★阿修羅♪ > 経世済民115 > 398.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
減産合意の実効性に疑問 上値が重くなった原油相場(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/16/hasan115/msg/398.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 07 日 09:52:17: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

減産合意の実効性に疑問 上値が重くなった原油相場
http://diamond.jp/articles/-/106909
2016年11月7日 芥田知至 [三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員] ダイヤモンド・オンライン


 原油相場は上値が重くなっている。国際指標であるブレント原油は、9月のOPEC(石油輸出国機構)臨時総会での加盟14カ国全体の産油量を日量3250万〜3300万バレルに制限する決定を受けて、上昇傾向で推移した。

 10月10日には、ロシアのプーチン大統領によるOPECとの生産協調に前向きな発言を受けて、1バレル当たり53.73ドルまで上昇した。その後、50ドル台での推移が続いていたが、10月末にかけて50ドルを割り込んだ。

 11月30日に予定されているOPEC定例総会では、国別の産油量など減産の詳細が決定されることになっているが、その協議が難航するとの観測が強まっている。

 10月23日には、OPEC第2位の産油国であるイラクのルアイビ石油相が、減産に消極的な姿勢を示した。同国は、過激派組織「イスラム国」との戦闘に資金が必要だとして、内戦などの影響で産油量が抑制されているナイジェリアやリビアと同様に、減産の対象国から除外されるべきだと主張した。

 また、OPECが国別の産油量を決定する際に参照する産油量推計値の妥当性に対して、イラクの実際の生産量よりも過小評価しているのではとの疑問も呈した。

 こうした中、OPECは、28日にオーストリア・ウィーンで専門家会合を開催し、減産の詳細をめぐって協議したが、イランが合意事項からの除外を要請したこともあり、意見の一致は得られなかったとされている。29日には、非OPECのロシア、アゼルバイジャン、ブラジル、メキシコ、カザフスタン、オマーンも会合に加わり、「有益で建設的な」話し合いだったとされるが、具体的な成果は乏しかったとみられる。

 今後、11月25日に、再びOPECの専門家会合が開催され、減産の詳細が協議される見込みだ。11月30日以前にOPECと非OPECの会合も再び開催されるようだ。しかし、各国の立場は対立しており、議論は容易ではない。

 また、仮に何らかの合意ができても、実際にそれが順守されるのか、実効性が疑問視されるものと思われる。

 一方、ベースメタルの代表である銅の相場は、1月をボトムに上昇し、3月に高値を付けたが、その後は一進一退が続いている。10月上中旬は、米利上げ観測などを背景にドル高が進み、ドル建ての商品価格の抑制要因になったことや、9月の中国の銅輸入が減少したことを受けて、弱含んでいた。

 下旬には、LME(ロンドン金属取引所)指定倉庫の在庫が減少傾向で推移する中、中国需要の持ち直し観測などから、投機的な買いが集まったようだが、先行きの見方は分かれている。

(三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員 芥田知至)

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民115掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民115掲示板  
次へ