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白米偏食は死の危険!加工食品は食べる価値ゼロ、間違った食事で脳の異常や深刻な病気(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/696.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 18 日 00:44:36: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

白米偏食は死の危険!加工食品は食べる価値ゼロ、間違った食事で脳の異常や深刻な病気
http://biz-journal.jp/2016/05/post_15134.html
2016.05.18 文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事 Business Journal


 本連載において、過度に加工された食品の栄養的価値が著しく低いことは再三にわたって申し上げてきましたが、このことはカロリー中心主義をとる旧態依然たる栄養学では、到底理解できないでしょう。したがって、解決に導くこともできません。その古い栄養学を基に考察・考案され厚生労働省が推奨している食生活の指針も、いうまでもなくあてになりません。

 実際に厚生労働省が示す食生活指針に沿った食事内容を摂り続けている人はほとんどいないでしょう。仮に、そのような食事を続けているとしたら、その方はすでに健康を害しているかもしれません。また、体調がおかしいということに気づき、食生活を変えた人もいるのではないでしょうか。

 そもそも栄養学というものは、私たちにとっての理想的な食事のあり方を追求し、究明するための学問ですが、その解明した事実・真実を日常の食事内容に落とし込むことができて初めて、学問的価値を認めることができるはずです。

 私たちがもっとも頻繁に接する、過度に加工された食品の代表格は白米でしょう。その白米を食事の中心に据え、主食などと謳っている栄養学を、どうしてまともに信じることができるでしょうか。

■白米が死をもたらす

 白米が体に良くないということは、江戸時代末期には、まだわかっていませんでした。実際に、米を精製加工することで欠落するビタミンB1不足によっておこる脚気に罹患する人がたくさんいました。

 当時は「江戸患い」と呼ばれていた脚気ですが、それは参勤交代で江戸詰めになった武士が体調を悪くし、国許に戻ると良くなることから、そう呼ばれていたのです。江戸で白米を食べるという食習慣が問題だったのですが、残念ながら当時はそのことを解明できなかったため、脚気で命を落とす人も随分いたようです。

 徳川家・第13代将軍家定、第14代将軍家茂、そしてその妻であった和宮親子内親王も脚気で死亡したといわれています。

 明治に入ってからも脚気は猛威を振るい、日清戦争で戦地に赴いた兵士の間でも蔓延していました。陸軍も海軍も、この脚気の流行には頭を悩ませたようですが、はじめにその解決法を見出したのは海軍です。後に海軍軍医総監となった高木兼寛が栄養障害説を唱え、麦飯を食べさせるなどの兵食改良を進めたことにより、海軍兵士は脚気を克服していきます。

 後れを取ったのは陸軍でした。19歳という、当時としては最年少で東大医学部を卒業し、後に陸軍軍医総監にまで上り詰めるエリート軍医、森林太郎(森鴎外)が脚気細菌説を唱えて海軍の高木を激しく攻撃します。

 脚気という病気は手足のしびれからはじまり、足のむくみが出て、やがて食欲不振となり、動悸がしたり、さらに進行すると歩行困難となり、最後には心不全で死亡してしまいます。

 海軍と同じように、陸軍も麦飯を導入すれば間違いなく脚気によって命を奪われる兵士の数は減ったはずです。しかし森鴎外は自説に固執し、兵士に麦飯を供給しなかったのです。それどころか、脚気がビタミンB1不足によって起こるということがわかって以降も、生涯にわたって誤りを認めませんでした。

 念の入ったことに森鴎外は、日清戦争後に『衛生新篇』という書物を刊行しています。この本は1000ページ近い大作ですが、その中には脚気への言及は一切なかったそうです。どうしても脚気の原因が栄養にあるということを認めたくなかったのでしょう。

■栄養学を軽視する日本

 なぜここまで頑ななのかと不思議に思いますが、結局のところこの騒動以来、日本においての栄養学は学問的に隅に追いやられることになります。そしてそれは今でもあまり変わりがありません。欧米などの先進国において栄養学は、医学の一系統として扱われていますが、日本では家政学のカテゴリーに入ります。知人の医師に聞いても、医療現場では栄養学的な議論はしない、というのがお決まりのようです。入院患者などの食事に関する指示出しも医師からの一方的なもので、管理栄養士でさえ口出しはできないのが現状です。

 日本では、さまざまな社会現象、事故、犯罪に、食事や栄養というものがどれほど深くかかわっているかが議論されることもなく、原因解明もなされないのです。犯罪学、犯罪社会学といった学問分野がありますが、研究者は犯罪者たちの脳の異常に気づいています。そして、脳の異常には食事が多大な影響を与えていることにも気づいているようですが、肝心の食事内容に言及する、言及できる栄養学者がいないというのが現状です。そのため、犯罪と食事の関連性は明らかになりません。もっと研究を進めなければいけない分野だと思います。

 たとえば、低血糖、あらゆる食べものに含有されてしまっている化学物質、カドミウム・鉛・水銀などの有害ミネラルと体に必要な有効なミネラルの違い……、挙げれば切りがありませんが、これらがすべて脳の異常に関連を持つということは、すでに明らかになっています。

 学問というものが、本当に人間の幸福や社会の発展のためにあるならば、栄養学は医学の一分野として認められてしかるべきで、そうなれば犯罪のみならず糖尿病をはじめとした生活習慣病と呼ばれる疾患、鼻・耳・目などの感覚器官にかかわる疾病、うつ病や子供たちに多発するADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)の治療にも光明が見いだせるかもしれないと思うのです。

 それがいつ訪れるかわかりませんので、私たちは日常の食事の中で加工食品の比率を下げ、精製度の低い食品を選び、できるだけ自然に近い食べものを多く食べることを心がけるようにしましょう。それは誰のためでもなく、自分と家族のためです。過度に加工された食品が食べるに値しないということを、もっと多くの人が知るべきですし、すでに知った方はそれを伝えるようにすべきです。

(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)
 

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コメント
 
1. 中川隆[2478] koaQ7Jey 2016年5月18日 08:28:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2730]
>白米が体に良くないということは、江戸時代末期には、まだわかっていませんでした。


食パン・インスタントラーメンは植物油が大量に含まれているので白米より何千倍も有害


トランス脂肪酸(食パン、インスタントラーメン、マーガリン、ショートニング)は食べない。

私がオーガニックな生活を行ううえで、実践してるひとつにトランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)などの食品を出来るだけ食べないというのがあります。

トランス脂肪酸の危険性については、オーガニック系(健康や病気に関すもの)の書籍でもよく言われていますが、インターネットで”トランス脂肪酸”と検索してみるだけでも様々な健康被害や体への影響等が確認できます。

トランス脂肪酸が与える健康への影響

悪玉コレステロールを増加させる。動脈硬化、心臓疾患、ガン、免疫機能、認知症、不妊、アレルギー、アトピーなど。

上記のように悪影響がありますので、トランス脂肪酸に関しては、出来るだけ食べないようにするのが理想です。

トランス脂肪酸を不摂取の実行はなかなか難しい

ただ、このトランス脂肪酸ですが、よく言われてるのがマーガリンなので、マーガリンそのものを食べないようにすればいいと考えがちですが、実はマーガリンは様々な食品に含まれているので、もしトランス脂肪酸自体を今後摂取しないと決めると、かなりの食品が食べれなくなることになります。

私もトランス脂肪酸の不摂取はできる限り実行に移していますが、以前まで食べていたものが、これを実行することで、かなりの割合で食べれなくなることに驚きました。

トランス脂肪酸(マーガリン)が含まれている食品

パン(菓子パン含む)
クッキー(お菓子)
その他マーガリンやショートニングを使用した食品

マーガリンがダメということで、まずほとんどの大手食品会社で作られている食パン(菓子パン含む)は残念ながらほぼ全滅します。購入するときに、商品の表面や裏側に記載されている原材料の表示部分をぜひ確認してみてください。

こんなにもマーガリンが使われていたのかと思うほど、本当にたくさんの食パンにマーガリンが使われています。危険だといわれているのにも関わらず、特に菓子パンはほとんどがダメです。

なかにはマーガリンが入っていないパンを見つけることもありますが、そこにはマーガリンの代わりにショートニングが入っていて、このショートニングもトランス脂肪酸なのでNGです。

結局食パンに関しては、トランス脂肪酸に気をつけるなら、大手の食品会社の食パンはほぼ食べられなくなりますので(大手食品会社のものにはマーガリン以外にも添加物や保存料もかなり入っていますのでおすすめできませんが)、もし今後もパンを食べるなら、トランス脂肪酸に気をつけているこだわりのパン屋さんを見つけるしかありません。

このトランス脂肪酸に出会うと、実はパン屋さん探しをしないといけません。

脂肪酸に理解のあるパン屋さんの探し方

近所のパン屋さんを一軒一軒当たっていくのもいいですが、意外とマーガリン使っていませんなどトランス脂肪酸に理解のあるパン屋さんは少ないです。

なのでインターネットのクチコミサイト(食べログ等)などで、自分の家の近くにあるそういうお店を探すのが良いです。地域名+パン屋さんで検索してまずは、近所のパン屋さんがどれ位あるか確認しましょう。大抵、トランス脂肪酸に気をつけていたり、有機にこだわっているパン屋さんは珍しいので、インターネットだとすでにクチコミが広がっていて、見つけやすいです。

私もネットで検索して、自宅から周囲20km圏内で4〜5件のこだわりのパン屋さんを見つけました。

ネットで見つけた後、ホームページとかで情報がなければ、直接お店にいって 「このパンはマーガリンは使ってますか?」と尋ねて、店員さんやお店の人の反応をみましょう。

トランス脂肪酸に詳しい人は、ちょっとしたキーワードに気づいて店員さんの方からいろいろ話してきます。全く気をつけていないパン屋さんは「この人何?」みたいな???のような感じになりますので、判断はすごくわかりやすいです(笑)

トランス脂肪酸に詳しいこだわりのパン屋さんはそこが売りでもあるので、バイトの店員さんにもある程度の知識を与えています。でないと、せっかく遠くからやってきたお客さんを逃がしてしまいますので。ぜひ上記のようなやりとりをして、トランス脂肪酸に気をつけている、こだわりのパン屋さんを見つけましょう。

ちなみにパンだけでなく、クッキー系のお菓子にもマーガリンは使用されていますので、お菓子を買うときには食パンと表示成分は常に確認しましょう。
http://www.herbnojikan.com/trans-fat.html

トランス脂肪酸を含まないパンは更に危険


山崎製パン「ランチパック」「芳醇」、発がん性物質指定の添加物使用、厚労省が表示要請

文=郡司和夫/食品ジャーナリスト.

山崎製パンの「ランチパック」

 動脈硬化や心臓病のリスクを高めることから、「狂った脂肪」と称されるトランス脂肪酸ですが、米国食品医薬品局(FDA)は、2018年6月以降トランス脂肪酸の食品への利用を禁止すると発表しました。

 トランス脂肪酸は牛肉などにも含まれていますが、これはシス型のトランス脂肪酸で、含有量はごくわずかなため心配はありません。健康に悪影響を与えるのは、人工的につくられるトランス脂肪酸です。これはマーガリンやショートニングの製造過程で、固形化するために行われる水素添加によって生成されます。

 世界的に10年程前からトランス脂肪酸規制の動きが強まり、03年に「食事、栄養及び慢性疾患予防に関するWHO/FAO合同専門家会合」は、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告しました。これを1日消費エネルギーが平均約1900キロカロリーの日本人に当てはめると、摂取量は1日約2g未満となります。

 食品安全委員会では日本人の1人当たり平均のトランス脂肪酸摂取量は消費エネルギーの0.3〜0.6%と試算、「日本人は欧米人に比べてトランス脂肪酸の摂取量は少ないので規制する必要はない」との見解を07年に出しています。そのため、日本では食品に含まれているトランス脂肪酸含有量の表示もされていません。

トランス脂肪酸低減に取り組む製菓・製パンメーカー

 こうした中で今年6月、FDAが3年後からトランス脂肪酸の食品への利用を原則禁止すると発表したのです。米国内の規制ですが、日本も「右へならえ」となるのが、これまでのパターンです。

 当然、日本の食品メーカーは本格的にトランス脂肪酸低減化に乗り出しました。特にマーガリン、ショートニングを大量に使う製菓・製パンメーカーは、死活問題として取り組んでいます。

 その中でトップを走っているのが、製パン業界最大手の山崎製パンで、全製品でトランス脂肪酸を大きく低減したとホームページで強調しています。ホームページを見ると、パン類から洋菓子までの多くの製品がトランス脂肪酸含有量0%となっています。

 おそらくトランス脂肪酸ゼロを前面に出しての広告販売戦略を今後展開していくのではないかと思います。

 しかし、トランス脂肪酸を低減化することによって新たな健康リスクが出ていることを消費者は見逃してはいけません。トランス脂肪酸を低減するには、マーガリン、ショートニングの原材料を大豆油などに比べて固体になりやすいパーム油に変更する、食品添加物のグリセリン脂肪酸エステル(乳化剤)を使って固形化しやすくする、などの方法があります。

パーム油使用では酸化防止剤として添加されているBHA(ブチルヒドロキシアニソール)のリスクがあります。BHAはラットの動物実験で胃がんが確認されています。グリセリン脂肪酸エステルはハムスターの動物実験で肝臓肥大、腎臓の石灰化が起こったという報告があります。トランス脂肪酸ゼロの表示に飛びつくと、こうしたリスクを新たに取り込むことになることを、消費者は留意しなければなりません。

危険な臭素酸カリウムを使い続ける山崎製パン

 それにしても、怒りさえ覚えるのは山崎製パンの企業姿勢です。もし、消費者の健康を第一に考慮しているのならば、トランス脂肪酸低減化よりも、すぐにやることがあるはずです。サンドイッチ状の惣菜パン「ランチパック」や食パン「芳醇」などに添加している小麦粉処理剤・臭素酸カリウムの使用を中止することです。

 臭素酸カリウムは、ラット実験でがんが確認されたことから、「食品添加物のFAO/WHO合同食品添加物専門家会議」(JECFA)で「遺伝毒性発がん性物質」に指定されています。国際がん研究機関(IARC)でも、「ヒトに対して発がん性があるかもしれない」という「グループ2B」に分類しています。

 臭素酸カリウムを添加すると発酵時間が短くなる上、傷んだ質の悪いパン生地でもふっくらと焼き上がるため、1980年までほとんどのパンメーカーが使用していました。しかし、国際機関で相次いで、臭素酸カリウムの発がん性が報告されたことと、学校給食から臭素酸カリウムを追放する消費者運動の高まりなどから、日本パン工業会は使用自粛を決定したのです。

 ところが突如、2004年に山崎製パンが使用を再開したのです。山崎製パンは日本パン工業会の会員ですから、まさに“掟破り”です。「高精度の分析技術が開発され、最終製品には残留しないことが確認された」というのが、使用を再開した理由です。

 臭素酸カリウムは、最終製品に残留しないことを条件に指定された食品添加物です。しかし、使用製品から臭素酸が確認されたことから、実質的な使用中止になったのです。

 山崎製パンでは、「高度の分析技術」で残留しないことが確認されたとしていますが、もっと高度の分析技術を用いれば、残留が確認されるのは間違いありません。それ以上に、臭素酸カリウムのような発がん物質が食品製造に使用されること自体がおかしいのです。どんな手違いがあり、食品に混入するかもしれません。

 もっとおかしいのは、厚生労働省の対応です。なぜ、臭素酸カリウムを添加物名簿から削除しなかったのか。削除していれば、山崎製パンが使用を再開することはできなかったのです。厚労省は、臭素酸カリウムの使用の際は、「この製品には臭素酸カリウムを使用しています」との表示をするよう山崎製パンに要請しています。本来、臭素酸カリウムのような加工助剤の表示は免除されています。それを表示するように求めているのは、厚労省も「できれば消費者には食べてほしくない」と考えているのかもしれません。

 ともあれ、山崎製パンが消費者の健康を本当に考えているのならば、何よりも臭素酸カリウムの使用を中止するべきです。
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11512.html


コンビニのパンは超危険?見えないかたちで大量の添加物、健康被害の恐れ
文=郡司和夫/食品ジャーナリスト.

“混ぜ屋”と呼ばれる食品添加物メーカーがある。混ぜ屋は、添加物の原末(原料)を化学薬品メーカーから仕入れ、それぞれの加工食品に適した食品添加物を製造して販売する業者のこと。東京都内の混ぜ屋の社長に「今、添加物で気になっていることはありますか?」と聞いたところ、社長は即座に「pH調整剤です」と返答した。

「弊社では、コンビニエンスストアチェーンと取引のある製パン業者の注文を受けてpH調整剤を製造していますが、サンドイッチに添加するpH調整剤の量が非常に多いのです。そこで、製パン業者に『もう少しpH調整剤を抑えて使ったほうがいいと思いますよ』と進言したのですが、『コンビニチェーンからの要求ですから』と受け入れられませんでした。pH調整剤は“日持ち向上剤”ともいわれ、食品の腐敗を防ぐ役目があるのですが、あんなに多量に添加すると、食べた人の健康保持に不可欠な腸内細菌の善玉菌まで殺しかねないと、心配しています」

 pH調整剤は食品のpHを弱酸性(6.0〜6.5)になるよう調整することで、食品の腐敗を抑える添加物。クエン酸、フマル酸、重合リン酸塩など複数の成分が配合されているが、一括して「pH調整剤」と表示される。したがって、消費者は具体的な添加物名がわからない。しかもpH調整剤は、対象食品も使用量も制限がないため、コンビニチェーンや食品メーカーにとって非常に都合のいい添加物となっている。

 通常、食中毒防止に保存料を添加した場合には、「保存料(ソルビン酸カリウム)」などと具体的な使用成分を表示しなければならない。昨今は保存料に発がん性などの不安を感じている消費者が増えており、コンビニや食品メーカーとしては、売り上げに響くので保存料はできるだけ使いたくないのが本音だ。こうした理由から、pH調整剤は添加物メーカーが心配するほどの使用量となっているのだ。

 pH調整剤に使われている添加物の中で、特に問題なのはリン酸塩である。リン酸塩の過剰摂取は、ヒトの腸管から血液中にカルシウムが吸収されるのを妨げてしまう。血液中のカルシウムが不足すると、血液のpHを保つために骨からカルシウムが溶け出す。そのカルシウムが神経細胞内に溜まると、イライラや神経過敏を引き起こすといわれている。いつもイライラしたり、突然キレる人が非常に目立っているのも、リン酸塩の過剰摂取が一因にあるとの指摘も多い。また、リン酸塩はカルシウム以外のミネラル(微量元素)の吸収も阻害する。特に亜鉛を体外に排出してしまう。亜鉛は脳が正常に働くために必要不可欠なミネラルで、亜鉛不足もキレる現象につながっているともいわれている。

 健康な食生活を送るには、食品の成分表示欄にリン酸塩の記載がないことを確認してから購入することが大切である。

 しかし、食品メーカーのリン酸塩隠しが巧妙化している。pH調整剤として使用することもその一例だが、ここ数年非常に目立っているのは、「調味料(アミノ酸等)」の中にリン酸塩を使用するケースだ。一般的に、「調味料(アミノ酸等)」と食品表示があれば、グルタミン酸ナトリウムなど複数の化学調味料が含まれているが、最近はこれにリン酸塩を加えることが多くなっている。

「pH調整剤」や「調味料(アミノ酸等)」に隠されたリン酸塩に要注意だ。
http://biz-journal.jp/2015/04/post_9478.html


_______


結局、パンや麺類は白米の何千倍も危険だから白米だけ食べているのが一番安全だという結論


2. 中川隆[2479] koaQ7Jey 2016年5月18日 08:36:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2732]

野菜不足でかかる脚気を別にすれば、白米は一番安全で健康な食べ物

現代の日本人は今の倍の白米を食べても大丈夫


昔は一升飯食べても誰も糖尿病や認知症にならなかったよ:

糖尿病や認知症が増えたのは肉や植物油や化学調味料を大量に摂る様になった最近だけ


糖尿病患者数は、図1のようにこの50年間で約35倍と著明に増加している。
https://www.ntt-west.co.jp/osaka-hosp/community/letters/vol_26.html


昭和20年代に1日平均摂取量 穀類500g、脂肪18g

現在はそれぞれ280g、60g


炭水化物の摂取量が半分になっているのに糖尿病患者の数は35倍に増えている

従って糖尿病と炭水化物の摂取とは全く関係ない


____

一升飯のカロリーを計算して見ました

青森県の野辺地町には、二、三食分を一度に食べておく、タメゴクという食べ方があるそうです。

また、福井県の漁師さんは、漁に合わせて一升飯を食べる、 食いおき、食いおくりという、食べ方があるそうです。

戦国時代に米などを運んだ小荷駄隊に属していた人も、 連続して力仕事をした後に、一日分の食事として一升飯を食らったとの記載があるそうです。

当然ですが、一升は1合の10倍で、1合の容積は180ccで、 一升は1800ccです。また、1合の米の重さは約150gですが、 乾燥状態により多少違いがあります。さらに、米(炊飯前)カロリーは、 日本食品標準成分表によると100g当たり356kcalです。炊飯器用のカップは すり切りで1合で150gです。1合はカロリーにすると534kcalになります。

さらに、炊飯すると水分を吸って重量は2.2〜2.3倍になりますので、 一合の米を炊くと約330gのご飯になります。一升の米を炊くと重量3300gの ご飯になり、カロリーは5540 kcalになります。

肉体労働をする人や スポーツ選手などの消費カロリーを考えると納得するカロリーですが、 体重が3.3s増えることになります。
http://www.i-apple.jp/samantha/2010/12/post_2328.html


明治人はどのくらい米を食べていたのか? 2014-08-26


昔の農家の人は一升飯を食ってたみたいな話があって、一升というと1.8リットル分の米です。

肉体労働をしてない人はというと、年間一石(180L)あれば、生きていけるとされていました。いやいや1石というの180Lではなくてだなぁみたいな話もあるわけですけど、その辺りのことは興味もないので詳しいことは知らないです。

現代だと1人あたりの消費量は60キロ弱くらい、それでは明治あたりだとどのくらい食べていたのかなと気になりましたので、少々調べてました。

まずは調べやすいところから調べてみますと、日露戦争の頃の日本兵は、1日に6合の米を食べていたそうです。

飯盒というのがありますけど、あれで米を4合炊くことが出来る。1回の炊事で2回分の米を用意できる設計になっているというわけです。どこで読んだんだか忘れちゃいましたが、1日6合でも量が少なくて腹を減らしてる人がいたそうですから、食べる人はもっと食べていたんでしょう。

それでは平均的な人はどのくらい食べていたのか?

掲載されていそうな資料を探しますと、上京し働きながら学ぼうとする苦学生向けのガイドブック的な書籍がありました。新聞配達などしながら、学問を収めようとしている若者向けの書籍です。そこそこ裕福ではあるけれど、お金持ちではない、いわゆる普通の若者たちです。

で、彼らが1日に食べる米の量は、月に2円25銭1.5斗(27リットル)、1日あたり5合(900グラム)弱でした。


実験苦学案内 独立自活 徳田紫水 明治36年


『学生自活法』『自活苦学生』などといった類書でも、同じ程度の数字ですからわりあい信頼性は高いと考えることができます。

おかずが1円というのはよく分からないかもしれませんが、明治30年代半ばだと安い牛肉の切り落としほんの少しとネギを煮た鍋的なものが7銭くらい、具の少ない味噌汁が2銭くらい、漬物1ヶ月分が50銭くらいの貨幣価値です。

ついでなので大正7年だとどうかというと、健康な成人男性ならば、4合くらいとされています。


一日十銭生活 赤津政愛 大正7年


ただしこれはあまりお金がない肉体労働者の事例で、お金のある人はどうかというと、3合くらいの量でした。多少時代が違いますけど、大正4年の資料を見てみましょう。

一家の経済 一名安価生活法 長田秋生 大正4年


明治の学生がおかずに使うお金が米の半分だったのに、こちらではお米代の2倍以上をおかずに費しています。その反面、米の量は1.5斗(27リットル)から1斗(18リットル)に減っています。1日あたりだと3合くらいです。

なぜに彼らがこんなに米を食べてて太らなかったのかっていうと、おかずの量が少ないってのと、運動量が多いってのがあります。徒歩旅行で20kmくらい歩くのはわりと普通、50kmくらいだと健脚みたいな感じだったみたいですから、足腰はかなり強い。今よりもずっと歩いていたことが想像できますね。

日本人には米から栄養を取りまくり、カロリーを消費しまくるという手法で、栄養を取っていた時期があったというわけです。

そんなわけで本日は昔の日本人がどの程度の米を食べていたのかというお話でした。
http://ch.nicovideo.jp/yamasitataihei/blomaga/ar607161


日本軍兵士1日の米の定量は何グラムだったんでしょう。
いろいろ調べると、六合(900グラム)という記載があったのですが そんなに食べられるもんなんでしょうか。


1. 六合はちょっときついかもしれませんが、僕らでも登山の時は1食1合くらい平気で食べます(おかずないし)。

 ひたすら長距離を歩き、常に激しいストレスにさらされる(ストレスも空腹の元ですね)兵士にとって、「ちょっと多いな」くらいなのかもしれません。

 当時はおかずも殆どないし、昔の人はご飯をたくさん食ますから。


2.極めておおざっぱな略算ですが、

ご飯一杯(150グラム)は大体225Kcal、このうち半分は水ですから、白米一合で450Kcal。

重労働する人間が一日に必要とするカロリーを3000Kcalとして、これを全部米で取るとすると、白米7合ほど。

労働がハードで副食が貧弱なら、適切な定量と思えます。

話は飛びますが、江戸時代の「一人扶持」は一日あたり米5合ですね。


3.私は一日で5合のご飯を何も食べるものがなくレトルトカレーをかけて食べたことがあります。

結論からいうと一度に食べられる量など人それぞれでたくさんご飯を食べることになれているなら苦もなく食べられます。宮澤賢治も「一日5合の」といっています。


4.丸2月号に出ていた兵隊さんの手記によれば、1日5合4匁食べても腹7分目で、餅や菓子などを別に食べてたそうです。


5.昔は刑務所でも日に6合だったとか、吉村 昭著書にありました。


6.皆様、ありがとうございます。
1人900グラムだと1万人の部隊で1日9トンもの消費なんですね。

こりゃあ、保管も大変でしょうね。
前線では、洞窟などに隠したんでしょうか?
それにしても莫大な量で、改めて兵站の大変さを実感しました。


7.概ねみなさん答えていらっしゃるようですが蛇足で。

私の父(銚子出身ですが)いわく、昔は

「一升飯食えるようになれば一人前の大人だ」

と言われたんだそうです。実際に一升食っていたわけではないが、しかし確かに飯だけは今とは比べものにならないくらい大量に食っていたとも言っていました(おかずは漬け物くらいだったそうですけど)。


8.↑
なお「一食一升」ではなく「一日に一升」という意味です…
satoski


9.出征1日分の完全定量は、精米4合5勺(640g)、精麦1合9勺(200g)となっています。

なお、携帯口糧の場合は、精米1日分6合です。


10.実際に麦飯と「粉味噌、梅干し」の副食で(粉味噌は入手困難なので、インスタントの味噌汁で代用。)
で1週間ほど試してみて下さい。

通勤が片道7km自転車、34歳の私ですが1日5合は喰わないと目が回ります。
http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001303.html

糖尿病が増えたのは肉や植物油や化学調味料を大量に摂る様になった最近だけ

糖尿病患者数は、図1のようにこの50年間で約35倍と著明に増加している。
https://www.ntt-west.co.jp/osaka-hosp/community/letters/vol_26.html


昭和20年代に1日平均摂取量 穀類500g、脂肪18g

現在はそれぞれ280g、60g


炭水化物の摂取量が半分になっているのに糖尿病患者の数は35倍に増えている

従って糖尿病と炭水化物の摂取とは全く関係ない


3. 中川隆[2480] koaQ7Jey 2016年5月18日 08:49:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2733]

本当に危険なのはトランス脂肪酸ではなく植物油


危険な植物油を大量に含む食品

インスタントラーメン、ピザ、食パン、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシング、
ホイップクリーム、アイスクリーム

市販のカレー、シチュ-、ハンバーグ、おでん、から揚げ、トンカツやコロッケ、天麩羅

マウスを使った実験では、バターを多く食べさせたマウスには癌の発生は見られませんでしたが、マーガリンを多く食べさせたマウスでは、癌の発生が増えたそうです。


バターにもトランス脂肪酸は沢山含まれているのですが、バターはいくら食べても大丈夫なのですね。


サラダ油が脳を殺す!認知症の原因!外食の油料理や市販のドレッシングは厳禁
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11741.html


 かつて我が家でも常用していたサラダ油は、サラダのネーミングから連想するヘルシーなイメージとは裏腹に、全身の細胞を炎症系に変えるリノール酸の過剰摂取の元となります。さらに、世界中で規制されているトランス脂肪酸を含んでおり、“使ってはいけない油”でした。

 サラダ油は日本農林規格(JAS)に定める日本独自の精製植物油で、クセがなく安価なことから、家庭用の調理油や外食の揚げ油、マヨネーズの主原料など幅広く使われています。スーパーマーケットなどで売られているサラダ油は、主に大豆と菜種(キャノーラ)を原料とした調合油で、人気のキャノーラ油もサラダ油の一種です。

 そのサラダ油を断って、娘のアトピーや私の花粉症が改善した体験から、サラダ油の害は知っていたつもりでしたが、2012年の夏、衝撃的なタイトルの本を見つけました。

0629_sinkanjp.jpg『サラダ油が脳を殺す』(山嶋哲盛/河出書房新社)

 それは、『サラダ油が脳を殺す』(山嶋哲盛/河出書房新社)で、著者は金沢大学医学部の脳科学専門医学博士です。
「サラダ油が脳を殺す?」「どういうこと?」と疑問に思い、すぐに購入して読み進めるうちに新しい事実を知り、愕然としました。

 それは、「サラダ油に含まれるリノール酸を加熱すると、ヒドロキシノネナールという神経毒を発生させ、それが蓄積し細胞膜を連鎖的に錆びさせ脳細胞を死に至らしめ、やがて認知症を発症し、ついには脳を殺す」(『サラダ油が脳を殺す』より)というものです。

 認知症は、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気で、アルツハイマー病も認知症の一種です。サラダ油の長年の摂取が認知症の原因となるため、同書では「直ちにサラダ油はやめなさい」と記述してありました。

 神経毒のヒドロキシノネナールは、リノール酸を高温で加熱すると発生します。サラダ油などの精製植物油は、製造過程で摂氏200〜250度の加熱処理をするため、出荷する時点ではすでにヒドロキシノネナールを含んでいるのです。そのサラダ油やキャノーラ油を炒め物や揚げ油として再加熱しますので、さらに増えた神経毒を誰もが知らぬ間に食べ続けているのです。


認知症を予防するには、サラダ油を排除すること

 現時点では認知症を治療することはできないという説が強いですが、増加することだけは世界的に確実視されている厄介な病気です。1人が認知症になれば、家族介護が原則ですので常時1人の介護者が必要になり、誰かが時間的、経済的な負担を負うことになります。また、医療費の増加は家計だけでなく国の財政を圧迫し、社会保障費の破綻もこのままでは時間の問題です。

 最近では高齢者だけでなく、若年性認知症も増え社会問題になっています。先日も、若年性認知症を発症した50代後半の母親を30代の一人娘が介護するドキュメンタリー番組を見ました。介護する時間を確保するために正社員だった会社を辞めてパートに切り替えて母親の面倒を見ているのですが、収入減から生活は苦しく、懸命に介護するものの彼女の夢や将来を犠牲にしていることも伝わって、見ていて胸が痛くなりました。私も一人娘がおり、決して他人事ではありません。

 山嶋氏は、こうした実情を「認知症は亡国の病」と呼び、早急な対策を訴えています。

 私たちができる認知症予防は、ヒドロキシノネナールを摂らないことです。そのためには、加熱処理されたサラダ油を摂らない食生活にしなければなりません。まず、家庭からサラダ油をなくし、外食で油料理を食べず、原材料欄に「植物油」や「食用油脂」と書かれたスナック菓子なども避け、マヨネーズやドレッシングは安全なえごま油やアマニ油を使って自分でつくるのです。最近は油を使わずに調理できるフライパンやフライヤーなどもあり、植物油の正しい知識を身につければ、脱サラダ油もそう難しいことではありません。

 認知症の発症には20〜30年の潜伏期間があるといわれています。もちろん、すべての人が発症するわけではありませんが、リスクを避けるのは誰にとっても有意義です。気づいた時点から食生活を改めるべきです。

山嶋氏の著書


 山嶋氏の研究成果の数々は英論文として世界に向けて発表され、注目を浴びています。しかし、新聞やテレビなどマスコミが取り上げることはありません。食用油メーカーが大スポンサーだからでしょう。これも認知症が増え続ける大きな原因です。

 マスコミが報じないので、ヒドロキシノネナールは一般市民にとって馴染みのない言葉かもしれませんが、山嶋氏の著書は次々に発行されて多くの人に読まれているので、いずれ誰もが知る認知症予防のキーワードになる日が必ずやってきます。誰も認知症のリスクから逃れられないからです。
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11741_2.html


植物油は超危険!アトピー、がん、糖尿病、認知症などの原因!

文=林裕之/植物油研究家、林葉子/知食料理研究家


植物油

 皮膚炎や花粉症などのアレルギー、心筋梗塞、脳梗塞などの血管障害、糖尿病や脂質異常などの生活習慣病、各種がん、うつ、認知症などの脳疾患、これらの病気の大きな原因が植物油にあるのをご存じですか?

 私たち夫婦が植物油の害を知ることになったのは、娘のアトピーがきっかけでした。

 娘は生まれた時にすでにアトピー性皮膚炎にかかっていました。いわゆる食物アレルギーからの重症の皮膚炎で、顔が真っ赤になっていました。幸い食物アレルギーに詳しい助産婦さんの助言もあり、母親が食べるものを工夫する「母乳育児」によって、みるみるうちによくなりました。しかし、離乳後も玉子や乳製品などアレルゲンとなる食物は多く、それらを食べると喘息を起こしたり、手首や膝の裏がただれることが度々ありました。

 そんな娘も、食事療法を続け成長するに従い免疫力もつき、アレルゲンとなる食物も減り、10歳を過ぎる頃にはイクラなどかなり限られた食材にしか反応しなくなりました。また、娘自身も自分のアレルゲンを避ける知識や術を身に付け、アレルギー症状に苦しむこともなくなりました。

 こうした体質の改善に自信を得て、中学卒業後から7年間アメリカに留学しました。留学中も食べ物に気をつけていたのですが、寮の食事と外食生活で綱渡りの日々です。軽い症状が出ても、3カ月ほどある長い夏休みに帰国して、その間に妻の家庭料理で体をリセットするという留学生活を送りました。

 そして、留学を終え帰国して1年が過ぎた頃、アトピー性皮膚炎が再発したのです。手の指、肘の内側、脇の下、膝の裏側が特にひどく、赤くただれてしまいました。2006年、娘が22歳の時のことです。

 妻は、「留学中のジャンクフードなど悪食の影響が出ているだけなので、正しい食事に切り替えればやがて良くなる」と考え、食材をあらためて見直して子どもの頃のような食生活をしばらく続けましたが、一向に良くなりません。何人かの皮膚科医にも診てもらいましたが、ステロイド軟膏を処方されるだけで、これといった治療効果を得ることができませんでした。そうしている間も症状は悪化する一方で、年頃の娘は体の炎症を見ては悲嘆にくれていました。

植物油がアトピーの原因だった!

 親としても、苦しむ娘の姿を見るのは忍びなく、どうにか良くなる方法はないものかと本気で調べました。インターネットで検索を繰り返すうちに、これまで考えもしなかった新しい情報が浮かび上がってきたのです。

 どうやら植物油の摂りすぎがアトピー性皮膚炎の大きな原因になっているらしいのです。さらに調べ進めると、一冊の本に行き着きました。それは、下関市立中央病院小児科部長(当時)の永田良隆医師の著書『油を断てばアトピーはここまで治る――どんなに重い症状でも家庭で簡単に治せる!』(三笠書房)でした。

 同書で永田医師は、1万人を超える臨床経験を基にアトピー性皮膚炎の大きな原因はサラダ油などの植物油にあり、特に植物油に含まれるリノール酸の過剰摂取が皮膚炎を起こすと指摘しています。そして、リノール酸を極力減らす食生活がアトピー性皮膚炎の治療の第一歩であると明言しているのです。

 同書のすすめに従って食生活を変えたところ、娘の皮膚炎はみるみるうちに改善していきました。さらに驚いたことに、ひどかった冷えや便秘、慢性鼻炎、体のだるさなど、皮膚炎以外の症状まで改善し、見違えるほど元気になったのです。

 こうした植物油の影響を目の当たりにしたことで、私たち夫婦は植物油を見つめ直し、さらに深く知ろうと研究を始めることになったのです。
http://biz-journal.jp/2015/08/post_11199.html


トランス脂肪酸ゼロの食パンは買ってはいけない


トランス脂肪酸低減に取り組む製菓・製パンメーカー

米国食品医薬品局(FDA)は、2018年6月以降トランス脂肪酸の食品への利用を禁止すると発表しました。

 こうした中で今年6月、FDAが3年後からトランス脂肪酸の食品への利用を原則禁止すると発表したのです。米国内の規制ですが、日本も「右へならえ」となるのが、これまでのパターンです。

 当然、日本の食品メーカーは本格的にトランス脂肪酸低減化に乗り出しました。特にマーガリン、ショートニングを大量に使う製菓・製パンメーカーは、死活問題として取り組んでいます。

 その中でトップを走っているのが、製パン業界最大手の山崎製パンで、全製品でトランス脂肪酸を大きく低減したとホームページで強調しています。

ホームページを見ると、パン類から洋菓子までの多くの製品がトランス脂肪酸含有量0%となっています。

 おそらくトランス脂肪酸ゼロを前面に出しての広告販売戦略を今後展開していくのではないかと思います。

 しかし、トランス脂肪酸を低減化することによって新たな健康リスクが出ていることを消費者は見逃してはいけません。

トランス脂肪酸を低減するには、

マーガリン、ショートニングの原材料を大豆油などに比べて固体になりやすいパーム油に変更する、

食品添加物のグリセリン脂肪酸エステル(乳化剤)を使って固形化しやすくする、


などの方法があります。

 パーム油使用では酸化防止剤として添加されているBHA(ブチルヒドロキシアニソール)のリスクがあります。

BHAはラットの動物実験で胃がんが確認されています。グリセリン脂肪酸エステルはハムスターの動物実験で肝臓肥大、腎臓の石灰化が起こったという報告があります。

トランス脂肪酸ゼロの表示に飛びつくと、こうしたリスクを新たに取り込むことになることを、消費者は留意しなければなりません。
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11512.html

米当局『トランス脂肪酸全廃』発表にモンサントの影ーどうなる日本?
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=307065


アメリカでは、マーガリンやピザ、ドーナッツ、フライドポテトなどに含まれる食品添加物「トランス脂肪酸」を2018年までに全廃すると発表がありました。
それによって日本では、なぜ日本は放置したままなんだ!という批判が起こっいます。

WHOがわざわざ使用制限量の国際基準(1日の総摂取カロリー量の1%未満)を作っても、アメリカ食品医薬品局(FDA)は 安全な基準値はない と一蹴。全廃に踏み切りました。
一方で日本ではWHOの国際基準よりも下回る1%以下の平均値なので問題なしと規制には踏み込みません。
普通でみると「アメリカは国民のために良くやった!それに比べ日本は…(怒)!」と言いたくなるところですが、いやいや、アメリカのこの断行規制にはとんでもない米政府の思惑があったのです。

■驚きの事実−トランス脂肪酸全廃はモンサント遺伝子組み換え加速のため


alliance for natural health の記事
http://www.anh-usa.org/trans-fat-ban-not-what-it-appears/


によると、このタイミングでFDAが全廃規制に踏み切ったのは、3つの重大なポイントがあると指摘しています。

1. この発表は既に大手フード会社がトランス脂肪酸排除を完了した後で満を持したタイミングである。

2. 100歳になる科学者で、2013年にトランス脂肪酸の禁止を求めてFDAを相手取って訴訟を起こしたイリノイ大学のフレッド・カマロー教授の裁判がFDAの敗訴濃厚になっていた。

(詳しい記事はリンク)
http://gigazine.net/news/20150618-trans-fat-scientist/


3. 最大のミソといえる点。モンサントによる遺伝子組み換え大豆の新種が開発され、トランス脂肪酸なしの大豆油を一気に販売できるようになった。

この3つをまとめると、FDAは規制による大企業の経済的損失が起こらないため大企業の使用中止を待ってたのち発表。それにより訴訟問題も煙に巻くことができ、かつ米政府が推進するモンサント遺伝子組み換えの拡販体制のお膳立てができたという完璧なシナリオになった訳です。

特に国は健康よりもお金の損失にならないことを優先しますので、モンサントへのビジネス加担による経済効果政策を優先したことになります。あまりにも出来すぎてると思いがちですが、いやいや確信できそうなことが起きていました。


■FDA長官の上級顧問に元モンサント重役が就任していた
2010年、オバマ大統領は 元モンサント社の弁護士、その後副社長を歴任したマイケル・テイラー氏をFDA長官の上級顧問に任命しました。

このポジションは食品の認可権限も持っています。

(詳しい記事はリンク)
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11371313099.html


では、こうした一連の流れを時系列で整理してみると、

=====
2006年: FDAはトランス脂肪酸含有表記を商品にするよう命じる

2007年〜2011年までに主要な加工食品の66%がトランス脂肪酸の使用を取りやめか減少傾向に

2009年8月:フレッド・カマロー教授により科学的に基づいた健康被害の立証と共にトランス脂肪酸使用を禁止するよう市民の申立てをFDAに提出

2010年1月FDA長官の上級顧問に元モンサントのマイケル・テイラーが指名される

2011年1月:FDAはモンサント社の遺伝子組み換え大豆Vistive Gold soybeanを安全と評価し認める。その評価基準はモンサント社の実験提出資料。

2011年12月:FDAは遺伝子組み換え大豆Vistive Gold soybeanの実質的な栽培を認める。これで規制なくどこでも栽培が可能に

2013年8月:フレッド・カマロー教授はFDAが申立てに無回答のままだった為、FDAに対し裁判を起こす

2013年11月:FDAはフレッド・カマロー教授の件には一切コメントなく、トランス脂肪酸を禁止すると公表

2015年6月:FDAは3年以内にトランス脂肪酸の全廃指示を発表
=====

ここからも分かるとおり、かなり確信犯的、用意周到にモンサント遺伝子組み換え大豆油市場への移行のためにトランス脂肪酸の全廃を発表していることが分かります。

モンサント社は遺伝子組み換え大豆からトランス脂肪酸が生成されない油を“ヘルシーオイル”としてアメリカ市場を席巻する公算だと思われます。

今後はトランス脂肪酸なしのマーガリンやパンなど“ヘルシー食品“という姿に変え世に出回ってくることが予想されます。それが世界中で反対されているモンサントの遺伝子組み換え大豆のオイルから作られたものだとしても…(怖)


■日本ではトランス脂肪酸問題をどう捉えるべきか?

アメリカのこの事実から推測すると、日本はまだ大手のメーカーがトランス脂肪酸の油やショートニングたっぷりのマーガリンや菓子パン、お菓子などを販売し続けており、経済が大きく動いています。おそらくアメリカのように用意周到に全廃をすることは出来ないのが現状でしょう。

ただ、今後のTPPによりこのトランス脂肪酸が生成されない遺伝子組み換え大豆オイルが日本にどんどん入る可能性があります。

もし今のようなトランス脂肪酸反対の日本の世論後押しがあるとメーカーが方向転換し、アメリカのように日本の食品もさらに“トランス脂肪酸ゼロ商品!”と表記して遺伝子組み換えもの(しかも大豆油は遺伝子組み換え表記義務なし)をお店に並べてくるかも知れませんね。

あなたはトランス脂肪酸の食品か遺伝子組み換えオイルの食品どちらを選びますか?
翻弄され続ける消費者に残されている道は「賢くなるしかない」ということなんでしょうね。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=307065
 


   

 


日本人が大量摂取のパーム油は超危険!
パン、菓子、カップ麺…発がんや糖尿病のリスクも


 本連載では、子どもからお年寄りまで現代人が陥っている、リノール酸の過剰摂取による炎症体質、いわゆる“油病”について解説してきましたが、植物油にはほかにも大きな問題があります。そのひとつがトランス脂肪酸です。


 トランス脂肪酸は、液状の植物油に水素を加えて固形化させる過程で発生する物質です。狭心症や心筋梗塞などの冠動脈性心疾患のリスクを増大させるとされ、今年6月にアメリカ食品医薬品局(FDA)は、食品への添加を3年以内に全廃すると発表しました。


 日本人の1日当たりのトランス脂肪酸平均摂取量は0.9gと推定されており、世界保健機関(WHO)が提唱している基準値2gよりも少ないため、健康への影響は小さいとして表示義務もない“野放し”状態です。


 トランス脂肪酸は、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングに特に多く、それらを原料としてつくられるパン、ケーキ、ポップコーン、チョコレート、ポテトチップス、コーンスナック、アイスクリームなど多くの食品に含まれます。洋菓子やスナック菓子などをよく食べる子どもや、若年層を中心に基準値をオーバーしている人が多いことは容易に想像がつきます。国民の健康を考えれば、諸外国並になんらかの規制が必要でしょう。ちなみに韓国は2007年、中国は13年にトランス脂肪酸含有量の表示を義務化しています。


 国が規制を避けている一方で、農林水産省のHPでは「食品事業者が技術的に可能な範囲でできるだけトランス脂肪酸の低減に取り組むことは、健康に悪影響が発生する可能性をできる限り低くする観点からは望ましいことです」と掲載し、事業者へ自主規制を促しています。それに呼応するように、ファストフードチェーンや食品加工業などの食品事業者は、トランス脂肪酸の少ない油に切り替えるなどの対策を急速に進め、改良した油の安全性を強調しています。


■パーム油は大腸がんや糖尿病の危険


 しかし、安全だとして代替に使われている油もトランス脂肪酸に劣らぬ危ない油なのです。それはパーム油です。日本では家庭で使われることがほとんどないため認知度は低いのですが、すでに日本人は平均で年間4kgものパーム油を摂取しているのです。


こんなところにも隠れ油!バニラアイスの植物油23.1g/200ml(パーム油とキャノーラ油の混合油が多い)


 パーム油はアブラヤシの実の果肉部分を原材料とした半固形の植物油で、今流行のココナツオイルとは別ものです。インドネシア、マレーシア、タイが主な原産国で、収穫量は菜種の70倍と桁違いに多く、年間を通して安定して収穫ができるため、森林を伐採して栽培面積は増えています。


 かつてパーム油(アブラヤシ油)は主に石鹸の原料でしたが、精製法が向上して食用油として世界中で消費されるようになり、今では生産量世界一の植物油です。日本での消費量はキャノーラ(なたね)油に次いで2番目で、ファストフードや惣菜の揚げ油、パンやドーナツ、ポテトフライ、ケーキ、クッキー、カップ麺などに使われています。マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸の毒性に注目が集まる中、水素添加しなくとも半固形で無味無臭なため用途が広く、何より安価なパーム油は消費量を伸ばしています。


 しかし、そのパーム油も決して安全な植物油ではありません。


 日本人のがん死亡者数で女性の1位、男性の3位である大腸がんは、さらに増加傾向にあります。リノール酸には大腸がんの発がん促進作用があるといわれていますが、リノール酸の少ないパーム油にも発がん促進作用があり、ラットの実験ではリノール酸よりもパーク油を与えたほうが大腸がんが多発したとの報告があります。


 また、パーム油には血糖値を下げるインスリンの働きを阻害する作用も確認されており、糖尿病の発症にも深く結びついています。


 さらに、マウスにパーム油を与えた別の実験では、キャノーラ油、ラードを与えたマウスより異常に生存率が低かったとの報告もあります。
 
 こうした報告を裏付けるように、農水省のHP「トランス脂肪酸の低減」のページには、次のような記載があります。


「米国農務省(USDA)は、食品事業者にとってパーム油はトランス脂肪酸の健康的な代替油脂にはならないとする研究報告を公表しています」


 安全性に疑問の残るパーム油は、トランス脂肪酸以上に危険な「隠れ油」なのです。本連載でお勧めしている「少油生活」を実践する意義は、ますます深くなっていきます。


(文=林裕之/植物油研究家、林葉子/知食料理研究家)
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11496.html
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/318.html


________


という訳で、

トランス脂肪酸ゼロの植物油を使っていたら、トランス脂肪酸より更に危ないのですね。

騙されない様に気を付けましょう。

結局、マヨネーズやドレッシングでもアイスクリームやババロアでも市販品は買わないでオリーブ油と卵黄を使って家庭で作るしかないですね:


ヘルシー手作りマヨネーズ


材料 (1人分)

卵黄 1個

お酢 大さじ2

塩 ひとつまみ

オリーブオイル 70ml
http://cookpad.com/recipe/3405469

オリーブオイルでドレッシング


材料

醤油 大さじ2
みりん 大さじ2
酒 大さじ1
ワインビネガー 大さじ2
オリーブオイル 大さじ3
http://cookpad.com/recipe/3455684

生クリームを使わないアイスクリームの作り方
材料 (2人分)

牛乳 2カップ
卵黄 2個分
砂糖 大さじ2


1.鍋に牛乳を入れて沸騰直前まで温める。フツフツとしてきたら極弱火にする。

2.卵黄と砂糖をよくすり混ぜ(1)に入れる。火は極弱火のまま、木べらを使って5分くらい掻き混ぜとろんとしてきたら火を止める。

3.バットに入れて冷凍庫に入れる。2〜3時間して一旦取り出しスプーンで掻き混ぜる。アイスが固まったら出来上がり。
http://cookpad.com/recipe/2854278


4. 中川隆[2483] koaQ7Jey 2016年5月18日 10:06:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2737]

>米を精製加工することで欠落するビタミンB1不足によっておこる脚気に罹患する人がたくさんいました。


白米がダメなら玄米を食べようと思うアホがいるので一言

市販の玄米は絶対に食べてはいけない

玄米のデメリット

•発芽抑制因子の細胞毒性
•消化に悪い
•生きた玄米を使わないとただの毒物

発芽抑制因子の細胞毒性

ミトコンドリアというのを知っているでしょうか。

人間の身体を作っている細胞の中にはミトコンドリアというものがあり、食べ物をエネルギーを作ってくれます。

玄米など、植物の種に含まれている発芽抑制因子(アブシジン酸)はミトコンドリアを傷つけてしまうらしく、傷つくとエネルギーがうまく作れなくなってしまいます。

結果、エネルギー不足や代謝に影響が出て疲れやすくなったり精神的にもネガティブ(鬱、気力の低下など)になったり、様々なところで影響がでてくるそうです。

コレが一番のデメリットです。

このことを知らずに「体にいいから」と玄米を食べてしまうのはあまりにも危険です。

この毒(発芽抑制因子)を抑制しないと玄米食のメリットがうまく働かず、体調が悪くなる一方なので気をつけてください。

抑制方法は後半に載せますので参考にしてください。

消化に悪い

玄米で懸念されているのが消化不良がまず上げられるかと思います。

これは、白米の周りに覆われている硬い殻(セルロース)が原因で、これをうまく処理しないことによって消化不良の原因を引き起こします。

さらに、栄養豊富な殻の部分をうまく処理できないと、栄養成分が出てこれず、せっかくの玄米のメリットをひとつも生かし切れず、デメリットのみが残ってしまいます。

うまく玄米を炊くことができれば、セルロースがちゃんと軟化し、このデメリットは解消されます。

炊き方は後ほど載せますのでそちらを参考にしてくださいね。

生きた玄米を使わないとただの毒物

ちょっと話を戻しますよ。

身体にとって毒な発芽抑制因子(アブシジン酸)は植物性ホルモンの一種です。

(参考 → 発芽モード玄米調理には天日干しの生きている玄米を カタログ2011年5月4週号)

お気づきの方、いらっしゃるでしょうか・・・。

試乗に出回っている発芽玄米。

発芽状態だから安全?

もう一つ大事なこと。

玄米を選ぶポイント
•生きた玄米を選ぶ
•無農薬・産地(or放射能検査)されたものを選ぶ

一生懸命お米を作っている農家さんを侮辱するために書いているわけではありませんが『スーパー等で売っている玄米はほとんど発芽しない=死んだ毒玄米』です。

これは実際試しました。

といってもスーパーで買いあさった4種類ですが。

私が試した4種類の銘柄だけだと祈りたいですが、何気なく手にとった銘柄全てとなると、100%と言わないまでも8割は死んだ玄米ではないかと思うわけですよ。

発芽しないということは、「水に浸して発芽状態=不活化」出来ないわけですから、いくら浸しても毒がそのまま残ってしまいます。

高温=乾煎りすれば毒を死活化できるのですが、乾煎りってパサパサになるので美味しくないです。

玄米は生きている玄米を使う。これは玄米食をやるのに必須です!

後は無農薬・産地や放射能検査されたものを選ぶ。

これは白米以上に気をつけてください。

残留農薬・放射能などは特に籾(もみ)や米糠(こめぬか)に溜まりやすいからです。

白米は精製されるので、もみや米ぬかに溜まった農薬は無関係です。(白米に残留されたものは取れませんが)

玄米は栄養だけでなく農薬や放射性物質も沢山含んでしまうので、気を使ってくださいね!!
http://ikurepi.hateblo.jp/entry/2014/10/22/141000


玄米食の失敗談
https://大腸がん闘病記.jp/dietetic_treatment_of_large_intestine__cancer/the-demerit-of-a-diet-on-brown-rice.html


食後の強烈な疲労感と、減っていく体重・・・

まず、白米と玄米の違いもよく分からなかった私は、「普通に炊飯器で炊きゃーいいだろ・・・。(^ー^)」と思っていたので、「水の量」とか「炊飯時間」とか、そんなものは全く気にせず、白米と同じように玄米を食べていました。

しばらく玄米食を続けていると、次第に食後に強烈な疲弊感を感じるようになりました。

普通、食後は「満腹感」「満足感」「幸福感」がありそうなものですが、「疲弊感」しかないのです。

食後はよくぐったりしていたのを思い出します。食べ過ぎではないと思います。むしろ食事量はどんどん減っていきました。

玄米を食べ始めて半年後くらいには、既にそのような感覚があったのですが、玄米菜食をやられている方々の話では、どうやら「好転反応」というものらしいですし、特に悪いことではないらしい・・・。疑問を感じつつも、しばらく続けていました。

三ヵ月後、半年後、一年後・・・。血液検査もCT検査も全く異常はなく、大腸内視鏡でポリープが見つかりはしましたが、比較的順調な経過を辿っていると私自身は思っていました。

なにかおかしい・・・。

体を鍛えているはずなのに体力がついてこない。筋肉もつかない。疲れやすい。体重が減っていく・・・。

やがて、なにをするにも億劫になってきました。
肉体労働だけでなく知的労働にも支障が生じ、以前は一日中仕事をすることが出来たのですが、3時間くらいで限界がくるのです。

とにかく食後の疲弊感が尋常じゃなかったので、やはり食事内容に問題があるんじゃないかと思って色々と調べたところ、玄米の調理方法に問題があることが分かりました。

それから副食の内容にも問題があることが分かり、食事全体を見直しました。その結果、

食後の疲弊感がなくなった。
一ヶ月で体重が3kg増えた。
筋肉がついてきた。
体力がついてきた。
冷え性が治った。
精神的に安定してきて、仕事も手につくようになった。

これだけの変化が、全て1ヶ月以内に起こったのです。
だいたい4、5日目くらいから、既に「変化」が感じられました。

別に「驚きの効果です(*^▽^*)」というわけではなく、要は以前の状態に戻っただけなんですが、いい経験したと思ってます。

よく調べないと、文字通り命に関わる・・・。

ってことが身にしみて分かりましたので・・・。

何が原因だったのか・・・。

「玄米は消化に悪い」ということは当時から知っていましたので、100回以上咀嚼したり、おかずに消化を助けるもの(生姜とか大根おろしとか、)を合わせて食べるようにしたりと、浅い知識なりに工夫はしていたのですが、体調不良の原因は「それ」じゃありませんでした。

では、いったい何が原因だったのか?

答えを先に言うと、玄米には「発芽抑制因子(アブシジン酸)」という有害物質が含まれているのです。冒頭で書いた玄米食の2大デメリットの1つですね。


(1)発芽抑制因子(アブシジン酸)は、ミトコンドリアを傷つける

この発芽抑制因子の毒性が結構バカにできなくて、「細胞のエネルギー工場」と言われているミコトンドリアを傷つけるらしいです。


玄米の食べ方に注意 − 玄米(種もの)には発芽毒がある

玄米や雑穀をはじめ、あらゆる植物の種子には、その子孫を守るため動物に食べすぎられないよう身を守るメカニズムや、土の上に落ちても腐ることなく、やがて発芽に適した季節になると芽を出すことが出来るような、栄養成分を自らの中に閉じ込めたまま外に出さないメカニズムが働いています。

その因子がアブシジン酸やフィチン酸です。アブシジン酸(ABA)は植物ホルモンであり、発芽抑制因子として、植物の発芽を調節しています。

元・東京大学医学部口腔外科教室講師、西原克成医博は、「ABAはミトコンドリア毒なので、玄米食には注意が必要である」と警告されています。

ミトコンドリアはエネルギー代謝に関わる大変重要な細胞小器官です。したがってミトコンドリアが悪影響を受けると、エネルギーを作り出せなくなって、低体温になり、不妊、ガン、さらには全ての体内酵素の働きが鈍くなるという問題が起こり、免疫も低下します。

アメリカ合衆国国立科学研究所会報に発表された論文によれば、人体に対しABAの作用で、ヒト顆粒球(白血球の一種)で食作用が活発化し、活性酸素や一酸化窒素が多量に産生され、生体細胞内のミトコンドリアが損傷され、諸疾患の原因になることが指摘されています。

厳格なマクロビオティック玄米菜食を行っている人の多くは顔につやがなく、皮膚は黒ずんで覇気がありません。低体温はガン細胞が好むところで、玄米を食べていたのにガンになったという声をよく聞くのは、そういうことも一因ではないかと思います。

出典:発芽モード玄米調理には天日干しの生きている玄米をカタログ2011年5月4週号

ミトコンドリアは核の次に最重要

ミトコンドリアは、細胞にとって「核」の次くらいに重要な器官です。細胞が活動できるのは、ミトコンドリアが食べ物からエネルギーを合成し、絶え間なく供給してくれるからです。

一説によると、一日に体重と同じくらいのエネルギー(ATP)を、体中の細胞に供給していると言われています。

そのミトコンドリアが傷つくということは、いくらご飯を食べてもエネルギーを十分に作れなくなるということなので、当然疲れやすくなってきます。

「エネルギー = 熱」ですから、ミトコンドリアが衰えると、冷え性になります。低体温は免疫力を下げますから、病気やあらゆる感染症にかかりやすくなります。

細胞がエネルギー不足になるわけですから老化が早くなり、筋肉もなくなっていくので痩せていきます。

全ての代謝に影響が出てくるので、ホルモン分泌もおかしくなり、
「やる気がなくなる」「頭の働きが悪くなる」「怒りっぽくなる」「物事に対して興味がなくなる」「悲観的になる」etc・・・。

全て、かつての私の症状にぴたりと合致していますね。(^^;

つまり、玄米食で体調を崩してしまう原因は、その消化の悪さにあるというよりも、発芽抑制因子による毒だったのです。

私だけではありません。玄米食をやられている方々に実際にお会いしたり、玄米食を実践されている方のブログを拝見してみると、よく噛んでいても病状がよくならないケースが本当に多い、むしろやつれてきている印象さえあります。

その体調不良は消化不良からきているのではありません。もちろんミネラル欠乏からきているわけでもありません。「発芽抑制因子」からきているのです。

ですから、この「発芽抑制因子」の活性をいかに抑えるかが、玄米食をやる上で非常に重要になってくるわけです。

発芽抑制因子(アブシジン酸)の毒を無毒化する2つの方法

ということで、いよいよ「毒物を抑える方法」の説明に入っていきたいと思います。

結論から言うと、方法は以下の2つです。


乾煎りする
水に一定時間浸水させて、発芽状態にする

実はこの2つの方法は、「発芽抑制因子」の毒を抑えると同時に、玄米の金庫のような堅い細胞壁を軟化し、消化しやすくする効果もあります。

さらに、玄米の旨み成分(=抗がん物質を含む栄養成分)も、堅い細胞壁の内部にしっかりと閉じ込められています。

ですから、玄米を炊く前にこの2つのどれかをやらないと、


消化しにくい・・・、
毒にやられる・・・、
不味い・・・、
栄養成分を十分に吸収出来ない・・・、


もうね、全くいいことないのです。(苦笑)

市販の発芽玄米がダメダメな理由

乾煎り(焙煎処理)することによって、発芽抑制因子の毒が死活化され、消化しやすくなる

「発芽抑制因子(アブシジン酸)」は植物性ホルモンの一種です。

アブシジン酸は乾煎り(超高温)によって構造が完全に変化し、死活化します。

水に浸すことでも「発芽抑制因子(アブシジン酸)」は不活化しますが、死活化はしません。
つまり、「発芽抑制因子(アブシジン酸)」の毒性が、また復活してくる可能性があるということです。

どういう時に「発芽抑制因子(アブシジン酸)」が再活性化してくるかというと、「水を与えられていた種が、再び乾燥した時」です。

これが「よくできているなぁ〜(°o°;;」と感心するのは、種としては急に「水分」という栄養補給が絶たれたわけですから、

種:「まだ、発芽すべきじゃないのか・・・。もう少し大人しくするか(´・ω・`)」

となって、より慎重になり、以前より強力に「発芽抑制因子(アブシジン酸)」が活性化されてしまいます。

一度そのような経験をした種は、再び「発芽抑制因子(アブシジン酸)」が活性化して、発芽するまでの時間が平均よりかかると言われています。(参考 → 発芽モード玄米調理には天日干しの生きている玄米を カタログ2011年5月4週号)

ダイエットとリバウンドを何度も繰り返す人は「痩せにくい体質」になると言われていますが、その話と似ていると思いませんか?

種も人間も同じ生物ですから、「飢餓に対応する為に、生物としての正常で自然な反応」と言えるかもしれませんね。世の女性達には好まれないでしょうが・・・。(苦笑)

このような種(タネ)の性質を鑑みるに、市販されている「乾燥した発芽玄米」は、通常の玄米以上に「発芽抑制因子(アブシジン酸)」の毒に犯されていることが分かります。

より危険な食べ物を、業者はドヤ顔で販売しているわけですね。(苦笑)

もう一つ、水に浸して発芽させた玄米を、小分けして炊くつもりで冷蔵庫に保管するのもよくないです。

発芽玄米が乾燥することによって「発芽抑制因子(アブシジン酸)」が再活性化してしまいます。冷蔵庫から出したら、また水に浸ける羽目になります。(^^;

まとめると、

発芽玄米は、予め発芽されている市販のものを買っても意味はなく、自分で玄米を発芽させる必要がある。発芽させたら即炊飯して、保温状態で少しずつ食べるのが「発芽玄米の正しい食べ方」であるということです。要は、「楽はできない」ってことですね。(笑)

「乾煎り」するのが一番無難だが・・・、

ということで、「発芽抑制因子(アブシジン酸)」の毒性を回避するのは、玄米を乾煎りするのが、1番無難な方法なのですが、私はあまりおすすめしません。

理由は単純で、おいしくないから(笑)

もうね、パッサパサの米になります。(^^;

乾煎りのおかげで米粒が水分を吸収しなくなってしまいますから、食感がもはやお米じゃありませんね・・・。なんというか、水分をとばしたおからみたいです。

私も一週間くらいは「乾煎りした玄米」を食べていたのですが、あまりにも不味くて早々に諦めました。(苦笑)「続けられない食事療法」はやっても意味がないし、楽しい食事時間がストレスになるのは精神衛生上よくないと思ったからです。

しかし、前回の記事を読んでくれた方なら、

乾煎りしないと玄米に含まれているRBAやRBFなどの抗がん成分を吸収することが出来ないんじゃないの?

ということに気づくと思うんです。
特にガン患者にとっては、抗がん成分である「RBA」「RBF」そして「フィチン」の3つは是非とも体に摂りいれたい栄養素です。

「乾煎りすると、3つのうちの2つが摂取できない」となると、ガン患者は悶々としちゃいますが、大丈夫です。

次回お話しする予定の「玄米の炊き方」をしていただければ、乾煎りしなくても「RBA」「RBF」「フィチン」の全てを吸収できますので、興味がある方は参考にして頂けたらと思います。(参考 → 玄米を短時間で発芽させ、旨み成分を十二分に引き出し、白米並みにふっくら炊き上げる方法)


発芽しない玄米は、ただの毒

発芽しない玄米は、ただの「毒」だ・・・。

なにかと調理が面倒な感じのする玄米ですが、さらに衝撃の事実があります。
巷に出回っている玄米は、ほとんど毒米の可能性があります。

「毒米」と言っちゃうと、一生懸命玄米を育てている農家の方々に対して失礼なのですが、それでも敢えて書かせていただきます。(分かっている農家は分かっていますから・・・。)

私は、近所のスーパーで売られている玄米を手当たり次第買ってきて、「本当に発芽するか?」を実験してみました。

その結果、有名な産地・銘柄に関わらず、発芽率は30%前後でした。つまり、7割以上の玄米が、芽の出ない「死んだ米」ということです。

「芽の出ない玄米」の何が問題かというと、水に浸しても、「発芽抑制因子(アブシジン酸)」が消えないのです。

つまり「乾煎り」しない限り、その毒性を打ち消す方法がありません。

しかし、一般の方はおそらくそのような知識はないでしょうから、玄米を食べると当然のごとく体調を崩すのです。かつての私のように・・・。

ですから・・・、

玄米食をやるなら、発芽する能力を失っていない「生きた玄米」を選ぶのが大前提であり、かつ、その「毒性」を抑える為の方法を知っている必要があります。

しかしながら、「生きた玄米を選ぶこと」が、私達にとって相当難易度が高い・・・。

これは産地や銘柄、栽培方法が悪いのではなく、「籾の乾燥のさせ方」や「食用玄米としての設備がしっかり整っているか」で、ある程度決まってくるのですが、それもあくまで目安であり、実際に水に浸けてみないと本当のところはよく分かりません。

ここまで読んできて、「いや〜、玄米って難しいし、面倒くせぇ〜(´Д`)」と思われてるかもしれませんが、その通りです。難しいし、面倒臭いんです。

でも、心配する必要はありません。

私が皆さんの代わりに様々な産地・銘柄の玄米を買ってきては水に浸け、「ちゃんと発芽するかどうか?」を調べてきましたので、特に悩むことはないと思います。

皆さんがやることは、私が紹介した玄米のどれか1つを選んでいただき、次回解説する「玄米の正しい炊き方」をマスターするだけです。

料理をほとんどしたことがない私でもすぐに慣れたので、男性でも気軽に実行できるでしょう。

いろんな玄米を買い漁ったので、使ったお金は少なくとも20万円を下らないと思いますが、それもガン克服の為には必要だったと思っています。

その経験が、皆さんのお役に立てると確信しています。(参考 → 私が普段食べているおすすめの「無農薬&無化学肥料」)

(2)玄米は消化に悪い

さて、玄米食の2つ目のデメリットである「消化の悪さ」について解説します。

「玄米は消化されにくい」ということは様々なところで言われているので、特に私が言及する必要もないのですが、「消化不良」や「消化に負担をかけること」が、体にどのような影響を与えるのかがよく分かっていない人が多過ぎるので、この問題をどうするかが「正しい玄米食」を行う為の肝(キモ)になる部分ですから、ここはやはり丁寧に解説しておきたい部分です。

玄米が消化しにくい理由は、冒頭でも書いたように、金庫のような堅い殻(セルロース)で表面を覆われているからです。

堅い殻というのはもちろん食物繊維のことですが、糠由来の食物繊維は構造がガッチリしている為に、普通に炊いてしまうと、人によっては「ゴムを噛んでいるようだ(´・ω・`)」と言うように、噛んでも噛んでも柔らかくならない・・・。というような、「ボソボソ」とした食感になります。

また、これは次の(3)の話とも関連してきますが、「玄米の構造がガッチリしている」ということは、米粒の内部に潜んでいる「旨み成分」や「栄養成分(抗がん物質を含む)」が滲み出てこないということです。

ですから、「食感が堅くボソボソとした玄米は、消化にも悪く、美味しくない」のです。

ではどうすればいいか?


金庫のように堅いセルロース(食物繊維)を軟化させればよいのです。その為には(1)の話と繰り返しになっちゃいますが、


乾煎りする
水に一定時間浸水させて、発芽状態にする


このどちらかの方法がありますが、乾煎りするとさらに食感が悪くなりますので、(汗)「水に一定時間浸水させて、発芽状態にする」ことをおすすめします。

ただ、水に浸けるだけではまだ足りません。
多少柔らかくなるだけで、米粒の芯までふっくら炊き上げることは出来ませんし、栄養成分や旨み成分を十分に抽出することが出来ません。「炊き方」にもうひと工夫が必要なのです。

これについては、次の(3)や次回の記事で述べる予定です。

(3)玄米食は不味い

これも切実な問題です。
体に良いとはいえ、毎日の食生活を「苦行」にしてまで健康になりたいとは思わないのが多くの人の本音でしょう。(もちろん、体を壊したときに「絶対に後悔しない」のが前提ですが・・・。)

「継続することが出来ない食事療法」は、やっても意味がありません。
半年、1年と続けてやっと効果が出始めるのに、続けられないことをやる意味があるのでしょうか?

人によっては毎日晩酌を楽しみながら食事をしたいだろうし、大好きなスイーツを食べたい人もいるでしょう。ガン患者だってそうです。そういう方達でも我慢することなく続けられるのが、本当の食養生だと思います。

むしろ、「まずい、まずい (´;ω;`)」と、毎日嫌な思いをしながら食事をするほうが体に良くないでしょう。プラセボ効果のことを考えると、精神状態が体に与える影響は計り知れませんからね。しかし・・・。

「玄米は不味い」と感じる人は、ちょっと可哀想だな・・・。

と、思います。

「玄米はまずい!」と思わされちゃった人達は、初めて玄米を食べた時、「炊き方がよく分かっていない人の玄米を食べさせらた運の悪い人」である可能性が非常に高い・・・。

潜在能力を全て引き出されたフルパワーの玄米は、「ほのかな甘み」と「香ばしさ」があり、芯までふっくらとした「もちもち感」があります。

多分、「私はお米が嫌いであります。(´・_・`)」という日本人離れした人でない限り、美味しすぎて体中が脱力し、思わずため息が出るだろうと思います。


玄米がまずいのは、「炊き方」に問題がある。この1点に尽きます。

どんなに産地が良かろうが1等級米だろうが、炊き方が間違っていたら、美味しくないどころか、


消化しにくい・・・、
毒にやられる・・・、
不味い・・・、
栄養成分を十分に吸収出来ない・・・、


のような、ほんとにどうしようもない状況になっちゃいます。(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

玄米食の恩恵を最大限に受けるためには、
発芽率ほぼ100%の玄米を選ぶ
正しい炊き方をする

この2つが非常に大切です。

「正しい炊き方」については、まだ具体的に解説していません。ということで、次回以降「図解入り」で解説する予定です。興味があればご覧頂けたらと思います。

仕事で毎日玄米を炊いているスペシャリストから直々に教えてもらいましたので、「公開したらまずいんじゃね?」と思ったのですが、許可をいただきました。

私はこの方を玄米職人と呼んでいるんですが、たまたま知り合いを通じてこの方の家に遊びに行ったとき、その人が炊いた玄米を食べたんですね。この世のものとは思えないほど衝撃的に美味しかったのを、今でも鮮明に覚えています。

私も玄米職人さんと同じくらい素材や調味料にはこだわっている自負はありました。

事実、職人Tさんに「普段食べている玄米を持ってきてほしい」と頼まれたので、持って行ったんですね。(※これにもちゃんとした意味があったのです。次回以降でその理由が分かります。)

そしたらTさん、まだ水も通していない玄米の粒の手触りを確かめたり噛んだりしながら、

職人:「いい米使ってるじゃねーか!(^ー^)」

と、言ってくれたんですね。でも、Tさんはこう続けました。

職人:「いいか?それなりの素材があっても、調理がアホだと不味いのはもちろん、その素材が本来持っている恩恵を引き出すことは出来ねーんだ。」

と、言ったんですね。さすがプロは違います。
そして、いちいち格好いいTさんです。(笑)

健康志向のカフェをやっているTさんですから、味だけではなく「体が喜ぶこと」にとことんこだわっています。まさにその通りで、食事療法に限らず、「食」は全てそうあるべきだと思います。

私はTさんに頼んで、素人でも使いやすい圧力鍋を選んでもらい、「秘伝の炊き方」を教えてもらいました。私のしつこさが功を奏しました。(笑)

次回以降に紹介する「圧力鍋を使った玄米の炊き方」は、玄米職人のTさんが実際にキッチンで行っているやり方です。これを読んでいるあなたには、是非とも玄米の「本当の味」を確かめていただきたいと思います。(参考 → 玄米を短時間で発芽させ、旨み成分を十二分に引き出し、白米並みにふっくら炊き上げる方法)

考えてみると、白米は玄米から胚芽(「旨み成分」がぎっしり詰まっているところ)を捨て去ったものですから、玄米より美味しいはずはないんです。

また、白米は精米した瞬間から内部が空気に晒されて味が劣化していきますが、玄米は堅い金庫(細胞壁)に守られているので、発芽するまではそう簡単に劣化しません。というか、種(タネ)がそう簡単に劣化してしまったら、植物はとうの昔に絶滅しているでしょう。

つまり、玄米なら「いつでも新鮮な状態で食べられる」のです。問題は調理法だけなんです。


ここまで(1)「発芽抑制因子(アブシジン酸)」による細胞毒性、(2)消化の悪さ、(3)玄米の不味さ、この3つについて解説してきました。

そして、この3つのデメリットについての対処法も合わせて解説してきましたが、全ての対処法に共通しているのは「水に一定時間浸水させて、発芽状態にする」ことです。

これだけで(1)〜(3)については、ほぼカバーできます。
そして独特の炊き方をすることによって、玄米の秘めた力を100%引き出すことが出来ます。


「水に一定時間浸水させて、発芽状態にする」+αをすることによって、

ガンの予防・再発予防・治療に役立てたい方、
あらゆる生活習慣病の予防・治療に役立てたい方、
慢性便秘や下痢に悩まされている方、
美容と健康に役立てたい方、特に肌荒れが気になる方、
痩せたい方、余分な脂肪やその他の老廃物を、さっさと排出してしまいたい方、
疲れやすく、体力の低下が気になる方、

これらに当てはまる方々は、(※本当は全ての人に当てはまるのだけれども)玄米は理想的な主食としてあなたをサポートしてくれるでしょう。

私がこの記事のなかで一番言いたかったことは(1)〜(3)の話なので、「もう読むの疲れた(´Д`)」って方は、ここで閉じてくれても構いません。とりあえず、(1)〜(3)をカバーしていただければOKです。


ここから先の話は、正直蛇足というか、大したことない話なので、(苦笑)暇な人だけ読んでくれれば、と思います。では、いきましょう!

(4)玄米は「異物」が混じっていることが多い

玄米は白米のように選別機(精米機)を通して異物を取り除く作業を行っていない米屋が多いので、それを口にしてしまう可能性があるということですね。

異物の代表的なものとしては、ガラス片や金属片、ネズミや虫などの小動物の死骸やフンなどです。

こういうの食べてしまったら、ほんと大変ですね。 (; ̄ー ̄A アセアセ・・・


玄米は決してきれいな物ではない。

お米は田んぼで採れるものです。工場ではありません。ですからあたりまえですが、いろんな異物が混入しています。

被害粒や、細かい石粒はもちろんのこと、ガラス片、金属片や、玄米の乾燥の時に混入したと考えられるねずみのフンやとても文章で書きづらい物まで、混入していたことがあります。

それを精米の段階で、精米工場で最新型の選別機を通して排除し、お客様にお届けしています。

ただ、玄米の出荷の場合、その選別機を通さない場合がほとんどです。最近では、カントリーエレベーターやライスセンターで、ある程度は選別しますが、扱い量が多く、限られた時間では完全に除去出来ていないのが現実です。当店では、玄米を販売する場合、お客様にこのことについて、事前にお伝えをしております。

出典:コシヒカリと地域産品のふくい米ドットコムホーム − 危ない玄米食


混入物ゼロ玄米

混入物除去しているかを、いつも購入している農家さんやお店に確認して下さい。特に生産農家から直接買っている方は要注意ですョ!

もちろん玄米で販売しているお店も同じですけど、処理をしている所は極僅かです。

注意)スーパー等で精米されて袋詰めになって販売されているお米は、精米してから、必ず混入物除去を行っていますので、石やその他異物は入っていないのです。玄米をコイン精米機で精米する方も大丈夫です。コイン精米機は、必ず精米する前に石抜きをしています。

出典:初めての方へ、当店のこだわりについて − 玄米販売専門店ひらい

このような知識は、現場にいる人じゃないとなかなか分かりませんね。

調べてみると確かにその通りで、ほとんどが「白米のついでに玄米も出荷するような農家」ですから、玄米専用の選別機や精米機(玄米の場合は研磨機とも言う)などの設備が整っている農家はほとんどないようです。

その意味では、上記で引用したページの忠告どおり「玄米に力を入れている農家(米屋)が作ったものじゃないと、玄米食をやってはいけない」と思います。

玄米専用の設備が整っている農家(米屋)を選ぶ必要がある

逆に言えば、「玄米に対応した設備がしっかり整っている農家(米屋)」なら、玄米食をやってもOKってことです。

ポイントは、「選別」「籾すり(研磨)」をきちんと行っていることです。

これは、ある意味で「産地」や「栽培法」よりも重要なポイントかもしれません。
いくら有名な産地であっても、無農薬&無肥料で作られていても、ネズミのフンが混じっていたら台無しですから。(笑)

そのような優秀な農家(米屋)さんを、自分で探し出さないといけません。
大変なことですが、私が皆さんに代わって色々良さそうなところをいくつか探してきましたので、後でいくつか紹介させていただきます。

(5)【残留農薬の問題】玄米は農薬の影響をモロに受ける

白米にももちろん残留農薬の問題はありますが、農薬は特に籾(もみ)や米糠(こめぬか)に溜まりやすい性質があります。

さらに言えば、放射性物質もそこに凝縮されています。
ですから、玄米は農薬や放射性物質の影響をモロに受けるのです。

籾は玄米でも取り除きますが、米糠の部分は玄米の「要」の部分であり、栄養素が最も詰まっている大事な部分なのです。


胚芽と米糠と胚乳の栄養素の比較

米糠を取り除いた米を「白米」というのですが、白米には米全体の約5パーセントしか栄養分が含まれていません。

栄養豊富な米糠、しかしながら残留農薬も大部分がここに滞留しています。

農薬の害を恐れて白米にするか、栄養豊富な玄米をとるか・・・。
玄米に否定的な方々は「農薬や放射性物質が凝縮されている玄米よりも、それらの影響が薄まっている白米を主食にするべきである」と主張されています。

農薬の影響が怖いなら、無農薬栽培の玄米を選べばよい

はい、これで解決しますよね。(笑)無農薬で作られた玄米は、ネットで探せばたくさんありますので、そういうのを利用されたらいいと思います。

放射性物質についても、今はネット通販の時代ですから放射性物質が飛来しそうにない産地から玄米を購入するか、定期的に放射能チェックをしている農家や米屋さんを選択すれば済む話です。

また、残留農薬による人体への影響は、実のところよく分かっていません。農薬を1種類使用した場合の安全性は確かめられていますが、複数種類使用する場合の安全性は確かめられていません。

食品添加物の場合も同じで、1種類使用した場合の毒性は気にする必要がないほど低いのですが、数種類使用した場合の安全性は確かめられていなかったはずです。

ですので、農薬や食品添加物などの化学物質を使用するのは「体に悪い!」「いや、適切に使用すれば全く安全だ!」という双方の意見は、どちらも中途半端であり、信頼性に欠けるのです。

商品に記載されている「原材料表示」を見れば分かりますが、1種類の添加物しか使われていないものはほとんどありません。

つまり、厳密に言えば「世の中に出回っている(農薬や食品添加物を使用した)食品を数十年単位で食べ続けた場合の安全性は、よく分かっていない」のです。

現在の農薬や食品添加物はかなり進歩しているので、「それほど気にする必要はない」と私は考えています。

もっと言えば、農薬や添加物の危険性はよく言及されているけども、それらの化学物質を使わないことによる危険性はあまり語られていないと思うので、「少しアンフェアだな」という気がします。

その件については、また別の記事で取り上げようと思います。(参考 → 生食用牛肝臓(牛レバー)の禁止に隠された「政治的」な秘密)

ただ、先程解説したように、玄米の場合は胚芽の部分に農薬が凝縮されていますから、農薬の毒性が強く出るかもしれないので、「玄米食をやるならば、無農薬玄米を選ぶのは必須である」と思います。

玄米に含まれているフィチン酸が、人体にとって有用なミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなど)や栄養素を排出してしまう

前回の記事で、「フィチン酸は強力な解毒作用がある」と話しましたが、その作用があまりにも強すぎて、体にとって有効に働く栄養素も、体内から排出されてしまう・・・。

それほどフィチン酸は他の物質と結合しやすい性質がありますから、「そんなものが体内に入ってしまうと、体から栄養素を奪ってしまい、栄養失調になるのではないか?」という主張です。

さきほど「米糠に農薬や放射性物質が溜まりやすい」と説明しましたが、その理由もフィチン酸です。フィチン酸は主に米糠の部分に存在している為、それらの物質とガッチリ結合してしまいます。

結果的に、フィチン酸の周りには農薬や放射性物質、その他の有害物質が引きつけられてしまいますが、それと同時に人体にとって有用なミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなど)もフィチン酸によって引きつけられています。

なので、米糠は栄養豊富でもあり、毒でもあるのです。

玄米にフィチン酸は含まれていない

ただ、さきほどもチラッと書きましたが、玄米にフィチン酸は含まれていないんですよね。
玄米否定派(不勉強派)の皆さんがフィチン酸と呼んでるのは「フィチン」のことです。

一般的にそのような理解ですから、私も皆さんに伝わりやすいように「フィチン」のことをフィチン酸として解説していますが、本当は違います。

ですから上の主張は全部ひっくり返るのですが、それで解説を終わらせてしまうのも少し不親切な気もするので、出来るだけ難しくならないように違いを説明します。

フィチンとフィチン酸の違い

フィチン酸(略称IP6)は、まだ他の物質と結合する力がある
フィチン(フィチン酸塩とも呼ばれる)は、他の物質と結合する力はない

簡単に説明すると、両者の違いは上記になります。

そして、玄米などの種子類に含まれているものは、フィチン酸ではなく、「フィチン」という形で存在しています。

つまり、様々な栄養成分(※もちろん有害成分も含みます)と結合しきって、これ以上他の物質と結合できない状態で安定して存在しているのです。

例えば、フィチン酸がミネラル4個と結合し、これ以上他の物質と結合出来ない形で「フィチン」として安定しているとしましょう。自然の状態で穀物中に含まれているのはこのような形です。

このフィチンが体内に入ります。

フィチンが体内に入ると、「フィチン酸 + 4個のミネラル」となって、4個のミネラルがフィチンから遊離した状態になります。専門家も含め、ほとんどの方はこの状態のフィチン酸が「危ない」と言ってるわけですね。

フィチンがフィチン酸になると、他の物質と結合出来るようになりますから、体内に存在する4個のミネラルと再結合します。また、フィチンに戻ります。

そうやって、フィチンはフィチン酸になったりフィチンになったりを繰り返して、体内から排出されていきます。

さて、体内に存在するミネラルの量は減ったでしょうか?

4個のミネラルと結合しているフィチンが入ってきて、フィチン酸が4個のミネラルと結合して体内から排出される・・・。

減ってませんよね?

単純に算数の問題です。

こうやって論理的に考えれば、フィチン酸によってミネラル不足になることは考えられないです。

理論ではそうなるのですが、実際にはもう少し複雑な化学反応が起きていますし、理論と現実は必ずしも一致しません。

では、実際はどうなのでしょうか?フィチンを豊富に含んだ玄米などの食べ物を定期的に摂取していると、ミネラル欠乏になるのでしょうか?

過去にヒトや動物を対象にしたフィチンとミネラルの関係を研究した論文がいくつかあり、それによると、「フィチンのキレート作用(※)によるミネラル欠乏のリスクはない」ことが証明されています。(※「キレート作用」とはミネラルなどの金属元素と結合して体外から排出してしまう作用のこと)


エルンスト・グラーフ博士と彼の助手、ジョン・イートンは1984年、
微量鉱物元素と結合した『フィチン』は、その結合を簡単に離し、離れたミネラルが体内に吸収されることを示しています。

さらに、フィチン酸があるほうがミネラルが吸収されやすいことを示しています。


日本の大川順正博士は1984年高カルシウム尿症の患者の追跡調査で、患者に『フィチン(IP6)』を高濃度に含有する米ぬかを連日10グラム2年間投与しました。

その結果、血清中のカルシウム、リン酸化合物、あるいはマグネシウムの濃度に有意な低下はありませんでした。

すなわち、またもやIP6の有する微量元素気レート作用が生態に及ぼすかもしれないという危惧を吹き飛ばす結果になったのです。

(出典:アブルカラム・M・シャムスデン著、坂本孝作訳『天然坑ガン物質IP6の驚異』講談社、2000.9.20発行、144頁より引用)

このように、フィチンによるミネラル欠乏は杞憂であることが分かります。
ミネラル欠乏どころか、逆にミネラル吸収効率が上がった報告もあるくらいです。

さらに言えば、フィチンは玄米以外にも豆類や未精製の穀物に多く含まれています。

食品中のフィチン(IP6)の含有量(%)

もしフィチンがミネラル欠乏を起こすなら、玄米よりフィチンが多く含まれている小麦や大豆などを食べてもミネラル欠乏を起こしそうなものですが、そのような話は聞いたことがありません。

玄米に含まれているフィチンに対しては批判するのに、玄米以外の上記に示した食物に対してはなんの声も上げない理由がよく分かりません。

玄米を発芽させると、ミネラル吸収効率が上がると共に、フィチン酸の持っている抗ガン効果もアップする

また、玄米を発芽させるとフィチンが分解され、ミネラルが体内で効率よく吸収されるようになりますが、同時にフィチンが本来持っている抗がん作用も強力になります。


イノシトールには、六ヶ所のリン酸基結合部位があります。したがって、イノシトールのリン酸化合物は、それに結合したリン酸基の数により名前がつけられています。

イノシトール一リン酸(IP1)、イノシトール二リン酸(IP2)、イノシトール三リン酸(IP3)、そしてIP4、IP5などです。

六個のリン酸基がすべて結合するとイノシトール六リン酸(IP6)と呼ばれ、ときに「InsP6」と表記されます。フィチン酸とも呼ばれています。

IP6はリン酸基が一つずつ外れることによってイノシトールになります。また逆に、イノシトールはリン酸基が再び結合することによってIP6に変換されます。

イノシトールとIP6は協同的に働きます。両者を組み合わせて用いたほうが、それぞれを単体で用いるよりも健康に寄与する効果が強力です。

後で詳しく述べますが、IP6にイノシトールを加えることにより、いっそう強力な「抗がん性カクテル」が出来上がります。

IP6に関して私の研究室で行われた数多くの先駆的な実験で、常に再現性をもって統計学的な有意差で、様々な臓器・組織のガンを抑制するという事実が示されました。

+

そのなかには、大腸がん、乳がん、前立腺ガン、肝ガンなどが含まれています。

世界各国の科学者もこの事実を追試で確認し、正しいと認めつつあり、さらに研究に取り組む科学者も増えています。


(出典:アブルカム・M・シャムスディン、坂本孝作訳『天然抗ガン物質IP6の驚異』講談社、2000.9.20発行、18頁〜19頁より引用)

つまり、「フィチン酸」と「フィチン酸が分解したもの」が混合して存在していることが重要ということです。(因みにイノシトールとは、「フィチン酸が分解したものの一種」と思ってもらっていいです)

発芽玄米はまさにその状態でフィチン酸等が混在していますから、玄米よりも抗がん作用が強いと言えます。

ミネラル吸収率が上がり、フィチン酸の抗がん作用も高まる、さらにギャバ(γ-アミノ酪酸)が玄米の約3倍ほど含まれているとなれば、発芽玄米を食べない理由はないと思います。

玄米を主食としていた200年以上前の昔の人は短命だった

この説は、フィチン酸の栄養吸収阻害作用によって、昔の人は十分な栄養素を体に摂りいれることが出来なかったことが根拠になっています。(「これは極論ですが・・・、」と主張している方々も認めていますけどね・・・。)

しかし、先ほど説明したように「フィチン酸には栄養吸収阻害作用はありません」から、フィチン酸と関連付けるのは無理があります。

昔の人が短命だったのは、単に「食糧事情が悪かった」のと、「医療技術が発達していなかった」という2点でしょう。

(参考 → 日本人は、いつ頃から”長生き”になったのか?[平均寿命]から読み解く)
http://www.unlimit517.co.jp/ana85.htm


また、日本人の主食と寿命の関係については、

健康宣言 with 玄米さんの玄米食と寿命
http://genmai.dtiblog.com/blog-entry-6.html

という記事に使われている図が非常に分かりやすいので引用させて頂きました。

主食と日本人の寿命の関係

これを見ると、玄米から白米に主食が変化した「江戸時代〜明治時代」に寿命の顕著な伸びがあるわけではありません(寧ろ、ちょっぴり下がっていますよね 苦笑)。

昭和20年代から現代までに、男性の平均寿命が32.4歳、女性が39.7歳も伸びた原因は、白米とか玄米とかはあまり関係なく、食糧技術と医療技術の発達です。

それに加えて冷蔵庫などの食糧貯蔵技術の発達によって、日本人の栄養状態は劇的に改善しました。加えて衛生環境も良くなり、重い病気に罹りにくくなったことも大きいと思います。

【まとめ】ズバリ!玄米はガンの治療&再発予防に効果的?

さて、前回までに2回にわたり、「玄米のメリット・デメリット」について色々と語ってきましたが、結論から言えば、玄米はガンの治療&再発予防に効果的だと考えています。

ただし、(1)ちゃんと発芽する「生きている玄米」を選び、(2)「正しい方法」で玄米を調理すれば、の話です。

これがね、結構ハードル高いと思うんですよ・・・。
まず(1)を満たしている玄米が、あまり見当たりません。これは有名な産地や銘柄とかは関係ないですね。実際に1日〜2日くらい水に浸けてみたらすぐに分かります。

籾殻の乾燥の仕方がまずかったり、異物と玄米を選り分ける選別機の問題で胚芽を傷つけてしまって発芽しないケースもあります。ですから、実際に水に浸けてみないと、発芽するかどうかは分からないのです。

で、仮に(1)を満たしているとしても、(2)を理解していないと「発芽抑制因子」の毒に犯されて、体が衰弱してしまいます。記事の初めのほうで「玄米はハイレベルな食べ物だ」と言った理由が理解していただけたかと思います。

私みたいにお金を余分に使って「本当にこの玄米が発芽するのか?」を片っ端から水に浸けて調べたり、圧力鍋や高圧炊飯器などの調理器を揃えるぐらい真剣に取り組まないと、玄米の恩恵を受けることは出来ないでしょう。

しかし、コツさえ分かれば、料理なんか今までほとんどしたことがない私でも簡単に出来てしまったので、美容と健康の維持の為にも、是非とも皆さんには玄米食をやってほしいと思っています。

それに、「正しい玄米食」に至るまでの越えるべき壁は、私が皆さんの代わりに超えてきました。

(1)に関しては、私の努力の甲斐もあって、いくつか「発芽率ほぼ100%の玄米」を見つけましたので、それを次回の記事で紹介しようと思いますし、(2)に関しては今回の記事で全て解説しました。つまり、超えるべき壁はほとんど越えたのです。

圧力鍋や高圧炊飯器のどちらかが必要になりますが、最悪それらがなくても、前回の記事で紹介した「乾煎りしたあとで、玄米を炊く方法」をやれば、玄米の2大デメリットを解消することが出来ます。

ただ、それだと食感がパサパサで、不味いです・・・。
https://大腸がん闘病記.jp/dietetic_treatment_of_large_intestine__cancer/the-demerit-of-a-diet-on-brown-rice.html


要するに、脚気になりたくなかったら玄米を食べるより野菜を沢山食べた方がいいというだけの事ですね。


5. 2016年5月23日 13:33:15 : fpt8itpB5Q : zW@YYVl31Kw[684]
小麦、パンのような小麦製品は体に悪いと言われてるからアメリカからの反撃か?
でも精製してあるのが良くないという点で一致する話だ
砂糖も塩もか

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