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原油安でもシェール革命は続く ヤーギン氏に聞く:原油安の勝者は日本と中国:サウジはシェア確保に傾注
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/799.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 1 月 17 日 02:41:04: Mo7ApAlflbQ6s
 


※ 関連参照投稿

「原油価格、なお底値見えず NYで60ドル割れ:ウクライナや中東で争乱を続け原油価格を支えるのは愚かな戦術 」
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/645.html

「ロシアルーブル急落、最安値更新 利上げ効果限定的:ソ連崩壊やデフォルト騒動の要因と類似の様相:ロシア経済に対する打撃は?」
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/649.html

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原油安でもシェール革命は続く ヤーギン氏に聞く[日経新聞]
2015/1/17 3:30

 原油価格の急落は国際情勢や米国のシェールブームにどう影響するのか。エネルギー分析の第一人者であるダニエル・ヤーギン氏に聞いた。

ダニエル・ヤーギン氏 米シンクタンクIHS副会長。米エール大で英文学を専攻し、英ケンブリッジ大で博士号。代表作「石油の世紀」でピュリツァー賞を受賞した。67歳。

 ――原油価格はなぜ急落しているのですか。

 「まず米国のシェールブームが供給増をもたらした。昨年8月以降には世界経済の成長の鈍化が意識され、欧州や中国で需要が鈍る懸念が出てきた。リビアで生産が急回復し始め、価格の崩落につながった」
 「サウジアラビアが『原油価格調整』の役割を放棄したことも下落に拍車をかけた。サウジは減産すれば、米シェールだけでなく、イランやイラクなど他の中東諸国にもシェアを奪われる恐れがあった。サウジが減産に応じないのはシェアを確保するという経済的な強い動機のためだ」

 ――原油価格はどこまで下がるとみますか。

 「まだ底値をつけていない。2015年は北米のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の年平均で1バレル50ドル近辺で推移し、16年は15年に比べ10〜30%上がる見通しだ。米原油の増産基調は続き、15年の上半期まで減少はないと予想する。15年半ばに減り始める頃には(大きな混乱がなければ)価格について強気になる人が出始めるのではないか」

 ――1バレル100ドルの時代はもう来ないのですか。

 「絶対ないとは言い切れない。思い出して欲しい。過激派『イスラム国』が台頭した時、一時115ドルまで上昇した。生産地での政治的な混乱は今後も価格に影響を与える要素だ」

 ――倒産した米シェール企業もあります。

 「1バレル70ドルなら8割のシェール企業が成長できる。同60ドルだと利益が出るのは半分だ。足元は同40ドル台で、多くのシェール企業にとって厳しい局面にある」
 「ただコストは下がっている。見逃せないのは掘削や採集の技術が日々進化している点だ。今後はM&A(合併・買収)でコストを改善する企業も出てくるだろう。シェール革命は初期の段階だ。革命は続く」

 ――国際情勢にはどのような影響を与えますか。

 「ロシアは経済制裁と原油安のダブルパンチを受けている。資源分野での市場や資金の出し手を求め、中国により接近するだろう。イランのロウハニ大統領は経済改革を旗印に、米国と対話路線だ。原油安で経済が混乱すれば最高指導者が反米的なだけに、政治的に苦しい立場となる」
 「今回の局面で勝者は原油を輸入に頼っていた日本と中国だ。特に日本はエネルギーの高いコストが製造業の競争力を損なっている事実がある。安倍晋三首相はエネルギー安をいかし、経済を活性化する政策を『4本目の矢』として推進すべきではないか」

 ――米国はどうですか。

 「今回の原油安局面では米国も(ガソリン安による消費の活性化などで)勝者の部類に入るが、事情は複雑だ。例えば、石油開発が盛んなテキサス州は2008年の経済危機の時は、それほど影響を受けなかったが、今回は相応のマイナスの影響が出る可能性がある」
 「注目しているのは原油輸出解禁の議論の行方だ。原油を輸出すると、国際市場に価格がさや寄せされ、ガソリン高につながると懸念されていた。しかし、そんなことはない。原油輸出は米国の世界への影響力をさらに高める。日本も(有数の原油産地の)アラスカから輸入できるようになる。足元のガソリン安で、原油輸出の解禁を巡って議論するには良いタイミングだ」

 ――原油の供給過剰の解消には時間がかかりそうです。

 「(需給のバランスが取れていた)過去とは全く違った世界になってしまった。国家や企業は多くの開発投資を実施してきた。しかし、供給が増えた割には、需要が予想したほど増えなかった。かつての中国のような高い成長を誇る国はもはやない」

 ――足元の原油安の状況は想定外だったのでしょうか。

 「実は、2年前に『ボルテックス』と名付けたシナリオを作ったことがある。(シェールの台頭などで)1バレル50ドルに向かうというシナリオだ。その時、人々はありえないと言った。人々は原油を考える場合、コンベンショナル(在来型)的な発想を壊さなければならない。世界は変わった」
 「過去11年を振り返っただけでも、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ(BRICS)の台頭、08年の突然の需要の落ち込み、11年には民主化運動『アラブの春』による中東での市民革命、そして、米シェール革命が起きた。少し振り返るだけでも多くの出来事があった。まさに、人は物事が進んでいると知ったときには、既に新たな要素が生まれて変貌してしまっている。我々が置かれている環境もまさにそうなのかもしれない」(ワシントン=稲井創一)

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H6K_W5A110C1I00000/?dg=1

 

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コメント
 
01. 2015年1月17日 10:56:29 : YNcVp1GrZg
>――1バレル100ドルの時代はもう来ないのですか。

くるでしょ。
そんなことより、こなくても困らないようにするための新しい枠組みを作ることのほうが先決問題。
ロシアは取り組んでいるが、アメリカは相変わらずドルに物言わせることしかできないようだが、それでいいのかね。
日経の記者はそういうことは聞かないのね。
シェール革命のインチキとかさ。


02. 2015年1月17日 13:00:39 : EAkIk2fULU
シェールがコケるのを防ごうと米国は今必死にフランスでテロやって、
フランスとイスラムの戦争になりそうやな。原油価格が上がって、米国も
願ったりの叶ったりや。

しかし、意外とフランス人も食えんやつらで、パフォーマンスだけやったりする。
そうなると、シェールがコケる。そして、ドルがコケる。

それはどうでもいいとして、石油に変わるエネルギーなんていくらでもネタが
あるんだから、それをやろう。米国内はね、そんな兆候まったく見えない。
これはね、ほっといても国が衰退するよ。

栄えた国が必ず衰退するのは、既得権益が出来て、そしてそれを潰せないから。


03. 2015年1月17日 15:40:51 : I1dXExxYp2
例えば我が国などは地熱の好適環境にある。が、避けて通る。イノベーションは権益と添ってはじめて実現できるようだ。水素燃料電池は既存権益が乗り換え可能だからこそ実現した。他は実現可能かどうか。

04. 2015年1月17日 20:10:25 : xAQCJA1WS6
> 「ただコストは下がっている。見逃せないのは掘削や採集の技術が日々進化している点だ。今後はM&A(合併・買収)でコストを改善する企業も出てくるだろう。シェール革命は初期の段階だ。革命は続く」

この裏側に真実が隠されている。コストが下がっているのは直接生産コストであり、開発コストはそうはいかない。ゴールドマンは暫く前まで、原油価格150ドルとか言ってたはず。投資案件の多くはその前提で資金調達されている。それが50ドル以下になれば、その投資が破綻するのは当たり前。サブプライムショックならぬエネルギーバブルショックが起きるだろう。来年までに価格が上がらなければ、革命は、詐欺だったとことが露見するろう。

原油だけでなくあらゆる商品価格が下落し、世界的なデフレは一層進展する。金融緩和による安易な資金調達で、過剰な開発投資を続けた結果、供給力が過大になっているのがデフレの真の原因だ。さらに投機資金による価格つり上げの結果、省エネ技術開発や代替エネ開発まで進んで、需要は減る一方。新興国の需要拡大が一服したところで、一気に需給バランスがくずれた。論者の来年は価格が上がってほしいという希望的観測を裏切って、この価格低迷は長期化する。従って、間違いなくバブルの崩壊が起きる。

エネルギー産業はリーマンショック後の低迷する米国経済の中で数少ない成長産業で、多くの雇用と投資需要を生みだした。それが破裂すれば、雇用情勢の悪化と投資需要の急速な減少から、デフレは悪化する。FRBは今年中に利上げどころか、QE4に追い込まれるだろう。そして愚かなクロダ日銀は、バズーガ3,4、・・・。威力はピストルの弾丸なみになり、やがて銃倉の弾丸を撃ち尽くして、ジエンド。


05. 2015年1月17日 20:22:10 : jXbiWWJBCA

インドなどアジアの消費国民にとっては、基本的に大きなプラス要因

http://www.nikkoam.com/files/fund-academy/rakuyomi/pdf/raku150116_02.pdf
原油安の恩恵を受けるインド
Vol.910
〜中央銀行は緊急利下げを実施
インド準備銀行(中央銀行)は、15日に臨時の金融政策決定会合を開催、政策金利であるレポ金利の引き下げ
(8.00%→7.75%)を決定し、即日実施しました。2013年5月以来となる利下げを実施した主な背景として、足元
の原油安に伴ない国内の物価上昇圧力が緩和したことが挙げられます。想定外のタイミングでの利下げが、イン
ドの経済成長を後押しするとの期待が高まり、15日の同国株式市場およびインドルピーは共に上昇しました。
現中央銀行総裁であるラジャン氏は、2013年9月の就任以降、高水準で推移する物価上昇(インフレ)率への
対応として、段階的に利上げを実施し、政府と足並みを揃えながらインフレ抑制に取り組んできました。そして、こ
こ半年は食品価格が低下傾向だったことに加え、足元の原油安に伴ないインフレ圧力が大幅に後退したこともあ
り、ここ3ヵ月、中央銀行が2016年1月の目標とする6%を下回り推移しました。これにより、利下げ余地が生まれ、
ラジャン総裁は就任後初の利下げに踏み切りました。なお原油安は、ロシアや中東など産油国の経済を直撃し
ていますが、原油を輸入に頼るインドにとっては追い風となっており、昨年10月には、政府が軽油の価格統制を
撤廃し、統制価格の維持に充ててきた補助金を削減しました。更に、11月には燃料税の引き上げを実施しており、
政府は、原油安の恩恵を受け、財政再建を目的とした新たな経済改革を打ち出すことが可能となったと考えられ
ます。
市場では追加利下げを予想する声もあり、中央銀行の金融緩和に対する積極的な姿勢が、新たな需要の創出
やインフラプロジェクトなどへの投資拡大に繋がると期待されます。また、原油安という市場環境の変化は、双子
の赤字の改善にも繋がるとみられ 経済改革を推し進める政府と インフレ抑制に立ち向か てきた中央銀行の 
の赤字の改善にも繋がるとみられ、経済改革を推し進める政府と、インフレ抑制に立ち向かってきた中央銀行の
両者に恩恵をもたらすことから、引き続きインド経済が、世界の投資家の注目を集めると見込まれます


06. 2015年1月19日 21:30:27 : j3sfPiSTZs
本筋は水素だろう。
誰でもわかる。
誰も止められない流れ。

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