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「ビットコインは100倍になる」エスタブリッシュメントにとって「一番、勝って欲しくない」ソリューションは、ビットコイン
http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/875.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2013 年 11 月 19 日 10:41:38: KqrEdYmDwf7cM
 

(回答先: ビットコイン入門 阿修羅カンパもビットコイン導入 1年前投資なら14倍。いまからはどうだろ30%くらい? 投稿者 てんさい(い) 日時 2013 年 10 月 12 日 20:53:43)

マーク・ザッカーバーグの「宿敵」ウインクルボス兄弟がNYタイムズのディールブック・カンファレンスに登場 「ビットコインは100倍になる」
http://markethack.net/archives/51899896.html


映画『ソーシャル・ネットワーク』の中で、フェイスブック創業期に「ザッカーバーグは俺たちからアイデアを盗んだ!」として係争を起こし、愚弄嘲笑されたウインクルボス兄第が、ニューヨーク・タイムズのディールブックが主催するカンファレンスで、CNBCのアンディー・ソーキンからインタビューされました。

上の動画の中で、ウインクルボス兄第は「少なく見積もっても、ビットコインの時価総額は4000億ドルになる」と語っています。それは現在のビットコイン価格が100倍になるという意味です。

この見立ては、滑稽なのでしょうか?

ビットコインは市場に流通する量が、あらかじめ算術的に決まっており、現在の「発行済み株式数」は11,942,775です。(すると440ドルという現在のビットコイン価格を当てはめると、時価総額は52.5億ドルになります)コンピュータに詳しい「山師」がマイニング(採掘)することで、未だ掘り当てられていない埋蔵ビットコインを発見することは可能ですが、その場合でも最高で合計2100万ビットコインしか流通しないことが、既にわかっています。

この希少性がビットコインの価値を押し上げているわけです。

究極的にはビットコインの価値はごく一般の消費者の、利便性の関数だと思います。ウォールストリート・ジャーナルに、ハネムーンで世界旅行をするのに、ビットコインだけで世界を回れるか? を試したカップルが紹介されていますが、今、ビットコインは決済の選択肢としてネット企業だけでなく、オールド・エコノミーの商店主たちにもだんだん受け入れられ始めています。

なぜオールド・エコノミーの商店主らは、ビットコインを支払いを受け取る一手段として考え始めているのでしょうか? それは「決済2.0」の世の中が近くなっているからです。

皆さんはどうか知りませんが、僕は最近、ウェブで買い物をするとき、自分のお財布からクレジットカードを出して、それをウェブに入力する機会が、めっきり減りました。

その理由は、アマゾンに行けば、何でも揃っているし、個人情報の流出とかイヤだし、だから誰にでも自分のクレカ情報を渡すのは、気が引けるからです。

これは「消費者のクレカ情報をおさえているネット企業」と「その他大勢の貧民ネット企業」という二極化を引き起こしています。前者に属する企業はアマゾンやアップルなど、片手で数えられる程度のごく一部の特権的企業だけです。その他の企業は、クレカ情報をユーザーから託してもらえない「トラステッド・パートナー」ではない企業で、そういう企業は広告モデルとかに頼ったビジネスしか出来ません。あるいはスマホの毎月の使用料の中に、メルマガのようなカタチで忍び込む方法しか、マネタイズの「魔法のコンビネーション」を解読する方法は無いのです。

結果としてネット企業における「持てる者」と「持たざる者」の格差は、ちょうどロックフェラー帝国のスタンダート石油のように極端に広がっています。

決済というものが、デジタル社会の最大のゲーティング・ファクター(成長阻害要因)になってしまっているのです。でもアマゾンとアップルだけに全てを牛耳られるデジタル社会が、理想の姿でしょうか? それって、オーウェリアン的じゃ、ありません?

ビットコインは、いろんな意味で、Linuxのオープン・ソース・プロジェクトと似通っています。Linuxが出てきたとき、多くの識者が「でもマイクロソフトのような企業が信頼性を担保し、日夜、ソフトウェアを改善しなければ、とてもじゃないけどミッション・クリティカルな用途には使えない」式の議論がありました。

通貨でマイクロソフトに相当するのは、例えば日銀でありFRBです。

ビットコインには「中心」がありません。

ビットコインは、それ自体、善でもなければ、悪でもないのです。それがヤクの売人などの反社会的な人たちから真っ先に利用されたひとつの原因は、トランザクションがセキュアーで、個人情報が漏れないからです。

それって、悪い事じゃなくて、良い事ですよね?

今後1年くらいの間に、多くのネット企業は、まるでフェイスブックの「いいね」ボタンを自社サイトに加えるような気軽さで、ビットコインの支払いオプションを追加してゆくと思います。するとユーザー層が増えるので、おのずとビットコインへの需要も増えると考えるのが普通ではありませんか?

ひとつ前のビジネス・インサイダーの記事でもわかる通り、スマホはどんどん普及しているので、ビットコインを使えば「スマホがお財布化」するわけです。

それは言い直せば、一回限りの、ビットコインの大きな価格アジャストメントがいま起ころうとしていることを意味します。


「決済2.0」の時代が来る
http://markethack.net/archives/51899920.html


2013年11月15日10:03

inShare1

【ビットコインはベアラー型の貨幣】
ビットコインの説明をはじめるにあたって、先ず読者の皆さんに理解して欲しい簡単な概念があります。それはベアラー(bearer=それを帯びる者)という概念です。

朝、会社に行こうと家を出ると、道端に「キラッ」と光るものがある。見たら百円玉だった。(あれ、だれか落としたのかな?)と思って回りをキョロキョロ見回してみる。誰も居ない。その百円玉をあなたが拾ったら……それは、あなたの持ちモノですよね? 

いま、それを所有している本人が、そのお金の正当な保有者である……これがベアラーの概念です。

ビットコインはベアラー型の貨幣です。つまりあなたのスマホの中に収納したビットコインは、基本、あなただけが知っていることなのです。

ベアラーの概念の対極にある考え方が、レジスター(登録)という概念です。例えば、電子株券は、全てレジスターです。別の言い方で、ブック・エントリー(book entry=帳簿記載)という表現を使うこともあるけれど、これは同じ意味です。つまり金融機関や決済機関などに、その金融資産の持ち主が誰であるかを記録する、中央帳簿だと思って下さい。

最近は皆さんが株を買ったり売ったりした場合でも、実際に印刷された株券を、あっちへ持って行ったり、こっちへ届けたりしないと思うのです。全て、帳簿上での電子的な付け替えで済ましてしまう……これがレジスター、ないしはブック・エントリーの概念です。

そんなコト、どっちだって、いいじゃん?

皆さんは、そう思われるかも知れません。でも、これはヤクの売人とかの「その筋の方々」にとっては、チョー重要な問題なのです。

僕の好きな小説に、『深夜プラス1(Midnight Plus One)』というアクション小説があります。或る大物実業家が、自分の会社を乗っ取られないようにするため、リヒテンシュタインで開催される株主総会に行かねばならない……。ところが彼は婦女暴行罪の濡れ衣を着せられて、警察から追われている。だから空港などの公共交通機関を通ってリヒテンシュタインまで旅行することはできない。そこで腕利きのドライバー、つまり運び屋と、元シークレットサービスの用心棒という二人組のチームを起用し、シトロエンDSで、約束の時間までに間に合うよう、ヨーロッパ大陸を疾走する。ところがその一行を待ちうけている殺し屋たちの急襲を受けて……

そういう筋書きの小説です。そこでストーリーの中心になるのは、無記名持ち株証書(ベアラー株券)の存在です。昔は、こういう古風な株券が多かった……株主総会を開催するとき、そのベアラー株券を携えているものだけが、その企業の正当なオーナーというわけです。

世の中の99.99%の人は、カスパールという名前(小説なので架空です)の企業の、無記名持ち株証書を巡って、このような死闘が繰り広げられている事は全然知らないわけです。でも一部の事情を知っている人たちにとっては、このベアラー型貨幣には意味がある……。

【ナカモト・サトシの蒔いたタネ】
さて、謎の人物、ナカモト・サトシがビットコインというものをひっそりと始めました。これは「電子鍵に守られた、01001110111100110111……という数列」くらいに思って下さい。このビット(bit)は数量限定であり、現在の流通量は約1200万ビットコインです。

これは単なる「電子鍵に守られた、01001110111100110111……という数列」なので、それ自体には何の価値もありません。「この数列、額面100円ですからヨロシク」とか、そういう主張は、一切無いのです。


一部のマニアが「ヘー、これ、面白れえな、そんじゃ、俺は1ビットコインを8ドルで試しに買ってみるか?」という風に、勝手な値段を払い始めたわけです。つまりビットコインの価値は、この本来無価値な「電子鍵に守られた、01001110111100110111……という数列」に、なんらかのお金を払ってもよいという世間の人々が存在するからこそ価値を持つわけで、みんなが「そんなのお金じゃない!」と一笑に付せば、ただのハードディスクのチンカスになるわけです。

ここまでの説明で、読者の皆さんに気付いて欲しいことは、日銀とか、米国財務省とか、そういう一切の政府や発券機関は、ビットコインを公認しているわけでもないし、信用の後ろ盾になっているわけではないということです。

各国の政府は、関係ありません。

金融機関も、関係ありません。

証券取引所や商品先物取引所なども、関係ありません。

そういう一切のエスタブリッシュメントの埒外に存在しているのです。よく「ビットコインには、中心となるものが、無い」と言った場合、その意味は政府や金融機関や、レジスター(登記簿)に相当するものが、そもそも存在しないことを指しているわけです。

この、本来、ハードディスクのチンカス以外の何物でもない無意味な数列は「Beauty is in the eyes of the beholder」、つまりそれを視る者(=それはあなたであり、わたしに他ならないわけですが)が「価値ある」と思えば価値があるのだし、「やっぱりチンカスだ」と思えば、チンカスなのです。

でも人間、「これはキチョーだぞ!」と思えば、そういうモノには幾らでもおカネを払いますよね?

それは「あのエリック・クラプトンが使ったギター」でも良いし「あのマリリン・モンローの、洗濯してない下着」でも、何でも良いわけです。それらは、その物体の本源的な価値より、数倍も、数百倍もの価値を持ちますよね?

【ビットコインの価値を押し上げるもの】
「エリック・クラプトンが使ったギター」や、「マリリン・モンローの、洗濯してない下着」が価値をもつのは当然ですが、それでは一体、ハードディスクのチンカスに過ぎないビットコインが価値を持つのはどうしてでしょうか?

これは簡単には説明がつかない問題だと思います。

ベルリンの酒場で、ビットコインでビールが買えるところが続々と登場しているそうですが、そこでビットコインが人気化している理由を僕が想像するに、ホルスタインみたいな巨乳パツキンねえちゃんが居たとします。そこでヘタレもやし男は「ボ、ボクが奢りますから……」とビールを買うわけです。その時にiPhoneでビットコイン・アプリをさりげなく出し、ビットコインで支払いを済ませるわけです。すると……これが会話のキッカケになる。

そこでヘタレもやし男が「分散型仮想通貨」の未来についてウンチクを傾ければ、巨乳パツキンねえちゃんは「チューリップが開いた状態」になるかも知れない……まあ、そんな程度のノリでブームになっているのでしょう。

つまり今、既にビットコインで支払いを受け付けると宣言している商店主の大部分は、客寄せのための話題提供とか、そういう域を出ていないと思うのです。アメリカには「オレの電子書籍を買うには、ビットコインしか受け付けない」と宣言する電子書籍作家も居ますけど、これもマーケティング・ギミックのニオイがぷんぷんするわけです。(ただ彼の場合、その後、ビットコインの価値が10倍以上になったので、スゲー儲けた筈)

でも時代は「たんなるモノ好き」同士のやりとりから、急速にアーリー・アダプターへの浸透段階に移りつつあります。実際、「ハネムーンで世界旅行する際、ビットコインだけで世界を回ってみた」というカップルも登場しています。

そのカップルは、自分たちの子供の時代になれば、「そんなの別に当り前じゃん」みたいな世界になるだろうとウォールストリート・ジャーナルに語っています。

ビットコインと金塊は、ベアラー型の貨幣である点は共通しているけど、極めて異なる点もあります。それは金塊は保管場所に困るし、小さく切れないという点です。

僕の昔の顧客にスイスのプライベート・バンクがありましたが、そこはベトナム向けにゴールドの小さなナゲット(粒)をディーリングしていました。それでベトナムの農民がドンの代わりにゴールド・ナゲットを取引に使うということを初めて知ったのだけど、これは結構、面倒くさいですよね?

その点、ビットコインはスマホの中に充填するだけなので、持ち運びには苦労しません。また最近のように指紋でユーザーをロックアウトする仕組みなどが整うと、盗難にあったスマホでビットコインを使われてしまうリスクなども小さくなります。

つまり駅の改札のスイカと同じノリで、日常のこまごました小口決済(マイクロペイメント)にビットコインが使われるというのは、それほど荒唐無稽なシナリオではないのです。

もちろん、最初はそんな大がかりな使用方法は普及しないと思うので、例えばアメリカに出張に行った商社マンが、夜、ホテルの自分の部屋にコールガールを呼んだ時の「サービス料金」の決済にビットコインを使うと、奥さんや会社に知られずに済むとか、そういう「おスペシャルなシチュエーション」だけでビットコインは使われるのだろうと思います。

でもゆくゆくはタクシー料金やマンハッタンに昼食時に沢山出ているジュラルミン製の屋台でシシカバブを買う時とかにビットコインが使われてもおかしくは無いわけです。

ビットコインそのものはマニアで、ITに明るい人しかこれまでは扱えませんでした。だいいちビットコインは企業ではないし、ぶっきらぼうで不親切な数列に過ぎないからです。ビットコインには「善意」も「悪意」もありません。世界征服や、陰謀論的な切り口からビットコインを説明するのは、貨幣へのリテラシーが無い人がやることです。ビットコインは「自己の意思というものを持たない、ただそこへ佇んでいるだけの数列」です。無愛想さや、幾多の誤解は、そこから生まれてしまっているわけです。

でも最近は、そんな無愛想なビットコインを、一般の人々でもカンタンに使えるような、諸々のサービスを始める企業が続々と出てきています。いわゆる「ビットコイン・ウォレット(財布)・サービス」というのが、それです。

これが出て来るまでは、僕など、「そもそも何処へ行けばビットコインが買えるの?」ということすら、知らなかったわけです。でもビットコイン・ウォレットのサービスを利用すれば、ペイパルやスカイプのアカウントを充填するのと同じようなカンタンさで、ビットコインを購入出来ます。

これはオープンソース・ソフトウエアのLinuxそのものは無料ソフトなのでビジネスになりえなかったけど、Linux周辺のもろもろのサービスが派生的に出てきて、それがレッドハットなどの企業として成長したのと同じような感覚だと言えます。

ビットコイン・ウォレットのサービスは、ちゃんと米国などに登記された会社がやっていて、口座開設に際しては、マネーロンダリング防止の見地から、ユーザーの個人情報などはガッチリ要求、記録されます。別の言い方をすれば、ビットコインは各国政府の規制の埒外だけど、周辺サービスはちゃんと監視された、しっかりした会社が、やっぱり一番伸びているというわけです。

ビットコイン・ウォレットは個人でもOKだし、商店主などのスモール・ビジネスでもOKです。

どこのウマの骨だかわかんないウェブサイトに自分のクレジットカードの情報を渡してモノを買うのは、ちょっと抵抗があるわけだけど、ビットコインなら、自分の個人情報が漏れる恐れはありません。

つまりビットコインの普及する最大の理由は利便性でなくてはいけないのです。(もちろん、今は未だそこまで行ってませんが)

今、アメリカの最先端のウェブ・ベンチャーやVCの連中は、マイクロペイメントなどの決済のコトばかり追っかけています。ジャック・ドーシーのスクエアは、たぶん来年IPOするだろうし、その他にもキウィ(ティッカーシンボル:QIWI)などの新しい企業が上場されています。中でもビットコイン周辺は決済革命の本命として、いま怒涛のような数のベンチャーが立ち上がっています。それは殆ど「決済2.0」と呼べるほど、アツい動きなのです。


仮想通貨ビットコイン、過去最高値―東京の取引所で400ドル突破
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304698204579196722164075740.html

By
ROBIN SIDEL AND SAABIRA CHAUDHURI

 仮想通貨ビットコインの相場が13日、過去最高に達した。ビットコインが将来、従来の決済方法の代替手段として信頼できる存在になるとの見方が強まったことが上昇のきっかけだ。

 こうした勢いは世界中から来ており、アマチュア投資家、ベンチャーキャピタリスト、ハイテク志向の人々が、モノやサービス購入にビットコインを用いたり、交換したりしようとする事業に資金を投入している。

 顧客にビットコイン事業について助言している金融サービスコンサルタント会社プロモントリ−・フィナンシャル・グループLLCのディレクター、アダム・シャピロ氏は「米国で早期のビットコイン採用者となった人々以上に広いサークル間でビットコインへの関心が高まっている」と述べた。

コーヒーショップに置かれたビットコインのATMを示すサイン(バンクーバー)
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仮想通貨「ビットコイン」に頭を悩ます法執行当局―麻薬犯罪にも利用か
ビットコインETFの前に立ちはだかる規制当局

 ビットコインは4年前に創出された仮想通貨で、中央銀行の裏付けを得ていない。幾つかの取引所で取引したり、私的に交換したりできる。ビットコインを支払い手段として受け入れる商業関係者も多くなっている。取引コストがクレジットカードないしデビットカードのコストを総じて下回っているからだ。

 東京に本拠を置く取引所Mt.Goxでは13日午後、1ビットコイン=425ドル(約4万2000円)に達し、11月初めの水準のほぼ2倍となった。年初には約13ドルだった。

 Mt.Goxはビットコインを取引する最初の大手取引所として知られているが、ビットコインに熱心な人たちは、取引が活発になり始めている他の競合取引所に向かっている。このため、ユーザー間では一部に混乱が生じているほか、取引所間の裁定取引の機会も生まれている。

 そうした競合取引所の1つがスロベニアに本拠を置くビットスタンプで、13日には1ビットコイン=約389ドルと、前日を9%強上回って取引されている。

 ビットコインの相場は変動が極めて激しい。4月にはビットコインへの関心が高まり、1ビットコイン=約265ドルの過去最高値をつけた。しかし10月初め、ビットコインを利用していた麻薬密売ウェブサイトが閉鎖されたのを受けて同90ドル前後に暴落した。

 ビットコイン業界を追跡している人たちは、ビットコイン取引は多くの取引所で薄商いであり、大きな相場変動につながりかねないと警告している。

Bitcoin is attracting attention as a wildly volatile, all-digital currency. How does it work? How are criminals taking advantage of it? How risky an investment is it? In this Bitcoin explainer, WSJ's Jason Bellini has "The Short Answer."

 ビットコイン相場の急騰はまた、中国からの需要急増も一因となっている。中国では地元の取引所が世界中からビットコイン取引を引き寄せようとしている。同国インターネット大手の百度(バイドゥ)の一部門は数週間前、ビットコインの決済を受け入れ始めた。

 ビットコインに集中したある投資ビークルでは、9月以降1800万ドルの投資が集まり、年内に1000万ドル調達するとの目標を突破した。この投資ビークル「ビットコイン・インベストメント・トラスト」はセカンドマーケットの子会社だ。セカンドマーケットはニューヨークに本拠を置く企業で、新規株式公開(IPO)前の株式を取引する企業として知られている。

 ビットコイン相場の上昇には、ビットコインに絡んだ非合法的な活動の取り締まりも寄与している。こうした取り締まりがビットコインをより正当なものにする、というのが熱心なビットコイン支持者の主張だ。

 例えば、米連邦当局は先月、顧客がビットコインを使って麻薬から偽造パスポートに至るまであらゆるものを購入できるオンライン市場を閉鎖した。そして今年夏、証券取引委員会(SEC)は、週7%の金利が得られると偽って投資家に約束し、450万ドル相当以上のビットコインを調達したテキサス州の男を起訴した。

 米上院小委員会は18日、仮想通貨に関する公聴会を開催する計画だ。これは、財務省の一部局が今年発表したガイドラインで、仮想通貨の取引所は従来の通貨仲介業者、例えばウエスタンユニオンなどと同一のマネーロンダリング(資金洗浄)対策義務を課されるとしたのを受けた動きだ。

ビットコインが500ドルに乗せたので、これを機会に整理してみる
http://markethack.net/archives/51900281.html

ビットコインは数学に基づいたデジタルの資産です。ビットコインはオープン・ソースの、暗号化されたセキュリティ・システムに守られたネット上の仮想通貨で、送り手から受け手に、直接(peer-to-peer)渡されます。その場合、全ての過去の取引の記録(=Blockchain)が帳簿(transaction ledger)まるごと受け手に譲渡されます。

ビットコインはある時点でUSドルなどの通貨に換金することが出来ますし、逆にUSドルなどの通貨を持っている人がビットコインに換金することも出来ます。

ビットコインを処分したいと思ったら、ビットコイン・エクスチェンジ(Bitcoin Exchange)と呼ばれる、自然発生的に出来た数々の私設取引所のうちのひとつで、取引の相手を見つけることも出来るし、コインベース(Coinbase)に代表される、ビットコイン・ウォレット・サービス(Bitcoin wallet services)という周辺サービスの提供企業にて換金することも出来ます。

過去の全ての取引の記録(Blockchain)を残した帳簿(transaction ledger)を、まるごと受け手に譲渡するということは、金融機関の中央コンピュータで集中的に過去の取引記録が保管されるのではなく、個々のユーザーのビットコインそのものに、過去の取引記録が「記憶されている」ことを意味します。その「記憶」を今、持っているのは、そのビットコインを保有している人、つまりベアラー(bearer)に他ならないのですが、誰から誰にお金が渡ったかの個人情報を知ることは出来ない仕組みになっています。これはちょうど100円玉が、過去に誰の手から誰の手を渡って自分のところに回ってきたかを知ることは困難であるのと同じです。


ビットコインはどこの政府や金融機関にも依存していない、オープン・ソースの仮想通貨なので、金融機関が電信振込などの方法で所有権の記録の「付け替え」をすることはありません。キプロスで起きたような預金封鎖の対象にも成り得ないし、差し押さえることも出来ません。

新しいビットコインは採掘(mining)と呼ばれる作業によって、発見されることが可能です。これはちょうどゴールドが鉱夫によって採掘されるイメージと同じです。採掘に際してはパワフルなコンピュータが必要ですし、ハッカーのように極めて才能ある人でないとビットコインの発見は困難です。現在のビットコインの流通量は1200万ビットコインですが、最高でも2100万ビットコインしか流通しないことになっています。金の採掘と同様、採掘が進めば進むほど、新しい金を掘るためには地中深くまで探索しなければならず、発見のための労力は漸増します。これがビットコインの流通を抑える働きをするわけです。

ビットコインを使用するに当たっては、ユーザーは自分のPCやスマホにウォレット(wallet)と呼ばれるソフトウエアをインストールする必要があります。ビットコイン自体は企業でもないし、単なる数列に過ぎないので、各国の政府などが取り締まることは難しいですが、ウォレットのサービスを提供する企業は、ちゃんとその本籍のある国の法律に準拠し、マネーロンダリング法などの諸規定を順守して営業しており、将来、新規株式公開を目指しています。

つまりちゃんとしたウォレット・サービスの会社を利用するか、胡散臭い経路でビットコインを利用するかは、ユーザー、つまりあなた次第なのです。なお、地下経済っぽい経路でのビットコイン取引は、今、次々に摘発されており、アングラ的な使い方はだんだん困難になっていることを指摘しておきます。逆に言えば、一連の摘発はビットコインの正統性のUPに大きく貢献したのです。

ビットコインはトランザクション・コストがほぼゼロに近いため、マイクロ・ペイメントなどの場面で、極めて便利です。コーヒー一杯を買う時、スタバでクレジットカードを提示すると、お店の人は嫌がります。これはトランザクション・フィーがお店の負担だからです。このような小さな支払いの場面で、ビットコインは最も威力を発揮すると思われます。

つまりポケットの中のジャラジャラした小銭代わりなのです。ビットコインが、あくまでも「コイン」であり「ビル(紙幣)」でない点に注目すべきです。

このほか、ビットコインはウェブサイトの「投げ銭ボタン」などに今後どんどん採用されてゆくと予想されます。(ウェブメディアを運営している僕としては、そうなると嬉しいです!)

ただ、そのためにはビットコインの価値が余り乱高下しない方が使い手にとっては助かります。(コーヒーの値段が、毎日変わると鬱陶しいですよね?)

残念ながら、ビットコイン価格は、いま猛烈な勢いで上昇してしまっています。これは投機の対象になってしまっているということが先ず指摘できます。しかし駅の改札のsuicaみたいな、利便性の追求こそがビットコインの本来の使われ方になると思います。いま、ビットコインが利用できるポイント・オブ・サービス(利用可能場所)はどんどん増えており、それがビットコインの需要を押し上げているのです。

ビットコインが普及すると、困る人が出てきます。ざっと思い浮かぶ名前で言えば、ビザカード、アメリカン・エキスプレス、ウエスタン・ユニオン、JPモルガン、アクセンチュア、IBM、アマゾン、アップル、AT&Tなどです。

(文責:広瀬隆雄、Editor in Chief、Market Hack)


ビットコインが470ドルに
http://markethack.net/archives/51900099.html

ビットコインの価格は、いま、一回限りの、大きな価格訂正の途上にあると捉えることが出来ます。

ビットコインは分散型の仮想通貨なので、AさんからBさんへとコインが譲渡される際のトランザクション・コストは、ビザカードなどの、レジスター型の記帳システムより安くなります。

スマホを利用した決済システムでは、ツイッターの創業メンバーのひとり、ジャック・ドーシーが始めた、スクエアのような企業がありますが、あれはビザカードなどの既存の金融機関のバックエンドに、スマホでクレカが読み取れる、インターフェースを提供しただけであり、基本、羊のぬいぐるみを着たオオカミに他なりません。つまりクレカのトランザクション・フィーは、がっちりチャージされるし、それは右から左にビザカードにキックバックされるのです。

2014年は、スクエア、キウィ、ペイパルなどのペイメント・ソリューションが、激突し、淘汰される年になるでしょう。その中で、エスタブリッシュメントにとって「一番、勝って欲しくない」ソリューションは、ビットコインです。
ビザカードとビットコインの関係は、ちょうどRAIDと呼ばれる、古風な記憶装置とウインチェスター型ドライブと呼ばれる、安っぽいハードディスクとの戦いに喩えることが出来ます。

これって、いつか観た映画ですよね?


今のチャート http://www.bitcoinity.org/markets/mtgox/JPY?theme=light
日本円取引 http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/755.html  

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コメント
 
01. てんさい(い) 2013年11月20日 05:30:29 : KqrEdYmDwf7cM : 0kUGInjLpY
Bitcoinの価格がものすごい勢いで急上昇している10個の理由とは?
http://gigazine.net/news/20131119-10-reasons-why-value-of-bitcoin-is-skyrocketing/

2013年11月19日 09時20分26秒


Bitcoin Tickerによると、現在のBitcoin取引価格は1BTC(Bitcoin1枚当たり)平均786ドル(約7万9000円)であり、Bitcoin全体の経済規模は50億ドル以上とも予想されています。Bitcoinがネット上に登場し、価格を急騰させてきたその理由は一体どこにあるのでしょうか?

10 Reasons Why The Value Of Bitcoin Is Skyrocketing
https://bitcorati.com/2013/11/13/10-reasons-why-the-value-of-bitcoin-is-skyrocketing/

記事執筆中の段階では1BTC786ドルまで、価格が急騰し続けています。


◆01:違法ドラッグ取引サイトSilk Roadの閉鎖

By Steve Snodgrass

2013年の10月初旬、FBIがBitcoinで違法ドラッグの取引が可能なサイト「Silk Road」を閉鎖しました。このSilk Roadの閉鎖により多少Bitcoinの取引価格は下がりましたが、大きくBitcoinの価格が下がることはなく、下がった価格もすぐに回復しました。この出来事から分かることは、Bitcoinネットワーク上で取引を行う者たちの中で、非合法な取引にBitcoinを利用している人々はごく一部に過ぎないということ。また、Silk Roadが閉鎖したことで、投資家はよりBitcoinに投資する際のリスクが減ったと捉えたようです。

◆02:アメリカ政府の債務不履行問題

By MyEyeSees

2013年の10月1日から2週間以上にわたりアメリカの政府機関が閉鎖しました。この政府機関閉鎖の原因の1つである債務限度を巡る問題は、アメリカではいまだに健在で、国内外にフラストレーションを引き起こしています。この問題が政治や中央制御機関とは無縁な新しい通貨制度を求めることにつながり、Bitcoinの需要が増えることになったようです。


◆03:中国のBitcoin市場


現在、Bitcoinの需要は中国へ移っており、相場の行方は中国が握っているとまで言われています。10月に中国のBitcoin取引所であるBTC Chinaが世界一のBitcoin取引量を誇る取引所となりました。さらに中国最大のインターネット企業であるJaisuleは、自社サービスの支払いにBitcoinを利用できるようにしています。このように中国全体でBitcoinへの関心が高まっており、これはBitcoinの価格急騰において大きな役割を担ったといえます。

◆04:優良投資家の興味を引く
豊富な資金をもった投資家たちが大量にBitcoinを買っているようです。Facebookの元役員であるChamath Palihapitiya氏は、Bitcoinに500万ドル(約5億円)を投資しており、現在は追加で1000万(約10億円)ドルの投資を計画しているとのこと。Chamath氏の様にBitcoinに多額の投資を行う投資家は多く存在しており、それらの投資家たちはBitcoinへの純粋な興味から投資を続けている、とのこと。また、Bitcoin専門の投資信託であるBitcoin Investment Trustは、1500万ドル(約15億円)をBitcoinに投資したようです。

◆05:Bitcoin関連の新興ベンチャー企業の乱立

By Jonathan Waller

2013年10月、いくつかの大きなベンチャー・キャピタル投資家はBitcoin関連のスタートアップ企業に投資しました。Circle・Ripple・Labs・itBit・Gocoinなどの企業は約2000万ドルの投資を受けています。18か月に満たない期間で4000万ドル(約40億円)以上もの資金がBitcoin関連のスタートアップ企業に投資されており、これらの投資はまだ始まったばかりと考えられています。これらBitcoin関連のスタートアップ企業への投資が増えたのは、Brightcoveの創業者であるJeremy Allaire氏がBitcoin関連の新しい企業を作ってから産まれた流れ、とのことです。

◆06:さまざまなプラットフォームの存在
Bitcoratiによれば、現在50の異なるBitcoin交換所が存在しており、その中でもBTC China・Bitstamp・MtGox・BTC-eの4つは特に高い交換量を記録しています。さらに、CoinX・itBit・Kraken・Coinsetter・Coinfloorは将来有望な新しい交換所であり、btcQuickやLocalbitcoinsのようなサイトはBitcoinを現金に交換する際の方法としては良い選択肢です。

◆07:採掘の困難さ


採掘量が増えるにつれて徐々に困難になっていくBitcoinの採掘ですが、もはや利益をあげながら採掘を続けるのは不可能な状態であり、多くの採掘者たちは採掘をあきらめてBitcoinの買いに走ることになっているとのこと。

◆08:政府からのサポート


カナダや中国、ドイツ、オランダなどを含む複数の国々の政府では、直接的もしくは間接的にBitcoinをサポートしているようです。カナダは特にBitcoinを歓迎している国の1つで、バンクーバーのコーヒーショップにはBitcoin用のATMである「Robocoin」が設置されており、1週間で10万カナダドル(約946万円)も両替したことが判明しています。

◆09:Bitcoinを利用した取引の広がり

By BTC Keychain

その他の重要な傾向としては、さまざまなプラットフォームでBitcoinを使った支払いが可能となってきているということ。世界的な規模でさまざまなサービスがBitcoinへの対応を始めており、ロシアとアメリカのSubwayのフランチャイズオーナーは、店舗での商品購入時の支払い方法としてBitcoinを追加しており、RedditのBitcoinコミュニティではBitcoinを使った取引を多く見るようになりました。

◆10:メディアに取りあげられる

By Zach Copley

主要ニュースやテレビ番組、金融やテクノロジー界隈など、さまざまな場所でBitcoinは議論の的となっています。複数のメディアに取りあげられることでBitcoinの露出が増え、人々のBitcoinに対する関心はより高まった模様。時にはメディアがBitcoinに関する誤報を流したり、FUDを行ったりすることもあるそうですが、メディアがBitcoinを取りあげることは最終的にBitcoinの周知に非常に役立つ結果となっているようです。

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