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出口のない金融緩和を続ける日銀への抑えがたい危機感(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/16/hasan111/msg/460.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 01 日 09:25:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

出口のない金融緩和を続ける日銀への抑えがたい危機感
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49325 
2016年08月01日(月) 真壁 昭夫「通貨とファイナンスで読む世界経済」 現代ビジネス


金融市場の参加者の間で、日銀の金融政策に対する警戒感が高まっている。7月29日、日銀は上場投信(ETF)の買入れ増額を中心とする追加緩和を発表した。多くの投資家が、質、量、マイナス金利の3次元での追加緩和を予想していたこともあり、追加緩和の内容に失望した投資家は多かった。そうした失望が、29日午後の株価の乱高下や急速な金利上昇、円高につながった。

日銀の主張がどうであれ、今回の決定は金融政策に対する不信を高めたといえる。それによって、市場参加者が「もはや日銀の政策は限界だ」と考え始めた。一方、日銀の黒田総裁は、今回の決定会合後も「追加緩和に限界なし」と強弁を貫いている。

足許で物価が下落しているにも拘らず、日銀は目標物価水準の達成時期を据えおいた。日銀は新しい金融緩和措置を進めることで、デフレ脱却が可能と考えているふりをしているのだろうか。どこかで金融政策の修正を計らない限り、わが国は出口のない金融緩和に陥る可能性が高まっている。

■「時間稼ぎ」の一手か

今回の決定会合を控える中、多くの投資家は日銀が国債買い入れの拡大、マイナス金利の深掘り、そしてETF等の買入れをセットにした“三次元”での追加緩和を打ち出すと期待していた。マイナス金利に対する批判や警戒を鎮めるために、日銀が銀行に対してお金を貸し出す際の金利にマイナス金利を適用するなど、これまでにない緩和措置も発表されるのではとの見方もあった。

しかし、日銀は三次元緩和を見送り、ETFの買入れ倍増を軸とする追加緩和を発表した。今回の決定の主な理由は、政府がまとめる経済対策との相乗効果を狙い、政策の一体感を演出することだったとみられる。

7月に入り、世界の金融市場は英国国民投票後の混乱から落ち着きを取り戻してきた。中旬には、米国の株式市場が史上最高値を更新するなど、先行きへの楽観的な見方も広がった。そこで、日銀は手段の温存を優先したと考えられる。これは、さらに強力な緩和策を進めるための“時間稼ぎ”と言えるかもしれない。

4月の決定会合でも、日銀は、市場の期待が追加緩和の効果を減じると判断し、追加緩和を見送った。それと同様に、今回も事前の期待の高まりが包括的な追加緩和を見送る要因だったのではないか。

日銀が「追加緩和に限界なし」と強弁を続ける以上、市場参加者は追加緩和を意識する。今回のように追加緩和が限定的なものに留まると、「日銀の対応力は限界だ」との懸念も高まる。それでも日銀が追加緩和を示唆するなら、投資家は金融政策の先行きに不安を覚えるだろう。既に日銀の金融政策は、市場を混乱させる要因になりつつある。

■逃げ道を失う可能性

9月の決定会合で日銀は、経済や物価の動向、これまでの金融政策の効果を総括的に検証する。足許で国内の消費者物価には下押し圧力がかかっているにも拘らず、日銀は2%の物価目標の達成時期を17年度中で据え置いた。現状の政策のまま、この見通しが実現するとは考えづらい。

ここから考えられることは、さらに強力な金融緩和を実行する可能性だ。今回の会見場で黒田総裁は“ヘリコプターマネー”を否定した。しかし、同時に声明には経済対策との相乗効果が記されている。不可避的に、政府と日銀の一体感は強まりつつある。

アベノミクスの実体は円安の流れを金融政策でジャッキアップし、企業業績をかさ上げして株高、賃上げ機運を演出したことにある。これが、アベノミクス=金融政策一本足打法と揶揄されるゆえんだ。経済対策が国債の増発を伴う場合、それが追加緩和の手段として使われる可能性がある。その場合、アベノミクス=金融政策一本足打法という構図は一層強まる。

具体的にどのような緩和策が打ち出されるかを論じるのは時期尚早だ。ただ、日銀が政府に呼応して新しい緩和策を進める場合、金融緩和を止めることは難しくなるだろう。中央銀行の独立性は弱まり、財政政策と金融政策の境目が一層曖昧になる恐れもある。

際限なき金融緩和は、最終的に市場の価格発見機能をマヒさせ、経済の新陳代謝を奪う可能性が高い。過去3年間、日銀の積極的な追加緩和をもってしても、わが国はデフレから脱却できなかった。この事実を政府と日銀は冷静に受け止め、労働市場の改革や産業振興策を進めるべきだ。

わが国の経済政策は、出口のない金融緩和をとるか、それとも市場原理を重視した構造改革を進めるか、中長期的な経済基盤を左右する岐路に立っていると考えるべきだ。
 

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コメント
 
1. 2016年8月01日 09:51:08 : cZ7b4FJv9g : _vkqj7ibszg[19]
真のタイトルは
出口のない金融緩和を続ける”危機感無き”日銀への抑えがたい危機感
かな。

2. 2016年8月01日 10:17:56 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[2120]

>アベノミクスの実体は円安の流れを金融政策でジャッキアップし、企業業績をかさ上げして株高、賃上げ機運を演出した

雇用が大幅に改善したことを無視しているな

それに公約を無視して消費税増税に転換し、円高デフレを悪化させて、国内産業を大幅に崩壊させた、あほな政権の尻拭いということだ


本来は、構造改革も必要で、それがなければ一般国民の実質生活水準は上がらないのだが、日本の政治に期待してもムダだろう

自民党は、まだマシな方だ


せいぜい政治に期待できるのは、超長期(永久)国債でも発行し、キャピタルフライトを加速させ、

もっと円安インフレに誘導して、名目GDOを延ばし、実質金融資産課税と実質賃金下落で、財政と産業を改善することくらいだろうな



3. 2016年8月01日 10:55:59 : abLjKTEgpI : Mvx6ApEzhyQ[2]

黒田もさすがにネトウヨの、そんな亡国妄言にいつまでもつきあいきれない、ということさ。

日本がポシャっても、おまえらはトンヅラするだけ、

悪名が残るのは黒田だからな。


4. 2016年8月01日 19:35:15 : cULWJwjVOE : 2K@lkNABKnU[24]
バズーカも 露骨に過ぎて 見限られ

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