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対キューバ外交に見るオバマの深謀遠慮ー(田中良紹氏)
http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/903.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 21 日 19:32:10: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

対キューバ外交に見るオバマの深謀遠慮ー(田中良紹氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sofh85
21st Mar 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks


オバマ大統領は現職のアメリカ大統領として88年ぶりにキューバを訪問している。

この歴史的訪問は昨年7月の国交回復を確固たるものとし、

アメリカとキューバの人的経済的交流を加速させる狙いがあると言われているが、

これが大統領予備選の真っただ中である事からフーテンはそれ以上の深謀遠慮を感ずる。

深謀遠慮の一つは、レーガン政権以来、反カストロ派のキューバ人を取り込むことで

ヒスパニックへの影響力を強めてきた共和党の選挙戦略を粉砕する事であり、

もう一つはウクライナ情勢で対立するロシアのキューバ接近を防ぐ狙いである。

今回の大統領予備選挙で共和党主流派が期待をかけたマルコ・ルビオも

宗教右派が推すテッド・クルーズも反カストロ派のキューバ人である。

それが「トランプ旋風」に吹き飛ばされ、また飛ばされそうになっている。

一方で2014年のウクライナ危機の際、

アメリカが黒海に軍艦を派遣するとロシアはすぐさまキューバに軍艦を派遣した。

この二つがフーテンの頭の中にある。

アメリカにとって目と鼻の先にある社会主義国キューバは厄介な存在である。

1959年のキューバ革命以来、アメリカはカストロ政権を転覆するため

何度も軍事侵攻や暗殺計画を繰り返したがことごとく失敗し、

キューバが旧ソ連に支援を求めた1962年には米ソ核戦争の危機が勃発した。

危機は旧ソ連の譲歩で回避されたが、

その後も民主党共和党の別なくどの政権でもアメリカとキューバは敵対し続け、

特にレーガン政権は1982年にキューバを「テロ支援国家」に指定、

またブッシュ(子)政権は2005年にキューバを北朝鮮、イランと並ぶ「打倒すべき独裁政権」と名指しした。

ところがオバマ大統領は一転してキューバとの国交回復に舵を切ったのである。

2009年に「核廃絶」や「イスラムとの和解」など歴代政権とは異なる外交方針を打ち出したオバマは、

就任時からキューバとの和解を考えていたと言われているが、

国交正常化交渉が水面下で始まったのは二期目の2013年と言われる。

ラテン・アメリカ出身のローマ法王フランシスコとキューバと友好関係のあるカナダの仲介によって

交渉が始まり、2013年12月10日に南アフリカのヨハネスブルグで行われた

故ネルソン・マンデラ元大統領追悼式でオバマ大統領とラウル・カストロ国家評議会議長が初めて握手を交わす。

その時には誰も正常化交渉には気付かなかった。

ところがその直後の2014年2月に開かれたソチ・オリンピックで

西側諸国の政治家がみな開会式を欠席した。

その理由として「同性愛を認めないロシアとは価値観が異なる」と言われたが、そうでない事がすぐわかる。

ロシアがオリンピックで動けない時期を狙ってウクライナで反政府暴動が起こり、

親ロシア政権が打倒されたのである。それを予知していたかのようにアメリカは、

オリンピックでのテロ対策の名目でアメリカ国民救出のためと称し黒海に軍艦を派遣した。

するとロシアはすぐさまキューバに軍艦を派遣したのである。

これでオバマにキューバとの国交正常化の理由付けが出来た。

水面下で行ってきた交渉をオバマ政権は12月に公然化させる。

翌15年4月にパナマで行われた米州機構首脳会議でオバマとカストロは

59年ぶりの首脳会談を行い、5月にアメリカはレーガン政権以来の「テロ支援国家指定」を解除、

7月には国交が回復された。

これには共和党から強い批判が出た。

共和党が「テロ支援国家」と指定し、北朝鮮、イランと並ぶ「打倒すべき独裁国家」とした国との

正常化だからである。

さらにもう一つの理由として、レーガン政権以来の共和党の選挙戦略を覆されかねない怖れがあった。

かつての共和党はアメリカ社会の上流を形成するWASP(アングロサクソン系の白人でプロテスタント)が

主流であり、民主党は労働者階級や非白人系移民、黒人などのマイノリティを支持母体に持つ政党であった。

アメリカへの移民は60年代半ばからヨーロッパからの白人よりヒスパニックと呼ばれる

メキシコ、キューバ、プエルトリコからの移民が増える。

そしてヒスパニックの人口は増え続け2050年にはアメリカ国民の3人に1人になると予測されている。

ヒスパニックの票を獲得しなければアメリカ大統領になれない時代が来るのである。

レーガン大統領は「ヒスパニックは共和党員だ。

ただ彼らがそれに気づいていないだけだ」と言って、ヒスパニックの取り込みを始めた。

レーガンが言うのは、キューバの社会主義を嫌ってアメリカに逃れてきた反カストロ派キューバ人は

共和党と同じ反共の価値観を持っているという意味である。

その期待を背負ってキューバ系の多いフロリダ州知事になったのがジェブ・ブッシュ氏であった。

彼はメキシコ人の妻を持ちスペイン語をしゃべる。

兄のブッシュ前大統領もスペイン語をしゃべるなど上流WASPのブッシュ家は

ヒスパニック対策を意識していた。

ところが今回の大統領選挙で本命と思われたジェブ・ブッシュは、

「トランプ旋風」の前に出馬断念に追い込まれ、

そしてフロリダ州を地盤とする反共主義者のキューバ人マルコ・ルビオも吹き飛ばされた。

残るはやはりキューバ人で宗教右派のテッド・クルーズがどこまでトランプに迫れるかという情勢である。

本命のトランプが「移民排撃」を掲げてヒスパニックを攻撃し、

白人の貧困層から支持されている光景は、

かつてレーガン大統領が切り拓いた反共主義の価値観でヒスパニックを取り込んだ時代が

終わりに近づいている事を感じさせる。

まるでマイノリティになりつつある白人の貧困層に共和党はしがみつき、

マイノリティから脱する勢いのヒスパニックを民主党の側に押しやろうとしているように

フーテンには見えるからだ。

そしてオバマが押し進めるキューバとの国交正常化は

共和党が反カストロ派を取り込んだ反共主義の価値観を希薄化させ、

レーガン以来の共和党の選挙戦略を粉砕する。

この大統領選挙がどのような結果になるにせよ、

共和党は根本から選挙戦略を立て直さないとこれからの選挙で勝利する事は難しいと

フーテンは考える。

また以前、北朝鮮とアメリカが韓国の頭越しに平和条約を巡る交渉を行っていた事に

注目するブログを書いたが、

ブッシュ(子)政権が「打倒すべき」と名指ししたイラン、キューバ、北朝鮮の3か国のうち

オバマはイラン、キューバと正常化を果たした。

残る北朝鮮に深謀遠慮を巡らせていないとも限らないとフーテンは思ったりするのである。


 

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コメント
 
1. 2016年3月22日 08:25:04 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[1917]
Domestic | 2016年 03月 22日 06:51 JST
米キューバ首脳が共同記者会見

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160322&t=2&i=1126668760&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016032201001348.-.-.CI0003
米キューバ首脳が共同記者会見

 ⁅ハバナ共同⁆キューバを訪問したオバマ米大統領は21日、キューバの首都ハバナでラウル・カストロ国家評議会議長と会談した。オバマ氏は共同記者会見で米キューバ関係について「前進し続け、後戻りさせない」と述べ、この日が両国にとって「新たな日」と宣言した。

 オバマ氏は民主化や人権問題について率直に対話を交わしたと明らかにし、民主化や人権改善を求めていく考えを示した。カストロ氏は米国が人権を政治的に取り扱っていると批判した。

 カストロ氏は米国による経済制裁とグアンタナモ米軍基地の未返還が関係正常化を進める上で「障害」になっているとして早期の解決を要求した。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2016032201001341


2. 2016年3月22日 08:29:38 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[1918]
World | 2016年 03月 22日 07:35 JST
関連トピックス: トップニュース
米キューバ首脳が人権問題で応酬、カストロ議長「米は二重基準」

http://s3.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160321&t=2&i=1126675355&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=LYNXNPEC2K1EO
3月21日、オバマ米大統領は訪問しているキューバに対して人権問題の改善を要求。一方、カストロ議長は米国の姿勢が「ダブル・スタンダード」だと批判した。写真は共同会見する両首脳(2016年 ロイター/CARLOS BARRIA)

⁅ハバナ 21日 ロイター⁆ - オバマ米大統領は21日、訪問しているキューバに対して人権問題の改善を求めた。一方、同国のラウル・カストロ国家評議会議長は米国の姿勢が「ダブル・スタンダード(二重基準)」だと批判した。

オバマ大統領は、両国の指導者が2014年12月に国交回復で合意したにもかかわらず、人権問題がキューバとの関係強化の上で障害になっていると指摘。両国関係の「満開」はこの問題が進展して初めて訪れるだろうと付け加えた。

大統領は共同記者会見で「それ(人権問題の進展)がない限り、火種がくすぶり続けると思う」と指摘。カストロ議長は時折、不快さや怒りを感じている様子を見せた。会見はキューバ国営テレビで生放送された。

カストロ議長は米国も人権を侵害しているとして、同国の姿勢はダブル・スタンダードだと反論。全ての国際的な権利に関する合意を満たしている国はないとした上で、キューバは健康や教育機会、男女平等といった多くの分野で先進的だと述べた。

キューバはこれまで幾度となく、人種や暴力のほか、キューバのグアンタナモ米軍基地における収容所などの問題について米国を非難している。

カストロ議長は、キューバの政治犯拘束に関する記者の質問に対し「政治犯とは何か。名前を挙げてほしい」と述べ、1人の政治犯も拘束していないとの見解を示した。

また、米国が54年に及ぶ対キューバ禁輸措置を解除し、グアンタナモ米軍基地を返還すれば、より良い両国関係が築けるだろうと述べた。

オバマ大統領とカストロ議長は記者会見に先立ち、首脳会談を行った。

http://jp.reuters.com/article/usa-cuba-summit-idJPKCN0WN2BF


3. 2016年3月22日 12:51:36 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[1927]
Domestic | 2016年 03月 22日 11:06 JST
米キューバ、関係正常化前進へ

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160322&t=2&i=1126668760&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016032201001348.-.-.CI0003
米キューバ首脳が共同記者会見

 《ハバナ共同》オバマ米大統領は21日、キューバの首都ハバナでラウル・カストロ国家評議会議長と会談し、両国の関係正常化を前進させることで一致した。現職米大統領として88年ぶりの歴史的なキューバ訪問を果たしたオバマ氏は、会談後の共同記者会見で「今日は新たな日だ」と宣言。人的交流拡大や米企業の進出など経済的な結束の強化に意欲を示した。

 両首脳の会談は3度目。革命宮殿でカストロ氏がオバマ氏を出迎え、約2時間半にわたって会談した。ただ、人権問題では双方の議論がかみ合わず、平行線をたどった。カストロ氏は共同会見で「人権問題で対立をあおるべきではない」とけん制した。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2016032201001341


4. 2016年3月22日 13:18:55 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[1928]
2016年3月22日(火)
米大統領 キューバ訪問
88年ぶり 正常化過程加速へ

 《ワシントン=島田峰隆》オバマ米大統領は20日、現職の米大統領としては88年ぶりにキューバを訪問しました。訪問にはミシェル夫人と娘2人、超党派議員や米企業幹部らが同行。人的、経済的な交流を強めて、両国の国交正常化過程を加速させたい考えです。

 オバマ氏は到着直後、ツイッターで「キューバ国民と直接会い、意見を聞くことを楽しみにしている」と述べました。同氏は21日にハバナ市内でラウル・カストロ国家評議会議長と会談します。22日にはキューバ国民に向けて演説します。

 オバマ氏は20日午後(日本時間21日早朝)、ハバナのホセ・マルティ国際空港に専用機で到着。キューバ側からはロドリゲス外相らが出迎えました。オバマ氏はその後、昨年再開した米大使館の職員らと面会し、ハバナ旧市街を観光しました。

 またオバマ氏は同日、キューバのカトリック教会トップ、ハバナ大司教のオルテガ枢機卿と面会しました。同枢機卿は国交正常化交渉開始の発表に向けた米キューバ間の秘密交渉を支援しました。

 米政府は2014年12月、親米独裁政権を倒したキューバを敵視し孤立させる政策の誤りを認め、国交正常化交渉を始めると発表。2015年7月に国交を回復しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-22/2016032201_04_1.html


5. 2016年3月22日 17:39:37 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[1936]
World | 2016年 03月 22日 17:07 JST
関連トピックス: トップニュース
米キューバ首脳が人権問題で応酬、カストロ議長「米は二重基準」
http://jp.reuters.com/video/2016/03/22/%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%8C%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%9A%84%E3%81%AA%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E8%A8%AA%E5%95%8F-%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E3%81%AA%E3%81%A9%E4%BE%9D%E7%84%B6%E9%9A%94%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%82%82%E5%AD%97%E5%B9%95%E3%83%BB22%E6%97%A5?videoId=367823843&newsChannel=jpUSpolitics
〖ハバナ 21日 ロイター〗 - オバマ米大統領は21日、訪問しているキューバに対して人権問題の改善を求めた。一方、同国のラウル・カストロ国家評議会議長は米国の姿勢が「ダブル・スタンダード(二重基準)」だと批判した。

オバマ大統領は、両国の指導者が2014年12月に国交回復で合意したにもかかわらず、人権問題がキューバとの関係強化の上で障害になっていると指摘。両国関係の「満開」はこの問題が進展して初めて訪れるだろうと付け加えた。

大統領は共同記者会見で「それ(人権問題の進展)がない限り、火種がくすぶり続けると思う」と指摘。カストロ議長は時折、不快さや怒りを感じている様子を見せた。会見はキューバ国営テレビで生放送された。

カストロ議長は米国も人権を侵害しているとして、同国の姿勢はダブル・スタンダードだと反論。全ての国際的な権利に関する合意を満たしている国はないとした上で、キューバは健康や教育機会、男女平等といった多くの分野で先進的だと述べた。

キューバはこれまで幾度となく、人種や暴力のほか、キューバのグアンタナモ米軍基地における収容所などの問題について米国を非難している。

カストロ議長は、キューバの政治犯拘束に関する記者の質問に対し「政治犯とは何か。名前を挙げてほしい」と述べ、1人の政治犯も拘束していないとの見解を示した。

また、米国が54年に及ぶ対キューバ禁輸措置を解除し、グアンタナモ米軍基地を返還すれば、より良い両国関係が築けるだろうと述べた。

オバマ大統領とカストロ議長は記者会見に先立ち、首脳会談を行った。

http://jp.reuters.com/article/usa-cuba-summit-idJPKCN0WN2BF


6. 2016年3月22日 21:22:34 : axdxgm3Wdc : WoR5VAJtx2c[465]
鬼ごっこ やめてキューバを たらし込み

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