http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/824.html
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東海アマさんが、ダム工事現場で作業員がコンクリートに生き埋めにされたことに言及している。
長い文章なので一部だけ抜粋するが、ぜひリンク先に飛んで全文を読んでいただきたい。
「ダム問題 その5」 (東海アマのブログ 2009/7/13)
http://blogs.yahoo.co.jp/tokaiama/3565048.html
------(引用ここから)--------
(中略)
冒頭に挙げた、経営者は若い頃、佐久間ダムの工事に参加した。
その様子を語ってくれたのだが、上に書いている雨竜ダム工事現場の情景とまったく同じことを言った。
すなわち、ダム堰堤コンクリート打ち現場では、巨大な足場(当時は木製)のなかで、上から生コンがバケットで流し込まれる。すると、ときどき足場が崩壊 して作業員がコンクリートに埋まってしまう。しかし誰も助けようとしない。そのまま生きているのに、上からど、どんどんコンクリートを注いで埋めてしまう のだという。 これを人柱と呼んでいた。
また終業後、ケンカをして傷ついたり死んだりした者も、片っ端から堰堤のコンクリートに放り込んで埋めた。
「いったい、どれくらいの人柱が埋まっているのか? オレの知ってるだけで50人は超えるんとちがうか」
と彼は語った。
佐久間ダムでは、1953年から、わずか3年余りのもの凄い突貫工事をやった。このため、人の命など屁とも思わず、死のうが怪我をしようがいちいち工事を中断せずに、強引に貫徹し、死者はそのまま報告もせずに埋めてしまったのだという。生き埋め者も多数いたという。 (以下略)
------(引用ここまで)--------
戦後になってもこういうひどいことが行なわれていたことに驚愕するが、
おそらく事実であることは間違いないだろう。
戦前はこういった奴隷労働が当たり前に行なわれていたのだ。
すぐ思い出すのが、北海道・常紋トンネルの人柱事件である。
常紋トンネル --- 鉄道ファンか心霊スポットに詳しい人でもない限り、知る人は少ないかも知れない。
北海道・石北本線のこのトンネルは、タコ労働者の過酷な労働により、3年の難工事の末、
1914年(大正3年)に開通した。
本州からだましてつれてきた労働者をタコ部屋を監禁、監視の下、1日15時間以上、
休日なしの過酷な労働を強いた。
トンネル掘削は、明かりさえあれば昼夜、天候に関係なく作業が続けられるのをいいことに
体がボロボロになるまで酷使させられたという。
監視が厳しく、過酷な労働に耐えられず逃亡して捕まれば、見せしめに絶命するまで
リンチを加えられた。病気で倒れる者も多かったが、治療もされず死ぬまで放置された。
あの蟹工船がはるかにましに思えるほどの極悪非道が行なわれていたのだ。
トンネル完成後、地元では、あのトンネルには人柱が埋められている、幽霊が出るといった
気味の悪いうわさが絶えなかった。
そして1970年。十勝沖地震によりトンネルの壁が損傷し、改修工事を始めたところ、
崩れた壁の間から出てきたのである。
立ったまま塗りこめられた人骨がいくつも発見されたのだ。
そしてトンネルの入口付近でも続々と人骨が見つかった。その数は500体以上。
骨には、過大な荷重による損傷や、暴力を受けた痕跡があったと言う。
おそらく、トンネル完成後、口封じのため生き残った作業員も全員殺されたのだろう。
うわさは真実だったのだ。
これだけの人骨が見つかれば、たとえ刑事事件として時効であっても、
政府による公式な調査が行なわれるのが常識だろう。
しかし、驚くべきことに慰霊塔が建立されただけで、全く調査は行なわれなかった。
そもそも、タコ労働者に関しては公式な記録すら残っていない。
労働者の管理は下請け業者の責任であって、依頼主である政府は知らぬ存ぜぬというわけだ。
下手に調査をすれば、官僚や政治家との黒いつながりが曝露されてしまう。
だから臭いものには蓋をして終わりである。
このトンネル以外にも、とくに北海道には、ダムや橋など労働者を酷使して突貫工事されたものが多く、
人柱のうわさがあちこちにある。おそらく、それらの大半は真実であろう。
さて、100年後の現在、福島原発の作業員がおかれている極めて劣悪な労働環境は、
当時と大して変わっていない。
無くなったのはタコ部屋ぐらいのもので、だまして連れてきて働かせる、賃金の大半はピンハネする、
違法な多重下請けで管理責任をごまかすなど、雇用主のやりたい放題だ。
健康被害はすぐに起きないことをいいことに、健康管理もいい加減で、作業者がどうなろうと
知らんぷりだ。
作業者に命を削る労働を強い、搾取し、使い捨てにする根本的な人権無視、蹂躙は
何も変わっていない。
政府は見て見ぬふりだ。これでは、とても民主国家、人権国家とは言えまい。
実は、福島原発事故でも作業員をコンクリート詰めにしたといううわさがあるのだ。
1号機爆発後、南相馬市立総合病院に逃げてきた住民の汚染は何と10万cpmを超え、
測定器が振り切れたという。
爆発した原子炉の近くで作業していた人の汚染は想像を絶するものだったろう。
初期収束作業で亡くなった約200人は、遺体の放射能汚染がひどく、近寄ることもできず、
密かにコンクリート詰めにして、どこかへ処分したと言われている。
福島原発事故の死亡者はゼロというウソをつき通すためにも、極秘に処理する必要が
あったのだ。
何十年もたって忘れ去られたころに、常紋トンネルのように、ひょんなことから
投棄されたコンクリート塊が見つかり、中からおびただしい数の白骨が出てくるかも知れない。
コンクリート詰めにされ、供養もされず、闇に葬られた犠牲者たちの怨念はいかばかりか。
こんな罰当たりなことをすれば、福島は復興どころか、何世代にもわたって祟りを受けても
不思議はない。
弱い立場の労働者を平気で食い物にして金儲けするようでは、とても世界に胸を張って誇れる
一流の人権国家とは言えまい。
いったいどこが"美しい国"なのか。
戦後、日本は改心して人権を守る国家に変わったと思ったが、実はそれは上づらだけで、
弱い立場の人間の人権を当たり前のように無視、蹂躙するという極悪非道な本質は
戦前と全く変わっていない。
今回の福島原発事故で、それがはっきり再認識されたと言えるだろう。
(関連情報)
「常紋トンネル」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E7%B4%8B%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB
「北辺に斃れたタコ労働者」 (著作提供:小池喜孝氏)
http://www.h2.dion.ne.jp/~cha2/essay/kaitaku/main.htm
「人間の生き埋め」 (同)
http://www.h2.dion.ne.jp/~cha2/essay/kaitaku/3.htm
「石北本線の常紋トンネル・北海道 最恐の幽霊トンネル」
(Youtube 【閲覧注意】放送禁止の激ヤバ危険地帯まとめ)
https://www.youtube.com/watch?v=laPhny-Ze8s
「事故犠牲者は完全に隠蔽 闇に葬られる福島の英雄たち」 (拙稿 2013/12/2)
http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/115.html
「2号機の 『 温度上昇 』は、本当だった 遺体をセメントに詰めて遺棄」
(もう黙ってられない! 原発なくせ! ちばアクション 2012/2/15)
http://blog.goo.ne.jp/chiba20110507/e/0bdc7eba189e04a14355f98cf040d2f0
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