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トムラウシ遭難事故
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/583.html
投稿者 中川隆 日時 2015 年 2 月 15 日 01:19:33: 3bF/xW6Ehzs4I
 

(回答先: 雪の遺書 投稿者 中川隆 日時 2015 年 2 月 14 日 04:11:10)


トムラウシ遭難事故
https://www.youtube.com/watch?v=sodw39L6jhM


トムラウシ山遭難事故 調査報告書 −日本山岳ガイド協会
http://www.jfmga.com/pdf/tomuraushiyamareport.pdf

トムラウシ山遭難事故の調査報告書より - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2135280747482464801


トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか (ヤマケイ文庫)

作者: 羽根田治,飯田肇,金田正樹,山本正嘉
出版社/メーカー: 山と渓谷社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4635047466/asyuracom-22/


内容(「BOOK」データベースより)

2009年7月16日、大雪山系・トムラウシ山で18人のツアー登山者のうち8人が死亡するという夏山登山史上最悪の遭難事故が起きた。

暴風雨に打たれ、力尽きて次々と倒れていく登山者、統制がとれず必死の下山を試みる登山者で、現場は修羅の様相を呈していた。

1年の時を経て、同行ガイドの1人が初めて事故について証言。夏山でも発症する低体温症の恐怖が明らかにされ、世間を騒然とさせたトムラウシ山遭難の真相に迫る。

『HONZ』で紹介されていたのを読んで購入。

ああ、この遭難事故のこと、なんとなく記憶にあるなあ、などと思いながら、読み始めました。

最近、妻がアウトドアとか山登りにハマっていて、ちゃんと「アウトドア講座」とかも受講しつつ息子と日帰りで山に登っているんですよね。

僕自身は、相変わらずインドア派で、なんで休みの日にネットもできないところに行かなければならないのだ……などとボヤキつつ、ときどき付き合って一緒に行く、という感じなんですけど。

僕は「人がなぜ山に登るのか?」って、この年齢までよくわからなかったんです。

景色はいいかもしれないけれど、身体はきついし、トイレも行きたいときに行けるわけじゃないし、ヘビとか熊に遭遇するかもしれないし、遭難するかもしれないし……

でも、実際に行ってみると、なんだか「程よい孤独感」と「自分の身体への信頼感」が少し回復するような気もするので、ハマる人の気持ちも、わからなくはないなあ、と。

ただ、仕事のことを考えると、携帯電話の電波が届かなかったり、病院から遠く離れてしまう場所にいることそのものに、けっこう不安もあるんですよね。

まあ、「基本的に、大好きにはなれない」のだろうな、と。


前置きが長くなりましたが、このトムラウシ山の遭難事故、ニュースで聞いたときには「真夏に遭難するのか……登っていたのは60歳代くらいの人が多かったし、山を甘くみすぎていて、ピクニック気分だったのでは……」などと勝手に想像していたのです。

「やっぱり山は怖いな」とも。

でも、事故を詳しく検証したこの本を読むと、このグループの装備が極端に軽装だったということもなく、当時のトムラウシ山の気候も、7月としては寒く、雨と強風がみられていたものの、この山では年に何度かはみられる程度の、それほど異常とはいえない天候だったそうです。

 東京都千代田区に本社を置くツアー登山の専門会社・アミューズトラベル株式会社(以下アミューズ社)のパンフレットに、その商品は次のように紹介されていた。


 北海道最高峰の旭岳から歩き始め、大スケールの景観が広がる縦走路を「遥かなる山」トムラウシ山へ、無人小屋に泊まりながら縦走します。縦走ならではの魅力が凝縮された例年満席の大人気コースです。お申し込みはお早めに!

 期日は2009年7月13日(月)から17日(金)までの四泊五日で、料金は15万2000円。「魅力の大縦走 大雪山系縦断の満喫コース」と銘打たれたこのツアー登山に、最終的に15人のツアー客が参加した。

 大雪山系の旭岳からトムラウシ山へと縦走するプランは、ツアー登山を扱う会社にとって、募集すればすぐに定員一杯となってしまう人気商品だという、その一方で、避難小屋を利用する長丁場のコースであることから、旅程および安全管理が難しく、またコストや人員配備の問題もあり、やむなく商品化を中止したり、日程やコースを変えるなど工夫して催行しているツアー会社もある。


この本を読んでいると、このツアーに参加していた人たちは、みんなそれなりに登山の経験があったようです。

もちろん、ヒマラヤの8000m級の高山に登るような「山のエキスパート」ではないのですが、「日本百名山」を休みの日には巡っているような人たちばかりです。

このトムラウシ山のツアーも、天候が良ければ、彼らの数多くの山での経験のうちのひとつ、でしかなかったはず。

むしろ、3人のガイドたちが、このトムラウシ山にあまり詳しいとはいえず、参加者のスキルをあまり把握できておらず、意思の疎通もとれていなかったことが大きかったようです。

そして、出発時から天候が悪かったにもかかわらず(天候は回復する、と予想していたらしいのですが)、山小屋に留まらず、出発してしまったことが、最大の失敗だったと著者のひとりは指摘しています。


これだけの大きな犠牲が出てしまった理由には、身体が濡れてしまったことや、防寒対策、栄養摂取不足、低体温症への知識不足などが原因としてあげられていますが、やはり、いちばんの問題は「なぜ、悪天候にもかかわらず、出発してしまったのか」なんですよね。

一日、たった一日、天候が回復するまで山小屋で待っていれば、こんな形で、命を落とさずに済んだのに……

結末を知っている僕は、そう思わずにはいられないのですが、生還することができた参加者たちは、こう語っています。


 いずれにしても、悪天候のなかを出発するべきか停滞したほうがいいのかについて、参加者の見解は必ずしも一致していない。

「今回でトムラウシは二度目だったので、上の吹きさらしになるところはよく知っている。ヒサゴ沼避難小屋の建っている窪地でそうとう風が吹いていたのだから、上はもっと凄いだろうということは容易に想像できた。前の晩の状況から考えたら、出発すること自体に無理があると感じた。いちばん望ましいのは、出発しないことだと思う。もしガイドから参加者に対して『どうしましょうか』という問いかけがあったら、おそらくスタートするのは難しかったのではないだろうか」(寺井)

「こんな日には行きたくないなあと思っていたけど、ガイドさんたちが相談して『行く』と決めたのだから行くしかない。もしヒサゴ沼避難小屋で一日停滞していたら、ほんとに快適なトムラウシ登山が楽しめたと思う。でも、自分は一日ずらしてほしいと思っても、ほかの人の予定を考えたら、そんなに簡単にずらせるものではないのだろう」(平戸)

「私の場合、どの山に行ったときでも天気の悪い日の朝は『行きたくないなあ。でもみんなが行くんだから行こう』と思ってしまう。今回も同じ。『あ、行くんだ。しょうがないなあ』と思った。逆に停滞して行程が一日ずれたとしても、それはそれで『しょうがないなあ』と思っていただろう。ただ、もしあのとき『予定どおり帰りたいですか』と聞かれたら、私は『帰りたい』と言っていたと思う」(星野)

 だが、自分たちの不安や要望を誰も口に出してはいない。

 五時半の出発間近になって、西原ガイドが参加者にこう伝えた(トイレに行くなどして話を聞いていなかった参加者も何人かいる)。

「今回の僕たちの仕事は、皆さんを無事に下ろすことです。なのでトムラウシ山には登らず迂回ルートを通るので、了承しておいてください」

 ガイドも含めてみんな、「これは危ないのではないか」と思っていたのです。

 でも、結果的に「止めること」を決断できないまま出発してしまい、引き返そうと思ったときには、もう、引き返せないところにまで来てしまっていた。

 こういうのって、ありますよね……このツアーだけが「異常」だったわけじゃない。

 旅行だと「予定どおりに帰らないと、用事がある」という人だっていますし、同じようにリスクを受け入れて出発しても、途中で天候が回復したり、無事に到着できたりすることもあります。

 というか、多少無理をしても、結果的には何も起きないことのほうがはるかに多いはず。

 引き返したり、延期したりしたら、雇われガイドとしては会社からの評価が下がったり、ツアー客からのクレームが来たりすることもある。

「行けたんじゃないか?」って。

 

「無理をしない勇気」って、本当に大事なのだけれど、いざというときにそれを口に出すのは、けっこう難しい。

 とりかえしがつかなくなってから、後悔しても遅いのに。


 登山をする人は知っておくべき、「低体温症」についての知識が、この本では紹介されています。


 登山中の低体温症は、濡れ、低温、強風などを防ぐことが不十分の場合、行動してから5〜6時間で発症し、早ければ2時間で死亡する、とJ.A.ウィルカースンが述べている。

 低体温の症状が発症し、震えがくる34度の段階でなんらかの回復措置をとらないと、この症状は進行して死に至る。条件によっては、体温低下が急激に進行するために時間的な猶予はない。

 34度の段階で震えが激しくなったことには、すでに脳における酸素不足で判断能力が鈍くなっている。そのため本人または周囲の仲間に低体温症の知識がなければ、何が起こっているのかわからないままにその回復を遅らせてしまうことになる。

 したがって、この34度の症状がポイントとなる。

 しかし、この本で、実際に遭難してしまった人たちの生々しい体験談を読んでいくと、現場では、一緒に行動している人も同じように低体温症を発症していることが多いのです。

 自らも危険な状態なのに、他の人に対して最適な対応をしていくのは難しいですよね。


 この本を読んでいて、僕がいちばん驚いたのは、生還した人たちの「その後」でした。


 もっとも、「自分が行きたい山へのツアーがあれば、これからもアミューズ社を利用する」と寺井は言う。平戸も、「地方には東京のようにツアー会社がたくさんあるわけではなく、選択肢が少ない。かといってひとりで未知の山に行くのは不安だから、自分の目的と都合に合えば、今後アミューズのツアーに参加することもあると思う」と言っていた。事故直後からマスコミやインターネットを通じてアミューズ社とガイドへの批判を繰り広げていた久保は別にして、清水も里見も星野も、事故後もアミューズ社のツアーを利用し続けている。

 多数の死者を出す大量遭難事故の当事者になりながら、その後も事故を起こした会社のツアー登山に参加し続けるのはどうしてなのだろう?

「アミューズ社に対してはなにも思わない。天気がよければ、なにも起こらなかった。だからアミューズ社の責任でもガイドさんの責任でもないと思う」(里見)

「信頼の置けるガイドだったけど、たまたま多数の悪条件が重なり事故が起きた。そのことについて、素人の私が『ガイドが悪い』『あれが悪い』『これが悪い』と言える立場ではない。それよりも、トラブルを最小限に抑えるには、ツアー客一人ひとりがしっかりしろということ」(清水)

 生還した人たちのほとんどが、また、山に登っているのです。

 というか、登り続けている。しかも、同じツアー会社を利用している人もいる。

 僕だったら、もし山でそんな目に遭ったら、もう二度と登らないと思います。

 一度山の魅力にとらわれてしまうと、遭難を経験しても、やめられなくなってしまうのですね……

 いや、僕は正直、これを読んで、「正気か?」と思ってしまいました。

 車の運転とかなら、イヤでもやらないと生きていけないという事情もあるでしょう。

 でも、「登山」は、自分からやろうとしなければ、たぶん、一生やらなくても困らないだろうに。


 とりあえず、「登山が趣味」という人は、一度は読んでおいたほうが良い本だと思います。

 一枚多く防寒着を着ていたかどうか? 一個飴を食べていたかどうか?

 そんな些細なことが、生死を分けることもあるのが、山という場所だから。
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20140704

トムラウシは北海道でいえば、普通の山です。

もちろん、アルプスなどと同じ山という意味ではありません。

あきらかに本州の山とは何もかもが違います。

同じように捉えていることで危険になるというわけです。

私も2年前にトムラウシ温泉〜黒岳縦走しました。

何が危険かといったら、北海道の登山ではテント持ち登山がデフォルトであるため、
管理人がいる山小屋は季節限定で少しありはするが、飯や布団などはないし、
多くが避難小屋。その避難小屋も5時間くらい歩かないと次の小屋が見えません。

山に入り込むとエスケープルートを取っても丸2日かかる。

水源はあるが、動物がいるため煮沸しないと飲めない。

よって、食糧、水、コンロ、シュラフ、テントなどを日数+α分持っていくことになり大変な重量になります。

私の時は、2人で50kg超えました(テントの重量は含まず)。

ちなみに、テント持参せずに管理人のいる小屋に泊まろうとすると怒られます。

学生の山岳部の連中だったら暴風雨でもない限りは追い出されます。

重量過多により何か減らそうとすると、服が減ることになります。

しかし、湿度も高く、小屋ではまず乾かないので、やっぱり重量が多くなるか、
或いは、濡れた服のまま縦走することになり、体調を壊しやすいです。


重量が多くなれば、それだけ疲労も蓄積することになります。

考えてみてください。20kgのリュック背負って毎日10時間歩くんです。

さすがにこれだけの重量があるとコースタイムより大幅にかかります。

アルプスの登山道のようにわかりやすい道はあまりありません。

だだっ広い岩と草原の中、地図とコンパスを頼りに進まざるを得ません。

ましてや、事故当時のように大量の雨により、コースが水浸しになり、
池となってしまっていたら、道を見失うのは必然とも言えます。


誰が池の中が本来のコースだと思えるでしょうか?

そこにはマークもロープも無いんですよ?


私はその現場に行ったから状況がよくわかります。

人災だのガイドの責任だの平然と非難する人たちは登ったことすらないでしょうね。


トムラウシは毎年何人も帰らぬ人となっています。毎年何人も遭難しています。

トムラウシでの遭難事故は単独、複数問わず毎年起きています。

2009年のトムラウシ遭難事故の前にも、2002年にツアーでない遭難事故が起きています。

2009年のトムラウシ遭難事故になる当日に出発したヒサゴ沼避難小屋は、
遭難者の関係者の寄付によって立った避難小屋です。

避難小屋が立つほど恒久的に遭難事故が起きているんです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1093858495

 

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コメント
 
1. 2015年12月21日 19:36:46 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[226]
Domestic | 2015年 12月 21日 18:59 JST

登山家谷口けいさん滑落か

 21日午後2時50分ごろ、北海道上川町の大雪山系黒岳の頂上付近で「女性が滑落したようだ」と北海道警に通報があった。道警は通報内容から、滑落したのは登山家の谷口けいさんとみている。

 道警によると、パーティー5人で登山し、頂上付近で女性の姿が見えなくなった。頂上付近の急峻な斜面に滑落の跡があり、手袋一つが残されていたという。


{共同通信}

http://jp.reuters.com/article/idJP2015122101002271


2. 2015年12月22日 08:50:15 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[232]
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Domestic | 2015年 12月 21日 22:48 JST

登山家谷口けいさん滑落か

 21日午後2時50分ごろ、北海道上川町の大雪山系黒岳(標高1984m)の頂上付近で「仲間がいなくなった」と北海道警に通報があった。行方不明になったのは山梨県北杜市大泉町の登山家谷口けいさん(43)で、滑落したとみられる。

 道警によると、遭難したパーティーは谷口さんと男性4人の計5人。20日に入山し、ロッククライミングをしていた。

 谷口さんは頂上付近で4人と離れた後、姿が見えなくなった。近くの斜面には滑落したような跡があり、手袋一組が落ちていたという。

 当時、頂上付近はガスのため視界が悪かったという。道警山岳遭難救助隊など約15人が22日朝から捜索する。


{共同通信}

http://jp.reuters.com/article/idJP2015122101002271
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3. 2015年12月22日 10:52:10 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[235]
Domestic | 2015年 12月 22日 09:56 JST

登山家谷口けいさんの捜索開始

 北海道警は22日、北海道上川町の大雪山系黒岳(標高1984メートル)を21日に登頂後、行方が分からなくなった山梨県北杜市の登山家谷口けいさん(43)の捜索をした。谷口さんと一緒に入山していた登山仲間や、陸上自衛隊のヘリコプターも捜索に加わった。

 谷口さんはロッククライミングをするため仲間4人と20日に入山。21日に登頂したが、用を足すため仲間と離れた後、行方が分からなくなった。仲間が捜索すると近くの斜面に滑落したような跡が見つかった。谷口さんのものとみられる手袋一組も落ちていたという。


⁅共同通信⁆

http://jp.reuters.com/article/idJP2015122201001022


4. 2015年12月22日 11:37:22 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[236]
Domestic | 2015年 12月 22日 11:05 JST

黒岳で心肺停止の女性発見

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20151222&t=2&i=1104051498&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2015122201001173.-.-.CI0003
登山家谷口けいさんの捜索開始
 北海道警は22日、北海道上川町の大雪山系黒岳(標高1984メートル)を21日に登頂後、行方が分からなくなった山梨県北杜市の登山家谷口けいさん(43)の捜索中、雪に埋もれた女性を発見したと明らかにした。心肺停止状態といい、ヘリで搬送して身元を確認する。

 谷口さんはロッククライミングをするため仲間4人と20日に入山。21日に登頂したが、用を足すため仲間と離れた後、行方が分からなくなった。仲間が捜索すると近くの斜面に滑落したような跡が見つかった。谷口さんのものとみられる手袋一組も落ちていたという。

 捜索には一緒に入山した登山仲間や、陸上自衛隊ヘリも加わった。


{共同通信}

http://jp.reuters.com/article/idJP2015122201001022


5. 2015年12月22日 19:44:09 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[248]
Domestic | 2015年 12月 22日 17:38 JST

道警、谷口さんの遭難状況を捜査

 北海道上川町の大雪山系黒岳(標高1984メートル)で、世界的登山家の谷口けいさん(43)=山梨県北杜市=が遭難死した事故で、北海道警は22日、同行していた登山仲間から話を聴くなどして、事故当時の状況や、滑落したとみられる谷口さんの死因を調べる方針。

 谷口さんは、心肺停止の状態で雪の中に埋もれているのを道警の山岳遭難救助隊とともに捜索していた登山仲間が22日午前に発見。頂上付近から転落後、斜面を数百メートル滑り落ちたとみられる。

 4人の男性の登山仲間は同日午後3時すぎに下山。うち1人は報道陣に「残念です」と答え、足早に車に乗り込み、旭川東署に向かった。


{共同通信}

http://jp.reuters.com/article/idJP2015122201001699


6. 中川隆[5376] koaQ7Jey 2016年12月10日 17:33:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5812]

奇跡体験!アンビリバボー:山の恐怖 〜トムラウシ山遭難事故〜 - フジテレビ動画
http://www.dailymotion.com/video/x4oagj9_%E5%A5%87%E8%B7%A1%E4%BD%93%E9%A8%93-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%9C%E3%83%BC-%E5%A4%8F%E5%B1%B1%E3%81%AB%E6%BD%9C%E3%82%80%E6%81%90%E6%80%96sp-8%E6%9C%8811%E6%97%A5_fun

山の恐怖 〜トムラウシ山遭難事故〜 2016/08/11
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/160811_1.html

今日、8月11日は、今年から新たに制定された「山の日」。 登山ブームなどにより、山に親しむ機会が増えた一方、昨今では山での死亡事故も増加の一途をたどっている。

 夏山史上最悪と言われる、8名の犠牲者を出した『北海道・トムラウシ山遭難事故』を詳細な事故調査報告書、事故の真相に迫った書籍、その作成に関わった関係者への取材…そして、生還した人々の証言から検証する。 そこから見えてきたのは…人間が次々に正気を失っていく恐怖の現象だった。

今から7年前の7月14日。 この日、18名のパーティが北海道中央部にそびえるトムラウシ山を目指して出発した。 まずは北海道の最高峰・旭岳の5合目までをロープウェイで上がり、そこから登頂したあと、山々の稜線を伝って最終的にトムラウシ山へと登頂するルート。 途中、無人の山小屋に宿泊しながら2泊3日で踏破する、本格的なツアー登山だ。

 北海道とはいえ、真夏なら気温は10℃前後になり比較的穏やか。 景色も美しく、登山愛好家にとっては憧れの地だった。

東京の旅行会社が企画したこのツアーは、50代〜60代の登山客15名に経験が豊富なプロのガイド3名が同行。 万全の態勢で挑んでいた。 さらに、ツアー参加者は、一番経験の短い人でも6年の登山歴があり、皆、登山装備はしっかりした物を準備していたという。

 初日は天気もよく、参加者たちは意気揚々と登山を開始した。 その日は順調にルートを消化し、山小屋に宿泊。

2日目も早朝5時に小屋を発ったのだが…出発時から降っていた雨が次第に強まり、山道はぬかるんでいた。 それでも15時前には、予定通り2日目の宿泊地となる山小屋に到着。 だがそこでは、すでに他のパーティが宿泊していたため、十分なスペースが確保できず、濡れた装備が乾かせない状況だった。

そのあとは、思い思いに夜を過ごした参加者たち。 旅の話で盛り上がり、遅くまで起きていた者もいれば、喧騒を避け早々に床に着いた者もいた。

 深夜3時、雨脚は強まり暴風雨と化していた。 雨が小屋の中に染み込んで満足に眠れない者も多数いた。 そして、この状況こそが、のちの悲劇に大きな影響を及ぼすことになったのだ。

翌朝。 ガイドは天候の回復を考慮して、予定より30分遅い朝5時半に出発することにした。 さらに、トムラウシ山への登頂は諦め、迂回ルートを通って下山することを決定した。

 参加者たちは、登山経験豊富とはいえ、ほとんどが素人。 台風のような天気の中、歩くことに不安はあったが…山のプロであるガイドの決定に従うのは当たり前のことだった。 さらに…ツアー登山だったため日程を延ばすと、飛行機・旅館など予約しなおさねばならず、それ以上の出発延期はためらわれた。

 結局、5時30分、パーティは山小屋を出発。 途中、木道を通り、岩場のロックガーデンへ。 まっすぐ進むとトムラウシ山にぶつかるが、この日は頂上には登らず、反時計回りで迂回し、麓へ下山していくルートだ。

 だが、山の稜線に出て木道に差し掛かった頃だった。 パーティをものすごい強風と激しい雨が襲った。 ガイドたちが予想した天気の回復は遅れていた。 しかも、風を遮るものがない稜線に出た時に、風雨は最も激しくなってしまったのだ!

さらに、出発して1時間も経たない頃だった。 男性が、足がもつれ上手く歩けなくなっていた。 参加者の1人である前田さんが声をかけ、名前を聞いたものの…明らかに様子がおかしかった。 だがこれは、のちに彼らを襲う恐怖の現象の序章に過ぎなかった。

まともに歩けないほどの強風の中、前進を続けるパーティ。 北沼と呼ばれるトムラウシ山の見所の1つまで到達したのだが… 氾濫した水が幅2メートルほどの流れとなって、行く手を遮っていた。

 それでも、ひざ下くらいまでの水量だったため、2人のガイドが川に入り、参加者たちが渡るのを必死に介助した。 だが…山崎ガイドが転倒し、ずぶ濡れになってしまった。

一方で、先に渡った参加者も全員が渡りきるまで待機。 強風が吹きつける岩場で、1時間から1時間半もの間、待たされることに…。 すると、1人が突然奇声を上げだした。 さらに…他の参加者たちも、けいれんを起こすなど、次々に異変を起こしていた。 中には意識を失う者もいた。 さらに、ガイドリーダーである西原の様子もおかしい…。

判断が出来ない西原に代わり、2人のガイドが相談した結果、行動不能になった参加者は、その場で救援を待つことになった。 雨が弱まる中、山崎ガイドはその時点で行動可能だった10名を引き連れ、下山を始めた。

 前田さんは、知り合いの阿部さんに体力をつけるために飴を舐めることを勧めたのだが…阿部さんは無表情に振り返りかえっただけだった。


 一方その後方では…歩くことが困難になった者が現れ…さらに、倒れてしまう者もいた。 そばにいた参加者が「誰か手を貸して」と叫んだのだが…その声に応える者は誰もいなかったのだ。

 先を行く参加者にも異変が現れていた。 突然、歩くのを止めて…意味不明な言葉を発したかと思えば、その場に倒れてしまった。

次々に不可解な行動をとりだす参加者たち。 だが、彼らの下山を先導するはずの山崎ガイドは…後ろを振り返ることなく進んでいた。

 山崎ガイドに必死に追いついた前田さんが「みんなを待たなくても良いんですか?」と質問したのだが… 「救助を呼びに行かなきゃいけないから早く行くんです。」と言い、歩き出してしまった。 だが、…山崎ガイドにまで異変が起こり、座り込んで動けなくなってしまったのだ!

すると、その時…前田さんの携帯が鳴った! これまではずっと圏外だったが、ようやく電波の入るエリアに差し掛かっていたのだ。 電話をかけてきたのは夫だった。 前田さんは遭難しかけていると伝えたのだが、夫は遭難を冗談としか捉えてくれなかった。

 すると…山崎ガイドがその携帯で110番するように指示をした。 しかし…警察に場所を聞かれるものの、山崎ガイドは呂律が回らず伝わらない… 途中、何度も電波が途絶えたりしたこともあり、結局、居場所を伝えられぬまま、バッテリーは切れてしまった。

すると、山崎ガイドが自分の携帯を出すと言いだした。 前田さんはこの時、『自分の携帯を持っているなら、自分で110番すればいいのに』と思ったという。 しかし…山崎ガイドは携帯を出したものの、でたらめにボタンを押すばかりで電話がかけられない状態だった。 統率するはずのガイドまでもが、完全に正気を失っていたのだ!

 楽しいはずの夏山でパーティを襲った恐怖の異変。 経験豊富なガイドさえも正気を失っていた。 そこへ、山崎ガイドの先導で下山していた参加者の1人が合流。 遅れてはいたが正気を保っていたので、救助要請を急ぐため、山崎ガイドを残して2人で下山することにした。

そして、2人はなんとか麓にたどり着き、警察に救援を要請。 その日は日が落ちていたため、翌朝から捜索が開始された。 陸上自衛隊からも約30名が投入され、ヘリコプターによる懸命な救助活動が展開された。 だが、参加者7名に加え、途中で異変を起こしたガイドリーダー西原、合計8名が命を落とす大惨事となった。

 パーティを襲った謎の異変の正体。 それは…『凍死』。 当時の報道によれば、8名全員が真夏に凍死していたという。

事故調査に携わった金田正樹医師によると、これらは典型的な低体温症だという。 低体温症とは、体温の低下に伴って体に異変が生じ、最後には死に至る恐るべき症状である。 症例に個人差はあるが、通常なら36°C台の体温が1°C下がると寒気に襲われる。

 35°Cになると、皮膚感覚が麻痺したようになり、次第に体が震え出し、歩行が遅れがちになる。 参加者の多くの歩行が遅くなったのは、この症状だ。

 34°Cになると口ごもるような話し方で、意味不明な言葉を発するようになる。 無関心な表情をしたり、軽度の錯乱状態になることで判断力が鈍ったりする。

 34〜32°Cになると、もはやまっすぐに歩くことは困難。 感情がなくなり、不整脈を起こす。
 32〜30°Cでは、立つことさえ不可能に。
思考が停止し、筋肉が硬直。 意識を失う者も出てくる。
 30〜28°C。
半昏睡状態となり脈が弱くなる。 呼吸数も半減。
 28〜26°Cでは昏睡状態。
心臓が停止し、死に至ることが多い。

だがなぜ、真夏に低体温症になってしまったのか? 事故が起こった日、トムラウシ山の気温は、いつもなら10°C前後のところ、午前中は約6℃。 午後はさらに低下し、3、8℃を記録。

 確かに寒い、だがこの時期のトムラウシ山では想定内の気温。 特別寒かったわけではないという。 参加者たちも十分な防寒具を持っていたと報告されている。 では、彼らの体温を奪った原因とは?

低体温症に至る要素は、すでに前日の山小屋から始まっていた。 雨で濡れた装備を完全に乾かすことができなかったため、湿った服が徐々に体温を奪ったという。

 その後、風速20メートルを超える強風に体温を急激に奪われた。 風速が1メートル増すごとに、体温は1℃下がるという。 湿った服と強風で、当時マイナス10数℃くらいの体感温度になっていたと推測される。

 亡くなった人たちは、ザックの中にダウンジャケットなど防寒具を入れたまま、着用せずに倒れていた。 これは、低体温症により思考が鈍っていたためだと推測される。

参加者たちは、氾濫した沼を渡る時、暴雨風の中に長時間さらされていた。 この時に体温は34℃を下回り、低体温症になった人が多かったと思われる。 その時点で行動可能だった10名が、のちに次々と異変を起こしたのは、歩き出したことで冷やされた血液が全身に回り、低体温症が急速に悪化したためだと考えられている。

 登山中の低体温症は対策が不十分の場合、行動してから5〜6時間で現れる。 その後、早ければ2時間で死亡すると言われる。 低体温症を発症し、判断力が鈍り始める34℃の段階でなんらかの回復措置をとらないと、症状は進行して死に至るケースが多いという。

だが、同じ環境下にも関わらず、助かった人もいた。 生死を分けたものとは一体何だったのか?

『理由1 十分な睡眠休息』
 亡くなった参加者たちは、前日の山小屋で十分な睡眠をとっていなかった。 疲労が蓄積すると、体温をあげるためのエネルギーも不足してしまう。

『理由2 防水・防寒対策』
 助かった人たちの多くは、防寒具の隙間に雨が入り込まないように、タオルなどで水の浸入を防いでいた。 自力で下山し、救助要請をした前田さんは…タオルに穴をあけた簡易防寒具を首から被り、なるべく体が濡れないように細心の注意を払っていたという。

 また、低体温症が進行する前に、フリースなどの防寒具を着用した者もいた。 低体温症が進行し、判断力が鈍くなってからでは遅い。 現に亡くなった方は、防寒具を持っていたにも関わらず、ザックから出すことすらできなかったという。

『理由3 カロリー摂取量』
 自力で下山した前田さんは、ポケットにすぐ口にできる飴やチョコレートを入れ、時々食べていた。 一度、正気を失ったにも関わらず、チョコレートを摂取したことにより回復、正気を取り戻した参加者もいた。

 だが、亡くなった人の多くは、ザックの中に食料をしまっていた。 思考が低下していたこともあって取り出さず、また食べる量も少なかったという。 つまり、熱を生み出すカロリーを多く摂取していた人の生存率が高かったのだ。

トムラウシ山遭難事故の原因は1つではない。 ツアー会社の管理責任、ガイドの見通しの甘さ、参加客の山に対する認識不足など…複合的なものだったとされている。 だが何より、1番の原因は…低体温症という、死に至る恐るべき現象が、未だ世間に正しく認知されていないことに尽きるのではないだろうか?

 生還者の前田さんは、この経験からこう警笛を鳴らしている。
「夜は絶対ぐっすり眠ることですね。」
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/160811_1.html


7. 中川隆[-7626] koaQ7Jey 2017年6月03日 22:06:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

トムラウシ山遭難事故は結局どうすりゃ良かったの? [無断転載禁止]©2ch.net


1 : 底名無し沼さん 2017/02/22(水) 23:35:50.84 ID:7jOiNOY3

2日目に下山が正解だったのかな?


2 : 底名無し沼さん 2017/02/23(木) 07:09:08.97 ID:CQyPn9Vt

当日小屋に留まれば良かったんやで
ツアーが日程的に回らなくなるから強行したのが敗因や


11 : 底名無し沼さん 2017/03/09(木) 09:01:24.38 ID:4kt9v+lf

結局どの日も停滞を決断するには微妙な天気なんだよね。初夏だったし。
しかし体力に不安のあるメンバーを考慮するとどこかで停滞すべきだったかと。
メンバーの体力格差があると本当に判断は困難になる。

12 : 底名無し沼さん 2017/03/28(火) 21:56:37.10 ID:GXxA/QJV

当日小屋泊まりやろね


13 : 底名無し沼さん 2017/03/28(火) 23:37:23.61 ID:c3Mi+qUk

停滞かもしくは最初から中止
天気予報を確認しないのはね

15 : 底名無し沼さん 2017/03/29(水) 00:08:30.75 ID:UiG8Mt7v

参加者がガイドよりベテラン揃いだったのがむしろ留まれなかった要因なのだと思いますね。

客商売である以上、お客を悪くは言えないのでやんわり会社から圧力があった風に説明していますが、顔ぶれを見る限り実際には違うのだろうなと思います。

山好きの爺さん婆さんなんてどれも一癖も二癖もあるのは分かり切っていて、
オッサン一人、アンチャン二人のガイドで御しきれるわけがないんですよ。

ケロっと生還したオバチャンはその辺り強かで、前のめりなムードと見るや
自身は後方待機策で極力体力を温存して先行勢が自滅した後を悠々と差し切り勝ち。

きっと「私はミスターシービーなのよ」などと想像しながら歩いていたのは間違いないところだ。

16 : 底名無し沼さん 2017/03/29(水) 07:56:36.43 ID:EVeJaBlu

私は登山した経験はないが、昨年釧路の方を旅行した時、現地の登山家と話をする
機会があった。あの遭難事故の時、どんな感想を持ちましたか、と聞いたら、彼は
しばらくしてから、

北海道の山は内地の山と違って山小屋・避難小屋の間隔が非常に大きい、このことを頭に入れて判断するべきだった、と言っていたな。


17 : 底名無し沼さん 2017/03/29(水) 08:20:19.66 ID:cSYZeAC2

ヒサゴ沼避難小屋でもう一泊しておけばOKだった。


18 : 底名無し沼さん 2017/03/29(水) 10:10:21.49 ID:8oKpYwFj

停滞せずに動くのなら、ヒサゴ沼から天人峡へ向かうべきだった気がします。

北沼近くに、雨によって川のような水の流れが発生していたことが事故のかなり大きな要因だと思います。
もし、これが大量の雨のときにしばしば発生する現象なのだとしたら、 渡渉で決定的ダメージ受けるリスクが高いことも予見できたのでは。

19 : 底名無し沼さん 2017/03/29(水) 10:34:52.51 ID:cVc1KUU/

北沼からの越水ルートを徒渉するずいぶん前に低体温症起こしてたのいたから。
天人峡へエスケープは条件次第では悪くないとは思うけど行動自体がビミョーだったと思うなあ。

21 : 底名無し沼さん2017/03/29(水) 17:07:57.05 ID:w7I8jWP9
>>18
ヒサゴ沼から稜線に出たら物凄い風だった
本来1時間位の工程のはずが数時間費やした(通常の状態で8時間かけて下山する計画にもかかわらず テントも人数分なかったんだっけ ヒサゴ沼に次のツアーにために置いて行った)
この時点で遭難確定だよ
停滞以外ない 

22 : 底名無し沼さん 2017/03/29(水) 21:58:04.02 ID:UiG8Mt7v
>>21
しかし、こうベテラン揃いの顔ぶれではガイドも留まるとは言えなかったのだと思いますね。
その後の商売に影響しないようツアー会社が泥を被りましたが、実際には予定どおり帰宅できるよう圧力を掛けたのは参加者側なのだと思います。

どう見たってツアー会社が計画変更(下山延期)を提案したところで言うことを聞くような面子じゃない。

23 : 底名無し沼さん 2017/03/29(水) 22:25:45.93 ID:E9Tcdr4A

停滞を決断するには微妙な天気だったってマジ?
北海道全域が荒れ狂ってたような印象もってたが


24 : 底名無し沼さん 2017/03/29(水) 23:21:34.34 ID:UiG8Mt7v
>>23
年寄りの集団自殺にガイドが巻き込まれた側面もあったのだと思います。


25 : 底名無し沼さん 2017/03/29(水) 23:45:52.18 ID:J6ttih3M
>>23
実際に遭難した4日目は午後から天気回復する予報だった

26 : 底名無し沼さん2017/03/30(木) 01:38:26.71 ID:eWoUiI2Y
>>11
>>15
を見て分かる通り 参加者が自分で気づかなくて他人が気づいてあげないといけないのは無理
結論は無理かどうか自分で気づきましょう・・・だ

27 : 底名無し沼さん 2017/03/30(木) 01:41:38.15 ID:eWoUiI2Y

無理かどうかは自分で気づきましょう
石巻の大川小学校も結局は
子供が危ないと気づいたのを教師が邪魔したかどうかで争っている

28 : 底名無し沼さん 2017/03/30(木) 02:17:32.25 ID:/RPeaZm4

無理言うなよ
無理かどうかは無理になるまで判らない


29 : 底名無し沼さん 2017/03/30(木) 04:05:31.67 ID:KGrsdxw7

ツアー客がベテラン・バイアスがかかってたのも確かだね。
でもって、オッサンガイドはルートの経験がなく、アンチャンガイドが経験あるといういびつな構造で進言しにくかったかもしれない。

しかし、自分の経験を考えてもヒサゴ沼〜 短縮路駐車場(もしくは東大雪荘)は結構たいへん。


31 : 底名無し沼さん 2017/03/30(木) 07:12:08.09 ID:uMfJgK/r
>>22
報告書を読むとガイドも問題ありすぎただったけどね
参加者もその日にどのくらい歩くかも把握してない人も多かったらしい
ミーティングも適当だったんだろうな


32 : 底名無し沼さん2017/03/30(木) 12:55:58.51 ID:NYyXeX1y

このようなツアー登山で、リーダーが出発する決定をしてるのに、自分は小屋に残るって言い張るのは許される?

33 : 底名無し沼さん 2017/03/30(木) 13:41:07.56 ID:uMfJgK/r
>>32
わからない
だからツアー登山なんてよほどしっかりした所じゃないと危険


34 : 底名無し沼さん 2017/03/30(木) 23:53:40.54 ID:DglHnEjf
>>32
離団届けを一筆書いて以後の安全確保は求めません、と宣言させる会社もある。

35 : 底名無し沼さん2017/03/31(金) 21:25:37.93 ID:r89CRoJT

モンベルの青いゴアジャケ着とけば全員助かったかもしれない

36 : 底名無し沼さん 2017/04/01(土) 17:16:01.19 ID:csxLgHzh

私がこの事故を追いかけて得た教訓
装備は(下着も含め)最高のものを身に着けましょう
寒くなったらとにかく何か食べましょう


37 : 底名無し沼さん 2017/04/01(土) 18:49:55.49 ID:T1MoHh9J

食べてたらしいよ

だからさ、判断ミスの最大の理由は

1危険な時期ではないはず
2皆がいるから大丈夫なはず

の2つのバイアスでしょ
とくに2がヤバい


38 : 底名無し沼さん 2017/04/01(土) 18:56:28.20 ID:T1MoHh9J

2の皆がいるから、はいろんな意味を含むね

皆が行けそうな空気を作る
自分は無理だ、が言えない
お前ら無理だ、も言えない
ガイドもいて誰かがきちんとリードしてくれてる気がしてる
とか

俺はこれが苦手で単独行が多い

39 : 底名無し沼さん 2017/04/02(日) 08:49:29.94 ID:CFyFfQ+v

早くからこれは遭難だから連絡とってくれと言ってたお客がいたのに無視してたな
その時に連絡をとっていたら山に詳しい人のアドバイスをうけられて多少犠牲は減らせたかも


40 : 底名無し沼さん 2017/04/02(日) 10:16:33.52 ID:YKLcwpX6
>>39
いや、遭難じゃない、と希望的観測を持って強行したか強行しようとする圧力で正しい判断を否定した
つまり適切な判断を鈍らせる圧力がツアーにはある

対処法は
ヤバい時は民主主義!だな
それか本当に全責任を背負う船長的な心構えのリーダーを要請する事


41 : 底名無し沼さん 2017/04/02(日) 10:21:08.71 ID:YKLcwpX6

一応の責任者、ではなく責任を伴った本当のリーダーをツアーガイドにも作る事だね
ガイド長とか上級資格を作り危険な時の命令権を付与する


42 : 底名無し沼さん 2017/04/02(日) 13:45:16.39 ID:jr86v1qP
>>38
ツアーだから遭難はあり得ないみつぃなもんだね


43 : 底名無し沼さん 2017/04/02(日) 21:34:53.05 ID:SFTgy7UK

まぁ単独山行だったら普通に撤退しただろうな
集団心理が働くと悲劇、今回の集団訓練中の雪崩事故も同じ
責任の所在が自分で無くなる事の怖さから単独行しかしない

45 : 底名無し沼さん 2017/04/02(日) 22:14:26.13 ID:CFyFfQ+v

確かに現場以外に決断権の強いリーダー長がいれば違ってたかな
ガイドが寄せ集めのメンバーだった事や一番年長者のガイドが早くに低体温症で判断力を失っていた事が原因の一つになってるし


46 : 底名無し沼さん 2017/04/03(月) 00:33:49.54 ID:+/3nS4y5

60代の年寄りの集まりが1日十時間も歩くって時点でリスク激高じゃないか
歩けなくなった老人を背負えるわけでもないのに
企業の責任もあって、気軽に救助を求める訳にもいかない

気温10度で台風のような暴風雨が吹いてたら1歩歩くのも大変そう
誰が登山してても遭難者多数発生の悪天候なんだろうなあ

登山経験ほとんどない素人だからきその目線で書いてるけど
真夏の富士山8号目で夕方、気温7度、強風でもないのに山小屋の外の焚き火に当たりながらブルってたなあ
あれで暴風雨だったら死ねるわ

この客たちは60代だもんなあ
今まで日本の経済成長で順調に生きてきた世代だから、なんでも挑戦して成功してやろう、成せばなる!って世代なのかな


47 : 底名無し沼さん 2017/04/03(月) 00:42:42.52 ID:9DFkArxg

登山ツアーっていいなあって思ってたけど こういうのを知ると怖いな
悪天候だからここに留まりたいと希望しても、自己責任で行動しますって一筆書かされるなんて行くも地獄、留まるも地獄という状況になってしまう

ツアーだから旅行日程に天候が悪くなっても旅行代金を考えたら、そうそう捨てられるもんじゃない
悪天候でキャンセルしても、別のツアーにチェンジ出来るようなら個人の判断で危機回避できていいのに

集団行動にありがちな「他人に迷惑をかけるな」「足を引っ張るな」の連帯責任、軍隊行動みたいでキツいわ

48 : 底名無し沼さん 2017/04/03(月) 08:30:31.72 ID:89cPqE7Y

雨漏りのする避難小屋で濡れた寝袋で寝て、疲れが取れないまま雨の中出発するのは辛いな。

ヒサゴ沼避難小屋の説明:

  「ヒサゴ沼避難小屋」は、化雲岳の南、約2kmのヒサゴ沼湖畔に設置されています。

  この建物は、山小屋ではなく、悪天候時など緊急を要する際に、避難するための小屋 として造られておりますので、登山で現地に宿泊したい場合に、利用するための施設ではありません。

 ですので、現地に宿泊される場合は、宿泊用テントを持参し、防寒対策をとった上で、野外の野営場でテントを設営し、宿泊 をって下さい。

 現地で「避難小屋を利用される場合」 に、常時開放されていますので、利用者みなさんで協力して、ご利用願います。


50 : 底名無し沼さん2017/04/03(月) 13:15:15.51 ID:3SXJ8z/X

各自ツェルト持ってれば良かったろうな。
雨具と同様にすぐ出せる位置にしまっとく。

51 : 底名無し沼さん2017/04/03(月) 20:12:07.49 ID:+6Ur5X+c

吸汗速乾なんていう化繊のペースを着ているから冷えて死んでしまうだよ
ベースは夏でもウールだよ

52 : 底名無し沼さん 2017/04/03(月) 20:42:54.79 ID:lPXlL+cJ
>>50
ツェルトに入って残ったガイドと女性客も亡くなってる。
渡渉でずぶ濡れになったのが致命的だったと思う。


53 : 底名無し沼さん 2017/04/03(月) 21:41:02.82 ID:objMQ9C8

自転車で30分のイオンに行こうといつもの堤防道路を走ってたら その日は強風で1m走るのにもペダルが重くて重くて前に進まない時があったけど
真下に見える草をじっと眺めながらひたすら自転車をこいだわ
何十年も自転車に乗ってるのに、川沿いは走ったこと少なかったから初めて経験する強風
常に風圧がかかって全然、前に進めないからなあ
あれがトムラウシ登山での寒風だったら、低体温症で遭難するわな


55 : 底名無し沼さん 2017/04/03(月) 23:24:42.84 ID:G5aBY1Sp
>>47
ツアーの特徴って「安さ」と「楽さ」だと思うんだ
単なる観光なら良いけど登山でそれらを求めるのはどうかと思う
なんていうか自分の命を自ら安売りしてるような・・そんな感じ


56 : 底名無し沼さん 2017/04/04(火) 01:46:29.94 ID:DaGYlCv+

とっとと下山が正解だけど、雨具や防寒具や乾いた着替えを余分に用意しておくことと、全速力で踏破する体力をつけておくことかな。
寒くて死にそうになったとき、引き返して高度が下がるにつれて温かくなって元気を取り戻したのを思い出した。


58 : 底名無し沼さん2017/04/04(火) 07:44:20.20 ID:XX4GrTo5

げんに、このトムラウシのアミューズツアーのメインガイドで死んじゃった広島から来たKガイドがヒサゴを出るときに

「今日の私の役目は皆さんを安全に下ろすこと、よって山頂は巻きますからご了承ください」

といったと報告書にある。
いうだけなら言えるんだよ。実行できるかは別。


62 : 底名無し沼さん 2017/04/05(水) 17:43:18.20 ID:YbiPQLOb

北沼付近まで無理にでも歩を進めてしまった時点で詰んでるっしょ
その時点で>>47の言う通り進むも地獄、退くも地獄ですわ
出発段階で小屋にとどまるか、
出発後でも早い段階で小屋に引き返すしかなかった

悪天候でも、平地の予報見て回復するだろうと甘い判断で強行した結果がコレ

その背景にツアー登山の日程遵守、交通機関手配、経験不足のガイド、避難小屋の私物化トコロテン方式とか色々あるけど遭難事故起こしたらなんにもならんわな


64 : 底名無し沼さん 2017/04/06(木) 01:19:48.48 ID:Trj4ctVO

みんな経験があると思うが集団になると自分の意見を抑える
結局参加者のほぼ全員でそれをやってしまったんだ

だからさ、ガイドの中にガイド長を作って絶対権力を作らないとだよ
航海並みのリスクがあるんだから


65 : 底名無し沼さん 2017/04/06(木) 16:07:17.74 ID:H/s63Ebl

ツアー主催会社は現場ガイドに強力な中止権限を与えないとアミューズみたいに事故起こして潰れるぞ


66 : 底名無し沼さん 2017/04/06(木) 22:13:57.63 ID:z8GGI9sl

みんななんか勘違いしてるけど、ヒサゴ沼まで来ちゃったら引くも地獄、進むも地獄だぞ

化雲岳から天人峡も長いし、五色岳まで戻って沼ノ原も長い。

一番キツいのは間違いなくトムラウシにむかって、東大雪荘方面に下ることだけど、出なきゃならないなら、選択肢3つの中からトムラウシに向かったのは分からないではない。

だから、ヒサゴ沼避難小屋の状態も悪かったが、停滞以外に正解はなかった。

67 : 底名無し沼さん 2017/04/06(木) 22:22:26.77 ID:G1PVmXKu

また今日も雨漏りのする小屋で過ごすのかと考えたら、出発したくなる気持ちはわかる。

69 : 底名無し沼さん 2017/04/06(木) 23:08:07.76 ID:1lW887r+

この時はツアー客以外に単独の人も死んでるんだよね

70 : 底名無し沼さん 2017/04/07(金) 20:35:16.70 ID:D1eX1+E/

ガイドの1人は 4-5人用のテントも持ってたんだよな。
こんな時使わないでいつ使うんだ?


71 : 底名無し沼さん 2017/04/08(土) 08:12:41.49 ID:WiZz0O57

救助された時ガイドは使ってたよ


72 : 底名無し沼さん 2017/04/08(土) 10:19:49.36 ID:045Kww2z

客もベテランと言っても人の計画した山行に後ろから付いて行くだけの登山をしてきた人達だろ
そんなのは何百回登山をしようとベテランとは言わない


75 : 底名無し沼さん 2017/04/16(日) 17:18:32.61 ID:f0Wj9YDR

谷川でプチ低体温症なったからやばさはわかる。判断力なくなるし。
とにかく着替えてなにか食べて飲んで冷えないようになるたけすぐ動くこと。
あの時は信じられん強風だったわ


77 : 底名無し沼さん 2017/04/16(日) 22:44:25.62 ID:nhgiCen6

ヒサゴ沼小屋でもう一泊が一番だったろうね
ただツアーガイドにそんな選択の余地は無かっただろうな
ツアーを日程どおりにとか、本来なら命に代えられないものなのに、そういうので誤った選択してしまう

80 : 底名無し沼さん 2017/04/17(月) 22:39:20.74 ID:+OL59aOA

夏山といっても防寒具なしでは...ってのがこのトムラウシでの事例かなあ
ジジババの体力の限界もあるけど、
最低限ツェルトやレインウェア、あとは衣服が濡れた時用に替えの下着とかな


82 : 底名無し沼さん 2017/04/18(火) 06:52:07.55 ID:qLABVu3R
>>77
次の日に五色沼からあがってくるアミューズツアーがいて、天気が回復する見込みで避難小屋も混雑が予想されていたことも判断を狂わせたんだろうね

85 : 底名無し沼さん2017/04/19(水) 22:06:50.77 ID:ZCD9rwia

別物だけどそれを気づいても言えない状況だったんだろ
自分独りなら正しい決定をできる人が集団の中で正しい決定を出来なくなってたはず

特にガイドが複数の時はガイド長を作って船長みたいな責任者にすべきだ


87 : 底名無し沼さん2017/04/20(木) 21:18:15.83 ID:BQJInYFd

ヤマケイ出版の本読んだけど、
初日から超マイペース行動や準備不足で他のメンバーたちを苛立たせてた人たちはなんだかんだで生還してんだよね
最初に北沼で行動不能になって亡くなったのはそれとは別の女性

自分も単独参加なら多少体調が悪くても誰にも言わずに我慢したと思う
ギリギリまで黙っていきなり倒れるのはやったらいかんと心に刻んだ

88 : 底名無し沼さん 2017/04/21(金) 21:08:40.64 ID:JNLjavz/
>>87
1回でもCLやったら、んなことわかるだろ。
余裕があるうちにヤバいっていってくれないとにっちもさっちも行かなくなってパーティー全滅という。

90 : 底名無し沼さん 2017/04/26(水) 21:20:05.84 ID:WtJYeSow

雨降ったら避難考えないとね。
今の時期も大量に汗かくほどだけど、霧雨食らって休憩入れたら歯がガタガタ言うよ。
多少寒くても、なんて考えてたらアッというまに体が動かなくなるからな。
意識がハッキリしているだけに怖いよ。


92 : 底名無し沼さん 2017/05/05(金) 08:16:35.34 ID:XkKfINRN

ヒサゴ沼非難小屋って今でも雨漏りガンガンのボロ小屋なのか
この小屋がちゃんとした雨漏りのしない小屋だったら結構生き残ってたかも
もっと頑丈な小屋作っとけよ北海道はそんなのばっかりなのかよ
http://matsuri.2ch.net/test/read.cgi/out/1487774150/


8. 中川隆[-7603] koaQ7Jey 2017年6月04日 17:28:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

この続きは リバイバル板の

トムラウシ山遭難事故
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/717.html


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