細胞と、人間の細胞を比べる事に意味は無いと>私は考えています。


 大変、頭の回転が好い方とお見受けしました。
私はあなたの刺激を受け勉強になっております。
植物と動物の違いからの説明が、とても面白い。


 しかし、勝ち負けにもこだわる方なのですね。
こちらの方の特性、条件しだいでは、あなたを不利益にするかもしれませんね。
あなたの頭の回転が好い特性を生かすには、他者に語る角度を変えた方が好いよ。


 あなたのモチーフは「低線量の放射線は安全」。
それを、勝ち負けにこだわる特性が、あなたの目を曇らせている。
あなたのモチーフを角度を変えれば以下になる。


>私は人の心と体は「気の持ち様」だと思っています。


 私も含めて周りの人には、「被ばくの初期症状」の現象になっています。
鼻血、下痢、はたけ、のど、あそこなどの現象は、植物系器官に対応しております。
この現象は体の自衛作用です。


 自然は人間にとりまして無慈悲なものです。
これを、ハットして「病気」として処理をするならば、体の調整運動が十分に働かなくなるでしょうね。
そこから人間に有用なものに再編する必要があります。
無慈悲な自然から人間的な自然を取り出す作業が、あなたの主張する「気の持ち様」になるのではないでしょうか。


 あなたは他者のどこに働きかけているのか。
あなたは他者のどこに話しかけているのか。
 自分と体の関係、人間と人間の関係、人間と自然の関係、これらは要求と欠乏の関係です。
私にあって他者にないから、あるいは、私になくて他者にあるから、人間関係が成り立ちます。
 

 大学まで行って、国民の税金で「光」について勉強されているようですね。
その勉強を活かすには、他者が必要です。
あなたはもっています。
わたしはそれを欠けています。

 「被ばくの初期症状」を自衛作用として処理するには、「気の持ち様」が有効なのか。
さらに長い潜伏期間を経て、「晩発性障害」が現れます。
それを体の調整運動として処理するには、どうすれば好いのか。
など、ぜひ、あなたの勉強を国民に還元する機会にして下さい。

  


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