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米国で承認 「遺伝子組み換えサケ」が日本の食卓を襲う(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/hasan105/msg/687.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 2 月 19 日 07:50:50: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


米国で承認 「遺伝子組み換えサケ」が日本の食卓を襲う
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/175559
2016年2月19日 日刊ゲンダイ



(開発したAquaBounty TechnologiesのHPから)


 TPPの国会承認を急ぐ安倍首相は「国益にかなう最善の結果を得た」と強弁していたが、ウソっぱちだ。遺伝子が組み換えられた魚までもが日本になだれ込む懸念が強まっている。


 TPPを主導する米国では、FDA(食品医薬品局)が動物初となる遺伝子組み換えサケの販売を承認。通常の2倍のスピードで成長する「フランケンフィッシュ」が市場に出回ると大騒ぎになっているのだ。


 TPP断固阻止で戦う元農相の山田正彦氏(弁護士)がこう指摘する。


「英語の正文(国際条約を確定する正式な条約文)にあたって驚きました。TPPの規定では、いわゆる遺伝子組み換え食品のカテゴリーに農産品ばかりでなく、魚や水産加工品も含まれていたのです。つまり、TPP域内では遺伝子操作された魚の流通も認められているということ。外務省が公表した30章97ページの翻訳文ではこの部分には触れていない。世論を刺激するような“地雷”を取り除こうという意図がミエミエです。厚労省は〈日本独自の評価基準は守られる〉としていますが、TPPが発効してしまえばなし崩しにされる恐れが強い」


 TPPの旗印は貿易の促進だ。各国のルールは棚上げされ、市場開放に最も積極的な加盟国に合わせることを強いられる。「措置の同等」(第7章第8条)、「適合性評価」(第8章第6条)、「透明性」(第8章第7条)などで、それが担保されているという。


 ルールを破れば、岩城法相がロクに答弁できなかったISD条項(国と投資家の間の紛争解決条項)が待ち構えている。多国籍企業の論理が国内法に優先され、損をさせたら損害賠償を求められる。TPPのモデルとなった米韓FTA(自由貿易協定)を2012年に発効した韓国では、訴訟リスクを回避するために少なくとも75の国内法改正が実施される。


 指をくわえていたら、金儲けしか頭にない多国籍企業の草刈り場になり、抗生物質まみれの危険食品が食卓にズラーッと並ぶ日がやって来る。


 

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コメント
 
1. 2016年2月19日 08:45:05 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[286]
「農薬じゃない」毒物を平気でまき散らす無農薬信者
毒性評価もできない「農薬様物質」の危険性
2016.2.19(金) 有坪 民雄

前回の記事「安全のための無農薬なんて『馬鹿のすること』?」では、無農薬農家の4つのタイプを挙げました。

(1)農薬を危険だと考え、安全な農作物を作ろうとする農家
(2)高収益を得る手段として無農薬を選択する農家
(3)自分の栽培スキルを高めようとする農家
(4)生き方、ライフスタイルとして無農薬を選ぶ農家

この4種類はあくまで便宜的な分類で、(1)と(4)とか、(2)と(3)を併せ持つような農家も少なくありませんが、無農薬と聞いて一般に連想されるのは(1)の無農薬農家でしょう。しかし、(1)の無農薬農家が、農村では一番嫌われてしまうのです(その理由を前回の記事でお話しました)。

消費者としては、やはり多くの人が(1)の無農薬農家が育てた作物を口にしたいと思うことでしょう。けれども、実際にはこの4タイプの中で一番危険な作物を作るのが、これもまた(1)のタイプの無農薬農家なのです。

なぜそう言い切ることができるのか?今回はその理由をお話したいと思います。

農薬でなければ安全なのか?

(1)のタイプの無農薬農家が一番危険な作物を作る理由は簡単です。(1)のタイプの無農薬農家は、「農薬さえ使わなければ安全が確保できる」という単純かつ間違った考え方をしているからです。農薬を使うより危険な資材を使っていても、その自覚がないのです。

安全性についてまず見なければならないのは、毒性の強弱であり、農薬か否かではありません。

無農薬農家がよく使う防虫資材に「ニコチン液」があります。ご存知の通り、ニコチンはタバコに含まれているので、タバコの吸い殻を集めて水に浸けておくと、ニコチン液ができます。

ニコチンはほぼ全ての生物に毒性を持っており、経口摂取(口から入れて食べる場合)のLD50は3.34〜50mg/kg(※)です。

「LD50」とは「半数致死量」(50% Lethal Dose、略してLD50)で、物質の急性毒性を示す指標の1つです。体重1キログラム当たり、これだけ摂取すれば2人に1人が死ぬ毒性を意味します。仮にLD50が10mg/kgの物質であれば、体重50kgの人が500 mg摂取した場合、2人に1人が死に至る毒性を持つ物質ということになります。したがって、数値が大きくなるほど安全性が高くなります。

ただし実際は、実験動物による投与でその数値を出しているため、実験動物や投与方法によっても数値が異なります。ここでは、神奈川県の化学物質安全情報システム(kis-net)のデータベースから数値を引用します。

※ ニコチンの急性毒性:LD50は投与した実験動物の半数が死亡する量
マウス(経口)LD503.34 mg/kg
イヌ(経口)LD50 9.2 mg/kg
ラット(経口)LD5050 mg/kg

また、他にも無農薬農家がよく使うものとして「木酢液(もくさくえき)」がありますが、これは毒性評価ができません。なぜなら木酢液は何百何千種類もの物質の集合体で、簡単に毒性を判断できないからです。

分かっているのは、そうした物質の中に「農薬様(のうやくよう)物質」と呼ばれる、農薬のような構造や毒性を持つ物質が多数含まれているということだけです。もちろん読者諸兄がコップ一杯分飲んだりしたら命の保証はありません。

そんな、下手な農薬よりはるかに危険な猛毒を使っているとは知らず、農薬じゃない“自然農薬”だから安全だと思っている盲目的な無農薬農家は(1)のタイプに多いのです。

農薬の大半は「普通物」

では現在、日本で流通している農薬の毒性はどの程度かというと、上記に挙げた化学物質に相当する「毒劇物」は15%程度で、あとは全て「普通物」と呼ばれる毒性が低いものです(参照:住友化学HP 農薬製品の毒性別生産比率より)。

一般によく使われている農薬の中で、比較的毒性の強いものとしては、「スミチオン」の商品名で知られる有機リン・有機硫黄系殺虫剤のフェニトロチオン(MEP)があります。

フェニトロチオンのLD50はラットで250、モルモットで500、マウスで715(いずれも経口摂取、単位はmg/kg)。同じラット(経口)で比較しても、ニコチンのLD50は50mg/kgですから、少なくとも5倍はニコチンより安全と言えます。

そして多くの農薬は、これよりも安全性が高くなっています(誤解のないように言っておきますが、スミチオンは「普通物」の扱いで、農薬としては極めて長い50年以上の使用実績があります。安全性に問題があれば、ここまで長きにわたって使われたりはしません)。

他の例を挙げると、除草剤として有名で、これをかけても枯れない選択性を持った遺伝子組換え大豆なども作られた「グリホサート」(商品名「ラウンドアップ」)は、LD50が4320mg/kgです。

ここで比較対象として食塩を挙げますと、3000mg/kg程度です。実際、私が使ったことのある農薬の中には、LD50が5000mg/kgとか12000mg/kgと、“食塩よりも安全”と言える農薬だってあるのです。

安全な農薬は「無農薬」扱い?

さらに、農薬のイメージを必要以上に悪くする施策も行われています。

農林水産省の「無農薬のガイドライン」では、農薬取締法上はれっきとした農薬であるにもかかわらず、“極めて安全性の高い農薬”は使っても「無農薬」と表示していいことになっています。

農薬の中には、フェロモントラップなるものがあります。「フェロモン製剤」は、害虫が異性を引きつけるために出す「性フェロモン」を化学合成したものです。これを、とりもちに混ぜて、田畑の中や傍らに置いて使います。とりもちで虫を捕獲するので、薬剤が作物に散布されることはありません。

このフェロモン剤は農薬取締法上まぎれもない農薬ですが、フェロモン剤を使って防除しても「無農薬」として扱われます。

安全な農薬は農薬扱いされない。これでは農薬のイメージが悪くなるだけでしょう。

食の安全性を問題にするなら、

・防除に使う物質の人間および環境に対する毒性の高低
・物質の使用量
・物質の分解速度が早いか遅いか、どの程度残留するか

この3点を見た上で使用すべきか否かを判断すべきです。農薬か否かを判断の基準にするのは、食の安全を追求する姿勢ではなく、単なる“無農薬教”の信者の姿勢でしかないのです。

毒にも薬にもなる

昨年、大村智先生がノーベル生理学医学賞を受賞されたことは記憶に新しいところです。大村先生がゴルフ場で見つけた微生物から、「エバーメクチン」という抗生物質が発見され、これをもとに、さらに効果を高めた「イベルメクチン」が作られました。このイベルメクチンは、アフリカに多い寄生虫感染症(オンコセルカ症、象皮症)から多くの人を救いました。

抗生物質として人にも処方される薬剤ですが、私も家畜の牛によく使っています(もともと家畜の抗寄生虫薬として広まっています)。

牛にシラミがわいたときに背中にかけてやるのですが、シラミが死ぬだけでなく、白癬(はくせん)菌とおぼしき皮膚病(人間の足なら水虫にあたる)も治ってしまう極めて優秀な薬剤です。

ただ、私が使うイベルメクチン(商品名「アイボメック」)には、牛に投与後40日間は出荷禁止という但し書きがついています。40日以内に出荷すると薬剤が残留し、食用としては有害になるためです。

しかし、一方では人にも直接使われています。なぜそれが可能なのでしょうか?

家畜用のイベルメクチンは、皮膚から吸収させます。一方、発展途上国で多くの失明者を出していたオンコセルカ症(河川盲目症)の予防に使われるイベルメクチンは人に経口投与されます。

大村先生と共同研究でイベルメクチンを開発したメルクの「メルクマニュアル医学百科」によれば、河川盲目症の予防では年2回、治療では年数回イベルメクチンが投与されるようです。

またイベルメクチンは犬のフィラリア(同じく寄生虫感染症)にも使われますが、使い方に気をつけないと犬まで殺してしまうこともあるようです。そうした意味では「イベルメクチンは犬をも殺しかねない」とも言えますが、使い方さえ間違えなければ、これほど優れた薬剤はそうないのです。

このように同じ有効成分であっても、使う目的や対象によって適した使い方は異なります。「農薬」と「治療薬」ではずいぶんイメージも違うでしょうが、それだけで一概に「安全だ、危険だ」と言うことはできないのです。

次回は、農薬について毒性の強さ以外に留意すべき事柄を紹介したいと思います。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46089


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