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どんな酒でもたくさん飲めば悪さをする 可能なことから実践したい「節酒法」(WEDGE)
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/264.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 12 月 27 日 14:19:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

どんな酒でもたくさん飲めば悪さをする 可能なことから実践したい「節酒法」
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8523
2016年12月26日 佐藤達夫 (食生活ジャーナリスト) WEDGE Infinity


 この欄の担当編集者から「宴会シーズンなので『お酒の飲み方』というテーマなんて、どうでしょうか?」というアドバイスをちょうだいした。このテーマは、いつかは書かないといけないとは思っていたのだが、「最も書きたくないテーマ」である。とりわけ、現在は疾病を持っていない「健康人」に対しては、きわめて無意味な(こちらからすると「むなしい」)アドバイスになる可能性が高いからだ。

 基本的に、私たちの健康にとって飲酒は好ましい習慣とはいえない。にもかかわらず人は(私たちは)なぜお酒を飲むのだろうか? その理由なら10でも20でもあげることができるが、一言でいえば「解放されたい」からではないだろうか。ふだん私たちは、社会的、家庭的、心理的、肉体的等々、様々な制約の中で生活している。お酒を飲むと、そういうことから(一時的に)解放されて楽しくなる。

 平たくいえば「ヤなこと」を忘れるために飲む、という一面がある。その「ヤなこと」の中には「健康に気をつけて飲食する」ということも含まれているだろうと推測する。なので、「健康にいいお酒の飲み方」というのは、そもそも矛盾する概念なのではないか・・・・。

 ということで気が進まないのだが(笑)、ほぼ毎回ここに書いてあるように、もし「少しでもお酒の飲み方を改善したい」というビジネスパーソンがいたら、以下に書かれているものの中から「実行できそうなこと」を1つでも2つでも試してみてほしい。将来のあなたの健康に貢献するはずだから・・・・。

■「いい酒」と「悪い酒」があるわけではない

 最初に、飲酒習慣の健康への悪影響は摂取する「純アルコール量」による。その量は人によって異なるのだが、基本的に濃い酒(ウイスキーのストレート等)なら少量でも悪影響が出るし、薄い酒(ビールなど)なら多少は飲んでも影響が少ない。

 こう書くと「ウイスキーは悪酔いしやすく、ビールはしにくい」かのように聞こえるかもしれないがそうではない。純アルコール量は[アルコールの濃度(○度あるいは○%)×量(○gあるいは○ml)で計算できる。たとえば、ビール(5%程度が多い)を中ジョッキ(500mlくらいとして)で飲むと[5%×500ml=25ml]。25mlをグラムに直すと(アルコールは水よりも軽いので)[25×0.8=20]となり、純アルコール量は約20g。一方、ウイスキー(40%程度が多い)をダブル(だいたい60ml)で飲むと[40%×60ml=24ml]。同様に[24×0.8=19.2]となり純アルコール量は約19g。

 両者はほとんど同じで、どちらがよくてどちらが悪い、という話にはならない。

 つまりは「どんな酒でもたくさん飲めば悪さをする」と肝に銘じよう。今のところ「酒の種類の違いによる健康への影響の差」は、ほとんど報告されていない。たとえば「糖質を含む日本酒を飲むと糖尿病になりやすいけど、糖質を含まない焼酎なら糖尿病になりにくい」などという証拠は、ない。

■いわゆる「チャンポン」は避ける

 チャンポンというのは、ビール・日本酒・ワイン・焼酎・ウイスキー等々、多種類のアルコール飲料を次々に飲むこと。昔の人はチャンポンをすると悪酔いする(1種類なら悪酔いしない)といって、避けるようにしていたようだが、これには根拠はなさそう。つまり、1種類の酒でも大量に飲めば悪酔いはする(し、健康にもよくない)。

 ただし、チャンポンは飲むたびに「口当たり」が変わるので、飽きずにダラダラと飲み続けることになりがち。逆に、1種類(たとえばずっとビール)だけだとやがて飽きてくる。大量に飲酒するリスクを減らすためにはチャンポンを避けることが好ましい。

■家ではビールか日本酒、外ではワインかウイスキー

 これは「酒の種類」による差ではなく「飲み方」の違い。その場の雰囲気にもよるが、ビールや日本酒はお互いに「注ぎ・注がれ」ということが多いために、外で大勢で飲んでいると自分で飲んだ量がわからなくなる。逆に、家で飲むときには「何本飲んだ」と計算がしやすいため、けじめがつく。

 ワインやウイスキーは、外で飲んでいても自分のペースで飲めるので「注がれて飲みすぎる」ということが比較的少ない。ただし、家で飲んでいると「何本目」と数えにくいので、ダラダラと飲みすぎてしまうことになりがち。

■安いお酒よりも高いお酒を

 これはもう「財布との相談」なのだが・・・・。安いお酒を大量に飲むのは学生(あるいはごく若い人)に任せよう(だからといってけっして無理に勧めてはいけない)。ビジネスパーソンはある程度以上の価格のお酒を適量飲むようにしたい。

 前者の代表は甘めのサワー。糖分や香料のおかげで口当たりがいいし、財布も痛まないのでドンドン入ってしまう。後者の代表は高めの赤ワイン。うんちくを傾けながらチビリチビリと飲めば、体にも財布にも優しい(白ワインも高級日本酒も同様)。

■宴会以外では「飲み放題」の店は避ける

 大人数の宴会は、様々な経済状態や嗜好の人が参加するし、幹事さんの手間も大変なので、「2時間飲み放題」の店になってしまうことが多いのは、やむを得ない。しかし、ビジネスパーソンが少人数で飲むときには飲み放題の店は止めよう。食事も酒も話題も、一定レベル以上にして楽しみたい。飲み放題の店では、普段それほど飲まない人でも、なぜかツイツイ飲みすぎてしまうというのが「人間のサガ」。

 間違っても「酒の上での失態」などしないように。昔(団塊の世代?)ならいざしらず、飲み過ぎによる失態は、健康にも出世にも取り返しのつかない事態を招くだろう。

■飲酒機会(回数)を減らす!

 ビジネスパーソンが実践可能でかつ効果も期待できる「飲酒方法」を何点かあげたが、いずれも、飲み会に突入してしまってからではなかなか実行しづらいことであることも確か。なので、結局は、健康のためには「外で飲む機会を少しでも減らす」しか方法はない(「家飲み」では、過度の飲酒になる危険性が「外飲み」よりもぐっと低くなる)。

 また、若いうちは飲酒の悪影響が肉体的にも精神的にもなかなか表面化しにくい。しかし、そのツケは中高年以上になって回ってくる可能性が高い。明らかに健康を崩して受診したときに、上に書いたようなことを医師から言われたら、それは「アドバイス」ではなく「治療」である。「できることから実行するほうがいい」などという生やさしい状況ではなく「守らなければならない」事態となる。

 最悪(?)の場合は禁酒を言い渡される。お酒の好きな人が禁酒など守れるわけはないので、飲酒を続けて致命的な疾病を招くことになりかねない。そうなる前に(医者から禁酒を言い渡される前に)ここに紹介したような「節酒」を、若いうちから心がけよう。


 

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