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東京第五検察審査会 解体新書 −その3−
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/578.html
投稿者 和モガ 日時 2012 年 10 月 23 日 12:11:43: PVnDA2aQ4uvco
 

検察審査会の構成メンバー

初めて選ばれた審査員及び補充員は招集状に指定された初日に、裁判官から2時間程のオリエンテーションを受ける。この中で審査員、補充員はそれぞれ「良心に従い公平誠実に職務を行うことを誓います」という「宣誓書」に署名捺印し、晴れて審査員、補充員となる。引き続き審査会が開かれる場合には、既に審査員となっている前群は午後から招集され、午後から最初の審査会が開かれている。

審査会は審査員11人が揃わなければ開催出来ないので、審査員の欠席があった場合は審査に先立ち、出席している補充員の中から審査会長(互選されるまでは事務局長が代行)が事務員立ち合いのもと、くじで臨時の審査員を選定し、11人にして審査会が開かれる。

24年4月26日のNEWS 23X追跡クロスでは第五検審の審査員だったというX氏は「審査員11人と補充員数人」で審査したと証言している。また、今西憲之氏(ジャーナリスト)の「検察審査会メンバーの告白」の中に登場する第三検審の審査員A氏も一つの検察審査会の審査員は11人で審査員が何らかの理由で欠けることを想定し、補充員が2〜3人いたと同じ内容のことを話している。これは、補充員で審査員11人にし、さらに補充員2,3人を審査会に参加させているという意味であろう。

東京弁護士会の山下幸夫弁護士は明治大学大学院の「検察・世論・冤罪V」シンポジューム(平成23年12月22日)で検察審査会制度が変わるということで東京検察審査会にヒアリングしたが、補充員もほぼ同数の人が、同時に審査に参加して議論をし、投票(開票しない)まで行っていることが分かったと話している。実際、少し話は古くなるが平成12年に東京第一検察審査会の補充員になったという人も補充員全員が審査に加わったと話している。検察審査会法の改正を契機にして審査会のやり方が変わったのであろうか。

現在は、第二十五条の二に「補充員は、検察審査会の許可を得て、検察審査会議を傍聴することができる。」となっているだけで、会議での発言については出来るとも出来ないとも書かれていない。補充員全員を議論に参加させるほうがより質の高い審査が出来ると思うのだが、なぜ変えてしまったのだろうか。とにかく、人数が少なければ、議論が特定の人の意見に引っ張られるのは間違いないだろう。

 また、審査会には、審査員だけでなく、事務局の事務員が会議録作成のために同席するが、審査補助員や検察官が出席する場合がある。


審査補助員の役割

法律にはなじみのない審査員の専門的な知見を補うため、弁護士に審査補助員を委嘱することができるとされている。1回目の審査の場合、委嘱は任意であるが、2回目の審査はこの審査補助員を必ず同席させることが義務付けられている。

一回目の小沢案件については8回の審査が行われたが、審査補助員の米澤敏雄弁護士は、3回目の審査会議から参加し、その後、全ての会議に出席している。また、二回目の審査補助員としては吉田繁實弁護士が委嘱され、全部で7回、出席している。

東京には三つの弁護士会(東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会)があり、事務局で審査補助員をどの弁護士会に依頼するかを決め、依頼のあった弁護士会から推薦された弁護士に委嘱するような運用がとられている。

この第五検審の審査補助員の委嘱については、「検察・世論・冤罪V」シンポジュームで東京弁護士会の山下弁護士が次のように証言している。

「私は弁護士会で指定弁護士や審査補助員になる人を研修する立場にいた。弁護士会も依頼が来たときは、名簿の一番上に山下先生を置いていますと言っていた。しかし、小沢事件でまさに東京弁護士会にその依頼が来たとき、何故か米澤さんという別の弁護士が審査補助員になっていて、その人のもとで一回目の起訴相当議決が出たことを知って、非常にびっくりした。弁護士会の中で調べたり聞いたりしても理由がわからない。会長に聞いてもなぜそうなったかはわからないということだった。」

また、東京地検の吉田副部長が取り調べの中で石川氏に「小沢先生が不起訴になっても、検察審査会がある。そして、2回起訴相当になる。今度は弁護士によって、国民によって小沢先生は断罪される」と話している。「国民によって」というのは分かるが、この「弁護士によって」という一言には非常に違和感を覚えるのである。

審査補助員の立ち位置によって審査会での議決の方向性が決まってしまうだろうことは、容易に想像できる。そのため、検察審査会法の第三十九条の二の第五項では「その職務を行うに当たっては、検察審査会が公訴権の実行に関し、民意を反映させてその適正を図るため置かれたものであることを踏まえ、その自主的な判断を妨げるような言動をしてはならない」と規定されている。

吉田副部長の「弁護士によって」という一言と山下弁護士の話を重ね合わせれば、検察が最高裁と示し合わせて息のかかった弁護士を選んで委嘱したことが疑われ、もしそうだとすれば、それがどういう結果になるかは火をみるより明らかである。

米澤弁護士は61年に検事となりその後、裁判官に転官、大東文化大学法科大学院教授を経て平成21年4月から麻生総合法律事務所に勤務しているが、麻生総合法律事務所で平成22年3月25日に行われた40周年祝賀会へは谷垣禎一、野田毅、中井洽、みのもんたなどが出席しており、米澤敏雄弁護士と谷垣は懇意であると言われている。

また、二回目の吉田審査補助員についても、「起訴議決」があった直後の22年10月6日の読売新聞に次のように書かれている。

「審査員に法律的な助言をする審査補助員を務めた吉田繁実弁護士は、暴力団内部の共謀の成否が争点となった判例や、犯罪の実行行為者でなくても謀議に参加すれば共犯として有罪になるなどと認定した1958年の最高裁大法廷判決を審査員に示し、「暴力団や政治家という違いは考えずに、上下関係で判断して下さい」と説明した。」

わざわざ50年以上前のしかも、小沢案件に暴力団の共犯の判決を持ち出すなど、これは審査員に対する「説明」ではなく、「誘導」であり、三十九条の二第5項に違反していることは明らかである。しかし、残念ながら、審査補助員がこれに違反したときの罰則規定はないのである。

解体新書−その1− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/243.html
解体新書−その2− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/502.html
 

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コメント
 
01. 2012年10月23日 14:25:29 : 05UhnFBHRM
怖い国日本。司法に関わる人間を見ているとこいつらに常識はない。今までも何万人を冤罪で有罪にしてきたから、人間としての心がない。それが当たり前と思っている。
勉強だけができて、常識が欠如している。そんな人間たちが日本の司法を取り仕切っている。

02. 2012年10月23日 16:25:46 : JwDwgGy09c
日本の最暗部がこのあたりにありそうですね。
これから、国民の力で暗部に光を当てて、国民の目に見えるようにしなければいけません。
その作業を立法の面で担うのは国会です。
次の総選挙、参院選挙はこの点でも非常に重要だと思います。
日本がこれからどの方向へすすんで行くのか、私たち国民は重大な岐路に立っています。

03. 健奘 2012年10月23日 21:25:40 : xbDm84QDmOFmc : e4mRofwlsU
01 さん

> 勉強だけができて、常識が欠如している。

常識より以前に、病的なのだろうと思われるのです。自分が絶対正義と信じこんでしまうという病気です。


04. 2012年10月24日 12:44:18 : EKgLeUMgkw
補充審査員は、欠席した人もいたろうが、出席した委員は全て会議に「参加」して傍聴しているずですよね。でないと、欠員が出て選ばれたとき、審議についていけないでしょうから。過去資料もその意味で「参加した」といっているのではないかな。少なくとも、小沢氏の事件を誘導するために、規定を変えたという可能性はないんじゃないかな。検察審議会の改革に関する一般的な議論としてはわかりますが。

「弁護士は」の件は、強制起訴がなされると弁護士が、検察に替わって訴追を担当するという風に、普通に読めますね。発言の是非はともかく、小沢氏に対する当時の世論の逆風を考えれば、そういう展開を検察官が予想することはできたでしょうね。

審査補助員の選出に関しては、山下弁護士もインパクションという左翼雑誌に共謀罪に関して非常に否定的な論文を発表するような人ですからね。彼が選ばれたとしても、果たして適切な人選だったかどうか。「共謀罪」の認定に関して、主流とは違う考え方を持っていることが、選任されなかった理由かもしれませんね。

それから、練馬事件の判例は、共同正犯を問う場合の代表的な判例のようですよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E5%90%8C%E6%AD%A3%E7%8A%AF

この判例を引かずに、共同正犯に関する「法律的な助言」をしたことにならないんじゃないかな。

ではでは


05. 2012年10月24日 13:34:26 : EKgLeUMgkw
>>4 「弁護士は」→「弁護士によって」訂正。失礼。


06. 和モガ 2012年10月24日 14:45:42 : PVnDA2aQ4uvco : 5Jh5OTJJng
>04.さま

>出席した委員は全て会議に「参加」して傍聴しているはずですよね

元審査員だったという人の話を知る前は、私もそう思っていました。でも、そうではないみたいですね。審査状況が分かる「審査事件票」をみるとほとんど1回か2回で議決していますので、この運用でもあまり支障は出ないでしょう。小沢事件の審査8回は特殊なケースと言えます。

補充員は2,3人という第三検審の元審査員A氏→http://g2.kodansha.co.jp/14299/14412/15479/15480.html
補充員全員が参加という第一検審の元審査員B氏→http://www.macnet.or.jp/co/ok21/kensatsu1.html

>弁護士が、検察に替わって訴追を担当するという風に、普通に読めますね

この内容だけで判断するとそう読めたかもしれませんが、解体新書―その1−で書いた次のような前書きを知っているとまた違った意味に取れます。審査補助員の委嘱についてもその延長線上で考えています。

民主党が政権を取りそうになった頃、最高検の幹部が大坪元大阪特捜部長に「最高裁幹部と民主党潰しを画策している。大阪特捜部は石井一議員周辺を捜査する。東京特捜部には小沢氏を捜査させるが、起訴は難しいから、最高裁が検察審査会を利用して起訴する」と打ち明けた。

>練馬事件の判例は、共同正犯を問う場合の代表的な判例

この内容については新聞の内容を引用しただけで内容を知りませんでしたが、「練馬事件」だとすると暴力団でも何でもないですね。そうすると「暴力団や政治家という違いは考えずに、上下関係で判断して下さい」と説明した意味とつながらないですが、どちらにしても「暴力団や政治家という違いは考えずに、上下関係で判断して下さい」と言ったとすればアウトでしょう。


07. 2012年10月24日 19:29:18 : EKgLeUMgkw
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%B4%E9%A6%AC%E4%BA%8B%E4%BB%B6

この練馬事件です。
貼り付け間違えたかな。



08. 2012年10月24日 19:50:36 : EKgLeUMgkw
>>07 おそらく、暴力団関係の共謀共同正犯事件にも、この最高裁判決が援用されているんじゃないですかね。そこで、暴力団云々という話が出てきているんでしょう。法律は事象を抽象化して、一定の基準を下すものなので、暴力団と政治家という違いを考えずに、命令を下す側と受ける側の「上下」関係で考えてくださいというのは、別に、おかしくないと思いますが。

ウィキこっちでした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E8%AC%80%E5%85%B1%E5%90%8C%E6%AD%A3%E7%8A%AF


09. 和モガ 2012年10月24日 21:29:37 : PVnDA2aQ4uvco : 5Jh5OTJJng
弁護士から「暴力団関係の共謀共同正犯事件にも、この最高裁判決が援用された」、「暴力団と政治家という違いを考えずに、命令を下す側と受ける側の「上下」関係で考えてください」と言われたら素人の審査員の結論はみんな「共謀共同正犯」になるのではないですかね。それ以外の答えになりようがないと思いますが。

10. 2012年10月25日 05:42:29 : EKgLeUMgkw
一連の判例を説明していくとそうなるということでしょうね。判例が示した法解釈に照らして、小沢氏の犯罪が立証されうるか、または、無罪となるリスクを冒してまで起訴するべきかどうかは、「素人集団」である審査員が判断すべきところでしょう。この点は、検察審査員制度の根本的な矛盾だと思いますよ。法律のプロである検察が立件を断念した事件を、素人集団が審査して、時にはそれを覆すことが出来るわけですからね。

大坪氏の「発言」も、また「知人」からのまた聞きですよね。こういうあやふやな話で、「最高裁の巨悪」を暴くと言っていても、そう簡単には受け入れられないでしょうね。森議員にしろ、郷原氏にしろ、なんでこの「知人」に実名で告発させないのかな。検察審議会が「存在しない」ではなく、この知人が「存在しない」んじゃないか、あるいは、表に出せるような人物じゃないんじゃないかと、私のようなB層(笑)は疑ってしまうんですが。


11. 和モガ 2012年10月25日 08:22:19 : PVnDA2aQ4uvco : 5Jh5OTJJng
この知人については森議員が法務委員会で刑事局長を追及中に、この知人に直接あって話を聞いたと言っていますから、「存在する」でしょう。まあ、告発については、「斎藤副部長は28日にこれから第五検審に行くと言ってた」と言っても「それがどうした」で終わるでしょうが。

大坪氏の発言は一市民T氏の話からとったものです。

ひとつひとつはあやふやでも数が集まれば、それなりに見えてくるものもあるので。まあ、特捜のように最初からストーリーありきで話を展開しているつもりはないのですが、そうなってますかね?(笑)

資料サイトを作っていますので参考に。大坪氏の発言も載ってます。

http://wamoga.web.fc2.com/index.html


12. 2012年10月25日 08:53:37 : EKgLeUMgkw
いや、なってませんよ。
私は、和モガさんの知的誠実さに敬意を抱いておりますよ。
阿修羅の掲示版で私が「拍手」をクリックしたのは、
和モガさんが、潔くある自説を撤回して、軌道修正を図った時のみ。
その点は誤解無きようお願いします。

ま、私くらい柔軟な?B層=非小沢氏支持層が納得しないようでは、
この問題は、一部の支持層を越えて、大きく広がらないでしょうね。

資料ありがとうございます。
読んで、また、考えて見ます。

ではでは


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