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6カ国協議共同声明から10年 北朝鮮核問題は悪化:北朝鮮は合意事項を実行、合意を実行しなかったのは米国と日本
http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/417.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 9 月 17 日 01:44:28: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 北朝鮮が4回目核実験示唆 寧辺核施設の状況は?:どこかが提供したらしい軽水炉は稼動に向け最終準備段階 投稿者 あっしら 日時 2015 年 9 月 17 日 01:37:04)


※参照投稿

「北朝鮮「核施設全て稼働」 6カ国合意破棄、韓国は批判:北は05年9月の6ヶ国協議共同声明の相互履行を求めている」
http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/407.html
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記事入力 : 2015/09/16 13:41
6カ国協議共同声明から10年 北朝鮮核問題は悪化[朝鮮日報]

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の核問題を話し合う6カ国協議が2005年9月19日に北朝鮮の核放棄を明記した共同声明を採択してから10年がたとうとしている。
 共同声明で北朝鮮は「すべての核兵器と現存する核計画の放棄」を約束し、6カ国協議の枠組み始動から2年後に得られた最初の成果として大きな注目を集めた。北朝鮮核問題の解決に向けた転機になると評価され、朝鮮半島と北東アジアの恒久的な平和と安定への期待が高まった。

 しかし、それから10年後の現実は極めて厳しい。6カ国協議は2008年12月に北京で開催された第6回協議の首席代表会議を最後に、約7年間開かれていない。共同声明は死文化の危機にさらされている。

 さらに深刻なことは、北朝鮮の非核化の意思をうかがうことが難しくなっているという点だ。金正恩(キム・ジョンウン)体制となった北朝鮮は、憲法に核保有国と明示(2012年)し、核開発と経済発展を並行する「並進路線」を採択(2013年)するなど、核保有の意思を明確に打ち出している。3回目核実験(2013年)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射実験(2015年)で核能力を小型化、多様化したと主張し、非核化に向けた6カ国協議の再開を拒んでいる。

 北朝鮮を交渉テーブルにつかせるための効果的な方策は見つかっていない。北朝鮮の戦略を変えさせるような強力な圧力や制裁が必要だと指摘される一方で、北朝鮮への見返りを盛り込んだ2005年の共同声明の精神に立ち返り北朝鮮を誘導すべきだという意見もある。


◇状況は悪化、「第3次核危機」との見方も

 6カ国協議は北朝鮮の核放棄の意思を基本的に確認した2005年の共同声明以降も進んでは立ち止まることを繰り返してきたが、2007年にようやく進展の糸口をつかんだように見えた。

 同年2月13日、共同声明を履行するための初期段階の措置として、北朝鮮の核施設の稼動停止を具体化した合意文書がまとまった。続く10月3日には次の段階の措置として、核施設の無能力化と核計画の申告を北朝鮮に義務付けることにも合意した。

 北朝鮮はこれに基づき、2008年6月に核施設および核物質の申告書を中国政府に提出し、主要施設である寧辺原子炉の冷却塔を爆破する場面を世界に向け生中継した。

 しかし、北朝鮮は科学的な検証と高濃縮ウラン開発計画の申告はあくまで拒否。結局、6カ国協議は2008年12月の第6回協議首席代表会議を最後に長期の「休眠状態」となり、現在に至る。

 北朝鮮はその間も核能力の高度化を推し進めてきた。2006年10月9日の最初の核実験に続き、2009年5月25日、2013年2月12日にも核実験を強行した。今年5月にはSLBM発射実験も行った。核を使った打撃手段の小型化、多様化が本格化して長いと主張しながら、衛星用ロケット打ち上げと称した長距離弾道ミサイルの発射実験も繰り返し、核運搬能力の向上にも注力している。

 さらに懸念すべきは、憲法に核保有国と明示し、核開発と経済発展を並行する並進路線を採択した後、「時すでに遅し」「非核化はこれ以上交渉の目的になってはならない」などと非核化交渉そのものを拒んでいることだ。これは米国との核軍縮次元の交渉には応じられるということを意味する。

 今月14日には、10月10日の朝鮮労働党創建70周年記念日に合わせ、人工衛星打ち上げと称し事実上の長距離弾道ミサイルを発射する可能性を示唆した。翌15日も、「いつでも核の雷声で応える万端の準備ができている」としながら、4回目核実験の可能性をほのめかした。今月末の米中首脳会談と来月中旬の韓米首脳会談、また、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射した場合の国連安全保障理事会などの追加制裁を念頭に置いての発言とも考えられる。

 北朝鮮の核活動の中断と国際原子力機関(IAEA)要員の常駐復帰など6カ国協議再開の前提条件について北朝鮮の意中を探ろうと、韓国政府の主導でいわゆる予備的対話への動きがあるが、北朝鮮は耳をふさいだままだ。

 専門家からは、北朝鮮が非核化交渉を拒んで核能力を高度化している現在の状況を、1992〜1993年の第1次核危機と2002年の第2次核危機に次ぐ「第3次核危機」と呼べる状況だとしながら、その深刻さに注意を促す声が上がる。

 ソウル大統一平和研究院の張容碩(チャン・ヨンソク)上級研究員は「第1、2次核危機の際には北が非核化の枠組みの中で平和的な核利用を主張したとするならば、今の状況は北が核保有国であることを自認し並進路線を追求しているという意味で、第3次核危機の状況だといえる」と話した。


◇交渉テーブルにつかせるには

 北朝鮮が非核化交渉をどこまでも拒否し続ける中、韓米日などは北朝鮮の態度の変化と交渉再開に向け、北朝鮮に対し引き続き制裁や圧力を加えている。

 特に韓国政府は今月2日の韓中首脳会談を機に、北朝鮮核問題の解決に向け中国の「主導的な役割」を繰り返し求めた。ただ、中朝関係は2013年の北朝鮮の3回目核実験以降悪化しており、中国が北朝鮮にどれだけ影響力を発揮できるか、また、中国が戦略的な価値を放棄してまで北朝鮮に対する圧力を強められるか、その限界を指摘する意見も少なくない。

 韓国政府は6カ国協議共同声明10年を控える今、北朝鮮核問題をめぐり中国、米国に対する外交活動を強化している。来月16日の韓米首脳会談ではトップレベルで新たな共同認識を確認したい考えだ。

 米国は来年の大統領選に向け動き出しており、オバマ政権としては来月の韓米首脳会談が北朝鮮核問題解決への推進力を生み出す最後の機会になり得る。そのため、韓国政府は米国に一層積極的な役割を働きかけるべきだという意見もある。

 専門家らの間では、北朝鮮を核放棄に追い込む環境を整えるため、北朝鮮への圧力と制裁を大幅に強化すべきとの声が高まっている。

 6カ国協議の韓国首席代表として2007年の二つの合意を導き出し、前政権で青瓦台(大統領府)外交安保首席秘書官なども務めた千英宇(チョン・ヨンウ)氏は、「核の放棄が保有より利益になるという戦略的な計算公式を示してみせるまで、北は絶対に核を放棄しないだろう」と話す。強い圧力により核放棄に追い込む状況作りが必要だと強調し、特に米国の積極的な役割を求めた。

 ソウル大統一平和研究院の張上級研究員は「2005年の共同声明には北の核計画廃棄の約束だけでなく、北が必要とする平和体制や経済協力、米朝・日朝の国交正常化など、われわれが効力にできるものが盛り込まれている」としながら、共同声明の精神に立ち返り、今の現実に合った内容を切り札にするよう促した。

 元外交通商部次官の金聖翰(キム・ソンハン)高麗大国際大学院教授は、近く行われる米中、韓米首脳会談で北朝鮮に最後の選択を迫らなければならないと主張した。北朝鮮が核計画の中断などに応じるならば、6カ国協議と、南北と米中による4カ国の協議を並行するべきだとした。

聯合ニュース

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/09/16/2015091601888.html


 

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コメント
 
1. 2015年9月30日 01:34:57 : LY52bYZiZQ
Domestic | 2015年 09月 30日 01:11 JST

日米韓外相、対北朝鮮で連携確認

 ⁅ニューヨーク共同⁆岸田文雄外相とケリー米国務長官、尹炳世韓国外相は29日午前(日本時間29日夜)、米ニューヨークで会談し、北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐり緊密に連携する方針を確認した。岸田氏は、現在の北朝鮮を含むアジア太平洋地域の安全保障情勢を踏まえ、成立した安保関連法の意義は大きいと説明。「日本として、地域の平和と安定に貢献する」と述べた。

 会談時間は約45分間。3氏は、北朝鮮が10月に事実上の長距離弾道ミサイル発射実験の実施を示唆していることには「発射すれば明白な国連安全保障理事会決議違反だ」として自制を強く要求。制裁強化もあり得るとの認識だ。


⁅共同通信⁆
http://jp.reuters.com/article/2015/09/29/idJP2015092901002453


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