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三菱自・相川社長が辞任へ “実質トップ”の益子会長は留任(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/723.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 18 日 21:26:50: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

           手前から益子会長と相川社長(C)日刊ゲンダイ


三菱自・相川社長が辞任へ “実質トップ”の益子会長は留任
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/181619
2016年5月18日 日刊ゲンダイ


 当然といえば当然だろうが、続投案も囁かれていた三菱自動車の相川哲郎社長が燃費データ不正の責任を取って辞任する意向を固めた。6月下旬の株主総会をメドに辞任する見通しという。

 一方、益子修会長は留任し、日産自動車による34%の出資が完了する今秋ごろまで暫定的に社長を兼務するというが、社内には「この10年にわたり、実質的なトップは益子さん。引責辞任するなら彼の方では」なんて声もある。

 三菱自は18日、燃費データ不正に関する社内調査結果を、国交省に追加報告する。三菱自はこの中で、販売中の9車種のほか販売を終了した車種についても、調査の状況を公表する考え。不正の疑われる車種として、環境性能に優れたプラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」を、新たに報告に盛り込む見通し。

 不正が起きた経緯に関しては、三菱自の性能実験部の管理職がデータ測定を委託した子会社の担当者に対し、燃費性能の計算で有利な低いデータを選ぶよう指示していたことが判明。追加報告では、他社との燃費競争によるプレッシャーだけでなく、上層部の関与や圧力がなかったかについても注目されている。

 

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コメント
 
1. 2016年5月18日 22:45:30 : mYlSRbhZfI : mWiZrpC@4nc[267]
三菱ファンの期待を背負っていた相川社長を辞任させて、自動車の免許も持っておらず、自動車に対して何の情熱も感じられない三菱商事出身の益子会長が留任とは、生産現場も販売現場も、これで一挙に「やる気」が失せたな。

相川社長は、1976年に登場したギャラン・シグマと、翌年に登場したギャラン・ラムダに憧れて、三菱自動車に入社されたのである。その当時の三菱自動車の社長は、かつて陸軍の歴代の高速偵察機を開発された久保富夫先生。「美しいものは性能がいい」を信条に、三菱自動車社長就任後から、かっこよい自動車を次々と送り出した。ギャラン・ラムダの次に登場したのが、三菱初の前輪駆動車、三菱ミラージュだった。

当方の親戚も、この頃に入社された。あの頃の三菱自動車は、本当に勢いがあった。1960年代に大江でコルト1000を作っていたころは、まだ三菱重工だったが、あれは「野暮ったい」自動車であった。あの頃の三菱は、どうも垢抜けない自動車ばかりで、市場の人気は低かった。

それがクライスラーとの合弁企業として、三菱重工自動車部から独立して以降、久保富夫先生が社長に就任されてから、三菱自動車は変わった。あの頃の勢いは、トヨタ、日産に次ぐ、日本メーカー3位の位置を確保するまでに至ったのだから。

そんな時代に三菱自動車に入社された相川社長は、プライベートではランサー・エボリューションに乗っておられた。初代ギャラン・シグマに憧れて入社されたのだから、他社を置いてけぼりにする速い自動車でなくては、気がすまなかったのだと思う。

久保富夫先生が開発された、陸軍百式司令部偵察機は、とにかく速く、機上から「我に追いつく敵機なし。」と打電した伝説が残っている。そのDNAは、GTOで見事に開花した。

今の三菱は何だ。確かにパジェロ・スポーツやトライトン/L200の走破性能は他社の勝る。しかし、「我に追いつく敵機なし。」の自動車がないではないか。三菱の真骨頂は、卓越したパフォーマンスだ。相川社長は、財務が許せば、いつの日にかハイ・パフォーマンスの自動車を世に送り出すつもりだったに違いない。

自動車は技術製品だ。他社に勝る製品を送り出してこそ、顧客は購入されるのである。それには技術者出身の社長でなくてはならない。益子のような財務ばかり気にする経営者では、つまらない製品しか出ない。それでは他社に負ける。会社の存続すら難しくなる。かつて世界最大の自動車メーカーであったアメリカのGMが経営破たんしたのも、退屈なファミリーカーばかりつくっていたから、飽きられて他社に顧客を奪われたのである。

益子が続投して、三菱ファンも、生産現場も、販売現場も、一挙にやる気がなくなった。メーカーとしては、これが一番怖い。とうとう三菱も、ゴーン率いる日産みたいになるのかな。

日産と言うと、オーストラリアでも車種だけは多いが、製品が中途半端で個性や面白みに乏しく、シェアで三菱の後塵を拝している。三菱は車種こそ少ないものの、販売台数で日産に買っている。製品の個性がはっきりしているからだ。益子が生き残ったことで、三菱の自動車が凡庸なものになり、他社に顧客を奪われてしまう危険が高まりつつある。これから一体、どうするんだ。

相川社長辞任で、三菱の未来に暗雲が漂っている。凡庸なデザインだった現行の三菱ミラージュのフェイスリフトを命じたのは、相川社長だ。これまた凡庸なデザインだった、現行アウトランダーも大規模なフェイスリフトで、見違えるように変貌し、売れ行きが伸びていたというのに。製品を売れるように自ら指示を出しておられた相川社長を辞任させるとは、言語道断である。


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