実質賃金４カ月連続プラス　円高で物価下落、賃上げ自体は弱く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160708-00000008-fsi-bus_all
SankeiBiz 7月9日(土)8時15分配信

　厚生労働省が８日発表した５月の毎月勤労統計調査（速報、従業員５人以上の事業所）によると、賃金の名目の伸びから物価上昇分を除いた実質賃金は前年同月比０．２％増と４カ月連続で増えた。

　基本給や残業代などの現金給与総額は１１カ月ぶりに減少したが、物価がそれ以上に下落。円高が進む中、実質賃金は今後も増加傾向をたどりそうだが、消費を本格的に押し上げられるかは見通せない。

　５月の現金給与総額（１人当たり）は０．２％減の２６万７９３３円で、厚労省によると、給与水準が低いパート労働者の割合が上昇し、全体の賃金水準を押し下げたという。通勤手当や賞与など特別に支払われた給与が９７２７円と、４．１％減ったことも響いた。

　ただ消費者物価指数が０．５％減と給与の下げ幅より大きく下落したため、実質賃金はプラスとなった。

　アベノミクスに伴う円安や２０１４年４月の消費税率８％への引き上げで、実質賃金は１５年度まで５年連続で減少していた。だが、年初から続く円高で物価が下落し、足元では増加傾向だ。

　英国の欧州連合（ＥＵ）離脱問題で円高圧力がくすぶる中、実質賃金は今後も伸びる見通し。ただ、賃上げの動き自体には勢いがないのが実情だ。

コメント
1. 2016年7月09日 12:31:27 : vW7J2lkXCo : VIWwekXlGP4[141] ▲△▽▼ 「物価下落」 やはりデフレですね。インタゲは失敗です。
2. 2016年7月09日 13:48:00 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[1852] ▲△▽▼ いくら副長が頑張ったところで、悪天候（海外経済危機）の中で、機長（政府）が逆噴射（消費増税）し、さらに酷い嵐（Brexit)が来れば、上昇ではなくさらに失速するのは当然のことだ http://www.asyura2.com/16/hasan110/msg/670.html?c1#c1

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