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鰐(クロコダイル)の目に涙 私の闇の奥
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投稿者 お天道様はお見通し 日時 2016 年 1 月 18 日 16:53:44: I6W6mAZ85McLw gqiTVpO5l2yCzYKojKmSyoK1
 




1月5日、ホワイトハウスで銃規制強化策を発表したオバマ大統領は、2012年12月にコネチカット州の小学校で多数の児童が犠牲になった無差別乱射につ いて触れた際、「子供たちの事を考えると、気が狂いそうになる」と涙ながらに語りました。これこそ鰐の涙というものです。


 2013年8月21日、シリアの首都ダマスカスの近くのグータにサリン毒ガスを搭載したロケット弾が打ち込まれ、多数の子供達が殺されました。私は、その直後の8月30日付のブログ記事『もう二度と幼い命は尊いと言うな』で次のように書きました。:


**********************


 
8月21日、シリアの首都ダマスカスの近くの反政府軍の支配地区に対してロケットによる化学兵器(毒ガス)攻撃が行なわれ、多数の一般市民が殺されまし た。死者数は初め約1300人と発表され、現在では数百人とされています。宣伝用に動画を含むおびただしい数の映像が流されました。シリア情勢に関心のあ る人ならば、必ずその幾つかをご覧になったでしょう。今度アメリカが始める戦争はYouTubeの映像から立ち上げられた史上初の戦争として記録されるだ ろうという声もあり、映像が示されているサイトは無数にあります。ワシントン・ポストの8月23日付けの記事もその一つです。


http://www.washingtonpost.com/world/national-security/in-syria-chemical-attack-allegations-us-and-allies-push-for-immediate-probe/2013/08/22/00f76f2a-0b6f-11e3-8974-f97ab3b3c677_story.html?wpisrc=nl_headlines


そのフォト・ギャラリーには、白布に包まれた幼い子供たちの死体が魚河岸の魚のように並べられた写真があります。他の写真の多くも子供の犠牲者の様子を撮ったものです。ご覧になって下さい。


 
この毒ガス使用がアサド政府の行為とは到底考えられない理由と具体的根拠はいくつもあります。第一、前回(3月、アレッポ近郊)の毒ガス使用事件の真相 解明のため国連調査団がダマスカスに到着したその8月21日に、わざわざ新しく政府側がダマスカス近郊で毒ガスを大々的に使用して多数の子供たちを殺傷す るとは全く考えられません。同じ8月21日、ダマスカス近郊で政府軍と共に戦っていたレバノンのヒズボラ派兵士三人が毒ガスにやられたことがベイルートか ら報じられています。アサド政府が、化学兵器を使用していないことを国連の調査を通じて立証し、米欧の直接軍事介入を何としても避けたいと思っている時 に、毒ガスを使用するわけがありません。


 しかし、今回の毒ガス使用が米欧の直接軍事介入の口実として行なわれたと私が確信する理由は、別のところにあります。それは、今日までの歴史的推移とオ バマ大統領をはじめ、ケリー、スーザン・ライス、サマンサ・パワーなどの米政府高官、それに米政府の報道官たちの化学兵器使用に関する発言の“語り口”で す。“語り口”など最も脆弱な状況証拠に過ぎないと言わないで下さい。長く生きていると、嘘を吐いている顔は大抵の場合分かるものです。稀代のコンマン、 バラク・オバマのポーカーフェイスもちゃんと読めます。嘘つきの顔を読む練習をしたければ、手始めとして、事件直後の8月22日の米国務省報道官サキの顔 をよく見て下さい。「反政府側には化学兵器を使うだけの能力が無い」と言い切る彼女の顔を。


http://rt.com/news/syria-chemical-attack-cooperation-841/


また、歴史的事実とは、外交評論誌FP(Foreign Policy)の8月26日付けの記事『Exclusive: CIA Files Prove America Helped Saddam as He Gassed Iran (特ダネ:CIA ファイルはサダム・フセインがイランを毒ガス攻撃した時アメリカが彼を助けたことを証明)』を指しています。この雑誌にこの記事、ちょっと意外な感じです が、裏を返せば記事内容の信憑性の保証でもあります。:


http://www.foreignpolicy.com/articles/2013/08/25/secret_cia_files_prove_america_helped_saddam_as_he_gassed_iran


歴史的に見て、化学兵器あるいはそれに類似する効果を発揮する兵器を使用することにかけては、米国の右に出る国はありません。化学兵器や生物兵器が嫌悪さ れ、国際法で使用禁止となっているのは、それらが老若男女を問わず、人間を残忍無惨に殺傷するからで、二つを合わせて貧者の核兵器と呼ばれることもありま す。米国は富者として本物の核兵器を使用した唯一の国であり、またAgent Orange や劣化ウラン弾を最も多量に使用してきた国でもあります。サリンを使って自国民を殺すアサド政権からシリアの老若男女を保護するために武力行使もやむを得 ないというアメリカの大嘘を、地獄の閻魔大王はどんな顔をして聞いていることでしょう。


 今回の化学兵器使用に就いて、上のFP掲載の記事にあたる「シリアの毒ガスは、実はCIA(あるいはイスラエル)が用意した」という暴露記事が出るのは いつのことでしょうか。10年後? 20年後? 間もなく降り注ぐ米欧軍のミサイルの雨に打たれて死んで行くシリアの老若男女にとって、それこそ後の祭り というものです。


  しかし、私の心に最も重くのしかかって来るのは、虚々実々の政治的暗闘への嫌悪感ではありません。今度の毒ガス使用のむごたらしい映像を見つめながら、 心の底に重く重く沈殿してくるのは、この宣伝映像が幼き者たちの苦悶と死に重点を置いて編集されているという事実に対する怒りです。こうした映像を利用す る政治的意図こそ、痛々しい幼き者たちの魂に対するこの上ない冒涜であります。つい二三日前のこと、あるテレビニュースでアメリカの慈善団体がシリア難民 キャンプで子供たちのために学校バスを運営していることが報じられていました。文字通りの“スクールバス”で、内部の各座席に一台のパソコンが付いてい て、子供たちは嬉々としてお勉強に励んでいました。What is this! と私は叫んでしまいました。なんと不必要に贅沢な学校、ここに明白にディスプレーされているのは米欧の毒々しい偽善の醜悪さであって、幼きものたちに対す る愛情とは何の関係もないどころか、彼らの喜ぶイメージを自己宣伝に利用する許し難い背信行為です。もしこんなことをする金があるのなら、例えば、ハイチ の子供たちにせめて安全な水道の水を飲ませてやって欲しい。川の泥水を飲んでコレラに罹って死なないように。私の脳裏には、またしても、例のマドレーン・ オルブライトの発言が浮かびます。以前にもこのブログで取り上げたことがありますが、今日はウィキペディアから少し引用します。:



1996年、60 Minutesに出演して、レスリー・ストールから対イラク経済制裁について“これまでに50万人の子どもが死んだと聞いている、ヒロシマより多いと言わ れる。


犠牲を払う価値がある行為なのか?”と問われた際「大変難しい選択だと私は思いますが、でも、その代償、思うに、それだけの値打ちはあるのです」 (“I think that is a very hard choice, but the price, we think, the price is worth it. ”)と答えた。
なお、オルブライトのこの発言を腹に据え兼ねた国連の経済制裁担当要員3名(デニス・ハリデイ、ハンス・フォン・スポネック、ジュッタ・ バーガート)が辞任。
このうちハリデイは「私はこれまで(対イラク経済制裁について)“ジェノサイド”という言葉を使ってきた。何故なら、これはイラクの 人々を殺戮することを意識的に目指した政策だからだ。私にはこれ以外の見方が出来ないのだ」とコメントを残している。



そうなのです。幼い子供たちの苦しみを政治宣伝の具に供する狡猾さこそあれ、幼い命の尊重などは、米欧の支配権力にとって、極めて低いプライオリティしか与えられていません。彼らのプライオリティの真の序列を見据えることが我々にとって喫緊の要事です。


**********************


 シリアのアサド政権がこの大量虐殺を行ったとして、すんでに米国軍が直接参戦に踏み切るところでしたが、ロシアの外交的努力が功を奏して、破局は回避さ れました。当時の米欧のマスメディアは、ニューヨーク・タイムズを先頭に、しきりにアサド政権有罪説を唱えたものでしたが、それから2年あまり経った今、 反アサド側の犯行であったという証拠が圧倒的になっています。もしあの暴挙が本当に偽旗作戦だったとすると、これは、ワニの目に涙などと言って済まされる ことではありません。凶悪極まりない戦争犯罪です。


 1月10日のニューヨーク・タイムズに『Starving Syrians in Madaya Are Denied Aid Amid Political Jockeying(政治的駆け引きの渦中でマダヤの飢餓に瀕したシリア人への支援断絶)』という過激な記事が出ました。私あてにもリワン・ハダッド – Avaaz の名で、次の文章で始まる長いイーメールが私にも送られてきました。沢山の人が同じメールを受け取ったのでしょう。:


**********



皆さま


シリア政府軍に包囲された、首都ダマスカス郊外の町マダヤ。お腹をすかせた子供たちは、木の葉や猫、虫などを口にし、飢えをしのいでいます。アサド政権に より、現在シリアでは4万人以上もの人々が餓死寸前に追いやられている状態です。やせ細る我が子が息絶えるのを、なすすべもなく見ていることしかできない 親の心の痛みは、想像を絶します。ですが今、そんな状況を変える方法があります。
・・・・・・・・


**********


 私の臭覚は、この「シリアの町マダヤ」のお話にグータのサリンガス事件と似たfishy な臭いを嗅ぎつけます。



藤永茂 (2016年1月13日)


鰐(クロコダイル)の目に涙 私の闇の奥



**********引用ここまで**********


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コメント
 
1. 2016年1月18日 21:07:13 : UDirfH8wQU : zsDauQfHDC0[4]
どういうわけか、国連の調査団が入るときに限ってその前後になぜか、調査対象の政府によって毒ガスや化学兵器が使われる。
常識的に考えてそんなバカなことをする政権がどこにある。警察がやってきたときに限ってわざわざ泥棒に入るようなものだ。

米国はいつもそうやって口実をつくり、太平洋や大西洋を横断して侵略を繰り返してきた。気の遠くなるような遠くまで爆撃や皆殺しをやりに出かける唯一の国家である。ロシアも中国もそんなことはかってやったことがない。
しかし、そのような非人間的な侵略には正義の理由が必要だ。そのためにやれ「毒ガス」やら「独裁政権の弾圧」やら「化学兵器の使用」などを無理に作り出し、米国が裏で操っている「反体制派」?のシリア監視団などにエセ情報を流させる。このサイトのダイナモや仁王像などはその手先のようなものだ。

みなさん、この記事の黄色で塗られた部分は何度も読んで吟味しておく必要がある。これが世界の真実なのではないか。わたしはそう思っている。


2. 2016年1月18日 22:29:14 : e2jmdF187g : X4WAth_89dg[6]
ないと言っていたイラクには大量破壊兵器があるからと因縁をつけて侵攻し、水爆まで造ったと公言している北朝鮮には黙んまりですかいな。ダブルスタンダードもここまで来ると精神分裂症を起こしやしませんかね。

3. 2016年1月19日 08:10:01 : Q82AFi3rQM : Taieh4XiAN4[34]

私たちの大多数は、人間どうしお互いが不幸になるより幸せになることを、
あるいは少なくとも地球上の生き物の、また少なくとも人間どうしが、また
幼いものや弱いものをいたわることを、当然の生き方だと思って生きてきた。
 
 政治世界が力の闘争世界だとしても、今日のアメリカが示している嘘と際
限のない残虐さを見ていると生き物として異常だと感じる。

 ヘンリー・メイコウ著『イルミナテイ』を読んで、さらにウツの気分におちこんだが、
あらゆる存在を自分たちの権力の道具にし、自分たちだけが多くの存在の上
に君臨したいという欲望は、あるとを認めるとしても、その規模を思うと
生き物として非常に変だと感じる。

 現代の「政治家」たちはそのような君臨したい者たちに、これまた使われ
ている者たちであるらしいが、そのような階層の構造が続く限り状況は続く
のだろう。
政治も宗教も「君臨したい」「支配したい」者達の作り出したシステムだと
理解したときのウツ気分は今でも消えない。

彼らのそのような性向が、仮に精神の病の故だとしても許す気持にはなれない。



4. 2016年1月20日 13:48:14 : e2jmdF187g : X4WAth_89dg[7]
自分たちは他人とは違う。他人は家畜や奴隷である。そのような考え方が悲劇を生むのでしょうね。家畜や奴隷扱いされて満足する人間などこの世にはいないでしょう。必ずあらゆる方法を使って抵抗します。そうやって暴力の応酬と腐敗が人類社会を蝕んでいく。

チンパンジーやアリの群れの場合は狭い縄張りの中での応酬です。次の世代が新しいコミュニティを創り古い群れはやがて滅びる。ところが人間の場合産業革命以降全地球に単一のコミュニティを形成しつつある。次の新しいコミュニティが育っていない。と言うよりも古い群れが新しい群れの形成を自分を脅かす脅威と感じて潰しにかかっているわけです。しかし脅威を潰したところで人類組織の腐敗や老化を止める事はできない。社会の腐敗と既得権者の延命のために資源が使われる結果、やがて大量死と衰退が始まる。中世の欧州で起きた暗黒時代はそのような将来のモデルケースになると思われます。


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