カテゴリー：脱原発 投稿日：2016-06-03

□参院厚労委で福島みずほ議員

福島県の県民健康調査で甲状腺がんまたは疑いの子どもが１６６人、手術後にがんが確定した子どもが１１６人となった問題で、社民党の福島みずほ参院議員（副党首）は５月１９日の厚生労働委員会で、国立がんセンターのがん罹患者全国推計に基づく同県の１８歳以下の甲状腺がん有病者数は２人程度と試算されているとして、「これは多発ではないのか」と質問した。

これに対し環境省の北島智子環境保健部長は、県民健康調査委員会の「推計される有病者数に比べて数十倍のオーダーで多い」との見解を引きつつ、「多発」との表現はしないと答弁。

福島議員が「数十倍のオーダーだったら多発しているではないか」とただしたのに対し、北島部長は、適当な比較対象がないので判断できないなどと言を左右にしてごまかした。

福島議員が「多く発見されていることは認めるか」と迫ると、同部長は「調査によってたくさん見つかっていることは認めている」とようやく答えた。

（社会新報２０１６年６月１日号）

http://www5.sdp.or.jp/topics/2016/06/03/%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%A4%9A%E7%99%BA%E3%80%8D%E8%AA%8D%E3%82%81%E3%82%88/