(回答先: リニア認可、取り消し求め　東京地裁（疑問は明かされるのか?） 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2016 年 5 月 21 日 11:05:47)

　大深度地下の工事で地上には全く影響が及ばない、という印象のある「地底棺桶超特急」ことリニア中央新幹線。確かに、地下40メートル以下の部分では「大深度地下法」とやらにより、地上の影響も権利も及ばない、とされているが。
　しかし実際には、車両基地や変電施設、さらに現在実験線になっている「富士山観測用」と言われる高架線部分など、沿線環境の破壊につながる様々な施設が存在する。
-----------------------------(ここから)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201605/CK2016052102000154.html

【神奈川】
「リニアは人格権否定」　相模原で原告会見　生活環境の保全訴え

2016年5月21日

会見する相模原市の原告ら＝相模原市で＊写真略

　リニア中央新幹線の沿線住民らが国に工事認可取り消しを求めて二十日に東京地裁で起こした訴訟には、県内からも多くの原告が参加している。中間駅が設置される相模原市内では同日、同市内の原告百十三人のうち、市民団体「リニア新幹線を考える相模原連絡会」メンバーの原告五人が記者会見し、生活環境の保全を訴えた。（寺岡秀樹、小形佳奈）
　中間駅は、同市緑区のＪＲ・京王橋本駅に設置される。原告らはこれまで沿線各地で起こりうる自然破壊や水枯れ、残土問題、同区の山あいにある鳥屋地区に車両基地が建設されることで生じる生活環境破壊などのおそれを指摘してきた。
　元城山町議松本三望さん（７５）は「リニアは人格権を否定するような鉄道。裁判を通じて、計画の妥当性を問うとともに、環境や人間と共生できない乗り物であるとの世論が出てくることを期待する」と話した。
　車両基地は盛り土の上に東京ドーム約十個分の広さで建設され、訴状は「景観の破壊は明らか」「（工事車両の通行で）交通事故の危険性増大、排ガスなど受忍限度を超える生活環境の悪化を予想」と指摘。
　鳥屋地区の農業栗原晟さん（７０）は「何が大切なのか、何を守っていくべきなのか、自然や環境の大切さを国民全体に問うた訴訟と意義付ける」と語った。原告ら十一人は建設予定地に地上権を登記し、事業の中止や遅延を図るトラスト運動も開始している。
　中間駅設置で、橋本駅近くの県立相原高校は移転が決まっている。同校には緑が広がり、市民に親しまれてきた。主婦桜井真理さん（６０）は「相原高校の緑が失われ、市民の安心安全はかき消される。市民の犠牲の下に大きな計画が進められている」と訴えた。
◆川崎でも会見　残土問題を指摘
　川崎市役所では二十日、「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」のメンバーが会見し、「ＪＲ東海は計画を白紙に戻して再検討を」と訴えた。
　矢沢美也（よしや）共同代表（６９）＝麻生区＝は「工事車両による大気汚染、工事の騒音などが心配」と話し、地下を掘って出る残土の行き先を決めないまま着工したことも問題だとした。会員は川崎市と東京都町田市に住む約六十人で、提訴に加わったのは半数という。
　ＪＲ東海の計画では、品川−名古屋間二百八十六キロの中で川崎市内の工事区間は約十六キロ。地権者の権利が及ばない深さ四十メートル以上の大深度地下を通る。中原、宮前、麻生の三区に合わせて五カ所の立て坑が設けられ、開業後は非常口になるという。
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　さらに、掘削残土の問題は埋め立て先も通貨経路も、ほとんど未定のままだ。
　

コメント

1. 2016年5月22日 10:18:20 : mYlSRbhZfI : mWiZrpC@4nc[278] ▲△▽▼ 当方、かつての国鉄・JRの元鉄道マンです。当方が勤務していた時代は、環境にやさしいとか資源を無駄遣いしないとか、いろいろお題目を唱えていたのですが、今となっては、決してそんなことはなく、デメリットも大きいと周囲には言っています。 鉄道は広大な車輌基地を必要としますので、広い土地が必要なのです。土地を確保するため、新設される車輌基地は郊外に移りつつあった。例えば東海道新幹線の大阪側の車輌基地である、大阪府摂津市の鳥飼基地。東海道新幹線建設当時の写真では、周囲は田畑でした。今はびっしり住宅が立ち並んでいます。 鳥飼車両基地 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E9%A3%BC%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E5%9F%BA%E5%9C%B0 ●ここに隣接して大阪貨物ターミナル駅がありますが、これは東海道新幹線建設当時、夜間に鉄道貨物輸送を行う計画があり、そのために用地を確保していたと言われています。 大阪貨物ターミナル駅 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E8%B2%A8%E7%89%A9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%AB%E9%A7%85 ●ここの説明に、 ★貨物輸送量増加に伴い、（貨）梅田駅の機能分担のために設置された。 と、書かれていますが、当方が聞いた話では、大阪環状線の京橋駅に近くに「淀川貨物駅」があったのが移転したものです。 淀川駅 (国鉄) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%80%E5%B7%9D%E9%A7%85_(%E5%9B%BD%E9%89%84) ★1982年（昭和57年）11月15日 - 淀川駅を廃止し淀川信号場となる。 大阪貨物ターミナル駅に話を戻しますと、このように説明があります。 ★1982年（昭和57年）11月15日 - 開業。 京橋駅の北側と言う一等地に、広大な貨物駅があるために、行政や住民の不満が強く、このことから淀川貨物駅をやめて摂津市に移転したのです。貨物駅も車輌基地と同じ鉄道施設ですが、人口の多い都市近郊地域に解説するのは、無理なのです。 かつて国鉄が首都四方向作戦と題して、首都圏の輸送力増強計画を進めていた1960年代から80年代にかけて、東海道本線から貨物船を分離して山の中にトンネルを掘り、横浜羽沢駅を解説したことがありますが、あれも反対が強く、国鉄は防音型ディーゼル機関車(DE11 2000番台)を、この貨物駅のために4輌新規投入した経緯があります。 ●話が脱線しまくりですが、ファシスト日本会議勢力のアベコベ政権は、この「リニア」を、「強い日本を演出する」手段として、建設することを国策としていますから、反対派を逮捕・投獄することを厭わないでしょう。あいつらなら、平気でやります。 当方は、もうかなり以前に亡くなった、おじいさんやおばあさんから、1930年代のファシスト国家軍国主義時代の社会の様相を、じかに聞いていますからね。奴らは、邪魔者はどんな手を使っても、黙らせます。沖縄でも埋め立てを巡って、住民を殴り、蹴飛ばしているでしょう。そういうことを平気でやるのが、日本の支配層のやり方なのです。 ●かつてなら成田空港建設の時の「成田闘争」の例もありましたが、これだけ野党が弱体化してしまっては、闘争どころじゃありません。 とは言うものの、もはや今の日本に、これだけの巨大プロジェクトを遂行する力がないのも事実。福島第一原発の放射能汚染が深刻ですからね。いずれ途中放棄されると、当方は判断しています。

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