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バーバリー失い5年ぶり赤字…名門「三陽商会」凋落の戦犯(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/hasan111/msg/562.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 04 日 09:00:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

             社員からもブーイング(三陽商会の公式HP)


バーバリー失い5年ぶり赤字…名門「三陽商会」凋落の戦犯
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186995
2016年8月4日 日刊ゲンダイ


 1943年創業、アパレルの名門「三陽商会」が大揺れだ。2016年12月期の連結純損益が95億円の赤字(前年同期は25億9500万円の黒字)と5年ぶりの赤字になる見通しを先月29日に発表し、社内でもブーイングが起きているという。

 赤字の理由ははっきりしている。稼ぎ頭だった英高級ブランド「バーバリー」のライセンス契約が昨年6月に終了。その穴を後継ブランド「マッキントッシュロンドン」が埋められずにいる。

 15年12月期は30年ぶりに売上高1000億円を割り、16年上半期の店頭販売額は前年同期比で約4割減だ。

「三陽商会は有利子負債94億円に対し、“キャッシュ”が約266億円あるので、すぐにどうこうという話ではありませんが、手をこまねいていたら資産を食い潰すだけ、体力を失っていくばかりです」(経済ジャーナリスト・岩波拓哉氏)

 販売不振のあおりで、6月24日には従業員の約2割、250人前後の希望退職者の募集を発表した。この特損も数十億円程度とみられているだけに、社員は不満タラタラなんだとか。中堅社員は「杉浦昌彦社長をはじめ経営陣の責任はどうなんだって話ですよ」と、こう愚痴る。

「高級ブランドのイメージ統一を図りたがった英バーバリー本社とタフな交渉ができなかったせいで、日本で企画した若者向けの『バーバリー・ブルーレーベル』と『バーバリー・ブラックレーベル』も『クレストブリッジ』と名前を変えざるを得なくなったわけです。バーバリーの“看板”が外れたのに、ブルー、ブラックという名前を残すために英本社にライセンス料を払っている。バーバリーとは半世紀も蜜月関係だったのに、それにあぐらをかいて交渉は完敗。経営陣に交渉力もないのに社員のリストラだけ進めるというのは、納得いきませんよ」

 市場も非情で、三陽商会株の3日の終値は、前日比6円安の169円と年初来安値になった。2月1日の年初来高値(305円)から4割も下げている。経営陣の進退論が噴き出しても不思議じゃない。

 

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コメント
 
1. 2016年8月04日 09:57:32 : 62QaAmZ1Pg : F9H@HWLLFJE[188]

かつて名門と云われたような企業がドンドン潰れていくだろう

     この国の崩壊は

 人員整理 企業の規模縮小 店舗数の減少などから始まっている


2. 2016年8月04日 10:54:13 : qkAZ7zSU8E : W9AATMVkcgM[39]
----------------
バーバリーとマッキントッシュ 日本市場におけるその違いは何なのだろうか。

バーバリーに代わる柱へ 三陽商会の新ブランド「マッキントッシュロンドン」公開
2014年10月15日

三陽商会が10月15日、2015年秋冬から展開する新ライセンスブランド「MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)」のデビューコレクションを初披露した。2015年春夏で契約が終了するバーバリーブランドに代わる中枢ブランドとして、「MACKINTOSH」がもつマニュファクチュアのエッセンスをトータルで提案するコレクションを展開。同日会見が行われ、代表取締役社長の杉浦昌彦氏は「バーバリーコートを代名詞に約200年の歴史を誇る「MACKINTOSH」と同等のグレードで提案する「MACKINTOSH LONDON」は、アウターが商品全体の3割を締め、「中心アイテムとして打ち出してブランドを根付かせる」(事業部担当者 永井氏)という。メンズの2割はもう一つの柱としてハイプライスのビジネスアイテムで構成し、ハリ感を持たせるなどフォーマルに仕上げた。ウィメンズは女性らしさを演出するため落ち感をもたせ、着やすさや使いやすさを意識した日常着とオケージョンシーン用のウェアをラインナップ。男女ともに「インポートに引けを取らない品質ながら、日本独特の決まりやカップリングに従ったMD」にしていく。価格帯はメンズスーツが10万円代中頃とウィメンズジャケットは7〜8万円で、体型をターゲット用にアレンジした上で2000着の販売契約を結ぶインポートのラバーライズドコートなどアウターは12〜16万円を予定する。なおブランドロゴには「MACKINTOSH」のアイコンを象っている。
 三陽商会は、英国バーバリー社と契約する現行ライセンスの終了決定に伴って今年5月に発表した中期5カ年計画で"新生SANYOの実現"を目指す中核ブランドに「MACKINTOSH LONDON」を指名。銀座の路面店含めて、現行のバーバリーの売り場は「MACKINTOSH LONDON」を中心に入れ替えていく考えで、ブランドスタート時には200店舗に相当する大規模な出店を計画している。店舗の平均面積は30坪で、メンズはダークブラウン、ウィメンズはオフホワイトをベースに真鍮を加えたショップ空間を想定。バーバリーの販売で培った人材やサービスを活用していく。
 会見に出席した杉浦社長は「モノづくりの集大成をぶち当てていこうと、全社一致団結して取り組んでいる」と話し、海外展開について「まずは国内で足元をかためてから」と言及。「MACKINTOSH」ライセンス事業の売り上げは、今後5年間でLONDONが200億円とPHILOSOPHYが100億円の合計300億円を目指しており、これまでにない規模の販売促進や宣伝、出店を行い、人員と金額面で「かなりの投資をしていく」という。「MACKINTOSH」とのライセンス契約は2019年までの5年間。英マッキントッシュ社は八木通商が出資する関連子会社であり、またMACKINTOSH PHILOSOPHYの7年間の実績もあることから「(ライセンス契約は)安定的と考えている」(杉浦社長)という。の売り場にとって変わるにふさわしいブランドにしていく」と意気込みを述べた。
http://www.fashionsnap.com/news/2014-10-15/mackintosh-london-debut-collection/

■HAKATA NEWYORK PARIS
クリエイティブディレクター
三陽商会は高い生産技術を活かした企画に注力すべき
2016年07月01日
.........そもそも、三陽商会はバーバリーを失うことで、売上げ減になるのは想定済みだった。それを少しでも緩和しようと、英国のマッキントッシュ社とライセンス契約を結んで昨年秋には「マッキントッシュ ロンドン」を立ち上げ、主軸ブランドに位置付けた。またバーバリーのセカンドラインでも、新デザイナーに三原康裕氏を起用しヤングレディス向けのブルーレーベルを「ブルーレーベル・クレストブリッジ」に、メンズのブラックレーベルを「ブラックレーベル・クレストブリッジ」に転換した。その他、マッキントッシュフィロソフィー、ポール・スチュアート、エポカなど、7ブランドを基幹ブランドと位置づけて育成・強化するなど、矢継ぎ早に対策を打っていた。

しかし、実際にはバーバリーの穴を埋めるどころか、すべてが輪をかけて凋落の一途を辿りそうな様相である。根本原因はいったい何か。やはりアパレルブランドのライセンスビジネスが時代、マーケットに合わなくなっているのではないか。..........

そもそも、ブランドのライセンスビジネスがなぜ生まれたか。発展途上にあるアパレルブランドがグローバル展開を試みる上では、店舗展開や広告投資など莫大な資金を要する。またサイズや志向の違いなどで各国、各人にきめ細かく対応することは難しい。だから、地域別で市場を知るアパレルや商社とライセンス契約を結び、ライセンシーにはその市場にあったブランドに焼き直させたのである。こうして本国のブランド側はライセンサーとしてロイヤルティを徴収して資金が潤沢になり、ビジネス展開が容易になるのと並行してブランドの知名度を世界中に浸透させていったのである。当時はお客の側にしてもブランド品に手が届くのなら、ライセンスでも構わなかったのだ。日本におけるバーバリーはその典型だろう。.....
要はお客がカネを持てば、皆が「本物」を求めるようになるから、ライセンスなど必要ないのだ。....

マッキントッシュは真逆のケースを辿ったのである。このブランドはもともとアパレル商社の八木通商がインポート商品として開拓し、専門店、いあゆるセレクトショップと一緒になって日本市場に浸透させた。販売拠点がセレクトショップだから、売り方は百貨店とは全く異なる。.....これは単品組み合わせの編集力をもつセレクトショップだから、成せる技だったのである。
つまり、マッキントッシュが日本市場で売れ、浸透したのはこうしたセレクトショップ、バイヤーの地道な努力があったからだ。現在ではこうした市場もすでに成熟し、リピーターは親から子に移っている。コアなマッキントッシュのファンからすれば、マッキントッシュはインポートであって、ライセンスではないのである。.....

三陽商会はこうしたマッキントッシュが売れた背景を細かく把握することなく、単にブランドネームが浸透したことだけに着目したのではないか。「うちのコート縫製の能力、販路としての百貨店ルートがあれば、ラインセンスでも十分行けるだろう」と踏んだのだと思う。マッキントッシュ社がライセンス契約に応じたのは、日本の八木通商が経営権を握っているからに過ぎない。同社にとってはロイヤルティが入ればいいからである。
http://www.fashionsnap.com/the-posts/2016-07-01/post-760/



3. 2016年8月04日 11:29:17 : qkAZ7zSU8E : W9AATMVkcgM[41]
2の続き

大きすぎた「バーバリー」の穴が埋まらない… 三陽商会、新ブランドの認知度「28分の1」2016年7月4日

......「フィロソフィー」を展開してきた。バーバリーを失った同社が、その上位ブランドとして昨年7月に立ち上げたのが「ロンドン」で、ファッションに関心の深い45歳以上の男女を主要なターゲットに据えている。...
滑り出しは順調だった。バーバリーを展開していた約360店のうち、当初の予想を60店も超える約260店を確保するのに成功。9月半ばまでに、ほぼ全店のオープンにこぎつけた。
しかし、抜群の知名度を誇るバーバリーとの差はあまりにも大きい。同社が立ち上げ直後の昨年8月、30〜50歳の男女約2000人に知っている英国ブランドを3つ挙げるよう質問したところ、マッキントッシュと答えた人はバーバリーの28分の1しかいなかった。同社もそれは自覚しており、広告宣伝に多額の費用をつぎ込んだものの、3カ月後の10月時点でも18分の1にとどまった。
さらに、コートなどの「重衣料」が主体のため、暖冬にも足を引っ張られた。
....巻き返しを図るべく、7月にはバーバリーでは行わなかった半期に1度のセールに初めて乗り出す方針だ。固定客獲得にも努め、18年には200億円の売り上げ目標を掲げる。
.....
同社は「ロンドン」が順調に育てば、18年12月期に営業利益50億円への回復を見込めるとしている。しかし、計画達成には新ブランド育成だけでなく、徹底した構造改革も欠かせない。(井田通人)
http://www.seichoukigyou.com/大きすぎた「バーバリー」の穴が埋まらない /


4. 2016年8月04日 13:24:52 : vWH0Fy7bYc : mIoLdZotStw[16]
なんだかなー、庶民には全く関係ない話でどうぞお好きにって感じですね。

5. 2016年8月06日 21:13:40 : 0KqoVHGsTQ : @7k0cx1I@Yo[-1097]

250人の大リストラ
バーバリーを失って大幅赤字の三陽商会 現場関係者が明かす蜜月崩壊の真相

【関連ワード】
バーバリー

2016.08.04


アパレル大手の三陽商会は、7月29日、2016年12月期の業績予想を修正し、最終的なもうけである純損益を2月時点の3億円の黒字から95億円の赤字に引き下げた。また、業績不振のため、全社員の2割弱に当たる約250人の希望退職者を募り、不採算ブランドを休廃止すると発表した。同社の低迷は、1965年に輸入販売を開始して以来、50年間、蜜月関係にあったイギリス・バーバリー社とのライセンス契約を、15年6月に終了したことによる。

 高級化路線を進めるバーバリー社の中枢は、三陽商会が本来のブランドの半値以下で展開するディフュージョンライン(普及版ブランド)「バーバリー・ブラックレーベル」と「バーバリー・ブルーレーベル」に否定的だった。また、ライセンスではなく直営展開に切り替えることで、さらなる収益アップを望んだことが契約終了の大きな理由だ。

 そうした大局での動向はさておき、ブラックレーベルやブルーレーベルの商品を縫製していた工場や販売員など末端の現場にいた人々は、この結果を以前から予想していたという。

「『まずいな』と思ったのは、安室奈美恵が結婚会見(97年)でブルーレーベルのスカートをはいていたのをきっかけに爆発的に売れ始めた時期の、少し後からです」(縫製工場営業)

 ブルーレーベルが売れた理由は、本家バーバリーよりもカジュアルでポップなデザインで、なおかつ安かったから。そのため、工賃もかなり抑えられていた。しかし、工賃以上のクオリティを求められ、三陽商会と手を切る工場が出始めたという。

「スカートを作るにしても、凝ったデザイン、仕様にすれば、その分、工賃も高くなります。例えば、バーバリー社が求めるクオリティに達するには8,000円の工賃がかかるとしますよね、でも、三陽商会は価格を抑えるために4,000円で作ってほしいという。そこでまず行き違いが生じるんです。それでもなんとかお付き合いしようとしていましたが、もし何か問題が生じたら、こちらが責任を負わなければいけない。これでは割に合いませんよ」(同)

 それでもブランドに勢いがある時は、縫製工場や製造業者が次々と後釜になろうと手を挙げた。しかし、工賃は大衆向け商品程度なのにハイブランド並みのクオリティを要求されて疲弊し、次第に手を引いていった。

 また、ライセンス契約を結んだブランドのオリジナルの製品を作る際は、当然ライセンス元の許可が必要になる。しかし、ブラックレーベルやブルーレーベルの中には、バーバリー社の許可を取らずに作られて店頭に並んだ商品もあるという。

「数カ月ごとに、バーバリー社の店頭チェックが入るんです。その時、会社から『〇〇と〇〇を店頭から外せ』と指示があって、その商品をストック(倉庫)の見えない場所に隠すんです。ライセンス契約を結んだ正式な店舗なのに、なんでこそこそしなきゃいけないんだと、みんなで話していました」(元販売員)

 そんな状況の中、販売員の間では「この店、大丈夫なのか?」と不安の声が上がっていたという。

 販売員と作り手側の意欲の低下、そして、低価格を望む消費者とラグジュアリー化を望むブランドとの意識の食い違い。一時の勢いを失ったブラックレーベル、ブルーレーベルは2000年前後から次第に売り上げを落としていったというが、そうしたちぐはぐな運営下にあるブランドが低迷し、大本の本社から見切りをつけられるのは当然だったのかもしれない。

「バーバリーが三陽商会を介さずに直接店舗を運営することになっても、協力したいという商社や百貨店は多いでしょうね。しかし、高級ブランドが望む『店舗での手厚い接客』を求めるのは、都心に住む一部の顧客だけです。地方に住む人たちは、わざわざ車に乗ってショッピングモールの店に行くより、スマホを使って通販サイトで買う方が、はるかに楽ですからね。また、東京に住む人と地方に住む人では、求めるものが違います。もちろん、ブランド力と昔からのファンのおかげで、一定の売り上げは得るでしょう。しかし、日本の事情を理解しないと、本国イギリスほどの人気は得られないでしょうね」(某ブランドスタッフ)

 三陽商会は、バーバリーに代わり、同じイギリスの「マッキントッシュ」と組み、日本市場に特化した新ブランド「マッキントッシュロンドン」を15年秋冬から展開している。しかし同ブランドの認知度は低く、売り上げが計画を下回るなど苦戦が続いている。今後、巻き返しを図っていくようだが、少なくとも、末端の人々が不安に襲われない運営をしてほしいものだ。


結局、人気があったのはあのチェック柄
h ttp://www.cyzowoman.com/2016/08/post_21177.html

結局被害を被るのは下請け工場の末端レベルの従業員になってしまう

[32初期非表示理由]:担当:要点がまとまっていない長文が非常に多いので全部初期非表示


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